みんなの議会

小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月4日

(1)子育て支援について/(2)ドリームビーチ協同組合の海の家の違法設置問題/(3)屋外広告物・看板の安全確保について

2015年3月4日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「子育て支援について」「ドリームビーチ協同組合の海の家の違法設置問題」「屋外広告物・看板の安全確保について」について質問し、市長 中松義治、福祉部長 三浦波人、医療保険部長 藤井秀喜、建設部長 工藤裕司が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 中松義治、福祉部長 三浦波人、医療保険部長 藤井秀喜、建設部長 工藤裕司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 新谷とし

初めに、子育て支援について質問します。子供の医療費無料化拡大についてです。市長は、市長選の公約で人口減対策を最重要課題に掲げています。私は、第3回定例会一般質問で、人口増対策の一つとして、「小樽に住んで安心」のために子供の医療費助成の拡大を求めました。人口を維持するのに必要な合計特殊出生率は2.08ですが、OECD報告書、世界の社会政策の動向では、子供を持っても所得が減らない措置など、子供の直接費用の減少が出生率に影響していると報告されています。日本の出生率の低さの原因に、晩婚化と未婚率の高さがありますが、2013年度に内閣府が実施した家族と地域における子育てに関する意識調査では、「若い世代で未婚・晩婚が増えている理由」として「経済的に余裕がないから」が47.4パーセントで2位、子ども・子育てビジョンに係る点検・評価のための指標調査によると、「将来的に子どもを(さらに)持つと考えた時の不安」では、「経済的負担の増加」が70.9パーセントと最も大きくなっています。小樽市の出生状況を見ると、2012年の出生数は646人、合計特殊出生率は1.08で全国1.41、北海道1.26に比べても低い状況ですから、合計特殊出生率引上げの施策が急がれます。そのためにも、子供の医療費無料化を進め、経済的負担を軽減すべきです。全国保険医団体連合会、保険医協会が2010年と2012年に実施した患者受診実態調査では、主に患者の経済的理由から半年の間に治療を中断、中止する事例があったと回答した医療機関は、医科で2010年の33.6パーセントから2012年には49.6パーセントに増え、歯科では2010年の51.3パーセントが2012年には64パーセントに増えています。この調査は年齢別調査ではありませんが、医療費無料化対象外の子供にも当てはまるものです。小樽市では、このような子供の治療の中断の実態を把握していますか。全国的に見ると、ここ数年間で各自治体において、市民の運動を背景に子供の医療費無料化が急速に広がっていて、2013年4月現在で中学校卒業まで助成している市区町村は、入院で72.9パーセント、外来で56.7パーセントです。現在、北海道の子供の医療費に対する助成は、通院で就学前まで、入院で小学校卒業までですが、所得制限と、市町村民税課税世帯の3歳以上児は1割負担、3歳未満児及び市町村民税非課税世帯は初診時一部負担金があります。2014年4月1日現在、全道主要10市において、北海道と同一基準は小樽市、釧路市、室蘭市の3市のみで、他市は初診時一部負担金の助成、又は年齢拡大などを実施しています。3市以外の市の直近の子供医療費助成状況、2012年における合計特殊出生率をお知らせください。市長は、第3回定例会での私の質問に対し、検討を約束しましたが、その後どのような検討を行っていますか。小学校卒業までの医療費無料化は2014年、小貫議員の一般質問で4,000万円の予算上乗せで実施できることを確認していますが、子育ての経済的負担を軽減する上でも、また、成長期における子供の受診抑制で子供の身体の健全発達を阻害することがないように、国に無料化拡大を求めつつ、小学校卒業までの子供の医療費助成拡大を求めます。いかがですか。次に、水族館の入館料助成についてです。子育て中の世代で困っていることは、子供を遊ばせるところがないということです。小樽公園のこどもの国の遊園地、小動物園がなくなり、今、近くに子供が遊べる祝津マリンランドもあるおたる水族館が喜ばれているようです。おたる水族館の個人入館者数は増加しているようですが、ここ3年間の個人の入館者数を区分ごとにお知らせください。おたる水族館は、ワモンアザラシの世界で初めての人工繁殖、釧路湿原にのみ生息するキタサンショウウオの人工繁殖に成功するなど、北海道の希少種保護・繁殖に力を入れており、学習にも役立ち、子供から大人まで楽しめます。しかし、子供が幼児、小学生2人の5人家族の場合、入館料、駐車場代を合わせると5,000円ほどにもなり、安月給ではそうそう行けない、もう少し安くしてほしいとの声も聞きます。年間パスポートの割引もありますが、それほど利用できない子育て世帯もいます。道内の水族館では、市立室蘭水族館の入館料は大人300円、中学生以下は無料、稚内市ノシャップ寒流水族館は一般500円、小・中学生100円、年間パスポートは科学館・水族館共通で一般は1,000円、小・中学生300円です。市立室蘭水族館は遊具もあり、芝生ではピクニックシートを広げて休憩でき、インターネットによる口コミでは、「小さな水族館なのに満足度高し」「幼児のパラダイス」など、評判が高く、年間入館者はここ9年連続で10万人を超えています。おたる水族館もインターネットによる口コミでは、小樽市の観光名所46件中2位で「落ち着く老舗の水族館」など評判は大変よいのですが、先述したように子育て世帯にとって料金がネックになっています。おたる水族館は第三セクターで小樽市も出資していることから、小樽市が小樽市在住の子供料金を補助するなどできないでしょうか。次に、子ども・子育て支援新制度の小規模保育事業について伺います。子ども・子育て支援新制度では、ゼロ歳から2歳児を対象とする19人以下の小規模保育事業への給付の創設がされました。また、厚生労働省は、認可を目指す施設に対しては、認可保育所への円滑な移行を支援するよう、待機児童解消加速化プランによる取組を開始しており、内閣府は「新制度では、認可基準を満たす施設が原則として認可される仕組みが導入され、こうした取組みにより認可施設が増加することが期待されます」としています。国が小規模保育事業を進めることに対して、小樽市内の認可外保育施設から説明を求める要望が上がっていたにもかかわらず、小樽市は説明会を開きませんでした。なぜなのか、理由をお聞きします。小規模保育事業を希望している認可外保育施設の一つに、張碓にあるかもめ保育園があります。かもめ保育園は、保育の質の高さ、特色ある保育、障害児も健常児も一緒に成長する保育はテレビで放映になり、感動を呼びました。この内容が日本のみならず、世界にも発信され、昨年は他市の議会などの視察が相次ぎました。かもめ保育園に入園させ、小樽の自然が子育て環境によいと小樽市に移住してきた世帯は2014年で9世帯、小樽市の人口増にも一役買っています。一般の子供を受け入れる小樽市の認可外保育施設は、2005年の9園から2014年4月1日現在5園に減っている中で、かもめ保育園は1986年以来、持続し、NPO法人にもなり健闘しています。2014年10月1日現在、45人の園児を保育、3歳未満児は12人で人数の基準は満たしています。2013年12月にまとめた小樽市子ども・子育て支援アンケートの中間報告を見ると、「子育てに影響すると思われる環境」に「保育所」と回答した方は33.3パーセント、「教育・保育の事業を利用している理由」は「子どもの教育や発達のため」が60.9パーセントと最も高い数値です。この点でも、かもめ保育園はその大きな役割を果たしています。しかし、保育料が高くて入れたくても入れられないという方も多いのが実態です。新制度を受け、石狩市では、認可外保育施設の希望を取り入れ、小規模保育事業施設として認可し、3歳児以上の認可外保育施設と複合の保育所として新年度からスタートします。また、北見市でも小規模保育事業の認可に向けた認可外保育施設の取組があります。小樽市の認可保育所のゼロ歳から2歳児の待機児童数は、2015年2月1日現在、ゼロ歳児は36人、1歳児は9人、2歳児は6人、計51人にもなっています。小樽市は、小樽市子ども・子育て支援事業計画の中で新制度の特定地域型保育事業、小規模保育事業を記載しているにもかかわらず、確保方策の中に入れていません。新制度に基づき、かもめ保育園だけではなく、小規模保育事業を希望し条件が満たされる認可外保育施設は、市の認可とすべきではないですか。市長の見解を伺います。次に、ドリームビーチ協同組合の海の家の違法設置問題について伺います。ドリームビーチの海の家の違法設置は11年間にわたって建築基準法に違反してきたという報道が相次ぎました。小樽市は、おたるドリームビーチと隣接する銭函海水浴場の組合の仮設建築物の設置申請を受け付けていますが、銭函海水浴場組合とドリームビーチ協同組合に対する許可期間はどのようになっていますか。また、二つの組合は、毎年、小樽市に許可申請を出していたのですか。建築基準法に基づくと、海の家は夏季のみの許可です。土地利用の占用許可を出すのは北海道ですが、北海道はドリームビーチ協同組合には1年間の許可をしていると聞いています。ドリームビーチ協同組合の言うままに、海の家に対して1年間の許可をしてきた北海道の責任も大きいと考えます。他の都府県では、法律に従わない海の家は強制撤去をしているケースもありますが、市が提示している3月末の撤去期限を守らない場合は、どのような措置をするのか伺います。次に、屋外広告物・看板の安全確保について伺います。札幌市の飲食店の看板が落下し、通行人に被害を与え、今も意識不明の状態という事故は、大変大きな衝撃です。歩行者の安全を確保するため、看板が落下することがないようにしなければなりません。小樽市は、2月20日、屋外広告物の安全管理の徹底について広告主や管理者に、事故防止のため定期的な安全点検を実施し、適切な維持・管理を徹底し、異常が見られた場合には速やかに改修や撤去など適切な措置を行うよう求めています。小樽市は、小樽市屋外広告物条例により、広告物に関するルールを定め、屋外広告物を表示、設置するときは原則として市長の許可が必要です。さらに継続許可を申請する際には、屋外広告物点検結果報告書を提出しなければなりませんが、これまでに市が報告を受けた件数と報告状況をお知らせください。また、小樽市は報告書どおりに実施されているのかをどのように点検するのか、伺います。今回の事故を受けて函館市、北見市はビルの看板を緊急点検するとのことですが、小樽市もその必要があるのではありませんか。以上、再質問を留保して質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えします。初めに、子育て支援について御質問がありました。まず、子供の医療費無料化拡大についてですが、子供の治療中断の実態につきましては、本市では把握しておりません。次に、北海道と同一基準である3市以外の子供の医療費助成の状況につきましては、まず札幌市では、給付対象を中学生の入院まで拡大しているほか、就学前は初診時一時負担金のみの自己負担としております。函館市では、小学生の外来のほか中学生の外来及び入院、旭川市は小学生の外来、帯広市は就学前は全額助成、市民税非課税世帯の小学生は入院・外来とも全額助成、北見市と苫小牧市は、いずれも就学前は初診時一部負担金のみ、江別市は入院のみの初診時一部負担金のみとなっております。また、2012年の合計特殊出生率につきましては、札幌市が1.11、函館市が1.17、旭川市が1.24、江別市が1.08であり、帯広市、北見市、苫小牧市については公表されておりません。次に、第3回定例会以降の検討状況につきましては、人口対策庁内検討会議におきまして、各部から人口対策事業案が出された中で検討すべき事業項目の一つとして位置づけたところであります。次に、小学校卒業までの子供の医療費無料化につきましては、国の責任において制度を創設すべきと全国市長会などを通じて国に要望をしているところであります。また、本市における子供の医療費の助成拡大については、小樽市人口対策会議の検討結果や財政負担なども考慮し、最終的に判断してまいりたいと考えております。次に、水族館入館料金についてですが、まず、ここ3年間の個人入館者数につきましては、平成23年度は大人16万5,188人、小・中学生3万363人、幼児2万2,935人、24年度は大人18万1,734人、小・中学生3万2,245人、幼児2万4,925人、25年度は大人18万9,783人、小・中学生3万3,800人、幼児2万5,512人となっております。次に、水族館の中学生以下の子供料金補助につきましては、市全体のさまざまな施策や民間事業者への影響などを考えていかなければならないため、水族館の入館料だけに補助することはできないものと考えております。次に、小規模保育事業についてですが、まず小規模保育事業に関する説明会を開催しなかった理由につきましては、平成27年度からの子ども・子育て支援新制度への移行に関して、本市では、既存の保育施設で保育需要は満たされていると考えていたため、新たな保育施設の参入を想定した説明会を開催しなかったものであります。次に、小規模保育事業の認可につきましては、認可基準に関する審査のほか、本市の保育の需給状態を基に判断してまいりますが、このほど取りまとめた小樽市子ども・子育て支援事業計画では、今後、保育施設の不足は想定されないことから、当面新たな認可は考えていないものであります。次に、ドリームビーチ協同組合の海の家の違法設置問題について御質問がありました。まず、ドリームビーチ協同組合、銭函海水浴場組合の仮設建築物の許可期間についてですが、ドリームビーチ協同組合は1年、銭函海水浴場組合は2か月となっています。また、仮設建築物の許可申請については、両組合とも毎年提出されております。次に、3月の撤去期限が守られない場合の措置につきましては、許可に付した条件が履行されない場合は、違反建築物の是正措置として許可申請者に対し、除却の勧告を行うこととします。次に、屋外広告物・看板の安全確保について御質問がありました。まず、点検結果報告を受けた件数と、報告状況についてですが、条例を施行した平成24年7月1日から今年1月末までの間に点検結果報告を受けた件数は246件であり、全ての施設で異常なしとの報告がありました。また、報告内容については、申請者から提出される広告物の取付け状況などのカラー写真を確認することにより点検を行っております。次に、屋外広告物の事故を受けての緊急点検の実施につきましては、国土交通省から2月18日付けで屋外広告物許可を受けた申請者に対する安全点検の実施についての通知があったことから、全申請者に対する文書による注意喚起のほか、設置から10年を経過する広告物の申請者に対して、安全点検の実施と結果報告を要請したところであります。なお、市独自の点検の実施につきましては、現在、検討しているところであります。(「議長、21番」と呼ぶ者あり)

再質問 21番 新谷とし

再質問いたします。最初に、子育て支援の立場から子供の医療費の無料化拡大についてです。今後、小樽市人口対策会議又は人口対策庁内検討会議で検討されるということは、北野議員の質問に対しての答弁でも伺っております。まず、改めて市長の認識を伺いたいのですけれども、出生率の低さというのは若い世代の経済的負担への不安が要因となっているというのは、政府の調査でも明らかです。ですから、若い世代の経済的負担を軽減することが、人口増対策としても、子供の心身の健全な発達のためにも必要なことです。2006年、日本医師会は「子ども支援日本医師会宣言」を行って、その一つとして「子どもが育ちやすい医療環境の充実」を掲げ、「乳幼児医療費助成制度の拡充」や「15歳までの医療費1割負担の実現」などを積極的に取り組むことを宣言して、その後も一貫して拡充を求めています。受診抑制ですが、日本医師会の釜萢常任理事は、今、子供の貧困が大きな社会問題となっており、その中でも国民全体で子供を守り、育てる環境づくりとして子供の医療費助成制度の拡充は非常に重要です、病院の窓口負担が気になって病気の子供が受診できないという事態は何としても避けなければならないと話しております。こういうことからも、子供の医療費無料化の拡大は必要で、これは今、検討中といいますけれども、改めて市長の認識を伺います。それと、小樽市は、子供の治療の中断の実態を把握していないということでしたけれども、これはぜひ、今後、医師会などの協力を得て調査をしていただきたいと、このように要望いたしますが、いかがでしょうか。それから、検討中ということですので、子供の医療費の年齢拡大、内容拡大、それを前提に検討をしているのかどうか、その点について伺います。それから、小規模保育事業についてです。国の制度改正で小規模保育事業が打ち出されているのに、認可外保育施設に対する説明会を持たないこと自体問題です。子ども・子育て支援新制度は、消費税10パーセント引上げを前提としていたものですが、昨年11月19日に消費税引上げは先送りされたけれども、予定どおり施行するという通知が内閣府から北海道経由で来ているはずです。ですから、説明を求めたかもめ保育園、たしか11月だったと思いますけれども、ここだけではなくて、ほかの認可外保育施設にも説明するのは当然ではないでしょうか。石狩市は今回、認可外保育施設に対して小規模保育事業を認めましたけれども、職員が各施設に出向いて説明をしていると、このように聞き取りをしております。江別市は、2014年5月に認可外保育施設に対して、小規模保育事業に移行できますと声をかけて説明をしております。ここは小規模保育事業として2施設が条例制定後に認可を受けたいと希望して、この4月1日からスタートするということです。千歳市も昨年6月に説明会を開いております。このように近隣の市では説明会を開いたり、声がけをしているのに、小樽市は説明会を求められているにもかかわらず説明会を開かない、子育て支援どころか法に逆行するようなやり方ではないのでしょうか。それから、認可の点ですけれども、この間、旭川市では2014年から意向調査をして、2015年1月末まで7園と認可が大きく進んでいます。恵庭市、千歳市、江別市など、他の市では認可基準を示して申請を受け付けております。市長は、先ほど御答弁で、保育施設の不足は想定されていないからやらないのだと言いましたけれども、今、待機児童がいますよね、2月1日の時点で、銭函保育所もゼロ歳児は5人、1歳児1人の待機児童がおりますし、認定こども園桂岡幼稚園は、待機児童ではないですが、ゼロ歳から2歳児はほぼ定員になっています。市内の民間の認可保育所は、かなり定員オーバーで受け入れております。これが正常な形なのでしょうか。かもめ保育園に特化しますけれども、毎月、入園希望者がおります。しかも、小樽市に移住してきている人、先ほど9世帯と言いましたけれども、もっと増えているそうですが、小樽市の人口増に寄与している貴重な存在だと思うのです。ですから、こういう希望している施設には、今、待機児童も発生しているわけですから、申請を受け付けて認可をすべきだと考えますが、いかがでしょうか。それから、ドリームビーチ協同組合の海の家の違法設置問題ですけれども、先ほど吹田議員からもいろいろ質問がありましたが、建築基準法違反とわかっていながらなぜ1年の許可を出していたのか、もっと詳しい説明を求めます。代々、違法なことと知りながら引き継いできたのは大変大問題です。そういうことで、この問題は、どうも不可解な点が多いのですけれども、違法とわかっているのであれば、撤去費用にお金がかかるから猶予しますと、一定の猶予は必要ですが、11年間も同じ猶予で来たということは非常に問題です。どうしてこういうふうになったのか、もう少し詳しく説明をお願いいたします。それから、広告物の問題ですけれども、国土交通省からの通知では、ただ広告主や設置者の責任においてするのではなくて、たしか文書の受付だけでなくて、実際に専門家などを連れて調査をしなさいという、そういう通知が来ておりますね。「今般の事故等を踏まえ、貴自治体において、屋外広告物の設置・管理に関する安全点検について、強化に向けた取組」として、「許可申請時に添付される安全点検報告書に記載された内容について、現地で確認することとする。(安全点検の技能を有する者と同行するなど)」、こういうふうに書かれております。ですから、市職員がそういう技能を有する人と一緒に行って確認しなければならないのではないですか。書類だけではだめなのではないですか。この点について伺います。

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

小規模保育事業にかかわる再質問でございますけれども、まず1点目は、小規模保育事業に関する説明会が開催されていなかったということでございますが、他都市の例を今回出されましたけれども、恐らく他都市については、それぞれの市の保育の需給状況が異なりまして、例えば小規模保育事業をもって拡大をしていかなければならないような事情を抱える自治体であれば、これは積極的に小規模保育事業者を募集するというようなことも必要性が出てまいりますので、そうしたことで説明会を開催しているのではないかと思います。小樽市に関しては、市長の答弁でもございましたように、保育の需給状態からして認可保育所あるいは小規模保育所の拡大といいましょうか、そちらの必要性が考えられないということで、説明会については積極的にはしていないという状況でございます。それから、銭函保育所の入所待ち児童がいるというようなことでございますが、確かに現在あるのですけれども、これは主に年度途中の入所申込みに対応するために必要になる保育士の年度途中の確保というのがなかなかうまくいかずに、それが理由で入所待ちになっているという状況がございます。そもそも国が想定している待機児童の考え方とは、また少し想定が異なっておりますので、この問題については早急に、こういった事情で入所待ちが発生しないように取り組んでいかなければならないとは思いますけれども、そちらが排除されれば銭函保育所でも十分入所が可能ということで考えております。あと、小規模保育事業の認可をすべきということでございますけれども、昨日も民主党・市民連合の斎藤博行議員の再質問にも答弁いたしましたが、そもそもこの新制度での小規模保育事業の位置づけというのは、認可保育所の拡大がなかなか難しいという、ハードルが比較的高い、運営基準あるいは設備基準のハードルがあって、なかなか全国的に進んでいかないということで、ややその基準を下げた小規模保育事業というものを今回新たに設けたと。小樽市については、現在、保育の需給状態からしてそういった必要性がないというようなことで判断をしているところでございます。あと、その説明が非常に足りないのではないかということでございましたけれども、小樽市のいろいろな事業計画等の進め方については、子ども・子育て会議というのを設けて平成25年からスタートして、都合8回会議を開催しておりました。ここには14人の委員がいらっしゃるわけですけれども、その中にも認可外保育施設を代表するということで、今回お話のあった施設の代表者の方も代表として1人参加していただいておりますので、小樽市のいろいろな考え方の推移というのは極めてリアルタイムに近い形で事業計画の策定に向けての動きというのは御理解いただけていたのではないかというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)

新谷議員の再質問にお答えいたします。子供の医療費の無料化の拡大について3点ほど質問がありました。最初の子供の貧困化といいますか、各種アンケート調査結果からも出ているということで私どももそういう部分の影響は少なからずあるということでは受け止めてございます。先ほどの市長答弁にもありましたとおり、今、人口問題の庁内、庁外の検討会議の中で、議論の俎上にも上げておりますので、その中でいわゆる2番目の質問、年齢の拡大だとかいろいろな中身の部分についても含めて検討することになると思います。3番目の治療中断の調査のことですが、これも庁内の検討会議等の中で、実際にこの部分を実施した場合の財政上の問題だとかいろいろ出てきますので、そういう部分で必要に応じて調査するということもあるかとは思いますけれども、今の段階ではまだ検討中ということですので、やるとかやらないとかという話はその庁外、庁内の検討会議の中で議論の一つになるかというふうには考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 工藤裕司(建設部長は2015年3月まで)

まず、ドリームビーチの違法期間が長期にわたったことについては、私どもとしても大変反省して、大変申しわけなく思っております。長期にわたった理由といたしましては、期間の設定あるいは是正計画を求めなかった、これらのことから長期間にわたったものと考えており、今後につきましては許可条件の履行を強く求めていきたいと考えております。もう一点、屋外広告物の関係でございますけれども、先ほど議員の聞かれた例につきましては、独自の対応の例ということで記載されていると思っておりますが、市としては、先ほど市長からもお答えしましたけれども、現在10年以上の古いものから現場確認等の点検を進めてまいりたいと、そのように考えております。(「議長、21番」と呼ぶ者あり)

再々質問 21番 新谷とし

再々質問いたします。まず、子供の医療費無料化拡大についてです。市長は、人口増対策の一つとして子育て支援を挙げているわけです。子育て支援になるような施策を市が行っていかなければならない、それを小樽市人口対策会議あるいは人口対策庁内検討会議において、医療保険部みずからこの子育て支援が人口増対策として必要だということを示していかないと、判断のしようがないのではないですか。ですから、これを前提にして検討していかなければならないのではないでしょうか。それから、小規模保育事業です。他市は拡大をしていかなければならない需給事情があるのだということでしたけれども、それをしっかりと調べたのですか。それに比べたら小樽市は間に合っているから必要性がないということですけれども、これも人口増に逆行する考え方です。かもめ保育園に特化して悪いですけれども、ここがよくて小樽市外から本当にたくさんの方が小樽市に引っ越してきているのですよ。転入してきて、人口増に役立っているわけです。こういうことも踏まえ、しかも国の制度改正ですから、これにのっとってやっているというのが、他自治体の進め方なのです。ですから、国の制度として必要ないというふうに判断するのはおかしいと思います、実際に待機児童が発生しているわけですから。先ほど言いました銭函保育所については、保育士が確保されると間に合うのだと言いますけれども、定員以上に待機児童が発生しているのは確かではないですか。小規模保育事業は19人が上限ですから、何人でも入ってくるということではないですから、かもめ保育園で小規模保育事業を認めることによって、既存のほかの施設にそれほど影響するというふうにも考えられないのですよ。そうではないですか。そして、市内の民間の保育施設は、超オーバーで受け入れているわけですよ。私はこれは正常な形ではないと思うのです。やはり国の制度として始めたものですから、これに従って進めていただきたいと、このように思います。それと、広告物です。10年以上のものは点検するということですけれども、小樽市職員がその専門家の方と一緒に行って、じかに調べるということでよろしいのですか。その点について伺います。

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

新谷議員の再々質問にお答えいたします。他都市の状況についてですけれども、全ての市を調べたわけではございませんが、例えば札幌市、旭川市あたりでは事業者の募集などをしております。それから、銭函保育所の定員を超えているというお話でございますけれども、国では定員の弾力化によって子供を受け入れることができるというものがございます。いわゆる定員の弾力化でございます。当然、際限なくということではございませんで、保育室の面積などによって制限はかかりますけれども、これは基本的に定員を超えることがすなわち悪いことではないということでございます。あと、市内の保育所でも確かに入所待ちが出ております。今年度については年度途中の入所希望に対して保育士の確保ができにくい状態になっているということでございまして、これまで全然想定されていなかった事案が昨年の後半ぐらいから出てきておりますので、何としてもこれは解消しなければいけないというふうに考えております。あとは、国の制度として必要ではないのかということでございますけれども、国の通知を見ましても、小規模保育事業などの認可等についての考え方といたしまして、その市で保育の需要が充足されていない場合には、審査基準に適合している場合に認可するということにもなっておりますので、ここは御意見が平行線になっているかもしれませんが、今回の保育士不足ということは置いておかせていただきますけれども、保育需要がおおむね満たされているということで、小樽市としては小規模保育事業に対する認可の必要性は極めて少ないということで考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)

新谷議員の再々質問にお答えします。医療保険部としては、人口対策庁内検討会議で人口問題についてもこれは寄与するだろうということで提案した結果、この庁内検討会議の中で議論する項目の中の一つになったということでございますので、医療保険部として市長なりに提案をしない中でぽっと出たということではございませんので、私どもの提案の中で、こういう形で検討会議の中で位置づけられたということでございます。ただ、必要性もありますけれども、産業振興による働く場の創出だとか生活環境の整備だとか、ほかのポイントもございますので、そのトータルの中で、財政上の問題とかいろいろな問題の中でどういうふうにして最終的にその結論というものが出るのかという部分については、今後の検討の中でいろいろなことが議論されるのではないかというふうには考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 工藤裕司(建設部長は2015年3月まで)

広告物の再々質問にお答えします。議員の例示であります安全点検の技能を有する者というのは、あくまで例示ということでございます。市としましては、建設部に建設技術の専門職がおりますので、それで対応してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月4日 議事録 PDF(151ページ) 間違いを知らせる