小樽市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月25日
(1)市長の政治姿勢について/(2)市町村合併について/(3)地方分権と三位一体改革について/(4)補正予算関連について/(5)教育問題について
2003年6月25日、小樽市議会の一般質問で、武井義恵議員が「市長の政治姿勢について」「市町村合併について」「地方分権と三位一体改革について」「補正予算関連について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、総務部長 山下勝広、社会教育部長 嶋田和男が答弁しました。
- 質問者
- 武井義恵 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、総務部長 山下勝広、社会教育部長 嶋田和男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 武井義恵
厳しい選挙戦を戦い抜いてこられた議員各位におかれましては、本当にご苦労さまでした。心からお喜び申し上げます。また、市長におかれましては、人口10万人以上の道内の市で、再選挙を行った札幌市を除いた4市長の得票数を見るとき、函館69.7パーセント、北見64.4パーセント、江別63.95パーセント、苫小牧も53.1パーセントとなっており、山田市長の市民から支持された70.4パーセントは、他市を大きく上回っております。応援をさせていただいた民主党・市民連合としては敬意を表しながら、平成15年第2回定例会に当たり、代表質問をさせていただきます。代表質問に入る前でございますけれども、代表質問も最後となりますと、1番、2番、3番目の方々と内容も類似の点があるかと思いますが、通告どおりに質問をさせていただきます。まず、2期目の市長としてご提案されました補正予算などを参照しながら、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。初めに、このたびの道内12市長選挙の投票率を見ると、50から80パーセント台となっており、自治体によってばらつきが大きかったことが特徴となっております。投票率の低落傾向に歯どめがかかりませんでしたが、市長はこの低投票率の結果をどのように認識されておられるか、ご感想をまずお聞かせください。次に、財政状況についてであります。今期における減債基金を見ると、639万円しかゆとりのない上に、本年度からの3年間で約83億円の歳入不足が見込まれることから、財政再建団体への転落も危ぐされております。このような状況の中で、当選された山田市政2期目の最重要課題としては、歳出の圧縮対策に全力で取り組むと決意を述べられておられる市長ですが、財政再建のための具体的な行政改革をお示しください。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録また、市長は開かれた市政、安全・安心のまちづくりに取り組むとも立起に当たって述べておられますが、どのようなまちづくりの構想を抱いておられるか、お尋ねいたします。次に、補正予算に関連して具体的に何点かお伺いいたします。まず最初に、市の別館庁舎対策費が計上されていない点であります。小樽市の庁舎別館では、老朽化が進み外壁面のコンクリートが傷み、はがれ始め、落下したコンクリート片によって、通行人や駐車中の車などに被害が出るおそれが出てきたと報じられております。さらに、東側の屋上に近い部分の壁には、劣化が激しく、冬期結露の氷結、融解で壁の表面に無数の亀裂が入っているとも伺っております。なお、別館東側の地上部分には駐車場のほか、職員通路や夜間出入り口などがあるため、応急的にネットを張り、はく離片が直接地上に落下しないよう対策をとっているとのことですが、その実態をまずお聞かせください。私はこの庁舎別館について、平成9年の3定において質問をいたしておりますが、当時の新谷市長は、新市庁舎の建設とそれに対する基金についてはじゅうぶん理解できる、今後なお研究させてほしいと答弁されておるのであります。それから6か年が経過しております。このごろ、石巻市など東北地方をはじめ地震が多発しており、事故が起こった場合は人災と言われても言い逃れができません。財政難のことはじゅうぶん存じておりますが、人身を含めた事故防止のためにも、当面の補修費の補正を検討すべきだと思います。当分の間、このままでしのぐしかないとの声も聞こえてまいりますが、事故防止の上からも予算づけの優先順位を再検討すべきだと思いますので、市長のご所見をお伺いいたします。次に、国指定の重要文化財であります小樽交通記念館の機関車庫三号の修復についてであります。私が申し上げるまでもなく、この車庫は現存する機関車庫では国内において最も古い車庫であり、2001年11月に転車台とともに、国の重要文化財に指定されたものであります。その車庫の柱などが腐食して、天井の崩れ落ちるおそれが発生したため、一般公開を取りやめたとのことであります。それに関連して、蒸気機関車大勝号など車庫内に保存されている3両も見学できないとも伺っております。今、新型肺炎SARSなどの影響もあって、国外への修学旅行生が行き先を小樽に変更する学校が増えている全国的情勢であるとお聞きいたしております。私も、先日、運河周辺へ行ってみましたが、たいへんな修学旅行生でにぎわっております。したがって、修学旅行生らは小樽市の見学に当たって目玉となる施設であるとも思いますので、料金はまさか割り引きしているとは思いませんが、来年春まで建物のたわみなどを記録し、様子を見ることにするなどと悠長な考えを払しょくし、一月でも早く修復をされるよう、資金も含め要望いたしますので、教育長とさらには市長にも前向きなご答弁を期待して、次の項にまいります。
質問 19番 武井義恵
次に、市町村合併について市長のご見解をお伺いいたします。市町村合併をテーマにした住民投票が全国で急増している昨今であります。総務省の調査では、平成14年には11件であったものが、平成15年は実施済みのところを含めると少なくとも39件、3倍以上になる見通しであるとのこと。そして投票も未成年者や永住外国人まで拡大している状況にあります。道内では今なお実施例はありませんが、市長は市町村合併に対するこのような取組をいかように評価されておられるか、まずお尋ねいたします。さらに、総務省は市町村合併後に、地域自治を認める新法の構想を明らかにいたしました。この新法の柱は、今年4月30日に地方制度調査会が決定して中間報告に盛り込んだ地域自治であり、市町村合併の特例法平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録が平成17年3月の失効までに2か年を切ってしまったことに備え、この新法でさらに合併誘導を継続するものであると思いますが、市長のご見解をお示しください。市町村合併の目的は、自治能力の向上、行政の効率化、財政基盤の強化等を図り、地方分権を支えることにあると言われております。しかし、北海道の場合、合併後の面積が拡大するため、行政効果は低下しかねないと思いますし、それに加えて何よりも財政規模が拡大しても財政基盤のぜい弱さは変わらないのではないかと思います。したがって、行政の効率化と財政基盤強化に関する対策を欠いたままでは、道内の市町村は合併効果を信じる気持ちにはなれないと思いますが、いかがでしょうか。お答えください。また、平成17年3月が期限の合併特例法は、合併する自治体には手厚い財政支援を約束していると言われておりますが、内容を精査してみると、発行できる特例債は30パーセントだけ償還すればよいとか、さらに合併前の地方交付税は10年間保障するなどとなっておりますが、本当に地方財政を豊かにするのでしょうか。特例債の償還には自主財源を充てなければならない。また、合併後の財政を好転させる展望もない限りつけの先送りとなるのではと思いますが、間違った見解でしょうか。市長のご所見をお伺いいたします。以上、市町村合併について種々申し上げてまいりましたが、国は財政源の地方自治体の移譲問題を早く結論を出すべきであると思います。取りやすい税を国が独占したままでは説得力を持たないと思います。市町村合併推進に向ける国の意欲はよくわかります。がしかし、道内の市町村には、現状のままでは合併することにまだ不安感が残ると思います。市長は余市など後志5か町村の任意協に、もし参加要請を受けたとき、応ずる考えがありますでしょうか。ご答弁をいただきたいと思います。次に、地方分権に関連して、政府が提唱している三位一体改革について、市長並びに教育長にお尋ねいたします。地方分権の目的は、その住民に最も近い立場で自治体が自立的にさまざまな要請にこたえ、枠にははめられない多様な自治を探ることを可能にすることとしております。一方、三位一体改革は地方分権を財源の面で支える不可欠の改革であります。そして、その三位一体改革の目指すのは、国から地方に税源を移譲すること、国の補助金の削減並びに地方交付税の見直しの3点を一体として行い、地方自治体が自由に使える自主財源を拡大することにあると思いますが、この地方分権と三位一体との関係を市長はどのようにとらえておられるか、お尋ねいたします。しかし、去る5月14日に、地方分権改革推進会議が提示した試案は、地方交付税を地方共同税と財政調整交付金に再編することや、地方への税移譲を増税改革まで先送りするなどの内容となっております。これに対し、5月20日、全国市議会議長会はこの試案に対し、地方自治体の基本原則を無視するもので、単なる国の財政上の都合による地方への負担転嫁であると指摘し、とうてい容認できるものではない、税源移譲を基本とした三位一体改革の速やかな実現と、財源保障機能等を有する地方交付税制度の堅持を求める緊急アピールを求め、地方分権改革推進会議に申入れをいたしました。このほか、地方6団体も5月23日に分権会議の試案撤回を求める緊急決議を行い、同会議や首相官邸に要望を行いました。さらに、地方自治確立対策委員会は5月23日、分権会議の試案に対応した三位一体の改革に関する緊急提案をまとめております。また、政府内においても、地方分権推進に当たっての三位一体の改革が関係閣僚間で揺れに揺れている状況であります。したがって、地方自治体としては、本市も含めその成り行きを見詰めているのが実態ではないでしょうか。さらに、改革派の増田岩手県知事ら8知事も緊急アピールを出すなど、全国の知事や首長の間で、分権会議批判と税源移譲の実現を求める声が広まっていると報道されておりますが、山田市長はこのような分権会議の試案に対し、どのような評価をしておられるか、きたんのないお答えをお願いいたします。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録また、教育長には、地方分権改革推進会議が、5月7日、首相に提出した削減重点11項目中に、義務教育費国庫負担制度の2兆8,000億円が具体的に提示されておりますが、このまま削減された場合の小樽市への影響などをどのように考えておられるのでしょうか、ご答弁ください。次に、保健所の業務を北海道に移管する検討を始めたことについてお尋ねいたします。小樽市は本年5月27日までに財政難や将来の人材確保の問題などから、市保健所の業務を道に移管する検討を始めたと伺っております。小樽市の保健所は地域保健法に基づき、政令指定された小樽市に設置されたものであります。現在まで小樽市からはNHKをはじめ、測候所、日本銀行、小児総合保健センターなど、次々と札幌へ統合などで移転されておる中で、小樽市がみずから業務を道に移管することは、保健所の存続にもかかわる重要な影響を及ぼすことは必至であると思います。確かに、人口減の続く中、市の財政負担が増えることも国の交付税削減などから見て、予想にかたくありませんが、そのことよりも業務を移管することにより、食品衛生や環境衛生に関する届出や検査及び食中毒の対応などが道の業務となり、住民の利便性は大きく低下することを憂えるものであります。また、札幌への一極集中に拍車をかけるなど、地方分権の動きにも逆行することなどから、市長の再考を促したいものであります。なお、財政面を見ると、保健所の予算は年間約10億円のうち、道への移管事業は4億円程度であり、市が受ける地方交付税は4億6,000万円ほどと伺っております。したがって、住民サービス面から考えても、道への移管は時期尚早と思いますので、政策検討会議での慎重なご論議を重ねてご要請申し上げる次第であります。市長の見解をお示しください。次に、老健施設はまなすの通所事業指定の取消しについてお尋ねいたします。社会福祉法人済生会の老人保健施設「はまなす」が介護報酬を不正受給していたことに対して、道が施設の通所リハビリなど、居宅サービス中の事業指定を取り消す処分をされて3週間余が経過いたしました。福祉部によると 「はまなす」の通所リハビリを利用していた人は136人とのことですが、そのうち4月20日現在、では、56人が小樽、余市などで代替施設が決まったとのことであります。しかし、施設が決まったら定員にあきがないため待機を強いられている人69人で、残る11人は依然として受入先がないとのことであります。これを受けて、5月中旬に蘭島の本間龍太郎さんなど利用者が道に陳情に行かれたと伺っております。だが、「はまなす」は指定の取消しだけではなく、不正受給の原因になった必要な職員の確保や、適切な運営管理の命令も出ているので、その改善状況をも見極めなければならないことですが、6月17日までに利用者の収容が一部前進したとの報道もされておりますので、しかし、通告をしてありますから、その後の改善状況も含め、今後の見通しについてお答えください。次に、小樽市市道工事で石垣が崩落した事件で、遺族が小樽市などを提訴した問題について質問いたします。この事件は平成12年4月26日午前11時ころに、通称市道塩谷街道の工事現場横の寺の石垣が幅約9メートル、長さ約6メートルにわたって崩れ落ち、作業員2人が下敷きとなり死亡、1人が足を骨折するなど大けがをした事故であります。その死亡したご遺族のお2人が小樽市や建設会社及び寺を相手取り、総額1億4,000万円の損害賠償を求めて札幌地裁に提訴したものであります。ご遺族の主張によると、小樽市は工事発注者として事故を防ぐ措置をとる義務を怠ったとして提訴に踏み切ったとのことですが、小樽市としては当時訴状を見ていないのでコメントはできないと申しておられたとのこと。しかし、その後訴状をお読みになったことと思いますので、今後のご遺族の訴えに対してどう対処しようとされるのでしょうか、お答えください。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録次に、パークゴルフ場についてお尋ねいたします。平成15年度の維持補修、建設事業費として商工会館跡地多目的広場造成工事費200万円が補正されておりますが、その広場の規模をお示しください。この跡地は想像しただけでもパークゴルフ場の設置には困難であると思います。私は平成9年第3回定例会で、パークゴルフ場設置問題を取り上げました。その趣旨は、長橋1丁目に市内の篤志家から寄贈のあった土地2,661平方メートルが全く眠った状態になっており、その後背地が国有地であることから、過去には広域公園構想のあった地域でもありました。したがって、寄贈者の志を無にしないためにも、この地にパークゴルフ場を建設して有効に活用すべきだとご提案申し上げました。これに対し、石田教育長は、提起された土地については、パークゴルフ場としては地形、道路などの課題もありますので、今後どのように対応できるか、関係部局と協議してまいりたいとご答弁されておりますが、その後の協議された結果についてお答えください。もしこの土地がご指摘のように、地形や道路などが障害になってパークゴルフ場の設置ができないのであれば、長橋1丁目のと場跡地を含め、パークゴルフ場の候補地として検討くださいますよう、重ねてご提起申し上げます。次に、平成8年3月8日提出の陳情第20号についてお尋ねいたします。この陳情は塩谷行きのバス路線を塩谷駅・伍助沢方面にまで延長してほしいとの陳情であります。同年12月18日開催の厚生常任委員会で、さらには同12月20日の本会議において、満場一致で採択された陳情であります。しかし、平成10年第1回定例会で質問した私に対し、たいへん難しいと受け止めておりますが、今後とも状況を見ながら中央バスと協議していきたいと、市長がお答えになっております。したがって、その後の経過と処理についてご答弁ください。また、それまでなかった塩谷駅下の回転場のような広場は、この陳情のために設備されたものでしょうか、お答えください。次に、老人クラブ対策についてお尋ねいたします。市長は就任1期目より、ふれあいパスなど老人対策に努力されてこられたことはじゅうぶん存じ上げております。このたびの議会でも老人福祉費545万円をはじめ、高齢者と子どものふれあい実施事業費補助金など気配りのほどが理解できるのであります。そこで、さらに突っ込んで、老人のクラブ対策についてお尋ねいたします。まず、本市の老人クラブの組織率は、道内10万人以上の都市10市の中で何番目でしょうか、お答えください。具体的には、60歳以上の人は小樽で約4万6,000名いらっしゃるわけですが、そのうち組織されている人は約7,000名であります。したがって、加入率は15パーセントという低い状況でありますが、小樽市としては老人クラブ加入促進施策として、どのような運動を展開しておられるか、お聞かせください。小樽市は高齢者の方、市民4人に1人という比率になっており、老人クラブへの加入率が高くなってもよいように思いますが、実態はそうなっておりません。その最大の原因は、厚生労働省の通達である老人クラブ活動等社会活動促進事業運営綱領に示されている1クラブの会員数が50名以上となっており、その補助費に枠がはめられていることだと思いますが、市長はどのようなご感想をお持ちでしょうか、お答えください。私たちの住む平和で住みよい郷土小樽を築き上げてこられた人生の大先輩が、老後の生活を健康でかつ豊かで明るい長寿社会を創出することを目的とした老人クラブの事業目的の遂行と小樽市の老人福祉行政のためにも、各町会及び老人クラブが結成しやすくするためにも、1クラブの会員数を30名ほどにする小樽市独自の緩和策を施してはどうでしょうか。市長のご見解をお伺いいたします。なお、道内の各市町村で、老人クラブの会員単位数を独自で緩めている自治体がありましたら教えてくだ平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録さい。最後に、教育委員会にお尋ねいたします。初めに、後志管内の私立中学校で、初めて中高一貫教育の進学校を2004年4月に双葉高校の運営する附属中学校で開校することになりましたが、これに関連して市教委に何点かお伺いいたします。少子高齢化が進む中で、週6日制で中高一貫教育の進学校を目指し、公立中学校と比べて主要5教科の3年間の授業時間を合計で約1,000時間多くなるとのことでありますが、公立中学校への影響について市教委はどう考えておられるか、まずご所見をお伺いいたします。次に、市教委が保護者にも説明して実施したゆとり教育としての週5日制や詰め込み教育については市教委の目指す教育にも逆行するようにも思います。したがって、保護者からも多くの反応が市教委に寄せられているかと思いますが、生徒や保護者に対し、どう説明されておられるか、市教委のお考えをお示しください。また、道教委は、本年5月22日に、一つの学校で6年間、一体的な中高一貫教育を行う中等教育学校を2007年4月、登別市に開校する方針を固めたとのことであります。それは今の小学校の3年生から受け入れることとし、高校受験のない特色を生かし、継続的で計画的な視点での教育を目指すとしております。また、規模については、1学年2学級で定員480人としており、初年度は中1と高1を受け入れ、3年間で6学年をそろえるとしております。また、選抜方法については学力検査を行わず、面接や実技、推薦、抽選を組み合わせることとのことですが、小樽市からも受入れがあるのでしょうか。市教委に連絡や事前通知があったのかどうか、お答えください。次に、不登校対策についてであります。歯どめのかからない不登校の問題について、文部科学省は本年度、小中学校と不登校の子どもらが通う適応指導教室などとの連携を強化する新事業を始めるとのことですが、どのような新事業でしょうか、まずお聞かせください。この新事業のモデル施設になった兵庫県「但馬やまびこの郷」の責任者は、不登校担当教員の研修や同施設に来られない子どもと保護者のために、県は7か所で1泊2日の体験活動として地域やまびこ教室を開催したが、不登校は簡単には減らないと嘆いた上で、学校や市町村教育長が今以上に熱意を持ってくれれば、不登校はもっと減らすことができると残念がっておられるとのことであります。学校や市町村教育長の熱意の欠如とは何を指しているのでしょうか、当事者たる教育長のご所見をお伺いいたします。また、文部科学省が今年3月27日に不登校生の保護者を対象にした初の大規模調査の結果、小中学生の不登校の継続期間が平均1年半から2年余りに上っていることや、年齢が多くなるほど長期化の傾向のあることが解明されたとのことですが、小樽市の場合、傾向はいかがであったでしょうか、お答えください。さらに、担任教師の家庭訪問については、もっと来てほしい、訪問の頻度は現状がよいとお答えになった保護者の75パーセントが担任の訪問を望んでおり、また、教師と何らかのつながりを求める人が多いことがわかったと報告されておりますが、本市の担任教師による家庭訪問の実態をお示し願います。次に、いじめ対策についてお伺いいたします。道央のある中学校の玄関ホール、2001年7月17日午前10時半、吹き抜けのホールに面した3階フロアに、立っていた1年生の女子生徒は3時間目の授業始業ベルを聞くと同時に、体は約8メートル下の床にたたきつけられました 「もう限界です、死にます、みんなさような。ら」と走り書きをした遺書を握りしめていたとのこと。女子生徒は幸いにも命には別状はありませんでしたが、退院後には転校をいたしました、ということが報道されております。本事件の起こる前に、女子生徒は平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録何度か、担任や教育委員会が学校に派遣した心の教室相談員に苦しみを打ち明けておりましたことがその後の調査でわかりました。学校も事件を機に、いじめ防止策に本格的に乗り出し、心の教室相談員の来校を週2回から5回に増やしたとのことですが、現在、小樽市の心の教室相談員の活用状況をお聞かせください。同校の校長は二度とこのような事件が起こってはならないという一念で、命と心を大切にする教育に取り組んでこられたと述べておられます。本市における命と心を大切にする教育として、どのような取組がなされておられるのか、その実態をお述べください。心の教育の必要性が叫ばれて久しくなりますが、子どもらの心を育てるため、今、どんなことが市教委で行われているのかも含め、お答えください。再質問を留保して、私の質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
武井議員のご質問にお答えいたします。初めに、今回の統一地方選挙の投票率についてでありますけれども、小樽市においても平成11年の選挙と比較しますと、約5パーセントほど落ち込んでおります。これは本市に限られたことではなく、道内でも市長選が実施された12市中、無投票当選を除く10市で前回の投票率を下回る状況となっており、全道的に低落傾向にあると考えております。これは若年層を中心とした有権者の政治に対する関心の薄さから来るものではないかと考えておりまして、非常に残念な結果であると感じております。次に、財政再建のための具体的な対策でありますけれども、収支不足の補てんの財源がほとんどない中で、今後の財政運営は今まで以上に厳しいものとなりますので、健全な財政環境をつくり上げるための取組について早急に、しかも着実に進めなければなりません。今後の3年間の財源不足額は、これまでの管理経費を中心とした削減努力だけでは解消できる規模ではありませんので、民間委託の推進や人件費総額の抑制、組織・機構などの見直しなど、行財政の徹底した改革を行うとともに、受益者負担の適正化に向けた検討などにも取り組み、継続している事業についても従来からの慣例や役所の論理にとらわれることなく、ゼロから再構築するという観点で見直さなければならないと考えております。次に、これからのまちづくりの基本的な考え方でありますけれども、今、小樽市は人口減少、少子高齢化の進行、長引く景気の低迷によります地域経済の落込みなど、市を取り巻く環境は今後ますます厳しさを増すものと思われます。こうしたときこそ地方がみずからの個性を生かし、創意工夫をしながら、地域間競争に負けない確かなまちづくりを進める必要があります。市民の皆さんとともに知恵を出し合って、一人一人が自分の住んでいるこのまちに愛着の持てる住みよいまちづくりを目指してまいりたいと考えております。次に、本庁舎別館の補修でありますけれども、昭和37年にしゅん工以来、ほぼ40年が経過していることから、外壁の部分的なはく落のほか、内部においても床面にはたわみなどが起きている状況にあります。このような状況の中で、別館海側の外壁の一部からコンクリート片が落下してきているため、危険防止の観点から、応急的にネットを張り対応したところであります。大規模な改修については、財政事情を考慮すると難しい状況がありますが、今後とも庁舎管理の面からもじゅうぶん注意をし、緊急度の高いものから補修を実施してまいりたいと考えております。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録次に、小樽交通記念館の機関車庫三号の修復でありますが、建物がかなり老朽化していることもあり、事故防止等の観点から公開を一時取りやめております。見学に見えた修学旅行生など、観光客の方々にはたいへんご不便をおかけしておりますが、所管する教育委員会でも関係機関と修復について調査を進めるというところでもありますので、その結果、策定される修復計画を見ながら対応してまいりたいと考えております。次に、市町村合併について何点かご質問がありましたが、まず市町村合併に係る住民投票でありますが、平成17年3月末の合併特例法の期限も迫り、私も住民投票を実施する市町村が増加していると認識しております。市町村合併というのは、それぞれのまちにはまちの成り立ちや風土、歴史、文化の違いがあり、非常に繊細なものであることや、また、住民一人一人の考えも多種多様なことから、住民参加の観点において住民投票を取り入れているのではないかと考えております。次に、地方制度調査会の中間報告における地域自治組織制度でありますが、この制度は合併によってつくられた基礎的自治体の中に旧市町村を地域自治組織として残し、一定の自治権を認める制度であります。また、この中間報告では、現行の合併特例法の失効後は、新法を制定し、一定期間さらに自主的な合併を促すこととする内容になっております。このようなことから、私は国としても自主的な市町村合併を強く推し進めているとの印象を持っております。次に、道内市町村合併の状況でありますが、道内の法定合併協議会の設立は釧路市など6市町村、石狩市などの1市2村のほか、網走管内遠軽町など4町村の3件にとどまっており、北海道は全国的に見て最も遅れている地方の一つと言われております。特に、町村においては、広大な面積を有していながら、人口が少ないという本道特有の特徴があることから、合併による行財政効果を懸念する自治体が多いという実態があり、北海道としても連合自治体制度などを盛り込んだ北海道の基礎的自治体の在り方、いわゆる北海道スタンダードを国に提言しているところでございます。次に、合併に伴う財政支援策でありますが、合併特例法では、市町村合併をよりいっそう推進するためにさまざまな財政支援措置が盛られておりますが、合併の形態はそれぞれの自治体の規模や財政状況、歴史・地理的要因などにより多様なケースがあり、合併後の自治体の組織体制や社会基盤整備の必要性などを考えますと、その運営は長期的な視点で行われなければなりません。財政状況は新しい自治体の在り方により大きく左右されますので、単に特例法の財政支援措置だけで合併後の自治体財政が豊かになるものではないと認識しております。次に、合併特例債でありますけれども、この起債は充当率や元利償還金に対する交付税措置が通常の起債より手厚くなっておりますが、特例債の償還は合併後の市町村の負担として残ることとなるため、その導入に当たっては慎重に事業の選択がなされるべきであると考えております。次に、北後志における市町村合併の取組についてでありますが、昨年5月に本市をはじめ、余市町、仁木町、古平町、積丹町、赤井川村から成る北後志6市町村広域問題研究会を設置し、北後志全体で市町村合併に関する調査研究など協議を重ねてきたところでありますが、その協議の中では各自治体とも6市町村全体で合併することは難しいとの認識が示され、北海道が示した合併パターンに沿って個別協議を進めることになったものであります。これによりまして、小樽市は赤井川村との協議となり、北後志では余市町を軸として積丹町、古平町、仁木町、赤井川村の5町村での協議となったものであり、現在、この5町村間で任意協議会の設立に向けた準備を進めていると聞いております。したがいまして、これまでの経緯・経過から考えますと、北後志5町村の任意協議会に本市が参加を要請されることはないものと考えております。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録次に、地方分権と三位一体の関係でありますが、三位一体改革は国・地方を通ずる行財政改革の一環としてだけでなく、地方にできることは地方にゆだねるという地方分権の観点から取り組まれるべきものであると考えております。地方自治体は、長引く景気低迷による税収減や少子高齢化の進展による財政負担の増加という厳しい財政状況に置かれており、地方分権の基本理念を踏まえ、必要な財源が適正に移譲され、地方税財源の充実が図られることが地方分権の推進に必要不可欠であると考えております。次に、地方分権改革推進会議の試案でありますが、国から地方への税源移譲は将来の増税実施時期まで先送りし、地方交付税の財源保障機能を実質的に廃止させ、地方共同税や財政調整交付金に再構築することで地方交付税を大幅に削減するなど、地方の実情を無視した案と言わざるをえず、とうてい容認できるものではないと考えております。地方6団体はじめ、各自治体からも同様の意見が出されたところでありますが、北海道市長会でもこの試案には強く抗議したところであります。次に、保健所業務の道移管についてでありますが、本年5月の政策検討会議では、聖域を設けずいろいろな課題について検討し、その中の案件の一つとして検討を開始したところであります。その目的は地域保健法第5条に基づき、政令市として設置されている小樽市保健所を同条に基づく都道府県型の保健所として北海道に移管することにより、現在の保健所組織・機構の再編についての可能性を探ることであります。このたびの検討では、財政面では現段階では特に大きな効果はありません。また、保健所設置市としては保健サービスや許認可など、地域に密着して対応できる面もありますので、今後慎重に検討してまいりたいと考えております。次に、老健施設「はまなす」の改善状況と今後の見通しでありますが、最初に「はまなす」の通所リハビリステーションを利用していた136人の動向につきましては、6月20日現在で、病気入院中の方が3人、サービス利用の希望なしの方が11人、市内や余市町にある通所介護や通所リハビリテーションなどの介護サービス事業所の利用が決定している方が116人で、残り6人の方につきましてはサービス利用事業所が決まり登録されておりますが、あきの順番を待っている状況にあります。今後とも各居宅介護支援事業所や北海道と緊密な連携をとりながら、一日も早くサービス利用の確保ができるように努めてまいりたいと考えております。次に、老人保健施設「はまなす」の業務改善の状況でありますが、6月5日、北海道知事あての業務改善報告書が小樽市保健所立会いの下で北海道倶知安保健所に提出され、既に職員の充足については改善されたところであります。提出された書類の内訳は、職員の欠員を生じさせない確約書、出勤簿の様式、タイムカード、職員研修関係書類、利用者の皆様へのおわびとお知らせ、介護給付費請求書、全職員の勤務割表などであり、7月から1年間、毎月これらの書類を提出し、改善の状況を報告することとされております。次に、市道塩谷線の工事現場における石垣の崩落事故に関する提訴についてでありますが、亡くなられた遺族の方より、工事発注者である小樽市、工事施工会社、石垣の所有者などに対し、損害賠償を求めて札幌地裁に提訴されたものであります。裁判につきましては、去る6月13日に第1回の口頭弁論があり、7月23日には第2回が予定されておりますが、いずれにいたしましても、現在、係争中のことでもありますので、今後、裁判の中で小樽市の考えを主張してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。次に、塩谷線のバス路線延長要望でありますが、これまでも北海道中央バスに対し、機会あるごとに要請を行ってきたところであります。バス事業者からは、JRとの競合区間でもあり、現在も運行可能となる利用者の増が見込まれないことから、ご要望にはおこたえできないとのことであります。このようなことから、平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録路線延長の実現は難しい状況にありますが、今後も引き続き要請してまいりたいと考えております。なお、JR塩谷駅下の広場につきましては、当時地元の要望を受け、道道小樽環状線の一般車両の駐車などのための道路管理敷地として整備されたものと聞いております。次に、老人クラブの関係で何点かご質問がありまして、初めに老人クラブの組織率でありますが、道内の人口10万人以上の10市中8番目となっております。次に、老人クラブの加入促進でありますが、老人クラブ連合会では、これまでも老人クラブの設置の相談などに積極的に応じておりますが、加入率が低下傾向を示していることから、原点に戻って町内会への加入の呼びかけを進めております。市といたしましては、こうした動きを支援し、老人クラブに加入していない高齢者を含めて、市民へ広くPRするため、昨年市の広報誌9月号に老人クラブの活動内容を紹介した記事を掲載したところであります。また、新たに老人クラブを結成する場合は、必要な備品を貸与する制度により、新規クラブ結成の促進を図っているところであります。次に、加入率が低い原因でありますが、新たに老人クラブを結成する際、会員を50人集めることが困難な場合は、ご指摘のようなことも一つの要因として考えられますが、クラブ活動の拠点やクラブのリーダー的人材の確保が難しいことなども要因として考えております。また、既存の各老人クラブにおきましては、会員が増加している老人クラブも一部にありますが、大部分の老人クラブで会員が減少しており、高齢者の意識や考え方が多様化していることも加入率が低い要因の一つと考えております。次に、老人クラブの会員数の緩和でありますが、国などの補助の活用という観点から見た場合、緩和は困難と考えております。しかし、何グループかの小グループを一つにまとめて1クラブとして認定し、活動は小グループで行うなど、運用において対応できる部分があるものと考えているところであります。また、道内の10万人以上の都市の中では、新たに老人クラブを結成する場合に、1クラブの会員数を緩和している市はないと聞いております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
武井議員のご質問にお答えします。初めに、機関車庫三号の修復についてですが、この建物は明治18年のしゅん工で、既に110年以上を経ており、老朽化も進んでおります。重要文化財は公開が原則ではありますが、危険防止の観点や建物内に観測機器を設置していることなどから、現在、立入りをお断りし、見学者には不便をおかけしているところです。国指定重要文化財ということもあって、修復については、文化庁や道教委の指導を受けるとともに、文化財修復の専門家による調査も続けておりますので、今後はそれらの結果も踏まえ、できるだけ早く修復計画を策定してまいりたいと考えております。次に、義務教育費国庫負担制度の削減についてですが、このことにかかわり、全国知事会、全国都道府県議会議長会、全国市長会及び全国市議会議長会など、地方6団体が税源移譲を含む税源配分の在り方について、地方財政に与える影響も甚大なものであることから、とうてい受け入れることはできないとしております。また、全国都市教育長連絡協議会においても、本年5月、税源移譲を伴わない国庫補助負担金の廃止、縮減には反対の立場を貫いております。市教委といたしましても、国庫補助負担金・交付税及び財源配分の三位一体の検討が進められている中で、国の責任において教育の機会均等とその水準の維持・向上に努める平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録べきものと考えております。次に、長橋1丁目の寄贈された土地にパークゴルフ場建設要望の検討結果についてでありますが、面積が、2,661平方メートルであることから、駐車場の整備も考え合わせますと、パークゴルフ場として狭いことや当該地に行くまでの道路は急坂なことから、利用者にとって不便となることなどもあり、パークゴルフ場の設置は難しいものと考えております。長橋1丁目のと場跡地をパークゴルフ場の候補地として検討することについてのお尋ねですが、パークゴルフはたいへん人気があり、市内でもパークゴルフ場増設の声が上がっていることは承知しております。中でも、西部地区に設置をとの要望もありますので、と場跡地につきましても、候補地の一つとして検討してまいりたいと考えております。次に、双葉中学校開校についてですが、中学校と高等学校を接続し、英語などの教科指導を重視し、独自の方法で中等教育の充実・強化を推進したいと説明しております。新たな中高一貫校の設立については、市内の中学校も多くの関心を寄せており、公立中学校も特色ある学校づくりをさらに進めなければならないと考えております。次に、生徒や保護者への説明についてですが、同校は私立の学校法人であり、その独自な教育目標に基づき、市内公立中学校と違って、1週6日間授業体制をとることとしたものです。市教委としては、学校週5日制とゆとりある教育について、校長会議、教頭会議、PTAブロック研修会などの会合で、新しい教育課程や週5日制について説明し、さらに児童・生徒を対象に、教育局主催の地域教育フォーラムへの参加の促進や、市教委主催の教育問題懇話会を開催するなどして、学校週5日制について、児童・生徒や保護者の理解が深められるよう努めてまいりました。また、公立学校の学校5日制の取組については、中学校長会とも連携して、市民への必要な情報の提供に当たりたいと考えております。次に、道が計画している中高一貫教育への対応についてですが、新聞報道によりますと、北海道においては、平成19年度までに中等教育学校のモデル校設置を検討するとしております。まだ設立構想の段階で、正式の説明はありませんが、生徒の受入れについて、全道いずれの地域からも受験可能になるかどうかは今後明らかにされるものと考えております。次に、不登校対策の新規事業についてですが、文部科学省は平成15年度から不登校児童・生徒に対して、よりいっそう細かな支援を行うため、スクーリング・サポート・ネットワーク整備事業を立ち上げました。この事業は、教員や適応指導教室等を中心とした不登校対策に関する中核的機能を担うセンターを設置するもので、ネットワークの整備に係る実践的な調査研究を2年間にわたって行うものであります。現在、但馬やまびこの郷で行われている体験活動については、家に閉じこもりがちである児童・生徒に生き生きと活動できる場を提供するものと考えており、文部科学省の新たな事業においても、体験活動サポートが大きな要素になるもので、小樽における不登校児童・生徒に対する指導について、おたる自然の村の利用など実施しておりますが、さらに体験活動を深め広げてまいりたいと考えております。現在、適応指導教室に在籍の児童・生徒や家庭に引きこもりがちな子どもたちの復帰のため、いっそうの努力をしていきたいと考えております。次に、不登校の継続期間についてですが、小樽市においても、小学生よりも中学生が不登校になった場合、長期化する傾向があります。したがいまして、小学校在学時に連続して欠席するなど、不登校傾向が見られた場合には速やかに対応することが重要であると考えております。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録次に、学級担任による家庭訪問についてですが、不登校の児童・生徒が学校に復帰するためには、まず担任や保護者から温かく見守られ、学校や社会とのきずなを実感することが大切であると考えております。そのため随時、学級担任が学校だより等を持って家庭訪問を行い、家庭での生活の状況把握に努めております。ともあれ、不登校児童・生徒について、常にコミュニケーションのパイプを強めていくことが大切であると考えております。次に、心の教室相談員の活用についてですが、文部科学省は平成10年度から中学生の悩みを気軽に話し、ストレスを和らげることができるよう、心の教室相談員の事業を実施しております。しかしながら、本市におきましては、各学校の教職員が主体的に指導したいという気持ちが強く、心の教室相談員は配置されておりません。深い悩みや不安、ストレスを持った子ども、教員や保護者に適切な助言をすることが大切ですので、専門性の高いスクールカウンセラーを3名配置して相談活動を行っております。活用の状況については、昨年度は相談件数が約90件、約120回の相談を行っております。次に、命と心を大切にする教育の取組についてですが、市教委といたしましては、学校教育を進めるに当たり、自他の生命を尊重し、みずからたくましい心と体を培う健康・安全指導の充実を重点項目に掲げ、子どもの命と心を大切にすることを常に学校に訴えており、今後とも各学校の授業やクラブ活動、健康教育などを通して、生命を尊重する心をはぐくんでまいります。心の教育はまず家庭における親と子の生活が基本にあると考えており、親の愛、しつけを通して、心豊かに育てることが大切であると考えております。各学校におけるすべての教育活動、なかんずく総合的な学習の時間を通して、ボランティア活動など、体験的な活動を積極的に取り入れ、優しさと思いやりの心を培うこと、また、心のノートをすべての児童・生徒に配布し、取組を深めてまいります。以上であります。( 議長、19番」と呼ぶ者あり)「
再質問 19番 武井義恵
再質問を行います。まず、市長の政治姿勢関係の中での問題ですけれども、別館庁舎の老朽化の問題ですが、昭和37年にしゅん工されたということでございますけれども、私の聞きたいのは、いったいいつごろまでこの網をかけておくのだと。これからもまた、冬を越してその亀裂の中に雨水が飛び込んだりなんかして凍結した場合に、ぱらぱらとまた、かえって落ちていくのではないかと。したがって、これいったいいつごろまでこの網をぶら下げたままでいるのかと、こういうことを聞きたいので、そこのところをお示しください。それから、交通記念館の問題ですけれども、これも、今、目玉にして入っているのがここの問題だろうと思うのですよ。三号館あるいは中に入っておる3台の機関車、こういうものを見たくて来るのでしょうが、それがない、見せられない。しかし、入場料はそのまま取っているわけでしょう。これは一番見たいの見せないで、そして料金だけは普通だという、これもちょっと私納得がいかないのですよね。それはまあ団体で入るから、団体割引だからおまえら我慢せと言うかもしれませんが、やっぱり一番見たいものを、大勝号にしろ、弁慶にしろ、やっぱりそういう貴重なものを、特に全国的に静と義経のランデブーだとかなんとかと新聞に出ますから、ですからそういうようなことを宣伝はしておいて、来てみたら見られないということでは困ると思うのですよ。ですから、これらの入場料あたりはこのまま取るのか。まあまあ半年だから我慢せということなのか、どうもここのところが不明確でございますので、どういうような対策をするのか、お聞かせください。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録それから、保健所の業務を道に、今、移管の問題ですけれども、市長は慎重に論議したいということですが、私の言っているのは、こういう業務を返還、移管することによって、道のそういう公共的な建築物といいますか、事業所がよそへみんなどんどん行ってしまうのではないかと。何も仕事しないで道の方へ移管して、やる部分がほとんどなくなれば、これは当然保健所ともどもよそへ行ってしまうのではないかと、私はそれが心配なのだよ。だから、これをすることは、いやいやそれはおまえ心配無用だと、そんなことはないのだと、ちゃんと保健所は残るよと、私は存廃と言って、存続が危ぶまれると言っているのですが、ここのところ胸ぽんとたたけるかどうか、ひとつ簡単でけっこうですから、お示しください。それから、パークゴルフ場の問題ですが、これは場所的に難しいということで、これは私も前に質問したときそのことを提起してあります。地形だとか、道路とか、こういう問題で難しいかもしれないということは私も言っているのです。ところが、ここのところで、広域公園構想をまず出した青写真まで、絵にかいた図面まで出したことがあるのです。ですから、私はあれだけの面積を確保できるのであれば、これはパークゴルフは簡単でないかなと思ったのですが、今、言ったように、取り付け道路が地主さんとの間にトラブルがあるように聞いています。ですから、それがそうだとすれば、今、と場の跡地は道路がぴたっとついて、駐車場その他もじゅうぶんありますし、あれだけの広い場所ですから、非常にいいのではないかと私は思うのです。したがって、これは西部地区ということで1丁目も含めて工事するということですが、ぜひともこれは最重点候補としてご検討していただきたいと、これはご要請申し上げておきます。それから、最後の問題ですが、一貫教育の問題です。これは、私は別に双葉高校の私学の問題をどうせこうせと言っているわけではないのです。そんなことはまあいい、道の方でもやる問題ですから。私の言いたいのは、皆さんは、教育委員会は、ゆとり教育、ゆとり教育と言って、今までのこの週5日制に踏み込んでいったと、そして保護者の方々にもそれを強調しながらやっていった。ところが一方では、その5日になった時間は、では子どもはゆとりに使っているかというと、これはマスコミの報道ですけれども、塾に通っている子どもが非常に多いと。これは今、双葉高校でも発表したように3年間に5教科で1,000時間違うのだと。こういうわけですから、これは塾へ行くなと言ったって、この1,000時間を取り返すためにはこれは皆さんが行くと思う。そうすると、このゆとり教育を目指してやったはずのものが、そういうハンデをつけられるわけです、この1,000時間で。したがって、今、相談はあまりないようですが、私はこれについては進学のころだとか、そういうふうになれば、非常に来ると思うのです。そうすると、皆さんは今までのゆとり教育と言っていたのを、今度はどういうふうに保護者に説明するのか、ここが今まではそういうものがなかったから、ゆとり教育なんてまあまあそうかと思っていたかもしれませんが、今度は、そういう一方は1,000時間も差をつけられると。さあ今度はこれをどうするのか。あなた方は父母には5日制に踏み切るときはゆとり教育だと言って説明してきた。この今の矛盾をどうするのかということを伺っているわけであります。そこのところ父母にどう説明するのかをひとつ教えていただきたい。と同時に、道教委が計画しているこの一貫教育の問題ですが、今のところまだ連絡が具体的に来ていないようですけれども、これが来たときは、手を挙げるのか 「おい、うちも小樽にもそれ入れてくれ」と、教育、長は手を挙げますかどうか、これをつけ加えてください。以上です。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
庁舎の問題は総務部長の方からお答えします。保健所の問題ですけれども、先ほどもお答えしたとおり、保健所が要らないとかなんかという話ではなくて、今、事務・事業の全般的な見直しをしていますから、その中の一つで、今ある小樽市の保健所はいったいどうなのかと、政令保健所として持っていくのかどうか、いろんな面、メリット・デメリットありますから、そういう検討をしているという段階でして、小樽市の保健所は要らないという立場でやっているのではなくて、仮にもし道へ移管できるのであれば、道立でこの保健所は残してくれという、そういう観点でやっていましてね。だから、全部やめて持っていってくれという話ではありませんので、その点はご心配しないでいただきたいと思います。非常に難しい問題ですから、そう簡単にいくはずの話ではない。ただ、先ほど言いましたように、いろんな問題について、聖域を設けないで検討しているものの一つだということでご理解願いたいと思います。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 総務部長 山下勝広(総務部長は2004年9月まで)
武井議員の再質問にお答えします。別館の庁舎ですけれども、先ほど市長がお答えしたように、応急的にネット張りで対応しているというところでございます。この部分については、なかなか修復する方法が難しいということもありまして、どう修復するのかということは、今現在、検討中ですので、いつやるかということは、今、お答えできないのですけれども、いずれにしてもこれは危険ということもありますので、早急にその対応策を講じてまいりたいと考えておりますので、ひとつご理解をお願いしたいと思います。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
学校週5日制の関連の問題ですけれども、週5日制はご指摘のとおり、ゆとり教育を標ぼうしております。戦後50年の教育が週6日制でやっていたものが世紀の改革と言われて踏み出したわけで、それは大切に進めていかなければいけないと考えております。しかし、昨今、子どもたちの学力低下の問題が論議されることがありまして、それでそういうことの影響の中で、もう少し授業をやったらどうかとか、詰め込み教育を促すような議論も聞かれますけれども、本道はやはりゆとり教育の中で子どもの学力や心を育てていくということで、そのことを守っていきたいと思います。また、双葉中学校中高一貫校との関連につきましては、今後新たに小学校6年生に対して、進路のいわゆる説明とか準備のそういうことが秋口から始まると思いますので、その時期に当たって、小学校校長会に対して、市教委のいわゆる学校5日制や小学校の新たに生じた進路指導についても適切な指導を行ってまいりたい、そう考えております。次に、道の考えている中高一貫校に小樽は手を挙げるのかということですけれども、現在、小樽市内には職業学科が4校ございまして、それは全部4間口の学校になっております。そうして、それは職業学科では標準的な学級規模と、こうなっております。そこで、残る学校は小樽潮陵8間口と小樽桜陽7間口が普通科で授業を行っているわけですが、仮に中高一貫校となりますと、その潮陵か桜陽かのどちらかの1校をその中に組み込まなければいけないといったような事情も発生いたしますので、この問題に対する小樽市が手を挙げるかどうかについては、慎重に対応していかなければならないと考えております。機関車庫の問題については、社会教育部長にお答えさせます。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 社会教育部長 嶋田和男
武井議員の再質問にお答え申し上げます。機関車庫三号でございますけれども、現在、中には鉄道記念物である大勝号、レールバス、さらには木製の除雪復元車が3両入ってございます。そういったその貴重な資料について、一日も早く展示をしたいと思うのでございますけれども、いかんせん今、建物本体の修復について、関係機関と共同で一昨年から調査・研究をしてございます。そういった状況をかんがみながら、修繕が長引くようであれば、建物からそういった車両を引き出して展示をすることも考え合わせていきたいなというふうに考えてございますので、もうしばらく時間経過をいたしたいなというふうに考えてございます。当然そういった鉄道記念物をごらんになることも含めた料金構成でございますけれども、写真の展示等、センター館にございます。そういった中で、今しばらくご辛抱いただきたいなと思ってございますので、ご寛容いただきたいと思っています。( 議長、19番」と呼ぶ者あり)「
再々質問 19番 武井義恵
2点ほど再々質問をしますが、総務部長にさっき私いつまでかと言ったのですが、めどぐらいは出せないのですか。それ、予算の問題もあるのでしょうから、私はここで聞いているのですけれども、視察に来た人には、ふんどしみたいなところ二筋たれていますけれども、あまり格好のいいものではないわね。だから、いずれにしても事故なんかを防ぐためにも、めどぐらいは出せるのでないですか、いかがですか。これが一つです。それから、教育長、ちょっと誤解されているのか、私も舌足らずもあったかどうか知りませんが、私が手を挙げるかと言ったのは、そういうことではないのです。登別でもってやりました中に、登別地域だけを対象にするのか、小樽にも連絡がありましたかと、今、聞いたのだけれども、もしあって、どこからも来ないかといったときに手を挙げますかという、私そういう趣旨で聞いているわけですから、そこのところお答え願います。以上。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 総務部長 山下勝広(総務部長は2004年9月まで)
武井議員の再々質問にお答えします。めどというお話ですけれども、さきほど申しましたように、実際に今の箇所というのですか、そういうところがどういう状況になっているのかと、そこだけ簡単に直せばいいのかということでもないみたいなので、それをするためには、その周辺も調査しなければならないと、こういう状況もありますので、実際にどういう工事になるのかということが、今現在、はっきりしていないということがあります。そういうことで、先ほど言ったように、いつ、例えば来月までやりましょうとか、再来月やりましょうとかというめどが立たないということで、もう少しお待ちいただきたいと。いずれにしても武井議員がおっしゃるように、危険ということもありますので、早急に対応したいということですので、ひとつご理解をお願いしたいと思います。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
登別には登別高校と登別南高校がありまして、二つ足しまして6間口程度の学校で平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録す。そのうち登別高校を直して、その中高一貫校にしたいということで、登別南高校の3間口だけが残って、さらに新しい高校をといいますと、6間口程度の学校が予想されます。そうしますと、登別・室蘭地区だけでは生徒収容に限りがございますので、多分全道全部から応募する傾向にあるだろうと思います。その傾向は、十勝清水あるいは森にある総合学科の新しい学校ができておりますが、それは全部全道から生徒を募集する形になっておりますので、平成19年設立の新しい高校も、そのような道をたどるのではないかと考えております。