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小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月3日

除雪問題について

2015年3月3日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「除雪問題について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 高橋克幸

次に、除雪問題について伺います。まず、空き家の危険な雪問題についてであります。4年前、清水町で空き家の屋根から大量の雪が滑り落ちて、前面の幹線道路をふさぎ、一時通行止めとなりました。バスの運行にも影響があったようであります。ただ、幸いなことに人身、物損事故などはありませんでしたが、この道路は通学路でもあり、もし子供たちがここを通っていたら大変な事故になっていたことは間違いないと思われます。先日、他の地域で空き家からの落雪による隣家の物損事故があり、大変な状況であったようであります。また、傾いている隣家の屋根の雪を危険回避のため、自費で雪おろしをしている方からの相談もありました。ここ数年の小樽市内の空き家の状況は増加傾向のように感じますが、このような落雪による市民からの相談件数、内容について把握していましたらお示しください。先ほどの例のように管理されていない空き家について、今後、市内の人口減少に伴い、増加するものと推察されます。また、その影響により事故や危険性の増加が考えられるところであります。さらに、個人情報保護法により、情報が得られないことにより問題が解決しづらい環境にあると思われ、このような空き家の雪による問題は今後の大きな課題の一つであると思いますが、どのように認識されているのか見解を伺います。さて、民家の空き家については当然所有者の責任でありますが、危険性のある場合、市からの注意喚起や所有者に連絡がとれない場合の緊急避難的な最低限の措置の検討や影響の大きい幹線道路付近や通学路周辺での危険な空き家の雪の見回りや市民からの情報収集も必要と考えますが、これらについてどのように対策を実施されているのか、また課題や問題点についてと、さらに空き家対策の関連法による今後の空き家の危険な雪問題の対策について市長の見解を伺います。次に、貸出しダンプ制度についてであります。本市は、道内でも比較的多雪地域であり、地形的に山坂が多く道幅が狭いため、冬道状況は厳しい環境にあります。このため、市民が安心で快適な生活を送るためには、除排雪の対策が重要となっています。今年度につきましては、昨年度と同様に積雪が多く、除排雪については補正予算を追加する状況であり、今後の積雪状況が懸念されています。そういう中にあって、長年継続されてきた貸出しダンプ制度は、冬の市民生活にとって定着してきた有効な制度であります。この貸出しダンプ制度は昭和54年度から町会などが行う排雪作業に市が費用負担したダンプを無償で貸し出す制度であり、この制度の目的は生活道路の排雪を行う際に町会等の排雪費用の軽減を図るものとされています。そこで、この制度について何点か伺います。平成25年度の状況で、この制度の実施件数、使用ダンプ台数、ダンプの借上金額についてお示しください。また、この制度の直近5年間についてどのような状況なのか、特徴も含めお答えください。次に、貸出しダンプの契約について何点か伺います。貸出しダンプについては、四つのダンプトラックの組合と契約を締結していますが、町会などがこの制度の申込み及び抽選後、市は四つの組合にどのような基準でダンプを手配されるのか。また、積載量やダンプ単価について、その契約内容についてもお示しください。懸念される点として考えられるのが、ダンプや積込み重機の不足についてであります。最近の建設業の状況を見ますと、公共事業の削減や建設工事減少が続いた時期に建設業界では業務の縮小や廃業に伴い、ダンプや重機等、除雪に関連する機器が減少傾向にありましたが、本市ではどのような状況なのか、ダンプ組合の台数の推移や新規参入の状況について把握していましたらお示しください。以前、この本会議で質問した不適切な排雪については改善されているものと思いますが、道路以外の排雪やダンプの排雪積載量が業者によって違いがあることなどについてはどのようにチェックされているのかお答えください。また、排雪に当たっての関係課の連携強化はどのように進められてきたのか見解を伺います。以上、5項目めの質問を終わります。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、除雪問題について御質問がありました。初めに、空き家の危険な雪問題についてですが、まず空き家からの落雪による市民からの相談件数と内容につきましては、過去3年の落雪の相談件数は、平成23年度80件、24年度62件、25年度97件であり、主な相談内容は「道路に落雪した」、また「落雪しそうで危険である」「隣の家の屋根から落雪したら建物が損傷するかもしれないので指導してほしい」などであります。次に、管理されていない空き家の問題につきましては、空き家はあくまでも個人の財産であり、個人の責任において管理すべきものであることから、行政としての対応には限界があると考えております。また、迅速性が求められる落雪対応において、所有者の連絡先の調査や死亡している場合の相続人の調査に時間を要したり、所有者の高齢化や金銭的な理由などにより十分な管理が行われないという現状もあり、多くの課題があると認識しております。次に、空き家の雪問題への対策等につきましては、落雪パトロールなどにより危険な空き家の把握に努めており、危険性のある場合の措置としては、落雪注意の看板設置やロープの設置による注意喚起を行うなど対応しているところであります。また、空き家については所有者を特定し、指導することが必要でありますが、所有者の氏名や連絡先が不明な場合があることから、今後、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、固定資産税情報をどのように活用することができるかについて検討してまいりたいと考えております。次に、貸出しダンプ制度についてですが、まず直近5年間の実績とその特徴につきましては各年度の実施件数、ダンプ台数、借上金額の順でお答えいたします。平成21年度は365件、1,807台、約7,000万円、22年度は408件、2,354台、約9,000万円、23年度は394件、2,259台、約1億円、24年度は433件、2,838台、約1億2,000万円、25年度は461件、2,962台、約1億4,000万円となっており、いずれも年々増加傾向にあります。次に、四つの組合へのダンプの手配につきましては、町会側で手配する積込み重機を保有する業者は1社を除きダンプも保有しており、いずれかの組合に加入していることから、その組合にダンプの派遣を依頼しております。そのダンプを保有していない業者の場合は町会に組合を選んでいただくこととしております。次に、積載量や運搬単価の契約内容につきましては、4トンダンプ1台の積載量は5立方メートル、10トンダンプの積載量は14立方メートルと換算しております。また、運搬単価については、排雪現場から雪捨場までの距離に応じて平成26年度ではタイヤドーザ積込みで4トンダンプは1立方メートルにつき320円から850円、10トンダンプは1立方メートルにつき330円から660円で契約をしております。次に、ダンプ組合の台数の推移や新規参入の状況につきましては、平成24年度から26年度までの3か年では24年度は登録台数が179台で新規参入は4社、25年度は登録台数が171台で新規参入は5社、26年度は登録台数が189台で新規参入は1社であります。次に、排雪作業のチェックにつきましては、建設部の職員が全ての現場ではありませんがパトロールを実施し、申込書に記載された箇所以外の排雪を行っていないか、ダンプの積載量が適正であるか、未登録の積込み重機を使用していないかや排雪現場と雪捨場の間のダンプの運搬時間などを確認しております。さらに、これらの確認項目と翌日組合から提出される排出作業伝票との突き合わせを行い、チェックしております。次に、排雪に当たっての関係課の連携強化につきましては、貸出しダンプによる排雪の日時、場所、雪捨場などの情報を担当である建設部庶務課から雪対策課に提供するとともに、各除雪ステーションにも通知しております。また、救急車、消防車などの通行に支障が生じないよう消防本部にも同様の情報を提供し、関係各課の連携に努めております。

出典:小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月3日 議事録 PDF(87ページ) 間違いを知らせる