みんなの議会

小樽市議会 平成14年第4回定例会 2002年12月6日

(1)市長自らの評価、今後の基本方針2 15年度予算編成方針/(2)議案第11号、石狩開発/(3)議案第10号、小樽港/(4)OBC、中小企業、雇用/(5)議案第6号(下水道)

2002年12月6日、小樽市議会の一般質問で、西脇清議員が「市長自らの評価、今後の基本方針2 15年度予算編成方針」「議案第11号、石狩開発」「議案第10号、小樽港」「OBC、中小企業、雇用」「議案第6号(下水道)」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。

質問者
西脇清 議員
答弁者
市長 山田勝麿

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 25番 西脇清

私は、1983年、市議会議員として市政に携わってから、はや20年になろうとしています。今期をもって、議員の職を辞することにいたしました。長年にわたって公私ともにお世話になりました先輩、同僚議員、そして市長、理事者の皆さんに、衷心より感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。私は、これからも、郷土小樽の発展を願う立場から、議員として最後の日本共産党を代表しての質問をさせていただきます。それにしても、20年の歳月はあっという間に過ぎ去った感があります。この間、日本のバブル経済の絶頂期から、崩壊の過程を身をもって体験し、政府の施策に起因する多くの自治体での人口減少という衰退を余儀なくされたのは悲しい限りであります。20年前の1983年の本市の人口は17万 9,385人、1964年の20万 7,000人をピークに減少傾向にはありましたが、まだまだ活力のあった時代でありました。しかし、現在の人口は14万 8,703人で、3万人を超える減少となり、道内第5位から第7位に後退、経常収支比率は99.8%、財政力指数は0.46、公債費比率18.9%となり、ついに市長自ら「火の車」宣言をするに至っています。私は、志村、新谷、山田市政と3代にわたってかかわってきましたが、率直に言って、3代の市長の中で、山田市長は一番貧乏くじを引いて不運でお気の毒な方と、内心、ご同情申し上げている次第であります。しかし、山田市長は、これまでも、市政推進の中枢にいて、すべてを承知の上で首長の座についたのですから、市政のよしあしを問われるのは当然であります。あと数か月で市長として1期目を終えるわけですが、この4年間の市政についてどういう評価をしているのか、また、自らを採点するとすれば何点くらいか、2期目への立起も表明されており、自らの評価と2期目への基本方針について見解を伺います。10月30日付けで、担当助役から平成15年度予算編成方針が出されています。編成方針は、開口一番 「現下の、地方財政は、地方税収入、地方交付税の原資となる国税収入の大幅な減少等により、収支不足と借入金残高が増大し、極めて厳しい状況に直面している」と窮状を訴えています。、確かに、国、地方を合わせた借金は 690兆円に達し、税収が落ち込んでいる現状では泣き面にハチですがそれでは、どうして地方税収入、国税収入の大幅な減少になり、借入金残高が増大したのか、その原因と責任はどこにあるのか、お聞かせください。また、来年度の概算要求基準は、国、地方を通じた行政のスリム化を実現する観点から、歳出の徹底見直し、財政規模の抑制に努めることが今まで以上に求められていますが、本市は、これまでも人件費をはじめ、敬老祝金、上下水道料金など市民サービスを切り下げ、歳出を極力抑えてきました。これ以上の歳出の見直しをどこに求めるというのか。また、歳入では、12年度に比べて13年度は、市税、地方交付税など約11億円以上の減少となっています。編成方針は「一般財源の確保が極めて厳しい状況にある」と述べていますが、今年度の税収の落込みの見通し、15年度の財源確保についてどうするのか、見解を伺います。一般財源の確保が厳しい一方、歳出は、公債費、扶助費の増大で15年度から3年間で 150億円の収支不足となり、赤字再建団体への転落も危ぐされると述べていますが、市の現金にかかわる財産は、減債基金、財調で10億円、資金基金など約22億円、借金は起債 682億円、半分は交付税が見込まれるようですけれども、約 340億円あります。また、債務負担は25億 6,400万円となって、国保会計約38億円、病院会計44億円、これらの貸付けとなっています。国保、病院会計への貸付金は回収が不可能となれば、現に80億円を超す赤字であります。既に本市は「再建団体」に転落しているのではないか。国保、病院会計への貸付けの回収の見通しも含め、見解を伺います。危機的な財政状況を再建するため、今年2月、財政健全化緊急対策会議を立ち上げ、近く具体的な方針を決定することにしていますが、どうなっているのか。当面の対策はもとより、中長期的な具体策が示されてしかるべき時期であり、来春の改選期を理由に2定以降などとする態度は許されません。市の発行している「火の車」広報は、市民に広く知られるところとなっています。高齢者の多くは、直観的に、ふれあいパスはどうなるのかなど、市の単独事業の見直しについて強い関心を持っています。単独事業の主なものと言えば、重度医療、乳幼児医療、老人医療、ふれあいパスなどで、総事業費は13年度決算額約14億3,000万円、歳出総額約 711億円の2%にすぎません。わずか2%の市民に向けたサービスを目の敵にする姿勢は、温厚な山田市長には似合いません。少なくともこれまでやってきた単独事業については、早急にやるのかやらないのかを明らかにすべきであります。見解を伺います。いずれにしても、今日の財政危機を招いた歴代の市長、与党の責任は明白であります。次は、議案第11号などについてお尋ねします。石狩西部広域水道企業団にかかわるものでありますが、札幌市選出の議員定数を2名減らすというものであります。理由は、当別ダムからの札幌市分の取水量の見直しによるものと聞いていますが、札幌市が利用量を減らした理由は何か。本来、石狩湾新港地域への水道用水の供給は、当別ダムを水源として石狩西部広域水道企業団による計画ですが、現在は暫定的に地下水で対応しています。地下水の利用計画は平成18年までとなっていますが、当別ダムはなぜ遅れているのか、いつ完成するのか、伺います。当別ダム完成まで地下水の利用は延長するのか、その場合は、アセスはどうするのかも併せてお答えください。石狩開発の破たんは、市の簡易水道事業特別会計にも重大な影響を及ぼしています。石狩湾新港地域への用水供給計画は、石狩西部広域水道企業団が当別ダムを水源として用水を供給する計画でありますが、当別ダム、本体の建設は遅々として進まず、着手もされておりません。そのため、暫定措置として水源を地下水に求め石狩湾新港銭函地区簡易水道事業を施行しております。簡易水道事業を実施するに当たり、小樽市は、昭和57年9月以降、石狩開発との負担協定を結び、建設費の一部及び経営収支等の不足額は平成15年度まで石狩開発の負担とする、つまり、簡易水道事業については小樽市の負担は一切ないという協定となっているものであります。ところが、石狩開発が民事再生法の適用によって、平成14年度簡易水道事業の収支不足額 2,970万円のうち、石狩開発からは 400万円しか納入されておりません。残り 2,570万円を再生債権として裁判所に届け出ていますが、 2,570万円は今後どうなるのか。石狩開発やエア・ドゥに続き、簡水も市の持出しにならないのか。簡水特会の今後の見通しも併せてお答えください。石狩開発についてお尋ねいたします。、道や小樽市などが出資している第三セクター石狩開発は、10月31日、民事再生法適用を札幌地裁に申請し再生手続開始決定を受け、来年1月末までに再生計画案を提出、3月中に認可を目指すとしています。石狩開発の負債総額は約 650億円に上り、そのうち道の債権30億円は、全額を放棄するか、または売れ残りの分譲地。の購入に充てる形で解消するとのことですが、どちらにしても道民の血税であることには変わりありませんまた、資本金20億円は全額減資する方向ですが、市が出資している 6,800万円についても放棄せざるをえないのではないのか。今年3定の北野議員の質問に、市長は、石狩開発は、これは今すぐ経営破たんになるということではありませんと楽観的な答弁をしています。それから約1か月半しかたっていません。この現状を破たんと言わずして何と言うのか。石狩開発の取締役でもある山田市長は、経営改善の判断を間違ったのではないのか、見解を伺います。これらの問題は、石狩開発がどういう形をとろうと、小樽市民、道民に政策的失敗による財政的負担をもたらしてはならないということであります。石狩開発の延命を図るため、平成12年度から今年度の3か年に、経営の健全化を図るためとして道や市の負担による土地の安売りをやっても、健全化どころか、借金は逆に増えています。小樽市はこの安売り補助金として既に 1,652万 5,000円を持ち出しています。我が党は、10年以上も前から、石狩開発への出資は新港建設と一体であり、小樽の衰退を招くという立場か、ら、出資金の引揚げを主張してまいりました。出資金と補助金を合わせて 8,452万 5,000円の無駄な持出し。さらにはエア・ドゥへの 1,000万円を加えると1億円に近い損失をもたらしたことになり、責任は重大です市長の処分も含めた責任について、明確な答弁を求めます。健全化計画の3年間で処分できた土地は3.72ヘクタール、目標の50ヘクタールの 4.7%にとどまっています。現状のような経済状況の下で、どんな手だてをとっても再建は無理であり、苫東開発の二の舞になり、これ以上、泥沼に足を突っ込むことはやめるべきであります。仮に、再出資の要請があった場合は、応じるべきではないと思いますが、この点についての見解も伺います。次は、議案第10号、小樽港などについて質問いたします。議案第10号は、石狩湾新港管理組合議会の議員定数を現行16人から12人に減らす提案です。多くの地方自治、体や一部事務組合も、定数削減が経費節減を理由にまかり通っています。議会制民主主義の根幹を揺るがし憂うべき事態となっています。新港の議員定数は、4年前、20人から16人に削減したばかりです。小樽港と新港は、共存共栄どころか、ますます競合が激しくなる関係にあり、新港の発展は小樽港の衰退をもたらします。新港への過剰投資を抑えて、小樽港の整備、利用優先の課題は避けて通れません。新港の札幌港への港名変更も急浮上しており、このままではひさしを貸して母屋をとられるのたぐいになりかねません。こうした状況にあるとき、小樽港発展の立場で、小樽選出の議員が一人でも多くあらゆる機会に発言することが求められております。しかも、新港管理組合議会は、北海道、小樽市、石狩市の3母体による全国的にも特殊な構成となっています。三つの自治体による共同管理は、新港のほかは沖縄の那覇港だけであります。苫小牧港は、苫小牧市と北海道の管理で、議員は各5名の10名です。定数を減らさなければならない理由は何一つありません。市長としても、小樽市議会としても、反対すべきと思いますが、見解を伺います。破たんした石狩開発と表裏一体にある石狩湾新港建設について伺いますが、西地区のマイナス14メートルバースには総事業費約 337億円、このうち、管理者負担は約88億円に達します。これが、今後、更に母体への重圧になることは明らかです。中央地区3工区造成用地10ヘクタールの処分も全然進んでいない。毎年4億円を超える母体負担の今後の見通しについて、どう見ているのか、伺います。そもそもマイナス14メートルバースは、これまでも指摘してきたように、北電、王子製紙など一部大企業のための専用ふ頭を建設するものです。管理組合議会における今年3定の答弁でも、利用計画についてはこれから話し合うという程度にとどまっています。建設された後、計画どおり利用されるのかどうか、危ぐするのは我が党だけではありません。小樽港湾振興会、小樽商工会議所は、管理組合による15年度港湾整備事業予算要求案に対する意見書の中で、小樽市長に対して、新港西地区に予定しているベルトコンベア設置調査費について、利用計画が明らかでないとして、中止、あるいは、延期も視野に入れつつ、事業の生産性が確実となった上で執行されたいとの意見を付しています。一部大企業のための事実上の専用ふ頭建設は見直すべきと思いますが、見解を伺います。また、どうしても平成17年供用開始する場合は、北電、王子製紙の具体的利用計画を明らかにさせるべきと思いますが、この点も併せてお答えください。列島改造論をうのみにして、小樽港の増大する貨物に対処するため、小樽港の補完港という新港建設の二重投資の無駄は、建設着手から30年、今も変わっておりません。13年の一般貨物取扱量は、新港 343万 8,527トン、小樽港 160万 8,890トン、両港合わせても小樽港の平成17年目標 466万トンを約42万トン、 9.1%上回るだけです。今年9月までの小樽港一般貨物の取扱量は前年比4万 3,262トンのマイナス、新港は約9万 9,000トンのマイナス、両港の港湾計画目標達成についてどう見ているのか。見解を伺います。小樽港と新港との間には、機能分担という「憲法」的なものがありますが、この「憲法」は、小樽港の増大する貨物が前提条件でありました。今や、大義名分の共存共栄から、一つの湾内で激しい競合港に変質しています。市長も、両港の今後の在り方について、関係者の意向を踏まえ早急に検討すると言明していますが、どう検討されたのか。小樽港の整備については、新港との二重投資という傾向はあっても、最小限度やむをえません。現港湾計画の進ちょく率は、総事業費 487億円に対して、実施済み事業費は 185億円、38%にとどまっています。これは、中央地区2期計画が手つかずのためでありますが、国の公共事業見直しに基づく港湾単独の整備計画は、今年、度を最終年度とする第9次7か年計画をもって終了となりますけれども、中央地区2期計画はどうなるのか今後の重点施策はどこに置くのか、伺います。次は、OBC、中小企業雇用問題などについて伺います。マイカル小樽誘致について、市とOBCは、小樽経済活性化の起爆剤、建設期間の経済波及効果は、生産増加額約 2,175億円、従業員数の増加は1万 6,620人、開業後の効果は、生産の増加で 784億円、従業員の増加は 7,995人、所得の増加は 345億円になる、華々しい売込みがされてきました。マイカル誘致は、こうした効果があるのだから、公共性があり、 157億円の公費負担は不当支出ではない、これが市長、与党の言い分であります。しかし、マイカル小樽の建設期も含め、人口は毎年減少、有効求職者も、平成8年1万 9,577人に比べ、昨年は2万 3,000人を超えて雇用効果もありません。あげくの果てに、開業から2年半でマイカルもOBCも破。たん、民事再生法による再生計画案は認可されたものの、旧ビブレ棟の3、4階は利用のめどもありません再生計画の認可に当たって、監督員の意見書では、再生計画履行の可能性について 「政策投資銀行の格段の協、力と行政当局の協力があれば再生計画が遂行される可能性がないとは言えない」と、二つのハードルのクリアが絶対条件と見ています。その一つの行政当局、つまり小樽市の協力となれば、金を出すのか、税金などを減免するか、建物を譲り受けるか、この三つです。これを断ったとなれば、再生計画がとんざし、いずれOBCの破産ということになら、ないのか。我が党としては、今後、一切の公費投入も市の負担による譲受けにもきっぱり反対です。ただし旧ビブレ棟を撤去し、更地にした状態での無償譲渡であれば応じるべきと考えますが、今後のOBC、旧ビブレ棟の見直しについて見解を求めます。OBCの破たんの一方、既存商店は重大な影響をもろに受けています。市の経済部が今年9月に行った歩行者通行量調査によると、マイカル開業前の平成10年は6万 4,170人であったものが、今年9月は4万 6,446人で、同じ地点での通行量が1万 7,724人、27.6%の減少です。市内中心街での人の流れが激減、売上げの減少で悪戦苦闘しています。小樽市は、中心商店街に人の流れを呼び戻すため、中心市街地活性化事業を推進し、今年度は都通り商店街、花園銀座商店街で整備事業を実施しましたが、マイカル、小樽運河、中心街と連動した流れが期待できるようになるのか、中心街ににぎわいをもたらす根本的な改善はそれで図れるのか。かつての小樽駅前地下駐車場構想や大型駐車場構想など、利用しやすい駐車場の整備が不可欠と思いますが、構想はどうなったのか、断念してしまったのか、別な構想があるのか。また、花園銀座街改良に伴い、車両の一方通行となり、22台の駐車場も確保しましたが、荷降ろしや買物用の短時間駐車を認め、利用者の利便を図るべきと思いますが、見解を伺います。次は、中小企業の問題についてお尋ねいたします。民間信用調査によりますと、10月度の全国企業倒産は 1,766件、3か月ぶりに 1,700件を超える高水準とな、り、今年1月からの累計は1万 6,468件、過去最高の1984年に迫る勢いです。負債総額は1兆 9,269億円で10月としては戦後2番目、このうち、物が売れない、焦げつきが発生したなど、不況要因による倒産が75.8%を占めています。市内の倒産は21件で、負債額は23億 8,100万円、前年に比べて負債額は 500億円ほどの減少となっていますが、これはOBCの 492億 2,500万円が影響しています。件数は2件増、今年も増加の傾向にあります。小泉構造改革の不良債権処理の加速によって、倒産と失業、新たな不良債権を増大させる失政は目に余ります。不良債権処理に起因する貸渋り、貸しはがしなどによる倒産の実態について調査しているのか。また、倒産件数に表れない負債額 1,000万円未満の経営の実態についてもお答えください。小樽市は、小樽商工信用組合の倒産などに対応して経営安定短期特別資金や、信用保証協会の保証が得られない事業者向けの経営支援特別資金制度を立ち上げ、利用状況も今年度は両制度で42件の利用となっています。しかし、年末あるいは年度末に向けて零細業者の経営はより厳しくなることが予想されますが、年末、年度末に向けた特別の融資制度などを実施すべきと思いますが、見解を伺います。次は、雇用問題について伺います。小樽職安管内における来春高校卒業者の就職内定率は11.3%となっており、1987年の調査開始以来、最悪であります。全国平均33.4%、全道平均12.8%に比べても低く、深刻な事態です。一般の雇用・失業情勢は、完全失業率は年間を通じて5%を超え、常に三百数十万人と言われ、道内は 5.9%、17万人に達しています。小樽職安管内では、9月度求職者 4,460人、就職件数 379人で、就職率は 8.5%という厳しさです。求人倍率も、全国、全道を下回る0.43倍にとどまっています。高校新卒者も含めた市独自の雇用対策を講じるべきと思いますが、見解を伺います。まじめに働く意思と能力があっても仕事がない、これほどつらいことはありません。55年前に施行された憲法第27条は 「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」と規定していますが、権利も義務も果たせない、責任はどこにあるのか。不良債権処理を加速すると離職者は最大 165万人に達する、これは、日本総研など大手シンクタンクの予測です。このすべてが失業者とならないまでも、現在約 360万人の完全失業に加え、新たに 165万人を合わせ考えれば7%の失業率となり、より深刻で恐ろしい事態が予測されますが、不良債権処理の加速についてどういう見解を持っているのか。伺います。日本大学の牧野富夫教授は、日本の雇用・失業問題は新たな段階に入ったと分析しています。新たな段階は、資本主義における労働者階級の貧困化の顕著な表われと認識すべきだとし、その特徴を三つに要約しています。。一つは、実質的な失業率は公表の約2倍、特に若者の夢がくじかれ、社会の将来に重大な影を落としている二つには、財界・企業は正社員を極力削減し、一方で、人件費の節減だけではなく、雇用の不安定化、半失業者で完全失業率の上昇を数字上で抑制している。三つには、IT化などによって、実質的には、企業に従属した賃金労働者であるのに、個人事業主の外観形成をとらせ、雇用責任も労基法の適用もない無権利労働者が増大しているとして、なぜこうなったのか。その直接・最大の原因は、国際競争力強化に名を借りた政府・財界の強行する構造改革であり、これと一体のリストラと産業空洞化とも連動していると指摘しています。こうした指摘について、市長はどう考えるのか、見解を伺います。最後に、議案第6号、下水道事業に関連して質問いたします。今回の補正予算は、国庫補助金1億 5,000万円が15年度分の前倒しで認められたので、企業債、留保資金を財源として3億円を計上しています。これは、塩谷地区の下水道整備を促進するものであります。平成13年度の第8次下水道整備計画の進ちょく状況によると、行政区域内人口と処理可能区域内人口の人口差は約 5,600人と見られますが、塩谷地区の整備によって処理可能人口は約 2,500人、あとの約 3,100人が居住する認可区域と、潮見台4丁目など認可区域外の下水道整備計画についてどのような計画を持っているのか、伺います。下水道の普及率は96%で、道内主要都市中第5位となっています。衛生、環境を守るため不可欠の施設であり、一般会計からの一定の繰出しは当然ですが、13年度の一般会計からの繰出しは、ルール分と収支不足分を合わせて約29億 1,000万円に達しています。今後の負担金の見通しはどうなるのか。また、企業債残高は 362億 6,000万円に達し、毎年の償還額は20億円を超える状況にあります。加えて、企業債利子が18億 2,000万円を超える負担、償還終期は平成44年、しかも利率は最高 8.2%となっています。今どき利率が 8.2%というのは余りにも暴利ではないのか。国に利率見直しを強力に働きかけるべきと思いますが、見解を伺います。次に、下水道終末処理場及びポンプ施設維持管理業務委託について伺います。下水道管理業務委託費は、毎年、約4億円近い金額となっています。契約方法は、1998年、平成10年を除いて、あとはすべて随意契約となっています。契約先はいずれも道央エンジニアリングです。平成10年度だけ競争入札とした理由は何なのか。普通地方公共団体の行う契約は、地方自治法第 234条と政令によって定められています。逐条地方自治法の解釈によれば、契約事務の執行は、公正をもって第一義とし、機会均等の理念に最も適合し、かつ経済性を確保しうるという観点から、一般競争入札の方式をもって地方公共団体が締結する契約方法の原則とすべきは当然と述べ、随意契約による場合は政令で定める場合に該当するときに限りこれができるとしています。13年度決算で見ますと、下水道事業費は約47億円で、そのうち業務委託費が約4億円を占めており、その使途は、正に公正をもって第一義とすべき競争入札とすべきものであります。道央エンジニアリングへの委託費は主に人件費であり、経営は委託費という公金によって賄われています。市民の税金で賄われている企業への市の監査も及ばない。この点、監査委員としてどう考えているか、見解を伺います。、また、逐条解説では、随意契約は、長所もあるが、いったんその運用を誤ると相手方が固定化し、しかも契約自体が情実に左右され、公正な取引の実を失する憂いもあると指摘しております。こうした弊害を取り除く手だてをとるべきと思いますが、見解を伺います。以上、再質問を留保して、終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

西脇議員のご質問にお答えいたします。初めに、1期目の市政と今後の基本方針についてでありますが、振り返りますと、この3年7か月は大変厳しい財政環境の中での市政運営であり、人口減少、少子高齢化の進行、長引く景気低迷による地域経済の落込みなど、本市を取り巻く環境もなかなか好転しない中でもありました。しかし、その時々の当面する課題につきましては、多くの皆様の声を聞きながら、できる限り的確に、またスピーディーに対応してきたものと思っており、市民の皆さんと協働の心を大切に、活力と個性あふれるまちづくり、さらには、住んでよかったと思えるまちづくりを目指して精いっぱい全力投球してきたつもりであります。自らの採点につきましては差し控えさせていただきますが、評価につきましては、市民の皆さんにご判断をいただきたいと思っております。次に、2期目の基本姿勢につきましては、市民の皆さんの声を大切にした開かれた市政運営、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりの推進、本市財政の健全化に向けた取組と、バランスある施策の推進を三つの柱としてまいりたいと考えております。次に、地方税、国税収入の減少と借入残高の増大についてであります。まず、国、地方の税収の減少についてでありますが、やはり、景気低迷に伴う企業の業績悪化や、雇用情勢の悪化と、それに伴う消費の低迷によるところが大きいものと考えております。また、借入金残高の増大につきましては、税収減を補てんするための財源に加えて、いわゆるバブル崩壊後、国、地方を通じて行った数々の景気浮揚策の財源を、国債や地方債の発行に求めた結果であると認識しております。残念ながら、結果として景気浮揚につながっておりませんが、現在進められているデフレ対策や今後予定されている補正予算などの景気浮揚策が実効あるものとなるよう期待しているところであります。次に、歳出の見直しについてでありますが、これまでも、行政改革を推進し、人件費をはじめとする管理経費の削減を行ってまいりましたが、本市の場合、市民1人当たりの人件費は依然として高く、今後もさらに民。間委託なども進めながら、組織・機構の見直しや手当等の見直しを行っていく必要があると考えておりますまた、今後予想される財源不足は、管理経費の削減だけで解消できるものではありませんので、歳入に見合った事業選択を行っていく必要があります。そのため、すべての事業について緊急性、重要性、効果など総合的な評価を行い、必要な事業を厳選してまいりたいと考えております。また、歳入につきましても、受益と負担の適正化を図ってまいりたいと考えております。次に、平成14年度の税収見通しについてでありますが、年度半ばであり、法人市民税など不確定な要素もありますが、個人市民税の動向などから、予算に比べますと市税全体で2億 5,000万円程度の減収が予想されます。また、景気低迷の影響で、収納率の低下による減収も危ぐされるところであります。次に、平成15年度の財源確保でありますが、まず、組織・機構の見直しや調整手当の削減等により人件費の削減を図っていきたいと考えておりますし、これまで財政健全化緊急対策会議を中心に事務事業の見直しを行ってまいりましたので、平成15年度予算に反映できるものは反映させていきたいと考えております。また、平成14年度の収支見通しや平成15年度の歳入の見通しも立てながら、財源確保をしていきたいと考えております。次に、国保事業会計及び病院事業会計への貸付金についてでありますが、両会計への貸付金は約80億円に上っており、それぞれ内容は異なりますけれども、いずれも累積赤字に対する措置をとったもので、短期間にその全額を回収することは困難であり、将来の財政負担の要素になると考えております。また、現在進められている医療保険制度にかかわる諸々の改正が両会計の収支に与える影響も少なくないと考えますので、その推移を見ていきながら解消の手だてを検討していきたいと考えております。次に、財政健全化緊急対策会議の方針決定についてでありますが、各部における事務事業の見直しのヒアリングを行い、緊急対策会議で全体的な検討も加えておりますけれども、具体的には現在各部において平成15年度の予算要求作業を行っていますので、一定集約を行い、財源状況を見ながら、ヒアリングなど予算編成を通じて決定していくこととなります。なお、中長期的な検討を要する事項もありますので、引き続き検討を行い、方向性を出してまいりたいと考えております。次に、単独事業の見直しについてでありますが、財政健全化の見直し作業につきましては、従来から、市民サービスの低下を招かないよう人件費など管理経費を中心に行ってまいりました。しかし、平成13年度には、税収の減少、地方交付税の動向など一般財源が大きく減少し、財政調整基金や減債基金も底をつく状況の中では、歳入に見合ったスリムな行政の構築が急務と考えております。そういった中では、聖域を設けず、すべての事務事業をそ上に載せて見直す必要がありますし、単独事業につきましても、緊急性、重要性、費用対効果など総合的な評価を行いながら一定の整理は必要と考えております。具体的には、実施時期も含めて、予算編成の中で方向づけをしてまいりたいと考えております。次に、議案第11号に関して何点かお尋ねがありました。まず、札幌市が石狩西部広域水道企業団への参画水量を見直した理由でありますが、札幌市では、新たに策定された長期総合計画における人口の将来見通しが以前の計画値から減少することや、近年の経済情勢、産業構造の変化などにより給水量の伸びも期待できないことから、水需要の将来予測値が当初計画時に比べて変更となったため、企業団からの用水供給の必要量についても見直しに至ったものと聞いております。次に、当別ダムの建設でありますが、当別ダムは、洪水調節や流水の正常な機能の維持に加え、かんがい用水や水道用水の供給を目的とする多目的ダムとして、平成4年度に事業着手しております。完成目標につきましては、当初平成18年度とされておりましたが、用地補償に当初予定していた以上の年数を要したため、今後ダム本体工事期間の短縮に努めても全体工期の延長は避けられないものとされており、現在のところ、平成24年度と見込まれております。次に、地下水の利用についてでありますが、石狩湾新港地域の水道事業につきましては、当別ダムを恒久水源とする用水供給が開始されるまでの間、地下水利用を継続することも現段階ではやむをえないものと考えて、おります。その場合における環境アセスメントにつきましては、石狩湾新港地域開発連絡協議会で協議の後北海道環境影響評価条例の規定による「特定地域環境評価その他の手続の再実施」の要否については北海道が判断するものと承知しております。次に、石狩湾新港銭函地区簡易水道事業の再生債権についてでありますが、石狩開発株式会社の民事再生法の申請に伴い、平成14年度簡易水道事業収支不足額 2,570万円を札幌地方裁判所に届出をしております。この再生債権につきましては、裁判所等の調査を経て確定されるものと聞いております。また、平成15年度の収支見込みとしましては、現段階で約 2,000万円程度の不足額が見込まれますが、いずれにいたしましても、これらの経費負担の取扱いについて、関係者による協議の推移を見守っていきたいと考えております。次に、石狩開発株式会社についてのご質問でありましたが、初めに、経営改善の判断であります。石狩開発株式会社は、ここ数年、景気の低迷による用地分譲の停滞や、開発の長期化に伴う金利負担が経営を圧迫していたことから、平成12年から3か年間を経営改善期間として、人員削減など大幅なリストラや、北海道、関係自治体、金融機関による立て直しに向けた支援を進めていた中での事態であり、大変残念なことと受け止めております。結果として、民事再生の申立てに至ったわけでありますが、今回の措置は、会社として営業を継続しつつ、早期に法的処理の下で抜本的な会社の立て直しを行うというぎりぎりの判断であり、やむをえないものと受け止めております。次に、責任の問題についてでありますが、石狩開発株式会社やエア・ドゥが民事再生法による再建を図らざるをえない状況になったことにつきましては、ともに北海道経済の発展に資する事業として推進の一端を担ってきた本市といたしましても、今回の一連の動きはまことに残念であり、重く受け止めております。、いずれにいたしましても、民事再生手続の下、会社を継続しつつ、法の枠組みの中で関係者の協力を得て一日も早く抜本的な経営の立て直しを図っていくことが必要であり、このことが当面の責任であると考えております。次に、再出資についてのお尋ねでありますが、現在、まだ再生手続の開始決定がなされたばかりで、具体的な再生計画の内容につきましては、これから会社が申立代理人と相談しながら、債権者と協議を行い、策定していくこととなります。当然、再生計画案が策定される過程で、減資や増資、あるいは再建処理等の問題が生じることが予想されますが、これらの対応につきましては、今後取りまとめられる再生計画案の内容を踏まえながら、法的な枠組みの中で、会社がしっかりと再建、再生されることを最優先に市として判断をしてまいりたいと考えております。次に、港湾問題について何点かお尋ねがありました。まず、石狩湾新港管理組合議会の議員定数でありますが、管理組合議会は、昭和53年4月に設置され、議員定数は当初は12名、同年11月に20名、平成11年に現行の16名に改正され、これまで、新港地域の開発、港湾の整備など種々の問題に関し活発な議論がなされてきたことは承知しております。、しかしながら、近年、我が国においては、簡素で効率的な行政の実現に向けた行政改革が進められており議会についても自主的な組織運営の合理化が求められていることから、時代のすう勢に即した議員定数としたい旨、管理組合から協議の申出があったため、今回の提案となったものであります。次に、母体負担の今後の見通しでありますが、管理組合の予算は、国の公共事業予算や港湾収入、管理経費などに左右されることから、現時点で今後の母体負担の見通しについて示すことは難しいものと考えております。、しかしながら、本市のみならず、北海道、石狩市各母体においても、大変厳しい財政状況にあることから従来にも増して事業の厳選や事業費の平準化などによる母体負担の抑制について各母体と管理組合の4者で協議しており、特に3工区の土地売却問題につきましては、今後の母体負担増につながらないよう、北海道とも連携しながら、これまで以上に協議を行っているところであります。次に、マイナス14メートルバースについてでありますが、これにつきましては、背後圏の企業や経済団体などからの強い要請を受け、石炭、チップなど大量のばら荷貨物を輸送する大型船舶への対応が必要なため計画されたものであり、物流の効率化などに果たす役割は大きいものと考えております。また、荷役機械の具体的な利用計画についてでありますが、現在、チップについては、管理組合が荷主側と整備内容や利用スペースなど具体的に協議を進めており、近くその概要が管理組合から報告されることとなっております。次に、小樽港と石狩湾新港の港湾計画に基づく取扱貨物量の目標達成についてでありますが、港湾計画の貨、物量は、これまでの実績の推移と経済動向をとらえ、将来の可能性を探りながら設定しておりますけれども現在も景気は低迷を続け、依然として厳しい経済環境にある中で、全国的にも全道的にも取扱貨物量は前年を下回る状況にあります。このようなすう勢に加え、小樽港においては、ロシアからの水産品輸入規制の影響などにより一層厳しい状況にあり、現時点での取扱貨物量は港湾計画の目標貨物量に達しておりませんが、今後とも、中国定期コンテナ航路や日ロ定期フェリー航路の拡大とともに、新たな貨物の開拓に向け、小樽港貿易振興協議会など関係団体とも一体となって引き続き集荷活動に取り組んでまいりたいと考えております。一方、石狩湾新港におきましても、目標貨物量には達していないと認識しておりますが、管理組合としては地域経済の安定化や雇用の確保などに資するため、ポートセールスの強化に加え、物流コストの削減や輸送環境の改善を通して利用の拡大に努めていくものと承知しております。次に、両港の在り方についてでありますが、今日の港湾は、拠点港化の流れや規制緩和が進展する中で、各港湾間の競争が激化するなど、地方港を取り巻く環境は一層厳しさを増しております。こうした状況から、小樽港の振興策とともに、両港の在り方について、現在、港湾関係者で組織する小樽港湾振興会と勉強会を行っており、また、荷主や製造業者など港湾を利用する側の考え方も反映させるべく、小樽港貿易振興協議会の中でも議論を進めていくことにしております。また、行政サイドの取組として、北海道開発局が中心となり、広域的観点から小樽、石狩湾新港、苫小牧、室蘭の道央4港の役割分担と相互連携について検討が進められており、今後、更に議論を深めてまいりたいと考えております。次に、小樽港中央地区2期計画でありますが、中央地区再開発につきましては、老朽化したふ頭の近代化と、近年の輸送船型の大型化など物流ニーズに対応した機能強化を図るため、1期計画は平成2年の港湾計画に位置づけし、港町ふ頭として平成12年より全面供用を開始しております。また、2期計画は平成9年に位置づけしましたが、その整備につきましては、現在の経済情勢や港湾貨物量の動向から早期の着工は難しいものと考。えられますが、今後とも国の動向や関係業界の意向等も踏まえながら検討してまいりたいと考えておりますまた、今後の重点施策につきましては、国において従来の分野別に策定していた整備計画を統合、一本化することや、維持補修にも国直轄事業を投入するなど、公共事業に対する方針の変化などから、今後は、港湾施設の新設に加え、既存ストックの活用も求められますので、港湾関係団体等の要望を聞きながら、継続事業の小樽港縦貫線の整備などに加え、既存施設の有効活用を図り、港湾の機能強化を進めてまいりたいと考えております。次に、OBC関連、中小企業問題、雇用対策であります。最初に、OBC、旧ビブレ棟の見通しについてでありますが、さきの委員会でもお答えいたしましたように、旧ビブレ棟の無償譲渡案はOBC再生の一つの手法として提起されたものであり、市としては、現時点で公共・公益施設の利用めどが立たないことや財政事情を考慮し、無償譲渡を受けることは難しいと判断いたしました。しかし、現在、OBCは、旧ビブレ棟の3、4階やセンター棟の新規床利用に向けて努力を続けており、また、OBCや日本政策投資銀行とは、まちの灯は消さないことで一致しておりますので、引き続き再生に向けた協議を行いながら、行政として可能な範囲の支援を行ってまいりたいと考えております。次に、マイカル、運河、中心街の連動策でありますが、市は、市街地の整備改善と商業の活性化を目的とする51事業から成る街なか活性化計画を策定するとともに、昨年にはTMO構想を認定し、中心市街地の活性化を推進しているところであります。市街地の整備、改善としては、浅草線や本通第2線などの道路整備、運河と小樽駅を結ぶ本市のシンボルロードである中央通が来年度に完成するところであります。また、商業の活性化としては、今年度、都通り商店街及び花園銀座商店街環境整備事業が実施されるなど、TMO構想が動き始めたところであります。さらに、築港地区との交通アクセスとして、ぱるて築港線の開通や小樽散策バスの路線変更を行うなど、中心商店街と築港地区との連動を図っております。これらの官民一体での事業推進により、歩行者ネットワークの充実が図られるとともに、商店街の魅力が一層高まることで回遊性の向上が図られるものと考えております。次に、駅前地下駐車場や大型駐車場の構想でありますが、初めに、駅前地下駐車場は、これまでに国と市とで調査、検討を行いましたけれども、設置に当たり既存再開発ビルの改築が伴うなど諸課題が多く、事業化は難しいものと考えております。また、大型駐車場については、駅周辺ということもあり、用地確保上の困難性はありますが、街なか活性化計画とTMO構想において都通り商店街駐車場整備事業として後期事業に位置づけ、現在、地元商店街などが中心となって検討しているところであります。次に、花園銀座商店街の短時間駐車化でありますが、同商店街環境整備事業に当たっては、事前に商店街と話合いを行い、商店街の活性化のためには車両の乗入れが必要であるとの意向を受け、現行の車両通行規制を撤廃することとし、あわせて、終日一方通行するとともに、従来どおり全面駐車禁止とすることになっております。なお、利用者の利便を図るため、荷物の積卸しや買物客の乗り降りに伴う短時間の駐車は認められることから、そのためのスペースを4か所設置することにしております。また、買い物などによりある程度の時間が必要な場合は、TMO事業により整備した22台収容の顧客用駐車場を活用していただくことになると伺っております。次に、不良債権処理に起因する貸渋り、貸しはがしなどによる倒産実態の調査でありますが、11月5日に開催された小樽商工会議所主催の金融懇談会において、各金融機関の支店長などから融資貸付けの実態報告などがありました。その中では、金融機関としては、企業の経営状況を把握した上で必要な資金需要に対応しており、貸渋り、貸しはがしというような認識はないとのことでありました。経営実態の把握については、毎月、民間信用調査機関に確認しているほか、各金融機関や北海道信用保証協会、さらには企業、商店などにも随時聞取り調査を実施しておりますが、貸渋りや貸しはがしはないと聞いており、それが直接的な原因による倒産はないと考えております。しかしながら、一部の企業においては、金利の引上げなど貸出条件が厳しくなったということは聞いております。なお、倒産件数に表われない負債額 1,000万円未満の企業の経営実態でありますが、民間信用調査機関は負債額 1,000万円以上の倒産状況について調査しておりますので、 1,000万円未満につきましては、個人営業の場合で個人的債務による倒産が多いことなどもあり、調査することは難しく、なかなか実態が把握できない状況にあります。次に、年末や年度末に向けた特別の制度融資の創設でありますが、本年4月から経営支援特別資金をはじめとして、企業ニーズに応じて七つの制度融資のあっせん、紹介を行っているところであります。経営支援特別資金は、中小企業や零細企業にかかわらず利用されており、融資実績は11月末で30件、1億 3,250万円となっ、ており、経営安定特別資金は12件、 7,420万円となっております。今後とも、事業資金を必要とする企業に経営支援特別資金をはじめ、現在の制度融資をご利用いただけるように、金融機関には更に制度融資を積極的に活用するよう協力要請をし、資金需要に対処することといたしておりますので、特別の制度融資の創設は考えておりません。なお、本年5月から毎月1回をめどに開設をしております経営相談窓口の利用を促すなど、融資相談と併せて、今後ともきめ細かな対応に努めてまいりたいと思っております。次に、雇用対策について何点かお尋ねがありました。初めに、市独自の雇用対策でありますが、本市の雇用情勢が依然として厳しい中で、雇用対策は大きな課題であると認識しております。市独自の対策といたしましては、今年度は正職員社会人枠4名、嘱託職員34名、臨時職員新卒者枠11名を直接雇用したほか、市内企業約 200社を対象に調査を行い、そのうち、雇用予定のある企業についての情報を市、のホームページに掲載することにより就職に結びついたケースが、10月末までの1年間で 202件になるなど雇用創出に取り組んでまいりました。また、新規高卒者に対しては、企業見学会やしごと説明会の開催、インターンシップの実施のほか、管内企業約 700社に対し採用依頼の文書やリーフレットを送付するとともに、去る11月22日にはハローワーク等との共催で就職促進会と称する合同面接会を開催し、相当数の採用が見込まれるなど、就職の促進に努めてまいりました。今後につきましては、財政的な制約はありますが、小樽雪あかりの路においてワークシェアリング的手法による雇用の創出を図るとともに、選挙管理委員会では、来春の統一地方選挙に従事する臨時職員のうち数名を未就職の高校生から採用することを考えております。さらには、新たに創設された北海道の広域連携事業費補助金を活用し、余市町との連携の下で高校生を対象とした企業見学会を実施するほか、市の広報紙による雇用相談総合窓口のPRを行うなど、積極的な雇用対策に努めてまいりたいと考えております。次に、不良債権処理に伴う離職者の増大についてでありますが、政府は、いわゆる金融再生プログラムに沿って不良債権を処理することにより、60数万人の新規離職者が発生し、そのうちの半数強が完全失業者となるものと予測しております。いずれにいたしましても、デフレ下での不良債権処理は雇用に大きな影響を及ぼすことは避けられない状況にあるものと認識しております。国としては、総合デフレ対策の中で中小企業対策と並んで雇用対策をいわゆるセーフティーネットの柱と位置づけ、企業の離職者雇用を促進するため (仮称)不良債権処理就業支援特別奨励金や地域中高年雇用受皿事、業特別奨励金を創設するほか、緊急地域雇用創出特別交付金事業の拡充やワークシェアリングへの助成拡充など、雇用対策の強化に向けて約 7,536億円規模の補正予算を確保しようとしておりますが、これらの施策が離職者対策として有効な手だてとなることを期待いたしております。次に、構造改革と雇用・失業問題との関連でありますが、ご質問でありました牧野教授が指摘する三つの特徴そのものにつきましては、最近の我が国の雇用・失業情勢についてかなり的確に言い当てているものと思います。ただ、こうした状況に至るまでの原因につきましては、ご指摘のような構造改革などのほかに、労働者の価値観の変化や社会保障制度の改革、海外経済からの影響などさまざまな要因がふくそうしているものと考えられますし、また、企業がコスト削減を図るために海外に生産拠点を移していることも原因の一つと考えております。また、構造改革につきましても、その取組の過程では大きな痛みを伴いますが、将来、日本経済が民間部門の力強い活力に支えられた持続的な経済成長を続けることにより、雇用についての不安や高齢化に対する不安などを解消していくために、当面、大変厳しい状況が続くものと思っております。次に、議案第6号に関して何点かお尋ねがありました。まず、認可区域内外の下水道整備につきましては、現在進めております塩谷地区と張碓・春香地区の汚水管の布設が完了いたしますと、認可区域における行政区域人口に対する処理可能区域人口の普及率で申し上げますと98%となり、ほぼ計画どおり進めております。また、認可区域の未整備地区や、潮見台4丁目の一部などの認可区域外の下水道整備につきましては、下水道事業は多額の一般会計からの負担により運営しているところから、家屋の建築状況や地域の開発動向を見ながら、費用対効果を考慮し、慎重に対応してまいりたいと考えております。次に、一般会計負担金の見通しでありますが、市の財政状況が大変厳しいことから、一層のコスト縮減を図。り、当面、平成14年度の一般会計負担金を上回らないように事業運営を行ってまいりたいと考えております次に、企業債の利息軽減でありますが、公営企業金融公庫にかかわる企業債に対する借換えの制度はありますが、本市の下水道事業においてはその借換え条件を満たしておらず、借換えを行えない現状にあります。これは、本市のみならず全国的な問題となっていますので、全国市長会等を通じて国に対し借換え条件の緩和について要望を行っているところであります。次に、下水道終末処理場及びポンプ場施設維持管理業務委託契約について、平成10年度だけ指名競争入札とした理由についてでありますが、管理業務委託に当たっては、当初からこの施設の維持管理の能力を有する道央エンジニアニング株式会社と随意契約してまいりました。しかし、平成8年度に、近隣の市で同種施設の維持管理業務委託を随意契約とするのは違法である旨の住民訴訟があったため、訴訟の推移を見守るべく、平成10年度は指名競争入札としたものであります。なお、この住民訴訟は、平成11年度に、随意契約は適法であるとの判決がなされております。次に、管理委託契約についてでありますが、この契約に当たり、市内に専門的な技術、経験等を有する企業は1社しかないところから、随意契約を行っているものであります。なお、設計、積算に当たっては、社団法人日本下水道協会の「下水道施設維持管理積算要領」及び実績に基づき積算を行っているところから、公正なものと判断いたしております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

質問 監査委員 木野下智哉

ただいまの西脇議員よりのご質問にお答えいたします。市の業務を委託した業者に対する監査についてのご質問だと思います。地方自治法第 199条によりまして、一般に公の施設の管理委託業務以外の市の業務等を民間業者に委託した場合の監査については、委託者である水道局に対して、一つとして当該業務委託契約が適法に締結されているかどうかという監査は我々ができます。それから、2番目に、委託業務が契約の各条項に基づき適正に実施されているか、そういうこともできます。それから、3番目に、当該業務委託費が適正な手続を経て支出されているかということも監査の範ちゅうに入っております。けれども、額については、我々としてはちょっと判断しかねる問題もありますので、そこまではいっておりません。したがいまして、業務受託者の、さきほども言った道央エンジニアリングですか、そこに対する経営自体については監査の対象とはちょっとなりえないのではないか、そういうふうに理解しております。以上でございます。( 議長、25番」と呼ぶ者あり)「

質問 25番 西脇清

市長は、自ら採点したら何点になるのですかという質問には差し控えたいということなのですが、点数がつけられないのでしたら、合格点なのか、不合格点なのか。この点についてお答えください。それから、15年度の予算編成にかかわってですが、財政部長なり助役なりから、来年度の予算編成に向けていろいろ注文が出されています。11月25日には、平成15年度予算臨時的経費の編成についてという指示文書も出されておりますが、これによると、負担金、補助金及び交付金は今年度予算の20%削減した額を限度とすると。この対象事業費は約13億円であります。この中には、石狩湾新港管理組合負担分4億 6,300万円も含まれているが、それでは、この13億円のうちの約3分の1を占める管理組合負担も20%削減するということになるのですね。この点について伺います。それから、財政健全化対策概要では、財政危機の主な原因は膨張予算の遂行と人口減少と高齢化にあるとしています。膨張予算を提案し執行してきたのは市長自らですね。だとしたら、これは市長自身の責任ではないのですか。それから、この中では、単独事業を中心に見直すということがより強調されています。つまり、市民の中で、単独事業というのはご存じのとおり約30項目あります。その総額は13年度決算ベースでは14億 3,200万円あります。この14億 3,200万円のうち、低所得者といいますか、生活弱者といいますか。そういう人方を対象にした医療助成分が11億 4,430万円、79.9%を占めている。こういう部分も10%カットがあるということなのですか。それとも全面見直しでやめてしまうということも考えているのか。私が言いたいのは、この単独事業、14億余りですね。だとしても、本質問でも言いましたが、一般会計の総予算は 711億、この2%です。全部カットしたとしても14億円の財政貢献しかない。しかし、削れるような中身ではない。単独事業の見直しというのは、どのぐらいの規模で削ろうとしているのか、その点について伺います。あと、下水道の随意契約について伺います。11月28日、千葉県八千代市の市長が、随契しているプラント管理会社から金を受け取ったとして逮捕されています。新聞の報道によりますと、県警捜査などの調べによると、個人名義の銀行口座に 600万円が入金されたと。再び随意契約に移行した後の99年12月ごろ、前社長は、今月初めの任意の調べに対して入金したということを認めています。そして、随意契約を継続してもらう趣旨だったことも認めているということで逮捕されているのです。ここは産廃処理場関係の随意契約です。小樽市は下水道処理場ですが、昭和58年から道央エンジニアリングとずっと20年間にわたって随意契約をしてきた。平成10年だけ指名競争入札をやった。なぜかといったら、さきほど答弁がありましたように、平成8年、住民訴訟があったので、やばいと思って、やばいという言葉はあれですが、責任を問われると思って、あえて随意契約をやったのですね。随意契約が違法ではないということでやってきたのだったら、何も慌てふためくことはなかったのではないのですか。問題は、58年からずっとの分の資料はいただいておりません。平成5年から、とりあえず10年間の資料を私は要求していただきました。平成5年から3億 5,000万、3億 6,000万、4億、平成7年からは4億を超える契約委託金です。これは、ほぼ 100%人件費です。平成9年の委託料は4億 2,399万円、このときの従業員は55人です、従業者数は。従業者1人平均の金額は 770万円、議員の歳費と同じです。現在の議員の歳費と同じです。、ところが、平成10年に指名競争入札したら、平成10年にその裁判が起きて慌てふためいたというのですか北野さんの発言だとそうです。平成9年が4億 2,399万だった。平成10年、入札しました。指名競争入札、何か札幌の2社と道央エンジニアリングが競争入札したと伺っております。そうしたら、契約金額が3億 8,724万円、 3,675万円、 8.7%減額した契約になっています。このときの従業員数は53名、どうして減ったのかわかりません。、なぜそういうことを言うかというと、1年間の処理水量を見ますと、平成9年が 1,730万トンだったのに、平成10年は 1,760万トン、処理量が増えているのに従業員数は2人減らしている。しかも、入札した効果で小樽市は 3,600万円、従来よりも減額した金額で委託事業をやってもらっている。処理量は増えている。従業員数は減っている。そのことがずっと続いているのなら、これはまだ、何というか。それなりのことがあって、指名競争入札の、効果があったと言えるのですが、翌年からまたずっと随契です。翌年は3億 9,165万で、 440万円のアップ翌年は更に 1,659万円アップ、4億 800万、そしてずっともう12年、13年、今年も含めてずっと4億円に回復しているのです。平成9年の水準に回復しつつある。こういう状況を見ますと、随意契約が、今、監査委員が言ったように、全体として公正であるという認識だと思うと、市長も公正だというふうに答弁しています。公正かどうか、 100%市民の税金で賄われている企業、例えば第三セクター、マリンウェーブでも自然の村でも51%出資している、それだけの話で議会に対して収支報告が義務づけられている。それは1億何千万の出資金を出しているだけですよ、マリンウェーブなんか。そして、運営規模は2億程度です。それでも毎年9月に収支報告を出しなさいというふうになっている。ところが、丸抱え4億円、市民の税金でやっている企業に対しては、市の監査も議会のチェックもできない。こういう状況だから、千葉県の八千代市ではそういう事件も起こったのではないか、起こる要素があったというふうに私は思うわけです。まだ、小樽ではそういうことが起きていないようですから、今のうちに、市民がもっともだと思われるような方法でチェックできる方途を講ずるべきではないのか。第三セクター以上に、100%税金で賄われている、しかも4億を超えるお金が使われているわけですから、この点についてこのままでいいのかどうか、監査委員と市長に伺います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

再質問にお答えしたいと思います。初めに、自己採点の関係ですけれども、自分で言うのは何ですけれども、少なくても落第点ではないだろうというふうに思っております。予算編成の関係で、負担金補助の20%削減の問題ですけれども、これは一般の補助金でございまして、管理組合等のものは入っておりません。いろいろ議論をしたのですけれども、従前から、補助金については一律1割カットというふうな方針で来ました。今回も、どういうふうになるのか。とりあえず15年度の予算編成については、財源見通しがどうなるのかということがありますので、当面は要求段階では一律で全部そういうもので出してもらおうと、そういう趣旨でございますので、ご理解願いたいと思います。それから、膨張予算うんぬんの話でございますけれども、これは財政健全化対策概要ということで記載をしておりますが、全国的に地方自治体が膨張予算を遂行し続けということで、全国的にというふうな表現でござ、います。やはり、従来は、市税収入にしても横ばいないし上向きの傾向で来ているわけです。それが、今回13年度から、こういった経済情勢なり不況といいますか、もろに受けまして、完全に市税収入が下降傾向に来、たということから、やはり、これからは歳入に見合った歳出をというような枠組みをつくっていかなければこれからの難しい財政運営はできないだろう、そういう観点もありますので、その辺はご理解を願いたいと思っています。それから、単独事業の関係ですが、確かに、単独事業の関係につきましては、扶助費や公債費の増加が市の財政を圧迫しているのは事実であります。そのため、今回の事務事業の見直しの中では、一応、聖域を設けないで単独事業も含めて見直しをやっていこうと。しかし、どういう見直しをするかどうかは、これからの予算編成の中で、さっき言いました財源との関係もあります。それから、国の地方財政に対する措置といいますか、地方税収入も全国的に1兆円と言われていますので、そういったものの財源対策を国はどう考えるのか、いろいろなことがありますので、そういったものを見ながら予算編成の中で考えていきたい、こういうふうに思っております。それから、下水道の委託契約ですけれども、やはり、一つの問題は、市内にこういうものを扱う業者が1社しかいないというそこにもあるのだろうと思います。これが数社あれば競争原理も働くのだろうと思いますけれども、残念ながら1社しかない。しかし、他町村の業者まで含めるということになると、また、地元業者と。の問題もありますので、非常に難しいのですけれども、できれば地元業者でやっていただきたいと思いますしかし、いろいろな今ご指摘のあった問題もないわけではないと思いますので、今後どういうチェックの方法があるのか、この辺は少し研究していかないと、今の段階でこうします、ああしますというのはちょっとお答えしづらい、こういうふうに思いますので、少し時間を貸していただきたいと思います。( 議長」と呼ぶ者あり)「

質問 監査委員 木野下智哉

額については、さきほど市長も申し上げたように、いろいろな積算をして公正に。行っているという答弁ですので、その辺は原課に任せるより仕方がないのではないかという認識でおりますそれから、あとは、随意契約自体の話になりますけれども、委託業者と我が市との契約条項の中身も我々はちょっと今覚えておりませんので、その辺の中身の検討から入っていって、何かやるべきことがあるのかなと。けれども、監査の手は及ばないと思います。原課でやらなければならない仕事はあるかということを感じておるだけです。これは、今後研究していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。( 議長、25番」と呼ぶ者あり)「

質問 25番 西脇清

随契の話に戻るのですが、市の大幹部が長年にわたって社長、会長を務めてきたということもあり、一層、市民から見てもわかりやすい、風通しのいい、透明性のある契約の中身になっていなければならないと思うのです。、それで、これは我が党の提案というふうに受け止めていただければいいのですが、委託契約をするときに必要によっては監査を受け入れる、やりますというようなことを契約の中に1項、これは設けられないのかどうか。または、公認会計士等の第三者機関による会計報告なり監査をしたものを議会に提出する方途はないのか。そういうことはどうなのかということも含めて、ぜひ第三セクター以上の風通しのよさ、透明性、公平性が必要だというふうに思いますので、その点についてどう考えるかお尋ねして、質問を終わります。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

今、西脇議員からご提言がありましたので、我々としても少し研究してまいりたいと思います。

出典:小樽市議会 平成14年第4回定例会 2002年12月6日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる