小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日
小樽の少子化対策について
2014年12月9日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「小樽の少子化対策について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。
- 質問者
- 中村岩雄 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 中村岩雄
第4回定例会に当たり、一新小樽を代表して質問させていただきます。まず、小樽の少子化対策について、何点か伺います。小樽市の直面している最も深刻な問題は、少子高齢化に伴う人口減少です。現在、日本は少子化にとても苦しんでいます。戦後の高度経済成長を支えた団塊の世代をピークに出生率は徐々に低下し、大家族の形態は崩れていきました。さらに、20年前のバブルの時期、人々は自分たちの楽しむ時間を最優先し、自分の生活を犠牲にしてまで結婚して子供を育てることを望まない時期がありました。しかし、バブル崩壊後、今度はデフレの波が押し寄せ、経済的格差が広がりました。余裕のある生活は不可能になり、娯楽にお金を費やすことなどできなくなり、生きていくことだけで精いっぱいな人たちがあふれてきました。特に、若い人たちは安定した収入を得られず、自分の生活だけでも困難であり、家族を養う自信さえ失うようになりました。そうしたさまざまな要因なども絡み合い、非常に深刻な少子化問題が生み出されてきたように感じます。このままでは、日本は衰退の道を進むのみとなり、早急な対策が必要となってきました。私たちの住むまち小樽では、都市部よりも急激な少子超高齢化が進み、一刻の猶予も許されない状況です。早急かつ長期的な対策が必要です。そのためには、人々が安心して生活できること、つまり、ここ小樽でやりがいや生きがいのある仕事につき、家族とともに安定した楽しい生活ができなければなりません。また、小樽に移り住みたいと思ってもらえる環境をつくる。安心して子供を産み、自然豊かで充実した医療・教育環境で子育てができ、安定した収入が得られ、温かい触れ合いのあるまちを目指すことが目標です。そのためには、医療機関、特に産科や小児科の充実が必要であり、今回のような小樽協会病院産科の休止に関しては、北海道の未来を考えていない行動と考えられ、早急な対処が必要でしょう。この件に関しては、一般質問で後ほど成田議員より質問があると思います。北海道が京都府を抑えて、訪れたい都道府県の1番になりました。その中でも小樽市は魅力のあるまちとして人気があります。それにもかかわらず、少子高齢化と人口減が他の地域より進んでいます。もっと私たち小樽人が小樽市の本当の魅力を認識して、観光に行きたいまちから一歩進めて住みたいまちへ進化させるために何が必要なのか考えることが重要です。そのためには、行政の思い切った行動が必要であろうと考えます。例えば、小さな子供がいる人は、市民税などの減額をしていく。子供3人なら半額、子供4人なら全額免除など検討してはどうでしょうか。また、小樽で起業したいと希望する人には中古物件などを用意し、短期間、事務所として無料で賃貸するなど、起業をバックアップするシステムをつくっていくのはどうでしょうか。御所見を伺います。平成26年10月24日の新聞に、北海道人口減少問題対策本部が初会合を開き、骨子案を取りまとめたという記事が記載されていました。それによると、道内では農林水産業に従事する人の割合が高い自治体ほど合計特殊出生率が高い傾向にあること、また、観光業が盛んな自治体では若者が定着し、女性が子育てと仕事を両立しやすい環境づくりにつなげることが重要とされ、さらに人口減について、道庁内の関係部局が連携して取り組むため、11月に全庁から職員を集めて、同問題を専門に扱う部署を設置することを明らかにしたという内容の記事であります。小樽市でも8月に人口対策庁内検討会議を立ち上げ、さらには11月に貞村英之副市長や小樽公共職業安定所長、小樽商工会議所や子育て支援団体の関係者、小樽商科大学生、公募で選ばれた市民ら計11人のメンバーによる小樽市人口対策会議を設置し議論を進めていくとのことですが、この対策会議にぜひ医療・福祉関係者も参加していただき、小樽市の医療や介護の未来像なども含め、幅広い意見も参考にすべきであると思いますが、いかがでしょうか。御所見を伺います。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
中村議員の御質問にお答えします。ただいま、小樽の少子化対策について御質問がありました。初めに、子供がいる世帯への市民税の減額につきましては、子育て負担の軽減に結びつく手法の一つと考えられますが、租税は公平に負担されるべきであるという原則がありますので、慎重な検討が必要であると考えております。次に、起業をバックアップするシステムづくりにつきましては、本市では、これまで起業を考えている方などを対象に、経営の基本的なノウハウを学ぶ小樽商人塾を開催するとともに、この受講者等を対象に小樽市商業起業者支援事業として家賃助成により起業支援を実施しております。起業者を増やすことは、本市の人口対策においても重要なテーマであり、人口対策庁内検討会議や小樽市人口対策会議の中で議論を深めるとともに、国における地域の創業支援策も注視しながら、本市としての効果的な創業支援策を検討してまいりたいと考えております。次に、医療・福祉関係者など幅広い意見も参考にすべきとのことにつきましては、人口対策はさまざまな要素が関係することから、小樽市人口対策会議の設置に当たっては、学識経験者や雇用・経済、子育て関係者など各界の皆様に委員をお願いし、できるだけ幅広く御意見をいただくこととしたものであります。今後の会議では、どのような人口対策が効果的であるのか検討を進めますが、御提案の件につきましては、議論の状況を見ながら必要に応じて判断したいと考えております。