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小樽市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月17日

(1)国民健康保険の問題/(2)小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画(素案)について

2009年6月17日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「国民健康保険の問題」「小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画(素案)について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、医療保険部長 中村浩、教育部長 大野博幸が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲、医療保険部長 中村浩、教育部長 大野博幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 20番 新谷とし

初めに、国民健康保険について伺います。本年1月、日本共産党小池晃参議院議員の国民健康保険被保険者等に対する必要な医療の確保に関する質問に対する政府答弁書の通知が各市町村に届き、被保険者資格証明書の交付等に当たっては、適切な取扱いをするように求めております。保険収納課では、資格証明書発行は加入世帯との接触の機会を増やして、納付相談や納付指導を充実させることを最大の目的としているといいますが、昨年の第3回定例会の予算特別委員会で中島麗子委員の質問に対し、平成19年度に資格証明書を交付した501世帯のうち、居所不明で予告書が返却されているのが2割、あとの8割に対しては、直接何件と接触できているか不明とのことでした。これでは最大の目的を実行するどころか、なぜ保険料を滞納しているのか、理由も把握しないまま機械的に資格証明書を交付してきたとしか思えません。どういう方法で接触できるのか研究したいとの御答弁でしたが、その後、被保険者の生活実態をどう把握したのか、訪問はしたのか、お知らせください。先日、私たちのところに資格証明書を交付されている人が、心臓のぐあいが悪く病院にかかりたいが保険証を発行してもらえないという相談に来ました。見るからに体調が悪そうでした。建設関係の仕事をしていますが、このところの不況で5月は6万円の仕事しかありませんでした。窓口に行き、保険料を少し払うと言ったら、滞納分をプラスしないとだめですと言われ、押し問答の末、物別れになり、短期保険証を出してもらうには至りませんでした。その後、短期保険証は交付されましたが、ほかにも相談に行ったら、経済的理由で支払が困難なのに、少しの保険料なら要らないなど厳しい窓口対応であるとの苦情がたびたび寄せられています。このような対応は政府答弁を職員に周知させていないことから起きた問題ではありませんか。お答えください。江別市では、収納の窓口が一本化されていて、滞納分を税、国民健康保険料、介護保険料などに分けて、国保料はわずかであっても払ってもらい、短期保険証を交付しているということです。その際、人権侵害になるような言動は避け、窓口に来やすいように配慮しているということです。千葉市では、生活が困窮し、国保料を払えない人は、資格証明書から短期保険証に変更できるようにし、短期保険証は分納誓約なしに出す。さらに、資格証明書交付世帯にアンケートを送り経済状況を把握する、市の保険料減免制度を見直し、一定所得以下の人への対応を検討するということです。小樽市においても、資格証明書交付世帯に対して経済的困難はないか、支払えない特別の理由はないか、早急に調査を進め、資格証明書の交付をやめ短期保険証に切り替えること、支払能力を超える保険料の強要はしないことを求めます。お答えください。次に、小樽市での一部負担金の減額、免除についてです。減額、免除の申請適用はほとんどないと聞いておりますが、窓口などで教えているのでしょうか。利用がないのは基準を設けていないためではありませんか。小樽市国民健康保険条例施行規則で、一部負担金の減免及び徴収猶予が明記されていますから、一定の基準を設け、医療費の一部負担金減免を適用させることを求めます。お答えください。次に、小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画に関してお聞きします。教育委員会は、保護者や地域住民の意見とパブリックコメントを参考に、今年じゅうに適正化基本計画を決定するとしています。我が党はすべての説明会に参加していますが、会場によっては住民の参加率が大変悪い上、これからかかわり合いを持つ幼稚園、保育所などの保護者が参加していません。基本計画策定の前に幼稚園、保育所でも説明会を開いて、意見を反映させるべきではありませんか。保護者など地域住民の意見には鋭い指摘や参考にすべきものがあり、素案には矛盾が多々あります。第1に、忍路中学校の保護者が指摘していたように、望ましい学校規模を判断できる研究結果や資料がないため、何が望ましいのかわからないことです。それは、学校規模・配置在り方検討委員会に学級規模が子供の授業、学力に与える影響、いじめ、非行はどのような学校規模で起きているかなどの資料を提出せずに審議させたからではありませんか。今回の忍路中学校での説明会で、地域住民から「PTAの役員を長くやってきた。地域の教育力を高めるため努力してきた。お年寄り、地域から学ぶものが多くあり、学校がなくなると子供と大人の接点がなくなり、大きな意味での社会性もなくなってしまうのではないか」。学校評議員から「忍路中学校は登校拒否の子供を受け入れて高校に入学できた。小規模校としてのよさを発揮してきた」、「自分はずっと複式で育った、そういう学校があってもよいのではないか」など、小規模校のよさ、地域との連携の中で社会性が育っていることが報告されていました。昨年の地域懇談会でも、豊倉小学校、張碓小学校などから同様の発言、そして今回の緑小学校では国語の学力が高いのに、数合わせでそういう伝統をなくしてよいのかという意見が上がりました。望ましい学校規模は基準であって、やり方によっては小規模校でも学力や人格形成ができるということを実証しています。このことを基本計画にどう盛り込むのですか。第2に、通学距離、各学校の特別支援学級数を示していない問題です。学校間の距離が長い主なところはどこで、何キロメートルあるのか、また、平成26年度に特別支援学級を配置している学校数をお知らせください。通学距離が遠くなると、とりわけ低学年の子供に負担がかかる上、帰宅後の遊びや交流がしにくくなること、放課後児童クラブは帰りが心配なこと、さらに迎えの保護者に負担がかかること、特別支援学級が遠くなると子供も保護者も負担は重くなることなど、さまざまな弊害が出ます。山坂が多い小樽のまちは冬は特に大変です。これらの諸問題をどう解決するのですか。第3に、1学級の人数と学級規模の問題です。教育委員会は在り方検討委員会の答申に基づき、1学級30人程度としています。しかし、平成26年度の児童・生徒数は1学級ごとの人数を載せていないため抽象的でよくわかりません。例えば、高島・手宮地区のブロックの場合、小学校5校を2校に、A校、B校300人から350人、12学級規模としています。30人学級は保護者の強い要求ですが、財政負担から市独自の教員は採用できないとしているのに、北海道の少人数学級実践研究事業以外の学年で1学級36人ないし40人の場合、2学級にできるのですか。市費で教員を採用してすべての学年で1学級30人程度にするのか、伺います。この地区の平成26年度の小学校の児童総数は562人、1校を300人から350人にした場合、もう一校は262人から212人で、7又は6学級にしかならないのではありませんか。御説明ください。第4に、耐震補強ついてです。学校の統合にあわせて耐震補強を行うとしていますが、耐震補強が急がれる学校を、今後8年間も危険なまま放置しておくわけにはいきません。また、避難場所、地域への施設提供などの場合も、耐震補強が必要となります。今後の計画をお知らせください。第5に、まちづくりとの関係についてです。「忍路、蘭島は、学校がなくなると過疎に拍車を掛ける」「学校がなくなってゴーストタウンになっているところがある、こういうことを深く考えてほしい」「桃内に帰りたいと思ったが、学校がないのでできなかった」「地域に若い人が来なくなる」と、地域の衰退を大変心配しています。学校は地域にとっても大切な役割を果たしているのに、複式など小規模校をつぶしていいのですか、それとも忍路中学校説明会で「皆さんが絶対だめだという意見になれば、我々も判断しなければならない」と大野教育部長が答えていたように、存続は可能と判断しますが、よろしいですか。また、忍路や塩谷地区で要望が出された小中併置校は考えられるのか、伺います。最後に、素案は抽象的、不十分な資料の下で進められており、今後どれくらいのパブリックコメントが寄せられるかも心配です。意見は聞いたとして、今年じゅうに基本計画を策定するのは拙速で、もっと意見を集めてから慎重に策定すべきだと思いますが、いかがですか。また、基本計画策定に当たっては、説明会の意見要望をどこまで取り入れるのか、お聞きします。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。国民健康保険問題について御質問がございました。まず、資格証明書発行世帯との接触についてでありますけれども、その後、世帯からの電話連絡や来庁による納付相談、社会保険等の加入による手続など、生活実態を把握できた世帯があったほか、納付実績があって、現在は短期保険証などを交付している世帯もあります。滞納世帯に対する臨戸訪問は大変重要なことと認識しておりまして、職員や特別徴収員が積極的に訪問を行い、留守の場合は連絡メモを投かんしてきておりますが、資格証明書発行世帯については特に不在が多く、連絡ももらえないなど、大半が接触できない現状にあります。今後とも可能な限り、接触努力を続け実態把握に努めてまいりたいと考えております。次に、被保険者資格証明書に係る政府答弁書の職員への周知でありますけれども、本年1月に国の通知がありまして、担当課において職員に十分内容を周知させたところであります。政府答弁書の内容としては、子供以外の被保険者から市町村の窓口において医療を受ける必要が生じ、かつ医療費の一時払いが困難である旨の申出があった場合には、特別な事情に準ずる状況にあるとして、市町村の判断で短期保険証を交付することができるものとしたものであります。なお、運用に当たりましては、内容の趣旨を踏まえ、医療費の一時払いがなぜ困難なのか、個々の事情を十分お聞きした上で対応しなければならないものと考えております。次に、資格証明書を交付した世帯に対する短期保険証への切替えなどについてでありますけれども、資格証明書交付対象世帯には予告文書を送付しており、その際に経済的な困難や支払えない特別な理由などがある場合に提出をしていただく特別の事情に関する届出書をあわせて送付していることから、改めて資格証明書発行世帯に対してアンケートなどによる調査は、現在のところ考えておりません。しかしながら、今後とも資格証明書発行世帯との接触努力を進めていく中で、特別の事情を十分に把握するとともに、政府答弁書の趣旨に該当する場合は、この内容と同じ対応をしてまいりたいと考えております。また、滞納世帯との納付相談に当たりましては、これまでも事情を詳しくお聞きし、世帯の収入状況等を十分勘案し、納付計画を提出していただいているところであり、収入実態を無視した納付の強要ということにはなっていないと考えております。次に、一部負担金の減免等についての周知でありますけれども、毎年納付書を発送する際に同封しておりますリーフレット「わたしたちの国保」の中に、申請により医療費の自己負担分が減免などになる場合がある旨を記載し、制度の周知をしているところであります。また、窓口へ相談に来られた被保険者の皆さんには、他の福祉制度等も絡めながら、親切に相談に応じているところでございます。次に、一部負担金の減免等の基準設定でありますが、本市では、現在、基準は設けておりませんが、昭和34年3月の厚生省保険局長通知で示された災害被災者や失業等による収入減など特別な理由のある世帯主を対象に、これまでも申請があればその都度申請者から直近の実収入額の状況をお聞きし、他都市でも基準に多く採用している生活保護基準等を参考にしながら減免等の可否を決定しておりますので、引き続きこれまで同様の対応をしていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画(素案)にかかわって幾つかの御質問がありました。初めに、幼稚園、保育所での説明会についてでありますが、今回の素案の地域説明会は、5月12日から7月22日までの日程で、42の会場で行っております。今回の説明会の開催に当たっては、事前に市内の幼稚園、保育所等に通うすべての家庭に素案の概要のリーフレットとあわせて、説明会の日程をお知らせしております。数は少ないのですが、就学前の子供を持つ保護者の方も参加し、御意見をいただいております。今後もこのような説明会の開催に際しましては、多くの方が参加できるよう、工夫をしていきたいと考えております。次に、在り方検討委員会に提出した資料構成と、小規模な学校での取組をどう基本計画に盛り込むかについてでありますが、在り方検討委員会は少子化と学校施設の老朽化に対応し、市内の小中学校の学校規模及び学校配置のあり方について検討いただいたものであり、その答申の中にも記述されておりますが、小樽市の学校教育の目指す姿は、小樽市立学校教育推進計画で示されていることから、言及しないとしたものであります。また、議員が御指摘の小規模な学校で取り組んでいる地域住民との触合いの中で、社会性をはぐくむことや国語力の向上という点については、規模の大小にかかわらず、伸ばしていかなければならない課題であると認識しております。次に、通学距離が長くなることによる問題についてですが、まず地区ブロック内で学校間の距離が長いところは、小学校では忍路中央小学校と塩谷小学校の間が5.5キロメートル、中学校では塩谷中学校と長橋中学校の間が5.3キロメートルとなっております。特別支援学級を設置している学校数については、平成21年度は小学校では27校中23校、中学校では14校中9校となっておりますが、平成26年度においては、小学校では現状の配置校がそのまま維持されるものと仮定すれば、27学校中23校、中学校では小学校の卒業生がそのまま支援学級に在籍するとすれば、14校中13校に設置されることになります。統合による通学距離については長くなりますので、スクールバスやバス通学助成などの現行制度を活用して対応していくことを考えております。次に、1学級の人数と学級規模についてですが、計画素案では1学級30人程度の学級を想定し、ブロック内の学校数を算出しております。市独自での教員の採用は困難でありますが、ブロック内における統合の組合せや通学区域の調整などは平成22年度から地域との協議を進めることとしており、その中で30人程度の学級が実現できるよう、工夫していく必要があると考えております。次に、高島・手宮地区の児童数の推移から見た学級規模についてですが、この地区の児童数は平成20年度で733人、平成26年度で562人、さらに平成27年度では541人となります。そのことから、この地区の望ましい小学校数は2校で変わりませんが、計画素案で示している300人から350人の規模は検討を要するものと考えております。次に、小中学校における耐震補強についてでありますが、既に学校の耐震化は進めており、このため、さきの第1回臨時会で、5校の実施計画に係る予算を議決していただきました。実施計画には約半年程度を要し、設計終了後、耐震補強工事を行ってまいります。さらに、今定例会におきましても、新たに長橋中学校と桜町中学校の耐震診断に係る予算を計上しているところです。今後の学校耐震化につきましては、小中学校再編計画との関連もありますが、国の予算措置の動向も見極めながら、随時進めていかなければならないものと考えております。次に、地域における学校の位置づけと今後の考え方についてでありますが、複式校は郊外に多いということから、地域の皆さんの力をかりながら、学校を守り立てていただき、また学校もその場を提供する形で地域と関係を持っている側面があると考えております。今回の適正化計画は、そのような視点も踏まえて、学校と地域の関係を断絶させることのないよう、引き続き地域の支援について22年度からのブロックごとの懇談の中でも、改めて共通の理解と協力をお願いしてまいりたいと考えております。今回の基本計画では、全体の学校配置のあり方に関する考え方と、再編の進め方をまとめたものであり、個別の学校に関する統廃合について具体的には示しておりません。また、今までの素案の地域説明会の中では、学校の存続や小中併置校に関する意見もありましたが、来年度以降、ブロック内での統合の組合せや統合校の位置などについて実施計画をつくる際、地域の皆さんと協議していく中で、一定の判断を求められる場合も考えられます。現在は、年内に基本計画の策定に努めているというスタンスでございます。最後に、基本計画策定の時期と説明会での意見の反映についてでありますが、7月までに素案の地域説明会を行い、この秋にはパブリックコメントを予定しています。これまでの説明会の中でも、来年度から予定しています実施計画づくりのための具体的な話合いに関する御質問や御意見も多くいただいていますことから、教育委員会としては年内に計画を策定してまいりたいと考えております。また、現時点で説明会はまだ継続中であり、すべての説明会が終了した時点で、いただいた御意見について十分検討し、反映させるべきものは素案に盛り込み、パブリックコメントの案としてまいりたいと考えております。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)

再質問 20番 新谷とし

再質問いたします。初めに、国民健康保険証のことですが、資格証明書を発行していた501件のうち、どれだけ接触できて短期保険証がどれだけ発行されたのでしょうか、それをお伺いします。それから、医療費の一部負担金の減免及び徴収猶予についてですが、道内では157自治体が基準を定めています。基準がないのは16市町村でこの中に小樽市が入っているわけです。基準がないから保険料の減免などで窓口に相談に来たとき、病院にかかる必要があっても医療費の減額、減免の対応ができないのではないでしょうか。それから、昨年12月に、北海道から被保険者が災害や失業などの特別な理由があって生活が困窮し、一部負担金が払えないことが理由で医療機関の治療を受けられない事態を防ぐためにも、保険者が被保険者へ制度の内容や趣旨を十分周知することが大切である。保険料や一部負担金の減免について適切な対応をするようにという事務連絡が来ております。被保険者には「わたしたちの国保」で周知していると言いますけれども、窓口でもそういうような制度があるということで、きちんと説明していただきたいと思います。他市の一部負担金の減免、免除の実績は、まだ少ないですけれども、19年度は道内10市の半分で行っておりまして、理由は事業の廃止、また、失業により収入が減少したことが挙げられております。小樽市では今まで申請はあったけれども実績がないということで、やはりこれは制度の周知をもっと図ること、ただ「わたしたちの国保」に書くだけではなく、窓口でもこういう制度がありますということを親切に教え、さらに基準を設けて活用することを求めます。再度お答えください。次に、小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画(素案)に関してです。在り方検討委員会に資料を出さない理由を述べていただきましたけれども、忍路中学校の保護者が望ましい学校規模のもとを示してほしいと繰り返し要求しておりました。これはやはり子供の授業、学力に学級規模がどういうふうに影響するのか、また、いじめ、非行はどのような学校規模で起きているか、保護者が大変心配していることです。西陵中学校の説明会でも、統合することにより人数が増えることの心配、これはいじめなどと思いますけれども、心のケアをするカウンセラーが足りないのではないかという疑問が出されております。指導室主幹は統合された学校に集中的に派遣したいと言っておりましたけれども、今5人しかいないスクールカウンセラーをそのようにできるのでしょうか。それから、通学距離についてですけれども、これも保護者が大変心配していることです。学校教育法施行規則第1条の2で、「学校の位置は、教育上適切な環境に、これを定めなければならない」とされております。平成16年度の適正配置の実施計画では、通学距離を小学生はおおむね2キロメートルとして、子供への負担から隣接校との距離が遠い塩谷小学校と桂岡小学校は対象から外して、地域と一体で頑張っている複式学級を有する学校も対象外にするなど、子供に配慮をしておりました。先ほど通学距離が遠い主なところを示していただきましたけれども、たった二つしか示しておりませんけれども、忍路中央小学校から塩谷小学校までは5.5キロ、さらに塩谷小学校から長橋小学校までは4.9キロありますし、張碓小学校から銭函小学校、桂岡小学校まではそれぞれ4.1キロ、これは前の計画で私たちが資料としていただいたものですけれども、このように大変離れております。仮に、このブロックごとの統廃合ということでいいますと、場合によっては10キロも離れたところまで学校に通わさなければならない。そして、通学バスやバス助成で対応すると言いましたけれども、路線バスで1時間に1本しかない、そういうところもありますし、それから路線バスが通っていない、こういうところもあるわけです。その上で、4キロ、5キロ、さらに10キロも離れた学校に通わせるのでしょうか。そして、特別支援学級は本当に大変ですが、この子供たちも通わせるのでしょうか。それから、学級規模についてですけれども、1学級30人程度というのはいいことですが、すべての学年でできるわけではありません。例に出した高島・手宮地区の学校規模を説明していただきましたけれども、望ましい小学校数が2校であるこの地区の小学校2年生の総数は70人、それから4年生が78人です。1校で2学級にできますか。できません。1学年1学級で39人という場合だってあるのです。先ほどは抽象的なお答えだったと思うのですけれども、小規模校ができるという、そういう判断に立っていいのかどうかもう一回お聞きしたいと思います。それから、明確な御答弁がありませんでしたけれども、説明会で大野教育部長がお答えになったところなのですけれども、「皆さんが絶対にだめだという意見になれば、我々も判断しなければならない」と。これは小規模校あるいは複式など、そういう学校の存続が可能なのか。これから話し合っていくといいますけれども、ある程度は教育委員会がその基準を示していかなければなりません。そして、前回の懇談会でもそうだったのですけれども、残してほしいとか、大変いい教育をしているのだという、そういう意見が出ても、今回の素案にはそれがどこにも反映されていないのです。意見を聞きましたといって、そういった皆さんの要望などは入れないで、一方的に数合わせだけで進めていくというのは、これは本当に間違いだと思います。明確に大野教育部長が答えていたことについてお聞きしたいと思います。

答弁 医療保険部長 中村浩(医療保険部長は2010年3月まで)

最初に、国民健康保険の資格証明書発行世帯との接触状況でございます。平成19年9月更新時の発行数が501世帯、平成20年9月の更新で485世帯になりますけれども、このうちで接触できたものが130世帯、そして納付をいただいた96世帯のうち、本証を25世帯、それから短期保険証を71世帯に発行してございます。そのほか、来庁相談16世帯、電話連絡14世帯、臨戸面談4世帯、そして社保取得等で資格喪失をされた世帯が86世帯ございました。それから次に、一部負担金の減免の関係でございます。基準を設けていないので、数が少ないのではないかというお話でございますけれども、確かに窓口等での説明の中で、高額療養制度の説明だけで終わっているケースがあろうかと思いますので、昨年12月の道からの通知もございますので、このことについて窓口での対応について再度徹底をしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

新谷議員の再質問にお答えいたします。在り方検討委員会での資料ですとか、少人数ですとか、いろいろなお話がございましたが、まず学校編成に当たっての進め方でありますとか考え方にかかわるところでございまして、このことにつきましては素案にも触れておりますが、平成22年度からのブロックごとの話合い等によりまして、中身を詰めてまいりたいと思っております。また、カウンセラーは現在、市費、道費で人数的には他の町村よりは多いのですけれども、子供の対応に向けましては、単にこの統廃合につきましては、カウンセラーのみならず、学級担任でありますとか、その統廃合で一緒になったときに全然関係のない担任がそこの学校に行くだとかそういうことではなくて、心のケアを図るという観点から、担任の何人かは一緒になる学校に行き、そういう立場から心のケアをし、さらに統括する意味で、カウンセラー等が指導的な役割を果たしていくですとか、そういう考え方を持っているところです。ほかの質問につきましては、部長の方から答弁いたします。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育部長 大野博幸(教育部長は2011年7月まで)

最初に、これまでの学校適配については、通学距離を小学校2キロメートル、中学校3キロメートルということを一つの上限としてきた経過がございます。ただ、その中で、例えば小学校の適正配置計画の説明会等の中でも、一つの基準を持って小樽市内の学校の標準規模、望ましい学校規模ということを議論するのであれば、その特定の地区だけではなくて、やはり全市的に議論すべきではないのかという、そういった御意見も相当いただきました。それともう一つは、御承知のとおり、平成16年から小樽市の出生数というのが一気に700人台に落ち、その子供が学校に入学してくるのは、平成23年からだというふうに思っております。その意味では、小樽市の学校の規模の縮小化といいますか、そういった部分にこれからさらに拍車がかかる、進むという状況の中で私どもは小樽市の41校全体についての配置のあり方を議論しなければならないという、そういう考え方の中で検討委員会にも諮問し、答申をいただき、今回、小樽市全体41校の学校のあり方をどうするかということで素案を策定し、説明会を開いているということでございます。それから、それぞれ素案で示している中で、2クラスあるいは30人学級がつくれるのかという、そういった部分について再度の御質問だったと思います。この素案で示している内容というのは、小樽市の子供の数を30で割って出すわけにはいかないわけですから、六つの地区に分けて、その地区の中での子供の数について26年度までの推計を出して、そこの中で小中学校それぞれ12クラス、9クラスという、そういった基準で30人程度の学級にした場合、何校が必要なのかということでの校数を出させていただいております。例えば5校ある小学校を2校にした場合に、2校にしたときの通学区域をどうするかによって、その二つの学校の人数というのは変わるわけです。私どもはそれぞれ学年で小学校で言えば2クラス、中学校で言えば3クラス、30人程度の学級ということで、一つのシミュレーションをしていかなければならないと思っていますけれども、その中には当然学校の通学距離の問題あるいは地形の問題、さまざまな要件があります。ですから、そういった部分も含めて、22年度以降のそれぞれの地区の中で具体的な協議をさせていただきたいというふうに考えているところであります。それから、私の発言なので私から申し上げますが、御指摘のとおり、「皆さんが反対であれば教育委員会としても一定の判断をしなければならない」という発言を私はしております。場所は忍路中学校の説明会だったと思います。御承知のとおり、忍路中学校は、現在、全生徒数15人、2クラスという学校です。そこの保護者の方々皆さんが反対だと言われれば、やはりそれは私どもとしても一定の判断はしなければならないと思っています。ただ、私はこの説明会の中でも申し上げましたけれども、この忍路中学校の将来推計を言えば、今15人ですし、平成26年度まで見ても大体16人とか18人とか20人以下で推移をしていくわけです。そういった中で、果たして将来にわたってそういう規模でよいのかどうか、教育委員会としてはやはりこれは教育環境としては好ましくないというふうに考えておりますので、それも含めて議論をしていきたいということでお答えしたわけですから、その部分はそういった意味で御理解をいただきたいと思います。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)

再々質問 20番 新谷とし

再々質問いたします。まず、通学距離についてですけれども、ちゃんと正確に答えていただいておりません。全般的な考え方というのはそれはそうですけれども、先ほど言ったところは、例えば忍路中央小学校から長橋小学校まで10キロ以上あるのですよ。仮にそういうことになったら、そういうふうな遠いところに通わせていいのか。それから、塩谷小学校には平成26年度に特別支援学級が1学級あるはずです、推計なのですけれども。そういう子供をこんな遠くまで通わせていいのかということなのです。それについてはお答えしていただいておりません。それから、私は高島・手宮地区ブロックに限って質問したのです。先ほども言ったとおり、26年度の推計では小学校2年生は70人、4年生は78人です。それで、教育長は先ほど300人から350人程度というのは考え直さなければならないという御答弁でしたけれども、どう考えたって、ここで12学級規模はできないのです。だけれども、素案にはちゃんと書いてあるのです。だから、そこが矛盾だというのです。この素案は、そのように大変矛盾したことを書いているのです。そういう点で、あたかもA校、B校300人から350人程度で12学級規模、そして30人程度で、それが望ましい学校規模にならないのに、望ましい学校規模になると、そういう幻想を与えるような資料なのです。正確にこの資料を示してやるべきだと思うのです。もう一度聞きますけれども、この地域に限っての質問なのですけれども、小規模校はできるということですね。それと、大野教育部長の発言なのですけれども、先ほどの御答弁も何かはっきりしませんけれども、我々も判断しなければならないというのは、強権発動、こういうことではないですね。ブロックごとに話し合っていく、皆さんで話し合ってほしい、そこが大事なところでしょう、今度は。そうしますと、その地域でここは残すべきだ、残してほしいとなったら、小さくても残る可能性があるのですねということを私は聞いているのです。絶対に強権発動というのはよくないと思うのですけれども、再度お答えください。

答弁 教育部長 大野博幸(教育部長は2011年7月まで)

まず、学校距離の関係なのですけれども、現状、忍路中央小学校と塩谷小学校で5.5キロ、塩谷小学校で長橋小学校の距離が4.9キロ、ですから単純に忍路中央小学校から長橋小学校までは10.4キロほどあります。き弁でも何でもないのですけれども、私どもはまだどこの学校を残す、どこの学校をなくするということを決めておりませんので、この距離が最大の通学距離になるという、そういった議論はいたしません。ただ、間違いなく学校が少なくなれば通学距離というのは長くなることは、はっきりしている事実です。これは説明会でも申し上げています。ですから、それに対応する手段として、スクールバスを出すということで対応ができるのか、あるいはバス助成という形での対応ができるのか、そういうことも議論していこうということで先ほどから申し上げているわけですから、そのことは御理解をいただきたいと思っています。それから、高島・手宮地区の学校の部分なのですけれども、ここの地区は現在712人の子供がいます。それで、想定では300人から350人程度の学校二つというふうに書いています。それが26年度では562人にまで落ち込みます。簡単に言って、300人を2倍すれば600人ですから、562人より大きくなってしまいますが現状では712人というのもいるというのも事実です。確かに大きく言えば、何百何十何人から何百何十何人というところまでやって書いておりません。ただ、前段、教育長がここの部分は検討しなければならないというのは、将来推計の562人ということで見れば、その小さい学校というのは300人では数が合わないわけですから、割り算上。その部分ではここの数字は検討しなければならないということでお答えしているということで御理解をいただきたいと思います。それと、最後の私の発言なのですけれども、これは繰り返しになりますけれども、保護者の皆さんが絶対だめだと言ったときに、私どもがしゃにむにやるとはやはり言えないわけです。ただ、反対だと言ったら、残る可能性はあるのかと言われれば、私どもはこの素案を持って今説明会をやっていて、地区ごとではどういう学校のあり方にしていくのだということでの議論をしていきたいと言っているわけですから、最初から、いや皆さん反対でしたらしませんなんていう議論には、ならないわけです。ただ、皆さんが反対だと、その忍路中学校で出たように。そうなれば私どもとしてもお答えとしては、いや皆さん反対でも私どもはやりますというわけにはいかないわけですから、その意味で教育委員会としての一定の判断をしなければならないと申し上げたわけです。

出典:小樽市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月17日 議事録 PDF(104ページ) 間違いを知らせる