小樽市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月11日
(1)病児・病後児保育について/(2)化学物質過敏症について/(3)学校図書館司書について/(4)原発事故と消防について/(5)北海道電力泊原発再稼働について
2013年9月11日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「病児・病後児保育について」「化学物質過敏症について」「学校図書館司書について」「原発事故と消防について」「北海道電力泊原発再稼働について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、総務部長 迫俊哉、保健所長 秋野恵美子が答弁しました。
- 質問者
- 斎藤博行 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、教育長 上林猛、総務部長 迫俊哉、保健所長 秋野恵美子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 斎藤博行
一般質問を行います。最初に、病児・病後児保育に関連して質問します。平成 22 年 12 月に出された、小樽市における公立保育所のあり方などをまとめた、市立保育所の規模・配置に関する計画の中の、多様な保育サービスの充実では、ひとり親世帯や共働き世帯で要望が強い病児・病後児保育の実施について、「特に、子どもが病気又は病気回復期に看護師や保育士が病院などの施設専用スペースで一時的に保育を行う病児・病後児保育事業については、保護者のニーズも高いことから、医療機関との連携を図り、早期に実施できるよう努めます」と記載されています。こうしたことがあえて載せられたのは、子供が病気になると一般的には保育所が利用できなくなり、保護者が仕事を休んで家で子供の世話をすることになるわけですが、簡単に仕事を休めない、ほかに頼める人が近くにいないなどの厳しい現実が背景にあります。私は、厚生常任委員会の視察や会派の調査で、各地で行われている病児・病後児保育について勉強させていただきました。その内容を概括的にまとめますと、病児・病後児保育は、市立病院の院内保育所を活用するケース、市内で開業されている小児科医の施設を利用するケース、NPOの運営する子育て支援施設を利用し、市内の小児科の開業医と連携するケースなどがありました。いずれの場合も、小児科の医師との連携が重要な役割を果たしていました。小樽市における病児・病後児保育の実施については、この間、何度か議論させていただきましたが、今回は少し角度を変えて改めてお聞きします。小樽市における病児・病後児保育実施に向けたこれまでの取組を、時系列でお示しください。また、その過程で明らかになった課題は何なのか、お示しください。次に、小樽市では、一昨年 10 月からファミリーサポートセンターがオープンし、病児の預かりも行われています。この間のファミリーサポートセンターでの病児の預かり実績を、市民税非課税世帯又はひとり親世帯による利用料一部助成を受けているケースと全額を負担しているケースに分けて、利用件数、預かり時間の平均、利用料の平均でお示しください。また、病児の預かりを利用した保護者の事情をお示しください。私は、平成 24 年6月の厚生常任委員会で、ファミリーサポートセンター事業の病児の預かりが、病児・病後児保育制度がない小樽において、窮余の策として、それにかわるものとして活用されているのではないかと指摘しました。改めて、この1年近い実績を踏まえ、こうした指摘に対する見解を求めます。もちろん短時間のパート勤務の方もおりますが、普通、保育所に子供を預けるときの時間は、午前8時半ころから午後6時ころまでの9時間半ぐらいだと思います。仮に9時間半、ファミリーサポートセンターに病児を預けたときの一般的利用料は、時間単価 900 円ですので 8,550 円になり、それなりの負担となります。先ほど述べた病児・病後児保育を実施している他都市の利用料 2,500 円前後と比べますと、大変割高となります。私は、小樽市における病児・病後児保育の実現を求める立場に変わりありません。しかし、市役所の中で検討していて時間だけが経過していくのであれば、今困っている人の助けにはなりません。そこで、病児・病後児保育制度が実現するまでの当面の措置として、ファミリーサポートセンター事業の病児の預かりを位置づけ、助成制度の拡大などを検討していただきたいと考えますが、見解を求めます。質問を変え、化学物質過敏症に関連して質問します。先日、化学物質過敏症で長年苦しんできた方の話を聞かせていただきました。自分の体調の悪化に気づいても原因がわからなく苦しんだ話、自分の状態がなかなか他の人に理解してもらえず苦労した話、そして最後には、仕事が続けられず退職した話などでした。初めに、化学物質過敏症とは、どういった病気又は症状をいうのか、お示しください。次に、小樽市は、小樽市内でこうした症状を訴える市民の存在を把握しているか、お示しください。また、いわゆる患者は何人ぐらいいるのか、お示しください。また、小・中学校でこうした症状で苦しんでいる子供もいるとの話もあります。教育委員会では実情を押さえていますか、お示しください。次に、芳香剤や消臭剤などとの関連についてお聞きします。日本で使われている香料の 95 パーセントは合成香料で、天然香料は5パーセントと言われています。そして、合成香料は、ほとんどは石油が原料です。化学物質過敏症と香料との関係については 2007 年の芳香剤・消臭剤の影響に関する研究などの報告もありますが、小樽市としての見解をお示しください。最後に、化学物質過敏症に苦しむ市民がいることに理解を求め、市庁舎をはじめ公共施設での香料等の使用について配慮を求めるポスター等の掲示を検討していただきたいと考えますが、見解を求めます。質問を変え、学校図書館司書に関連して質問します。先日、今年度の全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。全国の結果と比較して、北海道の、後志の、そして小樽の子供たちの結果についての議論が行われています。子供たちの学力を向上させるために必要な力の一つに、読む力があります。それは書かれている文字の意味を理解し、文章を正確に読み取る力です。そして、想像できる力です。本年2月に小樽市教育委員会が出した「平成 24 年度全国学力・学習状況調査 調査結果と指導改善のポイント」でも、小学校国語では、「目的や意図に応じ、複数の情報を結び付けたり、編集者の意図を推論したりしながら、自分の考えをまとめる」力、また中学校国語でも、「目的に応じて必要な情報を読み取る」力や、「文学的な文章の内容を捉える」力が必要とあります。こうした読む力を獲得するために、子供のころの読書の果たす役割は大変大きいと言われています。子供が本を読む機会はいろいろ考えられますが、その中の一つに学校図書館があると思います。改めて、学校図書館の設置目的やその役割をお示しください。小樽市では、平成 25 年5月から、図書館司書の資格を持つ2名を嘱託職員として採用して、学校図書館利活用推進モデル校事業を開始しました。こうした事業が必要と考えられた背景と目的をお示しください。次に、2名の図書館司書は、どこの学校に配置され、どのような業務に携わっているのか、お示しください。次に、学校との連携について伺います。学校には司書教諭が配置されておりますが、この司書教諭の業務との差別化はどのようになされ、なおかつ連携はどのように図られているのか、お示しください。次に、それぞれの学校には1年間の行事予定があります。授業内容や学校行事によって、子供たちの関心事もいろいろ変化すると思います。そうした学校のリアルな情報を学校図書館司書が共有し、学校図書館での業務に反映させるためには、学校との連携も大切になると考えますが、現状をお示しください。この事業が開始されてまだ時間はたっておりませんので、目に見える成果とは言いませんが、モデル校となっている学校の子供たちに多少なりとも変化の兆しが見受けられているのか、お聞かせください。私は、こうした事業の成果は、短期間に出せるものではなく、一定の時間をかけた地味なものにならざるを得ないと考えております。この事業を来年度以降どのように展開していくのか、現時点での考えをお示しください。質問を変え、原発事故と消防に関連して質問します。全道の消防長でつくる全国消防長会北海道支部は、本年4月、東京電力福島第一原発の過酷事故では、被曝した原発作業員の搬送や住民の避難誘導を周辺の消防本部が担ったことを踏まえ、北海道電力泊原発で事故が起きたときにも同様な活動が求められると考え、消防としての対応を検討し、課題などをまとめて報告書を出しました。これに関連して何点か質問します。最初に、北海道で大規模な災害が発生したときには、これまでも道内各地の消防本部や道外の消防本部から出動があり災害対応をしてきたと思いますが、こうした場合の消防の出動手順はどのようになっておりますか、お示しください。次に、全国消防長会北海道支部として、あの東京電力福島第一原発の過酷事故に立ち向かった消防の活動からの教訓を踏まえ、福島の事故で消防が対応した五つの事例をモデルにし、必要な体制や装備を検証したとあります。この五つの事例を具体的にお示しください。また、体制や装備について、どのような検証がされたのか、お示しください。報告書では、重装備の防護服に比べ熱には弱いものの放射線は通さない簡易型防護服は、全道の消防本部の配備分は全て合わせても 1,581 着で、福島の事故では原発が管内にあった消防本部1か所で3日間に約 1,000 枚を使用しており、事故が長期化した場合には保存分では対応できないと指摘されています。ここで言う簡易型防護服とはどのようなものなのか、お示しください。また、小樽市消防本部では何着配備されていますか。また、万が一の事故に際し、長期的には対応できないとなっておりますが、こうした簡易型防護服などの防護資材の確保は、誰が提供することになっているのか、お示しください。次に、道内の消防職員約 9,000 人のうち、放射線の知識を習得している職員は 1,366 人、15.2 パーセントであり、研修が必要となっています。ここで言う放射線の知識を習得とはどのようなことを言っているのかお示しください。また、小樽の消防本部では何人が習得しているのかもお示しください。質問を変え、泊原発再稼働に関連して質問します。7月8日、原発の新しい規制基準が施行されました。これに先立つ7月5日、北海道電力は、新規制基準に基づき泊原発1、2、3号機の再稼働に向けた安全審査を申請する考えを明らかにし、8日に申請しました。この申請に際し、小樽市に事前に連絡などはありましたか、お示しください。次に、9日には道庁で、後志管内 16 市町村と北海道電力とで締結している安全確認協定に基づいた連絡会が開催されました。連絡会での北海道電力、北海道、そして参加町村の発言はどのようなものでしたか、お示しください。次に、この連絡会での発言も含めて、市長の北海道電力泊原発再稼働申請に関する基本的な考えをお示しください。北海道電力は、従来の周辺4町村と新たに安全確認協定を結んだ 16 市町村を分ける形で会議を持っています。こうした対応の背景には、原発の新設や原子炉増設については、北海道と周辺4町村が同意権限を持っているのに対し、原発の再稼働については地元合意の範囲が国から明確に示されていないという現実があると思います。小樽市は、安全確認協定の 16 市町村には入っていますが、泊原発から 30 キロメートルのUPZ圏内には入っておりません。市長は、泊原発再稼働の地元合意に関する地元の範囲についてどのような見解をお持ちなのかお示しください。次に、防災計画に関連して何点かお聞きします。昨年 10 月、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、自治体がつくる原子力防災計画について、再稼働の条件ではないが、つくってもらわないと再稼働はなかなか困難になるとの認識を示し、事実上、再稼働の条件の一つとしました。泊原発から 30 キロメートルのUPZ圏内で新たに原子力防災計画を策定することになった9町村の計画策定の進捗状況をわかる範囲でお示しください。特に、小樽を避難先としている古平町の計画づくりは、避難ルートをはじめ、どのような状況かお示しください。また、それら避難してくる人々を受け入れることになっている小樽市における原子力防災計画づくりは、どのような状況なのか、現状と課題をお示しください。この項最後の質問です。私は、泊原発再稼働の同意を求められる地元の範囲に、東京電力福島第一原発の過酷事故での汚染の広がりを考えても、小樽市は含まれるべきだと考えています。もちろん、そうはいっても小樽市や小樽市長が決めることができる事項だとは言いません。しかし、現時点のように小樽市民の安全・安心確保の計画づくりが完了していない時点で再稼働について聞かれたら、小樽市長としては、市民の安全・安心確保のめどが立つまでは待ってほしいという立場に立っているべきでないかと考えますが、市長の見解を求めます。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、病児・病後児保育について何点か御質問がありました。まず、病児・病後児保育の実施に向けたこれまでの取組についてですが、平成 22 年に新市立病院内での設置を検討いたしましたが、病院のスペースや小児科の診療体制などの面で難しい部分があったことから、他の医療機関での実施の可能性を探っていくことといたしました。その後、道内の自治体の調査や庁内での検討を行い、平成 24 年から 25 年にかけては、市内の小児科医から病児・病後児保育に関する考え方を伺うなどしてきております。また、課題についてでありますが、市内には小児科の医師が少ないこと、事業実施のための適当な施設がないこと、新たな施設整備には相応の財政負担を伴うこと、運営に関する国の補助が低額であることなどが課題であると認識しております。次に、ファミリーサポートセンターでの病児の預かり実績についてですが、平成 23 年 10 月から直近で把握している 25 年7月までの期間で申し上げますと、利用件数については、利用料の一部助成を受けているケースが 26 件、全額負担のケースが 94 件、合わせて 120 件となっております。預かり時間の平均については、利用料の一部助成を受けているケースが約7時間、全額負担のケースが約5時間となっており、利用料の平均については、一部助成を受けているケースが約 4,300 円、全額負担のケースが約 4,800 円となっております。また、病児の預かりを利用した事情については、主に働いている保護者が仕事を休めないということがあります。次に、ファミリーサポートセンターでの病児の預かりが病児・病後児保育の代行として活用されているのではないかとの御指摘についてですが、本市においては平成 23 年 10 月からファミリーサポートセンター事業を開始しましたが、当初から仕事を休めない保護者などが利用する事業として、病児の預かりについても援助活動の一つとして行っております。次に、ファミリーサポートセンターでの病児の預かりに対する助成の拡大についてでありますが、現在、本市においては、ファミリーサポートセンターの援助活動のうち、病児の預かり及び緊急の預かりについて、市民税非課税世帯又はひとり親世帯に利用料の一部助成を行い、1時間 900 円を基本とするところを日常の預かり料金と同水準の 600 円としており、助成のさらなる拡大については、限られた財源の中で困難であると考えております。次に、化学物質過敏症についてお尋ねがありました。まず、化学物質過敏症とはどういった状態なのかについてでありますが、平成8年度の厚生科学研究には、「最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間反復暴露されて、一旦過敏状態になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来たす者があり、化学物質過敏症と呼ばれている」と記載されております。次に、小樽市内で化学物質過敏症の症状を訴える方の存在とその数についてでありますが、これまで市長への手紙等により化学物質過敏症への理解や対応についての要望を受けていること、また、保健所には化学物質過敏症を発症したという方からの相談事例が平成 16 年度からこれまで2件あることから、症状を訴える市民の方がいるものと認識しておりますが、全数については把握しておりません。次に、化学物質過敏症と香料との関係についてでありますが、先ほど申し上げた平成8年度の厚生科学研究では、「化学物質との因果関係や発生機序については未解明な部分が多く、今後の研究の進展が期待される」との見解が示されており、その後も幾つかの研究が報告されておりますが、これにかわるものはまだ確立されていないものと認識しております。小樽市としては、専門家の結論を待つ必要があるものと考えております。次に、公共施設での化学物質過敏症に関するポスター等の掲示についてですが、ただいま申し上げたとおり、化学物質過敏症については、いまだ専門家が研究している段階であり、市としてポスター等により市民へ周知することは現時点では難しいものと考えております。今後、国での検討等が終了し、対応の方向性が明らかになりましたら、必要に応じ市民周知に取り組んでまいりたいと考えております。次に、原発事故と消防について、何点か御質問がございました。まず、北海道で大規模な災害が発生した場合の消防の出動手順についてでありますが、初めに管轄消防本部が対応し、災害の拡大状況により、隣接消防本部との応援協定や北海道広域消防相互応援協定に基づき、道内の各消防本部に対して応援要請がされることとなります。また、災害がさらに拡大するなどにより、道内の消防本部だけでは対応が困難な場合には、北海道知事を通じて総務省消防庁に緊急消防援助隊派遣要請がなされ、全国の消防本部に対して出動要請がされることとなります。次に、福島第一原発事故後の報告書の五つの事例についてでありますが、一つ目は、原子炉建屋で水素爆発により負傷し、事業者により関係施設に収容された作業員6名を救急車で病院へ搬送したケース、二つ目は、原子炉建屋で水素爆発により火災が発生し、消防隊が出動したが、放射線量の急激な上昇により消火活動を中止したケース、三つ目は、タービン建屋で被曝した作業員3名のうち、負傷した2名を除染後、救急車で病院へ搬送したケース、四つ目は、避難指示を受けた病院に入院していた重篤患者47 名を救急車5台で警戒区域外の福祉施設へ搬送したケース、五つ目は、2万人を超える避難住民を受け入れた自治体の保健所と消防本部がスクリーニングや除染活動を行ったケースであります。また、体制や装備についてでありますが、災害状況や汚染に関する的確な情報収集、活動現場や隊員の放射線量の管理、活動の長期化に備えた交代要員の確保等をはじめ、放射線防護服や除染資機材等の整備が必要であるとされております。次に、簡易型防護服についてでありますが、簡易型防護服とは、汚染レベルの低い場所で使用され、ヨウ素やセシウムなどの粉じんに付着する放射性物質から身を守ることができるフード付防護服のことで、本市消防本部では、現在 11 着を保有しております。また、簡易型防護服等防護資機材の確保についてでありますが、防災基本計画によれば原子力事業者が提供することが前提となっております。しかしながら、事故が長期化した場合には事業者の提供が困難になることも予想されることから、防護資機材の安定的な確保に向けて関係機関相互の連携が必要と考えております。次に、放射線の知識習得についてでありますが、国の委託を受けた公的機関により実施される原子力防災研修において、原子力防災対策に係る基礎的知識や消防隊員が行う原子力防災活動に必要な実践的知識、技術の習得をいい、本市では、これらの研修を本年8月末までに 31 名の消防職員が受講しております。次に、北海道電力泊原発再稼働について、何点か御質問がありました。まず、再稼働申請前の北海道電力からの事前連絡についてですが、同社からは、新規制基準施行後に原子力規制委員会に対して速やかに規制基準への適合性の確認審査を受けるための申請ができるよう準備していく旨、6月 19 日に電子メールで連絡がありました。なお、申請書が提出された7月8日には申請を行った旨の連絡があり、10 日には申請の概要等について資料の提供があったところであります。次に、連絡会における参加者の発言内容についてですが、まず北海道電力からは、泊原発で実施している安全対策など再稼働申請の概要についての説明がありました。また、出席した町村からは、福島第一原発事故の原因究明がされていない中での申請について不安があるとの発言のほか、奥尻島で大きな被害のあった北海道南西沖地震の際の津波と北電の津波シミュレーション結果との関係についての質問や、使用済燃料の適切な保管、代替エネルギーの推進に関する意見などが出されました。事務局である北海道からは、今後も連絡会を通して情報共有に努めたいとの話がありました。次に、泊原発再稼働申請に関する基本的な考え方についてですが、原子炉等規制法の改正により、重大事故対策の強化や最新の技術的知見を施設の改善などに反映させる、いわゆるバックフィット制度が導入されるなど、事業者においては、原子力発電所の停止中も含め、新たな規制基準に適合した安全対策を適切に講ずることが求められております。今回の北電の申請は、福島第一原発事故以降、国の指示の下、実施してきている外部電源強化など、一連の安全強化対策について、原子力規制委員会の審査を受けるために必要な手続であり、専門的な知見を有し、中立公正な立場の原子力規制委員会において、新規制基準に基づく厳正な審査が行われるべきものと考えております。次に、泊原発再稼働の地元同意に関する地元の範囲についての見解ですが、泊原発の安全性については、原子力規制委員会において新規制基準に基づいた厳正な審査が行われ、その結果について十分に説明していただきたいと考えており、地元の同意の有無なども含め、審査後のプロセスについては、国の責任において明らかにしていただくべきものと考えております。次に、原子力防災計画を策定する9町村での進捗状況についてですが、本年4月までに9町村全てで地域防災計画の原子力防災計画編を策定済みであり、古平町ほか3町では、その中で策定するよう定められている退避等措置計画の暫定版についても策定済みと聞いております。また、古平町においては、自家用車による避難も認め、避難ルートについては余市町から国道5号と、いわゆるフルーツ街道を経由する2路線を基本とし、避難先を小樽市内と定めておりますが、小樽市内での具体的な避難場所について、現在、北海道や事業者と調整中と聞いております。なお、避難の際には多数のバスや乗用車が避難ルートに集中することが懸念されることから、古平町では、北海道が作成中の避難時間推計シミュレーションの結果を参考に、必要な修正を行うと聞いております。次に、本市における原子力防災計画の策定状況や課題などについてですが、本市では地域防災計画の中で、原子力災害発生時の避難者の受入れに関する計画と市民の安全確保に関する計画を策定していかなければならないものと考えております。避難者の受入れに関する計画につきましては、今後、古平町で決定する本市内での具体的な避難場所や避難方法、さらには現在北海道で作成中の受入れ手順のマニュアルの完成を待って策定作業に着手してまいりたいと考えております。また、市民の安全確保に関する計画につきましては、30 キロメートル圏外のいわゆるPPAの設定や防護措置について、今後、国から具体的な基準が示された段階で策定作業に着手してまいりたいと考えております。次に、再稼働について私の見解についてですが、これまでも申しておりますが、原発の再稼働は安全性の確保が最優先であり、原子力規制委員会においては、安全性について厳格な審査、確認を行っていただき、事業者においても、その審査結果に真摯に対応していただきたいと考えております。いずれにいたしましても、私としては、再稼働については「規制基準に基づく安全性の確保」「電力需給」「社会経済への影響」などを踏まえ、国の責任において総合的に判断されるべきものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、化学物質過敏症の症状を訴えている小・中学校の児童・生徒についてでありますが、市内の各学校においては、毎年保護者から提出される家庭環境調査票や家庭訪問等により、児童・生徒の家族構成はもとより健康上の留意点や食物アレルギーなどアレルギー症状の有無などについて把握を行っております。このたび、化学物質過敏症の症状のある児童・生徒の有無について各学校に照会したところ、市内で1名が確認されたところであります。次に、学校図書館司書に関連して何点か御質問がありました。学校図書館の設置目的と役割についてでありますが、設置目的は、学校図書館法第2条において、図書、視覚聴覚教育の資料その他学校教育に必要な資料を収集し、整理し、及び保存し、これを児童又は生徒及び教員の利用に供することによって、学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童又は生徒の健全な教養を育成する、としております。次に、学校図書館の役割でありますが、学習に対する興味・関心などを呼び起こすこと、読む経験、読書に親しむきっかけを与えること、さらには、授業で学んだことを確かめ、広げ、深め、考えをまとめて発表するなど主体的な学習活動を支援することなどであります。次に、学校図書館利活用推進モデル校事業が必要と考えた背景とその目的でありますが、教育委員会としては、平成 23 年度から教育行政執行方針の中で学力向上を最重要課題として、各般の事業を推進してまいりましたが、とりわけ本市の児童・生徒には言語能力を育成することが必要でありますことから、音読活動の奨励をはじめ、子供たちの読書に対する意欲喚起を図るため、道立図書館や市立図書館と連携した学校ブックフェスティバルや「スクールライブラリー便」事業などの取組を行ってまいりました。そのような中で、文部科学省が平成 24 年度から学校図書館司書配置のための交付税措置を市町村に行うことになったことを契機に、市内の小・中学校に司書を配置することで、学校図書館を充実させ、児童・生徒の読書習慣の確立を図ろうとしたものであります。次に、司書が配置されている学校と業務内容についてでありますが、図書館司書を配置する学校の選定に当たっては、学校図書館利活用推進モデル事業の目的が十分に生かされることが重要でありますので、PTAや支援ボランティアによる学校図書館活動が活発に行われている銭函小学校と、今年度実施予定の北海道学校図書館研究大会の事務局を担うことになっている松ヶ枝中学校の2校に配置することとしたものであります。また、学校図書館司書の主な業務内容は、「貸出し、返却」「推薦図書の推薦など児童・生徒への読書アドバイス」「本のディスプレーなど書棚の分類整理」、さらに「調べ学習に対応した資料の提供」などであります。次に、司書教諭と学校図書館司書との関係についてでありますが、司書教諭は、学校の校務分掌に位置づけられ、年間の図書館運営計画を基に、図書の選択や図書委員会の指導など、学校図書館の運営に関する全般的な役割を担っております。一方で、学校図書館司書は、図書の分類や学校図書館の環境整備など、図書館利用に関する実務的な役割を担っております。その連携につきましては、日常の定期的な打合せにより、図書の購入計画を立てる際の学校図書館司書による情報提供や、学校の教育活動に必要な図書の事前準備、児童・生徒の図書館の利用状況の把握など、読書活動の充実に向けた連携が行われております。次に、学校との連携についてでありますが、学校図書館司書は児童・生徒の図書の利用状況に関する情報提供のほか、教員向けの図書館だよりの発行や資料の提供など、教員との連携を密にすることで、日常の読書活動の充実に努めております。また、年間指導計画に応じた教科指導に活用する図書の準備や校内いじめ防止キャンペーンの際に、いじめをテーマとした図書の展示、休み時間や放課後の子供の居場所としての学校図書館の開放など、学校の教育活動全般にわたっての連携が行われております。次に、この事業の現時点での成果についてでありますが、常時、学校図書館に司書がいることにより、図書の分類整理や環境整備が行われ、子供たちの利用が多くなり、本への興味・関心が高まりを見せるなど、徐々にその成果が現れているものと考えております。最後に、この事業について来年度以降どのように取り組んでいくのかについてでありますが、この事業は今年度からスタートしたものでありますので、今後、事業の成果を十分に検証した上で、学校図書館司書の配置のあり方などについて検討してまいりたいと考えております。(「議長、19 番、議事進行について」と呼ぶ者あり)
質問 19番 斎藤博行
ファミリーサポートセンターに関する質問の中で、1年間の実態を踏まえてファミリーサポートセンターでの病児の預かりが小樽において病児・病後児保育をやっていない現実があるので、窮余の策として、それにかわるものとして活用されているのではないですかという質問に対して答弁がなかったように思っているのですが、その部分の答弁が私の質問と違うのです。そこをまず整理していただきたいと思います。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
ただいまの議事進行の件について、私は答弁したつもりではいるのですが、確かに斎藤博行議員がおっしゃるように、病児・病後児保育の代行として活用されているのではないかという御質問があったと思います。私の答弁では、平成 23 年 10 月からファミリーサポートセンター事業を開始したという、その中で、代行ということではありませんが、この事業を開始した当初から仕事を休めない保護者など、病児・病後児という意味ですけれども、保護者などが利用する事業として、このサポートセンターも含まれるという意味で私は答弁申し上げたつもりなのです。ですから、代行ということではなく、ファミリーサポートセンターそのものが病児・病後児もサポートするという意味で答弁いたしました。
再質問 19番 斎藤博行
それでは、再質問いたします。今の市長答弁は、聞いていたのです。聞いていて違うのではないかと、答えが違うというよりも、私は小樽市の認識を求めているのでありまして、先ほどの答弁でも、例えば 120 件ぐらい利用されているという実態の話もありました。それから、7時間だ5時間だと時間的にも使っていると。確かにファミリーサポートセンターも病児の預かりというサービスを持っていますから、それが動いているのだよといえば確かにそうであって、ないものをやっていると言うつもりはないのです。ただ、仮に小樽市がほかのまちでやっているような病児・病後児保育をやっているとしたら、このようなことになりません。やはりその窮余の策というのは、お金も高いですし、サービスの部分などでもいろいろあるかもしれませんけれども、今ある唯一の、働いている人方の、さきのファミリーサポートセンターの利用者で病児を預けている方のほとんどが働く保護者で、休めないから使っているという話もありました。それから、先ほど言っているように 120 件ぐらいの利用があったと。そういった実態を見たときに、本来のファミリーサポートセンターがその機能を果たしているのではなく、いわゆる病児・病後児保育がないことによって、あれば本来行かないで済む人もそちらに流れているのであって、やはりとってかわる、代替というのか何というのか、その制度とは違うのはわかりますけれども、その補完的役割を果たしているのではないでしょうかということに対する市長、小樽市の認識を求めているものですから、実態はこうだと、こういう使われ方をしているというのをあえて前段にお答えいただいて、それに対してどうなのだろうかという質問を私はしているつもりですので、改めてその辺についてお聞かせいただきたいと思います。それから、二つ目は、化学物質過敏症で苦しんでいる方の実情の中で、いることは認識されているという話もいただいたし、小・中学校にもいるということなのですけれども、要はなかなかわかってもらえない部分もあって苦しんでいるのだという中で、公的施設などにおいて、言い方はきつい言い方から緩い言い方までいろいろあるのですが、きつく言うと自粛してもらいたいという部分もありますし、ソフトに言うならば配慮してもらいたいという部分もあるのですけれども、要は小樽の例えば図書館など、どこでもいいのですが、そこに化学物質過敏症で苦しんでいる方がいるということを前提にして、配慮を求めるポスターが掲示できない理由というのがよく聞き取れなかったものですから、もう一度御答弁をお願いします。それから、もう一つは、泊原発の再稼働の関係で、前段にも小樽市がUPZの圏内から外れて 40 キロメートルにあるということは私もわかっているわけなのですけれども、そういう中で小樽市の考えとして、再稼働に当たっては同意を求めるべきなのかということを、もう少し御答弁いただきたいと思います。それから、最後の市長の立ち位置の部分でお話ししているのは、市長は再稼働について三つ考えなければならない部分を言っているのですけれども、それはそれであえて否定はしないのです。国の規制基準の審査の問題や、エネルギー政策、産業経済的な影響などを考えなければならないという部分はあえて否定はしませんけれども、四つ目に、やはり小樽市民の安全・安心を守る立場として、現時点で原子力防災計画がまだ完成していないと、小樽市民に対してどういう、例えば何かあったときにどうするということが言えない段階においては、今はそういう段階だと私は思っていますので、市民の安全・安心を守るためには、原子力防災計画などがきちんとできるまでは小樽市としては待ってもらいたいと、そういう立場に立つべきで、四つ目のハードルというのか、課題として小樽市側の準備の部分もきちんと位置づけていただけないのかと、そういう立場に立っていただけないのかということで質問していますので、三つクリアしたら小樽市民の安全・安心は消えてしまうのではなく、四つ目に小樽市民の安全・安心についての考え方をきちんと持ってもらいたいという思いで質問していますので、御答弁をお願いします。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
最初のファミリーサポートセンターの問題については、今、議事進行の件で私も申し上げましたので、もう一度説明させていただきますけれども、このファミリーサポートセンター自体は、市独自の事業ということで平成 23 年 10 月に発足、スタートしたわけでございます。このサポートセンターについてはいろいろと賛否両論がありまして、必要ないのではないかという意見、あるいはやはり必要だという意見があり、私は必要だという立場に立ってこの事業をスタートさせていただいたわけですが、そのときの議論の中に、依頼者あるいは提供者、要するにこのサポートを依頼する側と、そのサポートを行う側というところに、一般的には保護者が仕事の関係でなかなか時間どおりに子供を保育所に迎えに行けないなど、いろいろな状況の中で言うと、ここで提供者であるサポートする方に行ってもらって子供を預かる、そういういろいろな事業の中において、子供が病気になったときにどうするのだ、病気が治った病後児の場合はどうするのだといったことも含めてこのサポートセンターで何とかできないかという、こういう前提で私はこのサポートセンターについてはスタートさせていただいたつもりでございますので、その他のところでなかなかそれらができないから、ここで何とかできないかということで話をさせていただいたわけでございます。ですから、議員がおっしゃるような代行だというつもりでは全くありませんで、やはりそういう依頼のある人に対して提供者がしっかりとして子供を守っていくという意味で、私はファミリーサポートセンターの事業をスタートしたわけでございますので、議員がおっしゃる、代行ではないかうんぬんということについては、私は全く代行という思いでおりませんので、先ほどのような答弁にさせていただいたということを御理解いただきたいと思います。あとは担当部長に答弁させます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)
再質問にお答えします。二つ目の質問にございました化学物質過敏症の問題でございますけれども、市長答弁の繰り返しになりますが、現在、化学物質過敏症につきまして、いろいろな観点から研究されているという段階でございまして、現段階でポスターを掲示すると、それで市民の方に周知するということがなかなか難しいと考えておりますので、国において一定の検討などが終了し次第、方向性が明らかになった時点で市民への周知には取り組んでいきたいと考えているところでございます。それから、3点目と4点目に泊原発の再稼働に関する御質問がございました。私どもといたしましては、本市はUPZ圏外にあるわけでございまして、今、地域防災計画の中に原子力編という形で作業を進めていく、準備を進めているところでございますけれども、同意にいたしましても、再稼働につきましても、最終的には今、原子力規制委員会で新規制基準適合性に係る審査を行っているという状況にございますので、あくまでも私どもの立場といたしましては、国に責任を持って地元の範囲を決定していただく、再稼働についての判断をしていただくということで考えておりますので、御理解いただきたいと思っております。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
再々質問 19番 斎藤博行
3点、再々質問をいたします。ファミリーサポートセンターの扱いについては、予算特別委員会でも話させてもらいたいと思いますけれども、今の市長の答弁の内容を聞いていると、小樽市や小樽市民にとって病児・病後児保育が本当に必要だと思われていないのではないかと受け止めざるを得ないのです。それならそう言ってくれて、ファミリーサポートセンターが機能しているから、病児・病後児保育の役割を果たしているから代行ではなく本筋だというのであれば、それは一つの考えなのですけれども、従来、小樽市はファミリーサポートセンターとは別に病児・病後児保育を、公的保育所の持つ基本的な役割の一つとして確立していくというスタンスだったものですから、それがない中で困っている人方がどう動いているかの認識だったわけですが、改めて市長は病児・病後児保育の必要性などをどのように理解されているか、まず1点お聞きします。それから、2点目は、化学物質過敏症のポスターの件なのですけれども、今の総務部長の答弁も、答弁としてはわかるのですが、一つは、実際にそういうポスターを張っている自治体があるということを御承知ですかということをまずお聞きしたいと。そこでは、やはりこういう時代ですから、一番苦しんでいる人、一番弱い人の住みやすい社会をつくっていくということが、健康な人、強い人が生きていく上でも必要な社会だという基本的な考え方があると思うのです。そういった意味で、化学物質過敏症になっていない人、わからない人は、その苦しさがわからないという意味では、難しい部分もあると思うのですけれども、要はほかの自治体ではやっている自治体があって、それほど苦情も来ていないと聞いたものですから、そういうポスターを張ったことによって何ということをしてくれたという話は来ていないという話を聞いたのと、もう一つは、まちづくりの中で必要なのは、やはり一つの問題で一番弱いところに立っている人に対する配慮したまちづくりではないかと思いますので、その辺についてもう少し見解を求めます。3点目は、泊原発の再稼働うんぬんの部分で私が言っているのは、小樽市民の安全・安心を守る立場をやはり持って再稼働の問題に対処してもらいたいと。北海道電力の都合や北海道のエネルギーの環境もあります。国の規制基準もあると。そういうものは十分わかります。ただ、私たちは、泊原発から 40キロメートルに位置する小樽の市民は、福島第一原発事故を見て相当不安がっている部分もあるわけですから、それに対する手だてとして、この間、原子力防災計画をつくって、避難するのか、屋内で待機するのか、どこまで避難させるのか、どこに逃げるのか、安定ヨウ素剤をどうするのか、そういう原発事故を想定した計画づくりをしているわけです。そういったものがまだ完成していないのであれば、やはり市民の不安は払拭されていないと考えるべきであって、それは一般論としての原発再稼働ではなく、小樽市民、小樽市長としては、その四つ目の課題を解決できないうちは再稼働されたら困るのだと、三つがクリアされても小樽の防災計画ができていないのだったら、小樽市民の安全・安心にまだ不安な部分もあるから、急いでつくるのか、ゆっくりつくるのかわかりませんけれども、一生懸命つくって小樽市民に説明ができるまでは、小樽市長としては再稼働については待ってもらいたいと、そういう立場に立てないのかということをお聞きします。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
再々質問にお答えします。病児・病後児保育については、これの必要性は、私は、何も必要ないなどということは考えておりません。やはり必要だと思っておりますから、先ほどの取組の件でいろいろと答弁を申し上げたところでございます。ただ、そういった中で課題、いろいろとできないというか、なかなか小児科医がいない、場所がない、いろいろなことの中で現在なかなか難しいということを申し上げたわけでございます。それから、ファミリーサポートセンターの場合は、それができないからそちらで代行しているということではありませんということを申し上げたかったのです。ファミリーサポートセンターは、働いておられる保護者の皆さんの子供をどうやってサポートしていくかということでございますので、その中には病児・病後児もいらっしゃるでしょうから、そういったところもサポートセンターでサポートしていくように、こういうような思いで平成 23 年 10 月にこの事業をスタートさせたということを先ほど答弁したわけでございます。ですから、議員がおっしゃっている代行というのと少し違うのではないかと私は思っているのです。ですから、その必要性はあると思っております。ですから、いずれその課題が解決されたときには、そのような形で取り組んでいきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 秋野恵美子(保健所長は2016年3月まで)
化学物質過敏症に関して若干、医療の面からの知見も加えまして答弁いたします。先ほど、化学物質過敏症についてのポスターを張っている自治体があって、それに関する苦情はないと聞いているというお話がございました。一方で、東京都でございますけれども、化学物質過敏症について、まだ小樽市と同じ見解を示されている自治体もございます。それから、弱い方々の苦しみがわかっていないのではないかと、最も弱い者に対して対策をとるべきではないかという趣旨の御質問かと思いますが、実はこの化学物質過敏症がいわゆるアレルギー性疾患であるということになりますと、この対応には、アレルギーの原因となる物質を完全に除去するという考え方も一方にございますけれども、今の主流は、完全除去はむしろよくなく、アレルギーの原因物質は脱感作のほうが有効であるというふうに変わってきております。脱感作と申しますのは、アレルギーの原因物質がわかっている方にその物質を少量から始めて投与していくことによって、その方がその物質に耐えられるように持っていくことで、そういう方向に、今、医療が変わってきている現状でございます。ただ、化学物質過敏症は、アレルギー性疾患であるというふうにもまだ認められておりません。この間、海外のいろいろな文献等も見ましたけれども、病気としての定義を決めることがまだできない状況にあるということでございますので、病気としての定義が決められない以上、その方に対する最も適切な対応は何であるのかということにつきましても、まだ専門家の見解が一致していないところというふうに私どもは認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)
再々質問にお答えいたします。議員のお尋ねは、地元での防災計画ができていないうちに再稼働に向けて動いていくことについて、市民の安全・安心が確保できないのではないかというお尋ねであろうかと受け止めました。現在、再稼働に向けた動きとしまして、原子力規制委員会で適合審査というのが行われているわけでございますけれども、私どもといたしましては、現在、防災計画に向けて、30 キロメートル圏外のいわゆるPPZの設定や、そこの防護措置について明確な指針が示されていないということで、本来地元でつくる防災計画というのは、国との整合性を図っていくということが大前提になるのですが、それが示されていないということで、まだ防災計画の着手が進んでいない状況にはございますけれども、いずれにいたしましても、再稼働前に防災計画ができていなければ、当然、市民の安全・安心は守れないと思いますので、国の動きも見ながら、我々の防災計画をどの程度進めていけるかどうか、引き続き国に対しては速やかにそのPPZの範囲や防護措置などをお示しいただくように要請していきたいと思っておりますし、これからつくる道の受入れマニュアルといいますか、我々は古平町の住民の方々を受け入れるわけですが、そういったものもできるだけ早くにお示しいただくよう要請をしていきたいと思っております。