小樽市議会 平成17年第4回定例会 2005年12月13日
(1)海岸線での安全管理/(2)特別景観形成地区拡大に伴って/(3)職員カンパ金制度の導入/(4)退職手当債の導入について
2005年12月13日、小樽市議会の一般質問で、森井秀明議員が「海岸線での安全管理」「特別景観形成地区拡大に伴って」「職員カンパ金制度の導入」「退職手当債の導入について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、財政部長 磯谷揚一が答弁しました。
- 質問者
- 森井秀明 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲、財政部長 磯谷揚一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 森井秀明
質問に先立ちまして、一言話させていただきます。このたびで一般質問も10度目になります。まずは、この場でこれだけの活動ができるよう協力してくれた方々をはじめ、小樽市民の皆様、理事者の皆様、議員の皆様に感謝の意を一言伝えたく思います。ありがとうございます。この10度目という記念すべきときですので、この仕事につこうと思った経緯から始めさせていただき、最初の質問につなげたく思います。2002年の夏、銭函の新川河口付近で水上バイクにおける事故が多発しました。私は、そのころドリームビーチでライフセーバーとしてパトロールをしておりました。監視救助は海水浴場の範囲で手いっぱいであり、現実的に海水浴場から200メートル離れれば、遊泳状況は全く確認できません。ドリームビーチから新川河口まで四、五キロほど離れていますから、ふだんから監視の届く範囲ではありませんでした。しかし、以前からその新川河口周辺での事故は多く、どうして行政は何も管理をしないのかと、何もわからない中で漠然と感じていました。その中での事故の多発です。約1か月間の中で4件、4人の人が亡くなりました。全国ニュースにもなっていると思いますので、記憶にある方もいらっしゃるかと思います。そのとき、自分たちは小樽海上保安部、北海道警察、小樽消防の捜索に協力しましたが、残念ながら助けることができず、みずから行政にかかわって改善しなければ、だれも行えないのではと感じ始めたのはこのときです。それまでも数年来、行政関係者には常々事故が起きていることを伝え続けていたにもかかわらず、何の変化もなく、そして死亡事故が多発、ある種怒りさえ覚えました。そのときから、自分のライフワークとして、これらの問題に取り組んでいます。例えば、小樽海上保安部が主催する石狩湾安全対策連絡会議で委員として参加し、それらの問題を提起し、レスキューマップの制作や今後に向けた専門部会の立ち上げなどを提案しています。北海道運輸局が主催している築港臨海公園で行われているマリンフェスタも、ただのイベントではなく、この事故を経緯に啓発活動として考えられたものです。その実行委員としてかかわり、レスキューのデモンストレーションなどを行うことで海への親しみ度合いを高めるとともに啓発活動を行っています。小樽海上保安部、北海道警察、各種の消防等、プロの方々とライフセーバーなどのアマチュアが合同で訓練や勉強会を行えるようにも取り組みました。実際に現場ではプロもアマチュアもないので、訓練はともにやるべきという気持ちが通じたものだと思っています。小樽海上保安部では、ライフセービングの救助方法である水上バイクにおけるレスキューが取り入れられ、夏期間の週末に、石狩湾内の海水浴場に張りつくようになり、実際に救助を行えたという事例が出始めています。プロの救助者がより現場に近い場所で、常時活動ができるようになってきています。北海道条例である「プレジャーボート等の事故防止等に関する条例」においても、その条例に定められている知事諮問機関である審議会の下にあるワーキンググループ、「北海道水域利用調整検討会議」に所属し、この条例の有効活用も模索しています。それら以外でも、第一管区海上保安本部や小樽海保の職員、小樽市の職員とともに道庁職員にいろいろなことを提案する場を設け、海の安全における話合いも行っています。ジュニアライフセービングプログラムを北海道に導入し、子供たちへの海の楽しさとともに自然現象や海のルールなどを伝える機会もつくっています。これらの動きは、すべて3年前の夏に起きた事故によって、自分自身もかかわって動き始めたものです。海岸線の事故をなくすために、これだけの取組を自分なりにしてきましたが、残念ながら今年も小樽市域の海岸線で死亡事故が起きました。気持ちとして大変大きい部分は、6月25日、銭函サンセットビーチで、8月17日は銭函星置川近くにあるホリエビーチで起きた事故についてです。亡くなったのは、サンセットビーチの事故が高校生、ホリエビーチの事故においては中学生です。どちらも未来ある若者です。基本的におぼれる原因とは、離岸流と呼ばれる潮流が原因の場合か、吹送流と呼ばれる潮流が原因の場合がほとんどです。3年前の多発した水上バイクの事故は吹送流によるもの、そして、この2例は離岸流による事故です。どちらもライフセービングを行っているメンバーがその場にいたら救助できる事例だというふうに思っています。つまりは、助かるべき命が失われた出来事だと私は思っています。そのような事故をゼロにしていくために、行政としても考えていただきたく、質問をいたします。まずは、海水浴場についてです。小樽ドリームビーチやサンセットビーチは北海道より開設を認められ、海水浴場を設置していましたが、しかしながら、一般に来るお客さまはサンセットビーチ、ドリームビーチと、開設届を出していない今回事故のあったホリエビーチや新川河口周辺を、海水浴場として同じように見ていると思います。そこでお聞きしますが、海水浴場はどのようにすると開設できるのか、その基本部分をまずお教えください。また、実際に未届けで行っている海水浴場を見かけるということは、届けずとも海水浴場は開設できるのでしょうか、あわせてお聞きします。今後、未届けの海水浴場への対応をどのようにするのかは、小樽にとって大きな課題だと思います。それらの海水浴場に対する今後の対策はどのように考えられているのでしょうか、見解をお聞かせください。次に、安全管理については、北海道に認められると一般的にどのように保たれるのかお教えください。また、小樽市内で北海道が届出を受理した海水浴場については、小樽市として安全管理をどのように行っているのか、あわせてお知らせください。特に、今年度サンセットビーチで事故が起き、開設日にもかかわらず監視体制がしかれておらず、どの行政機関やマスコミに対しても開設日を1週間後だと答え、その開設期間日程変更届と変更理由の提出、また、今年度の報告書の提出等を求められても、何も提出していないという対応の甘さから、来年の海水浴場開設を認められない可能性が出ていると聞きます。もしその場合は、サンセットビーチに海水浴場を運営させないということなのでしょうか。隣接しているホリエビーチ等のことを考えると、北海道に認められずとも海水浴場を開設するのではと思われるのですが、見解をお願いいたします。さて、このようないろいろな状況を考えると、現在の北海道の海水浴場開設指導要綱を通した指導だけでは、これらの状況に対応できていない部分もあると思います。当然自然の中ですから、事故は起こり得るわけですが、それを事前に防ぐ手だてがシステムとして確立していくことは大変重要なことだと思っています。現状では、そのような取組の負担を小樽市観光振興室の職員が強く請け負う状況になっているように思えます。市が仕事を行いやすくするためにも、要綱の見直しは当然ですけれども、海水浴場開設に伴う条例が北海道でつくられていくべきではないでしょうか。それがなければ小樽市の職員を支えていくことにもならず、現場の対応は厳しいと思います。これらについての見解をお願いいたします。次に、北海道の条例で「PB条例」と呼ばれているプレジャーボート等の事故防止等に関する条例についてお聞きします。平成16年4月に施行されたPB条例ですけれども、去年、今年と、海水浴場開設期間中にドリームビーチ、サンセットビーチで、このPB条例に定められている水上バイクが入ることを制限する区域、水域利用調整区域のモデル地区として設定されていましたが、この設定期間中のそれぞれのビーチの状況をまずお知らせください。私は、既に条例が施行された状況の中で、なぜ2年もの間、モデル地区としてそのような形で行わなければならなかったのか、北海道の対応に疑問を持っています。先ほども話しましたが、この条例は3年前の事故多発に伴いつくられたものです。にもかかわらず、現状の施行内容では、その当時の事故をとめられるほどの要素はまだありません。もしその当時から施行されていたとしても、同じ事故は繰り返されると考えます。例えば、その水域利用調整区域の設定が海水浴場のエリアと同じエリアで設けられていますが、それでは遊泳者と水上バイクの乗り手がニアミスを起こしている状況改善はできていません。水上バイクの乗り手の人たちが、その当時の事故における原因を把握できているとも思えません。また、その状況を見るべき管理者である道庁職員は、夏期間中に現場に来るのは平日1日ないし2日であり、それで状況を把握できているとも思えません。このままでは、今後も北海道の動きは「来年もモデル地区で」と続いていくのではないでしょうか。現状で、この水域利用調整区域のモデルは、小樽市のこの2か所だけで行われています。ですので、率先して小樽市としてかかわっていくべきだと思いますが、今後、この北海道の条例に対し、小樽市としてはどのように活用し、また、北海道に提案していくのか、お教えください。また、先ほどのサンセットビーチの状況を踏まえると、こちらの水域利用調整区域も外れる可能性があると思っています。しかし、この地域も海水浴客と水上バイクのニアミスが多発する地域です。今後、この地域でどのような対応が考えられているのか、あわせてお教えください。蘭島周辺における水域利用調整区域の指定規模についてお聞きします。蘭島でも水上バイクと海水浴客とのニアミスの問題が起きていると聞きます。また、蘭島においては、漁師が養殖しているウニ、アワビが、水上バイクの乗り手によって密漁されているという話も出ています。私自身水上バイクの乗り手であり、そのような被害を水上バイクの乗り手が発生させていることに非常にショックを感じておりますし、それによって乗り手がすべて悪く見られるのは心外です。だからこそ、その一部の心ない人たちが密漁を行えないようにするために、それを未然に防ぐ方法として、水域利用調整区域に指定することは有効手段だと思いますが、市としてはどのように考えられているのか、また、その申請に対する道の反応はどういう状況なのかお教えください。次に、ボードセーリングやウインドサーフィンなどの非動力船と水上バイクなどの動力船との関係で質問いたします。銭函にウインドサーファーのメッカがあります。かなりの人たちがその場所でウインドサーフィンを楽しんでいます。その中で危ぐすべきことが近年発生しています。水上バイクとの衝突の懸念です。最近の水上バイクのブームにより、その近隣から出入りする人が増え、実際にぶつかったということもあるそうです。当然引き波による影響もあり、ウインドサーフィンが行いづらくなっていると聞きます。もともと非動力船と動力船は相入れるものではなく、すみ分けを考えていかなければならないのですが、それにおける背景はなく、常にウインドサーファーたちは危険にさらされています。そこで、私は常任委員会視察で鎌倉を訪れたときに、視察業務後の空き時間を利用し、鎌倉市役所、藤沢市役所を訪れ、海浜ルールブックづくりなどの先駆的な事例を確認してきました。今後、この問題の解消のために北海道に働きかけ、PB条例の活用等ですみ分けを考えていくことも一つの手段ですけれども、実際に小樽市域で起きていることを考えると、市としてもルールブック等の制作も視野に入れ、すみ分けをするための検討をしていくべきと思いますが、現状でどのような考えがおありかお聞かせください。小樽市の消防内にある水難救助における取組に対しての提案をいたします。昨年、小樽消防においても潜水捜索ができるようになり、水難救助の幅が広がったと聞きます。その救助能力を現場で生かすために、海の事故が多発する夏の時期に、海岸線、特に銭函周辺や蘭島周辺の現場に張りつく体制があってもよいのではないかと思っています。当然小樽消防だけで行うことは難しいと思いますが、既に夏期間中に現場に出始めている小樽海上保安部や、さらには、北海道警察との連携の中で行うことは可能ではないかと思っています。通報の下に行くことも重要ですけれども、水難はおぼれて5分もたないと言われている中で、現場に張りつくという活動は重要と考えますが、見解をお願いいたします。さらに、教育委員会にもお聞きします。今までも海という自然を通し、学ぶ機会を取り入れるべきと話させていただきました。特に、市営プールの存廃が議論されている中で、水にかかわる授業は減っていくのではと危ぐします。子供のころの自然の中での経験は生涯残ります。小樽の中でも、自分より上の世代の人たちは海で遊び、自分で危機的状況を回避できるだけの反応が身についていると思います。しかし、最近は危険だと行かせない傾向が続いたようで、海の免疫がない人が増えていると思います。これはとても危険な傾向です。札幌の方がおぼれる原因は、この免疫、知識のなさが原因だと言われていますが、今後は小樽の人も多くなるのではないかと思います。自然から学ぶことはほかにも多く、もっと海を活用すべきと思います。以前にも話しましたが、海上保安庁より文部科学省に対し、「海の知識を子供たちに伝える機会を」と通達がありました。その中で、私は、小樽とは北海道における海の先進地ですから、いち早く導入すべきだと提案しました。改めて、小樽の教育の方向性に海の活用を含めた自然環境教育の導入を強く要望いたします。教育長の見解をお願いいたします。次の質問に入ります。特別景観形成地区を拡大しようと、まちづくり推進室を中心に取り組まれているのは皆さん御存じのとおりだと思います。この拡大に伴う説明会において耳にしたのが、この地区に入ることで土地の価値が下がるというお話でした。実際に高層の建築物に対しては、外観に条件づけをされたり、規制という概念から考えると自由度は少なくなる、そのようなことからの判断かと思います。しかしながら、本当に価値が下がると言えるのでしょうか。実際、小樽のいろいろな地区で地価が下落しているのは御承知のとおりですけれども、しかしながら、いち早く景観地区として指定された堺町通り周辺は、その地価を維持しています。そのことを考えると、この特別景観形成地区の指定は価値を下げるものと断定すべきではなく、逆に高めるものと言えるのではないでしょうか。それでも、現状の地区の所有者の人たちの意見には耳を傾けなければならないとは思います。では今後、市として取り組まなければならないことは何か、私は、市が率先してそのエリアの価値を高める行為を模索し、市民と取り組むことではないかというふうに思います。小樽のよさとは何か、この景観地区で特別としているものは何か、小樽を雰囲気づけているものは何か、これらの追求が今後の形成地区の価値の変動に対する重要なかぎになると考えます。私は、このエリアで幾つかモデル的なことが行えるのではないかと思っています。一つには、「ポイ捨て防止条例」です。このエリアではたくさんの人たちがごみ拾いを行っています。このような取組を行ってくれる方がたくさんいるということは、「小樽市にとっては財産は人である」と、前定例会で市長がおっしゃっていたことを強く感じられる部分だと思います。しかし、そこで行政として、そのような人たちにそのまま苦労をさせ続けないためにも、ポイ捨て条例を施行し、一定の基準と規制を設けていくという形で携わっていくことが一つの役割ではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。二つ目として、建築基準法や消防法と古き建物を維持、再現しようとするときのふぐあいの解消です。小樽は、ほかのまちにない独自の歴史・文化の背景を持っております。その小樽の独自の特徴を維持又は再現していくことは大変有意義であると思います。しかしながら、歴史的建造物は、現状ではその当時と同じ手法で建設できないと言われています。それは、耐震構造や火災時の対応がその当時と変わっているからです。今の歴史的建造物は既存不適格として残っている場合が多く、再生しようとすると、必ず法の壁が生じると聞いています。例えば窓枠のサッシ、鉄筋の数や太さ、消防法的には排煙口の設置や非常口の案内看板や消火器、スプリンクラーの設置など、いろいろなことが挙げられます。現状での設置は当たり前のことですけれども、古きものを再現するということは、昔になかったものを使わず、その当時の手法を使い再現していくことが重要だと思います。つまりは、現状で型の決められた中で行うのではなく、同じだけの機能を有することを、昔ながらの手法で行うことを認められるかどうかということかと思います。昔ながらの建物がこれから新たに建てられてもよいのではないでしょうか。今までのような話から、小樽の風土に合った一つの基準がつくられてもいいのではないでしょうか。先月、岩見沢にある建設会社を訪ねてきました。この会社は、古き建物を取り壊すときにその廃材を捨てず、新たにその材を利用して建物をつくり出す会社です。その中で、昔のままに再現することもあるそうですが、再現は現状の法の下では基本的にはできないとおっしゃっていました。一律化すべきという概念が法から取りぬぐえないといいます。しかしながら、昔にもその当時の様式でつくられた理由は、やはりその当時にはあって、それがつまりは北海道のつくりであったということです。今、その北海道のつくりが失われているとお話を聞きました。その当時の北海道のつくりは、決して現状のつくりに劣らないほどに強固であったとおっしゃっており、昔ながらの家のつくりでも現在の耐震等に見合う家は建てられるということを、そこで学んできました。既に御存じかと思いますが、古材を使い、古いまち並みを再現しようとする取組が小樽の中でも動き始めています。やはりこれらのことが具現化でき、かつ似合うのは特別景観形成地区ではないでしょうか。その当時の建築物を多く残している小樽、このような取組を突き動かしていくためにも、これを国と協議をし、特別景観形成地区を建築基準法、消防法における観点で、小樽まち並み特区を申請していくべきではないかと提案しますが、御見解をお願いいたします。さらにあわせてお聞きしますが、既に小樽市の特別景観形成地区として魅力を高めるために取り組まれていることがあればお教えください。次に、まちづくり推進室の役割についてです。まちづくり推進室に所属している方は優秀な人が多く、的確に仕事を行っていると存じております。ですので、職員に対しての話をするわけではなく、まちづくり推進室の役割についてお聞きしたく思います。まちづくり推進室は、今まで話をしたような取組を推進していく役割、つまりは企画政策室と同じように、今までにない新たな取組を生み出していく役割を持っていると思います。例えば、今の話でいくならば、法の基準を守るべきと判断するのが建築指導課であり、推進していくのがまちづくり推進室であると思います。しかし、当然に職員は建築基準法も御存じですから、現実論がどうしても離れなくなっている、つまりは夢を企画に変えるための取組を業務とするならば、そこに壁を生じてしまっているのではないかと危ぐします。現在は、法における規制もその地域に合った取組を行うために壁となる場合には、特区申請を行うこともできます。法も守らなければならないのは当然ですけれども、その中で小樽に見合う流れを生み出すために、その強固たる概念を取り除き、新たな取組を支援していくためにまちづくり推進室があるべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。御見解をお聞きします。前定例会に続いての提案をさせていただきます。職員カンパ金制度についてです。皆さん、「マネーの虎」という番組は御存じでしょうか。数年前に放映されていた番組で、お金持ちの社長が夢ある若者たちの企画、考え方に賛同した場合に出資し、その夢を実現していくという番組です。このような夢ある若者が集うまちとして小樽があってもよいと思います。その番組のように大きな資金を提供するわけではありませんが、若者が行うイベントに出資したり、若者たちの新たな感覚に対しサポートできる、そんなことが可能になると思います。小樽市役所ファンドとして設立、その資金出資対象者を市役所職員とそのOB・OGに限定する。現在の職員数2,000人が1人1万円を出すと2,000万円です。会社を起こすには2,000万円は決して大きい数字ではありませんが、しかし、若者が思っている夢を実現するには十分な金額だと思います。市役所職員が若者の夢に出資する、このような取組が実現してもよいのではないでしょうか。改めて、この考えに対しての見解を求めます。次の質問に入ります。11月29日に財政再建推進プラン実施計画策定に向けた検討状況の中で、退職手当債の導入が明記されました。今後、団塊世代が退職するときの退職手当の増加に対応するために発行を行うということですけれども、借金をしてまで市役所職員に退職金を支払うことについて、市民の理解が得られるのでしょうか。60歳にもなる退職者の退職手当を将来の子供たちに支払ってもらうというのは、とても矛盾を感じます。借金までして退職金を支払うというのであれば、退職金の支給額を引き下げるという話が出てもおかしくはないのではないでしょうか。退職手当債は、財政再建策にはなじまないというふうに自分は思っています。なぜなら、退職手当は今年度の経費ではなく、積み立てられ、過去の職員が働いてきた経費であり、これを借金で賄えば、その負担は将来の子供たちに残すことになるからであります。ここでとめずしていつとめるのか、そのつもりで、その覚悟でこの難局を乗り切らなければならないのではないでしょうか。この退職手当債を財政再建策とする市長の見解をお聞かせください。あわせて、退職手当はどのような支払方法なのか、割合、支給方法も含めてお聞きします。現給与が減っているので、既に今までよりも退職金が減っているというふうには思います。その減り幅はどれほどなのかお知らせください。計画期間中の導入で考えられているのか、また、その後もずっと続けるつもりでいるのか、お教えください。今年度も含め、これから5年間でどれほどの退職者が出るのか、1年ごとに教えていただきたいというふうに思います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
森井議員の御質問にお答えいたします。まず、海水浴場開設の基本的な手続でありますけれども、開設しようとする者は、北海道が定める「海水浴場の管理運営に関する指導要綱」に基づき、海水浴場開設届等を当該市町村経由で北海道に提出することとなっております。また、いわゆる未届けの海水浴場についてですが、要綱においては、海水浴場とは、「一定の管理の下に、一定期間公衆の水浴又は遊泳の目的に供される特定の海面及びその附属地」といいまして、開設者とは、「海水浴場を開設し、これを管理運営する個人及び市町村」となっておりますので、届出がない限り、道の要綱に基づく海水浴場として開設されたものではありません。次に、未届けの海水浴場につきましては、道の要綱に基づく海水浴場ではないため、安全管理について危ぐされるところであります。今後、海水浴を楽しまれる方に対しましては、道に届出され、監視員や救護員等が配置された安全性の高い海水浴場を利用していただくよう、札幌市などとも連携を図りながら、広報誌やマスコミ等を通じた活動の中で、利用者への周知徹底を図ってまいりたいと考えております。次に、安全管理についてですけれども、道の要綱に基づく海水浴場開設指導基準では、遊泳区域を示すブイ等の設置、当日の遊泳の可否決定に当たっての気象状況等の把握や旗による表示、水難救助等のための監視員の配置などが定められております。市の安全管理面での取組でありますけれども、市として、監視・救護用プレハブの設置や市が依頼する日赤奉仕団等による監視活動などを行っております。なお、開設者をはじめ、海上保安部、日赤など関係機関からなる「小樽市海水浴場管理運営連絡協議会」を年2回開催をし、開設指導基準の内容確認や安全対策、課題の整理などを行っております。次に、来年のサンセットビーチにおける海水浴場の開設でありますけれども、あくまで海水浴場の開設は道への届出制でありますので、来年、仮に組合から開設届が提出されれば、道が受理することも考えられます。しかしながら、この組合は本年発生した死亡事故に伴い、道から開設日の変更届書等の提出を求められていますが、再三にわたる勧告にもかかわらず、いまだに提出されていない実態であります。来年度の開設届の受理に当たっては、その届出内容についての必要な調査や指導を行った上で、北海道が判断するものと考えております。また、来年、届出がなく営業が行われた場合には、道と連携を密にし、安全管理が保たれた海水浴場として開設するよう働きかけてまいりたいと考えております。次に、事故を未然に防止するためのシステムの確立でありますけれども、要綱に基づく自治体の指導や勧告といった対応のみでは限界があると言わざるを得ず、何よりも安全管理を図るためには、一義的に海水浴場開設者の責務に負うところが非常に大きいと考えます。今後、北海道において事務の性質上、果たして条例の制定が可能かどうかも含めて協議を進めていきたいと思います。次に、道の「プレジャーボート等の事故防止等に関する条例」に関連しての御質問でございますけれども、まず、いわゆるPB条例に基づき、モデル地区として水域利用調整区域に指定されたドリームビーチとサンセットビーチの事故状況につきましては、この2年間の海水浴場開設期間中に事故の報告はありません。次に、ドリームビーチとサンセットビーチの水域利用調整区域につきましては、この2年間は、道のモデル地区として市が申請を行っておりますが、PB条例の規定によれば市町村のほか、海水浴場開設者や漁業協同組合なども申請者となることができます。また、本年はモデル地区以外の海水浴場からもプレジャーボート等による被害を訴える声が寄せられておりますので、来年以降はモデル地区にこだわることなく、確実に現場の状況を把握されている海水浴場開設者や漁業協同組合みずからが申請者となり、水域利用調整区域に指定されていくことがPB条例の適正な運用であると考えますので、今後とも引き続き北海道と協議をしてまいります。次に、来年のサンセットビーチにおける水域利用調整区域の対応でありますけれども、近年、接触事故はないものの、ニアミスは多発しており、遊泳者の生命や身体を守るためにも区域指定されることが望ましいものと認識しております。仮に、来年、海水浴場の開設がなされない場合には、北海道が水域利用調整区域の指定を行わない可能性も考えられますので、現在、道の水域利用調整検討会議をはじめ、さまざまな関係機関との協議の場において検討を行っているところであります。次に、蘭島における水域利用調整区域のあり方でありますけれども、本年8月の蘭島海水浴場組合との会議の席上、小樽市漁業協同組合から養殖施設での密漁被害の状況について報告があり、今後、調整区域の指定が受けられないかとの相談がありました。その後、道の担当部局に協議しましたところ、PB条例は基本的には遊泳者等の身体・生命を守ることを目的としており、密漁のような漁業被害の防止までは想定をしていないということでありました。しかしながら、市としては、PB条例の中で指定も可能と判断しており、蘭島の養殖施設を守るため、水域利用調整区域の指定について、今後とも道と話合いを続けてまいりたいと思います。次に、動力船と非動力船とのすみ分けでありますけれども、銭函海岸には、道内唯一のヨットやウインドサーフィン専用の施設が開設され、前浜はマリンスポーツを楽しむ多くの若者でにぎわっております。御指摘のとおり、この水域は頻繁に水上バイクの乗り入れがあり、関係者からは衝突事故を危ぐする声が聞かれることから、市といたしましても、この問題解決に当たっては、まずはPB条例施行規則の改正により、これら施設を管理運営する団体等が水域利用調整区域の指定申請者となることができるよう、現在、道に対し働きかけをしている段階であります。また、海浜地のルールづくりについては、将来的には大切なこととは思いますが、現時点では、PB条例に基づく海岸線のすみ分けを優先していくことが必要であると考えております。次に、消防の水難救助における取組でありますけれども、海水浴場における水難救助は、消防署の救助隊及び管轄の消防隊、救急隊が出動し、ライフセーバーや監視員の協力を受けながら、海上保安など関係機関と連携して救助活動を行っております。御提案がありました海水浴場における水難救助員の常駐につきましては、現状では水難救助員も限られており、また、市内全域の水難事案や火災救助等への出動態勢を常に確保しておく必要があることから、時期を限定するとはいえ、特定の地区に水難救助員を常駐させることは難しい状況だと思っております。次に、特別景観形成地区拡大に伴っての御質問でございますけれども、初めに、この地区におけるポイ捨て防止につきましては、本市の良好な都市景観を保全するためにも、ごみのポイ捨てにより美観が損なわれることはあってはならないことと考えております。現在、この地区においては、団体や近隣住民の方々などの協力によるボランティア清掃のほか、運河散策路、公園、メルヘン通りなどは、市が委託して清掃やごみの収集を行っているところでありますが、ポイ捨てなど美観を損ねる行為をなくするためには、観光客を含め、モラルを向上するための啓発に努める必要があるものと考えております。平成15年3月の「北海道空き缶等の散乱防止に関する条例」の制定によりまして、小樽市においてもみだりにたばこの吸い殻や空き缶等を捨ててはならないこととなっておりまして、本年3月には北海道と共同で、市庁舎内において、全道から集められた小中学生のポイ捨て防止ポスターを掲示したり、6月には運河沿いや小樽駅前において、チラシ入りポケットティッシュを配布したりするなどの啓発活動を行ったところであります。しかしながら、道条例に基づく啓発のみでは継続的な実効性が十分でないことから、市独自のポイ捨て防止対策を積極的に行う必要があるものと考えており、来年度において、市民の協力を得ながら、ポイ捨て防止の啓発や清掃を行うほか、ポイ捨て防止を訴える看板の設置などに取り組んでまいりたいと考えております。また、条例の設置につきましては、防止対策の効果を見ながら、必要性について検討してまいりたいと考えております。次に、特別景観形成地区における建築基準法などにかかわる特区申請でありますけれども、歴史的建造物の再生などにおいて、建築基準法や消防法の規制により、歴史的建造物やまち並みの保全が困難になる場合があることは承知しております。しかし、建築基準法、消防法につきましては、国民の生命と財産を守る最低限の基準として定められたものであり、特区として一律に規制を緩和することは非常に難しいものと考えておりますけれども、市といたしましては、具体の計画が示される中で相談を受けるなど、小樽らしいまち並みの保全や創出に向け、適切に対応してまいりたいと考えております。次に、特別景観形成地区の魅力を高める取組でありますけれども、主なものといたしましては、入船七差路のメルヘン交差点の整備や堺町本通の一方通行化に伴う歩道や側溝などの環境整備について、地元のまちづくり団体などの意見を取り入れながら行ってまいりました。また、中央通地区については、小樽運河周辺と連続する石畳の一帯整備や官民一体でのロードヒーティング整備、さらには小樽駅前の国道5号や道道臨港線の電線地中化など、国や道との連携を図りながら整備を行ってまいりました。このように、これまでも官民一体となった整備を進めているところでありますが、今後とも特別景観形成地区の魅力づくりについて、市民や関係行政機関と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。次に、まちづくりに対する、まちづくり推進室の取組でありますけれども、景観条例に基づく歴史的まち並みの保全や小樽駅前第3ビル周辺地区再開発事業、街なか活性化計画の推進、北運河周辺地区のまちづくりのビジョンづくりのほか、都市計画法などに基づく都市計画マスタープランや緑の基本計画の推進などさまざまな取組を行っております。これらの取組に当たっては、既成事実にとらわれず、今後とも関係機関や市民団体などと連携を図りながら、小樽らしいまちづくりに取り組んでいくよう指示しているところであります。次に、職員のカンパ金制度の導入でありますけれども、若者の夢の実現のためのファンドの設置については、その財源を市の職員のカンパに求めることが適当であるとは考えづらく、行政はもとより多くの市民との協働による知恵の融合により、若者の夢の実現に向けた取組手法を検討するべきと思っており、この制度の導入は考えてはおりません。次に、退職手当債でありますけれども、退職手当債は確実な定数削減により、人件費総額が抑制され、財政健全化が見込まれる場合に限って、財政状況を勘案し、地方債の例外として発行が認められる特例債であります。この退職手当債の制度は、財政負担のピークを平準化させる効果がある一方で、御指摘のとおり、退職金の財源を将来の税収に求める形になりますことから、安易な発行は慎むべきものと認識しております。しかしながら、本市の財政は、いわゆる団塊の世代の退職者が増加し、その退職金の負担増に耐え得る状況にないことから、当面の財源対策として平成19年度から平成21年度までの3ヵ年間導入することを想定しており、累積赤字を抱える中でのやむを得ない措置であると考えております。導入に当たりましては、再建プランで検討しております職員数の削減を確実に実施をして、そのことによる人件費総額の抑制効果を償還財源とする方針でありますので、御理解を願いたいと思います。次に、退職手当の支給でありますけれども、支給率は、定年退職で退職時の給料月額の最大で59.28か月分で、支払方法は、全額を一括現金で本人に直接支払っております。次に、給与削減による退職金の減り幅でありますけれども、平成17年度末に定年退職する職員は5パーセント削減となっておりますので、この削減がない場合の金額と比較すれば、1人平均で123万円ほど減額されております。次に、今後の退職者の人数でありますけれども、平成17年度32名、18年度47名、19年度69名、20年度69名、21年度73名で、5か年の合計で290名となっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
森井議員の御質問にお答えいたします。教育活動の中に、海などの自然を積極的に活用することについてでありますが、子供たちにとって自然の中でさまざまな体験をすることは、自然の厳しさや恵みを知り、好奇心、探求心、そして創造性を養う一方、身の安全を守り、健康でたくましい体をつくる上で有効なものと考えております。明治28年以来、80回を数える小樽市水泳講習会で学んだ子供たちも、データが残っている昭和45年からの累計ではありますが、延べ3万5,000人にもなろうとしており、海という自然を通して、単に泳ぎ方を学ぶだけでなく、心豊かでたくましい子供の育成に寄与していることが本市の特色ある教育の一つと考えております。また、海浜清掃や毎年、中学校がローテーションで若者の水難救済ボランティア教室を開催し、自然の保全や海浜事故の防止と命の大切さについて学んでいるところであります。今後も、海と山に囲まれた美しい小樽の自然を最大限に生かした教育活動の導入に努めてまいりたいと考えております。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)
再質問 2番 森井秀明
幾つか再質問をさせていただきます。海関係のことは、実際ライフワークとしてやっていますので、今後も続けていかなければいけないと思っているので、今日、再質問として、質問というふうにするわけではないのですが、ちょっと一言海について話させていただきたいのですけれども。実際に、8月17日に中学生が亡くなったのですが、その前日、私はドリームビーチの方に様子見ということで行っていたのですけれども、前日はかなり波が荒れていたのです。1メートルから1メートル50ぐらいの波が入っていたと思いますけれども、実は、そのときも中学生が亡くなったのと同じ場所で、事故が起きています。それに私はちょっと救助活動で向かったのですけれども、それは消防の方に確認をしていただければ、出動されていましたので、事故そのものがあったということは事実あります。その前日の人は助かったのです。なぜかというと、たまたま近くにいた人が救助できたのですけれども。次の日、その中学生が亡くなったときがどういう状況だったかというと、波は半分以下に落ちていて、多分水面からひざぐらいの高さ、50センチなかったと思います。しかしながら、その状況の中において、中学生は先ほど話させてもらったその離岸流というものに耐えられなくておぼれるという経緯に至りました。その前日とその当日の、その人が助かったか助かっていないかという差は、現状では偶然とか運とか、そういう状況でしかないということがまず1点。あとは、海水浴場の客というのは、かなり減少傾向に至っているというのは集計からも御存じだと思いますけれども、しかしながら、海岸線における遊びの幅というものはいろいろな形でニーズが広がってきていて、海に遊びに来ている人たちの人数そのものに関しては、多分増えてきていると思います。特に、札幌圏という大都市に隣接している小樽市ですから、その海に来ている人たちの、いわゆる一つの観光客として考えるならば、小樽市に対してお金を落とす可能性というのは本来あるはずなのですけれども、運河が観光地として見られるようになってから、昔は海を観光客として入れるためにいろいろな取組をされていたそうですが、最近はそれがかなり軽視されているというか、そういうふうに思えてならないです。つまりは、その100万人都市から訪れている人たちを何かしらの形で安全管理又は環境管理をサポートすることによって、ちゃんとお金が流動する、流れというものを生み出すことは、今後考えていくべきではないかなというふうに思っていますので、つけ加えておきます。こちらの方は答弁は要らないです。それから、退職手当債について、これは私自身、本当はこの一つを抜き出してというふうには思わなかったのですけれども、財政再建推進プランの説明会のときに、この項目が入ってきたことに関して、個人的にはかなりショックが大きかったのです。何かしらの形で市債というものは、今後導入していかなければ財政状況はもたないというふうには、個人的にも認識しているのですけれども、個人的な話かもしれませんが、自分たちの世代でいろいろな人と話をするときに、ある意味、小樽市だけではなく北海道や国の財政状況から考えて、結構30代の人たちというのは最近覚悟し始めているのです。私自身は子供はいないのですが、自分と同じ世代の人たちが子供を産み始めていて、先ほどのお話からいくとまだ600人程度ですけれども、小樽に関しては。それでもそういう世代の人たちが、自分の子供やさらにはその孫、そういう世代の子供たちのことを考え始めて、この財政状況を何とかとめなければならないということを漠然と考え始めている人たちがかなり増えてきているのは事実だというふうに思います。しかし、その覚悟を支えていくというのは、私は、自分たちの親世代である皆さんの世代ではないかなというふうに思っていて、どうしてもその財政状況を考えると、入れざるを得ないその特例債かもしれませんけれども、その覚悟をもっとこういう場でも私は出てほしいという、ある種希望的な観測も含めて、今回この質問をさせていただきました。当然その覚悟を感じている上であえてこれを聞いていますけれども、この件について、一言見解を述べていただければというふうに思います。お願いします。
答弁 財政部長 磯谷揚一(財政部長は2007年3月まで)
見解でございますけれども、御承知のとおり、起債でございますから、今、市長が答えましたように、許可制度の中では本当に例外的です。ましてや、委員がおっしゃるように、退職金をいわゆるその起債で賄うということですから、非常に厳しい条件がもちろんついているわけですし、見解としては、この財政健全化のために使うべきではないとおっしゃるのですけれども、これは基本的には財政再建のために使うという、ある意味では趣旨の起債なわけなのです。それをとにかくやって、その再建できるという見込みの中で、それは許可されるということで、のべつ幕なしにもちろんできるものでございませんから、我々としても、相当程度現状のものを、見直すものは徹底的に見直さないと、もちろんこれは総務省なりの許可というか、それはおりません。ですから、そういう覚悟の中で、何とかこの団塊の世代が3か年度、この計画期間の中で卒業できるような形の中で持っていきたいというふうに考えておりますし、いわゆるその退職手当そのものも一つの労務債という考え方の中では、生涯賃金の補てんという意味で、今払えなくともどこかではやはり払わなければならない趣旨のものでございます。非常に厳しい状況の中でございますけれども、何とかそういう覚悟の中で、これは対処していきたいということでございますので、いろいろな思いは当然ございましょうけれども、御理解をいただきたいというふうに思います。