小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月22日
国保料の引下げについて
2015年6月22日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「国保料の引下げについて」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 川畑正美 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 21番 川畑正美
3項目めの質問を行います。国保料の引下げについて質問します。今年の第1回定例会において、新交付金の活用について国民健康保険に関して、保険料の軽減対象となる被保険者の所得の把握が必要で、前年の所得が確定する5月でないと試算できないため、保険者支援分は2014年度の決算見込みと同額の1億2,380万円を計上しているとして、2015年度の保険料算出に当たっては、新たに交付が予定されている保険者支援分の拡充分や国民健康保険事業運営基金の残高なども考慮し、保険料の上昇の抑制に努めると答えております。2015年度の医療分と後期高齢者支援金分を合わせた1世帯当たり平均の国民健康保険料は10万6,345円と、前年度より854円の減少となっていました。保険料の決定に当たっては保険者支援分の拡充分が算入されていると思いますが、想像以上に高い保険料となっています。2015年度の国の保険者支援分は総額で1,700億円が拡充され、被保険者1人当たり約5,000円の財政改善効果があるとしています。また、さきの臨時会では、保険者支援分を2014年度の実績に照らした場合の拡充金額は約2億500万円との答弁でした。2015年度の小樽市の国保料決定に当たって、保険者支援分の拡充分は算入されているのでしょうか。算入されているとすれば、その額は幾らですか、お知らせください。その拡充分が算入されても、保険料を引下げできない条件でもあったのでしょうか、説明願います。また、現在の基金残高は約1億6,000万円でありますが、これもあわせて活用すれば1世帯1万円の国保料は引き下げられるのではないですか。市長の見解を求めます。国保料の高騰は、1984年度に国保財政の50パーセントだった国庫負担を23パーセントにまで抑制したことが原因です。国保の基盤強化というなら、国庫負担の引上げが不可欠です。定率国庫負担を増やさなければ保険料高騰は避けられません。市長の対策についてお聞かせください。以上で、第3項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、国保料の引下げについて御質問がありました。初めに、保険者支援分の拡充分につきましては、平成27年度の国民健康保険料を決定する際に、26年度と比べ、約2億1,600万円が増額になるものと見込んで試算をしております。次に、国保料が引下げできなかった条件につきましては、保険料のうち後期高齢者支援金分については、納付する支援金の額が減少したことから、1世帯当たりの平均保険料は26年度と比べ、1,696円下がりました。しかし、医療分については歳出で保険給付費が26年度と比べ、約1億2,500万円増加する見込みとなった一方で、歳入では北海道の調整交付金が約1億6,600万円の減額の見込みとなったため、保険者支援分の拡充分だけでは収支不足を賄うことができない見込みとなり、1世帯当たりの平均保険料は842円上がりました。このため、医療分と後期高齢者支援金分を合わせた1世帯当たり保険料は、854円の減額にとどまったところであります。なお、北海道調整交付金の減額につきましては、平成24年度の制度改正により、国の療養給付費の定率負担割合が34パーセントから32パーセントに引き下げられるとともに、都道府県調整交付金の割合が7パーセントから9パーセントに引き上げられました。国の減額分の2パーセントについては26年度までは経過措置で道の調整交付金として従来どおり市町村に配分をされてきましたが、27年度からは都道府県単位の共同事業の拠出金が交付金を上回る市町村に優先的に配分する北海道の方針が示されているため、現時点では小樽への配分が見込めないものとして保険料の試算をしております。次に、国民健康保険事業運営基金を活用して国保料を引き下げられるのではないかとのことですが、この基金は急な保険給付費の増加などで収支不足が発生した場合、その財源に充てるなど国民健康保険事業の健全な運営を確保するために設置したものであり、基金を保険料引下げに充当することは安定的な国保財源の運営に支障を来すおそれがあるため、適当ではないと考えております。次に、国庫負担割合の引上げにつきましては、さきの臨時会でも答弁を申し上げたとおり、これまで国保の財源負担については新たな保険者間の財政調整制度の創設や国の三位一体の改革による都道府県との負担の見直しなどが行われてきましたが、公費負担割合50パーセントとの基本的な考え方は確保されているものと認識をしております。しかし、医療費水準が高く、所得が低いという本市をはじめ、北海道の実情は変わりありませんので、それらに着目した財政支援の強化については引き続き北海道市長会等を通じて要望をしてまいりたいと考えております。