小樽市議会 平成14年第1回定例会 2002年3月6日
(1)地方分権の推進と税財源について/(2)空き家放置対策について/(3)市職員の人材確保などについて/(4)NPO団体と環境づくり/(5)スポーツ団体をNPO団体として/(6)樽教研について
2002年3月6日、小樽市議会の一般質問で、成田晃司議員が「地方分権の推進と税財源について」「空き家放置対策について」「市職員の人材確保などについて」「NPO団体と環境づくり」「スポーツ団体をNPO団体として」「樽教研について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 成田晃司 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 成田晃司
平成14年第1回定例会に当たり、一般質問いたします。質問も9人目となれば、質問内容に重複するものがございます。重複いたしましても、質問させていただきます。最初に、地方分権推進と小樽市の税財源についてお伺いいたします。地方分権一括法が施行され、地方自治の新たな展開に向けた一つの枠組みができ上がりました。その中に、機関委任事務の廃止、この関与の見直しと権限譲渡、必置規制の見直し、補助金の整理・合理化などがあり、地方分権の構造は、国の構造改革の主要な分野であります。中央集権型から地方分権システムへ展開を図ることにより、地方自治の自主・自律性を高め、自己決定、自己責任を徹底するものであります。また、国、地方平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録の関係も、新しい時代にふさわしい個性に満ちた活力のある地方の主体的まちづくりを目指すものでなければならないと思います。しかし、まだ物事を国が決定し、地方にやらせていくというの日本独特のしくみ、例えば、自治事務にしても、国が法令、つまり法律、政令、省令によって細かいところまでやる方向を決めてしまうということが残っているわけです。21世紀の分権型社会を実現するためには、財政面における地方自治体の自己決定権と、自己責任の拡充を図る基盤の強化が必要であり、そこで、親が国として、子どもが地方自治と考えると、子どもが親から自立する過程で、親からの仕送りをもらっている以上、仕送りが自由に使えても子どもは親から自立することができず、地方財政も同じことが言えると私は考えます。歳入の自治なき歳出の自治はあり得ないことだし、歳入の自治がなければ、財政の自己決定権も確立できないのであります。地方自治体が税収を確保するには、国と地方の税源再配分、地方税の時代の進展に対応した負担の見直しが必要であり、同時に法定外目的税など課税自主権の活用と自助努力が必要であると考えられますが、市長は、分権型社会における地方自治体の財源の確保についてどのようにお考えなのか。また、法定外目的税導入についても、私案がありましたらお聞かせください。私は、市の税の根幹をなしている市民税と並ぶ固定資産税の納税義務者のうち、不在地主に対し新たな目的税を創設してはどうかと考えます。固定資産税は、資産の価値に着目し、それを所有することに担税力を見出し、価値に応じて負担を求める物税であります。しかし、現在の地方税法の中では、固定資産税の税率を高くすることは法令上からも出来ません。したがいまして、不在地主の財産であっても、地域環境整備は自治の管理の中にあり、借地として地代金などの収入があった場合でも、住民税という形では地元に還元されておりません。しかし、現在の税制では、市内在住者と不在地主の税は同じであります。平等とは言えないと私は考えます。このことから、不在地主に対しては、地域環境整備などの観点から税を賦課してはどうかと考えますが、市長はどうお考えですか、お示しください。次に、空き家放置対策についてお伺いいたします。近年、小樽市において、一般住宅の空き家は 295棟もあります。また、いつまでも入居者が入らず、放置状態になっている家が82棟もあり、小樽市内にも目立ってきました。これは、親が家を建てて住み、子どもたちは仕事で小樽を離れ、いずれ退職したら小樽に帰って親と一緒に暮らそうと思っている人たちが、親が絶え、自分も小樽へ戻れなくなった状態のときに起きることだと私は考えます。その場合、この空き家状態の家をどなたかに管理をお願いし管理をされている場合と、放置状態になっている場合とが考えられます。管理されている家の場合は、管理費を払っているものと思われますし、また、放置状態になっている家の場合は、隣近所に大変な迷惑をかけています。空き家からの火災の発生や、少年非行などの温床となり得ることもあり、特に、冬場は雪の問題で屋根からの雪害、玄関先の除雪の問題などがあり、また、夏場は蚊の発生など、地域環境に対しても問題や苦情が多くあると思います。また、本年5月より環境型社会の形成に向けて、建設リサイクル法が施行されます。建築物などについても、分別解体及び再資源化が義務付けられる法律が定められることにより、解体費用が分別解体になるため今までの3倍の費用がかかり、ますます放置しておいて自然崩壊するのを待とうという人も出てこないとも限りません。規則か条例を定め、空き家放置対策を早急にやる必要があると思われますが、市長のお考えをお示しくだ平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録さい。次に、市職員の人材確保あるいは人材育成という観点からお尋ねします。我が国の完全失業率は5%を超え、企業の倒産が相次いでいる厳しい経済情勢の中で、市民の中からは、市役所にはいわゆる余剰人員と言われるような職員が多いのではないかという厳しい言葉が聞かれるようになってきております。その中には、そのような職員もいるかもしれませんが、個々の職員を見ますと、大変優秀な職員がいることも事実であります。私の知る範囲では、技術系の職員の中に他都市に誇れるような優秀な職員がおります。そのような職員が、もうすぐ定年で市役所を去るということですが、優秀な職員がいなくなるということは、小樽市役所にとって大きな損失になるものと考えます。市長は、新年度から、市職員の再任用制度を導入し、総合体育館や生涯学習プラザの月曜開館など、市民サービスの向上のために再任用職員を活用したいというお考えのようですが、さらに進めて、これまで職員本人が努力を重ね、培ってきた知識や経験などを後輩に伝えていくという人材育成の面での活用方法も考えていただきたいと希望するものであります。地方分権一括法が施行されてから、早くも2年が経過しようとしております。自分たちの地域のことは自分たちで考え、自分たちの責任で運営していくという自主性、自律性が求められているわけですが、一方においては大変な財政状況に陥っているというのが地方自治体の現状であると思います。このようなときであるからこそ、人材育成に力を注ぐべきであり、職員の質の向上を図ることが緊急かつ重要な課題であるだろうと考えます。これまで、市職員として自己研さんに励んできた者が、定年退職後の再任用により一般職としてこれまでと同じ仕事をするというのでは、優秀な職員であればなおさらのこと、再任用は希望しないのではないでしょうか。みすみす優秀な人材を逃がす手はないと思います。人材の育成という重要な職責を与えられれば、他に再就職した場合よりも収入額は少なくなるとしても、職員は情熱と誇りと喜びを持って後輩の指導、育成に当たってくれるのではないでしょうか。職員の再任用に当たっては、市民から余剰人員と言われるような職員の採用はせずに、優秀な職員のみを採用し、特に優秀な職員については、後輩の指導、育成のためにさらに頑張っていただくという再任用の活用方法をぜひとも考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。市長のご意見をお伺いいたします。次に、NPO団体づくりと環境づくりについてお伺いします。NPO団体とは、ボランティア活動をはじめとする市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進するものであります。すなわち、市民がみずからの意志に基づいて、自発的かつ主体的に取り組み、まちづくりや少子高齢化の進展、環境問題の拡大、そしてスポーツ振興策など、地域社会のさまざまな問題にきめ細かく対応し、地域の活力を生み出し、豊かな社会をつくり出すためには、NPO団体の活動が、今後、重要な役割を果たしていくもの思われます。市民1人ひとりの個人が、自分自身の夢や思いを実現するための団体と考えている中には、社会に働きかけたい、子どもやお年寄りの暮らしを支えたい、身近なまちを活性化したい、こうした思いを形にすることを市民活動団体がNPO法人として可能にするとともに、公共サービス供給や政策形成の在り方を一変させていく可能性を持っているNPOが、地方分権や行政改革の推進役にもなり、行政が行っていた公共サービスはもとより、政策形成なども、より市民に開かれ、NPOと共同して行うシステムに変えていき、NPOと自治体が平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録互いにパートナーとなって地域社会の課題に取り組んで、市民参加のまちづくりをすることや、また、中高齢者がこれまで培った知識、経験、技能を生かし、生きがいを見出しながら積極的に社会に参加意欲を持ち、社会貢献が出来る場所、すなわち、農作業などで生産活動の出来る農地、また花づくりを楽しめる公園、そして、料理研究会や各種の勉強会、研修会を開催出来る会場、いろいろな施設の管理運営を協力したり、そのような地域環境整備を整えて、行政として、指導、補佐、育成などを出来ると思いますが、市長のご見解をお示しください。次に、スポーツ団体をNPO法人として、スポーツ施設の管理運営についてお伺いいします。スポーツ団体が競技、大会を施設を利用して行うわけですが、スポーツ施設や公園施設などに多くのスポーツ愛好者が集まりますので、管理と運営を任せてはどうかと思います。例えば、野球の場合ですが、試合前、試合後に必ずグラウンド整備を行っており、立派に実行しておりますし、朝野球協会、軟式野球連盟、また少年野球連盟についても、施設の管理を行い、グラウンドには愛着を持っている人が多く見られますし、他のスポーツについても同様ではないかと思いますが、今後、市内のスポーツ施設の管理運営につきましてはどのようなお考えなのか、お示しください。次に、樽教研についてお伺いいたします。小樽の学校教育において、学習指導要領にそぐわない授業が多く見られるとか、いわゆる自主編成運動、学習指導要領を否定したものの活動が活発なことなどを、心配する市民の声が寄せられています。そこで、今回、先生方の研究団体の問題についてお伺いします。教育委員会が助成金を支出しております、この研究団体、小樽市教育研究会、一般的には樽教研と呼ばれているようですが、本来、この研究団体は、教育委員会、小中校長会、教職員組合小樽支部の3者が、緊密な連携を図るとともに、責任を持って会の充実、進展に寄与するものと、昭和59年の発足に当たって確認されたようです。まず、この研究会が、発足当時、作成された小樽市教育研究会運営要項に、この会は運営要項に基づき会則を定めると決めてありますが、現在に至っても会則が作成されているのかどうなのか、お伺いいたします。また、同じ運営要項に、この会は、当面、本要項により運営するとなっていますが、当面とは20年近くの年月を意味するものでないことは常識であります。ずっと長期にわたって小樽市民の税金が支出されている団体が会則をつくっていないようですが、教育委員会関係者の怠慢なのか、それとも会則を作成できない訳があるのか、お示しください。また、この組織の事務局がどこに置かれているのか。運営要項によれば、事務局を会長の定めるところに置くとされているようですが、今も事務局は教職員団体の事務所内に置かれていると思いますが、いかがかと考えます。この会の目的からいっても、公費が主たる運営費として使われていることからいって、常識的に考えても研究所に置くのが普通ではないでしょうか。他の地域ではどうなのか、教育長のお考えをお示しください。次に、この研究会が多くの部会を設けているようですが、このうち道徳教育部会について、お伺いいたします。会の発足以来、この部会の構成員は校長、教頭の何人かと聞いておりますが、実際に道徳の時間を指導する先生は1人も加わっていないようですが、本当なのでしょうか。事実であれば、なぜなのか。こんな重大な問題を放置し、改善に向けて努力しているのか、お示しください。次に、樽教研の教科部会を利用して、いわゆる自主教研の研究が実施されているようですが、その事実はあ平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録るのですか、お伺いいたします。この項の最後に、戦後、道徳教育がなおざりにされたことに加え、自国の誇りを持つ人間教育がなされなかったことにあります。過去の困難な時代を乗り越えてきた原動力である勤勉、正直、質実剛健という、よき国民性が失われ、常に国全体を考える真のリーダーが不在となり、本物の日本人がいなくなってしまいました。21世紀は、心の時代と言われます。高い道徳性、モラルが求められ、今こそ日本のよさを見直し、日本人としての誇りを取り戻すとともに、各国から信頼を受け、尊敬される人材がどんどん輩出される教育環境づくりに努力をしていただきたいものと思いますが、教育長のご見解をお示しください。次に、その他の項で、少子化対策についてお伺いします。小樽市の人口は、住民基本台帳人口でついに15万人台を割り込んでしまいました。昭和39年には20万 7,000人を数えた人口が、38年間で6万人近く人口が減少したことになります。小樽市では、何年か前に、企画部で人口動向調査を実施し、人口減少の要因の一つが、適齢期の人口の札幌市への転居であると分析したことがあります。確かに、適齢期の人口の減少は子どもの出生数の減少に直結し、人口の自然動態の上でも昭和62年よりマイナスとなり、以後プラスとなることはない状況となっているようであります。また、小樽市には、この人口問題が重要施策との位置付けから、人口対策に係る予算付けがなされ、14年度では若年者定住促進を進めるため、人口の空洞化が進行する市の中心部に住む新婚世帯への家賃補助の創設など、これまでにない施策が取り入れられることは大変よいことだと思っております。しかし、一方では、市内の経済状況も大変厳しく、企業収益の悪化によりリストラなどが進行し、働く場所を失い収入が落ち込んでいるのも事実であります。そのため都市部においては、妻がパートで働くことから保育所の需要が増し、待機児童が発生し、その解消策が国の重要施策の一つとなっている現状であります。小樽の保育所の待機状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。国では、待機児童解消のため、認可外保育所の認可化に向け、さまざま規制緩和策が打ち出されている状況であります。男女共同参画社会の実現のためにも、女性の社会進出が叫ばれている状況と、不況のため雇用不安による共働き世帯の増加という状況とをあわせれば、今後、ますます保育需要が増してくると同時に、就業の多様化による夜間保育や休日保育の要望も出てきているのではないでしょうか。延長保育については、13年度から実施し、14年度にはさらに2か所を増やし4か所になるようであります。また、保育所に行っていない子育て支援のため、奥沢保育所で始めた子育て支援センターは大変好評のようで、14年度は新たに新設となる赤岩の新しい保育所でも行うと聞いており、子育て支援ということでは大変有意義なことと思っております。この数年、保育所行政が市民ニーズによく取り組んでいるものと思っております。また、小樽の少子化の状況を考えますと、新たな認可保育所の設置は困難ではないかと思っております。そこで、質問ですが、今後、特別保育事業の動向と待機児童解消策についてお示しください。今、子どもを産み育てる環境を整備しなければ、将来の国をどう維持していくのか、大変心配であります。21世紀の我が国を家庭と子育てに夢や希望を持つことが出来る地域社会にしようとする基本的視点に立って取り組んでいただきたいものと考え、お願いを申し上げまして、私の質問を終わります。再質問をいたしませんので、よりよい答弁をよろしくお願いいたします (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
成田議員のご質問にお答えいたします。初めに、地方分権の推進と税財源について何点かご質問がありました。まず、地方自治体の財源確保についてでありますが、現在、国の地方分権改革推進会議において、国から地方への税源移譲について議論が進められているところであります。地方分権社会においては、権限の移譲があれば、それに伴う税源移譲は当然のことと認識しておりますので、全国市長会としても国に要請を行っているところであります。また、法定外目的税の導入につきましては、地方分権推進の一環として、課税自主権の尊重、住民の受益と負担の明確化、課税の幅の拡大などの観点から地方税法が改正され、地方自治体においても新税を創設することが可能となったわけであります。したがいまして、新たな法定外目的税の創設につきましては、今後、どのような税が考えられるのか、課税の方法、徴収コスト等、あらゆる角度から検討するべき課題であると考えております。次に、地域環境整備等の観点から不在地主に新たな税を賦課してはどうかというご提言でありますが、この法定外目的税を創設する場合、税収の使途が特定されるため、税を負担する方にどんな受益があるのか、どんな行政サービスを提供出来るのかなど、明確にしなければならない難しい問題等もございます。したがいまして、ご提案の不在地主への法定外目的税の導入につきましては、今後の研究課題とさせていただきます。次に、空き家対策についてでありますが、放置されたままの空き家についてどのような対策を講じるか、自治体共通の課題になっております。しかし、住宅は個人の財産であり、土地などその他の権利関係も伴うため、空き家であっても、市の立場でその措置について条例により規制を加えることは難しいものと思います。基本的には、所有者の適切な管理が求められるところであり、周辺住民の方々に迷惑が及ぶような場合には、その都度、所有者など関係者を調査の上、是正をお願いしているところであります。次に、再任用職員の人材育成への活用についてでありますが、再任用に当たりましては、生涯学習プラザの月曜日開館など市民サービスの向上を目指すとともに、職員が在職中に培った知識や経験を生かせるような、例えば税などの徴収業務、各種市民相談業務などへの配置を考えております。また、職員の中には優れた知識、技能、経験等を持った職員もおりますので、ご提言のように、職場での指導や職員研修の講師として、後輩の指導、育成を担ってもらうことが必要なことと考えており、検討していきたいと思います。次に、NPOの活動についてでありますが、近年、少子高齢化の進行や自然、環境問題など社会的な課題が多岐にわたっていることや、人々の価値観、生活環境などの変化に伴い、地域社会のニーズも多様化してきております。このようなことから、これまでの行政の取組に加え、さまざま課題にきめ細かく対応し、活力ある地域社会を築いていくためには、自発的、自主的に取り組む多種多様なNPOの活動が、今後、行政との新たなパートナーシップとしてますます重要な役割を果たしていくものと考えております。また、中高年齢者が地域社会に積極的にかかわっていくことは、みずからの生きがいを見出せるとともに、活力ある地域社会づくりを進める上でも欠かせないものと考えております。この4月からは、小樽体育協会がNPO法人として総合体育館の月曜開館の管理運営を担うこととなってお平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録り、本市では初めての公共施設運営団体となるものであります。今後とも、ご提言のことも踏まえながら、地域に根差した息の長いNPO活動が広まるような環境づくりに努め 「市民と協働するまちづくり」を目指した、市政を推進してまいりたいと考えております。次に、保育所の待機状況についてでありますが、平成13年4月1日の状況では、定員 1,450人に対し 1,437人が入所し、全体としては13名の余裕がありますが、3か所の保育所では15名の待機となっております。また、平成14年2月1日の状況では、定員 1,450人に対し 1,559人の入所であり、昨年4月より 122人多く入所しましたが、14か所の保育所で63名の待機となっております。次に、特別保育事業の動向と待機児童解消策についてでありますが、平成14年度では、重度の障害児を奥沢保育所で試行的に受入れを行うほか、赤岩の新しい保育所では、新たに産休明け保育や延長保育を実施するほか、小規模子育て支援センター事業を実施することにしております。また、延長保育は中央保育所でも実施することになっており、14年度は市内で4か所の実施となります。さらに、地域に開かれた保育所を目指し、新たに5か所で保育所開放事業を実施したいと考えております。次に、待機児童解消策についてでありますが、これまでも枠外入所の弾力的運用を図り待機児童解消に努めてまいりましたが、昨年末より公立保育所でも枠外入所を可能としたことから、待機児童の解消が進むものと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
成田議員のご質問にお答えします。まず、スポーツ団体のNPO法人化についてでありますが、昨年から小樽体育協会が市民スポーツの普及、振興を目的としたNPO法人の設立に向け北海道に申請をしておりましたが、この2月28日に認証されました。このNPO法人の事業として、小樽市スポーツ施設の管理運営受託に関する項目があることから、市民要望の強い総合体育館の月曜開館につき、新年度より小樽体育協会に委託して実施してまいりたいと考えております。また、将来的には、他のスポーツ施設につきましても、管理運営を委託出来るよう話を進めているところであります。次に、小樽市教育研究会の会則についてですが、ご指摘のとおり運営要項に基づいて運営されており、発足から今日まで平成5年3月と平成6年3月に部会の新設にかかわって要項の一部の改正を行っておりますが、会則を定めるには至っておりません。平成14年度から、総合的な学習の時間が全面実施となることに伴い、小樽市教育研究会の会長から、総合的な学習の時間の部会の新設の要望が出されたこと、さらに、現在、運営の基本について見直しを図る中で、会則を定めるべく作業を進めており、平成14年度からは新たな会則の下に運営する予定であります。次に、小樽市教育研究会の事務局についてですが、現在、教職員団体の事務局のある教育会館内に置かれております。ご指摘の認識を市教委、校長会も持っており、既に新年度から改善し、他の場所に移すことにしております。新たな事務局の場所についてはまだ決まっておりませんが、教育会館としないことについては決定いたしております。また、他の地域の状況については、地域においてさまざまですが、学校や教育研究所に設置されているところもございます。次に、道徳教育部会についてですが、現在、道徳教育部会には、管理職のほか教員1名が所属しております平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録が、部員が全員で8名と少ない実態にあります。道徳教育は心の教育の充実を図るためのかなめであると認識しておりますので、来年度以降、この部会研究の活動が本市の道徳教育の推進、充実に大きな力となるよう研究体制の整備を進めております。次に、いわゆる「自主教研」についてですが、小樽市教育研究会は、子どもの全面発達を願い、教職員としての識見を高め、資質の向上を図り、学校教育の充実、進展に寄与することを目的としており、学習指導要領を踏まえて教育研究の充実を目指しております。一部の部会で、この趣旨にそぐわない内容があることから、来年度から小樽市教育研究会の目的に沿った研究体制、研究内容とするべく努めているところであります。最後に、道徳教育についてですが、人間が社会生活を営んでいく上で、基本的道徳性の育成は、いつの時代であっても変わらず、重要なことであると思っております。学校は、家庭、地域社会と一体となり、社会生活のルールや基本的なモラルなどの倫理観、我が国の文化や伝統を尊重し、継承、発展させる態度や国際協調の精神の育成など、道徳教育を充実していくことが必要であると考えております。新学習指導要領では、ボランティア活動や自然体験活動などを積極的に取り入れた道徳教育の推進や、保護者や地域の方々の積極的な参加、協力を求めるなど、新しい取組も求められていることから、今後、道徳教育の一層の充実のために努めていきたいと考えております。以上であります。