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小樽市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日

(1)空き家対策について/(2)市営住宅について/(3)介護保険について/(4)移動式赤ちゃんの駅の貸出しについて/(5)不登校対策について

2014年6月18日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「空き家対策について」「市営住宅について」「介護保険について」「移動式赤ちゃんの駅の貸出しについて」「不登校対策について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、医療保険部長 藤井秀喜が答弁しました。

質問者
松田優子 議員
答弁者
市長 中松義治、教育長 上林猛、医療保険部長 藤井秀喜

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 松田優子

第2回定例会に当たり、一般質問いたします。最初に、空き家対策について伺います。新聞報道によれば、島牧村では倒壊の危険性がある空き家の所有者に適正な管理を求める条例案を12日開会の定例村議会に提案したとのことであり、また倶知安町でも条例制定の動きがあると聞いています。このように、同じ後志管内の自治体として、廃屋・空き家対策検討会に参加し、一緒にモデル条例の作成にかかわってきた村や町に、国や道の動向を待たずに条例化の動きがあることに対し、小樽市はどのように捉えているのかお聞かせください。また、既に条例を制定した道内の自治体と小樽市の課題の違いは、どこにあると考えているのか伺います。また、小樽市では、条例化は職員配置も含めた上で検討をしなければならないと本年第1回定例会の予算特別委員会で御答弁されておりましたが、今後の策定方針について再度伺います。空き家の除去が進まない理由の一つに、更地にすると一般的に固定資産税が6倍にはね上がってしまうということがあります。そこで、解体しないで高齢者の共同住宅に転用するなど、空き家を活用する動きも出てまいりました。しかし、固定資産税の軽減措置は、居住用住宅をNPO法人の地域活動の場として活用する場合は適用されないとお聞きしました。このほかに一般的に空き家活用の課題がありましたらお示しください。また、空き家の活用ということに関連し、昨年の一般質問で、民間アパートの空き家の公営住宅への転用について伺いました。そのときは借上住宅のメリット・デメリットなどを含め、他都市の状況を調査し、市として導入が可能かどうか検討していくとの御答弁でした。私は推進すべきと考えますが、検討経過についてお示しください。この借上公営住宅に関連して、市営住宅について伺います。まず、現在の低層の住宅戸数内訳について伺います。かつて、市営住宅は低層が主流でした。低層の市営住宅は老朽化しており、政策空き家となっているのが現状で、低層にお住まいの方は、今後、建替え後の中高層住宅に住み替えることになると思います。ところが、低層から中高層住宅に住み替わった場合、気密性を重視するあまりドアを閉めると外部と遮断されます。低層の場合は、窓をあければ通りがかりの人と会話もできるなど人のぬくもりを感じることができましたが、新しい団地ではそれもままならず、孤独感から老人性の鬱を発症する人も少なくありません。実は、先般、数年前に低層からの住み替えにより中高層住宅に入居した方から、今の市営住宅はまるで監獄みたいだと、かつて相談を受けた方と同様の悩みを訴えられました。また、夕方、高層の市営住宅を見上げたとき、渡り廊下の窓からじっと外を眺めている高齢の方がおりましたので、声をかけると、人恋しくて誰か知っている人が通らないか眺めていると答えられました。もちろん本人の性格にもよりますので、入居者全員の考えではありませんが、高齢の方が孤独感にさいなまれていることを今さらながら気づかされました。この方も低層から住み替えた人です。そこで伺いますが、今後、市営住宅を建設する場合、全部中高層住宅になるのでしょうか。2010年施行の公共建築物等木材利用促進法を受け、道は今後、各地で木造平屋の住宅建設を促進する方針と聞いております。中高層、低層それぞれにメリット・デメリットはあると思いますが、他の自治体の実態を参考にしながら小樽市でも平屋住宅建設の検討をしていただき、そしてこの平屋住宅については、高齢者世帯の入居に配慮していただきたいと思いますが、御見解をお聞かせください。次に、住宅の集会所について伺います。住宅の集会所の管理は自治会で行っていると聞いておりますが、集会所の活用状況はどのようになっているのか、また、誰もが気軽に利用できる談話室などに活用ができないかについて伺います。集会所を、高齢者のコミュニティの場、ぬくもりを感じる場として活用できれば、短時間であっても孤独感を解消できるのではないかと思いますし、高齢者に限らず、子育て世代入居者のコミュニティの場として活用できるのではないかと考えます。次に、介護保険について伺います。今の介護保険制度は、介護を必要とする人の制度であり、介護する人への支援になってはいないのではないかという意見を時折耳にすることがあります。今後、家族介護者は、ますます多様化すると考えられています。晩婚化や離婚の増加に伴うシングル介護者、10代、20代から祖父母や親の介護を引き受けざるを得ないヤングケアラーもいます。また、配偶者や親など複数の介護を引き受けるダブル介護者もいます。そうした中、私の知人に、自分と御主人の両親の4人を介護せざるを得なくなり、体調を崩してしまった方もいます。企業で働いている人については介護休業があります。しかし、平成25年度小樽市労働実態調査によれば、制定事業所は6割を超えていますが、取得したのは4人で、取得者の割合はわずか0.05パーセントで全て女性です。今、全国で家族を介護するために仕事をやめる介護離職が増えていますが、中には人事部にも相談しない隠れ介護離職者もいると聞いています。そこで伺います。市職員で介護休業を取得している方がいるかどうか、過去に取得した職員の取得状況をお示しください。また、休業しないものの、家族の介護のために年次有給休暇をとった人はどのくらいいるか把握していますか。もし、把握していないとしたら、今後把握する必要があるのではないかと考えますが、御見解をお示しください。私は、2年前の平成24年第4回定例会の代表質問で、介護者の支援策に関連して、小樽市での養護者による介護虐待について伺ったところ、23年度は30件あったと御答弁いただきました。そこで、その後の介護虐待の推移について伺います。主な虐待の内容とその件数、虐待をした養護者の性別、虐待を受けた高齢者と養護者との関係性、高齢者の世帯構成をお示しください。また、そのときの御答弁では、生命が危ぶまれるような虐待の場合には、要介護者を特別養護老人ホームに入所させるなどの措置をするとのことでしたが、その後そのようなケースがあったかどうかお示しください。どのような場合であっても虐待はあってはならないことですが、高齢者介護による負担が虐待につながっているのではないかと推察します。市として虐待の発生する要因についてどのように考えているかお聞かせください。また、これに関連して、小樽市が所管する介護施設でのヒヤリハット、事故報告についても伺います。私は、ある介護施設の運営推進委員をさせていただいており、二、三か月ごとに開催される運営推進委員会では、前回の運営推進委員会以後発生したヒヤリハットや事故報告があります。中には、同じ入所者の連続した事故報告もあります。このヒヤリハットや事故報告については、市にも報告されていると思いますので、平成25年度の主な内容と件数をお示しください。また、これにつきましては、職員の目が行き届きにくくなる夜間に多いのではないかと思いますので、夜間帯での内容と件数もあわせてお示しください。もし、夜間の事故が多いのであれば、今後の夜間の職員の配置のあり方も考慮し、場合によっては国の制度の見直しにもかかわってくるのではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。また、報告を受けた後、再発防止に向けて事業所に対し、どのような取組をされているのか伺います。私は、昨年第2回定例会の一般質問で、子育て支援策の一つとして、乳児を連れての外出中に突然のおむつ替えや授乳場所が必要になったときに、その場所を提供する赤ちゃんの駅について伺いました。そして、それは北海道では赤ちゃんのほっとステーションと名づけられた事業であり、市内には登録場所が2か所あるとの御答弁をいただきました。しかしながら、乳児連れが多く来庁される市役所内に授乳場所はおろか、おむつ替えスペースさえないことを取り上げさせていただいた結果、昨年12月に本庁舎内に授乳場所とおむつ替えスペースを確保していただき、同時に北海道に赤ちゃんのほっとステーションとして登録もしていただきました。これからも、この事業の周知と登録を呼びかけ、さらなる拡大を願うばかりです。また、その施設利用者以外の方も気軽に利用できることが本来の目的ですので、その点についても配慮していただきたいと思います。そして、今回提案したいのが、移動式赤ちゃんの駅についてです。これは、屋外のイベント会場においでになった乳幼児連れの母親たちが授乳やおむつ替えに自由に使える場所を確保するためテントや折り畳み式おむつ交換台を用意するもので、それを移動式赤ちゃんの駅として自治体が無料で貸し出す制度です。現在、この貸出制度を行っているのは、和歌山県橋本市や大阪府河内長野市などがあり、その自治体の中で開催し、営利活動、宗教活動、特定の企業の商業活動を目的にしない団体で、乳幼児が参加でき、法令や公序良俗に反しないなどの条件があるようですが、保育所や幼稚園、小学校の運動会などにも貸し出されており、平成23年から実施している大阪狭山市などでは、好評につき貸出テントを追加購入したといいます。この貸出制度を行う自治体は増加する傾向にあり、道内では室蘭市が今年度から新規事業として行おうとしていると聞いております。確かに主催者が用意する場合もあるでしょう。しかし、1日、2日の短期間や短時間でのイベントの場合や年に1回や2回程度しか行わない単発のイベントなど、このような貸出制度があれば、今までイベントへの参加を見合わせていた方などに大変に喜ばれるのではないかと思います。赤ちゃんのほっとステーションについては、道内他都市と比較して登録件数が少なかった小樽市です。いつも他都市の動向を見ながら新規事業の導入を図る小樽市ですが、この移動式赤ちゃんの駅については、他都市の先陣を切って導入を図っていただきたいと思います。御見解をお聞かせ願います。文部科学省が昨年行った不登校経験のある児童・生徒を追跡調査した結果によると、学校を休み始めた時期を尋ねると、中学校1年生の7月から9月との回答が最も多く、次いで中学校2年生の7月から9月だったと報告されています。そして全体的に見ると、不登校経験者の約3割が中学校1年生の4月から12月の9か月間で不登校に陥っていることから、中学校1年生へのケアの重要性を示していることがわかります。また、同じく文部科学省の調査によると2012年度に30日以上欠席した不登校児童・生徒の数は小学校6年生で約7,000人、中学校1年生は3倍の2万1,000人を超えていたと報告されています。要因はさまざまだと思われますが、その大きな要因の一つに中1ギャップがあるのではないかと考えます。そこで伺います。現在、小樽市で不登校として押さえている児童・生徒数を学年別でお示しください。そして、いつごろから学校を休み始めたのか、その時期がわかっていたらお示しください。昨年1月、私たち公明党市議団は、いじめ問題や不登校問題について先進的に取り組んでいる兵庫県明石市に視察に行ってまいりました。明石市教育委員会では、不登校に係る課題は最も重要な教育課題と考え、平成20年度から市内全小・中学校に不登校予防のため早期対応システムを導入しています。不登校が本格化すると、再登校までの本人や保護者、教員の労力が大きくなるため、学校現場での早期の対応が大きな効果をもたらすと考え、断続欠席の児童・生徒についての取組が注目されます。欠席1日目に電話連絡、断続欠席2日目から6日目には電話連絡や家庭訪問を実施し、連続欠席3日目と断続欠席7日目の全ての児童・生徒を対象に、教育委員会の担当課にファクスし、今後の対応について検討するというシステムです。このように、明石市では現場の教師が児童・生徒の欠席に敏感になり、いち早く不登校の予兆に気づき、早期対応することで不登校予防を図っているとのことでしたが、小樽市における不登校者を出さないための取組状況をお示しください。その上で、残念ながら不登校に陥ってしまった児童・生徒に対する市としての取組もあわせてお聞かせください。明石市では、新たな不登校を出さない取組を進めるためには6月からの対応が大切と言っています。4月から5月にかけては進級、進学により新しい環境になじめず、子供たちも落ちつかない時期ですが、5月の半ばから6月にかけての学級づくりが進むこの時期の指導のあり方によって、学級経営が軌道に乗れば、充実した1年間への足がかりになると御教示いただきました。ともあれ不登校になるに当たっては予兆があるはずです。日常の行動観察により、いち早く予兆に気づき初期対応で子供たちをケアすることによって、新規の不登校の連鎖も断ち切れると述べておりました。昨年の調査報告を踏まえ、文部科学省では本年2014年に不登校防止策を検討すると言っておりますが、小樽市としても予兆を見逃さず、この問題にしっかり取り組んでいただきたいと思います。以上、再質問を留保して、私の質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

松田議員の御質問にお答えいたします。初めに、空き家対策について御質問がありました。まず、空き家対策条例の策定方針についてですが、後志管内の町村が国などの動向を待たずに条例化の動きがあることにつきましては、報道にもありましたとおり、倶知安町と島牧村において条例制定に向けての動きがあることを承知しております。本市といたしましても危険な空き家への対応については大きな課題であると認識しておりますが、現在、自由民主党空き家対策推進議員連盟が中心となって空家等対策の推進に関する特別措置法案が議論されていると聞いておりますので、その動きを見ながら空き家対策の検討を進めていく必要があるものと考えております。次に、既に条例を制定した道内の自治体と小樽市の課題の違いにつきましては、道内では平成26年4月1日現在で8市24町村において空き家等の適正管理に関する条例が制定されていると承知しておりますが、そのほとんどが安全・安心な住民生活のための危険な空き家への対応を主眼とした条例であり、課題としては、所有者等の特定や行政代執行の費用徴収、空き家対策の体制整備などで、自治体による大きな違いはないものと考えております。次に、条例の今後の策定方針につきましては、先ほど申し上げました特別措置法案が制定される動きがあると聞いており、その法案では所有者等の把握における固定資産税情報の利用や、これまで本市が検討してきた危険な空き家に対する助言・指導、勧告、命令、行政代執行などが規定されていることから、現在その動きを注視しているところであります。このため、本市の条例化につきましては、このような国の動きを見ながら新年度からの体制整備を含め、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、空き家活用の課題についてですが、空き家は所有者が不明であったり遠隔地に住んでいることが多く、活用のための実態把握や賃貸、売買などに関する所有者との協議が難しい場合があることや、十分な管理が行われていないため、活用に必要なリフォームに多額の費用がかかる場合があることなどが一般的な課題として考えられます。次に、民間アパートの借上公営住宅制度の検討経過につきましては、三重県名張市や亀山市の事例を調査した中では、メリットとしては、建設費など大きな初期投資が不要であることや利便性の高い地域での居住機会が拡大する、デメリットとしては、借り上げ期間満了後の入居者への対応が必要であることや既存アパートではバリアフリー化されていないなどがありました。また、市内民間アパートの現状把握のため関係団体から空き室状況などの聞き取りを行っているところであり、これまでに1棟単位での空き物件はないが、フロアー単位であく物件はあるなどの情報を得ております。今後も情報収集を行い、制度導入の可能性について検討してまいりたいと考えております。次に、市営住宅について御質問がありました。まず、低層の市営住宅についてですが、現在の戸数内訳につきましては、平屋の住宅管理戸数は323戸、2階建ての住宅管理戸数は250戸となっております。次に、今後、市営住宅を建設する場合は、全部中高層住宅になるのかにつきましては、土地の有効利用、建設コスト、維持・管理面から中高層住宅になると考えております。しかし、今後建設する際には、気軽に談話できるスペースを設けることなどにより、住民同士のコミュニケーションが円滑に図られるよう配慮していきたいと考えております。次に、市営住宅を建設する場合に、高齢者のための平屋住宅を検討することにつきましては、まちなか居住の観点からも、今後は市中心部における市営住宅整備が主体になることから広い土地を確保することが難しく、平屋では供給戸数を確保することができないことから、平屋住宅の建設は難しいと考えております。次に、集会所の活用状況につきましては、自治会の総会、役員会などの会合や新年会などの行事のほか、サークル活動などに活用されております。また、集会所を誰でも気軽に使える談話室として活用することにつきましては、今後、検討してまいりたいと考えております。次に、介護保険について御質問がありました。まず、介護者支援についてですが、市職員の介護休業につきましては、平成7年2月に長期間取得可能な介護休暇を、さらに22年6月に特別休暇として短期介護休暇の制度を設けております。その取得状況は、昨年まで介護休暇につきましては7人、短期介護休暇につきましては20人となっております。次に、介護のために年次有給休暇を取得している職員につきましては、年次有給休暇の具体的な取得理由については、プライバシーの問題もあることから、その状況を把握することは考えておりません。次に、介護虐待についてですが、まず虐待の内容と件数などにつきましては、虐待の疑いがあるとして市に通報があった件数は、平成24年度の実績で申し上げますと、総数で27件となっており、虐待内容としては、重複を含めて暴力行為などの身体的虐待が14件、暴言などの心理的虐待が10件、親族が年金をだまし取るなどの経済的虐待が8件、意図的に介護を行わない介護放棄が5件となっております。虐待をした養護者の性別は、男性が22件、女性が5件であり、被虐待者との関係では夫7件、息子11件、娘4件、孫や兄弟などが5件となっております。また、世帯構成では夫婦世帯が8件、子との同居世帯が9件、単身世帯が3件、その他7件となっております。次に、虐待による施設入所などの措置についてですが、生命が危ぶまれるなど、やむを得ない事由により老人福祉法に基づく施設入所などの措置をした実績は現在までありません。次に、虐待の発生する要因についてですが、家庭内で起こる高齢者に対する虐待は、虐待者側ばかりではなく認知症による問題行動など高齢者側の要因によるもののほか、借金や失業など経済的な不安による家庭環境に起因するものなど、多くの要因が複数に関与して発生するものと考えております。次に、小樽市が所管する介護施設のヒヤリハットや事故報告についてですが、まず平成25年度の件数につきましては、市内55施設でヒヤリハットが1,411件、事故報告が177件であります。主な内容としましては、転倒などによる骨折や打撲、薬の飲み忘れや飲み間違いなどの誤薬があります。また、事故報告のうち午後6時から翌朝8時までの夜間帯の件数は88件で、主な内容は骨折や打撲、誤薬など全時間帯と同様となっております。次に、夜間の職員の配置のあり方につきましては、現状では必ずしも夜間に事故が多いとは考えておりませんが、職員の配置が少なくなる夜間では、火災などの不測の事態が発生した場合に職員1名では対応できないことも想定されますので、できれば国の基準を上回る職員の配置が望ましいものと考えております。次に、再発防止に向けた事業所に対する取組につきましては、毎年、市内の介護事業者を一堂に集めて、業務マニュアルの確認や事故の分析に基づく再発防止策の検討などを行うよう指導しているところであります。次に、移動式赤ちゃんの駅の貸出しについて御質問がありました。本市においても、この制度を導入できないかとのことでありますが、現在準備している室蘭市など他の自治体の事例につきまして、調査をしてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

松田議員の御質問にお答えいたします。ただいま、不登校対策について御質問がありました。初めに、本市の学年別の不登校児童・生徒数と不登校が始まった学年についてでありますが、平成24年度の文部科学省の調査における本市の不登校児童・生徒数は、小学校では5年生が4名、6年生が2名、中学校では1年生が6名、2年生が28名、3年生が18名の合計58名となっております。不登校が始まった学年につきましては、小学校では2年生からが1名、3年生からが2名、4年生からが1名、5年生からが4名、6年生からが7名となっており、中学校では1年生からが14名、2年生からが19名、3年生からが10名となっております。次に、本市における不登校者を出さないための取組についてでありますが、学校では児童・生徒が無断で欠席した場合には、電話で保護者に連絡をして欠席の理由を確認し、欠席が続けば家庭訪問を行って状況を把握し、さらに7日以上の欠席となる場合には、教育委員会に欠席状況報告書を提出し、教育委員会の助言の下、スクールカウンセラーの派遣を要請したり、児童相談所と連携したりするなどの適切な対応を行っております。教育委員会では、児童・生徒を不登校にさせないためには、教職員が日常子供たちをきめ細かに観察し、不登校の予兆を敏感に感じ取ることが大切だと考えており、不登校対策研修会や不登校対策連絡協議会、生徒指導講演会などを通して教職員の資質、能力の向上に努めているところであります。次に、不登校児童・生徒への対応につきましては、各学校では学級通信や学校だよりを届けたり、学校行事などの連絡の機会を捉えて、担任や管理職が家庭訪問を行い、登校に向けた働きかけを行いますが、困難な場合には各学校の保健室などへの登校や教育委員会に設置している適応指導教室への通級を促すなど、児童・生徒や家庭の状況に応じた指導を行っております。この間、教育委員会では、学校と密接に連携を図りながら、家庭環境の問題など不登校の要因によっては、スクールソーシャルワーカーの派遣や児童相談所などの関係機関との調整を行いながら、課題解決に向け粘り強く取り組んでおります。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)

再質問 9番 松田優子

1点だけ再質問させていただきます。ヒヤリハットと事故報告ですけれども、ヒヤリハットの定義ということで、ヒヤリハットにつきましては、事故が起きる前の状況だということなのですが、これがヒヤリハットかどうかということについては、主観的なものが入るのではないかと思います。件数についても、これがヒヤリハットの、要するに何を言いたいかというと、ヒヤリハットというふうにすると、やはり自分の施設は目が行き届いていないのではないかと判断されると思って、ヒヤリハットとして報告しないところもあるのではないかと感じるのですが、その点について、ヒヤリハットと事故の関連性について、どのような見解をお持ちなのかお聞かせ願います。

答弁 医療保険部長 藤井秀喜(医療保険部長は2015年3月まで)

松田議員の再質問にお答えします。ヒヤリハットと事故報告の基準ということですが、区分について明確なものは確かにありません。事故に至る前ということの定義しかございませんので、松田議員がおっしゃるように意図的に介護事業所が事故ということまでにはしたくないということであれば、私どものほうに出てくるのは、当然、現場を見ているわけではなくペーパーでの報告になりますので、それはどうなのかということはできないということは御理解願いたいと思います。ただ、私どもが地域密着型として所管している施設については、国等で定められている期間の中で実地検査もしておりますし、その中で少しひっかかるというのですか、問題があるというようなところは、次の検査を待たずに状況の確認などをするようにしておりますので、そういう中で、事業所には、1回そこですり抜けたから2年後までいいというようなことがないように、常に私どもがきちんと見ているのだということを感じさせるような実地検査を今後もしていきたいと思っております。

出典:小樽市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日 議事録 PDF(122ページ) 間違いを知らせる