小樽市議会 平成17年第1回定例会 2005年3月7日
(1)財政問題について/(2)行政改革について/(3)個人情報保護法について/(4)審議会条例について/(5)一般廃棄物有料化問題について/(6)市立病院問題について/(7)除排雪問題と融雪機の貸出しについて/(8)パブリック・スケート・パークについて
2005年3月7日、小樽市議会の一般質問で、佐藤利幸議員が「財政問題について」「行政改革について」「個人情報保護法について」「審議会条例について」「一般廃棄物有料化問題について」「市立病院問題について」「除排雪問題と融雪機の貸出しについて」「パブリック・スケート・パークについて」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤利幸 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 32番 佐藤利幸
公明党を代表して質問をいたします。財政問題について伺います。平成17年度の予算編成については、一般会計で昨年に引き続き、2年連続で赤字予算となりました。これは、財政編成の手法としてはさまざまな選択肢がある中で、あえて3億9,000万円の赤字予算案を組んだのは、市民や職員の協力や、また、国や道に対するアピールも含まれているかと思いますが、今回の予算を、あえてと申し上げたいが、3億9,000万円の財源不足を残したままの予算編成案を提示した理由をお答えください。平成16年度の決算については、年度途中でもあり、確定はされておりませんが、概算では19億円の赤字予算に対して、1億数千万円の削減が見込まれております。昨年は予期もしなかった台風被害やソーラス条約の影響などを考えますと、実質4億円以上の歳出努力があったということは評価に値するところでありますが、市長の見解を伺います。平成17年度の予算総額は1,489億4,000万円となり、16年度当初とは2.5パーセントの減、特に一般会計では633億円、前年度対比7.3パーセントの減で、約50億円減少になっています。超緊縮型の予算となり、何としても累積赤字額を16年度当初の予算で計上した赤字額である19億円以下に抑えるとの努力の跡が見えますが、50億円もの削減がいかようにして削減できるのか、根拠を示していただきたいと思います。さて、17年度については、16年度決算見込みとして17億6,000万円程度の赤字となりますが、減債基金の1億4,000万円を繰り入れて、16億2,000万円の赤字と見込んでおりましたが、除排雪補正を1億5,000万円追加し、17年度は当初ベースでは3億9,000万円の赤字と合わせますと、21億6,000万円となります。他会計や基金からの借入金は16、17年度の両年度にわたる水道、産廃会計の6億円と土地開発基金、まちづくり事業資金基金からの借入れが4億円となり、合計で10億円となります。この借入金は将来返済しなければならない借金であり、実質赤字額では総計31億6,000万円となります。このようにたいへん厳しい状況にありますが、18年度以降に関しては黒字展開は難しくとも、これ以上の赤字は食いとめなければならないと思いますが、市長の見解を伺います。また、他会計貸付金の問題に関してもお伺いいたしますが、市立小樽病院に貸し付けている44億円や国民健康保険への31億9,000万円は長期にわたり返済がほとんどなく、不良債権化が懸念されるところですが、これが返済されることがなければ、赤字額と合わせて約100億円を超え、一気に赤字再建団体に陥ることにもなりかねませんが、少額であれ、返済を考えるべきであると考えますが、ご見解を伺います。次に、今後の問題として伺いますが、15年度に関しては、政府は三位一体の名目の下に、本市の交付税を12億円以上削減されたわけですが、その影響をもろに受けて、赤字に転落したように見えますが、その要因は過去より蓄積してきた行政の楽観主義的な考え方にも見られます。財政悪化の兆しは数年前以前より顕著でありました。その多くの要因は経常収支比率と財政力指数に現れておりましたが、当時の行政組織はその点では小回りのきかない硬直的な体制であり、意識レベルも極めて低い状態であり、何とかなるだろう的に、場当たりとは言いませんが、将来を見据えた財政構築をしてこなかったところに、その本質があったのではないかと思われます。その点から考えるなら、歳入、歳出のバランスを常に考慮しながら、ポイントを絞って今後も改革をしていくべきであります。その第一のポイントとして、人件費の問題を取り上げないわけにはいきません。人件費の削減こそが、将来にわたっての財政再建のかなめとなります。ちなみに、本市の人口が20万人であった時代の職員数は2,687人で、現在の職員数は2,061人と、その比較においても顕著に表れております。今後、13万人台となったときはどうするか、明年から始まる団塊の世代の大量の退職者にどう対処するのか、将来の職員数の設定についても明確なビジョンを持つべきでありますが、ご見解を伺います。次に、行政改革について伺います。昨年は改革元年ともなるような組織・機構の大幅な改革が行われましたので、その総括から伺います。建築都市部と土木部の統合により建設部が、教育委員会の2部が統合し1部になったわけですが、その成果についての評価をお答えください。あわせまして、一部の部局においてグループ制がしかれて1年を経過しておりますので、その評価もお答えください。これからの行政組織は、なるべく小回りのきく、市民の声を大切にできる体制の構築に心がけていかなければならないと考えます。そのためには、市民に理解しやすい組織の名称の設定や細分化をなるべく避け、なるべく多くの職員が仕事の共有化を図ることができるグループ制の導入をさらに図っていくことが時代の推移となりつつありますが、今後の各部組織の統合やグループ制の導入についての見解をお答えください。また、行政施設の委託化については、経費削減の上から欠かせないテーマになっておりますが、各種施設の委託化の方向性についても見解を求めます。次に、個人情報保護法についてお伺いいたします。個人情報保護法は2003年5月に成立し、本年4月1日より全面施行されることになります。個人情報とは、生存する個人に関する情報であり、これに含まれる氏名、生年月日、その他の記述等により、特定の個人を識別することができるものをいいます。氏名、性別、生年月日などがその典型ですが、特定の個人を識別できるものは個人情報に当たるようです。個人情報の必要性はIT化に伴い、官民を通じてコンピュータやネットワークを利用して個人情報が処理されており、こうした情報の取扱いは年々増大していくと予想されますが、その性質上誤った取扱いをされると、個人に取り返しのつかない被害を及ぼすことになります。現在でも顧客情報の流出や個人情報の売買事件が多発しており、国民のプライバシーに関する不安も高まっております。こうした状況の中、だれもが安心して暮らせるネットワーク社会を目指して成立されたわけでございます。個人情報保護法の骨子は、次の点から成っております。第1点は、個人の権利、利益を保護することを目的としております。第2点は、官民を通じた基本法の部分と民間の事業者に対する個人情報の取扱いについてであります。これらの観点から、本市の取組について伺います。初めに、小樽市個人情報保護条例の設定については、どのように考えられておられるのか。保護条例に関しては、札幌市は平成7年に制定され、他都市も順次制定をされておりますが、本市においてはIT関連の部分的な条例は過去に制定されてはおりますが、いまだ全般的な個人情報保護条例は制定されておりません。今回の個人情報の保護に関する法律の第5条には、このようにあります。「地方公共団体は、この法律の趣旨にのっとり、その地方公共団体の区域の特性に応じて、個人情報の適正な取扱いを確保するために必要な施策を策定し、及びこれを実施する責務を有する」と地方公共団体の責務がうたわれておりますが、本市の個人情報保護条例の制定についての見解を伺います。2点目は、市民への広報活動と事業者からの相談対応については、本人からの苦情は事業者自身による苦情処理や地方公共団体による苦情のあっ旋、助言、指導などが義務づけられておりますが、相談対応窓口についてはどのようにするのか、また、市民への広報活動についても見解を伺います。また、個人情報取扱事業者に対する連携についてはどのように対処されるのか、見解を伺います。今回の個人情報保護法に関しては、主に事業者に関係性が強いものとなっておりますが、本庁における個人情報の取扱いにも考慮が必要と思われますので何点かお尋ねいたしますが、小樽市職員録については、氏名、住所、電話番号などが記載されておりますが、今後の取扱いについてはどのようにされるのか。また、医療機関や介護事業者に関しても厳しく取り扱われることになります。厚生労働省の指針によりますと、患者が病気の本人情報の開示を求めた場合、これに応じなければなりません。ただし、末期がんなどで患者に重大なダメージを与えると判断されたときは例外となります。家族への説明に関しても、本人の了解の下でなければ開示できないなど、大幅に指針が変わりますが、小樽市立の両病院に関しての取扱いをお知らせください。次に、審議会条例についてお伺いします。本市の審議会条例については、各部門、部署ごとに設置されておりますが、現在、審議会条例については10本の条例が各部ごとに置かれているわけですが、一番新しい条例は平成15年に作成された小樽市廃棄物減量等推進審議会条例であり、最も古い条例は昭和39年に制定された小樽市労働審議会条例となっております。この審議会条例の内容を見ますと、形がい化、硬直化された内容であり、市民の意見をじゅうぶんに反映される形態になっておりません。その審議会によって多少の違いはありますが、その形式は設置の理由から始まり、組織、委員の選出、会長、会議、庶務、附則から成っております。これはさきのパターンを踏襲しながら、時代とともに少しずつ変化をさせてきたようですが、基本的には30年以上にわたって一日のごとく運営されてきたように見えます。特にここで指摘したいのは、委員の選出に関してでありますが、もう少し柔軟に幅広い人材を集めるべきではないのかと思われますが、いかがでしょうか。例えば、廃棄物減量等推進審議会では、委員の選出に当たっては、学識経験のある者、廃棄物の減量、リサイクル及び適正処理の推進等に関係のある団体の構成員、前2号に掲げる者のほか、市長が必要と認める者となっており、特別職報酬等審議会では、委員は市内の公共的団体等の代表者、その他市民のうちから市長が委嘱するとなっており、また、都市計画審議会では、学識経験のある者、市議会議員、市民となっており、一応は市民が対象になっており、体裁は整えられておりますが、いつもどこかで顔を合わせるようなおなじみの市民ばかりであるのが、その実態となっております。もっと本来的な議論ができるような審議会をつくるべきであります。他都市の例を挙げますと、帯広市では平成9年に附属機関等の効率的運営及び活性化に関する基本方針をつくり、通達を出しておりますが、その趣旨は、「行政機関等は今日の行政の多様化及び市民要望の多岐化に的確に対応するため、また、行政に対する住民参加の一形態として有効な手段でもあることから、今後、いっそうその効率的運営及び活性化等を図ることを目的に、次のとおり基本事項を定めたので、委員の選任等に当たっては次の点にじゅうぶん配慮されたい」とし、1、青年層の登用(20歳代から40歳代)、委員構成については各年代層からバランスよく選任し、特に青年層からの登用に努めること。2、女性の登用、学識経験者からの登用に際しては、半数程度を目途として女性の登用に努めること。3、専門職の登用と規定されており、特に青年と女性の登用に力点を置かれているのが特徴であり、審議会の活性化が期待される内容となっております。次に、石狩市においては、石狩市市民の声を活かす条例が平成13年に制定されております。この中で審議会等については、第11条から第15条にわたってうたわれておりますが、審議会等の構成員については正当な理由がある場合を除き、公募により選考された者を加えるものとする。第2項には、審議会等の構成員の選考に当たっては、その男女比に配慮する等の措置を講じることにより、審議会等における審議に市民の多様な意見が反映されるように努めるようにするなど、いずれも青年層や女性の参加を促す内容となっており、審議会の活性化を目指しておりますが、本市における審議会についても一考するべきと思いますが、市長の見解を伺います。また、各都市における審議会についても、基本的に不開示情報が明らかになること、その他の正当な理由がある場合を除き公開することや傍聴者に対して適切な利便を提供するようになってきておりますが、本市も明確な指針を作成するべきではないかと考えますが、見解を伺います。次に、一般廃棄物、家庭系の有料化問題について伺います。小樽市は、一般廃棄物の有料化を本年4月1日より実施することになっております。有料化については、ごみの減量化問題や行政における処理事業の負担はあまりにも過大となってきており、応分の負担を市民に課することになるのはやむをえないところであります。しかし、その負担が過度ではないかとの疑問の下に、過去においてあらゆる角度からさまざまな検証をし、議論を重ねてまいりました。特に、弱者対策については、他都市と比較して配慮に欠けていることから、その手当についての施策をお願いしてきた経緯がありますが、今回の予算において、ある程度反映されているところは評価させていただきたいと思います。新生児を持つ家庭への配慮として、紙おむつの助成金560万円が計上されており、比較的低収入の若い家庭に対しては優しい配慮を示しております。また、ごみ処理機についても、試行の段階とはいえ予算をつけられ、今後につなぐ希望を持てる内容になっております。しかしまだ、他都市の水準に達しているとは思われないのは、弱者対策のおおむねを占める生活保護世帯については、予算には盛られておりませんが、生活保護世帯への助成については今後どのように考えておられるのか、見解を伺います。次に、昨年より行われてきましたごみ減量化説明会についてお聞きします。現在まで行われてきた箇所と参加市民数、市民からの要望についての報告をお知らせください。また、ごみ袋作成についてお聞きします。袋の作成に当たっての発注方法、発注先、袋の単価、作成枚数についてお答えください。次に、資源物の運搬業者と資源物処理業者については、どのように考えておられるのか。また、地域環境美化協力員については体制が各町会に漏れなく整うのか。また、冬期間収集困難地区の指定についてもお答えをいただきたいと思います。次に、市立病院問題について伺います。政府の三位一体改革の推進により、自治体の収支状況はたいへん厳しい状態になっております。自治体病院もその影響から逃れることができず、全国的にも赤字病院が多くなり、一般会計からの繰入れや貸付けなどによって収支のバランスを維持しているのが実情のようです。本市においても、毎年10億円を上回る繰入金を投入しており、本年はさらに2億円の追加補正をすることになりますが、この要因については現病院の施設の老朽化や医師の退職、医業収益に対する人件費比率の圧迫など、病院関係者の努力にもかかわらず、好転の兆しが全く見えないところであります。このままの状態で両病院を運営する限り、ますます赤字幅が増大し、繰入金も増大の一途をたどるのは目に見えております。一刻も早く、新病院の建設が望まれておりますが、一般会計からの貸付金や本市の財政状況の悪化、医師会の協力、建設規模と採算性の問題など、さまざまな困難な課題が多く残っており、市長も軽々にゴーサインを出せないとは思いますが、建設の見通しについての見解を伺います。昨年は、建設基本構想の精査・検討をした結果、病床数や施設規模など約20項目にわたって修正を加えたが、じゅうぶんとは言えないと思われ、市長自身も現計画には疑問を感じ始めている趣旨の発言が見受けられますが、今後も検討される用意はあるのか、見解を伺います。新病院の事業費を含む営業計画と、その採算性については、長期的に黒字経営を維持できるように、当初から綿密で慎重な姿勢での予測を立てなければなりません。そのような観点から、医業収支予測などを再考すると、疑問視される部分が見られます。医業収支予測については、毎年のように歳入を伸ばして計画されておりますが、国は今後の老齢化社会に向かい、医療費はますます抑制の方向にシフトダウンをすると考えられます。本市の人口も、将来の推移については不確定な面が多く、右肩上がりの収入は期待できません。むしろ新病院の開設時をピークとし、その後はよくて維持ができるか、若干の減少を覚悟しながらの予測でなければなりません。それに比して、この計画では人件費は30年間にわたり変わらないというのは、計画にすぎない段階とはいえ、安易にすぎると思います。今後の見直しを求めます。公立の病院は、市内の病院ができない不採算の部門を補うことや高度な検査や診療が可能であり、本市においては必要なものでありますが、現在のような形での継続がよいかどうかは一考を要します。病院の経営は基本的には独立採算性を主とするべきですが、特別会計としての位置づけでは一般会計の繰入れに頼る体質を脱することができず、企業としてのプライドを欠くことになり、自立心に裏づけされた大人としての経営をすることが難しく、ひいては患者サービスの低下や使命の欠如につながっていきます。したがって、新病院の建設に当たっては、地方公営企業法の全部適用なども視野に入れて検討すべきと思いますが、市長の見解を伺います。次に、1次救急については、3次救急まで対応できる体制を維持することとしているわけですが、特に小児救急については困難との意見もありますが、見通しはついているのか、また、小樽市医師会より実現は難しいとして反対の意見が大勢を占めていますが、お互いの理解を深め、本市における救急医療体制を適正かつ円滑に構築するため、小樽市救急医療体制検討委員会を開催しているが、どのような内容になるのか、あくまでも新小樽病院での開設を前提とするのか、方向性を示してください。また、新病院の精査・検討の中では、医療機器等を15億円削減するように検討されていますが、建設費や人件費に関しては事業規模の縮小によっては可能ですが、医療機器削減については医療の質の低下を招くものであり、むやみに削減対象にすべきではないと思いますが、見解を伺います。総体的に本市の病院の将来を考えるとき、すべての診療科目を網羅して過大な病院をつくるのではなく、市内の病院を補完し、医療リーダーとしての使命を持った病院とし、現計画の3分の1程度は縮減し、将来展望を可能にした病院を目指すべきと考えますが、市長の見解を伺います。次に、除排雪問題と融雪機の貸出しについて伺います。今年は、暖冬との長期予報を完全に裏切り、厳しい寒さと数年ぶりの大雪に見舞われ、市内の交通が麻ひ状態になる日も多く、経済にも多大な影響を与えたのではないかと推測され、数点にわたりましてお聞きをし、今後の課題と対策を明らかにいたしたいと思います。初めに、本市の除排雪体制については、例年どおりの始動であったと伺っておりますが、積雪量を推測することは難しいとは思いますが、もう少し迅速な対策がとれなかったものかと思われます。財政面からのプレッシャーはあったのでしょうが、初動の遅れは市民生活と経済に影響を与えたのではないでしょうか。数年前より4ステーション体制に取り組んできたことにより、民間に判断を任せる部分も多々あり、決定権に欠ける新体制の欠陥が見えたのではないかと思われます。また、市民の間から苦情が多く寄せられるのは、グレーダーによる置き雪であります。これはステーションや路線ごとに対策が違うようで、道路状況がそれほど悪くないのに義務的に入ったり、道路状況が悪化しているのに入ってこなかったりと、一貫性に欠けているように見えますが、どこから指令が出ているのか、それともオペレーターの主観によるのか、疑問を感じます。老齢化の進む中で、置き雪に対処できない家庭も増えており、除雪方法を工夫すべきであります。今後の体制の見直しは考えておられるのか、見解を伺います。融雪剤の散布は、本市は基本的に行っていないと伺っておりますが、国、道に関しては例年より多量にまいたように感じました。融雪剤については、幹線についてはそれなりの効果は認められますが、支線の積雪道路に入り込むと、歩行者の足をとるざくざく道となり、車にも人にも危険な道路となります。と同時に、融けた後にしばれると、氷の上にパウダーをまいた状態になり、横転事故も増加をしているようですが、国、道に対して融雪剤の散布の抑制を申し入れるべきと考えますが、見解を伺います。次に、札樽バイパスの通行止めが連日のように見られましたが、例年の3倍と報道されておりますが、通行できなかった日数と延べ時間数についての報告をお願いいたします。札樽バイパスについては、北海道で初めての高速道であり、冬道対策に欠陥があるのではないかと当初から言われており、北大の風雪実験でも危険性の高い道路との結果も出ており、道路公団に対して改良を求めるべきだと思いますが、見解を伺います。このバイパスの通行止めによる本市の経済の影響額については、どのように試算されているのか、あわせてお聞きいたします。この項の最後に、融雪機の貸出制度の提案をいたします。現在、貸出しダンプ制度も市民に定着し、有効に活用されておりますが、ダンプの使用料は年間9,000万円に上っております。現在、札幌で一部試行中の融雪機の貸出しは、町内会や地域単位で住民みずからが排雪をしており、有効性があると聞いておりますので、貸出しダンプと併用して採用できるか、研究をしていただきたいと思いますが、見解を伺います。最後に、パブリックスケートパークについて提案をいたします。本市の高齢化は今後とも進むと思われますが、それはそれでお年寄りに優しいまち、住みよいまちを目指して、充実した施策を展開していかなければなりませんが、同時に若者の定住は本市発展の大きなかぎになりますので、若年層の定着に考慮をしたまちづくりも工夫する必要があります。若い人の定着については、市長も心を砕かれ、平成14年度から若年者定住促進家賃補助制度を創設し、若年者対策を積極的に推進してきましたが、新年度より申込みの期間をほぼ通年に延長し、補助対象を市外からの転居者に設定し、人口増対策につながる政策に転換しようとしております。若者の定着には、仕事と住居の確保が欠かせない条件ですが、遊びやスポーツも大きな魅力となりますが、大都市に比べるとじゅうぶんに施設の整備が行き届かないのが現状であります。そこで、最近のスポーツで若者の間で人気を集めているスケートボードパークについて提案をいたします。通称スケートボードやローラースケートは、新しいスポーツとして若者を中心に定着し、現在では全道、全国で大会が行われるまでにメジャーな競技になり、昨年の全道大会では小樽のボーダーが1位、2位を独占いたしました。彼らは仕事をしながら、休日や夜間に練習をし、その栄冠を手にしましたが、決して環境が整っているわけではなく、現在は築港駅の公園や夜間はオルゴール堂前などで練習をしております。公用地であったり、歩道であったりして注意を受けることもあり、申しわけない思いでいるようです。ローラーボードやスケートボードは、法的には自転車と同じ扱いになっておりますが、公道を走るのは自動車優先の社会では危険が伴いますし、歩道は走行禁止で違反行為になりますので、スポーツとしてじゅうぶんに楽しんだり、練習するところがない現状であります。施設としては50メートル四方のコンクリートの平面でじゅうぶん足りるとのことであり、若者のスポーツ施設としてのパブリックスケートパークの設置を提案いたします。市長の見解を伺います。再質問を留保して質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
佐藤議員のご質問にお答えいたします。初めに、財政問題についてお尋ねがございました。まず、平成17年度予算の編成でありますけれども、本来、地方公共団体の予算は収支均衡を保ち、それにより財政運営の健全性を確保するのが基本原則であります。17年度予算の編成に当たりましては、一昨年から取り組んだ財政健全化の効果を着実に反映させたほか、事業の厳選や歳出の圧縮に努めましたが、ピークを迎える公債費や老人保健、介護保険会計の繰出金の増により、伸び悩む市税や交付税などの一般財源収入では補えず、約10億4,000万円の収支不足が生じました。そのため、資金に余裕のある会計や基金残高とのバランスも考慮した上で、財源対策として6億5,000万円の借入れを行いましたが、まことに残念ながら2年連続の赤字予算編成となったものであります。次に、平成16年度決算見込みでありますが、16年度は15年11月に議会にお示しした財政健全化の見直し対象事業について、各定例会ごとに具体的に提案し、着実にその実施に努めてきたところであります。主なものを申し上げますと、第2回定例会では各種医療助成について北海道の制度改正と市の単独施策を見直したほか、さくら学園の民間委託を行い、第3回定例会では家庭ごみ減量化・有料化の条例改正と予算措置を行い、第4回定例会では20年ぶりとなる施設使用料の改定や中央保育所の民間移譲を行い、本年4月から実施することといたしました。そのほかにも、遊休資産の売却や財政健全化債の導入、企業債の借換えなどを順次実施したところであります。これらの財政健全化や行政改革の取組により、当初予算に計上いたしました約19億円の収支不足額の圧縮に努め、約14億7,000万円の赤字決算となる試算をしておりましたが、先日の本会議で先議いただきましたように、除雪費で1億5,000万円の財源が必要となりましたので、その分収支が悪化し、決算見込みは約16億2,000万円の赤字と見込まざるをえなくなったところであります。次に、約50億円の歳出削減でございますが、まず平成16年度は市債の借換えがあり、その分として約25億8,000万円が減少しました。これを除く約24億3,000万円について、性質別に主な内訳を申し上げますと、人件費が職員数の減や職員給与の削減を3パーセントから5パーセントへ拡大したことなどで約3億円、退職手当が定年退職者減により約4億2,300万円、それぞれ減となり、普通建設事業が事業の厳選により新規事業を控えたことや、平成16年度の事業完了に伴い、約11億1,500万円の減となりました。さらに、貸付金は制度融資の減などで約3億200万円、扶助費は医療助成制度の改正効果が通年ベースで現れたことなどにより約1億2,100万円、繰出金は下水道への繰出金を4億円削減したことにより、それぞれ減となったものであります。財政規模は、いわゆるバブル崩壊以降の経済対策や少子高齢化に対応するため、拡大しておりましたが、今後は最小の経費で最大の効果をという原則を再認識して、業務の効率化による職員数の在り方、市が行う施策の方向性や手法、行政サービスの範囲と負担の在り方などをいま一度見直しをし、適正な財政規模に改めていく必要があるものと考えております。次に、累積赤字額でありますけれども、平成17年度予算は16年度予算の赤字額約19億円を増やさないとの姿勢で編成しましたが、その後除雪費の補正で1億5,000万円の財源が必要となったために、20億円を上回ることとなりました。平成18年度以降の収支は、公債費は減少傾向にあるものの、退職手当の増や老人保健、介護保険への繰出金、ごみ焼却施設の稼働負担などの財政需要が増加するため、たいへん厳しい状況にあるものと試算しており、累積赤字も一定程度増えざるをえないと考えております。次に、病院事業会計、国民健康保険事業会計への貸付金についてですが、ご指摘のとおり、両事業会計は多額の累積赤字を抱えており、短期間にその全額を回収するのは困難であり、将来の財政負担の要素にもなるものと考えております。したがいまして、本市の財政状況は一般会計の決算数値よりさらに厳しいものと認識しております。特別会計や企業会計は本来それぞれ独立採算で運営することが望ましい姿であり、収支改善の努力を積み重ねて累積赤字を回収をしていく努力が必要であると考えております。次に、人件費の削減に関連して、職員数のお尋ねでありますけれども、職員数につきましては人口要因だけでなく、行政事務の拡大や施設の増加に対応して推移してきておりますが、これまで事務処理のOA化や業務や施設管理の民間委託、専門的業務の嘱託員化などで、正規の職員数を削減してまいりました。現在、消防においては適正配置計画により、260名台から240名台へ削減を進めておりますし、病院においても600名台が統合により大幅に削減される見込みであります。また、水道局においても組織機構の見直しやグループ制の導入で削減が見込まれています。今後も効率的な職員配置に努め、組織機構のスリム化を図りたいと考えております。次に、今後の退職者の増加に対してでありますが、平成19年度以降退職者数が70名台で続きますが、民間でできるものは民間にという基本的な考え方で民間委託をさらに進め、最小限の採用で対処してまいりたいと思っております。なお、将来的には行政運営に必要な専門的な職員を除く、いわゆる一般事務的な職員や現業的な職員については不補充ということで相当数を削減し、組織についても事務管理部門を中心にスリム化していかなければならないものと考えております。次に、行政改革について何点かお尋ねがありましたが、まず部の統合についてでありますけれども、建設部につきましては、部の規模としてはかなり大きなものとなりましたが、庶務部門の統合や課の統廃合などにより、職員数の削減が図られ、また、土木と建築という技術部門を統合したことにより、相互に関連する事業実施について一定程度効率化が図られたものと考えております。次に、教育部につきましては、地域に開かれた学校、学社融合など、学校教育と社会教育の関連性がより高まっている方向性にありますので、事業実施の円滑化、効率化などの観点で効果があったものと考えております。次に、グループ制の評価についてでありますが、職員間の業務量の平準化や課全体の業務という意識が生まれ、イベントなどの業務対応についての応援、協力体制がとりやすくなったなど、業務効率化の面で効果があったものと考えております。しかしながら、グループ制を導入する組織の単位について変更するケースもありますので、導入に当たりましては、組織の業務内容、業務量を考慮し、これに応じた責任体制や個々の業務の明確化などについてじゅうぶん留意しなければならないと考えております。次に、今後の各部組織の統合とグループ制の導入でありますが、新年度の機構改革の主なものといたしましては、水道局で上水道部門と下水道部門を統合するとともに、グループ制を導入するなど、全体的な組織の見直しを行う予定であります。また、グループ制につきましては、新年度では水道局のほか、経済部で新たに導入する予定であります。平成18年度以降の組織機構につきましては、財政健全化の観点からも、さらなるスリム化が必要と考えておりますので、業務の見直しとともに検討してまいりたいと考えております。あわせて、グループ制につきましても、その効果等をさらに検証するとともに、業務内容に応じ、導入の効果が見込める課などに導入を進めてまいりたいと考えております。次に、各種施設の委託化の方向性でありますが、現在、市が直営している施設につきましては、市民サービスの向上、管理経費の節減を図るためにも、各施設の性格、管理内容などに応じて、指定管理者制度の導入、業務委託の拡大、職員体制の見直し、さらには施設の統合、廃止、民間への移譲なども含め、総合的に判断してまいりたいと考えております。次に、個人情報保護法について何点かお尋ねがございました。まず、本市の個人情報保護条例の制定でありますが、本市では平成2年に小樽市電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する条例を制定しております。現在、個人情報保護法及び国の行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の趣旨を踏まえた条例の全面的な見直し作業を行っておりますので、附属機関であります小樽市個人情報保護審議会のご意見を伺い、全般的な個人情報保護条例を制定してまいりたいと考えております。次に、苦情相談についてでありますけれども、個人情報に関する苦情の相当部分は、事業者が消費者の個人情報を利用した結果として起こる消費生活上の苦情であると考えられることから、国では国民生活センターを中心とした対応をとることとしております。本市におきましても、消費者センターを中心とした数か所の苦情相談窓口で対応することとし、広報などで窓口をお知らせする予定であります。また、個人情報取扱事業者に対する連携につきましては、事業者からの相談があった場合は、基本的にはそれぞれの市の事業担当部局が対応することになりますが、必要に応じて他の関係部局と連携して対応しなければならないと考えております。次に、市の職員録についてでありますけれども、職員録自体は職員の配置状況や連絡先を一覧にした管理上の内部文書でありますので、あくまでも内部での利用を前提にしており、これまで同様外部利用を認めないことで考えております。なお、所属、氏名、住所、電話番号などの情報はパソコンで処理されており、閲覧もできますが、内部の業務上の使用に限っておりますし、掲載する情報内容についても本人の確認をとっており、個人情報保護の観点から問題はないものと考えております。次に、両市立病院に関する取扱いでありますが、診療に関する個人情報の開示に当たりましては、厚生労働省や日本医師会のガイドラインに沿った開示取扱要綱等を定めて情報開示をしてまいりました。今後は昨年末に厚生労働省より示された指針の趣旨を踏まえるとともに、必要な情報等を収集し、職員への周知徹底を図ってまいりたいと考えております。また、新たな要綱等の策定や院内掲示、苦情相談窓口などについては、現在検討しているところであります。次に、審議会についてでありますが、条例による審議会の設置目的は、専門的・技術的や政治的中立性を確保すること、民意を反映させるという見地などから、調査、審議等を行うことに分けられ、委員の選出に当たってはこれらの点をじゅうぶん配慮し、委嘱しているところであります。しかしながら、現在の行政や市民要望の多様化に的確に対応するため、女性や青年層など、広く人材を登用することが大切なことと思いますので、今後の委員の選出に当たってはじゅうぶんに配慮してまいりたいと思います。次に、審議会の公開などについての明確な指針を作成すべきとのご意見でありますが、透明性の確保や市民に開かれた公正な行政を進めるために、委員の意見も聞き、可能なものから公開しているところでありますが、審議会や委員会など、数多く設置されていることから、市としての統一的な基準づくりを検討したいと思っております。次に、家庭ごみの有料化について何点かご質問がございましたが、初めに生活保護世帯への指定ごみ袋の助成についてでありますが、手数料の減免は減量意識を弱めることも考えられることから、災害など特別な場合を除いて行わないこととしたものでありますが、乳児につきましては紙おむつなどの使用量も多く、努力しても減らすことができないものであることから、指定ごみ袋を無料配布することを提案させていただいたものであります。生活保護世帯につきましては、今後、検討してまいりたいと思います。次に、家庭ごみ減量化・有料化の説明会でございますが、説明会は昨年10月から12月にかけて、町会、自治会単位で町内会館等で開催したほか、その後の各種団体等の要望による開催を含めますと、現在のところ216会場、約9,600人の参加となっております。市民からの主な要望事項につきましては、ごみステーションでの不適正排出への対応強化、不法投棄監視の強化、ボランティア清掃用無料ごみ袋の配布、わかりやすい分別手引書の作成、ふれあい収集、ごみ箱やごみネット、資源回収ボックスなどの助成、乳児のいる世帯に対する指定ごみ袋の助成、電動生ごみ処理機の助成などがあったところであります。次に、ごみ袋の作成についてでありますけれども、まず発注方法についてでありますが、指名競争入札参加資格者名簿の金物雑貨に登録している市内に本店又は営業所がある57社を対象に、ごみ袋の購入についての説明会を開催し、仕様に基づく受注ができるかどうか確認をしたところ、最終的に12社から受注可能であるとの回答がありました。入札に当たりましては、受注機会の拡大と地場産業の育成を図るため、袋の種類により分割して発注することとし、抽選により12社を6社ずつの二つのグループに分けて指名競争入札を行ったところであります。入札の結果は、発注先は荒澤商事有限会社と合同化成株式会社に決定いたしました。袋1枚当たりの消費税抜き単価と作成枚数ですが、燃やすごみ用については、5リットルでは4円60銭で39万枚、10リットルでは5円23銭で66万枚、20リットルでは7円43銭で121万枚、30リットルでは8円86銭で99万枚、40リットルでは10円60銭で60万枚、合わせて385万枚となっており、燃やさないごみ用では、5リットルでは5円9銭で21万枚、10リットルでは5円80銭で39万枚、20リットルでは8円10銭で43万枚、30リットルでは9円60銭で42万枚、40リットルでは11円9銭で24万枚、合わせて169万枚となっております。次に、資源物の収集運搬業者と処理業者についてでありますけれども、北しりべし廃棄物処理広域連合で建設中のリサイクルプラザが供用開始するまでの2年間については、暫定的に既存の収集運搬業者や施設を活用することを基本として、まず缶・瓶等につきましては、現在収集と処理を委託している業者に引き続き委託してまいりたいと考えております。また、新しく資源物として拡大する新聞、雑誌などの紙類につきましては、専ら集団資源回収や事業所からの紙類を回収している市内の資源回収業者の団体に収集と処理を委託し、プラスチック製容器包装とペットボトルにつきましては、中間処理施設を有する市内の収集運搬業者4社に収集と処理をあわせて委託することを考えております。なお、現在、市と各委託予定業者で収集路線や収集に関する基本的な考え方、資源物の処理方法など、必要な事項について協議をしており、4月1日から始まる資源物の収集と処理業務が円滑に行われるよう準備を進めております。次に、地域環境美化協力員でありますけれども、協力員は家庭ごみや資源物の分別についての地域住民への指導助言、ごみステーション周辺の清潔保持などに、市と連携しながら取り組んでいただくことを考えており、現在、4月から協力員制度がスタートできますよう、各町会、自治会に協力員の選任を3月15日までにお願いしているところであります。できるだけ多くの町会、自治会から協力員を早期に選任していただけるよう、今後とも要請してまいりたいと考えております。次に、冬期間収集困難地域でありますが、冬期間、道路事情などにより、通常の収集が困難な地域はオタモイ、赤岩、最上、桜地区などに55か所ありまして、小型車両の使用や車両の回転広場の確保、砂まき、路上駐車の禁止など、地域住民の方々のご協力をいただきながら実施してまいりたいと考えております。次に、市立病院について何点かお尋ねがありましたけれども、まず新病院の建設見通しでありますが、新病院における財政計画をはじめ何点か検討しなければならない課題がありますが、これらにつきましては、国や北海道、また関係機関などと協議を進めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、建設地の見通しがつき次第、新病院建設のスタートを切りたいと考えております。次に、基本構想の精査・検討結果でありますけれども、新市立病院の建設は、小樽市にとって多大な財政負担となることから、基本構想の精査・検討を行い、総事業費の縮減などを行ったものであります。しかし、新病院の救急体制については、現在、小樽市救急医療体制検討委員会で検討中であり、また規模・機能についてもさらに検討してまいりたいと考えております。次に、医業収支予測でありますが、医業収入につきましては、基本構想では、若干の増加を見込んでおりましたが、外来患者数の最近の動向などを考慮し、さらに検討していきたいと考えております。また、人件費につきましては、公務員の年間給与は人事院勧告により平成15年度まで5年連続で引下げになっていることや、経済情勢の変化等も当然考えられることから、人件費の今後の予測は非常に困難な状況にありますので、基本構想及び精査・検討の過程では、平成13年度の人件費を基にベースアップは考慮しないこととし、定期昇給分については長期の推移の中では職員の新陳代謝もあることから、人件費総額には大きな影響がないものと考えて推計いたしました。いずれにいたしましても、今後、新病院の救急医療体制などの検討結果を踏まえ、人員配置の再検討を行った上で、具体的な医業収支予測を示してまいりたいと考えております。次に、病院事業の全部適用でありますけれども、病院に事業管理者を置き、組織や職員の人事、勤務条件など経営にかかわる権限と責任の明確化を図り、職員の意識改革の下に、抜本的な経営改革を進める上で有効な手法と考えておりますので、新病院移行時の法の全部適用に向けて検討してまいりたいと考えております。次に、新病院における救急医療についてでありますけれども、昨年から新たに研修医制度が始まったこともあり、現状では小児救急にかかわる医師の確保は困難な状況にあるものと考えております。したがいまして、小樽市救急医療体制検討委員会を立ち上げ、本市における救急医療体制について現在検討いたしているところであります。小児救急も含めた新病院での救急医療体制につきましては、先ほどお答えしましたように今後この委員会の答申を受け、さらに検討していきたいと考えております。次に、小樽市救急医療体制検討委員会での検討内容についてでありますけれども、2月23日開催の第3回検討委員会では、次の3点が共通認識として確認されたと聞いております。第1に、1次救急は、市内の医師全員が参加できる夜間急病センターを実施すべきであり、小児科のサポート体制等を充実させる必要があること。第2に、2次救急の輪番制を市立病院を含む公的病院で充実させることにより、重篤な患者の1次からの転送が確実になること。第3に、新市立病院基本構想の精査・検討結果に示されたような1次から3次まで1病院完結型の救急体制は、医師確保が困難な現状にそぐわないことなどであります。今月23日開催予定の第4回検討委員会では、一次救急における小児科のサポートの具体的な方法と2次救急充実のためのシステムづくりの検討が進められる方向と伺っております。次に、医療機器の削減でありますが、基本構想の精査・検討結果では、現病院からの移設を可能な限り増やし、機器選定や購入方法の検討を行うことにより、開院当初の機器導入費を抑えるとともに、最近新築された市立病院を参考に基本構想の金額から3割以上削減することを目標としたものであります。今後、個々の医療機器について具体的な検討を行うこととなりますが、検討に当たりましては、経済性とともに新病院で行う医療に支障を来すことがないよう、じゅうぶん配慮しなければならないものと考えております。次に、新病院の使命についてでありますけれども、ご指摘の新市立病院が市内の医療機関を補完し、地域の医療リーダーとしての使命を持った病院として機能するためには、高度医療の充実はもとより、紹介患者の受入れ体制を整備し、地域医療機関との連携を推進することが重要と考えております。さらには、新市立病院は、小樽市を中心とした後志二次医療圏の地域基幹病院として、また、災害拠点病院としての機能を維持するためにも、現在ある診療科を継続して設置する必要があるものと考えますが、最近の医療の状況を見ますと、地域における診療機能の分担ということが課題となっていることから、今後、市内の公的病院などとどのような連携、分担が可能なのか、話合いを進めながら規模、機能についても再検討したいと思っております。次に、除排雪の問題と融雪機の貸出しについてのお尋ねでありますけれども、除雪車の出動判断についてですが、バス路線など交通量の多い幹線道路では、事故防止や作業効率の観点から、交通量の少ない深夜から朝方にかけて、各ステーションで共通の基準により実施しております。また、排雪作業につきましては、排雪のための出動基準に基づき、市と各ステーションが協議の上、実施しております。さらに、置き雪につきましては、除雪作業における大きな課題であると認識しておりますが、作業上可能な限り置き雪を少なくするよう、委託業者を指導しておりますが、今後とも地域の方々のご理解とご協力を得ながら対応してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、除排雪は大きな費用を伴うことから、今後とも効果的、効率的な除排雪作業を模索しながら、市民にとって安全で円滑な交通の確保に努めてまいりたいと思っております。次に、融雪剤散布の影響でありますが、国道や道道は道路の舗装面を出して管理するため、融雪剤を散布しており、一方、市道の路面管理は圧雪を基本としております。こうした路面管理方法の違いから、国道、道道に散布した融雪剤の影響で、市道の一部でざくざく路面が生じ、通行等に支障を来しているものと思われます。なお、国道を管理している小樽開発建設部から、融雪剤散布の影響について調査したいと聞いておりますが、市といたしましては、各道路管理者の間で除排雪に関して情報交換を目的に開催しております除雪体制連絡会議において、ざくざく路面の問題を取り上げてまいりたいと考えております。次に、札樽バイパスの通行止めでありますが、日本道路公団北海道支社の調べによりますと、今年の冬の小樽・札幌間の通行止めは、2月末現在で延べ39日、時間としては約333時間41分と報告されております。また、通行止めによります市内経済の影響額については、具体的に算出することは難しいと考えておりますが、物流などの経済活動や観光客への影響、さらには通勤・通学など、多岐にわたり社会経済活動に影響を及ぼしているところであります。こうした状況に照らし合わせまして、2月4日の口頭による要望に加え、3月3日に商工会議所、観光協会との連名で、日本道路公団北海道支社と北海道警察本部に対し、可能な限りの通行止めの回避と早期の復旧について要望したところであり、今後は暴風雪施設の設置など、冬道対策についても研究していただくよう要望してまいりたいと考えております。次に、融雪機の貸出制度の提案でありますが、札幌市では平成15年度から狭あいな未除雪路線を対象として、試行的に移動式融雪機を地域町内会へ貸し出しし、住民参加による除雪、融雪作業を行っており、平成15年度と16年度の2年間の試行結果を基に基本方針を定めると聞いております。本市でも未除雪路線があり、移動式融雪機の利用により、地域住民の除雪作業の軽減や排雪量の減少を図ることになりますので、今後、札幌市の結果や他都市の状況等を調査しながら、研究してまいりたいと考えております。次に、パブリック・スケート・パークの設置でありますが、スケートボードやローラースケートなどが新しいスポーツとして若者の間に広がっていることや、騒音や接触事故といった問題を抱えながらも、練習場がなく、やむなく道路や公園などの公共施設が使われている現状については理解しております。スケート・パークの設置によって、危険行為や違反行為が抑制されるとともに、青少年の健全育成や若者の間での交流を図られ、また、イベント効果なども期待できると伺っており、市といたしましては、公共が設置する場合と民間事業者が設置する場合のメリットとデメリットの比較や先進事例の研究などをし、可能性について検討してまいりたいと考えております。