みんなの議会

小樽市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日

(1)適正配置問題/(2)石油高騰問題

2007年12月12日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「適正配置問題」「石油高騰問題」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、教育部長 山岸康治が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲、教育部長 山岸康治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 20番 新谷とし

初めに、小中学校適正配置問題について伺います。教育委員会は小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会の答申を受け、全市的に学校統廃合の計画を進めていますが、10月31日の学校適正配置等調査特別委員会の質疑の中で、計画案の公表は年度をまたぐこと、進め方としては地域や保護者との懇談会などを重ね、地区を決め、年次的に進めることなどが示されました。基本計画案作成は当初の計画より遅れているようですが、発表のめどと懇談会などの期間など、予定をお示しください。この間、検討委員会の中間報告に対して市民意見を募集していますが、意見が6通のみだったということは、募集期間、周知方法、各学校での意見交換などが不十分であったということではありませんか、御見解を求めます。さらに、答申に対して市民意見を聞くべきと思いますが、いかがですか。次に、学校規模について伺います。教育委員会から提出された資料には、小規模校に関する他都市の検討内容でメリット・デメリットを挙げています。しかし、小樽市の場合はどうなのかわかりません。私は以前の統廃合案のときにも、小樽市としての問題は何か、研究したものを示すべきだと述べてきました。統廃合を進める理由を他市の例だけ参考にしていては、説得力はありません。小樽市としての問題はどんな研究をしてきたのか、お聞きします。中間報告に対して寄せられた意見では、とりわけ複式校の保護者や地域から、小規模校で学ぶ子供たちが生き生きと活動し、豊かな人間関係を保ち、人間的な成長が促されていること、恵まれた自然環境の中で特色ある教育が行われていること、地域と学校の良好な関係、さらにはこのような教育関係を好み、移住してきた人は、廃校になったらあきらめきれないなど、存続要望が強く打ち出されております。答申で言われているような閉鎖的な人間関係や人格の基礎を形づくる上での問題点は出されておりません。「むしろ小規模校では、子供は必ず何らかの役割を果たす必要があり、濃密な人間関係の中で、問題があってもそこから逃げず、関係を修復したりすることを求められるので、人間的な成長が促されている」「今日の学校現場の課題となっているいじめ、不登校などの解決は、かえって小規模校に期待するものが大きい」「不登校の生徒を受け入れた中学校では、教員方と一人一人の生徒がかかわってくれて現在通学できている」など、複式小規模校を評価する意見がほとんどでした。そもそも複式小規模校の学校規模を問題にしながら、検討委員会委員に小規模校関係者を入れず、しかも保護者、地域の人たちの意見も聞かずに進め、豊倉小学校や張碓小学校などで存続が切望されているのに、答申に反映されず、保護者、地域の怒りを買っているのは最も民主的であるべき検討委員会に十分な時間を保障せず、短期間で結論を出させた教育委員会の姿勢に問題があります。教育委員会は検討委員会になぜ意見を聞くよう助言しなかったのですか。複式学級や小規模校の教育効果を問題にするのであれば、例えば尾道市立土堂小学校のような特色ある教育を行って児童数が増え、廃校の危機を脱した学校もあり、例えば朝里小学校の通学区域の変更で、豊倉小学校の児童の数を増やすことも可能で、知恵と工夫で解決できることはあります。複式の学校では立派な教育が行われていますと前教育長はたびたび発言されておりましたが、そのとおりだと思います。答申では複式学級は解消を図るべきであると述べていますが、教育委員会は寄せられた保護者や地域の意見をどう取り入れ、整合性を図るのですか。みんなの意見をよく聞くという教育のお手本を示し、保護者や地域で存続要望の強い学校は廃校の対象とすべきではありません、お答えください。次に、通学距離との関連でお聞きします。答申では、小学校4キロメートル、中学校6キロメートル以内を念頭に起きつつ、児童・生徒が疲労を感じない程度の距離、交通安全と防犯の両面の安全に対する最大限の配慮が必要と述べています。既に学校間の距離が4キロメートル、6キロメートルを超えている学校は廃校の対象外とするのですか。特別支援学級は17年度から19年度の推移を見ると、小学校、中学校とも人数、学級数が増えています。統廃合により通学距離が長くなると、子供たちに負担がかかります。保護者から意見は聞いたのですか。すべての子供たちにかかわる問題として、通学距離が長くなると、特に下校時が心配です。現在、小学校2キロメートル、中学校3キロメートル以上はバス定期代の助成、またスクールバスの運行も行われています。平成11年の中学校適正配置実施計画では、通学距離はおおむね3キロメートル以内、16年10月の小学校適正配置実施計画(案)ではおおむね2キロメートル以内とされていました。通学距離については、前小学校適正配置計画案の説明会で、保護者、地域住民から安全について大変心配する声が上がり、このように設定されたものです。答申にもあるように、山坂の多い小樽の道路事情、また犯罪が増えている社会情勢を考えるなら、小学生2キロメートル、中学生3キロメートル以内を基本に据えるべきではありませんか。次は、学級規模についてです。答申では現在の30人前後を維持することが望ましいことから、学校配置の検討の際は、結果としてこの程度の学級規模が実現できるような努力と工夫、配慮が必要であると述べています。少人数学級のよさは実証済みと思いますが、学級規模は何人にするお考えですか。次に、学校規模と教員配置数についてです。WHOが世界各地から学校規模と教育効果ということを研究した論文を集めて、多面的に分析をしていますが、どこも規模は100人以下が望ましいと報告されています。11月30日に発表されたOECDが昨年実施した学習到達度調査、理科の応用力で第1位になったフィンランドは、学校規模は100人以下、1学級に25人です。さらに、1クラスに教員が2人も配置されています。教育効果は一人一人に目が行き届く人数と教員の数、また指導方法などによるものではありませんか。中間報告に対して、高校の教員としての経験から、子供の数が増えれば増えるほど指導が難しくなる。小さい学校を大きな学校に統合するとしたら、逆に教育環境を悪い方向に向けていくことになるという意見が寄せられていましたが、教育経験者としての実感だと思います。現在、文部科学省が行っている小規模校ほど少ないという教員配置数のあり方を改めさせ、複式学級でも手厚く教員配置をするよう、国や北海道に強く働きかけるべきです。いかがですか。次に、放課後児童クラブの問題です。19年度の登録児童数は、全体で534人、22小学校で466人、この3年間で開設の学校、児童数とも増えています。働く保護者が増えていること、その間子供たちがさまざまな被害に遭わないように、安心の居場所として利用が増えていると聞きますが、統廃合により定員を超え、入れなくなった場合は、どのような手だてを講じるのですか。最後に、保護者や地域住民の意見、子供の意見表明権を尊重し、統廃合を強行することは絶対にしないよう、強く求めるものです。お答えください。次に、石油高騰問題に関連して伺います。石油元売最大手の新日本石油をはじめ、元売各社が12月1日から卸価格を前月比1リットル当たり6.7円から7円引き上げ、ガソリンは1リットル155円から159円、コープさっぽろも灯油価格を17円引き上げ、小樽では1リットル97円、現在は100円にも達するという情勢です。クリーニング店ではドライ溶剤、洗剤、材料などの値上がり、飲食店でも材料の値上がり、個人タクシー運送業者はガソリンの値上がりで厳しい経営を余儀なくされ、北海道の調査では企業の約80パーセントが収益を圧迫していると回答しています。全日本建設交運一般労働組合がトラック事業者に対してアンケート調査を行った結果、43パーセントの企業が赤字経営、4パーセントは廃業も考えていると報告されています。小樽市でも同様の事態が進んでいますが、中小企業者と地域経済への影響をどのように把握していますか。中小企業を支援するため、無利子貸付けなど、金融対策を講じていただきたいと思いますが、いかがですか。今の原油高は、投機資金の原油市場への過度な投資が原因の一つと言われています、政府に対して産油国とも連携して、原油高への国際的歯止め策や投機に対する国際的な規制強化の努力など申し入れるよう求めます。一方で、石油卸売メーカーの2007年度9月の中間決算は売上げが過去最高となり、最大手の新日本石油は経常利益1,571億円、対前年比21パーセント増と膨大な利益を上げています。元売各社に対しても適正価格を指導すること、緊急対策としてガソリン税や軽油取引税の引下げ、中小企業支援などを求めるよう要望します。以上の点についてもお答えください。市民生活もますます厳しさが増しています。この冬の灯油代は標準的な家庭で4万6,000円の新たな負担と言われていますが、12月にさらに値上がりし、一体幾らの負担になるのか、市民は戦々恐々です。昼は暖房をとめ、長崎屋、図書館などに出かけ、早寝遅起き、グループをつくり回り番で友人の家で暖をとるなどの努力をしているものの、それにも限界があります。わずかな年金が灯油代に取られ、病院代がなくなってしまった人もいます。着るものはもちろん、食べるものも節約しても、寒い冬を乗り切るには負担が大きすぎます。ましてや今冬はインフルエンザが流行していますから、必要以上の節約は命取りになりかねません。高齢者や母子家庭など低所得者を対象に福祉灯油の復活が進み、50市町村で計画していることが報道されています。北広島市は27年ぶりに復活、灯油は必需品、弱者への支援策は市の責任でもあるとして、1世帯1万円の灯油代の助成で1,060万円の補正予算を市議会に提出したという記事を市長もごらんになったと思います。北海道も実施したい自治体を追加するとしています。また、国の方でも基本方針が出ていますから、この制度の活用を含めて、ぜひ実施して社会的弱者へ支援するよう、市長の決断を求めます。お答えください。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。石油高騰問題についての御質問でありますけれども、初めに石油高騰による中小企業と地域経済の影響についてでありますけれども、市では毎月灯油やガソリンの小売価格を調査するとともに、価格の動向を見ながら、関係機関や企業から情報を収集しております。昨今の原油価格は、近年では例を見ない水準で上昇し、燃料としての重油やガソリンの価格だけではなく、製造業で用いられるポリエチレンなどの原材料や包装資材、また漁業では漁網やロープなどの石油製品の価格が上昇しており、市内の事業所にとっても、厳しい状況にあると認識しております。景気の回復が進まない中、原油価格の高騰による石油製品の価格上昇は、コストの増加によって企業の経営を圧迫するばかりではなく、家計消費を冷え込ませることとなり、本市経済にとって大きな影響があるものと考えております。次に、石油価格の高騰に対する中小企業への金融対策についてでありますけれども、原油高対策については、国が昨日の原油高騰・下請中小企業に関する緊急対策関係閣僚会議において、中小企業の資金繰り対策などを盛り込んだ六つの基本方針を決定し、具体的な支援策を年内に決定することとしております。また、北海道は制度融資に係る借入金の返済条件変更などの措置を講じ、中小企業者の負担軽減を図ることとしております。市といたしましては、こうした国や北海道の動向を見ながら、対応について検討してまいりたいと思っております。次に、石油価格高騰に伴っての政府に対しての要望でありますけれども、去る11月6日に北海道市長会を通じ、北海道に対し原油価格高騰に伴う影響対策について要望しており、それを受けまして、北海道では石油製品の安定供給及び価格の安定、価格などの監視体制の強化と迅速な情報提供などの6項目について国の関係省庁、関係団体に要望を行ったと報告を受けており、また各政党、消費者団体等においても国に対し原油高騰に対する種々の緊急対策の提言、要望もなされているところであります。国が昨日示した基本方針には、御提言の国際原油市場の安定化への働きかけや石油製品の価格監視強化、安定供給の確保などの内容も含まれており、必要な対策を迅速に進めるとのことでありますので、それらの状況を見守ってまいりたいと考えております。次に、福祉灯油の実施についてでありますけれども、国はこの冬の灯油価格の急激な高騰による国民生活への影響を憂慮し、昨日の閣僚会議において生活困窮者に対する灯油購入費助成など、地方公共団体が自主的に行う原油価格高騰対策に要する経費について特別交付税措置を講ずることを決定したところであります。本市におきましても、国が決定したこの支援策の具体的な内容を見極めながら、昨日も申し上げましたが、実施に向けて検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、基本計画案の作成についてでありますが、市立学校規模・配置の在り方検討委員会の答申を受けて、現在検討を進めているところですが、小学校と中学校を合わせた全市的な見直しでありますことから、ある程度の時間を要するものと考えております。現時点では、基本計画案の公表は来年度になる見通しであります。また、公表した段階で説明会を開催し、市民の皆さんの意見をお聞きしてまいりたいと考えております。次に、検討委員会中間報告に対する市民意見募集の周知方法についてでありますが、中間報告は小樽市のホームページに全文掲載をしたほか、各サービスセンター、学校、幼稚園、保育所などに置かせていただきました。また、広報おたるを通じて、意見募集の案内をするとともに、小中学校、学齢前の幼稚園、保育所を通じて、全家庭にお知らせのチラシを配布いたしました。さらに報道機関各社に報道依頼をし、記事として新聞等に載せていただいたところであります。募集期間は6月20日から7月31日までの42日間でありました。こうしたことから、意見募集に関する周知の方法については、特に課題が残ったとは考えておりません。次に、検討委員会答申に対する市民意見についてでありますが、今回検討委員会では昨年7月に私から諮問した事項に関して、市民意見を踏まえ、答申としてまとめていただいたものであります。今後、基本計画案の段階で教育委員会として皆様の意見を聞いてまいりたいと考えております。次に、小規模校のメリット・デメリットについてでありますが、学校の規模による特徴は、教育活動のさまざまな場面で異なると思いますが、他都市の例で挙げられている特徴は、本市においても共通であると考えます。今回の検討委員会の答申でも幾つかの観点から考察をしていただいておりますので、それらも踏まえながら、改めて整理をしていく予定であります。次に、検討委員会に対する小規模校関係者の意見聴取についてでありますが、検討委員会の委員の中には小規模校関係者が複数おり、意見を述べられたと聞いております。それらを踏まえて、検討委員会で最終的に決めていただいたものであります。次に、検討委員会中間報告の際に寄せられた市民意見との整合性についてでありますが、これからの小樽市の学校規模のあり方にかかわって、複式学級や小規模校に対する意見が幾つかありました。計画策定に当たっては、検討委員会からの答申を尊重していくことになりますが、その中にも地域や保護者の皆さんの共通の理解が必要であると再三触れられております。そのためにも関係する皆さんに十分な理解をいただく努力を続けていかなければならないものと考えております。次に、学校間の距離と廃止対象外とのかかわりについてでありますが、通学上の安全や児童への負担などを考慮して、通学区域の検討を行っていきたいと考えており、現段階で4キロメートル、6キロメートルなど具体的な学校間の距離のみに着目した検討は考えておりません。次に、特別支援学級にかかわる通学距離についてですが、現在も通学先、支援方法等を決める際には、保護者と協議の上、決定しておりますことから、今後もこれまでどおり、十分協議の上、進める考えであります。次に、通学距離についてでありますが、学校の統合を行う場合、通学区域が広くなるため、通学距離も長くなることが予想されます。通学上の安全を十分に配慮した上での新たな通学区域の設定が求められ、通学距離の延伸に伴う道路状況などの課題も含め、検討してまいります。次に、学級規模についてでありますが、今回の答申においては、現状の30人前後を維持することが望ましいとしており、教育委員会としましても、国の動向を踏まえながら、現状の学級規模が実現できるような工夫が必要であると考えております。次に、教育効果についてでありますが、学校における子供たちの教育効果を考える場合、学級の人数や教員の配置、指導方法などは重要な要素であると思います。しかし、それだけに限らず、教育効果を上げるには、家庭、地域の教育力や学校運営のあり方、教員の指導力、個々の子供たちの興味、関心、意欲や人間関係など、多様な要素が絡み合っているものと理解しております。教育効果を高めるため、子供たちが一体感のある充実した活動を展開し、豊かな学校生活を送るために、さまざまな観点から検討していかなければならないものと考えております。次に、教員配置数のあり方についてでありますが、現行の制度の中では、教職員数は学校規模によりその定数が定められており、その際には複式学級にあっては1学級として算定され、教員1名が配置されています。これまでも少人数指導など個に応じた多様な教育を推進していることから、各学校からの希望も踏まえ、教職員の配置定数の改善やティーム・ティーチングの加配について、北海道都市教育長会を通じて国や道へ要請しておりますが、今後もこうした働きかけを行ってまいります。次に、放課後児童クラブについてでありますが、クラブの部屋は、現在、余裕教室などを利用して開設しております。教室利用状況は学校によって異なっておりますことから、今後適正配置の具体的な案を作成する中で、定員を超過しないようにそれぞれの学校の状況に応じ、開設場所の検討を進めてまいります。最後に、保護者等の意見の尊重についてでありますが、学校の統合に当たっては、地域の方々や保護者の皆さんをはじめ、市民の共通理解が前提となるわけでありますので、必要な説明を重ねることはもちろんですが、パブリックコメントなどいろいろな機会を通じて、意見をお聞きしてまいりたいと考えております。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)

再質問 20番 新谷とし

再質問します。お答えいただいた順に質問いたします。初めに、市長にですけれども、福祉灯油のことです。昨日の本会議でも今の答弁にありましたように、検討するということでした。そして、政府の方から基本方針が示されたものは、先ほどお答えしていただいたように、地方公共団体の自主的な取組に要する経費について特別交付税の措置を講じるということですけれども、ここが肝心なのではないかと思うのです。自主的な取組です。ですから、予算も報道によれば、500億円から600億円と報じられております。検討しているうちに予算がもらえないといったことがないように、早急に取り組んで手を挙げていただきたい、このように思います。それで、今定例会が終了する前に、この予算が提案されるのか、1月から支給できるのか、この辺についてお答えください。それから、教育委員会にお聞きします。計画の策定ですが、時間を要する。計画案は平成20年度ということで、昨日の斉藤陽一良議員の代表質問だったと思いますが、実施時期は22年度が最善かどうかはこれから検討していくということでしたが、先ほどの答弁からはかりますと、説明にこれだけ2年から3年かけると、そういうことでよろしいのですか。意見聴取ですね。それから、中間報告や市民意見を聞く問題として、一例を挙げますけれども、沖縄県那覇市の取組なのですけれども、適正配置問題を審議会に諮問して、審議会は広く公開することを原則として、市内の各公民館で審議会を開催し、そこで参加者から意見要望を聞いております。さらに、五つのブロックに分けて分科会を2回行い、市内全小中学校の保護者へのアンケートを実施して広く意見要望を聞いています。あわせて24回の会議を開き、答申を行っております。小樽市の場合は、会議は11回ですね。しかも、保護者には中間報告そのものの資料は配っておりません。先ほど周知方法に問題はないというふうにおっしゃいましたけれども、どのように周知したかという、この保護者の皆様へという、こういうのをいただきましたけれども、これには中間報告は市役所やサービスセンターなどに置いてあるから意見を出してくださいというものです。本人、保護者自身のもとには、そのものが行っていないわけです。これは非常に不親切であり、一方的だと思います。保護者全員に配布して、アンケートをもらう。このぐらいしてもよかったのではないかと思います。こういうことで十分な民意が反映されていない。不十分さがあると思いますが、この点についていかがですか。それから、学級規模、保護者や地域の皆さんの意見を聞くということで、共通理解をしてもらうということを先ほど答弁していただきましたけれども、それは当然だと思うのですけれども、現在寄せられている特に複式が多いのですけれども、保護者や地域の存続要望が強い学校を、廃校の対象とするのかしないのか、その辺はどうですか。それから、学級規模に関してなのですけれども、12学級から18学級までが適正の規模、こういうふうに一般的に言われています。法律、それから規則でもそういうふうに書かれておりますけれども、なぜこのような数字になったか、その歴史的な背景を見ますと、これは1953年から55年にかけて大規模な市町村合併が行われて、全国で1万あった自治体が3,000まで減少しました。国は市町村合併によって行財政の合理化を目指すことを名目に、地域の大規模な再編成を行ったのです。このことに伴って、中央教育審議会は学校統廃合の基本方針と基準の答申を出して、それに基づいて文部事務次官通達、公立小中学校の統合方策についてにおける望ましい学校の基準、12から18学級というものが出され、通学距離は小学校4キロメートル、中学校6キロメートルを限度とするとしました。これを受けて、1958年に学校教育法施行規則で12から18学級が標準とされたものです。つまり、この適正規模というのは、子供の実態や教育学的な見地からのものではなく、自治体の効率性から導き出された数字だと思います。小規模校は人間関係が固定されるだとか、社会性が身につきにくいなど、全国どこでも判を押したように同じことを言っておりますけれども、複式を含む小規模校の保護者、地域住民は、そうではなくてよい教育が行われていると言っているのですから、こうした実践から学んで、この12から18学級にこだわらず、保護者や地域の意見を尊重して、複式だから廃校する、これは強行しないようにぜひお願いしたいと思います。この点はいかがでしょうか。それから、学級規模なのですけれども、現状の人数を維持したいということですが、少ないところもありますし、いつも私は資料を見て思うのですけれども、特に緑小学校です。ここはいつも40人学級があるのです。現状といいますと、やはり40人学級が基本ですから、これは40人でいくのか、あるいは35人にするのか、30人にするのか、この辺についてどうお考えでしょうか。以上の点についてお伺いします。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

福祉灯油の関係でございますけれども、一つは国が市町村の自主的事業に対する特別交付税の措置という話で、一部の新聞報道で12月議会でという話が載っていましたけれども、確認しましたら、そういう限定はないということですので、いずれにしても早くしなければならないと思っていますけれども、ただ、措置がどの程度されるのか。1割なのか、2割なのか、それをもう少し見定めたいというふうに思っています。したがって、そういったものを見ながら、我々としても支給範囲だとか、支給額の問題もありますので、そういったものを見ながら、早期に取り組みたいというふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

新谷議員の再質問にお答えいたします。最初に、今回の小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会の位置づけでございますが、これまで多くの市民、また議員の皆さんから学校の適正配置のあり方についてたくさんの方の意見をいただくようにということでございましたので、私としてはこの在り方検討委員会に今後の小樽の教育のあり方について諮問したところでございます。その結果が、今回の答申になってきたものでございますから、この答申を私たちとしては十分踏まえながら、これからどういうふうな案をつくっていくかという、そういう押さえをまずしていただければと思います。そういう前提に立ちまして、何点か答弁をさせていただきたいというふうに思います。その一つは、平成22年度からというのはたくさんの人の意見を聞いて延びる可能性もあるのかという御意見でございましたが、それも一つでございます。また、何度か話してございますが、学校の耐震化でありますとか、大規模改修ですとか、もろもろの要素がございますので、そういうのも全部ひっくるめまして、今半年から1年近く作業が遅れてございますので、それも含めまして22年度スタートをどうするかというのも含めて、これから教育委員会で検討して、また議員の皆さんや市民に公表してまいりたいというふうに考えてございます。次に、学級規模ですとか、学校の定数等の教室の数等についてでございますが、冒頭に触れましたように、今回の検討委員会で望ましい姿を提示していただきましたので、それらも踏まえまして、教育委員会としての思いを案の中に入れていく予定でございます。また、小規模校、複式校につきましても、市民の皆さんの声ですとか、審議会、検討委員会の意見も含めまして、教育委員会としてどういうふうにしていくかというので、今後、案の段階でまた皆さんから貴重な御意見をいただいてまいりたいと思います。残りにつきましては、教育部長の方から答弁いたします。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育部長 山岸康治(教育部長は2008年3月まで)

中間報告の配布といいましょうか、周知の方法でございますけれども、全家庭に配るという方法もあるかと思いますけれども、とりあえず先ほど答弁しましたとおり、各家庭、保護者、子供がいる家庭について学校を通して周知文を全部送らさせていただいて、そこにも書いてございますとおり、各学校に部数を多く用意してございます。それから、各PTAの方にも部数をそれぞれ、例えば単位PTAに5部ですとか、各学校には教員の数にもよりますけれども、ある程度規模に応じてそれぞれ一定の数を配布させていただいたり、それから各サービスセンターですとか、あるいは保育所ですとか、あらゆるところにそういう形で配布させていただいていますし、そういうチラシを見ていただいて、私どものほうに御連絡いただければ、当然そういうものもお配りするという形で進めておりますので、そういう部分で十分行き渡っているといいましょうか、というふうに思っているわけでございます。それから、審議会、沖縄の例を挙げてお話しいただきましたけれども、全国で今いろいろな形でこの適正配置が取り組まれているわけでございますけれども、そのやり方も地域によって非常に違いがございます。そういう意味で、審議会の役割あるいは私どものような委員会での役割、どこまでそこにお願いをするかというようなこともございますが、いずれにいたしましても、十分市民の方々の御意見を聞くというところが一番大きなところでございますので、そういう立場で私どもこれからも進めていきたいというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

答弁漏れが一つございましたので、答弁いたします。1学級の定数について御質問がございましたが、国の動向もございますし、人数については現段階では何人という確定は教育委員会としてもまだ検討はしてございませんので、それも含めまして、案を出すときに提示してまいりたいというふうに考えてございます。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)

再々質問 20番 新谷とし

再々質問を行います。市長に、しつこいようですけれども、福祉灯油のことなのですが、国の動向を見たいということですけれども、ちょっとわかりませんけれども、新聞報道では、財政的負担が増えるので二の足を踏む自治体もある、こんなふうに報道されておりましたけれども、国のこの支援が少なくても、それに上乗せしてやるかどうか、ぜひやっていただきたい。そして、いろいろなあらゆる手だてを講じて実施していただきたい。このことをお願いしますが、この点についていかがでしょうか。それから、教育委員会にですけれども、複式の学校は廃校するのかということについて答弁がなかったと思うのですが、どうですか。複式学級をなくしていくということと、それから複式の学校を廃校するということはまた違うことだと思うのですけれども、この意見要望としては、残してほしいということがあるわけですが、この複式校は廃校にするのですか、しないのですか。この辺についてお答えください。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

実施する方向で検討するということで何回も申し上げておりますし、問題はただ国の財政措置が、満額来るのか、5割来るのか、それがまるっきり見えませんから、そういったものの情報も収集しながら、早期に決めたいと、そういうことでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

新谷議員の再々質問にお答えいたします。先ほど冒頭にも申しましたように、答申を受けまして、小樽市教育委員会として小規模校並びに複式校をどういうふうにすべきかという検討を今これからするところでございますので、現段階で複式校をどういうふうにするという回答はお待ちいただければというふうに思っております。

出典:小樽市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日 議事録 PDF(100ページ) 間違いを知らせる