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小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月3日

本市財政と平成26年度予算案のポイントについて

2014年3月3日、小樽市議会の一般質問で、鈴木喜明議員が「本市財政と平成26年度予算案のポイントについて」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
鈴木喜明 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 鈴木喜明

平成26年第1回定例会に当たり、自由民主党を代表し、質問します。まだまだ実感が湧かない市民の方も多いと思いますが、さきの道内41商工会議所の調査で、2014年の各地域の景気について、小樽商工会議所も含め、改善の兆しとした割合が最も高い46パーセントを占めたとの報道がありました。本市の平成26年度予算案は、中松市長1期目の節目としてお考えを具現化するもので、限られた財源の中で事業の優先順位を踏まえ、決められた御苦労は、大変なことだと思います。我々自民党は、市長を支える最大与党会派として、今定例会でもしっかりと市民の皆さんの代表として予算案等の審議を進めていきますので、よろしくお願いいたします。そこで、初めに、本市財政と平成26年度予算案編成のポイントについてお聞きいたします。平成26年度予算案は、予算規模で、一般会計は対前年度比2.6パーセント、15億1,937万円減の561億8,846万円、特別会計は対前年度比0.3パーセント、1億278万円増の350億8,589万円、企業会計は対前年度比23.6パーセント、64億4,062万円増の336億9,127万円で、全会計では対前年度比4.2パーセント、50億2,403万円増の1,249億6,563万円となりました。一般会計では、市税が対前年度比820万円増の131億4,920万円、譲与税・交付金は対前年度比9,390万円増の20億30万円、地方交付税は対前年度比4億5,300万円減の161億1,800万円と、財源対策前の一般財源収入額は約335億6,150万円、歳出充当一般財源必要額は公債費、建設事業費、繰出金の減少で対前年度比2.2パーセント、7億8,228万円減の344億5,409万円となっています。地方交付税は所得税、酒税の32パーセント、法人税の34パーセント、消費税の22.3パーセント、たばこ税の25パーセントで、交付税総額の94パーセントが普通交付税、6パーセントが特別交付税です。総務省自治財政局の資料、国の平成26年度地方財政計画によりますと、通常収支分の地方交付税の総額は対前年度比1.0パーセント、1,769億円減の16兆8,855億円と微減となっているにもかかわらず、本市の地方交付税が4億5,330万円も減少する理由を御説明ください。また、歳出充当一般財源必要額の主な増減項目と内容をお知らせください。このように、必要な一般財源は、地方税が伸びない中、実質的な地方交付税が減少し、他会計から新たに借入れを行わずに予算編成をした結果、財源不足額が8億9,105万円生じました。財政調整基金の繰入れで賄うとのことですが、財政調整基金の残高は幾らになりますか。平成25年度補正予算として、今冬は除雪費を3億5,000万円、専決処分しています。あってほしくはないですが、今後も追加補正ともなれば、財政調整基金からの繰入れが考えられますが、財政調整基金の残高が不足となることはないでしょうか。御所見を伺います。平成26年度予算案について、市長は、病院の統合新築や学校再編に伴う校舎等の改築、社会資本の耐震化や既存のインフラ施設の老朽化対策、北海道新幹線新駅周辺のまちづくり計画の策定など、将来を見据えた諸課題への対応をすること、避難支援事業や民間大規模建築物の耐震診断経費の助成など「安全・安心な暮らしのための取組」、クルーズ客船などに対応する施設の整備など「市内経済の活性化に向けた取組」、銭函保育所、子育て支援センターの建設など「次代を担う子どもたちへの取組」を重点施策とすること、財政健全化に向けた取組を引き続き継続することの3点を予算編成のポイントとして挙げられました。重点施策について、新年度予算案で、今、その施策を他の事業に先駆けて優先する理由を、何点か施策の例を挙げて御説明ください。財政健全化に向けた取組については、その考えを御説明ください。本年10月から、地方自治体間の税源の偏在性を是正するため、地方法人税を創設し、その全額の交付税原資化が行われるようであります。その内容についてお知らせください。本市では、市民会館など公共施設の老朽化への対応など、課題が山積しています。公共施設等の総合的な管理による老朽化対策の推進ということで、計画に基づく公共施設等の除却についての地方債の特例措置があるとお聞きしました。その内容と、これからその特例措置をお使いになるお考えがあるのかも、お知らせください。以上、1項目めの質問を終了いたします。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

鈴木議員の御質問にお答えいたします。ただいま、本市財政と平成26年度予算案のポイントについて御質問がありました。初めに、平成26年度地方交付税の減少理由についてですが、国の地方財政計画の伸び率などを基本に、公債費など本市の特殊事情を勘案して積算した結果、大きく減少することとなったところであります。次に、平成26年度予算編成のポイントについてですが、まず歳出充当一般財源必要額の主な増減項目と内容につきましては、人件費が職員給与の独自削減率の圧縮などにより1億4,000万円の増、公債費が市債の償還額の減少により4億1,000万円の減、建設事業費が新共同調理場建設事業費の減少などにより2億1,000万円の減、繰出金が病院事業会計の繰出金の減少などにより6億6,000万円の減となっております。次に、財政調整基金の残高につきましては、今定例会に提案している補正予算により、平成25年度の財政調整基金の残高は12億2,000万円となり、26年度の予算編成による財源不足額8億9,000万円を考慮いたしますと、基金の残高は3億3,000万円となるものです。次に、除雪費の追加補正による財政調整基金残高の不足の可能性につきましては、今後の降積雪の状況にもよりますが、財政調整基金の範囲内での対応と考えております。次に、重点施策を他の事業に優先する理由についてですが、「安全・安心な暮らしのための取組」につきましては、東日本大震災の教訓や社会資本の老朽化が急速に進んでいる現状を踏まえ、市民の命を守り、安心して暮らせる生活環境の維持のために、社会資本の耐震化や老朽化対策と、防災・減災対策に早急に取り組む必要があると考えております。「市内経済の活性化に向けた取組」につきましては、本市が持つ知名度や地域特性を生かして、地域経済の活性化を図ることが持続可能な自治体経営につながるものと考えております。そのため、観光客やクルーズ客船の誘致推進のほか、雇用の場の創出に結びつく企業誘致などを重点施策として位置づけたものであります。また、「次代を担う子どもたちへの取組」では、昨年実施された小・中学生の全国学力・学習状況調査において、多くの教科が全道平均を下回る状況にあることや、少子化が進む中では子育て環境を整備していくことが重要であり、ともに時間をかけて取り組む必要があることから、新たに重点施策として位置づけをしたものであります。次に、財政健全化に向けた取組の考え方についてですが、平成26年度予算編成に当たっては、市税や地方交付税などの一般財源収入の減少を見込まざるを得ず、また消費税率の引上げによる影響など、大変厳しいものとなり、財源不足が見込まれる中、他会計からの借入れなどに頼ることなく収支の均衡を図ることを念頭に置いてまいりました。優先的に取り組むべき本市の将来を見据えた諸課題に対応する一方で、事業の必要性、有効性を十分に検証しながら事業の厳選に努めるなど、財政健全化に向けた取組を緩めることなく実施したところであります。次に、地方法人税の創設と交付税の原資化につきましては、地方消費税の引上げにより地方交付税の交付団体と不交付団体の財政力格差が拡大することから、地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図るため、法人住民税法人税割の税率を引き下げるとともに、当該引下げ分に相当する課税標準を法人税額とする地方法人税を創設し、その税収の全額を交付税特別会計に直接繰り入れ、地方交付税の原資として配分するものであります。次に、国の特例措置の利用についてですが、公共施設等の除却についての地方債の特例措置につきましては、これまで公共施設等の除却のみでは地方債の対象とはなりませんでしたが、地方財政法を改正し、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための公共施設等総合管理計画を策定した場合、この計画に基づく公共施設等の除却については、地方債を措置するものです。特例措置の期間は平成26年度以後の当分の間で、地方債の充当率は75パーセントとなっております。また、本市は、学校の適正配置や病院の統合新築などに伴う跡地利用や、老朽化した旧施設の除却が必要となる場合も想定されることから、今後、計画を策定し、財政負担の軽減、平準化を図る必要があると考えております。

出典:小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月3日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる