みんなの議会

小樽市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月18日

(1)温暖化対策について/(2)耐震化対策について/(3)子供の問題に関して/(4)日本銀行旧小樽支店行舎跡地問題について

2008年6月18日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「温暖化対策について」「耐震化対策について」「子供の問題に関して」「日本銀行旧小樽支店行舎跡地問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、生活環境部長 小原正徳、教育部長 大野博幸が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲、生活環境部長 小原正徳、教育部長 大野博幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 20番 新谷とし

初めに、今、国際的にも国内的にも焦びの課題となっている温暖化対策についてお聞きします。地球温暖化は、IPCC、国連の「気候変動に関する政府間パネル」の第4次報告で、人為起源による温室効果ガスの増加による可能性が極めて高いことが明確になりました。近年、化石燃料の燃焼や森林の破壊によって温室効果ガスが急激に増加し、特に20世紀後半、温暖化のスピードが急激に速まっています。北極の海氷は、夏季は7.4パーセントも減少し、海面水位の上昇が大きくなっており、山岳氷河や雪氷地域の後退も進んでいます。IPCCは、海洋では酸性化が進行し、サンゴやそれに依存する生物に悪影響が出ること、さらに気温が1.5度から2.5度上昇すると約20から30パーセントの種が、3.5度以上の上昇なら約40から70パーセントの種が絶滅の危機を迎えること、農業生産の低下、数億人が水不足に直面し、健康面では栄養失調や感染症の増加など深刻な事態を報告しています。既に世界的には、熱波や集中豪雨、干ばつ、巨大ハリケーンの発生などで食料生産への被害が拡大し、日本でも集中豪雨、熱帯夜の頻発などの異常気象で農作物、魚種、漁獲高の変動などの異変に直面しています。2006年にイギリス政府の委嘱で行われたスターン報告は、温暖化を放置すれば、損失は世界のGDPの20パーセントかそれ以上になるおそれがあるが、それを防ぐための費用はGDPの1パーセント程度で済むと提言し、早期に効果的な対応策をとらなければ、世界大戦や20世紀前半の世界恐慌に匹敵する大混乱を引き起こす危険があると警告しています。温暖化対策は待ったなしの課題であり、子供たちにかけがえのない地球を渡すためにも、今、真剣にこの問題に取り組まなければならないと思います。今年は、京都議定書で先進国が約束した温暖化ガス削減目標の達成期限2008年から2012年の第1約束期間の初年度であり、昨年のバリ会議での合意に基づき、2013年以降の大幅削減に向け、議論も始まっています。EU諸国では、既に8パーセント削減目標に近づき、現在イギリスが12.5パーセントの目標に対し15.7パーセントの超過達成、ドイツも21パーセントの目標に対し18.7パーセントに到達しているのに比べ、日本は約束した6パーセント削減を達成するどころか、2006年度は6.4パーセントも増加させています。日本はバリ会議では、今後の削減目標を言明できず、会議開催中、何度も国際NGOから不名誉な化石賞を受けました。また、9日に発表した福田ビジョンに対し2020年までの中期目標に消極的だと、ドイツ・ボンで開催中の国連気候変動枠組条約の作業部会に集まった世界のNGOから批判が相次ぎ、またも化石賞を受賞するはめになりました。日本の温室効果ガス排出量は、8割が企業、公共部門関連ですが、わずか150事業所で日本全体の排出量の半分以上を占めていることがNGO気候ネットワークの調査で明らかです。これらの企業には、排出量を開示しないところもあり批判が高まっていますが、上位20事業所は電力と鉄鋼関係の大企業が占めています。にもかかわらず、最も排出の多い産業部門には削減義務を課さない日本経団連の自主行動計画を柱にしているところに、削減が進まない原因があります。日本は、北海道洞爺湖サミットの議長国として、また京都議定書での議長国としても、積極的な役割を果たすことが求められていますが、実効性のある施策としてEUが既に実施し効果が上がった国内排出量取引の導入、環境税、自然エネルギー導入及び固定価格買取制度などが必要ではないでしょうか。市長の見解を求めます。あわせて、京都議定書の約束を実行するよう国に意見を上げるよう求めます。北海道洞爺湖サミットに対して市民の関心も高まっていますが、本市においては、温暖化問題は避けて通れない課題であります。小樽市は、サミット参加のプレス記者などに市内観光をしてもらう計画を立てていますが、せっかくの機会ですから、市民との協働で温暖化対策を積極的に推進することを宣言してはいかがですか。北海道は、2001年に省エネルギー・新エネルギー促進条例を制定、2007年に新エネルギー導入目標を16.9万キロワット上乗せしました。不十分ではありますが、新エネルギー利用特別措置法で、電力会社の買取枠が拡大され、北海道電力はキロワット・アワー当たり11.0円で買い取ることになっています。今後、買取量や価格の引上げは不可欠ですが、自治体独自で、あるいは今全国で広がっている市民協同発電所による風力発電や太陽光発電などの研究・検討を始めるべきと思います。一例を挙げると、長野県飯田市では、環境省が推進した「まほろば事業」で飯田市環境協議会を立ち上げ、「環境と経済の好循環のまちモデル事業」を行っています。2010年までCO2 排出量を1990年度比10パーセント削減を目標に、太陽光発電、バイオマスストーブへの転換、太陽熱普及、クリーン自動車普及などで実現する計画です。現在、保育所、公民館など38か所の公的施設に太陽光発電を設置しているということです。小樽市においても、当面可能な公的施設への太陽光発電を設置してはいかがですか。現在、民間住宅に対し、太陽光発電システム普及助成を行っている自治体もあります。札幌市では無利子融資期間10年以内で限度額200万円を札幌市環境保全資金融資あっせん制度として、北見市は上限12万円、網走市は上限18万円、音更町は上限20万円の補助を行っています。小樽市でもこのような施策はできないでしょうか。次に、ペレットストーブの導入と促進についてです。ペレットストーブは、森林の健全化・保全のための間伐とCO2 を排出しない原材料確保による一挙両得のものです。石油の異常高騰により市民も悲鳴を上げている折、北海道の補助金などを活用して、購入助成を図ってはいかがですか。次に、バイオエタノール廃食用油利用促進についてです。鷹栖町などでは、ごみ収集ルートで回収した廃食用油をストレートベジタブルオイル燃料として使い、燃料費の節減を実現しています。バイオディーゼル燃料と違い、副産物のグリセリンが出ないほか、初期投資は数年で回収できるということです。本市においても、この施策を積極的に取り入れるよう求めます。いかがですか。さて、小樽市は、第1次の「小樽市温暖化対策推進実行計画」では、温室効果ガス総排出量目標値を大きく上回り、2006年から2010年度の第2次実行計画でも既に目標値を上回っています。努力は評価しますが、対象としている機関には、指定管理者、民間委託などが含まれておりません。これらの機関を入れると数値はどうなりますか。次に、温室効果ガス排出抑制のための可燃ごみの減量についてです。平成19年度の北しりべし廃棄物処理広域連合のごみ焼却施設受入れ量の85パーセントは、小樽市のごみということですが、本市のごみ減量に向けたさらなる努力が必要です。小樽市の家庭ごみは、平成19年度は、16年度比62パーセントです。しかし、事業系一般廃棄物は16年度比97パーセントとあまり変わりはありません。事業所においても努力をしていただかなければなりませんが、対策をお聞きします。また、広域連合のごみ焼却施設の温室効果ガス排出量はどれくらいになりますか。次に、市民への啓発についてです。温暖化問題の重要性をもっと市民に伝えていくことが急がれます。小樽市は、平成18年度に「環境にやさしいエコ・アクション・プログラム」を策定し、市民啓発を図ったと言いますが、実施状況をお示しください。ごみ有料化の説明会では、5か月で222会場、参加市民は1万121人でした。これにも増す意気込みが大切と思いますが、今後の取組を伺います。次に、原子力発電のプルサーマル計画に対してお聞きします。北海道電力は、2010年中に泊原発での使用済み核燃料の再利用を予定しています。5月の住民説明会では、参加者から安全性・経済性を問う質問が続出し、プルサーマル導入に反対の意見が相次いだことが報道されています。政府は二酸化炭素の排出が少ないことだけをもって、原発をクリーンなエネルギー源だと推進していますが、チェルノブイリ原発事故、中越沖地震での東京電力柏崎刈羽原発事故の被災、北陸電力志賀原発、東京電力福島第一原発の臨界事故隠し、5人が死亡した関西電力美浜原発事故などを見ても、原発の危険性は明らかです。使用済み核燃料についても安全性は未確立です。京都議定書の運用ルールでは、原子力の利用を控えるとされました。プルサーマルの燃料、MOX燃料の原料となるプルトニウムは、ウランに比べてけた違いに放射能が強く、ごく微量でもがんなどの原因となる極めて毒性の強い物質です。しかも、含有量は、ベルギーやフランスに比べ日本は2倍近くもあります。これを試験炉で十分な試験もせず、いきなり巨大出力の商業炉で実施しようとしているのも大変不安です。小樽市は、泊発電所周辺地域原子力防災計画の対象から外れていますが、小樽病院は北海道の災害拠点病院に指定され原発事故発生救助訓練に参加しています。市長は、後志管内唯一の市として、安全性未確立のプルサーマル計画に対して反対の態度を表明すべきではないでしょうか、見解を求めます。次に、耐震化対策について伺います。中国四川省の地震では、学校倒壊で大変多くの子供たちが犠牲になりました。このたびの岩手・宮城内陸地震では、小・中・高・大学などで165か所、幼稚園、給食センターでも被害があったことが報道されています。心からお見舞いを申し上げます。学校校舎や体育館の耐震化は、大きな費用がかかるため自治体独自で実施するのは厳しく、文部科学省の調査によると、耐震性がないのに工事がされていない施設は34.8パーセント、耐震診断さえ未実施が6.6パーセントです。私が学校耐震化を求めたのは2002年9月、その後ようやく教育委員会が2004年と2005年に耐震化優先度調査を行いました。本格的に耐震診断を行うとしたら、1校につき300万円から400万円もかかるということですが、2005年の文部科学省の調査でも73パーセントの自治体が予算措置が困難と言っているのに、公立学校の施設整備費予算を大幅に削減し、耐震化をおろそかにした国の責任は重大です。日本共産党は、国の責任で耐震診断を行うこと、耐震化工事への国の補助率を上げることを要求してきましたが、今国会で議員立法による地震防災対策特別措置法の改正案が成立しました。耐震化工事の自治体負担は軽減されますが、期間は3年程度です。耐震診断の予算はつけられておりません。小樽市で対象小中学校の診断をすると幾らの事業費がかかりますか。耐震診断を急ぐと同時に、これも国の責任において実施すべきものです。国に対し早急に予算措置をするよう求めるべきと思いますが、いかがですか。教育委員会は、学校適正配置との整合性を図りながら、耐震化整備計画を策定すると述べていますが、耐震化工事に対する国の補助かさ上げが3年間という期限では、せっかくの国の制度を使えないことになりませんか。適正配置の地域説明会はこれからですが、このことを理由に統廃合を押しつけることのないよう、そして学校統廃合に関係なく耐震化工事を進めるべきです。お答えください。小中学校は、小樽市地域防災計画の避難所に指定されており、小学校は第一次的に指定するものとするとなっています。統廃合がされると、避難所が不足してしまいます。防災の立場からも、児童・生徒、地域住民の安全を守るためにも、耐震化工事を急ぐよう求めます。市長の見解を伺います。次に、保育所の耐震化工事についてです。市立保育所で、耐震化診断の対象となるのは、昭和51年建設の手宮保育所のみということですが、幼い子供たちの命を守るため耐震診断を行い、必要があれば、耐震化工事を行うべきです。いかがですか。次に、住宅・マンション耐震改修制度についてです。今年4月から、住宅の耐震改修に対する国の助成制度が改善され、比較的所得の少ない世帯に対する補助率の引上げや住宅の地域要件、建物要件が撤廃されました。分譲マンションでも対象となる世帯が全体に占める割合に応じて、共有部分を含めた建物全体の耐震改修工事費に対する補助率が引き上げられます。対象世帯については、一般には国と地方公共団体で15.2パーセントのところ、23パーセントに引き上げられます。しかし、この制度は国の間接補助の制度ですから、市が助成制度をつくらなければ市民は活用できません。地震から市民を守るためにも、また、今、不況にあえいでいる建設業界、小規模事業所の仕事確保にも有効な施策となります。ぜひこの制度を立ち上げるよう求めます。いかがですか。次に、子供の問題に関して伺います。ネットや携帯電話によるひぼう中傷、自殺など心が痛むことが相次いでいます。文部科学省の調査で、学校裏サイトは、全国で3万8,000件に達しているということですが、本市の小中学校の状況はどうなっていますか。本市の携帯電話所持数、ここ数年、インターネットやメールによるひぼう中傷などのいじめの実態もお知らせください。平成16年、佐世保市の小学校で起きたインターネットが関係した衝撃的事件に関して、我が党の菊地議員がネットとのかかわり合いを含めた子供の人間関係のあり方の対策について質問しています。その後、どのような取組をしてきたのか、御説明ください。さらに、インターネット、携帯電話による問題や事件を防止し、一人一人の子供の心豊かな成長が保障される積極的施策が必要と思います。今後の取組を伺います。次に、たんぽぽ文庫についてお聞きします。たんぽぽ文庫は、地域の子供たちを対象に代々ボランティアにより運営され、35年間も活動しています。平成2年からは、あおばと館で活動、2007年10月現在、延べ会員数は654人、受入れ冊数は7,000冊を超え、年間200から300冊を購入しているということです。工作会、エプロンシアター、絵本の読み聞かせ、オリジナル人形劇の上演などの定期的な活動のほか、町内会の新年子供会などでも同様の活動を展開しています。日ごろ市民との協働を標ぼうしている市長は、このように子供たちの健やかな成長のために地域に根ざし、活動してきたことをどう評価していますか。あおばと館の取壊しによりたんぽぽ文庫は移転を余儀なくされ、市に移転先について相談に来ましたが、市は初め支援の姿勢を見せたもののやめて、結局移転先は他の人たちによって見つかりました。引っ越しは職員が手伝ったということですが、長年、子供たちの幸せのために頑張ってきたボランティア団体に対し、なぜ支援をやめたのですか。佐賀県佐賀市では、空き店舗対策として、商店街にNPO法人が運営する子供の本屋を誘致し、店舗開設に当たっては、職員が店内改装や家賃値下げの交渉に当たり、その熱意が評判を呼び、森林組合が店内に使用する地元の木材を安価で供給するなど、コミュニティが拡大したということです。子供たちの本屋としてだけではなく、若い親子との出会い、お年寄りと子供たちの触れ合いの場、子供たちの成長の場として期待されています。佐賀市の施策は、空き店舗対策のみならず、子育て支援、子供の居場所づくりとしても有効だと思います。小樽の次世代を担う子供たちのために、改めて市としてたんぽぽ文庫に支援を求めるものです。お答えください。次に、日本銀行旧小樽支店行舎跡地問題についてお聞きします。今年4月に日銀と富岡の住民有志、小樽市が来年3月末までに地区計画を申請しなければ、「日本銀行は用地測量や一般競争入札手続を開始する」などの合意文書を交わしたということですが、住民は地区計画ができなければ、第1種中高層住居専用地域のまま、高層マンションなどが建設されることを大変危ぐしています。地域では、提案制度による地区計画を検討していますが、まず提案制度における提案者の資格、提案制度の流れと提案結果の公表までに要する時間について説明してください。住民は、まちづくり協議会を発足させ、作業を進めたいとしていますが、提案制度は簡単にできるものではありません。この地区は、過去に高層マンション建設の問題も起きていますから、提案制度ではなく、市が率先して地区計画を決めるべきと考えます。いかがですか。来年3月の期限までに地区計画はできるのでしょうか。期限内にできない可能性のある場合は、市が日本銀行に期限延長を交渉すべきです。さらに、提案ができるように積極的に地域住民を支援すべきです。いかがですか。一番よい方法は、過去に第一銀行が小樽市から撤退するに当たり、小樽市に土地と建物を寄附したように、日本銀行に行舎跡地を寄附してもらい、市民のため有効活用することです。合意文書を交わす前に寄附について日銀と交渉すべきだったと思いますが、これからでも寄附を求めてはいかがでしょうか、お答えください。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、温暖化対策についての御質問でありますけれども、まず温室効果ガスの国内排出量取引の導入や環境税、自然エネルギーの導入及び固定価格買取制度などについてでありますけれども、これらの施策は、温室効果ガス排出量を削減する上で有効な手段であると思いますが、導入に当たりましては、国内事情を勘案した施策内容の検討が必要ではないかと思っております。また、京都議定書の目標達成に向けた国への意見書の提出ということでありますが、北海道洞爺湖サミットの開催を機に、環境問題に対する関心が高まっており、また国では最近温室効果ガス削減の中期目標を来年のしかるべき時期に発表するとしていることから、今後の動向を見守ってまいりたいと思っております。次に、温暖化対策推進の宣言ということでありますが、市では民間団体と共催により北海道洞爺湖サミットを記念して6月下旬に講演会と植樹祭を開催する予定であります。このような市民との協働による具体的な行動を通して、環境問題に対する意識を高めることにより、地域として地球温暖化対策に貢献してまいりたいと考えておりますが、宣言を行うということについては、今のところ予定はしておりません。次に、市の施設への太陽光発電設置についてでありますが、太陽光発電は温室効果ガスを排出しない環境に優しいクリーンなエネルギーであることは承知しておりますが、今の財政状況から考えて難しいものと考えておりますけれども、研究してまいりたいと思います。次に、民間住宅の太陽光発電システム設置に対する助成でありますが、太陽光発電システムを普及させるためには、助成制度は一定の効果があると思いますが、本市におきましては、今の財政状況から新たな助成制度の導入、あるいはまたペレットストーブ購入助成については難しいものではないかと思っております。次に、廃食用油の利用についてでありますけれども、廃食用油をろ過するだけで利用できるストレートベジタブルオイル燃料は、車両の改造、エンジンの負担、冬期使用の制限、最近の燃料噴射装置への対応など技術的な問題があることから、市が保有する車両への利用は難しいものと考えております。しかしながら、廃食用油の利用促進は資源の有効利用や地球温暖化対策のためにも重要な課題ととらえておりまして、市としても再生利用する方策について考えてまいりたいと思います。次に、小樽市温暖化対策推進実行計画の対象施設についてでありますけれども、指定管理者を導入した施設のうち総合体育館、市民会館、市民センターなど主要な施設については、第1次計画から引き続きすべて実施計画の対象施設として集計しておりますけれども、ごみ収集委託などの業務を民間に委託した分につきましては、実施計画の対象外としているため、数値は把握しておりません。次に、事業系一般廃棄物の減量対策でありますけれども、事業系一般廃棄物は、経済活動の動向によって排出量が変動することから、その減量対策については難しいものと考えております。市といたしましては、これまでも啓発リーフレットの配布や排出事業者への訪問などにより、ごみ減量化と資源化の促進に努めておりますが、温室効果ガスを削減するためにも今後とも排出抑制に向けた意識啓発に取り組んでまいりたいと考えております。次に、広域連合のごみ処理施設の温室効果ガス排出量についてでありますけれども、リサイクルプラザを含めた北しりべし広域クリーンセンター全体で申し上げますと、温室効果ガス排出量算定方法ガイドラインに基づく算定では、平成19年度において概算で1万9,200トンとなっております。次に、「環境にやさしいエコ・アクション・プログラム」についてでありますが、これまで環境にやさしい小樽市民ルール推進員会議の皆さんとともにエコ・アクション・プログラムの普及活動により市民の環境問題に対する意識啓発を図ってきたところであります。これまでの実施状況でありますけれども、平成18年度以降現在まで、市内各地で地域説明会を開催したほか、出前講座や小中学校の総合学習などの機会を利用しまして、3,000部を超えるプログラムの配布を行っております。今後も市民ルール推進員会議と連携しながらエコ・アクション・プログラムの周知に努め市民一人一人の二酸化炭素削減に向けた行動促進を図ってまいりたいと考えております。次に、泊原発のプルサーマル計画に反対すべきとの御意見でありますけれども、4月18日に北海道電力から北海道及び地元4町村に対して、安全協定に基づく事前協議の申入れがあり、現在、有識者検討会議でプルサーマル計画の安全性について科学的かつ専門的な見地から検討を行っている段階と聞いております。原子力行政は、国の専管事項となっておりますが、市民の安全に関する重要な事項でありますので、有識者検討会議での検討状況を慎重に見極めて対応してまいりたいと考えております。次に、耐震化対策の関係で、防災の立場から小中学校の耐震化の工事を急ぐようにとのことでありますけれども、災害時における住民の安全の確保という観点から、避難所である小中学校の耐震化は必要と思っております。現在、教育委員会が学校規模・配置の適正化計画の策定を進めており、その中で学校の適正配置とあわせて学校の耐震化を進めていくということでありますが、教育委員会とよく相談してまいりたいと思います。次に、手宮保育所の耐震化でありますけれども、本市には小中学校や本庁舎、保育所など多くの施設がありまして、これまでに小中学校は耐震診断のための優先度調査を実施済みでありますが、今後、手宮保育所を含め、所有する施設全体の中で優先度を勘案しながら取り組んでまいりたいと考えております。次に、住宅マンションの耐震改修に対する市の助成制度でありますけれども、市においては、災害時の避難所となる小中学校や災害対策本部の拠点となる本庁舎など耐震化を急がなければならない施設が数多くありますが、財政が非常に厳しいことから、耐震化が進んでいない状況にあります。このようなことから、住宅マンションなどの所有者に対する支援制度については、現段階では困難であると考えております。次に、たんぽぽ文庫についての御質問でありますが、たんぽぽ文庫は、お話がありましたように、昭和48年に奥沢地区に開設され、その後、平成2年に小樽市社会福祉協議会があおばと館をオープンした際に活動の場を移しておりましたが、先月、あおばと館の閉鎖を機に入船十字街の近くに移転され、現在も10名の会員で週2回ほど図書の貸出しなど、あるいはまた絵本の読み聞かせなど、さまざまな活動を行っていると聞いております。たんぽぽ文庫の皆さん、会員の皆さんには地域での子育て支援にかかわるボランティア活動を35年という長い年月にわたり努力されてきたものと思っておりまして、敬意を表しております。次に、たんぽぽ文庫の移転に伴う支援でありますけれども、現在の場所に移転する際に市に相談がありました。市といたしましては、ボランティア団体への財政的な支援は、小樽市社会福祉協議会を通じ、小樽市ボランティア・市民活動支援センターに登録している団体に対して行っており、市が個別のボランティア団体にそれ以上の支援をすることは難しいと判断したものであります。なお、たんぽぽ文庫は、今年度も社会福祉協議会が行っておりますボランティア・市民活動助成事業により助成を受けていると聞いております。次に、日本銀行旧小樽支店行舎跡地問題でありますけれども、初めに都市計画法に基づく提案制度についてでありますが、まず提案者の資格につきましては、土地所有者、まちづくりNPO法人などとなっております。次に、提案制度の流れといたしましては、事前相談の後、提案者から地区計画に関する提案をいただき、要件を満足しているかを確認の上、提案内容について都市計画決定の必要性を判断することとなります。必要性があると判断した場合には、提案内容を踏まえ、市が都市計画案を作成し、公衆の縦覧に供した後、都市計画審議会に諮ることになります。また、決定の必要がないと判断した場合につきましても、その理由や提案内容を審議会に説明し、意見をいただきます。いずれの場合も結果を提案者へ知らせるとともに公表をいたします。また、提案結果の公表までの時間については、提案内容により異なるものと考えております。次に、市が率先して地区計画を決めるべきということでありますけれども、地区計画は土地、建物の私権の制限強化となることも含め、建物の建て方など地域の特性に応じたきめ細かなまちづくりのルールを定めるものであり、地区の方々が身近な生活空間について主体的に話合いを行い合意形成が図られていくことが大切なことと考えておりまして、この日本銀行旧小樽支店行舎跡地周辺地区においても、地区計画に関する検討が始まっております。したがいまして、市といたしましては、行政が地区計画の策定に関し、主導的に進めていくのではなくて、地域の主体的な取組を促していくことが望ましいものと考えております。次に、この地区の地区計画に関する取組や市の支援でありますが、この地区におきましては、先日、住民の方々が説明会を開催し、行舎跡地の状況や今後の取組について話合いを行いました。その中で、今後、長期にまちづくり協議会を立ち上げ、地区計画の内容の検討や合意形成に向けた作業を開始することについて提案がなされたと聞いております。市といたしましては、これまでも地区住民と日本銀行との話合いに参加するとともに、地区計画や提案制度についての資料の提供や説明を行ってきているところであります。今後とも地区の方々の取組状況を見極めながら、適切に対応してまいりたいと考えております。最後に、日本銀行への寄附の要請でありますけれども、日本銀行は、特別法により設置された国の認可法人であり、売買契約の締結に当たっては、公平性、透明性の確保が前提となりますので、国や地方公共団体に準じた手続により所有財産を処分するものと聞いております。市といたしましては、これまでの跡地の利活用の協議の中で、無償譲渡や随意契約による買取りについて検討してまいりましたが、結果として無償譲渡については日本銀行側の理解が得られず、また買取りについては市側として財政上の理由などから困難であると断念をいたしたところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。小中学校の耐震化について何点か御質問がありました。初めに、耐震診断を実施する場合の事業費についてでありますが、本市は昭和56年以前に建設された校舎や屋内体育館を持つ小中学校が29校あり、その棟の数も98棟あります。耐震診断の事業費は、校舎の構造、フロアの数、延べ面積などにより異なり、優先度調査を終えた98棟すべての診断費用について示すことは現段階ではできませんが、道内他都市の例で申し上げますと、8クラス延べ面積2,600平方メートル規模の小学校で約200万円と聞いており、本市においても相当の事業費を要するものと考えております。次に、国への耐震診断費用の要望についてでありますが、北海道都市教育長会や北海道都市教育委員会連絡協議会を通して、平成21年度文化施策要望の重点として、耐震化にかかわる支援措置の拡充を要望しております。また、全国市長会でも耐震診断及び耐震補強事業等についての財政措置の拡充を国に対して要望しているところであります。次に、学校統廃合に関係なく耐震化工事を進めるべきとの御指摘についてですが、現在、本市は全庁的に効率的な行財政運営に取り組んでいるところであり、学校適正配置と耐震化工事を全く切り離して進めることにはならないと考えております。7月から学校規模・配置の適正化計画策定に当たっての基本的な考え方について、地域懇談会の開催を予定しておりますが、その中におきまして、学校の適正配置とあわせて校舎の老朽化の現状や耐震化の必要性も示し、保護者や地域の皆さんの御意見も聞きながら、これまで述べてきましたように、学校配置の適正化と施設の改築・耐震化を同時に進めていかなければならないものと考えております。次に、本市における学校裏サイトの状況や携帯電話の所持数、そしてメールなどによるいじめの実態についてでありますが、学校裏サイトについては、卒業生や在校生らが匿名で自主的に立ち上げたサイトでありまして、学校行事や部活動、テストなどに関する情報交換を主な目的にして利用していると伺っております。しかし、特定の個人名を挙げて、人格や容姿などをひぼう中傷する書き込みなどをするいじめの温床として、子供の世界にとどまらず社会問題化しております。学校裏サイトの多くは、学校名で検索しても見つけることができなかったり、パスワードによる利用制限がかかっていることから、それを特定することが難しく、本市の実態について把握することは困難な状況にあります。本市の小中学生の携帯電話の所持数については、全体の状況をとらえておりませんが、平成19年度全国学力・学習状況調査における児童・生徒質問紙の調査結果によりますと、小学校6年生で約35パーセント、中学校3年生で約72パーセントが所持していることが予想されます。また、メールでのひぼう中傷などによるいじめについては、平成18年度から文部科学省のいじめの調査において、パソコンや携帯電話等でひぼう中傷や嫌なことをされるという様態の項目が加えられましたことから、本市では18年度に小学校がゼロ件、中学校が5件、19年度に小学校が9件、中学校が7件あったと学校から報告を受けております。次に、インターネットや携帯電話による問題への取組についてでありますが、議員の御指摘のとおり、最近急速に子供たちの間に普及している携帯電話のメールやインターネットを悪用したネット上のいじめが大きな問題となっております。市教委では、これまでこうした問題に対応すべく校長会議等で情報モラルの充実について説明し、各学校での指導をお願いするとともに、児童・生徒や保護者向けのネット社会のルールやマナーに関する啓発資料の配布、そして保護者、教員を対象とした研修講座の実施などに取り組んでおります。また、学校においては、授業を通しての指導はもとより外部講師を招いての情報モラル教室の開催、保護者への注意喚起などにも取り組んでおります。一方、小樽市PTA連合会においても、こうした現状に対応すべく、家庭においてのルールづくりやフィルタリングの設定などについて研修会を開催するなどして、会員相互が学習しております。今後も携帯電話を所持する児童・生徒の増加に伴い問題の深刻化も予想されますことから、市教委では本年3月に携帯電話の利用のあり方を検討するため、校長、教頭、有識者からなる情報モラル対策委員会を立ち上げました。こうした取組に加え、問題発生時の相談の窓口の設置や保護者との連携強化に向け、積極的に取り組んでまいります。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)

再質問 20番 新谷とし

再質問をします。質問した順番に行いたいと思います。温暖化問題なのですけれども、京都議定書に対するとらえ方ですが、もっと積極的に国に意見を上げていただきたいと思います。福田首相は9日の記者会見で、一、二年のうちに排出量をピークアウトさせて、京都議定書の目標を確実に達成すると述べておりますが、排出量取引や環境税などに言及しておらず、その裏づけも示しておりません。それから、2020年までの中期目標を来年発表するということですけれども、国内でも遅すぎるという批判がありますし、そして問題なのは、温暖化対策を緩やかなルールになるよう提案しているのも批判をされているところです。京都議定書の約束から排出量を減らすどころか、6.4パーセントも増加しているのですから、一、二年で減少に転じるというのは、大変難しいことです。温暖化対策を研究している学者、NGOからも、EUで効果を上げている施策を積極的に進めるべきだと言っておりますけれども、こういうことで、地方から意見を上げていくということがとても大事だと思います。小樽市は、CO2 を大きく減らしており、京都議定書に大きく貢献しているわけですから、市長は胸を張ってこのことを要求できるのではないですか。次に、小樽市の温暖化施策についてです。いろいろな施策については、財政が厳しいから非常に難しいということですけれども、この温暖化の問題を重く受け止めるなら、防止のための施策はどうしても必要です。本市の第1次温暖化対策の温室効果ガス排出量は、他市に比べても大きく削減していることは評価します。しかし、第2次の実行計画を見ますと、CO2 排出の大きなウエートを占めているロードヒーティングは、冬道の安全確保を図る上からも支障を来す可能性があり、これ以上の削減は難しい。そして、暖房などの施設管理もこれ以上の定量的な削減は難しいと述べています。これまでは、トップダウンの省エネで実績を上げてきたと思いますが、これも限界だとしますと、自然再生エネルギーの導入がどうしても必要になってきます。例えば、NEDO(技術開発機構)でその地域新エネルギー等の導入促進事業もあります。あるいは、大阪など今全国で185か所の市民発電所があるそうですが、こういうことを前向きに検討を始めるべきだと思います。それから、民間住宅に対しての助成なのですけれども、日本共産党の国会質問で、一度打ち切った補助金を復活させる方向を明らかにしています。そういうのを見て、再度検討してほしいと思います。それから、ペレットストーブも難しいということでしたけれども、北海道が今年度、市町村が実施する普及啓発イベントや一般家庭の協力によるモニター事業を支援すると言っておりますから、これについては、積極的に取り組んでいただきたいと思います。それから、廃食用油燃料の利用ですけれども、これは非常に効果があるもので、鷹栖町に聞きましたら、設備はそんなにお金がかかりません。20万円程度だと言っていました。しかし、今、ガソリンが高騰しておりますから、そういう点でも、非常に節約できたと言っております。市長はよく費用対効果ということをおっしゃいますけれども、これはその費用対効果にこたえられるものではないですか。ぜひ他の自治体を参考にして取り入れていただきたいと思います。それから、可燃ごみの削減についてなのですけれども、経済活動をしているので、事業所に求めるのは難しいと言いますけれども、実際に自分のところで温室効果ガス削減のためにやっている事業所もありますし、まず意識を持ってもらうということが大切なのですけれども、これまで事業所への指導啓発はどのぐらい行ってきたのでしょうか。次に、学校耐震化工事です。統廃合と同時に進めるとおっしゃいますけれども、国の補助率かさ上げは3年という期限があります。そうすると、逆に聞きますけれども、統廃合は3年後にすべて終了させるということですか。地域説明会はこれからですし、基本計画、その後の実施計画がすんなり保護者や地域の皆さんが納得するかどうかもわかりません。念を押しますけれども、統廃合に反対の学校は耐震化工事はしない、こういうことではないですよね。それから、小樽市の防災計画にのっている避難所は、小中学校が圧倒的に多いわけです。避難できる人数は、計算しますと6万999人。そのうち小学校は3万9,449人、中学校は1万4,618人です。小中学校で全体の89パーセントを受け入れなければなりません。二次被害にならないためにも、耐震化工事は急がれるのではないでしょうか。それから、住宅マンション耐震改修制度についてですけれども、小樽市がつくった小樽市住宅マスタープランには、昭和45年以前に建てられた住宅は26.3パーセントで、老朽化が進み、防災上・耐震上も問題であること、住宅の耐震性能の改善に積極的に取り組む必要がある、このように書いています。先日、議会と商工会議所の懇談でも耐震化を進めてほしいという要望が出ておりました。経済効果もあると思いますので、すべてあれもこれもだめと言わないで、ぜひ検討する、それに値することではないでしょうか。次に、学校裏サイトですけれども、文科省の調査は、全国学校サイトランクやネット掲示板2ちゃんねるで学校裏サイトの調べ方などを検索して丁寧に調べたものだということです。抽出した2,000件のうち、ひぼう中傷は50パーセント、「死ね」「殺す」など暴力表現は27パーセント、わいせつ表現は37パーセントあったということです。小樽市内の学校でこんなことがないことを願いますけれども、小樽市だけ例外ということは考えられません。こういうような調査の方法もあるようですから、ぜひこの点で研究して早めの対応をしていただきたいと思います。それから、相談窓口を設けるということですが、これはいいことだと思いますが、どなたが担当するのでしょうか。それから、情報モラル教室、これはどれぐらい開催したのですか。それから最後に、日銀の行舎跡地問題です。小樽市は地区計画の策定は住民がやることだと言っておりますけれども、近隣に市が住民に訴えられている問題があるから、積極的になれないということはありませんか。地区計画は、エリア内の住民の3分の2の賛成が必要です。行舎のすぐ近くには、高さ38メートルのマンションもあります。3分の2の賛成は大変難しいのではないでしょうか。よい住環境を守ろうとする住民の希望、苦労は水の泡にならないでしょうか。難しいことを住民に押しつけないで、小樽市が寄附をしてもらって活用するのが一番いいと思います。例えば、今、市営住宅の申込みが大変多いわけですけれども、小樽市住宅マスタープランでは、借上げ市営住宅制度の導入も検討するとしております。こういうこともありますので、再度寄附を打診すべきだと思います。日銀が小樽から撤退するときには、市長を先頭に市も議会も署名活動をして大変頑張りました。そういう勢いでぜひお願いしていただきたいと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

温暖化対策に関連しまして京都議定書の問題について、地方から意見を上げてはどうかというお話でございますけれども、先ほど答弁しましたとおり、中期目標を来年のしかるべき時期に発表すると言っていますので、こういった動向を見ながら対応してまいりたいと思います。それから、温暖化施策でいろいろお話がございましたけれども、お話を全部否定しているわけでございません。お金があれば、やりたい仕事もたくさんありますので、今の財政状況からいって、そういった新たなものをやるということは全部赤字になるわけですから、そうしたことも考えていただいて、財政の健全化ができた段階で、できることはやっていきたいというふうに基本的には思っております。それから、自然エネルギーの問題につきましても、これは風力発電をぜひ誘致したいということでいろいろやっています。なかなか市独自ではできませんので、民間の事業者のそういったものの割当てを期待してずっと来たわけですけれども、なかなか我々が期待しているような事業者に割当てが来ないということで進まないわけですが、これからも機会がありましたら、ぜひ風力発電等について、大浜地区は大変風も強くて効果はあるというふうに言われているのですけれども、なかなか割当てが来ないということで、残念ながらできていないということでございますので、御理解願いたいと思います。それから、民間の住宅マンション等の助成につきましても、これも同じことでございまして、まずは市の施設で耐震化されていないものがたくさんあるのですから、これからまず手をつけなければならないというのが、一番のこれからの課題でありまして、そういったこともひとつ御理解を願いたいと思います。それから、日銀の問題ですけれども、これは先ほども答弁しましたとおり、私どもも何とか寄附でもらえないかという話もしましたし、それから日銀も市であれば随意契約で売りますよという話もありました。我々もあそこにある社員住宅を何とか市営住宅として活用できないかということも検討しましたけれども、なかなか金額的に我々としては買えるような額ではないものですから、これは断念せざるを得ないということでございまして、日銀とは何回も話をしております。以上、私から以外のものは、担当部長から答弁申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 生活環境部長 小原正徳(生活環境部長は2010年3月まで)

事業系一般廃棄物の減量についての啓発等でございますが、新谷議員から御質問のありました収集運搬業者への啓発では、減量の効果というのは当然見込めないのですけれども、事業系一般廃棄物を排出する事業者に対しましては、毎年啓発のリーフレットというものを作成しておりまして、これを配布することによって、減量化・資源化を促しているところでございます。また、個別に主な排出事業者、例えば食品会社とかそういったところにも出向きまして、直接このリーフレットも配布することと減量化・資源化についても事情を説明して、御理解をいただいているということを進めております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

新谷議員の再質問にお答えいたします。まず最初に、裏サイトについてでございますが、文部科学省ではほとんどの都道府県レベルでいろいろと調べているようでございまして、それを集約して議員がおっしゃったような数字が出てきたわけでございますが、小樽市におきましては、先ほど述べましたように、3月に実は私どものほうで情報モラル検討委員会を立ち上げましたので、そこの委員の方に小樽市の状況ですとかいろいろ出してもらっているわけでございます。事例として何件かはわかるのですが、全市的に集約するということは、なかなかいろいろな面で難しいところがございまして、小樽市としての数字は押さえていません。今、話しましたように、この検討委員会というのは、立ち上げるまでにやはり準備会を開いて、そして本番はまだ1回でございますが、この情報交流を基に小学校長会議、中学校長会議におろし、それをそれぞれの学校で、さらには教員に関係する講座を受けてもらって、その結果も踏まえて、またこの検討委員会をするという、そういうサイクルを描きながら小樽市の情報を確かなものにしていきたいというふうに考えてございまして、今の段階では、そういう状況で情報収集に当たっているところでございます。また、問題が発生したときの相談窓口ということでございますが、これまで小樽市教委は、いじめの対応におきましても生徒指導の問題におきましても、あらゆる相談事項につきましては、小樽市教育研究所と教育委員会の指導室を窓口にしてございまして、それぞれ私どもとしては、最善の人員配置をしてございますので、そこでの相談を受けて、小樽市でこのようなことが極力起こらないように相談に当たってまいりたいというふうに考えているところでございます。次、もう一つの適正配置につきましては、部長のほうから答弁させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育部長 大野博幸(教育部長は2011年7月まで)

教育長のほうから答弁させていただいておりますけれども、学校の適正配置も、それから老朽化の対応、それから耐震化の推進、どれも重要な課題だというふうに思っておりますし、また一方では、関連をしている課題だというふうに考えております。その意味から、どれを先にやるとか、これを後に回すとか、そういうふうには考えておりません。先ほど申しましたけれども、7月から、適正配置の問題あるいは校舎の現状、耐震化、そういった課題を含めまして、地域での懇談会を予定しておりますので、その中で十分小樽市の現状を話しながら、この三つの課題、関連を持ちながら同時に進めていかなければならないというふうに考えております。議員が言われましたとおり、私どもも国の今回の措置、かさ上げの措置、3年間というふうに聞いております。端的に言いまして、この適正配置も耐震化も老朽化対応も小樽市の現状からすれば、3年間ですべてをやるなんていうことは、現実的には不可能だろうと思っています。国にこのかさ上げの期間延長というのを、まだ始まったばかりですぐ延長というのもおかしいですけれども、そういったことも一方ではしながら、一定程度は中長期的な見通しを立てて、この課題を進めていかなければならないと、そのように考えております。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)

再々質問 20番 新谷とし

再々質問します。ちょっとお答えがなかったところがあると思うのですけれども、情報モラル教室の開催はどのぐらいしてきたかということ、これはもう一回お答えください。それと、先ほどの耐震化なのですが、市長にお聞きしますけれども、小樽市も大変たくさんの施設もあるということでしたけれども、保育所については先に聞きました。それで、優先度を考えてということでしたけれども、やはり保育所、幼い子供たちがいる、こういうところこそ、優先的に行わなければならないのではないでしょうか。この点についてお聞きします。それから、学校の耐震化も3年では難しい、それはそうだと思うのです。これからなのですけれども、やはり統廃合の計画と同時にやると言っても、これもまた無理があると思うのです。だから、やはり優先度調査をしているわけですから、もっと積極的に進めてほしいと思います。2点お願いします。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

保育所を優先的にというお話でございましたけれども、私も手宮保育所に何回か行っていますけれども、どこが一番危険なのか、保育所以外でも、危険度が高いところからやはり手をつけるべきだと思いますので、そういったものをよく十分調べた上で考えていきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

再々質問にお答えいたします。最初に御質問されました情報モラル教室についてでございますが、平成20年度につきましては、つい先日30数名が集まった中でそれだけ専門にさせていただきました。なお、19年度につきましては、コンピュータ関係の講座、四つないし五つやってございますので、その中すべてで広範に、それに関連するものについては、説明させていただいているところでございます。二つ目の優先度調査のお話も出ておりましたが、実は優先度調査は、準備をするだけのものでございまして、先ほど部長からも答弁しましたように、それだけの数字ではなくて、更に詳しく調べていかなければならないということもございますので、もろもろの状況も含めまして、保護者にも十分理解していただき、できる範囲のものは私どもも取り組んでまいりたいと思ってございますが、ただ費用面等課題がたくさんございますので、あらゆる面を勘案しまして考えていきたいと思います。なお、先ほど部長から答弁したように、先日、国のほうからいろいろなお話がありましたが、3年の期間では小樽では、今、適正配置を抱えてございますので、それでは無理なので、全国的にもっと延ばしてほしいというところがあるのではないかというような話から、お願いも十分してございますので、そういう私たちの動きも御理解いただければと思っております。

出典:小樽市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月18日 議事録 PDF(91ページ) 間違いを知らせる