小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日
カジノについて
2014年12月8日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「カジノについて」質問し、市長 中松義治、副市長 貞村英之、福祉部長 三浦波人、教育部長 田中泰彦が答弁しました。
- 質問者
- 新谷とし 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、副市長 貞村英之、福祉部長 三浦波人、教育部長 田中泰彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 21番 新谷とし
カジノについて質問します。安倍内閣は、6月、カジノを成長戦略の目玉にするIR推進を盛り込んだ成長戦略を閣議決定し、臨時国会ではIR推進法案の早期成立を目指していましたが、解散総選挙で本国会では廃案になりました。早期成立できなかったのは、国民世論のカジノ解禁反対の声に押された結果です。この間、大手新聞各社の報道は、毎日新聞「解禁ありきに反対する」、読売新聞「弊害の議論が浅薄では困る」、朝日新聞「百害、古今の失敗に学べ」などの見出しで、カジノ合法化に警鐘を鳴らしています。10月から始めた日本共産党菊地よう子事務所の市民アンケートでは、12月4日現在1,358通が回収され、10月末の人口の1.08パーセントに達していますが、このアンケートでもカジノ反対は80パーセント以上、賛成は7パーセントに過ぎません。反対理由の多くは、ギャンブル依存症の心配、子供の教育上よくないこと、まちの風紀が悪くなることなどです。作家で精神科医の帚木蓬生さんは、2008年から2年間に100人のギャンブル障害の研究を行い、統計を発表しています。ギャンブルを始める年齢は20歳、28歳で借金が始まり、精神科を受診するのは39歳、受診まで11年もかかり、ギャンブルにつぎ込んだ金額は50万円から1億1,000万円で平均1,300万円、負債額平均は600万円です。結婚している患者65人のうち10人の妻は、鬱病や不安障害で精神科に通院中でした。借金とうそがギャンブル障害の特徴で、犯罪と家庭内の盗みなど、身勝手な行動と借金地獄で家族は徹底的にさいなまれているといいます。1人のギャンブラーの周辺では8人から10人が精神的、物理的な被害を受けているという研究があり、厚生労働省研究班発表の536万人の病的ギャンブラーの周りで数千人が苦しんでいると帚木医師は述べています。536万人というのは、特定の人にだけ起きる病気ではなく、誰にでもなり得る病気で、環境に影響される病気だといいます。日本には他の国にはない多くのギャンブルがあり、競馬、競輪などの公営ギャンブル全体の年間売上げ6兆円にパチンコ、パチスロの売上げ19兆円を加えれば25兆円にもなり、世界最大の売上げがあるマカオのカジノが五、六か所あるのと同じだと分析しています。まさに日本は既にギャンブル大国となっているのです。11月18日に小樽経済センタービルで開催された北海道型IR道民フォーラムで、田辺等北海道立精神保健福祉センター所長の「わが国に蔓延する「ギャンブル依存症」の現状」の報告でも、同様のことが述べられていました。田辺所長は、海外と桁違いのギャンブル依存症の有病率にもかかわらず、依存症支援専門家の圧倒的不足、増加するギャンブル依存症に加え、カジノ導入による新たな依存症の問題、裏カジノ、脱法カジノの出現などの問題を挙げていました。韓国、カンウォンランドでは家族の要請、本人要請、規定違反入場の3種類の厳しい入場制限を課しているものの、ギャンブル依存症患者の問題は一向になくなる気配はありません。市長は第2回定例会、第3回定例会でも我が党の質問に対し、ギャンブル依存症については把握していない、学習会は開催する考えはないと答弁されていましたが、今回のフォーラムでしっかり勉強されたと思います。改めて、市長のギャンブル依存症に対する認識を伺います。また、ギャンブル依存症とその周りで多くの苦しんでいる人たちがいるのに、入場制限など条件をつければ、賭博であるカジノをよしとお考えですか。市長は、これまで、IRは雇用が増え、地域経済が活性化すると答弁されていますが、IR構想はカジノ抜きではあり得ず、カジノは生殺与奪の権を握っています。みずほ銀行産業調査部の産業調査報告では、米国ネバダ州ゲーミング委員会による統計を見ると、一般のホテルでは宿泊料の収入が黒字で、飲食部分が赤字であるのに対し、カジノを併設しているラスベガスのホテルでは全く逆になっており、しかもカジノ以外の収益は全体として赤字になっており、カジノの収入でカバーしていると指摘しています。ここではカジノが中心施設であり、残りの部分はカジノに付随したものに過ぎないと結論づけられています。三井物産戦略研究所プロジェクト・エンジニアリング室長美原大阪商業大学教授は、MICE、IRとはカジノを核とする施設群であり、カジノがあって初めて集客や消費の相乗効果が働く施設でもあると指摘しています。産経ニュース電子版2014年4月報道は、豪華なIRの実例とされているシンガポールのマリーナベイ・サンズについて、米カジノリゾート運営会社ラスベガス・サンズが2010年に5,000億円を投じ開業、地上57階建てのビル3棟の最上階に屋外プールが設置され、延べ床面積15.5ヘクタール、高級ブランド店が並ぶショッピングモールと国際会議場、約2,600室のホテルを併設し、収入の7割以上をカジノが支えると報道しています。一方、シンガポールでは、カジノ業者の課税負担を軽くするなどして、カジノ誘致と外国人観光客の取り込みを図ってきたが、他地域との競合が激化し、カジノの収益は2011年をピークに減り続け、IRの総収益も伸び悩んでいると報道されています。他国のカジノ施設も、利益を上げているわけではありません。朝日新聞編集委員の高橋真理子氏は、米国ニュージャージー州は、1976年、衰退するリゾート地のアトランティックシティの活性化のためカジノを合法化し、次々カジノ施設をつくったが、今年に入り12のカジノのうち四つが閉鎖している。人口4万人規模のまちは、結局、平均所得も増えず、貧困率も改善されなかった。カジノを誘致すれば税収も雇用も増えるというのは幻想だったと報告しています。民間業者がカジノを設置運営するのですから、もうけさえ出ればいいと考えるカジノ資本が、いったん経営が厳しくなったり、営業の見通しが悪くなったりしたら一方的に撤退することは明らかではありませんか。このようなリスクを冒してでもカジノIR誘致をするのですか。読売新聞の社説でも、ギャンブルに頼らない活性化策を検討するのが本筋だろうと述べています。11月18日のフォーラムでも国際カジノ研究所の木曽崇氏は、私は小樽にカジノを持ってくればよいとは言っていない。決めるのは皆さん方ですと強調されていました。先ほど紹介した菊地よう子事務所のアンケートのほか、小樽消費者協会が商店街で行ったシール投票でもカジノ誘致に反対が80パーセント、市民の声は反対が大多数ですから民意を酌み、今国会で廃案になったIR推進法が再び国会に上程されたとしても、小樽にカジノを誘致するのを断念すべきではありませんか。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
ただいま、カジノについて御質問がありました。初めに、ギャンブル依存症に対する認識につきましては、依存症とは、ある物事に依存し、それがないと身体的、精神的な平常を保てなくなる状態のことで、物質に対するものとしてはアルコールなどがあり、行為に対するものとしてはギャンブルやインターネット、買物などがあり、誰もがなり得る可能性のある精神疾患であると考えております。次に、入場制限などの条件をつければカジノをよしとするのかにつきましては、改めて法案が国会に提出された段階で、その内容を見ながら検討してまいりたいと考えております。次に、IRを設置運営する民間企業の一方的な撤退のリスクにつきましては、IRの法制化に伴う手続の中で、それらのリスク対策について国において検討されていくものと考えております。次に、IR推進法案が再び国会に上程されても小樽へのカジノ誘致は断念すべきとのことにつきましては、法制化されたIRはシンガポールなど世界各国の例を見ましても、第一級のリゾート施設となっており、本市の国際観光の推進にも大きな役割を果たすものと考えます。今後も国の動きを注視しながら、北海道や関係機関と連携の上、IR誘致に向けた各種情報の収集に努めてまいりたいと考えております。(「議長、21番」と呼ぶ者あり)
再質問 21番 新谷とし
それでは、再質問いたします。初めに、放課後児童健全育成事業についてです。職員の資格をお聞きしました。土曜指導員で16名と、かなり資格のない方がいらっしゃいます。児童センターにも1人おりましたね。それで、この方々は省令の第10条3の9の条件を満たしているのかについて伺います。二つ目、一の支援の単位、40人以下についてですが、土曜拠点校方式をとるとどこでも定員は基準を超えます。実際の利用が少ないから拠点校方式にしたと言っておりますけれども、これは学年を3年生で打ち切っていることと、拠点校まで通うのが大変だから実際は行けないという理由があるのです。今度の省令でも学年を限定することは一つも書かれておりません。放課後児童の健全育成に係る費用を惜しんで4月、5月のみの開設にしているのは、これは認められないと思います。省令では、放課後児童健全育成事業における支援は、放課後児童の健全育成を図ることを目的として行わなければならない、市町村は最低基準を常に向上させるように努めるものとすると述べられております。現在、小樽市の小学校の通学距離は2キロメートルです。桂岡小学校、張碓小学校とも、銭函小学校まで2キロメートル以上あります。土曜日にこの距離を通わせるのでしょうか。それとも、スクールバスを出すのでしょうか。この拠点校方式というのは、全道では小樽市だけでやっているのですから、ぜひ保護者の皆さんの声を聞いて、この方式はやめるべきだと考えます。皆さんの意見をぜひ聞いてください。それから、2番目ですが、アベノミクス、これは11月24日の日本経済新聞の調査で評価しないが51パーセント、評価するが33パーセントで評価しないほうが多くなっており、選挙公示後の調査では景気の回復を実感しないが89パーセントに上っております。先ほど小樽市の状況も聞きましたけれども、このアベノミクスで本当によくなっていない、逆に悪くなっていると、そういう結果が出ております。今後のアベノミクスについて効果を期待している旨の答弁もありましたけれども、これをやられますと、さらに格差が拡大して、ますます市民の生活や中小企業の影響が大きくなるのではないでしょうか。日本共産党は、このアベノミクスは中止すべきだと訴えているところです。次に、財政問題です。この点は、プールについて伺います。プールについては、市民は何度も裏切られてきました。一つは駅前再開発で駅前第3ビルにあった室内水泳プールを壊して補償金6億8,000万円も得たのに、民間が行う再開発に充ててしまったことです。二つ目は、新しいホテル内に設置を検討したが、2階以上につくるのは工法上難しいとしてつくりませんでした。しかし、カジノの項で言いましたけれども、シンガポールのマリーナベイ・サンズ、地上57階建ての最上階にプールを設置しているのです。日本の建築技術からして、できないことはなかった。あれこれの理由をつけてやらなかっただけです。三つ目、中松市長になり、適地を見つけてくださいと言われ、小樽市室内水泳プールの存続を求める会の皆さんは一生懸命探し、税務署跡地を提案しましたが、これも断り、この跡地は結局売却されてしまった。本気でプールをつくるなら、本来であれば、小樽市が土地を探さなければならないのではないですか。それを市民に探してほしいと頼んで、そのあげくに、結局はできないと。そういうことは本当に許されないと思います。四つ目、先ほど言った第6次総合計画前期実施計画から後退させたこと。五つ目は、市民の水泳人口を減らして公式大会もできず、健康維持にも支障を来していることです。これらをどう考えているのでしょうか。市長はいつもプールはつくらないとは言っておりません。しかし、観光客にまで観光だけでなく市民生活もきちんとしなければねと言われているのですよ。来年は北海道障害者水泳大会が小樽市で開催されると聞いております。小樽市で公式の大会ができるプールができれば、この朗報を多くの皆さんに聞いていただければ、大きな励ましになるのではないでしょうか。それから、地方創生の問題です。これは、一つだけお聞きします。小樽協会病院の分娩が休止された問題です。これは大変な問題で、地方創生で希望どおり結婚し子供ができ、将来に夢や希望を持つことができると言っておりますけれども、子供が産めなくなるわけですから、産む場所がなくなるわけですから、これは本当に大変なことです。小樽市は、小樽市が行う周産期医療支援事業に必要な事項を定めて北後志の各町村ともに補助金を出して支援していますよね。医師を増やしてこなかった国にも責任はありますけれども、小樽協会病院と一緒に医師確保に全力を挙げてほしいです。そして、先ほどは産科を小樽市立病院での開設は難しいとおっしゃいましたけれども、小樽協会病院で分娩が再開されればいいかもしれませんが、そういう予定、計画が示されなかったら、一体どうするおつもりでしょうか。それから、福祉灯油です。年内に国や北海道から予算なりが示されないと難しいとおっしゃいますが、船の利用が1年に14隻しかない石狩湾新港の深さ14メートルの岸壁や簡易水道などの過大な事業に大きな支出をして、寒さに震えている市民には出すお金がないとおっしゃるのですか。全く冷たい市政です。ふれあい見舞金もやめたのだから、福祉灯油はぜひ実施してほしいですし、網走市では3月にこの福祉灯油の実施を決めているのです。3月の特別交付税がどうなるかということはまだわかりませんけれども、年内に示されなくても、やろうと思えばできることです。ぜひ実施をしていただきたいと重ねて要望いたします。カジノです。いつも同じような御答弁ですね。シンガポールのような第一級のリゾート施設で観光客も増えると。小樽でシンガポールのような施設ができるのですか。先ほど言いましたように、IRというのは、カジノ抜きではもうけがないのですよ。カジノ抜きのIRの見本の一つ、国のリゾート法第1号として2,000億円かけて国際会議場、ゴルフ場、ドーム式人工海浜などの施設をつくった宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾート、これが2001年、第三セクターとして負債3,261億円で経営破綻して、フェニックスリゾート社は外資系の会社に身売りされて、2013年にセガサミーにわずか4億円で買収されております。今、人工海浜は閉鎖に追い込まれております。市長は、このカジノを含むIRをあくまでも進めるお考えですけれども、国の動向を見なければならないと言いますが、本質的な問題です。国の動向ではなく、カジノに対する考え方です。そもそも虚業であるこの賭博で収入を得ようとすること自体が間違っているのではないですか。先ほどのシンガポール、繰り返しますけれども、ここではカジノの収入が7割、カジノに頼らざるを得ない状況なのです。ですから、多くのギャンブル依存症を出し、その周りで苦しんでいる何千万人もの人たちをますます苦しめるカジノは、市民の声を聞き、やめるべきです。市民の8割以上が反対しているのですよ。そういう民意を酌まないのですか。それについてお答えください。
答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)
新谷議員の再質問に答弁いたします。私の答弁以外のところは、各関係部長が答弁しますので、よろしくお願いいたします。まず、アベノミクスの消費税10パーセント増税についてですが、格差が拡大するので中止すべきということでございますけれども、国において行われているアベノミクスは、今、3本の矢のうちの2本が放たれまして、三つ目の民間投資を今一生懸命やっているところですが、すぐに結果が出るというものでもございませんし、確かに地方においてはいろいろな弊害といいますか、円安で輸入資材が上がっているとか、そういうことも出ておりますけれども、もう少し見守っていきたいと思っておりますので、御理解願いたいと思います。次に、新・市民プールですが、市長は、やらないとは言っておりませんので、今後いろいろ土地を探しているところでございます。いろいろ土地が出てくる可能性もありますので、もう少し検討させていただきたいと思います。それから、小樽協会病院ですが、地域周産期母子医療センターとして認定されて、今、2名の医師がやめるということで一生懸命医師を探しているところでございます。やめると言っていない以上、市としても小樽協会病院の探していることを後押ししていきたいと考えておりますし、仮に何か小樽市としてできることがあれば全力を尽くしていきたいと思っておりますので、これについても御理解願いたいと思います。次に、カジノですが、いつも市長が言っているように、現段階では法案も廃案になりましたので、まだIR推進法はできていない段階でございますので、賭博でどうのこうのというのではなくて、もう少し国の動きを見守っていきたいと思っておりまして、その後、また決定については検討していきたいと考えておりますので、御理解願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)
私からは、2点答弁させていただきます。1点目は、放課後児童クラブの職員のことでございますけれども、現在、塩谷児童センターで1名資格がございませんが、来年4月には高校卒業者等で放課後児童健全育成事業に2年以上従事するという条件は満たす予定となってございます。それからもう一点ですけれども、福祉灯油です。予算の件でございますが、これは私としては本市の財政状況は厳しい状況にあるというふうに認識をしております。それから、網走市の例を挙げられましたけれども、本市におきましては、財政的な部分ということであれば、以前、小樽市が福祉灯油を実施したときのような国や道などからの相応の財政支援がなければ財源的には厳しいのではないかというふうに考えております。その財源についても、遅くとも年内に具体的な額などが示されなければ3月までに事業を完了というような交付税措置の条件もございますので、そうしたスケジュールには間に合わないということで、昨年については判断をさせていただいたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育部長 田中泰彦(教育部長は2014年12月まで)
新谷議員の再質問にお答えいたします。まず、放課後児童クラブの土曜開設について御質問がございました。1点目は、職員の資格についてでございますが、今、福祉部長からもございましたけれども、今回の資格の中に2年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事した者であるということがございますので、それと経過措置で平成32年までに都道府県知事の研修を受けるということで、経過措置もございますので、そこで該当する形になると思ってございます。ただ、新規採用に当たっては、当然資格のある者の採用ということを考えていきたいと思っております。2点目でございますけれども、放課後児童クラブの土曜開設について御質問がございました。この放課後児童クラブにつきましては、現在、子ども・子育て会議において子ども・子育て支援事業全体を御議論いただいておりますけれども、この放課後児童クラブにつきましても、子育て支援の重要な部分であるとは認識してございます。今回の制度改正においても、一歩前進といいますか、充実を図る内容であるというふうに考えてございます。今後の土曜日の対応につきましては、学校施設での対応が多いという小樽市の歴史的な経過ですとか、施設の状況などもございますし、小樽市全体で子育てを考える点や財政状況の問題などさまざまございますので、市全体で総合的に判断しなければならないものと考えております。今後、利用希望児童数の動向なども含め、市長部局とも十分協議して慎重に判断してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長、21番」と呼ぶ者あり)
再質問 21番 新谷とし
質問した順番にお聞きします。放課後児童クラブの土曜開所ですけれども、本答弁より後退しているのではないですか。先ほどは市全体の財政状況を見て判断するということではなかったですよね。やはり私が指摘した桂岡小学校、張碓小学校は、通学距離が2キロメートルを超えているのですよ。こういうところに土曜日通わせる。通えないから少ない。こういうことがあるのですよ。では、拠点校方式をあくまでもとるというのなら、スクールバスを出すのかどうか。私はそういう問題ではなく、やはり保育所のように近くに子供が安心していける場所がある、それが大事だと思うのです。ですから、今は、状況が変わっていますから、前の拠点校方式をやったときと状況が変わっています。社会情勢も変わっています。ですから、やはり保護者の皆さんのアンケートをとって、その意思に従うというか、そういうことでぜひアンケート調査を行ってほしいと思います。張碓小学校については本当に利用者の比率が高いわけですから、土曜日の開所をすべきだと考えます。それから、アベノミクスですけれども、今、第3の矢が放たれて、民間投資をすると。すぐに結果が出るわけではないということですが、確かにそうですけれども、この民間投資というのがこれまでは大企業中心の政策だったわけですよ。だから、中小企業が大変で、それで小樽の経済もこれほど落ち込んでいるわけですから、そこら辺は国の政策ではありますけれども、中小企業支援をするようにやはり声を挙げていかなければならないのではないでしょうか。それから、プールです。土地を探しているとおっしゃいましたが、具体的にどこを探していらっしゃるのですか。先ほど私は、五つの問題点を挙げました。これについてのお答えはありません。それから、福祉灯油ですね。予算が厳しい厳しいと、いつも同じ答えです。国や道の財政支援がなければできない。これも本当にそのとおりだと思うのです。ですが、今年中に予算が示されなければできないというのは、おかしいのではないですか。網走市では特別交付税を活用して3月に福祉灯油を実施したのですよ。そういうことができるのではないですか。先ほどの市長は市民の暮らしをどう把握しているのかということで、あまり具体性はなかったですけれども、でも本当に困っている人はたくさんいますよ。もう寒くて、震えて、私も本当に涙が出るぐらい本当にひどいと思います、今の政治の反映ですから。本当は国が福祉灯油も実施するようなことでなければならないと思うのですけれども、そういう国の悪政から市民を守るのは地方自治体の役割ですから、そういう点で、今年中に予算が示されなければできないというのは、これは私はおかしいと思いますし、実際に3月にほかの市で実施しているわけですから、3月でも遅くないのですよ。そういうことで、予算がないからといって打ち切るべきではないと思います。先ほども言ったように、過大な事業には支出しても市民を守る予算がないというのは全くおかしいです。私は市長に答えていただきたいです。ぜひよろしくお願いいたします。カジノです。もう少し国の動きを見て検討していきたいということですが、それ以前の問題を聞いているのです。国の動きを見て検討するということはカジノを誘致するということですよ。市民の声は、そうではなくて、菊地よう子事務所のアンケートというのは非常に説得力のあるものです。というのは、あるマスコミの調査は、全道世論調査といっても、たった400人か400人少々の調査で、今、選挙でそういう調査結果をあたかも全体の世論のようにして書いてあるところもありますけれども、これは小樽市の人口で1パーセントを超えた、もう1.1パーセントぐらいにはなっていると思いますが、そういう中で反対が80パーセント以上ですから、非常に説得力あるものです。消費者協会の調査でもそうでしたが、菊地よう子事務所のアンケート調査も、昨年やったときはもっと反対は少なかったのですよ。五十数パーセントでしたが、やはりいろいろな問題がわかるようになって、市民の皆さんはカジノは反対だと、こういう声を上げている。民意ではないですか。それを、民意を酌んでこそ、市の市長としての判断があると思うのです。市長は常日ごろから市民と協働のまちづくりを進めるとおっしゃっているのですから、市民が反対しているものは、きっぱりと断念すべきです。この点についてお答え願います。
答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)
新谷議員の再々質問にお答えいたします。まず、アベノミクスの関係ですが、大企業中心から中小企業へということでということですけれども、今、地方創生法の検討を始められておりますので、その波及効果は当然地方にも及んでくるのかと思います。中身はまだはっきりしていませんが、その際、地方の企業に対してもっと優遇措置が出てくるのか、そこら辺はわかりませんけれども、必要なことがあれば声を上げていきたいとは考えております。それから、プールの問題ですが、具体的にどこというのは、実際に探したところはないものですから具体的に今のところ土地を見つけるということはやっておりませんけれども、今後いろいろ土地が出てくるのかと思っております。今は、いろいろ学校の再編も行っておりますし、そういうことも見極めながら検討してまいりたいと思っております。あと、駅前第3ビルの問題ですとか、公約の問題とか出ておりますけれども、具体的に実施困難ということで目標に達しておりませんが、そこら辺のところは御理解願いたいと考えております。それから、福祉灯油についてですが、今年中に予算措置がなければということなのですけれども、灯油価格、急激な増高によって考えるということでございましたので、灯油価格が決まらなければ急激な増高が見えないということで、いつも秋に検討することとなっております。その際、予算措置などを勘案しながら検討することになっておりますが、今回は100円前後の急激な増高がないということで国の動きや道の動きを見ておりましたけれども、そういうところで総合的に勘案して福祉灯油、少し見守っていこうということで見てきたところでございます。福祉部長が答えました今となってはというよりも、3月等に決められたら間に合わないということでございますので、今決めても少し無理だということでございまして、(「そんなことないしょ」と呼ぶ者あり)この辺のところも御理解願いたいと思います。それから、カジノについてです。国の動きを見てということですが、以前市長もお答えしたとおり、市民の声を聞かないとは言っておりません。国の法律が決まらない限りどういう具体的なものが示せるか、示せる段階で民意を聞いて判断してまいりたいと考えております。(「目指すはシンガポールか」と呼ぶ者あり)(「市長が答えてください」と呼ぶ者あり)
答弁 教育部長 田中泰彦(教育部長は2014年12月まで)
新谷議員の再々質問にお答えいたします。放課後児童クラブについてでございますけれども、アンケートの実施ということでございました。これは当初教育長からの答弁の中でも、今、入会申込みを受ける段階で土曜日の利用の仕方についても記入をしてもらうと、そういうことも考えておりますので、そういう中で希望ですとか、そういうものは把握してみたいと考えてございます。ただ、実際の実施に当たりましては、先ほどの答弁にもございますように、教育委員会というよりもやはり小樽市全体で判断すべき部分があると思っておりますので、これについては市長部局とも協議して、それで慎重に判断してまいりたいと考えております。