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小樽市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月26日

(1)情報化の推進について/(2)教育問題について

2003年6月26日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「情報化の推進について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 28番 高橋克幸

一般質問を行います。まず、情報化の推進について質問いたします。初めに、ユビキタス情報社会についてであります。平成13年度情報通信白書はブロードバンド元年を宣言し、その後のブロードバンド利用数は飛躍的に拡大をしております。その中でもADSLが中心となり、平成12年末では約1万件の加入数であったものが、平成15年4月には748万件となり、爆発的な進展となっております。インターネットの普及率も伸びており、特に携帯電話の普及に伴って利用者数も急速な進展を見せております。平成15年4月の携帯電話によるインターネットの加入者数は6,327万となり、平成17年、2005年には7,670万になるであろうとの予想数字が発表され、ますます情報化が推進されていくようであります。このような情報化の動向についてどのように認識をされているのか、市長のご見解を伺います。さて、ユビキタスとは至るところに偏在するという意味で、近年アメリカの研究員が提唱した新しい概念であります。政府は2002年6月に発表した「e-Japan重点計画2002」において 「一つの端末にとらわ、れず、いつでもどこでも接続できるじゅうぶんな伝送容量を備えたネットワーク環境を目指す」とあり、20平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録05年までにユビキタス情報社会に向けてインフラ整備を明確にしており、既に各企業で今後のユビキタス機器の研究開発や試作品への展開が進んでいる状況にあります。これらのユビキタス情報社会について、どのように認識をされているのか、市長のご見解を伺います。次に、エンドユーザーコンピューティングについてであります。近年までの情報システムは、ホストコンピュータを中核としたホストコンピューティングが主流でありました。しかし、最近では、ハードウエア技術の著しい進歩によって、パーソナルコンピュータの性能が飛躍的に向上し、ホストコンピュータからパーソナルコンピュータへとシフトダウンがなされ、さらにオープンシステムを核とした分散処理、協調処理技術が発達してきております。いわゆるネットコンピューティングであります。これらのネットワーク化に伴って新しい考え方として出てきたのが、エンドユーザーコンピューティングであります。このエンドユーザーコンピューティングの考え方については、今後の主流になっていくようでありますが、これらについてどのように認識をされているのか、本市の情報システムの現状はどのような状況なのか、また、今後の方向性としてどのように考えられているのか、見解を伺います。次に、公式ホームページについてであります。インターネットの急速な普及に伴い、平成10年より開設して以来、本市の公式ホームページへのアクセス数が毎年のように増加している状況にあります。内容についても項目が増えてきていますが、市民ニーズの観点から見ますと、情報量がまだ相当少ないという声が多くあります。この点についてはどのように認識をされているのか、見解を伺います。これからの目標として各課のホームページを考えられているようですが、これらの現状と課題について、また、市民との接点はどのように検討されているのか、さらに要望の多い保健、福祉、除雪などについては今後どのように考えられているのか、見解を伺います。次に、情報リテラシーについてであります。情報通信技術やインターネットの進展と普及が進み、地域を越えた地球規模の交流が可能となってきました。しかし、たくさんの情報の中から入手し、活用したり、主体的に情報の受発信をするためには、情報リテラシー、いわゆる活用能力の向上が求められます。行政の情報化をよりスムーズに推進するためには、ハード面とソフト面の両面から考えなくてはなりません。本市においても平成15年度に総合行政ネットワーク、いわゆるLGWANに接続をし、行政の電子化に向けた取組が着実に進んでいるようでありますが、現在の準備における状況はどのようなものなのか、問題点や課題についてはどのように検討されているのか、お答えください。今後、推進される文書管理、電子入札、電子決済などの情報システム化や、インターネットを利用した市民サービスの充実などを進めていくには、市職員の情報リテラシーの向上が必要不可欠となっています。そこで伺いますが、これらについての現状はどのような状況なのか、また、定期的な研修会や人材育成のシステムなど、さまざまなことを検討されていると思いますが、現在はどのような対策をとられているのか。今後の対策としてどのように考えられているのか、具体的にお答えください。次に、21世紀を担う子どもたちに関連して、今後問題となります教員のIT指導力についてであります。小樽市内の中学校に続き、ようやく小学校についても、インターネットが使用できる情報教育環境が具体的に見えてまいりました。このようなハード整備について、他都市と比較してみると遅れている状況にありましたが、これでようやくスタートラインについたところではないでしょうか。この点について教育長の率直な感想を伺いたいと思います。さて、このハード整備に伴って重要になってくるのが、教育現場におけるITの活用をいっそう進めるた平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録め、教員のIT指導力のさらなる向上をどのように図っていくかという問題があります。21世紀を担う子どもたちに基本的な資質として必要とされる、新しい情報手段による情報活用能力を育成していくことが重要であると思いますが、この点についてどのように認識されているのか、教育長のご見解を伺います。次に、教員のコンピュータの活用についてですが、コンピュータを操作できる教員、授業などで指導できる教員については、前年度と比較してどのような状況なのか、また、他都市での現状はどのようになっているのか、お示しください。さらに教員のIT研修について、どのような対策を実施されたのか、その結果と今後の考え方についてもあわせてお答えください。次に、情報セキュリティについてであります。個人情報保護の観点から情報セキュリティ対策の重要性や確実性が求められています。外部からのハッカーなどの悪質なアクセスを阻止するために、ファイアウォールの設置やウイルスの検索、ワクチンソフトなど、しっかりした対策が講じられていることと思います。ここ数年の状況の中で、不正アクセスやウイルス感染などの事故はどのような状況なのかお示しください。また、異常を発見するための確認方法は、どのように行われているのかもあわせてお答えください。これからの情報セキュリティ対策をよりいっそう有効なものにするためには、扱う職員の専門的知識が必要になってくるわけですが、この点についてはどのように対応されているのか、また、今後の増加するウイルス対策などの情報について、どのように周知を考えているのか、お答えください。外部対策とともに重要になってくるのが、内部対策として職員の情報管理の問題であります。最近、防衛庁でも問題になりましたが、個人が公正に扱われないような不利益な情報や、業務とは直接関係のない不必要な情報の記録など、情報管理、情報モラルの問題が、この情報社会の中で大きな問題となってきております。これらの問題について、どのように認識をされているのか、市長のご見解を求めます。また、本市の情報モラルの在り方はどのように考えられているのかも含めてお答えください。個人情報保護に対する認識をどのように高めていくのか、情報モラルや責任ある情報管理の具体策としてどのように考えられているのか、見解を伺います。次に、地理情報システム(GIS)についてであります。このシステムは土地利用、資源、環境、交通、都市施設、その他行政に必要な案件の計画や管理にかかわる意思決定を支援する目的で、地理的に関連するデータの入力、格納、検索、計算、分析及び表示を行う情報システムであります。行政として地図を使用する業務の中で、道路管理、河川台帳、上下水道管の管理、固定資産の管理や防災計画など、地図の占める割合は大きく、重要なデータとなっています。これらの長年蓄積されたアナログデータをデジタルデータに変換し、一元的に管理することができれば、重複していたデータの管理や煩わしい台帳の管理などをスムーズに行うことが可能になります。このような業務上の効率化とともに、市民ニーズの迅速な対応にもつながり、ワンストップサービスを考えていく上でも重要なシステムであると考えます。この地理情報システム(GIS)について、どのように認識をされているのか、市長のご見解を伺います。北海道におけるGISの状況ですが、導入中を含め20市町村で使用されています。また、北海道は省庁のGISの実験場となっており、最近では、美唄市、石狩市などで具体的な実証実験が行われ、システムの開発につながっているようであります。本市の地図にかかわる業務について、それぞれの課において現状と課題はどのようなものなのか。また、全庁的に情報化の推進という観点から見たときに、地理情報システム(GIS)の取組について、どのように考えられているのか、市長のご見解を伺います。次に、教育問題について質問いたします。まず、小中学校敷地内の禁煙についてであります。この問題に平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録ついては、今まで何回か提案をさせていただきました。前にも述べましたように、近年、公共の場での禁煙が全国的に広まりつつあります。さらに、本年5月1日、健康増進法の施行を機に、多方面にわたり禁煙対策の動きが出てきており、議論も活発にされているようであります。この健康増進法の中でも特に注目をされているのが、第25条の受動喫煙の防止についてであります。受動喫煙とは、たばこを吸わない人が自分の意思にかかわらずたばこの煙を吸わされることを意味しています。国や地方自治体、また、多くの人が利用する施設の管理者などは、国民の健康増進のために積極的にバックアップしなければならないという趣旨の法律であります。さて、学校の禁煙化に関しては、昨年和歌山県が全国に先駆けて県内公立の小中高等学校敷地内の全面禁煙を実施し、全国から注目を浴びてより、それ以降追随する自治体が次々とあらわれ、その数は急増しております。そこで伺いますが、まずこのような動向について、どのように認識をされているのか、教育長のご見解を伺います。昨年、市内の小中学校内での教職員の喫煙状況について調査・アンケートが実施され、結果を見ますと、何らかの対策を講じて9割近くの学校で分煙化されていることがわかりました。しかし、禁煙化されている学校は1校もなかったわけであります。ただ、教員や学校関係者の中にも、禁煙化を是とする意見も多くあるのではないかと思っています。学校敷地内の禁煙については、以前にも述べましたように、教育上の配慮、健康管理の問題、そして防災上の安全確保の3点からも必要なことと考えます。北海道内では七飯町が、明年2004年1月より全小中学校を禁煙にするようであります。本市においても、学校敷地内の禁煙が早期実施できるように要望いたしますが、今後の対策についてどのように考えられているのか、教育長の見解を求めます。次に、開かれた学校づくりについてであります。従来、言われてきた開かれた学校とは、学校施設の地域社会への開放と言われるような比較的狭義の意味でとらえられがちでありました。しかし、本来の開かれた学校の在り方は、単なる学校施設の開放という範囲を超えて、学校施設の社会教育事業などへの開放、学校の管理・運営について地域の方や保護者の意見の反映をはじめとする開かれた学校経営への努力、そして学校教育の抱えるさまざまな問題の打開を積極的に取り組んでいく連携の土壌をつくっていく上で、大きな視点であると思います。この開かれた学校について、どのように認識をされているのか、教育長のご見解を伺います。開かれた学校づくりを推進するためには、明確な目的と対象、そして具体的な方法が必要になろうかと思います。つまり何のために開くのかという目的と、何を開くのかという対象と、そしてどのように開くのかという方法であります。これらについては今後それぞれどのように考えられているのか、お答えください。また、モデル校実践例がありましたらお示しください。開かれた学校づくりのためには、地域の方や保護者の意見を反映し、その協力を得て学校運営が行われるシステムを設けることが必要であるとされ、学校評議員制度が確立いたしました。この制度について、本市の現状はどのような状況なのか、また、懸念される点としてPTAの延長線ではないのか、学校長の意見を聞き入れやすい人選になるのではないかなど、問題点も指摘されているようでありますが、これらについてどのようにとらえられているのか、さらに、今後の方向性としてどのように考えられているのか、見解を伺います。以上、再質問は行いませんので、明快なご答弁をお願いいたします (拍手)。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

高橋議員のご質問にお答えいたします。情報化の推進について、何点かご質問がありました。初めに、現在の社会における情報化の動向でありますが、インターネットや携帯電話などに代表される情報通信技術の急速な普及やその技術革新には目をみはるものがあり、これまでの生活スタイルや社会経済の枠組みまで大きく変わりつつあるものと認識しております。また、こうした情報技術の進歩により、行政が対応すべき問題も広がりを見せ始めていることから、本市といたしましても本年3月、地域情報化計画を策定したところであります。今後はこの計画を基にしながら、ITを活用して、豊かな地域社会を実現するよう一歩一歩取組を進めてまいりたいと考えております。次に、ユビキタス情報社会についてでありますが、ユビキタスとはラテン語で「至るところに存在する」との意味であり、身の回りのあらゆる機器がネットワークされることで、日常生活を支援できる社会がいずれ到来するものと認識いたしております。次に、エンドユーザーコンピューティングについてでありますが、今後の行政のIT化が進む中で、担当部門の職員が業務のシステム化を行っていくエンドユーザーコンピューティングの手法は、ますます重要になってくると考えております。本市では情報システム部門を経験した職員が中心となり、業務のシステム化を進めてまいりましたので、現状ではホストコンピュータによる処理が中心となっております。パーソナルコンピュータの知識を持った職員も多くなってきており、今後はそれぞれの担当で、パーソナルコンピュータを活用したエンドユーザーコンピューティングを図っていかなければならないと考えております。次に、公式ホームページでありますけれども、本市のホームページにおける情報量については、その情報量の少なさを、昨年設置しました地域情報化計画策定懇話会においても指摘されたところであり、本年3月に策定した地域情報化計画においては、公式ホームページの質・量の充実を当面の重点事業として掲げたところであります。現在、市民生活に密着した情報を中心に提供量の充実に努めるほか、検索機能を付加することで利便性を高めること、さらには申請書などダウンロードサービスの充実を図る作業などに着手したところであり、なるべく早く市民ニーズにこたえたいと考えております。また、市民の皆さんとのかかわりにつきましては、電子掲示板や電子会議室など、市民が気軽に質問や意見交換を行う場の開設を検討していきます。今後は1課1ホームページを目指してまいりますが、それまでの間、保健、福祉、除雪など、市民要望の強い情報については、可能なものから公式ホームページに掲載することとし、よりいっそうの情報提供に努めてまいりたいと考えております。次に、情報リテラシーについてでありますが、関連してLGWAN総合行政ネットワークの準備状況でありますが、4月には道へLGWAN接続申請を済ませており、11月接続を目標に準備を進めております。現在、LGWAN接続装置の使用が最終決定される段階であり、北海道の仕様に基づき機器の調達を行う予定であります。問題、課題でありますが、LGWANをどう活用するかが課題であり、参加自治体間での電子文書交換などの利用を検討してまいりたいと考えております。ご指摘のように、LGWANなど行政の電子化が進むと、対応する職員の情報リテラシーの向上が必要と平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録なってまいります。一般社会や職場においてパーソナルコンピュータ操作、インターネットを利用しての情報収集が、基本的な読み書きと同等の能力と考えられる時代になってきているのではないかと感じております。情報リテラシーの向上については、職員対象のパソコンセミナーを平成12年度より行っており 「ウイン、ドウズ入門」など五つのコースがあります。各コースとも1日の集合研修で実施しており、パーソナルコンピュータ利用の初級、中級程度の内容で、実際に受講者がパーソナルコンピュータを操作しながら行うものであります。平成14年度には33日間、延べ405人の職員が受講し、今後はより高度なコースの設定や自習型の研修について研究してまいりたいと考えております。次に、情報セキュリティについてでありますが、不正アクセスはファイアウォールが防御しており、庁内LANへの侵入は現在のところありません。ウイルス感染は内外二重の対策を行っておりますが、昨年7月に、当時爆発的にまん延したフレゼムと呼ばれるウイルスに1台のコンピュータが感染しました。その後、庁内LAN上の複数のパソコンに感染が広まり、ウイルス除去に丸1日を要したところであります。異常の確認方法は、不正アクセス、ウイルス感染、それぞれ記録が行われ、必要に応じて情報システム課の担当者へ報告がなされるシステムとなっております。次に、情報セキュリティに対する知識とウイルス対策でありますけれども、基本的なルールを定めたネットワーク利用ガイドを庁内LANホームページに掲載しております。さらに、随時最新の情報に関して、情報システム課からメールを利用して庁内に周知を図っております。次に、情報管理、情報モラルについてでありますが、コンピュータ社会において情報の収集・記録が大規模に行え、情報の利用についてもコンピュータの利便性により容易に行えるものと理解しております。また、情報モラルの在り方は、情報の記録は業務に必要なものとし、不必要な情報は記録しない。記録した情報の取得は、業務に必要な場合に限る。この原則を守ることが最も重要であると考えております。次に、情報管理の具体策として、使用者識別コードとパスワードによって利用情報の制限を行い、さらに使用可能なパーソナルコンピュータとホストコンピュータ端末の制限を行っております。また、パスワードは一定期間で変更することにしておりますが、定めたルールを厳格に運用していくことが、個人情報保護に関する認識やモラルを高めていくことになるものと考えております。次に、地理情報システムでありますが、GISはデジタルデータ化した地図上に、道路と建築物等に関する情報を蓄積し、高度な分析や迅速な判断を可能にするシステムであると考えております。また、庁内における業務において、地図をベースとした事務が多くあることから、GISを活用することにより、質の高い行政サービスの提供や簡素で効率的な行政システムが構築できるものと考えております。次に、本市の地図にかかわる業務の現状と課題でありますが、業務としては都市計画現況図、道路や河川などの台帳、上下水道に関する管路図、資産税にかかわる土地・家屋に関するデータなどがあります。現状としては、都市計画や消防救急において、地図上に表示するシステムを導入しているところでありますが、その他の業務においては、使用する図面の縮尺や基準となる数値の表現方法が異なることから、デジタル化が進んでいない状況にあります。このため、データの加除等の修正や検索に時間を要するなどの課題が生じていると認識しており、今後は地域情報化計画におけるGIS部会で示された問題点について検討しながら、可能なものからIT化を進め、業務の効率化と市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

高橋議員のご質問にお答えします。まず、情報教育にかかわる環境整備についてですが、昨年度の中学校に引き続き、今年度は小学校においてインターネットへの接続やコンピュータの更新等を予定しております。小樽の子どもたちが情報を上手に選択し、みずから学び、みずから考える力を育成する新たな手段として、コンピュータを活用する学習が本格的にスタートすることになりました。今後、各学校において積極的に活用した教育活動がいっそう充実するよう指導してまいります。次に、情報活用能力の育成についてですが、新しい学習指導要領では、みずから考え、みずから学ぶ力などの育成のため、情報活用能力は重要な要素となっており、教員がみずから学び、授業において児童・生徒がコンピュータ等を積極的に活用させることが必要であると考えております。国の高度情報通信ネットワーク社会形成基本法では、すべての国民が情報通信を享受できる社会の実現を目指しており、そのような観点からも、学校教育において情報活用能力を育成することが基本であると受け止めております。次に、教員のコンピュータの活用についてですが、市内の小中学校においては、5月1日現在、コンピュータを操作できる教員は、昨年同期に比べ約12パーセント増加し、約71.4パーセントとなっております。また、指導できる教員も約6パーセント増加し、約31.7パーセントとなっておりますが、全国では約47.4パーセント、全道が約44パーセントになっております。このような現状を踏まえ、小学校の教職員を対象に研修会を開催しており、中学校ではインターネットを活用した授業に積極的に取り組んでいただいております。今後、操作を主な目的とした研修から、コンピュータやインターネットを活用した授業を中心とした研修となるよう、改善・充実を図ってまいります。次に、学校敷地内での禁煙についてですが、本年5月1日から施行された健康増進法では、受動喫煙の防止に関する規定が設けられ、特に配慮の必要な場所として、学校を第1番目に掲げております。教育委員会としては、教職員の禁煙を重視するとともに、児童・生徒に与える生徒指導や健康面に配慮することの重要性を認め、敷地内禁煙について努力してまいります。小中学校敷地内での禁煙の早期実施についてですが、現在、9割以上の学校において分煙などの喫煙対策を行っております。また、これまでも小中学校校長会などを通して、学校における禁煙に向けての意識の啓発に努めており、今年の秋ごろをめどに、全小中学校の校地内の全面禁止を実施したいと考えております。次に、開かれた学校についてですが、ご指摘のとおり、学校みずからが学校の管理・運営及び授業の内容などについての情報を、保護者や地域の方に公開するとともに、学校自身が自己評価をするなど、具体的な開かれた学校づくりを通して、子どもたちに希望と活力を与えることが重要であると考えております。学校評議員制度の導入の取組については、本市では評議員の導入に向けた課題などを整理するため、昨年11月から学校評議員モデル事業を、小学校2校、中学校2校において実施しております。学校評議員制度は、校長が学校経営をする上で、校長の諮問機関として評議員を委嘱するものであり、地域における適任者への目配りの中で5名程度の評議員を予定しております。今後、学校評議員制度が全校で実施されるよう制度の啓発に努め、モデル事業の進行状況を参考にしながら、平成16年4月を目途に導入してまいりたいと考えております。以上であります。

出典:小樽市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月26日 議事録 PDF(112ページ) 間違いを知らせる