小樽市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月6日
(1)財政問題について/(2)広域連合と合併について/(3)移住促進政策について/(4)除雪について/(5)職員不祥事件について/(6)海の自然葬について/(7)教育問題について
2006年3月6日、小樽市議会の一般質問で、大橋一弘議員が「財政問題について」「広域連合と合併について」「移住促進政策について」「除雪について」「職員不祥事件について」「海の自然葬について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 大橋一弘 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 大橋一弘
平成会を代表して、質問をさせていただきます。まず、財政問題についてお伺いをいたします。財政健全化を考えるとき、類似他都市との予算・決算の比較は重要なことであり、しばしば論議の中心となりますが、小樽は予算規模が実態より大きい感じがしております。歳入合計613億3,500万円に対し、地方交付税は153億5,500万円で、全体の25パーセント。市税が147億6,200万円で、24パーセント。諸収入が113億5,500万円で、18.5パーセント。これで67.5パーセントを占めております。113億5,500万円、18.5パーセントを占める諸収入が、予算を実態より大きくしている主な要因であると思いますが、諸収入の過半は貸付金元利収入となりますが、貸付金にはどのようなものがあり、それぞれの金額と合計額はどうなりますでしょうか。また、これらの貸付金のうち、返済される予定のあるものと当面見込みのないものは、どのような内訳になりますでしょうか。また、財政再建計画の中で、108億円の財政効果と言っておりますが、このうちには現在既に実行中のものが含まれております。新しく、さらに効果を生み出す金額を見るためには、現在実行中のものを外しますと、何億円の効果が新たに増額されることになりますでしょうか。また、財政効果が生み出された果実は、赤字解消だけで、前向きの施策はないのでしょうか。予算で歳入の不明な部分をはっきり赤字予算にしたときは、市民の間に市の財政の現実の姿を見せることになり、予算編成上のタブーを破ったものとして、市長の覚悟に多くの市民はひそかに評価を高くしたものでした。しかし今回、あえて収支均衡予算にしたことは無理があるのではないだろうか。また決算では、赤字になるのではないかという思いがしますが、いかがでしょうか。また、総務省は、来年度から地方自治体による地方債の起債を原則自由化にするのに合わせ、実質公債費比率が18パーセントを超える自治体の起債を制限することに決め、対象となる自治体には起債に当たり国の許可を得るように求めるそうですが、当市は16年度公債費比率が20.8パーセントであります。赤信号がついておりますが、どのような影響がありますでしょうか。次に、広域連合と合併についてお尋ねをいたします。新北見市が、1市3町の合併で誕生をいたしました。人口12万9,114人で、全道8番目、面積1,427平方キロメートルで、全国で4番目の広大な市とのことですが、その広い面積の中で、効率的な市政運営を図ることは大変なことと思います。合併後10年間で、議員報酬を10億5,000万円減らすと試算し、さらに市職員を14年までに200人以上減らし、総額110億円の経費削減をねらうとされています。昨年来、新函館市、釧路市、石狩市など、合併が進む半面、合併協議が破たんした例も多く、後志管内も倶知安町、岩内町、余市町などを中心とした合併の論議は不調に終わりました。道庁は、平成9年の合併促進法の期限までに再編成をすべく、14支庁管内で説明会を開き、新たな市町村の組合せの目安となる統計分析結果を示し、そこには後志支庁の組合せのクラスター分析も含まれると聞きましたが、それはどのようなことでしょうか。また、地理的条件から、本州のように合併を推進することが進まない北海道の状況の中、合併以外の連携も検討する動きが出ていると聞いております。小樽及び地域の将来像としての合併又は広域連合のシミュレーションを考えると、三つの選択があるのかと思います。一つは、現行どおり、小樽は単独自立を目指していくことであります。二つ目は、北後志6市町村との道です。既に、北しりべし廃棄物処理広域連合議会が構成され、ごみ処理を通じて環境問題での将来にわたる連携は進められていますし、トップ同士も定期的に顔を合わせております。小樽市が中心核として構想を描くことも可能だと思います。三つ目は、札幌との合併、札幌圏の中での生き方を求めていくかということであります。それぞれメリット、デメリットがあることですので、どのようにお考えか、お伺いをいたします。特に、札幌市との合併論は、小樽モンロー主義のタブーに触れる問題ですが、商工会議所議員の方々の間では、私的な話の中に、行き着くところは札樽合併しかないのではないだろうか、経済圏としての一体化が一層進行しているし、病院、学校、福祉施設、文化施設など、札幌の資源を利用することが、すべて小樽でセットしようとして無理がかかるよりもよいのではないだろうか、小樽区となっても、福岡市における博多のように、知名度、特色は生きるのではないかということが話に出てきています。東京の社会移動研究会の平成17年3月発表の小樽市民意識調査におきまして、小樽の都市づくりをどのような方向で進めるかについて、札幌と合併して一体化したまちづくりを進めるということが19.7パーセント、札幌を無視できないが、札幌の一部となることは避けたい、小樽の個性を大切にする方向で進めるが52パーセント、合併など論外であるというのが14.5パーセントでありました。このように、2割の人が札幌との合併を視野に入れていることも、市としては受け止めるべきであり、今後の自治の形、あり方を考える一つの選択肢として、札幌市を見込んだ議論も必要と考えますが、市長の御所見はいかがでしょうか。次に、移住促進政策についてお伺いをいたします。一昨年来、私の知人で他市へ移転した方が3名おりました。60歳まで小樽で働き、定年を迎え、翌年には子供の住んでいる市へ移転をいたしました。今年の大雪で、高齢者の方々の中には、小樽に住むことをあきらめたという方々もいらっしゃいます。一方、定年を迎えた友人が戻ってくる話もありますし、また、市内の新築マンションには、東京から戻ってきた人も既に住んでいると聞いております。団塊の世代争奪戦が始まったと言われて、各市町村が知恵を絞って移住促進策をとっておりますが、小樽ではどのような施策をとっていますでしょうか。小樽出身で、大企業で定年を迎えた友人が稲穂に土地を買い、秋には家を建てます。この1年間、マンションや土地を探した経験談を聞きました。不動産会社のインターネットで小樽を探しますと、案内に札幌から社員が来ることにまず驚いたそうです。次に、不動産価格が同一地区内でも違い、値切るとすぐまける。第三者から見て、値が不安定で、自分が売りに出したときに価値があるのかどうか不安になる。横浜なら、相場は100万円でも固定資産評価は30万円、小樽は評価よりも安く買える。しかし、その分資産税が高い印象になる。税の高いところには人は来ない。一方、退職者の可処分所得は1,000万円から1,500万円。今までの居住不動産を処分すれば、小樽ならすぐに買える。小樽の問題点は、不動産探しに苦労すること。欠点は、まちに緑の空間が少ないこと。家庭菜園の借り農地も少ない。文化活動のためのコミュニティスクール、コミュニティハウス、図書館が貧弱である。転勤族で過ごしてきた奥さんたちは、文化のハイレベルになれている。以上のように話し、さらに若い人の定住についても、彼が北海道のトップになったときも、小樽支社の社員がだれも小樽に住もうとしない。理由は、子供の教育が不安、学校に競争がない、教育は札幌でなければだめということに皆の意見が定着しておりました。そのような評価を小樽は受けているそうです。マスコミ関連の小樽人も、小樽を何回も訪れる人たちから、小樽移住の相談をよくされるそうです。しかし、そのときには、やめるようにと言っているそうです。なぜなら、60歳を過ぎてきて、いつまで雪と取り組めるものでもない。財政赤字が全国有数で、将来が不安と説明しているそうです。以上のような指摘のある点を踏まえて、より効果的な施策をとってもらいたく、今後の施策、見通しについて質問をする次第です。除雪についてお尋ねいたします。歴史に残る豪雪で、市民はじっと耐え忍び、今ようやくにして訪れた春の息吹に、ほっと心を開いたところであります。12月15日、16日には、ロードヒーティングがきいていないとの通報が数件ありました。冬季期間中に滑って負傷した市民も多数おられると聞いておりますが、私も12月21日朝、ロードヒーティングに薄氷が張っているみたいだなと気をとられているうちに足をとられ、ねんざをし、皆様の前に松葉づえ姿を披露するというようなぶざまなことでございました。除雪が来ないとの苦情もずいぶんありましたが、市としても懸命の対策をとってきたものと評価はいたします。ただ、除雪ステーションシステムの欠陥と思われるものも、目につく点がありました。市民からも、除雪業者からも出た質問に、4ステーション間の除雪能力に格差があったのではないかということがありました。それでお尋ねしますが、一つ、各ステーションの予算の振り分けの基準は何ですか。除雪延長距離なのでしょうか。二つ、4ステーション別の契約金額は幾らでしょうか。三つ、業者は1月はフル稼働し、一時はダンプが足りず、札幌市のダンプまで動員しておりました。それなのに、業者によっては市の単価が低く、赤字で困っていると不満を訴える業者もいますが、聞いておりますでしょうか。また、業者の言うとおりだと判断をされますでしょうか。貸出しダンプ制度についてお聞きします。例年と違い、12月末までに絶え間のない降雪でしたので、各町会で貸出しダンプに期待する声が大でありました。予算も追加しましたが、利用回数と予算額は幾らになりましたでしょうか。また、積込み機械は市民が負担していますが、市民負担の金額は1回7万円から15万円ぐらいと推定しますが、市民負担の総額をどのくらいと推定されていますでしょうか。私の町内では、1月16日と2月9日に貸出しダンプ除雪ができたので、不自由なく道路が確保できましたが、これは日程的には最高に恵まれた方だと思っております。制度上の問題点を指摘したいと思います。申込順の公平さについて、実経験からですが、1月10日、9時15分に申込みに行きましたら、順番は23番目の札でありました。途中で、1人で10件申し込む人がおりました。私の3人手前で、30件ぐらい申し込む人がいました。職員から何件ですかと聞かれて、自分で数がわからなくて、厚い書類の束を数え直しておりました。30件分の除雪日を決めるため、非常に時間がかかったのみならず、23番目であった私の順番は実質63番目となり、1日分7件の受付でありましたので、4日以内に除雪日が来るはずのものが、10日目以降となってしまいました。申込者の大半は、1人1件の申込みで順番を待っていたのに、非常に不公平な結果が出て、それ以後の人は除雪予定日の変更を余儀なくされ、不満の声が聞かれました。2月の2回目除雪の申込みは抽選でした。やはり1業者で多数の抽選カードを持つ者が数業者あり、申込数が多数あるから、その人たちが何回も当たるのは仕方がないとしても、除雪日を業者間で交換したりして時間がかかり、40件決めるのに時間がずいぶんかかりました。例年より申込みが殺到して、予想外の状況だったと思いますが、1回目の先着順のときに1人で多数申込みというのは、来年より受付方法を改善していただきたいと思います。また、豊川町の市道を町会で排雪したと新聞報道されておりましたが、ほかにも市道を町内で排雪したところはあったと思います。この豪雪ゆえ、仕方がない事態ではありましたが、私の知る2町会では市道が通行できなくなり、初めて町内で金を集めて排雪をいたしました。貸出しダンプは満杯でしたので、全額自費で行いましたが、1町会では排雪5日後に市の排雪が入り、もう一町会は3日後にきれいになった通りを排雪していきました。世話役の人は、手際の悪さに非難の的になってしまいました。市民の自主努力が無になる結果となったことでありますが、排雪した通りは半月ずらして排雪するなど、ステーションの配慮のほしいケースでありました。パトロールの仕方など、状況把握になお一層の工夫をいただきたいと思います。職員の不祥事件についてお尋ねをいたします。昨年12月、納税課職員の不祥事が発覚をいたしました。近年、病院職員の患者預り金の着服、土地開発公社、経済部職員の使い込みと、続発していると記憶をしております。今回、金額は少ないが、組合委員長の職にある者として、マスコミに大きく取り上げられました。管理者として、上司が責任を問われたのは気の毒との思いもあります。しかし、本人の勤務及び生活態度をなぜチェックできずに、直接市民の現金を扱う仕事につけていたのか、説明をいただきたいと思います。事件が発覚した後、彼は遊びが派手で、パチンコにおいては金使いが目立った。多額の借金があり、法的整理にかかわっていたことが、複数の職員より私は知らされました。これは私生活上とは言え、上司たるもの、当然気づいていたことであると思いますが、納税という集金業務に配置したのか、人事管理が機能していないと考えますが、いかがでしょうか。広報おたるでは、16年度分限処分、懲戒処分、勤務成績の評定が公表されました。懲戒は減給1件でありました。公務員法では、分限処分として、勤務実績がよくない場合、心身の故障の場合、官職の廃職、過員の場合に、本人の意に反する免職処分を行うことができる旨の規定を置いております。勤務成績不良者に分限免職がなされることはほとんどないと言われております。それは、任命権者の怠慢と勤務評定の未整理から来ていると言われますが、それを改革する動きも出ています。横浜市では、仕事が極端に遅かったり、市民とのトラブルが絶えない職員は、最長1年間の個別指導、改善しなければ解雇する新たな規則を昨年10月つくりました。横浜の中田市長は、これまでは問題はあっても解雇にはためらいがあったと述べ、迷わず判断できる枠組みを整えたと報じられました。また、大分県別府市では、職員の懲戒処分に関する指針と公表基準を作成いたしました。それによると、免職、停職、減給、戒告のすべてを公表の対象とし、処分内容、所属、役職、年齢も明らかにするものであります。処分内容を明確化して公表することで市政の透明化を図り、職員の意識向上につなげたいとしているが、小樽においても不祥事が続くことを考えますと、人事評価、成績主義を活用できる施策をとるべき時期と思いますが、いかがでしょうか。次に、海の自然葬、散骨についてお尋ねをいたします。遺灰を海や山などに返す自然葬が広がっております。元駐日米大使ライシャワー博士は、1990年、遺言で死後は日米を結ぶ友情のかけ橋になりたいと書き、空から遺灰を太平洋にまき、自然葬を行いました。石原裕次郎さんの場合、兄の慎太郎さんは海が好きだった弟の遺灰を太平洋に戻してやりたいと考えましたが、周囲で法的に無理と言われて断念し、その後一人で海に捨ててやったと本に書いてあります。このように、法律的に散骨は違法だと思われてきた時期もありましたが、1991年、法務省は葬送の祭しとして節度を持って自然葬が行われる限り問題はないとの見解を示しました。市民団体、「葬送の自由を進める会」では、自然葬散骨を1,000回以上行っていますが、参入業者も増え、トラブルも出てきております。長沼町では散骨を禁じる条例ができ、倶知安町では「葬送の自由を進める会」の所有する森での自然葬にまちが自粛を要請しています。小樽における散骨の状況について、知り得ていることについて教えていただきたいと思います。また昨年、一昨年と二度、私の知人の散骨が小樽の沖で家族の手によって行われました。海を愛した故人の思いを実現したものですが、世間の思いをはかり、ひっそりと行われました。小樽は海の見える景色を愛して住んでいる人も多く、今後、海の散骨を希望する人も増えると予想されますが、このことで何か不都合な点などありますでしょうか。教育問題についてお尋ねをいたします。子供たちの育つ家庭環境が非常に悪化しているのは、連日の子供への虐待報道でも明らかです。なぜここまで子供を傷つけるのか、理解のできない時代を迎えています。母子家庭で働きながら子供2人を育てている人が、自分の周囲の生活保護を受けている母子家庭の一部の人の様子について、怒りを込めて話してくれました。子育てゆえに手厚い生保が教育費に使われず、親の遊興費に使われている。昼からアルコールを飲み続ける親、シンナー中毒で入院した親、金曜、土曜だけ居酒屋でアルバイトをしていると言っていても、調べれば毎日勤務をしている親。悲しくなるような事例を話してくれました。働かなくても金は出る、子供の面倒は学校に任せっ放し、生活保護を安易に出しすぎると語っておられました。しかし、生保の問題は単純に質問できるようなことではありませんので、これについては答えは要りません。今、子供たちの状況は、これから4件の実例を話しますと、一つ目、朝、親が起きてこない、朝御飯抜きで学校に行く。先生や級友が見て、御飯を食べてこないことはすぐわかります。そして、時には見かねて校長室で何かを食べさせている。二つ目に、下校すると、幼い妹と冬暖かいスーパーに行って試食品を食べる。ある日、パンをとってしまいました。しかし、親とは連絡がつきませんでした。三つ目、ふろも入っていない、服も汚れっ放し、勉強もしない、ついには友人の間のいじめに遭ってしまう。四つ目、熱があるのでよろしくと学校に電話があり、ふらふらになって子供は登校、親は保健室に任せている。以上は珍しい話ではありません。いろいろな事例があります。児童相談所から保護施設に入れても、子供は実情を言わない。3回殴られても1回だと子が親をかばう。子供の育つ土壌をつくることもできない状況があります。親のカウンセリングが必要です。親が悪くても、子供たちは頑張っています。私も相談されても、どうしてよいかわからない時代です。子育て支援課、福祉事務所、民生児童委員、学校、社会福祉協議会、保健所と思いつくままに並べましたが、今、行政としてどのようにかかわっているのか、そして今後の施策、方針をどうしていくのか、お尋ねいたします。次に、数年後に予測される学校統廃合について、計画をどのように進めていく予定なのか、お尋ねをいたします。前回は、子供たちによりよい教育環境を与えるためにと、正論から入っていきましたが、1学年1クラスの学校は問題点が多いということは、父母は理解をいたしました。当初の説明会では、通学手段の不安等が論点だったところも、途中からなぜ自分の学校がなくなるのか、どうしてこの地区が対象となるのか、不公平でないのかという総論賛成、各論反対のうねりとなりました。今後、スケジュールはどのようになっていくのでしょうか。また、「小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会」を立ち上げると聞いておりますが、どのような内容でしょうか。学校現場の状況について、細かいことですが、わからないことがありますので、お尋ねをいたします。先生の学校へ登校をしない日に、出勤簿に研修、年休、特休の印が押されていますが、それぞれの意味を知りたいと思います。といいますのは、夏休みの出勤簿で、ある先生は研修6日、年休5日、特休3日、その間に土日が6日、合計20日連続で学校現場にいない状況をつくっています。また別の先生は、24日間中、登校日が2日間で、22日間学校に来ていない例がありました。今のは一部の例でありますが、研修、特休、年休と、権利を行使されることはわかりますが、組合せの結果として、あまりにも長期間学校現場とのかかわり合いを持たない期間を連続してつくるのは、子供の指導上、責任感の薄さを感じましたので、お尋ねしたわけです。また、校内人事委員会があると聞いております。校内人事委員会の基本方針を読みますと、1、希望納得を原則とする。2、希望は第3希望まで記入するなど、人事に関連して数項目が定められております。かつては、校長が人事を決められず、分会長が決定するシステムと聞いております。校内人事委員会の活動の意味は、今申し上げたとおりの解釈でよろしいのでしょうか。また、今日でも存在し、活動しておりますでしょうか。再質問を留保して終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題でありますけれども、まず貸付金でありますが、平成18年度一般会計予算には、貸付金を総額で約108億6,300万円を計上しております。主な内訳を申し上げますと、会計間の財源の調整などの貸付金として、病院事業会計に44億円、国民健康保険事業会計に約28億400万円、融雪施設設置資金貸付事業に約1億9,600万円の計約74億円を貸付けしております。また、中小企業経営安定資金や共同住宅建設改良資金などの制度融資に係る貸付金が約26億円、都市開発公社をはじめとした団体に対する貸付金等が約8億6,300万円となっております。このうち、病院事業会計貸付金44億円、土地開発公社貸付金、約6億4,000万円、身体障害者福祉協会貸付金3,000万円、生活保護者緊急貸付金1,400万円、奨学資金貸付金、約200万円については、毎年同額で貸付けを行っておりますが、その他の貸付金については順次その額を減らしており、国民健康保険事業貸付金は、ピーク時の平成15年度決算で約33億8,700万円だったものが約4億円減少し、商工費の制度融資に係る貸付金は、10年前の平成8年度に59億円だったものが約22億5,000万円と約36億5,000万円減少しており、貸付金全体の額も、ピーク時の平成10年度に約142億8,000万円から約34億円減少しております。次に、財政再建推進プラン実施計画の財政効果でありますが、このたびお示しした平成19年度から21年度までの3か年の財政効果額108億円は、現行のまま何の対策も行わない場合と対策を行った場合の比較を示したものであります。例えば、職員給与については、平成19年度に職員給与の独自削減をやめ、平成15年度のベースに復元した場合と、人事院勧告による地域間格差相当分と独自削減分を合わせて10パーセント程度の削減を実施した場合との比較で、効果額を14億3,000万円としております。現実の問題として、平成18年度において既に7パーセントの独自削減を実施することとしておりますので、新たな削減は3パーセント相当の約4億3,000万円となるものであります。全体の効果額も同様の考え方で説明しますと、平成18年度と比較して、最終年度の21年度では、実施計画では38億円の改善目標額としていますが、新たな改善必要額は約17億5,000万円となるものであります。その内訳は、職員給与の独自削減で約4億3,000万円、退職手当債導入で約7億2,000万円、事務事業の見直しで約1億5,000万円、歳入増の取組で3,000万円、財源対策で4億円などとなっております。また、生み出された財政効果を前向きな施策に充てられないかとの御指摘でありますけれども、確かに厳しい財政状況の中で、新たな投資には限界があるとも思えますが、一例として申し上げますと、このたびの実施計画には、老朽化した新光・オタモイの両共同調理場の新築統廃合を目指しており、新たな調理場を建設するために一定の投資を行うことを予定しております。調理場の運営を民間委託することにより、効率化を図り、委託の結果生じた維持・管理経費などの経費削減分を市民との協働や民間活力の芽をはぐくむ施策の創出に充てるなど、これまでの慣例にとらわれることなく、新たな発想を持って取り組むことが重要であると考えております。次に、平成18年度予算案を収支均衡としたことでありますけれども、地方自治法では、各年度の歳出はその年度の歳入をもってこれに充てなければならないと規定しているように、そもそも地方自治体の予算は収支均衡が基本原則であります。しかし、本市の場合、平成16年度予算編成において、地方交付税と臨時財政対策債の大幅な減額の影響を受けて、財政調整の基金も底をつく中で、やむを得ず収支不足額を諸収入に形式計上をし、実質的な赤字予算としたものであります。同じく平成17年度も財源のやりくりを行いましたが、ピークを迎えた公債費や高齢化に伴う老人保健、介護保険事業への繰出金の増などで、残念ながら2年連続の赤字予算編成としたところであります。このことは、市の広報誌やマスコミなどを通じて広く報道され、庁内はもとより、市民の皆様にも厳しい市の財政状況を再認識していただく機会となりました。平成18年度の予算編成に当たっては、平成16年度の約12億円の赤字を引き継ぐ17年度の決算見込みが厳しい中で、これ以上赤字を増やすことは市政に対する閉そく感を招くおそれもあり、何とかして赤字額の増加を食いとめたいとの思いから、あらゆる財源対策を検討して、3年連続の赤字予算編成を回避することに努めたところであります。なお、平成18年度決算についてですが、市税や交付税については、市内の経済動向が収納率に与える影響や交付税の本算定が7月にありますので、それらを注視する必要がありますが、これらの歳入については、現在把握できる情報に基づいて慎重に見積もったところであります。また、平成17年度の決算は赤字となる見込みであり、5月には繰上充用の措置が必要となりますので、18年度の決算が引き続き赤字となるのは避けられないものと考えております。次に、起債の扱いでありますけれども、平成18年度からの地方債発行における許可制から協議制への移行でありますけれども、従来は発行に際して総務大臣、都道府県知事の許可が必要でありましたが、地方公共団体の自主性を高めることを目的に、協議の結果として同意を得ない場合にも地方債が発行できる制度であります。ただし、同意を得ない地方債には公的資金は借入れできませんし、原則として協議をせずに借入れすることはできないため、本市における実態としては従来の制度との違いは生じないものと考えております。次に、広域連合と合併の関係でありますけれども、このたび市町村合併の組合せの参考として、市町村の結びつきに関する分析と結果が公表されました。この内容は、住民の日常生活圏や地域産業の経済圏、行政活動の区域、地勢的特性を十分に踏まえ、市町村間の結びつきの分析、いわゆるクラスター分析の結果を基に、住民が一体感を感じることのできる区域を示したものであります。クラスター分析は、31の指標を基に市町村間の類似度を計算し、結びつきの強い方から順に階層構造を明確にしていくものであります。次に、合併に関した小樽市の将来都市像でありますけれども、北海道が策定を進めています合併構想では、構想策定の基礎資料となるクラスター分析を行い、その結果などに基づいて、合併に向けた地域の自主的な動きや組合せの基準の人口規模を3万人としております。基本的には、小樽市単独での自治体運営を、私としては目指してまいりたいと考えております。なお、御提言の合併に関する選択肢については、それぞれ課題は考えられますが、周辺自治体からの合併への意向も踏まえる必要はあるものと思っております。次に、札幌市との合併の問題でありますけれども、まず御質問にありました社会移動研究会の市民意識調査の結果については、承知いたしておりません。私としては、現状として札幌市との合併は考えておりませんが、今後、社会経済情勢に大きな変化があった場合など、将来的にはそうした動きがあるかもしれませんけれども、そのときには大いに議論していきたいと思います。次に、移住促進策についてのお尋ねでありますけれども、まず本市の移住促進策についてでありますが、北海道や北海道移住促進協議会と協働して、首都圏等へのプロモーションや移住希望者との意見交換会を開催するとともに、本市としましてはまちの概要、セールスポイントや住まい情報などを掲載した専用ホームページによる情報発信、首都圏等での相談窓口や移住ビジネスの研究などを実施しております。また、観光客を対象とした移住に関するアンケート調査や移住者からの聞き取り結果をホームページ等で公開するとともに、移住相談へのワンストップ体制など、積極的な展開を図ってきているところであります。次に、小樽移住の今後の施策でありますけれども、北海道や北海道移住促進協議会との連携によりまして、移住ビジネスの研究等を行うとともに、市といたしましては、これまでに小樽に移住した方々の体験談を掲載するなど、ホームページの充実や、「東京小樽会」や「関西小樽会」等に協力いただき、首都圏での移住相談会や移住希望者との意見交換会の開催など、積極的な取組を進めてまいりたいと考えております。今後の見通しでありますけれども、これまでのホームページへのアクセス件数は約1万3,000件に達し、移住相談も51件となっております。その中には、小樽が「杜のひろば」や「シニアネット」等の市民活動や物づくり活動等が盛んなことから、移住を検討している方もおられ、既に10世帯が小樽を訪問し、今月中には3世帯の移住が予定されております。なお、問い合わせの年齢別で見ますと、20代から40代で3割となっており、このことから団塊世代のみならず、幅広い世代へも小樽の魅力を伝える移住PRや受入れ態勢の整備などをあわせて行うことで、今後小樽への移住は高まるものと期待いたしております。次に、除雪についての御質問でありますけれども、初めに各ステーションに対する予算配分でありますが、各ステーションごとに設定しております業務エリア内の除排雪水準別の路線延長を求め、想定除雪回数や想定排雪量及び排雪運搬距離などに基づき積算をし、砂まき作業費用やステーション経費なども含めて設計をしております。次に、ステーションごとの契約金額でありますが、1回目の設計変更後の金額は、第1ステーション1億5,985万2,000円、第2ステーション1億9,195万円、第3ステーション9,902万5,000円、第4ステーション7,008万7,000円であります。次に、請負業者が金額に不満を示していることについてでございますが、現在、委託業務が進行中であることや2回目の予算補正に係る設計変更を終えていない段階であり、請負業者から赤字が出たとの不満は聞いておりません。なお、設計変更に当たっては、降雪量や積雪深などを考慮するとともに、各ステーションごとに除排雪などの作業内容について協議を行い、請負額を決定しております。次に、貸出しダンプの申込件数と予算額でありますが、2月末現在で395件で、補正後の予算額は1億100万円となっております。次に、貸出しダンプに伴う積込み重機の市民負担額でありますが、標準的なケースで試算した場合、年間の負担総額は約4,700万円と推計されます。次に、貸出しダンプの受付方法の改善でありますが、1回目の貸出日の決定方法は先着順としており、例年同様に行いましたが、今年の大雪で申込数が多くなったことや、1人で10件とか30件を一度に申し込むことを想定していない状況もあり、受付が一部スムーズにいかない状況がありました。来年度以降、受付方法や貸出日の決定方法について再検討してまいりたいと考えております。次に、市民の自主努力で行った排雪が無駄になったという御指摘でありますけれども、排雪を実施するときはパトロールを行い、事前に道路状況や積雪状況を検討し、いつ排雪に入るか決定しておりますが、今回の事例につきましては、市とステーションとの連絡調整に食い違いが生じたものであると考えております。今後は今回の教訓を生かし、市とステーションとの連携調整の徹底を図り、市民の皆さんに不満を感じさせない作業に努めてまいりたいと考えております。次に、財政部納税課職員の不祥事でありますけれども、職員の個人的な事情につきましては、事件の発覚後に判明したものであり、原課の管理監督者についても、当該職員の勤務態度や生活態度から不審な点を見いだせずに発覚に至ったと聞いております。今回の事件は極めて巧妙で悪質なものであり、所属課内部で発見できなかったわけでありますが、今後の人事管理については、所属課と人事担当との連絡を密にするとともに、特に税金等の現金を扱うセクションにおいては、管理監督者の職員管理を徹底するよう指導してまいりたいと考えております。次に、懲戒処分と分限処分でありますが、まず懲戒処分についてですが、職員の服務違反や非違行為など、地方公務員法の遵守事項に反する事件について、当事者及び管理監督者を処分してきております。現在、懲戒処分の審査基準及び公表基準を設けておりませんが、公正及び透明性の確保の観点から検討してまいりたいと思っております。次に、分限処分についてですが、分限による免職処分の事例は極めて少なく、その理由としては、勤務実績の不良や適格性を欠くことの認定が難しいことや、心身の故障については療養と治癒の判定の問題があるためであります。しかしながら、最近は勤務評定により、勤務実績が不良若しくは不適格が認められた場合、一定の研修を行い、その結果を見て、行政処分を行う自治体もあります。今後、新給与制度の導入に合わせて、人事評価制度を導入する予定でありますが、分限処分に該当するような職員については、何らかの措置を講じる必要があると考えておりますので、分限処分の基準についても検討してまいりたいと考えております。次に、海の自然葬でありますけれども、まず、小樽における海上散骨の正確な数字は把握しておりませんが、海上散骨を希望する方からの相談がこれまで数件ありました。また、小樽市の海上での散骨に対する考え方ですが、現在のところ法的規制はありませんが、場合によっては観光や漁業に対する影響も懸念されることから、現状ではトラブルなど発生状況の推移などを見ているところであります。次に、教育問題に関連して、家庭環境が児童にとって好ましい状態でない場合における行政のかかわりでありますけれども、付近住民などから児童虐待について相談や通告があった場合、子供や保護者に対し、さまざまな指導等が必要となることから、福祉部の子育て支援課が調整機関となりまして、家庭児童相談員、民生児童委員、保健所、学校、教育委員会等、各関係機関の事務担当者で構成するケース検討会議を開催し、情報交換や支援の方策について検討をし、場合によっては児童相談所で子供の保護等をすることになります。なお、今後の取組でありますが、日ごろ児童と接することが多い現場の職員に、児童虐待の未然防止や早期発見のための研修会の開催、小中学校等へパンフレット等を配布し、広報啓発に努めるほか、昨年9月に設置した小樽市要保護児童対策地域協議会の構成機関である各関係機関との円滑な連携協力を得ながら対応してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、小中学校の適正配置計画の進め方についてでありますが、少子化が進む中、子供の教育環境の改善という観点から、早期に検討を進める必要があります。そのため、専門的な分野の方や幅広い市民各層の意見をこの計画に生かすため、市内の小中学校の望ましい規模や学校配置のあり方について議論し、答申していただく、仮称ではありますが、「小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会」を設置する予定でございます。この委員会は学識経験者、教育関係者、保護者代表などのほか、一般公募市民により構成され、児童・生徒数の推移や学校施設の状況など、さまざまな角度から議論していただくもので、教育委員会としましても、議論経過とそれに反映された市民の声を生かしながら、計画案を策定することになります。なお、これらにつきましては、3月末の教育委員会で協議してまとめてまいります。次に、出勤簿に押されている年休や特休などの区別についてでありますが、道費負担職員の出勤簿は、「道立学校職員の出勤簿の整理について」というのに従いまして、年休や特休、研修などを表示し、整理しております。年休とは、年次有給休暇を取得した場合であり、特休とは、北海道学校職員の勤務時間、休暇等に関する規則第11条に規定されている特別休暇を取得した場合に該当し、例えば結婚休暇や産前産後休暇、忌引休暇、夏季休暇など、23種類あります。また、研修とは、教育公務員特例法第20条第2項で、教員は授業に支障のない限り、所属長の承認を受けて勤務場所を離れて研修を行うことができることとなっておりますので、これらに基づき出勤簿を整理しております。最後に、各学校の学級担任や校務分掌の決定についてでありますが、校務の分掌は学校管理規則によりまして、校長が所属職員に分担させることができることとなっております。最近特に生徒指導において難しい面もありますことから、学校の教育目標の実現に向けて、学級担任などの人事に当たっては、校長が教職員の経験や特性、年齢や男女の構成、さらには本人の希望も考慮しながら、校長みずからの責任で総合的に判断して決めることになります。また、人事にかかわる委員会が存在する学校につきましては、これは学校長の諮問により、希望を集約したりする組織としてとらえておりますが、いずれにしましても校長の主体性の下、規則に基づき進められているものと思っております。(「議長、10番」と呼ぶ者あり)
質問 10番 大橋一弘
まず、今、教育長の御答弁の中で、今後の統廃合のスケジュール、進め方に関しての問題で質問をさせていただきます。今おっしゃったような形の委員会といいますか、そういうものをつくって、有識者等の考え方、答申をもらい、計画案をつくっていくというのは、非常にオーソドックスなやり方であり、そういうものなのだろうということは理解をしております。ただ、我々は過去に2回、既に痛い経験をしております。1回は、中学校の問題であります。そして、記憶に新しい昨年来の問題であります。そういう現実的な問題の中で、今後どうしたらいいかということを考えたときに、きれいごとで進んでいって、それでPTAとか市民を納得させられるのかどうかという部分については、やはり疑問を感じざるを得ないのです。これは、一つの問題点が起きるときは、あえて言いますと、いわゆる自分の子供が何年生で何年間学校に行っているかという、ある意味ではエゴ、ある意味では当然の心配から結局出てきているケースが多いわけです。ですから、そういう部分に対して、学識経験だとかいろいろな形できれいな形で答申をしましても、なかなか納得をいただけないだろうというのが、私自身も過去2回の流れの中から経験できることであろうというふうに思います。そういうふうなことを考えますと、今進めていることは当然ながら進めていただくわけですけれども、私の希望といいますか、これはしなければいけないだろうなと思っていますのは、どうせ何校かずつ分けて地区割りをいずれ決定していくのですが、やはりその地区割りの部分はゾーンといいますか、そういう部分については、早い時期にこういうゾーンでまとめていくのだということを示していただきたい。それを示すことによって、そこの地区にいる学校関係者、そして父母は具体的に自分たちの地区がどうなって、それに対してどう物を考えていかなければならないかということを考えていけるのだというふうに思っています。地区の中で、現実感を持って早い時期から議論ができるように、そういう部分も加味して計画を進めていただきたいというふうに考えております。それから、今度は合併の問題であります。これは、非常に合併とかそういう問題について、早くからシミュレーションをしろと言っても無理なことかもしれませんし、逆に言えば考えていかなければならない、小樽の将来像を論ずる場合には、今の時代像から言うと、これは欠かせない問題であろうというふうに思っております。市長答弁の中で、周辺の自治体からの要請とか、そういう部分も見てというお答えがありましたけれども、これ、北後志連合、つまり余市町だとかそういう隣の町村の問題に関しては、確かに小樽の方がスケールが大きいわけですから、向こうの方から小樽との合併についてこういうふうに考えたいとか、そういうことを考えて進めていくというその理屈はわかりますし、また、逆に言いますと、小樽の方に合併をして、中核都市になりたいとか、明確に大きな目的をはっきり持てないからこそ、小樽は周辺の町村との合併問題について、真剣にこのまちの中で考えないのではないかなというふうに考えております。ですから、北後志の市町村との合併問題は、小樽によほどのエネルギーが、合併したいというエネルギーがない限り、小樽の方からその論が盛り上がらないだろうと思いますし、また、どういうメリット・デメリットがあるのかという部分につきましては、やはり小樽にとってそういう北後志と連合することによって、観光だとか漁業・農業をいろいろな分野を持つまちになっていく方向が大切だというのか、それとも結局あれだけの過疎地帯を抱えて広大な面積で運営ができないから、あまり乗っていく話ではないというのか、そのくらいのことはやはり小樽は考えるべきであろうと。同じようにまた、札幌との問題におきましても、すぐ札幌市との合併協議に入るとかそういう世界ではなくて、いかに小樽と札幌の連携を進めていくのか、そして将来の小樽と札幌圏のいや応なしに離れるわけにもいかない隣のまちでありますから、その中におけるどうしたらいいのかということはやはり企画政策室だとか、そういうところで課題として取り組んでいくべき時期だろうと。質問が出て、今まで考えていませんという世界ではないのでなかろうかと、そういうふうに思います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
合併の問題ですけれども、これは今の四、五年ぐらい前から合併が進んできまして、既に合併した420の首長に合併の理由とか目的をアンケート調査した結果があるのですけれども、合併に強く意識したものを三つ挙げてくださいという話があって、一番大きいのは、やはり一つは市町村合併の流れといいますか、こういう流れに来ているということ。それから二つ目が、地方分権の推進ということで分権化が進んでくるだろう。さらに、三つ目が、住民のニーズの広域化、高度化といいますか、これが挙げられておりまして、4番目が少子高齢化の進行だとか、5番目に、この厳しい財政状況という、そういうことが強く意識したものとして、上位の三つが強く意識されているのですけれども、まずそのようなことから考えますと、一つはやはり近隣町村との関係につきましては、お互いにそういう流れがないと、なかなか話が進んでいかないだろうと。現にこの5町村でもいろいろ協議しましたけれども、なかなかそういう流れができてこないというのがありますし、もっともっとやはりそれぞれの町村でいろいろなことを、問題点を、まちの将来像についてもっと大いに議論しなければ前へ進まないのかなという感じがしています。もう一つは、札幌との関係ですけれども、これは私も全然念頭にありませんでした。今のこの道庁が策定しようとしております市町村合併推進構想の案の中でも、政令指定都市を除外しているというそういう状況もありますし、何といいましてもこの市町村の結びつきの組合せ案を示しているとおり、まずは基本的には小さい自治体をいかにして規模を上げていくかと。いわゆるこの地方分権、権限移譲の受皿として成り立つまちをどうつくっていくかという、そういうことに論点が集中されますので、今の段階ではそういう小樽と札幌との関係というのは非常に難しいのですけれども、先ほどお話がありましたように、いろいろな経済的な結びつきとか連携とか、そういう問題はあると思いますので、例えば昨年もやったのですけれども、東京での観光のPR、札幌が独自にやるという話がありまして、そういう話を聞きまして、本市の東京事務所長が札幌の東京事務所長と連携しまして、ぜひそれに小樽市も参加させてほしいという、そういう取組はしていますので、今後いろいろな部分で連携は可能だと思っていますので、そういう取組をしていきたい。そうした中で、先ほど申し上げたように、機運が醸成されていくといいますか、環境が整えばそういうことも今後将来あり得るのかなというふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
大橋議員の再質問にお答えいたします。昨年度まで進めてまいりました適正配置の説明会等の内容につきまして、私ども教育委員会を含め、事務方も含め、十分中身を検討してきたところでございますが、とりわけその中で多くの説明会で出た意見の中では、全市的に見直してほしいとか、もっと意見を聞いてほしいとか、また、私どもとしては議員がおっしゃいましたように、総論では何とか理解可能ですけれども、各論になって大変壁にぶつかったのではないかとか、そういう反省もしてございます。この1月、2月、教育委員会で、この適正配置の進め方について、いろいろと委員から御指摘をいただいたところでございますが、とりわけ教育委員会、これまで主導であったその中身を保護者の意見、また議会、議員の皆さんの意見も踏まえながら、幅広い意見を聞きながら進めていくことが大切であるということが一つ。それから、そういう説明会とか、新たに立ち上げるそういう委員会の中身をもっと市民とか、開示していく必要があるのではないかというのも、私ども教育委員会の方からたくさん出てございますし、また、先ほど大橋議員の方から貴重な意見も出ましたが、ずっと話合いを通すのでなくて、ある時点で話し合ったことが、例えば地区割りの話ということも出ましたが、そういうのも全部ひっくるめまして、やはりある時点で市民に問いかけて、また意見をもらいながら、最終的に教育委員会としての思いを決定してはいかがかという、そういうことを教育委員会の方からも出てございますので、貴重な意見を参考にしながら、新しく立ち上げる委員会で十分話合いをしながら、円滑に適正配置が進められるような、そういう計画を考えてまいりたいと思っております。貴重なご意見、ありがとうございます。