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小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日

(1)人口減少対策について/(2)子供の貧困対策について/(3)就学援助について/(4)北海道新幹線開業に向けた課題について

2014年12月10日、小樽市議会の一般質問で、林下孤芳議員が「人口減少対策について」「子供の貧困対策について」「就学援助について」「北海道新幹線開業に向けた課題について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、副市長 貞村英之、総務部長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
林下孤芳 議員
答弁者
市長 中松義治、教育長 上林猛、副市長 貞村英之、総務部長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 林下孤芳

一般質問を行います。まず、人口減少対策について伺います。第3回定例会の総務常任委員会で、人口対策庁内検討会議を設置し、全庁挙げて人口減少の要因やこれまでの取組の整理を行い、今後の人口対策としての施策の方向性や事業の取りまとめを行うとの説明がありました。また、官民による小樽市人口対策会議を設置して、意見の取りまとめをすることも示されております。私どももこの間、小樽市の人口減少対策は重要な課題として、幾度となく取り上げてきました。国においても、人口減少は我が国の将来を危うくする重要な課題との認識の下に、子育て支援や地方自治体が独自の判断で政策に生かせる一括交付金などの財源支援策を講じてきましたが、東日本大震災の影響や政権交代などもあり、厳しい状況が続いています。政府は、地方創生担当大臣を置き、まち・ひと・しごと創生本部を立ち上げ、人口減少対策や地方創生に向けて動き出しました。長年にわたる地方経済の停滞と過疎化の流れに対しては、竹下政権のふるさと創生事業から始まり、歴代の政権でも取り組まれてきましたが、今日に至るまで成果がないままに地方の人口減少は加速度的に進み、今、多くの自治体が消滅すると言われる重大な危機を迎えています。石破担当大臣は、何でも地方自治体の支援をすることにはならない、やる気があるところ、ないところを一緒にしたら全体がだめになる、これからは小さな市町村にも官僚や大学教員、民間のシンクタンクからも人材を派遣して、地方自治体のシティ・マネジャーとする構想を明らかにしています。これが政府の本音であるとすれば、小樽市が取り組んでいる人口対策会議の結論にも影響を与えかねないことになります。政府主導のいわば上からの視点で進めようとする地方の創生は、これまで失敗の連続であったように、地方の声が本当に生かされない限り、人口減少はますます深刻なものとなると思いますが、市長はどのような受け止め方をしているのでしょうか、伺います。私も、地方自治体で人口減少に一定の歯止めをかけ、若者が地元に定着している事例に注目してきました。さきの新聞報道によれば、道内の合計特殊出生率が平均で1.25なのに対し、えりも町は1.90、別海町は1.86、共和町1.81、日高町1.80などとなっていますが、各町に共通しているのは、いずれも収入が高く、安定した雇用が地元にあることであります。道外においては、和歌山県印南町で、大学や民間事業者等と連携して、昨年、メガソーラー発電を稼働させ、町有地の借地代などの歳入増加を実現しています。同じ県の串本町でも、市民発電を10月に稼働させています。これらの事例に共通するのは、エネルギーもお金の流れも地産地消を実現したことであると紹介されています。また、道北の下川町では、町の基幹産業である林業を中心に雇用の場を確保してきましたが、平成10年、下川産業クラスター研究会を設立し、循環型森林経営を進める中で、森林バイオマスエネルギーを段階的に取り入れて、現在は町の公共施設の6割にバイオマスエネルギーを供給しているほか、農業用のビニールハウスや温泉施設にも供給し、利益の半分は施設の拡充金、残りの利益は子育て支援事業として、人口減少にも一定の成果が現れているとのことであります。バイオマスエネルギーの分野では、さまざまな開発が進み、地域の資源を活用したバイオコークスなど、大変効率的なエネルギー源も開発されています。こうした技術を他市に先駆けて導入し、稼働させれば、エネルギー負担の軽減のみならず、経済的な地産地消が実現することになります。小樽市の人口減少を食い止め、出生率を高めるには、全国的な事例を見れば明らかなように、地元で安定した雇用と賃金水準を高めるほかになく、こうした事例を小樽市としてどのように受け止め、人口対策会議に反映をしていく考えなのか、市長の所見を伺います。次に、子供の貧困対策について伺います。政府は、子供の貧困対策に関する大綱を今年の8月29日に閣議決定しましたが、子供の貧困率は2012年の集計によると16.3パーセントで、過去最高となっています。子供の貧困対策は、子供の将来が生まれ育った環境により左右されることなく、世代を超えて貧困が連鎖することのないようにするのが狙いであり、経済的事情などで満足な教育や生活支援を受けられない子供のために、教育、生活、保護者の就労、経済的支援などが重要な施策として有識者検討会議でも議論され、答申がなされたとのことであります。政府が取りまとめた大綱にもかかわらず貧困率を下げる数値目標は盛り込まれず、家計の安定を支えるための現金給付も見送られ、失望が広がっています。特に、ひとり親家庭の母子世帯は、パート、アルバイトなど非正規雇用が半数以上で、年収は全国平均でも181万円と極めて低く、複数の仕事をかけ持つダブルワークやトリプルワークを余儀なくされている実態があります。厚生労働省は、これまでこうした負担の大きいダブルワークを自宅での副業に切り替えれば、子育て中のシングルマザーも仕事と育児を両立できるとして、在宅での仕事に必要な技術を習得する支援事業を行ってきました。その実績は5年間で170億円にも達しているにもかかわらず、打切りを決めました。ひとり親家庭等の在宅就業支援事業評価検討会の報告書によると、事業の意義は認めながらも、費用対効果が低く、このままの形で事業を継続するのは妥当ではないとされております。北海道の在宅就業支援事業は、ひとり親に加えて障害者にも拡大し、4年間で1,231人が受講して一定の成果があったと評価し、岩見沢市の担当者も「受講者はIT技術が向上して仕事に生かせており、自信にもつながっている。有意義な事業だった」とコメントしています。在宅就業支援事業は、本来、子育てをしながら副業として収入を確保することが目的で始められた事業であります。ダブルワーク、トリプルワークではなく、一つの仕事で安定した収入が得られる正規雇用につながる支援策が必要だと思いますが、市長は、このたびの厚生労働省の在宅就業支援事業の打切りの判断は子供の貧困率の改善やひとり親家庭の自立につながるとお考えでしょうか、所見を伺います。私は、小樽市で子供の貧困を少しでも改善するために、以下の提言をいたしますので、市長の見解をお示しください。まず一つ目として、これまで北海道の在宅就業支援事業については、周知が進んでいなかったと思いますが、現在利用できる制度をひとり親家庭に十分周知し、相手方が制度を理解するだけでも支援の可能性が広がると思います。いかがでしょうか。二つ目として、ひとり親家庭等日常生活支援事業は、厚生労働省の通知により、NPO法人などにも委託が可能になっているので、社会福祉協議会やファミリーサポートセンターなどに事業を委託して、事業の運営を検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。三つ目として、国家資格などの取得を支援する高等職業訓練促進給付金等事業は、看護師だけでなく保育士などにも適用されることを周知することや、准看護師の資格取得にも対象を拡大することは可能とされていますが、活用できませんか。四つ目として、ひとり親家庭に限らず、生活困窮者への就労支援策の適用を拡大できませんか。次に、就学援助について伺います。生活が苦しい家庭の小・中学生に、学用品や給食などの費用を市町村が補助する準要保護の就学援助で、対象者を減らす事例が全国的に相次いでいるとの報道がなされております。もともとは国の補助金であったものが、地方分権や三位一体の改革の名の下に、税源移譲と地方交付税措置と引換えに、全て市町村の予算で措置する仕組みに変わり、市町村の財政力などによって援助の対象に大きな差が出る仕組みがあり、当初から就学援助のハードルが上がるのではないかと心配されていましたが、それが現実になりつつあるとのことであります。文部科学省は政府に対し、新たな対策を求めたことから、改善の期待もありましたが、現在は新たな対策も検討されないままに、さらなる格差の拡大が心配されています。安倍政権の経済政策で雇用も拡大し、賃金も上昇しているとの発表とは裏腹に、親の所得は低下し、軌を一にして就学援助を受ける子供は全国的に急増し、6人に1人が対象となっているとのことでありますが、北海道では25パーセント、4人に1人が対象となっているとの報告もあります。全国学力・学習状況調査の分析でも、就学援助を必要とする子供の多い学校ほど、平均正答率が低いとされております。来年4月から施行される生活困窮者自立支援法でも、生活困窮家庭の子供を対象とした学習支援事業で、費用の半分を国が補助する方針を打ち出しましたが、これは任意事業であり、実施主体である福祉事務所設置自治体が実施するかどうかで、さらに学力に差が出ることが考えられます。昨年できた子どもの貧困対策の推進に関する法律の理念は、子供の将来が生まれ育った環境で決まってしまうことのない社会を実現するとなっていますが、現実には理念に逆行し、新たな格差が拡大していることがデータ的にも示されております。そこで、次の点について、教育長の見解を伺います。まず一つ目として、小樽市における就学援助を受けている割合と動向についてお示しください。2番目として、家庭の経済力と子供の学力は比例することが全国学力・学習状況調査の分析で明らかにされていますが、この結果に対する見解を伺います。3番目として、国の制度改正や法律の制定によって、子供の教育環境のレベルが低下したり地域間で差が生じることがあってはならないと思いますが、教育長はどのようなお考えか伺います。次に、北海道新幹線開業に向けた小樽市の課題について伺います。北海道新幹線は、2016年3月開業に向けて着実に準備が進められておりますが、私は、これまでも終着駅となる新函館北斗駅には現在のJR函館駅より多くの利用者が見込まれていることから、小樽市にもその経済効果を最大限に引き出す対策が求められていることを訴えてまいりました。北海道は、今年9月に新函館北斗駅をおりた利用者が道内各地に向かう乗り継ぎの交通手段の需要を探る調査を実施していますが、函館駅へのアクセスの改善やJR札幌駅への輸送力の改善などが中心となり、後志地域への2次交通の充実は置き去りにされる不安がありました。こうした情勢を踏まえて、5月21日に、後志総合振興局は、小樽市をはじめ後志の各自治体や商工会議所等121団体で北海道新幹線しりべし協働会議を設立し、リゾート列車の誘致や2次交通の整備についての検討を始めたとのことであります。既に、小樽市、余市町、積丹町、倶知安町、ニセコ町の観光協会とJR北海道、北海道中央バスで構成される北後志・ニセコエリア広域観光推進懇談会が観光誘致に向けた活動をしていると報じられていますが、この間の各種講演会の中でも、学識経験者や交通の専門家からも、新函館北斗駅から後志・小樽に向けた都市間バスの有効性が示されたと伺っているところであります。北海道新幹線開業まで1年3か月余りに迫っている現在でも、後志・小樽方面へ直通で乗り入れる交通手段はほとんどなく、リゾート列車や貸切りバスの活用を否定するものではありませんが、毎日定期運行され、住民に信頼され、誰にでも利用できる、基本となる2次交通の具体的な姿を今すぐにでも示す必要があります。これが遅れれば遅れるほど、経済効果は期待できなくなります。現在でも小樽市民や後志管内の住民から利便性の改善が求められている小樽・後志経由函館行きの都市間バスの想定をした場合、利用者が定着し、採算ベースに乗るまでは少しの時間が必要となることが想定されますが、そのことが運行の開始の障害になるとすれば、その間は道や市町村が分担して補助できれば、必ず経済効果となって還元され、管内の住民にとっても新幹線効果を受ける手段として活用できると思います。何より人の動きを活性化することによって、地域の魅力が再認識されることは間違いありません。今年の11月9日には札幌延伸に向けた昆布トンネルの安全祈願式も行われ、10.4キロメートルの掘削が始まり、建設工事関係者の増加などによって、後志管内はかつてない人の動きが続くと思われますが、公共交通の整備はほとんど改善されておりません。札幌-函館間の室蘭経由の輸送力と比較しても、その差は歴然としており、何としてもまずは函館と後志管内・小樽市を直結する都市間バスを走らせる必要があると考えますが、市長の所見を伺います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

林下議員の御質問にお答えいたします。初めに、人口減少対策について御質問がありました。まず、政府が進める地方創生につきましては、人口減少に歯止めをかけることや潤いのある豊かな生活を営むことができる地域社会の形成などを目指すことを目的とするもので、具体な事業はこれからとなるものの、地方公共団体向けの自由度が高い交付金の検討などもなされていると聞いております。これまでも、国のまち・ひと・しごと創生本部では、全国知事会や全国市長会との意見交換が行われてきたものと認識しておりますが、いずれにいたしましても国と地方の役割分担の下、地方の自主性を尊重する適切な方策の検討が進められるよう期待しているところであります。次に、再生可能エネルギーの取組と人口対策につきましては、それぞれの自治体で地域の特性を生かして独自の取組を行っていることに関しましては、まちづくりの参考になるものであります。本市におきまして、再生可能エネルギーとの関係で人口・雇用対策を考えていくことは、自然条件などの面で課題は多いと思いますが、地産地消の視点で人口・雇用対策を検討していくことは重要であると考えております。次に、子供の貧困対策について御質問がありました。まず、国の在宅就業支援事業の打切りに関する所見につきましては、国は本年8月に、ひとり親家庭等の在宅就業支援事業に関する報告書をまとめておりますが、今後の在宅就業支援のあり方については、これまでの取組事例から蓄積されたノウハウを基に、事業実施方法の見直しを図りながら、ひとり親家庭への就業支援策を進めるとしており、子供の貧困率の改善等に寄与する施策となるよう期待しているところであります。次に、ひとり親家庭が利用できる制度の周知につきましては、市のホームページや広報紙、くらしのガイド、離婚届の受付時にお渡しする案内チラシなどへも掲載しておりますが、引き続き周知に努めてまいりたいと考えております。次に、ひとり親家庭等日常生活支援事業をNPO法人等へ委託して実施すべきとのことでありますが、本市では、これまでひとり親家庭からの相談の中で本事業への要望がなかったため実施しておりませんが、引き続き、ひとり親家庭のニーズを把握してまいりたいと考えております。次に、高等職業訓練促進給付金等事業が保育士資格の取得に関して適用されることの周知につきましては、ひとり親家庭が利用できる制度の一つとして引き続き周知してまいります。また、准看護師資格への適用につきましては、本市では正看護師資格を対象としておりましたが、今後、准看護師資格についても検討してまいりたいと考えております。次に、生活困窮者への就労支援策の拡大につきましては、平成27年4月から生活困窮者自立支援法が施行され、本市でも新たに自立相談支援事業を実施しますが、この事業で就労支援員を配置して、就労に向けた支援を実施する予定であります。また、このほかに、すぐに就労が困難な生活困窮者に対しては、日常生活の改善や社会生活自立訓練などを行うことで、就労に結びつける就労準備支援事業を実施する予定であります。次に、北海道新幹線について質問がありました。函館と後志・小樽を結ぶ都市間バスの必要性についてですが、開業効果の波及・拡大には道南地域との2次交通網の充実・強化が必要であり、今後、市町村や経済団体などで構成する北海道新幹線しりべし協働会議で2次交通などについて協議されることになっていますので、都市間バスも含め、後志地域が開業効果を最大限に享受できるよう、オール後志で取り組んでまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

林下議員の御質問にお答えいたします。ただいま、就学援助について御質問がありました。まず、本市の小・中学校において、準要保護家庭に対する就学援助を受けている児童・生徒の割合と傾向についてでございますが、平成24年度は23.8パーセント、25年度は23.0パーセント、26年度は11月1日時点で22.5パーセントと、ほぼ横ばいの傾向となっております。次に、家庭の経済力と子供の学力は比例するとした調査結果についてでございますが、文部科学省の平成25年度の全国学力・学習状況調査において、家庭状況と児童・生徒の学力等の関係について分析するために、全国の小・中学校から839校を抽出し、子供への接し方や子供の教育に対する考え方、教育費等について調査をしており、その結果として、両親の学歴や家庭の所得などの社会・経済的背景の指標が高い児童・生徒のほうが各教科の平均正答率が高いという相関関係が見られたものの、一方では家庭の社会・経済的背景の指標が低いからといって、必ずしも全ての子供の学力が低いわけではないと報告されております。私は、これまで本市の子供たちの学力を向上させるためには、教職員の指導力の向上と家庭での学習規律の定着を図ることが重要であるとして、指導力の向上に向けては、秋田大学教授を招いての公開研究授業や実物投影機の導入、樽っ子学校サポート事業などの取組を進めてまいりました。また、家庭での学習規律の定着を図る目的として、音読運動や学校図書館司書の配置による読書活動の推進などを行ってきており、このような取組を着実に行うことで、経済的背景の指標にかかわらず、子供たちの基礎学力の定着を図ることができるものと考えております。次に、国の制度改正や法律の制定にかかわる見解についてでありますが、今回、文部科学省においては、子供の貧困対策の一環として、新たな経済的支援や学習支援などの助成事業を概算要求していると聞いておりますが、ただいま申し上げましたとおり、本市においては、これまで子供たちの学力向上に向けてさまざまな取組を行ってきておりますので、今後、国の助成事業の内容を検証するとともに、既存の事業との整合性などについて検討し、効果的な事業の運営を行い、本市の子供たちの基礎・基本の定着に努め、教育レベルの向上を図ってまいりたいと考えております。(「議長、16番」と呼ぶ者あり)

再質問 16番 林下孤芳

2点だけ再質問させていただきます。人口減少対策については、基本的には市長の認識も、私どもの認識も変わってはいないと思うのですけれども、私は、私どもの会派も含めて、バイオエネルギーだとか、そういったことを提起して、市長の見解はやはり地域の資源が十分でないという判断であります。このことについては、確かにそういう面もあろうかと思いますけれども、小樽の状況を考えますと、本州と比較して最も大きなハンデとなるのは、積雪寒冷でエネルギーの負担が非常に大きい、このことがやはり言われているのではないかと。これを逆手にとるわけではありませんけれども、何とか雇用と、それから負担の軽減につながるような施策があれば、人口減少対策に一定の効果が出せるのではないかと、こういう立場でいろいろと話をさせていただいております。例えばバイオコークスは、近畿大学が最近、研究成果を発表して、実証実験も始まっておりますけれども、これは例えばお茶がらであるとか、コーヒーのかすであるとか、あるいは牧草からでもこういったものがつくれるということが既に実証されておりまして、こうしたものは本当に早く地域が手を挙げれば実現が可能ではないかという立場で話をさせていただいておりますので、ぜひそういった立場で市長にも検討していただければ非常に効果が出てくるのではないかと考えております。それともう一つには、2次交通の関係で、私もずっとこの問題を取り上げてまいりまして、私だけが焦っているのかなという感じも多少ないわけではないのですけれども、2次交通をきちんと定着させるには若干時間がかかる、今までの例からいっても、やはりまずは住民にしっかり利用されて信頼される、定時性だとか、定期性とか、安全性というものが信頼されて、住民に利用されて初めて広く国民の間にも2次交通としての位置づけがなされるものだと考えております。そういったこともありまして、オール後志という考え方は十分に、市長の立場も理解はできるのですけれども、後志の各町村ではやはり並行在来線の課題というのがあるものですから、どうしてもバス転換といったものに悪いイメージがあって、都市間バスの役割というのは認めつつも、なかなか各町村長は言い出しにくいのではないかと私は理解しております。ただ、20年後の対策を議論するよりも、今、目前に迫った対策をしっかり立てるという意味では、やはり市長として何とか役割を果たしていただきたい。小樽市はクルーズ客船の誘致でも非常に頑張って、非常に経済効果もあったと理解しているのですけれども、やはりそれにも多くの時間と労力、そしていろいろな投資をしてきた、そういう結果であると理解しておりますから、ぜひ開業効果を最大限小樽に引っ張ってくるためには、何とか小樽市がその先頭に立って動いていただいて、一日も早くやっていただくということに御尽力を願えないかという点で再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。

答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)

林下議員の再質問にお答えいたします。私からは、2次交通のことについて答弁いたします。函館地域からここまでのバスの定期運行ということですが、進めるのはいいにしても、どのぐらいの需要があるか、そこら辺をまだ捉えていないというところもありまして、確実に需要があるのであれば、当然民間でやることでございますから、民間からも声が上がるのでしょうけれども、今のところ全く上がっていない状態でございます。今後、どのような人の流れになるか、きちんと見極めながら、そこら辺のところは重々頭に置いておりますので、後志管内全体としてもどのようにしていくかということで検討することになっておりますので、忘れているわけではございませんので、よろしく御理解願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)

林下議員の再質問にお答えいたします。人口減少対策についてお尋ねがございまして、雇用につながるエネルギー政策ということでのお尋ねだったかと思います。確かに、エネルギーを利用いたしまして、地産地消などを通じて雇用対策に結びつける、大変重要な視点であるというふうに考えておりますけれども、やはりエネルギーに関しましては、その初期投資に大変高額な費用を要するという問題がありますし、また、例えばバイオマスで申し上げますと、酪農だとか、林業だとか、その地域の産業構造とのかかわりなどもあるかと思っております。それから、採算性の問題になりますと、やはりその地域の持つ自然環境といったことも考えていかなければならない、大変大きな課題ではないかというふうに思っております。ただ、私どもといたしましても、CO2 の削減の問題ですとか、例えば現在で言いますと電気料金の値上げの問題、原発の問題などから、自治体としてもやはりエネルギー問題にはかかわっていかなければならないというふうには思っておりますけれども、費用の問題もございまして、一自治体でかかわっていく、大変難しいとは思っておりますが、中・長期的な視点で取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。(「あとは、予算特別委員会でやらせていただきます」と呼ぶ者あり)

出典:小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日 議事録 PDF(102ページ) 間違いを知らせる