みんなの議会

小樽市議会 平成15年第1回定例会 2003年3月4日

(1)除雪問題/(2)介護保険/(3)障害者問題

2003年3月4日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「除雪問題」「介護保険」「障害者問題」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、土木部長 兵藤公雄、社会教育部長 藤田喜勝が答弁しました。

質問者
中島麗子 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、土木部長 兵藤公雄、社会教育部長 藤田喜勝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 中島麗子

一般質問をします。。質問も後半になりましたので、重複する点もありますが、通告を出しておりますので、このまま進めます初めに、除雪問題です。坂のまち小樽の長い冬は、小樽雪あかりの路などの観光行事の取組があっても、基本的には雪との戦いです。この時期は、私たち議員も、除排雪について苦情受付係となって対応に追われます。とりわけ、今年は降雪が早く、年内に大雪が続きました。いつも除雪に来る時期になっても来ない、交差点の雪山が高くなり過ぎ、カーブミラーが見えない、冬休みが終わり3学期が始まっても通学路の除雪が進まない、路面を削り取った硬い置き雪が始末できないなど、市民からの苦情が寄せられています。平成15年第1回定例会 本 会 議 録最初に、交差点の雪山処理についてですが、今年度の除雪計画では、パトロールにより交差点に成長する雪山を把握し、計画的に処理し、歩行者や車両の見通しの確保に努めるとあります。しかし、実際には、カーブミラーが見えなくなるほど雪山が高くなったり、車の確認ができない危険な交差点が大変多い。交差点の雪山処理は、路線管理の一環として業者の判断で実施されているのか、特別な契約が別にされているのか、改善するための計画をお聞かせください。次は、基準の問題です。最上小学校上通線は除雪基準第1種、松ヶ枝山手線の満蒙スーパーから工業高校までの間は第2種の2、排雪基準はともに第2種に該当します。車道除雪の出動基準によれば、第1種とは積雪量10センチメートル、第2種の2は15センチメートル、排雪の2種は一般乗用車交差に必要な車線の確保が困難で雪山がおおむね2メートルを超えた場合です。しかし、実際には、雪山が車道に大きくはみ出し、車道そのものが湾曲し、車が交差できるどころではありません。2月1日の最上1丁目の火災では、松ヶ枝山手線がう回道路でしたが、車が交差できず、大渋滞になりました。なぜ基準どおりに実施されないのか、お答えください。、市と業者の契約では、排雪は協議事項になっており、業者の単独判断で実施できません。今年度のように年内から大雪が降ったら、いくら除雪をしても適切な排雪なしでは効果が上がりません。最上小学校上通線の通学用の歩道は、高い雪山の中の一本道で、全く周りが見えない、ある意味では大変危険な歩道でした。排雪の必要があっても、市が財政節約で許可しなかったのではないか、このように思いますが、いかがでしょうか。次は、市民参加と置き雪の件です。市民との関係では、各地域にいつごろ除雪や排雪が計画されているのか明らかにし、市民とともに除排雪の推進を図る体制づくりが求められます。私の経験でも、市民の皆さんと業者さんが話し合い、実情がよくわかると改善が図られています。市内を4地域に分けたのですから、地域ごとの住民との話合いを定期的に設けて、地域の除排雪の改善を進めてはいかがでしょうか。また、置き雪の改善は、高齢者の多い本市では非常に急務だと思います。先日、ある除雪業者さんが、自宅前に置かれた硬い雪に対応できないとおばあさんが泣いて困ったと言っておりました。除雪単価が時間制のときには、必要な家の玄関前もそれなりに対応できたが、距離制になったために、いくら丁寧にやっても距離分しか評価されず、コストにならないため難しいという声も聞きます。置き雪については、地域ごとの実態を把。握し、別個の費用対策が必要ではないでしょうか。どのような解決策を検討しているのか、お答えください次に、ロードヒーティングの件です。市は、今年、市道のロードヒーティング 220か所のうち89か所、全体の11パーセント、 7,300平方メートル、を止めています。今年初めての実施ではないはずです。いつごろから、何か所を止めてきて現在に至るのかお答えください。また、一部を止めても安全が確保できると判断した根拠、今後も休止部分の拡大を図る計画があるのか、お答えください。市民は、ロードヒーティングの予定で走行しているわけですから、部分的に止められていることで不安や疑問を感じるのは当然です。冬の安全対策として実施されたロードヒーティングを一部停止しても問題ないなら、本来、設置そのものが必要なかったということでしょうか、答弁を求めます。次は、介護保険についてです。平成15年第1回定例会 本 会 議 録介護保険は、導入してから3年がたち、今年は保険料、介護報酬、事業計画の見直しです。65歳以上の高齢者、第1号被保険者の保険料は全国の自治体の8割で平均11パーセント値上げ予定ですが、小樽市は、現在の保険料第3段階の月平均額 3,090円から 4,487円に、 1,377円、約45パーセントの大幅引上げです。昨年10月から、老人医療費の定率負担が始まったばかりですから、年金生活者の皆さんからは、8万円の年金でどうして暮らせるのだと怒りの声が上がっています。最初に、介護保険料です。厚生労働省の2002年6月時点の調査では、第1号被保険者の負担増は 1,100億円、2号被保険者の値上げ分も合わせると約 2,000億円の負担増です。現在、介護保険の国の負担分は給付費の25パーセントですが、このうち5パーセントは調整交付金として後期高齢者が多い自治体などに重点的に配分され、実質、国の負担は20パーセントになっています。全国市長会、全国町村会は、国の調整交付金は外枠として負担し、すべての自、治体に25パーセント分が交付されるように繰り返し要望しています。国の負担を5パーセント引き上げれば。2003年度予算で見ると約 2,400億円の財源が確保され、4月からの保険料値上げを中止することができます市長は、国の負担割合を緊急に5パーセント引き上げ、保険料値上げをストップさせるように国に要請してください。全国市長会で一括要請ではなく、全国平均より4倍の保険料値上げをした市長の責任として、別個に強く要請してください。答弁を求めます。次に、在宅サービスの低所得者対策です。介護保険は、在宅サービス拡大が大きな課題ですが、10パーセントの利用料が負担となり、サービス利用が進んでいません。今回の介護報酬改定では、一番利用されている家事介護を引き上げる方向ですから、更に利用料が高くなる懸念があります。本市は、独自で、低所得者に対して訪問介護のみ5パーセント軽減にしています。今後、通所介護や通所リハビリ、短期入所生活介護にも適用して、サービスの拡大を図るべきと考えますが、いかがでしょうか、お答えください。、また、今回の介護報酬の改正で、市の利用料減免制度は変更になりますか。これまでの利用者数と減免額来年度の予算額と内容についてもお答えください。次は、介護予防と生活支援事業についてです。この事業は、介護予防の立場から、高齢者に対して、日常生活や介護予防対策を実施するもので、除雪、緊急通報システム、在宅理容、寝具乾燥、寝たきり予防など33種類もあり、市の事業限度額は2億 100万円です。今まで既に市が取り組んできたサービスも、この事業にすると補助金が事業費の4分の3出ます。例えば、除雪サービスは、市の負担分は今までどおり年間 500万円の予算でも、この事業にすると 2,000万円計上できることになるはずです。この中には、市民要望の高い配食サービス、外出支援サービスも含まれています。本市の事業執行率は、平成13年度決算で12.8パーセント、全道主要都市で最低です。つまり、事業費を大幅に残しているわけですから、ぜひ拡大を図ってください。あわせて、配食サービスの拡大、外出支援サービスの今後の見通しもお聞かせください。質問の最後は、障害者の問題です。最初に、支援費制度です。4月から始まる障害者支援費制度は、障害者みずからがサービスを選択し、事業者と契約するもので、これまでの措置制度を廃止して、利用契約制度へ移行させるものです。平成15年第1回定例会 本 会 議 録我が党は、支援費制度を盛り込んだ社会福祉事業法「改正」に 「国や地方自治体の責任を大きく後退させ、る」として、国会では唯一反対しました。支援自治体の責任を大きく後退させるものです。支援費制度実施に当たっては、障害者が安心して福祉サービスを利用できるように取り組む方針です。厚生労働省は、当初、利用するサービスに上限は設けない、こういっていたのに、突然、ホームヘルプサービスに対する国庫補助金に全国一律の制限を設置しました。筋ジストロフィーなどの難病の方の介護は、24時間のヘルパーなしでは生活できません。事実上の上限設定になると、この間、障害者団体が粘り強い抗議と要請運動を続け、厚生労働省は、ついに 「国庫補助基準は市町村に対する補助金の交付基準であり、個々人の支、給量の上限は決めない」こう回答しました。しかし、自治体に対する補助金の交付については基準が残るわけですから、サービスの利用が高まり、補助金額を上回ったときには、市が負担することになるのでしょうか。障害者の利用料負担に転嫁したり利用抑制になることはないか、お答えください。次は、周知徹底の件です。この間、障害者への説明会を開催していますが、現在の障害者サービスの利用数に対して何人参加しているのでしょうか。制度の変更ですから、今後すべての障害者と市民に対して周知徹底をどのように図っていく予定でしょうか、お答えください。次は、基盤整備の問題です。昨年12月に旧共同作業所全国連絡会が実施した「障害者のための社会資源の設置状況等の調査」では、支援費制度の対象となる施設、事業所が一つもない自治体が全国で15パーセントあり、在宅3本柱の3事業すべて実施している自治体はわずか 1.4パーセント、全国に45しかありません。こういう深刻な実態が明らかになりました。サービスを提供する施設や事業そのものが全くないのに、障害者みずから選ぶ、こういうやり方ができるわけがありません。小樽市では、知的障害者のヘルパー、身体障害者のデイサービス施設、重度身体障害者のデイサービスをはじめ、21種類のサービス中7種類がありません。基盤整備としての評価と今後の見通しについてお答えください。次は、地域療育等支援事業についてです。。この制度は、介護保険のケアマネジャーにも当たる市町村の相談事業ですが、小樽市は実施していませんこれからはみずから判断して選ぶわけですから、適切な情報や援助、相談する場所がぜひとも必要です。小樽市身体障害者福祉センター等、適切なところに相談場所を設置して、制度に精通している専門家を配置し、障害者へのサービスを図れないでしょうか、お答えください。最後に、放課後児童クラブの障害児受入れについて質問します。。小樽市は、児童福祉法に基づいて、放課後児童健全育成事業として、放課後児童クラブを運営しています対象は小学校1年生から3年生まで、現在 514人を23か所のクラブで受け入れています。しかし、障害のある子どもたちは受け入れていません。今年、余市養護学校に入学予定の子と、現在通学中の子、合わせて2名の子どもが学童クラブに入所を希望しています。小樽市障害者計画では、障害のある子も、障害のない子も、日常的な交流を積極的に図り、発達を促す方針です。ぜひ入所を認めて、障害児施策の充実を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。平成15年2月18日時点の本市の障害者数は 6,989人、そのうち障害児は99人、障害者の数は毎年増加しています。市内の障害児の状況についてお知らせください。平成15年第1回定例会 本 会 議 録市内小学校の特殊学級で学ぶ子どもの数、余市養護学校の通学児童数は何人でしょうか。全道主要都市10市では、7市の都市で障害児受入れを実施しています。実施していない都市は苫小牧、室蘭、小樽ですが、苫小、牧は平成16年度から児童館で受入れ開始予定、現在、民間の有料施設もあります。小樽全体の学童クラブで希望があれば障害児入所が受け入れられるように、今後の計画をお聞かせください。再質問を留保して、質問を終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

中島議員のご質問にお答えいたします。最初に、除雪問題について、何点かご質問がありました。まず、交差点の雪山処理についてでありますが、道路の交差点には除雪作業によりまして雪山が発生しやすいことから、歩行者や車両の安全通行に支障がないように、交差点の雪山の処理を業者によって行っております。処理の判断につきましては、緊急時には市からの指示によるものもありますが、基本的には、業者が道路パトロールにより、処理計画を立案し、協議の上、市の担当者が判断し、実施することとしています。なお、費用につきましては、地域総合除雪業務の中に含めて共同企業体と契約しております。今後とも市の道路パトロールを強化する中で、交差点の雪山が適切に処理されるよう業者を指導してまいりたいと考えております。次に、最上小学校上通線と松ヶ枝山手線の除排雪でありますが、今シーズンの除雪の作業状況につきましては、第1種路線である最上小学校上通線は1月下旬までに19回出動し、第2種路線である松ヶ枝山手線は12回出動しており、基準に沿った作業が行われていると考えております。排雪につきましては、両路線とも必要な車線の確保が困難となったことから、1月下旬に業者から排雪協議が提出され、実施を予定しておりましたが、1月29日からの連続降雪により除雪作業を優先したため、遅れが生じたものであります。なお、雪山が車道に大きくはみ出した箇所につきましては、除雪作業上の問題や地先からの雪出し等の原因が考えられますので、道路パトロールを強化する中で、拡幅や部分的なカット排雪など、必要な措置をとってまいりたいと考えております。、次に、排雪作業でありますが、国道や道道との排雪時期の調査、調整、雪捨て場の選定や、市との契約上排雪量により設計変更することから、市との協議事項となっております。排雪の時期につきましては、業者が基準に照らして排雪が必要と判断した場合、市に協議し、業者からの協議内容と道路状況を確認し、排雪の合意を行っているところであります。いずれにいたしましても、排雪は大きな費用を伴うことから、今後とも効果的、効率的な除排雪作業を模索しながら、市民にとって安全で円滑な交通の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、地域ごとの住民との話合いでありますが、従来から11月に全町内会を8ブロックに分けて除雪懇談会を開催しており、また、12月には道路管理者や警察等が参加し、全町内会の役員等に対する除雪計画説明会も開催しております。昨年からスタートしました「地域総合除雪」体制になってからは、除雪懇談会に委託業者も出席していただき、地域要望について理解をしていただいているところであります。さらに、除排雪作業による苦情処理については、基本的には委託業者にお願いをしており、地域の実情につ平成15年第1回定例会 本 会 議 録いて認識を深めていただいているものと考えております 「地域総合除雪」体制は、市民、業者、市の役割分担。を明確にし、市民にわかりやすく、地域に密着した除雪体制を目指しており、今後とも、さまざまな機会をとらえ、地域住民とのコミュニケーションを図ってまいりたいと考えております。次に、置き雪対策でありますが、すべての家庭の間口を確保することは難しいものと考えておりますけれども、高齢者や障害者等の世帯につきましては、作業上、可能な限り置き雪を少なくするよう委託業者を指導しいるところであります。今後、更に進む高齢化に対応した置き雪対策は重要な課題であると認識しており、費用負担の在り方や置き雪処理の対象世帯の範囲、出動基準、作業方法等の問題について、他都市の実施状況を参考にし、研究してまいりたいと考えております。次に、ロードヒーティングの停止箇所でありますが、本市のロードヒーティングは脱スパイクタイヤ対策と、して、現在まで 220か所、約6万 8,000平方メートルを敷設しております。一部停止を行っているところは平成12年度まで13か所、約 1,300平方メートル、平成13年度24か所、約 2,700平方メートル、平成14年度52か所、約 3,300平方メートルで、合計89か所、 約7,300平方メートルとなっております。次に、停止できると判断した根拠でありますが、一部停止に当たっては、近年、車両やタイヤの性能、さらには運転者の冬道運転技術の向上もあり、一時停止を伴わない箇所の延長や、対面交通に支障のない箇所の幅員について、砂まきや段差の解消など必要な路面管理を実施し、部分的に試験停止を行っているところであります。次に、休止の拡大でありますが、現在休止している箇所について今後も検証を行い、同じような路線がほかにないか調査を進める中で、関係機関とも協議しながら、休止箇所の拡大について慎重に検討してまいりたいと考えております。、次に、ロードヒーティングの設置の必要性でありますが、本市のロードヒーティングは、道内に先駆けて平成2年から道路状況を考慮し集中的に敷設しております。建設当時、具体的な設計基準や他都市の事例が少ない中で安全な道路交通を確保するため施工したものでありますが、設置後の検証を行うとともに、車両やタイヤの性能、運転者の技術向上もあり、安全性が保たれると判断したものについて部分試験停止を行っているものであります。次に、介護保険について、何点かお尋ねがありました。最初に、国に対する負担割合の引上げ要請でありますが、この問題につきましては、介護保険制度の根幹にかかわるものであり、個々の自治体というよりも、保険者に共通する課題でありますので、全国市長会を通じて国に要請しておりますけれども、今後とも粘り強く要請してまいりたいと考えております。次に、低所得者に対する利用者負担の独自軽減の拡大でありますが、昨年6月から、社会福祉法人以外の民間事業所の訪問介護を利用する低所得者については、利用者負担の5パーセントを助成しておりますけれども、通所介護などへの独自軽減の拡大につきましては、本市の厳しい財政状況を勘案いたしますと難しいものと考えております。次に、利用者負担の軽減でありますが、本年7月から、介護保険法施行時に訪問介護を利用していた低所得の高齢者につきましては、訪問介護の利用者負担が3パーセントから6パーセントになります。そのうち、市民税非課税世帯に属する生計困難な方が、社会福祉法人以外の民間事業所の訪問介護を利用する場合には、社会福祉法人による利用者負担額5パーセントの減免との均衡を考慮し、市の独自軽減策として、6パーセントと5パーセントの差の1パーセントの利用者負担額を新たに助成することにしております。平成15年第1回定例会 本 会 議 録また、昨年6月から低所得者対策として実施している市独自の訪問介護利用者負担助成事業につきましては、15年2月現在、助成対象者は49人、助成実績は 236件で57万 2,000円となっております。なお、15年度予算においては、5パーセントを助成する訪問介護利用者負担助成事業費として52人分 120万円を、新たに1パーセントを助成する訪問介護利用者負担助成事業として34人分15万 5,000円を計上しています。次に、介護予防・生活支援事業についてでありますが、初めに、事業費の拡大につきましては、現在の厳しい財政状況の中ではありますけれども、事業の必要性を勘案し、14年度は新規で「転倒骨折予防教室」と「家族介護教室」の2事業を実施したところであります。15年度には、心身の健康維持を図るための「総合健康増進プログラム」を策定し 「高齢者の生きがいと健康づくり推進事業」を実施するほか 「成年後見制度利用支、 、援事業」を追加し、さらには、転倒骨折予防教室では実施回数を4回から6回に増やすとともに、終了後のフォロー体制をつくるなど、拡大を図る予定であります。なお、配食サービスの拡大につきましては、現在、配食ボランティアを確保できる町会を対象に実施しており、年々、配食数が増加傾向にあります。しかし、現状では供給能力にも限界があり、今後、配達方法も含めて、新たな方式も視野に入れながら、配食サービスの拡大について研究してまいりたいと考えております。また、外出支援サービスについては、移送用車両の購入や、対象者の範囲、移送先など幾つかの課題もありますので、今後、研究をさせていただきたいと考えております。次に、支援費制度について、何点かご質問がありました。初めに、ホームヘルプサービス支給量と補助金額との関係でありますが、仮に事業費が補助基準額を上回った場合、利用者に転嫁したり、利用抑制するということは考えておりません。なお、国といたしましても、支援費制度施行後の利用状況を勘案して国庫補助基準を見直すとの考えでありますので、その動向を注意深く見守ってまいりたいと考えております。次に、支援費制度の市民周知でありますが、昨年の11月の時点で、障害者福祉サービスを利用している方々、施設・在宅サービス合わせて約 850名に支援費制度のパンフレットを郵送し、申請の案内をいたしました。また、11月と3月の2回、市の広報でお知らせをしたほか、視覚、聴覚、肢体の障害種類別に説明会をそれぞれ2回開催し、約 180名の利用者の皆さんの出席をいただきました。今後の予定といたしましては、町内会を通じ、回覧板で周知徹底を図りたいと考えております。次に、福祉サービスを提供するための基盤整備でありますが、施設サービスについては、市内社会福祉法人により、現行のサービスが継続して提供されます。在宅サービスにつきましては、現在のところ、ホームヘルプサービス事業所が6件、デイサービス事業所が5件、ショートステイが4件、グループホームが8件で合計。23件の指定事業所の申請をしており、サービスを提供するための一定のめどがついたものと考えております、さらに、社会福祉法人やNPO法人などによる申請の動きもありますので、市といたしましては、今後とも障害者サービスの充実を図るため、基盤整備についていっそうの努力をしてまいりたいと考えております。次に、障害者福祉の相談窓口でありますが、障害者福祉サービスの多様化や、サービス内容の変更等により、相談内容も多岐にわたり、複雑化してきております。市の担当窓口においては、福祉制度の内容や、専門知識を有する福祉司を配置して対応しているところであります。厳しい財政状況を勘案しますと、新たな相談場所の確保や人員の配置については難しい状況ですので、身障センターにおいて職員の研修を実施し、一定の相談業務を果たせるよう努めてまいりたいと考えております。平成15年第1回定例会 本 会 議 録以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

中島議員のご質問にお答えします。放課後児童クラブでの障害児受入れについてですが、本市においても、関係部局で構成する「放課後児童クラブ庁内連絡会議」において問題点などの検討を行っております。その結果、受け入れる場合に際して、障害の程度や児童クラブのスペース、指導員の加配など解決していかなければならない問題があり、その対応について検討してまいりたいと考えております。ご質問の2人の余市養護学校関連の子どもの受入れについては、早急に対応してまいりたいと考えております。なお、市内小学校の特殊学級には46人が学んでおり、余市養護学校には20人が通っております。以上です。( 議長、10番」と呼ぶ者あり)「

再質問 10番 中島麗子

短時間で再質問を行いたいと思います。一つは、除雪の問題で、基準どおりにやっている、排雪については、予定していたけれども、すぐにはできなかった、このようなお答えでした。しかし、今、私が説明したように、道路の状況が非常に困難な事態になっていましたし、火事のときにもう回路としての役割を果たせない、こういう事態が起きているわけです。これは、私は、やはり交差点の雪山処理の問題も、基準に基づいた除雪にしても、歩道確保にしても、降雪量が多過ぎると適切な除雪業務にならない、こういう問題があると思うのです。しかし、排雪については、今述べられましたように、業者判断ではなく、市の合意の下でなければできない、、排雪が進まないということがこういう問題を引き起こした原因ではなかったかと思うのです。そういう点で適切な排雪の指示が市の方からなかったのではないか、余り早く排雪をすると、再度やらなければならないという問題で遅らせる傾向がなかったのか、この点についていかがでしょうか。ロードヒーティングの問題も、一部停止は安全を確認して行われているとおっしゃいました。けれども、市民の皆さんからは、新聞報道があったときから抗議と苦情がずいぶん寄せられています。事故があったら自分の責任になる。実際に船見坂で滑って事故を起こした市民の方もいましたので、市に問合せをしたところ、船見坂の方はロードヒーティングは切っていない、こういうお答えでした。しかし、市民の間に、こういう不信感を引き起こすような対策だということなのです。例えば、事故が起きたときに、ロードヒーティング停止と事故との因果関係などを求められたら、どのように説明するのでしょうか。この点もお答えください。介護保険の問題では、市長は全国市長会で繰り返し要請しているとおっしゃっていながら、小樽市単独の市長としての要請はしない、こうおっしゃいます。しかし、全国平均の4倍と、大変高額な保険料設定になったわけです。市長の本意だとは思いませんけれども、こういう自治体の長として、直接求める、そういうことは私は必要だと思うのですが、市長は介護保険料の今回の額についてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。平成15年第1回定例会 本 会 議 録障害者の問題です。支援費制度の基盤整備は、現在の利用者に限り、だいたい順調で見通しが立った、このようにおっしゃっています。けれども、今後、拡大をしていく見通し、あるいは利用サービスが増えていくときに、市がどのような責任を果たしていくのか、そこについてお聞かせください。障害児の学童保育利用の問題については、実は、今回の2人は早急に対応していただけるというお話になりました。大変うれしいことですけれども、実は、このうちの1人の方は、昨年4月、余市の養護学校に入所するときに、同じように学童クラブを利用したいという申入れをしているのです。しかし、これについての対応。はないまま1年が過ぎました。それと、昨年の12月には、市長への手紙で、同様の趣旨の要請がありましたさきほどお話ししたとおり、全道の10万人口都市の中でほとんどが実行している。小樽市の障害者計画も、平成10年から19年までの間、もう半分たったのです。それでも、何らこの問題は進んでこなかったという状況ですから、こういう具体的な市民の要望があったにもかかわらず、これまでどういう検討をしてきたのか、このことを具体的にもう少しお聞かせください。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

除雪の関係は土木部長からお答えいたします。介護保険の保険料の値上げの関係ですけれども、感想ということですが、確かに 3,090円から 4,487円ですから、相当な引上げだなというふうに思っております。一つは、利用者がどんどん増えているという実態があります。数字はご承知かと思いますけれども、平成12年4月で 2,660人の利用者が平成14年11月では 4,262人ですから、こういった状況を見ますと、制度上のしくみからいって、なかなかこれを引き下げるというわけにはいかない。、しかし、市長会でも要望しておりますけれども、機会がありましたら、私も、小樽市の意見ということでそれは申し上げていきたい、こう思います。それから、支援費制度の施設の基盤整備の関係です。確かに、一定の整備はできたのかなと思いますけれども、さっきもお答えしましたが、社会福祉法人等でそういった申請の動きもありますので、ぜひ市からも積極的に働きかけをして、指定を受けるようにお願いしていきたい、こう思っております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 土木部長 兵藤公雄

中島議員の再質問にお答えいたします。まず初めに、排雪の関係でございますけれども、排雪につきましては、市の担当者がそれぞれの企業体から提出されました作業報告書を基に、降雪状況に照らし合わせて出動基準を見ておるわけでして、これが守られているかどうかというチェックをするとともに、私どもとしては、路線を選定して市のパトロールを行いながら、現場の確認をしながら、作業状況の指示をしている、こういうことでございます。それから、ロードヒーティングの停止についてでございますけれども、停止部分につきましては、交通状況、それから道路状況を勘案しながら、制動や登坂に必要な距離が保たれているかどうか、こういったことを精査し、こういうものを精査した中で一部分を停止して行いまして、その後、試験走行を行ったり現地での確認を平成15年第1回定例会 本 会 議 録しながら安全を確認しているという状況でございます。また、この件につきましては、公安委員会に対しても説明をしてございまして、停止の状況なんかも、その図面等を含めて重々説明してございます。現在のところ、一部休止に伴います市民からの苦情は寄せられておりませんけれども、これからも安全性についてはじゅうぶん注意してまいりたい、このように思っております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 社会教育部長 藤田喜勝(社会教育部長は2003年3月まで)

中島議員にお答えをいたします。ただいまご指摘がありましたように、各主要都市につきましては、7市ほど障害児を受け入れてございます。その受入れにつきましては、民間施設で受け入れているところ、あるいは、小樽のように小学校の開設校で受、け入れているところ、それから、児童館併設の中で受け入れているところ、おのおのでございますけれどもそういった状況については私もじゅうぶん承知しております。それから、私は、昨年の暮れに、余市の養護学校を通学者などの児童クラブの入会につきまして保護者からご相談がございました。そのとき、障害児の対応につきましては、将来の課題ということになってございましたので、私といたしましては、関係3部で構成いたします放課後児童クラブ庁内連絡会議で早急に検討するように指示をしたところでございます。その結果、養護学校の児童につきましては、私が保護者から話を伺ったときにも、児童館の利用が第一の希望であったというふうに承知してございますが、若干時間を要しましたけれども、さきほど教育長がご答弁申し上げましたように、早急にその方向で進めてまいりたい、このように考えてございます。それから、その他の障害児の今後の取組ということでございます。他都市の状況なども聞いてございますけれども、他都市では健常児と同じスペースの中で運営している事例が多うございます。ただ、その場合も、身辺自立ができる、あるいは集団生活ができる、こういったことを前提で運営しているケースが多うございます。それが担当者で判定できない場合、それではどのようにしていくのか、それからまた、指導者の加配が必要なのかどうか、それからまた、学校であれば余裕教室等のスペースが確保できるのかどうか、こういった問題等。もございますので、今後、課題についても早急に検討して詰めてまいりたい、このように考えてございます( 議長、10番」と呼ぶ者あり)「

再質問 10番 中島麗子

除雪の問題では、さきほど私は、事故が起きた場合の因果関係などが求められたらどのように説明するのかと。この点についてのお答えをいただいておりません。それともう一つは、お答えになりましたけれども、ロードヒーティングを一部停止した部分に砂まきをして滑止めをしている。本来、この砂まきというのは安全対策としてやるわけですから、ロードヒーティングを一部停止した上に更に砂をまくということは矛盾ではないのかと思うのですけれども、これについてもお答えください。平成15年第1回定例会 本 会 議 録障害者問題については、今お答えいただきましたけれども、このお母さんのお話を聞きますと、養護学校に通っている皆さんは頑張って在宅で通学している、けれども、どうしても対応しきれなくなって施設に入れるお子さんを見てきたというのですね。施設に入れないで頑張りたいと思うから、このような対応を願っているというお話でした。支援費制度ということで、施設から在宅へということを積極的に進める制度が新たにできてきているときに、それと逆行の現象が起きざるをえないということは、やはり矛盾だと思います。障害者の方々の放課後問題は速やかに対応していただきたいということを、これは質問ではなく、発言として終わります。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 土木部長 兵藤公雄

再々質問にお答えいたします。事故が起きた場合はどうするのかというお話でございますけれども、仮に万が一、そういう事態が発生した場合には、私どもは、当然、警察等の立会いも含めて、ヒーティングの影響になるものかどうかということは検証しなければならないというふうに思ってございます。そういう意味では、私どもも、さきほどお話がありましたように、試験走行などを行いながら、安全性を確保しながらやってございますけれども、万が一、そういう事故が起きた場合には、そういう方策、方法で対応していかなければならないなと、このように思ってございます。それからもう一つ、砂まきですけれども、ヒーティングしている箇所を砂まきということではなくて、部分的に停止をしている部分に砂をまきながら滑らないように対応していこうという趣旨でございまして、その部分の面積につきましては、さきほどお話のありましたように市内全体で 7,300平方メートルございますが、こういう中に砂をじゅうぶんまきながら滑止めの対策をとっていきたい、このように思っております。以上です。

出典:小樽市議会 平成15年第1回定例会 2003年3月4日 議事録 PDF(112ページ) 間違いを知らせる