小樽市議会 平成15年第3回定例会 2003年9月18日
(1)新エネルギーの取組について・小樽市における新エネルギー関連の可能性について・NEDOの応募について・エネルギー勉強会について・官学協力について/(2)小樽市における「特区」の現状と今後の見通しについて/(3)小樽市の屋台村構想について
2003年9月18日、小樽市議会の一般質問で、上野正之議員が「新エネルギーの取組について・小樽市における新エネルギー関連の可能性について・NEDOの応募について・エネルギー勉強会について・官学協力について」「小樽市における「特区」の現状と今後の見通しについて」「小樽市の屋台村構想について」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 上野正之 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 上野正之
一般質問をさせていただきます。初めに、新エネルギーの取組について質問いたします。21世紀は環境の世紀と言われており、近年における地球温暖化など環境問題を背景に、エネルギーに対する関心がますます高まってきております。環境問題は大きく二つに区別できます。一つには自然環境の汚染、二つには地球温暖化による異常気象です。特に、地球温暖化は、エネルギーの大量消費によって発生する二酸化炭素が地球を覆い、地表の温度を宇宙へ逃しにくくするため、平均気温を押し上げ、異常気象を起こす問題です。日本のエネルギーは半分以上石油に頼っています。これに石炭や天然ガスを加えた化石燃料全体となると、8割を超えます。電力も、6割近くが。 、 、化石燃料を使った火力で得ております クリーンエネルギーと言われる原子力発電 今日は質問しませんが身近な泊原発においても大きな問題を抱えております。今、全国の市町村では、新エネルギーの取組を積極的に展開しております。新エネルギーは風力発電、廃棄物発電、太陽光発電、バイオマス発電、そしてこれからの新エネルギーの中心となる燃料電池は、水素を燃料にして発電する装置です。水素を燃やさず、化学。 、 。反応で電気を起こします あと数年後には このような新エネルギーで電線のない家ができることでしょう先日、八戸市の新エネルギー開発の視察をさせていただきました。八戸市は人口25万、そして市町村の合併で30万の都市にならんとしております。今年度から5年間で、八戸市は環境・エネルギー産業創造特区を提案し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の応募事業として、約30億円の事業が展開されます。実験終了後は無償譲渡されます。この事業は複数のエネルギーを活用し、学校や公共の場に電力を供給する事業です。民間事業者が石狩の新川河口に風力発電の装置をつくるべく、北電の事業に応募したと聞いております。小樽でも、水族館のある祝津などは風力発電に適していると思われます。ぜひ小樽市も、NEDOの応募や新エネルギーの勉強会、また、小樽市ではありませんが、隣接している手稲の北海道工業大学などとの産学官の協力などを積極的に考えてはいかがでしょうか。市長の新エネルギーの取組についての見解をお願いいたします。次に、先ほど少しばかり触れました構造改革特別区域、特区についてお尋ねいたします。これは構造改革特別区域法によって、平成19年3月31日までの時限立法です。特区とは、規制改革を行うことによって民間活力を最大限に引き出し、民業を拡大するために、地域の特性に応じた規制の特例を導入する特定の区域を設けることによって、地域経済の活性化を図ることとしており、規制が障害となっている事業やプロジェクトについて検討し、規制の緩和を地方から自発的に提案、申請しようとするものです。特区は地域経済のほか、福祉や教育分野にも該当いたします。そこで、小樽市として幾つかの認定申請の案件があると思いますが、その結果と今後の活用の方法と見通しについてお答えください。最後に、屋台村構想について質問いたします。私も屋台で一杯やりながら、小樽の将来、また、自分の将来を語り合うことが大好きです。山田市長もたいへん屋台が好きだというふうに聞いております。全国にはいろんな屋台があります。特に帯広の屋台村は有名です。私も何度か行ったことがあります。先ほど八戸市平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録のことに触れましたが、昼の視察のほかに夜の視察もしてきました。八戸市は帯広市の屋台村をじゅうにぶん参考にし、魅力ある屋台村、みろく横丁をつくりました。25軒ほどの懐かしい昭和30年代風の店づくりの屋台があり、地場の食材、郷土料理、名物料理を提供し、市民や観光客の心が触れ合う屋台村でした。小樽市においても、市民や観光客が安心して行ける小樽らしい屋台村をつくろうではありませんか。市長の夢のあるお答えを期待し、質問を終わらさせていただきます。再質問を留保して終わります。ありがとうございました (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
上野議員のご質問にお答えいたします。初めに、新エネルギーの取組についてでありますが、我が国におきましては、二酸化炭素の排出量の削減など、地域環境保全への貢献を求められる中で、地方自治体におきましても、エネルギー問題や地球環境問、 。 、題には 地域レベルで取り組んでいかなければならない課題であると考えております 市といたしましても平成13年6月に策定した「小樽市温暖化対策推進実行計画」の下で、省エネルギーの推進に取り組むとともに、石狩湾新港地域における新エネルギーの供給拠点の形成を図るため、国に対して新エネルギー特区の提案を行ったところであります。今後の新エネルギーの取組についてでありますが、本市の自然特性を生かした新エネルギー導入の可否などを検討する中で、NEDOなどが実施する補助事業の活用や勉強会の開催、さらには産学官の協力体制などもあわせて検討してまいりたいと考えております。次に、構造改革特別区域についてのお尋ねでありますが、まず、特区の提案と認定申請の結果についてでありますが、これまでに規制緩和を求めて市単独で3件の提案を行い、また、特区の実現を求めて北海道、石狩市と共同で1件の認定申請を行っております。市が単独で行った提案でありますが、一つには第3号ふ頭に、国際観光交流機能をあわせ持たせることを目的に、関税法等の緩和を求めた国際観光交流特区で、これにつきましては、現行法令での対応が可能とされたことから、特区の申請は見合わせたものであります。また、石狩湾新港における新エネルギーの供給拠点の形成を図るため、高圧ガス保安基準等の緩和を求めた新エネルギー特区と、電力供給ができる事業範囲の拡大を図るため、電気事業法等の緩和を求めた地域エネルギー特定供給推進特区は、いずれも規制の緩和が認められたことから、具体の計画をもって特区の申請は可能となっております。さらに、共同で行った特区の認定申請については、石狩湾新港後背地の立地企業とふ頭との間を結ぶ区間における輸送の効率化を図ることを目的とした港湾物流特区で、4月21日に特区の認定がなされたものであります。次に、構造改革特区の今後の活用と見通しでありますが、特区の目的は、法令などが妨げになって規制改革が遅れている分野があることから、規制の特例を導入することによって、地域主導で経済を活性化させることにあります。これまでも、商工会議所の勉強会などを通じて特区制度の説明を行っているところでありますが、地域の活性化には民間事業者による特区の活用が不可欠であることから、今後とも、機会をとらえて特区制度の周知を図るとともに、庁内はもとより、地元経済界などからもご意見やご要望を伺いながら、小樽市の地域特性を生かせるような特区の提案や申請を検討してまいりたいと考えております。次に、屋台村についてでありますけれども、私も帯広の屋台村を訪れたことがありますし、ご質問にもあ平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録、 、 、りました八戸の屋台村も 連日相当な入込み客と聞いており 改めて昔ながらの屋台の持つ魅力が見直され好評を博しているものと思っております。とりわけリピーターの多い小樽観光にとりましても、食の提供は、 、 、大切なテーマであり こうした屋台村の実現は 通過型から滞在型を目指す本市観光の課題解決のためにもまた、新たな夜のにぎわい拠点として、商店街や飲食街にとっても、相乗効果をもたらすものであると考えております。今後、地域経済活性化会議の中で、事業化に向けた議論をお願いしたいと考えており、その中で、意欲ある民間の事業主体の掘り起こしや事業計画の検討などをしていただき、市といたしましても、ぜひ必要な市政を行いながら、この実現に結びつけていきたいと、こう思っております。( 議長、4番」と呼ぶ者あり)「
再質問 4番 上野正之
一、二点、再質問をいたします。先ほど新エネルギーの取組につきまして、市長の方から力強いお答えがございましたけれども、特にやはりエネルギーというのはいろんな分野にかかわっている。役所においても、ここでいうと企画部、経済部、又は環境部。特に、これから環境問題におきましては、そういう横の路線で、この勉強会を民間を含めてやることがたいへん大事ではないかなと。これも先ほども申した八戸なんかは、本当に横の連絡、各部でもそういう勉強会をやっているというので、かなりいろんな部にこのエネルギーの問題が重要視されていることが、我々が行ってわかりました。ぜひ小樽市におきましても、先ほど言ったように、小樽の大学には工業系の大学はございませんけれども、札幌にはたくさんございますので、そちらの大学とも提携しながら、大事な問題でございますので、このエネルギー問題に取り組んでいただければありがたいと思います。あと一点でございますけれども、特区につきましても、やはり民間活用がなければなかなかこれは推進していかないことも、私はわかっています。それをすることが行政の仕事といいますか、行政のやることが、民間にいかにこの特区ということを知らしめて、民間に活用してもらうかということを、今以上に推進してもらえればありがたいと思います。屋台村につきましては、また、予算特別委員会等で質問させていただきます。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
新エネルギーの関係のご質問でございますけれども、これ非常に私たちも関心を持っておりまして、先ほどもお話がありましたように、風力発電もぜひ実現をしたいということで、関係方面と調整をして、そしてあれは抽選になったものですから、たまたま抽選で落選したという結果になりましたけれども、これからも引き続き、そういった新エネルギーの開発も含めて、これは民間事業者の協力が必要でございますので、特区も一応ある程度認められておりますので、そういうことも含めて民間企業との連携、あるいはまた、勉強会も含めて積極的に取り組んでいきたいと、こう思っております。それから、特区も、市の方として提案しましたけれども、もっと民間の方もいろんなアイデアを出してい、 、 。 、 、ただいて その中で官民協力して取り組んでいきたいと こう思っております 既に 商工会議所の方にもいろんなアイデアといいますか、そういう特区構想について新たな提案があればぜひ出してほしいと、こういう要請もしておりますので、官民ともども、この問題については取り組んでいきたいと、こう思っております。平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録