みんなの議会

小樽市議会 平成14年第1回定例会 2002年3月5日

(1)平成14年度予算に関して/(2)ペイオフと小樽市の公金管理について/(3)人口対策に関して/(4)小樽市の観光振興に関して/(5)港湾部の分区指定の弾力的な見直しについて/(6)学校週5日制に関して/(7)市制施行80周年について

2002年3月5日、小樽市議会の一般質問で、佐野治男議員が「平成14年度予算に関して」「ペイオフと小樽市の公金管理について」「人口対策に関して」「小樽市の観光振興に関して」「港湾部の分区指定の弾力的な見直しについて」「学校週5日制に関して」「市制施行80周年について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
佐野治男 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 35番 佐野治男

今、我が国はあらゆる面で大きな転換期を迎えております。とりわけ、国の財政状況は、国、地方ともに莫大な借入金を抱え、極めて厳しい局面に置かれております。国においては、小泉内閣のいわゆる聖域なき構造改革路線の下、さまざまな改革が進行しております。しかし、その結果、地方財政計画における地方歳出の抑制や地方交付税の事業費補正の見直しが始まるなど、地方財政への影響は大変に大きな問題になっているところであります。このことは、小樽市においても例外ではありません。平成14年度予算内容に見られるように、緊縮型の緊迫した行財政環境、引き続く人口減少、全道主要都市に先駆けての高齢化社会、経済産業活動の低迷などなど、どの分野を見ても、大変に厳しく、重要かつ緊急な行政課題が山積しているのであります。しかしながら、どんな困難な状況にあろうとも、小樽市民の持つさまざまな可能性を信じ、本市市制施行80周年を節目に、市民と行政が一体となり、それぞれの役割と責任を果たしながらまちづくりにまい進するならば、必ず明るい展望が開けることを強く確信しながら、第1回定例会に当たり、公明党を代表して質問させていただきます。なお、2日目、3番手となりまして、昨日の松本(光)議員、高階議員と重複する質問がございますが、通告どおりの質問とさせていただきます。まず最初に、平成14年度予算について、市長の見解を求めておきたいと思います。改めて申し上げるまでもなく、14年度予算は、山田市長にとっては任期最後の通年政策予算であります。本来であれば、将来の小樽市発展に向けてどうしても必要な基盤整備事業を盛り込み、そしてまた、多様化、する市民ニーズに的確にこたえていくべき政策的予算でなければならないところであります。しかしながら今日的な小樽市の財政状況の極めて厳しい中での新年度予算編成には、大変な創意工夫とご苦労があったものと推測しているところであります。さきの市長提案説明でも明らかにされましたが、平成14年度予算案は、一般会計で 692億 8,780万 6,000円、前年度当初予算対比で 5.1%の減額であります。また、特別会計、企業会計を合わせた総額予算も 1,561億974万 5,000円で、 4.6%の減額であります。毎年毎年増え続けた予算が大幅に減額され、まさに近年に例のない超緊縮型の予算編成になりました。歳入で見てみますと、例年横ばいで推移していた市税収入は、引き続く人口減少や市内事業者の経営悪化等々による法人市民税の減収を、 3.3%、5億 5,600万円として、地方交付税も 3.5%の6億 1,600万円の減収を見込んでおります。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録一方、歳出においては、一般管理経費が57.8%の減となり、建設事業費も27.5%の減となっております。また、行革絡みで1億 8,500万円が減額され、公債費は、3億 6,500万円増えているのが歳出の大きな特徴になっているのであります。その結果として約12億 7,500万円の財源不足が発生し、11年連続、減債基金を取り崩して収支を合わせた財政運営になっているところであります。しかし一方では、このような大変に厳しい財政状況においても、一定程度の市民要望も着実に前進させていることも率直に評価をしなければなりません。主な点を申し上げれば、人口対策としての若者定住への家賃補助事業、高齢者対策の住宅政策やオタモイ団地の再生計画のスタート、経営支援特別融資制度の創設、さらには、我が党が強く主張しておりました子育て支援としての乳幼児医療費の4歳児までの引上げなどなど、多くの新規事業を提案しており、改めて、この財政難の中、市長の英断に敬意を表するものであります。そこで、最初にお尋ねしておきますが、このように大変に厳しい財政状況の中での予算編成に対して、市長の率直な感想と、市民に対してどのような政策説明と協力を求めようとしているのか、まず、その点についてのお考えを聞いておきたいと思います。次に、14年度予算の細目について伺います。。新年度予算では、12億 7,500万円の財源不足について、減債基金から取り崩して収支を合わせておりますまた、一般財源を見てみますと、 383億 6,400万円で財源全体の55.4%となっており、平成13年度予算編成時に比較しますと、 2.3ポイントの増となっております。これは、道路関係事業や保育所整備、建設事業の大幅な減少や、国民年金の保険料の関係業務等が国に移管したことが原因であります。特定財源が 9.7%、33億3,400万円の減少となったために、相対的に比率が上がったものでございます。一般財源の額を見てみますと、1.0%、3億 7,000万円が減少しております。特に、市税収入では約5億 5,600万円と大幅な減と見込まれております。一方、使いみちとしての一般財源を経費別に見てみますと、人件費では 1.5%、1億 8,900万円減少しております。財政健全化への取組の成果が見られているとは思いますが、公債費で 5.1%、3億 6,600万円、扶助費で 1.7%、 6,900万円の増となっており、今後も増加が予想されるわけであります。そういった中で、減債基金12億 7,500万円の取崩しによる補てんや、基金残高がわずか3億 1,600万円という、まさに厳しい状況ではないのか、このように思います。その構造的な要因と、減債基金等の財源の今後の見通しはどうなのか、このことについて、市長の見解を求めておきたいと思います。次に、財政健全化計画との関連で何点かお尋ねをしておきます。市長は、本市財政の現状や今後の財政需要を勘案して、健全財政を維持するためには、短期的な財政運営ではだめなのだということを常に言われておりますし、財政健全化計画を定めて目標も設定されております。、新年度予算は、財政規模から見ても前例のない減少となっており、緊縮予算と言ってもいいと思いますがそういった意味で健全化計画に沿った予算であります。経常的経費では、人件費を中心に一般財源ベースで0.5%、1億 2,700万円の減となっておりますが、具体的な今後の健全化への取組の成果も含めてお答えをいただきたいと思います。また、健全化計画は、平成12年11月に策定し、13年3月に見直しを行っていますが、市税収入や交付税など平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録状況も大きく変化しておりますし、今後、広域連合でのごみ焼却施設や、病院の建替え、新築など、見込まれていないものもたくさんあります。今後の財政状況の見通しと健全化への具体的な対策等も含めてお答えをいただきたいと思います。この項の最後に、築港再開発の財政効果について、お尋ねをしておきたいと思います。平成11年3月にオープンした築港再開発地区の営業も丸3年過ぎようとしております。しかし、残念なことに、マイカルの倒産やビブレの撤退表明など、先行きが大変に心配な状況が続いております。、しかし、このたび、OBCに対し最大の債権者である日本政策投資銀行が返済猶予などの金融支援を決め再建に向けての枠組みが固まったという報道もございます。ぜひ、この再建が着実に前進することを願う一人ではございますが、一方、今日までに、この築港地区から、の財政効果として、固定資産税がおよそ9億 3,000万円、上下水道ではおよそ2億 5,000万円の収入があり市財政に大きな効果がありました。マイカルが今後、どのような推移をしていくのか見定める必要があろうと思いますが、今日段階においてのマイカルを含めた築港再開発地区の財政効果についての市長の認識を伺っておきたいと思います。次に、ペイオフの問題について、質問いたします。いよいよペイオフの解禁が間近に迫って来ました。ご承知のように、ペイオフとは、破たんした金融機関の預金払戻し保証額を元本 1,000万円までとその利息に限る措置で、本年4月からは、定期預金、貯蓄預金など、が対象で、平成15年4月からは、普通預金、当座預金も対象になるというものであります。この解禁を前に市民の皆さんの関心や不安が、マスコミの報道などとともに高まっているのではないかと思います。企業、個人、地方自治体などの預金者や金融機関など、それぞれの立場でペイオフ時代への対応が急がれる昨今であります。、一方、このペイオフ問題は、地方自治体の問題としてとらえていく必要があります。公金の性格や特殊性また地域の実情を踏まえた上、各地方自治体においてもペイオフ対策が大きく進んでいるとの報道もございます。、ご承知のとおり、預金保険法においては、金融危機に対応するための措置など間接的な対応はありますが地方自治体の公的預金については、直接的な保護策はありません。したがって、地方自治体の公金預金も、他の預金者同様に自己責任が原則であり、これまで以上に安全な公金管理対策が求められると思いますが、まず、この点についての市長の認識を求めておきたいと思います。そこで、具体的にお尋ねをいたしますが、まず第一に、基本的な対応方針を定め、市民の財産でもある小樽市の公金管理に万全を期するべきと思いますが、どのような考え方と対応策を講じようとしているのか、お尋ねいたします。また、公金預金については、ペイオフ解禁後においても、安全性だけを求めるのではなく、さらに有利な条件で預け入れるとともに、万一の場合は市債と相殺することや、基金などについては、元金が保証される債券に替えることなどや、制度融資用の資金は、現行の金融機関への預託方式から、利子補給だけをする方式に切り替えるなどの対応を検討すべきであると考えますが、その点についても市長のお考えをお示しください。次に、市民の不安解消であります。いよいよ解禁が近づくにつれ、各団体や自治体又は一般預金者は、ペイオフに関する正しい理解や認識が不足しているのではないかと感じております。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録ペイオフ問題は、直接的には国の事務であり、国の責任で対策が講じられるべきでありますが、小樽市においても、市民の生活の安心・安全を守る立場で、金融機関のディスクロージャーなど、可能な限り提供すべきであると考えますが、見解を求めておきたいと思います。続きまして、人口対策について市長の見解を求めておきたいと思います。心配しておりましたとおり、小樽市の人口が昨年12月に、とうとう15万人台を割り込みました。予測されたこととはいえ、大きなショックを受けたのは、私一人ではございません。昨日までの小樽市の住民基本台帳人口は、14万 9,651人であります。ここ5年間の人口推移は、 5,496人からの減少であり、毎年 1,099人ペースで減少し続けているのであります。また、ここ5年間の自然動態も、出生人口よりも死亡人口が 2,837人多く、毎年 567人が自然動態で減少しております。社会動態においても、毎年 806人が減少しているのが実態であります。このまま減少が続くならば、小樽市のイメージの低下はもちろんのこと、各施策にも大きな影響が出るのではないかと心配するものであります。しかしながら、人口減少の要因は、一口で分析や結論の出るものではありません。今日の社会経済状況の流れの中で、どこの自治体においても同様の人口減少に悩まされているのが実態であります。また、この人口対策は、単に人口増加だけを目的にした施策は難しく、経済政策や地域産業の振興策、また、社会福祉政策や教育政策などの総合的な政策が有機的に結合して、その結果として人口増加に結び付くものと考えます。市長も、この人口対策については大変に心配し、頭を悩ませていることと受け止めておりますが、平成14年度予算の中にも若者定住家賃補助事業を導入し、人口対策の大きな柱にしていることは、大きな前進であると評価するものであります。しかし、小樽市の将来にとって大きな影響を与える人口増対策をより強い決意を持って推進することが大事であると思いますが、まず、市長の現状認識と決意について伺っておきたいと思います。次に、小樽市は今日までさまざまな将来人口を想定した計画を策定しております。具体的には 「21世紀プラ、ン」の16万人、市街化区域及び調整区域の整備に関する推計人口は15万 7,000人、給水人口は16万人、下水道処理人口は15万 7,000人、一般廃棄物処理基本計画人口は13万 5,265人、広域ごみ基本計画人口が13万 4,194人、高齢者保健福祉計画人口は14万 4,811人などであります。したがって、このような人口減少が続くならば、それぞれの事業の推計人口の一定の見直しや整合性を取る必要性があるのではないかと思いますが、この点についても市長の認識を伺っておきたいと思います。次に、人口対策で一番効果的なことは、若者の定着であります。若者がこの小樽に定着することは、あらゆる面での経済性や生産性が高まることにつながります。しかし、今日の小樽市の若者定着率は大変に厳しいものと認識をしております。親も子も小樽に住み続けたいと願っていても、雇用環境が大変に厳しいため、結果的に小樽を離れる若者が何と多いことか。卒業式も終わりました。現在、小樽市内の就職状況はどのようになっておられるのか。また、そのうち小樽市内企業への就職率も含めてお示しいただきたいと思います。また、若者の雇用対策や雇用条件の整備など、あらゆる対策を取る必要があると思いますが、今後の方向性も含めて見解を求めておきたいと思います。次に、本市の観光振興について、お伺いいたします。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録昨年3月にまとめられた小樽市観光経済波及効果調査の結果によりますと、市内観光客の年間消費額は 1,351億円、また、この経済波及効果は総売上高で 3,046億円、さらに、これに対応する雇用効果は1万 7,695人で、市内の従業者総数の24.6%と推計されております。調査結果では、観光産業は今や本市基幹産業の一つに成長してきたとの総活が示されております。まず、この数字をどのように評価しているのか、市長の基本的な見解を求めておきたいと思います。この調査によりますと、今後の課題として、各事業所から、宿泊滞在型観光の推進、観光客入込みの通年化、消費先の多様化のための施設、インフラの整備などが求められていることが示されております。我が党は、昨年12月、市内の観光関係団体の代表者の方々と意見交換を行う機会を持ちました。数多くの貴重なご教示をいただくことができました。その中から、何点かお尋ねをしたいと思います。まず、2月8日から17日まで10日間にわたった 「小樽にしかない夜」をテーマに開催された「小樽雪あかり、の路」は、今回で4回目を数え、大きな盛上がりを見せました。冬の小樽観光の最大のイベントに対して、本市としてどのような取組をされたのか。また、今後に向けての課題などをどのようにとらえているのか、ご見解をお示しください。、次に、観光客入込みの通年化に向けて、冬期間の落込みをどう底上げしていくかということを考えた場合「雪あかりの路」のようなイベントは、当然、力を入れなければならないものと考えます。、それと同時に、逆に、総入込数の少ない冬期、冬場だからこそ取り組める特別の体験型のコース設定などいわゆる観光客のニーズに合わせて内容を特化させた、小樽の冬ならではといった観光開発をいかに促進するかという視点も必要であると考えます。その意味で、今回、平成14年度の予算に盛り込まれた「小樽観光コース選定事業(来ぶらり 100選 」のよう)な取組は、大切な視点であると思いますが、季節感のあるものや体験型との組み合わせなども検討してみてはいかがでしょうか、見解を求めます。、第2に、小樽観光が運河周辺、堺町方面に偏りすぎているのではないかという意見がありました。これは経済波及調査でも、消費先の多様化の問題として把握されています。小樽は、元来、他都市と比べて観光資源が多いまちと言われております。築港、祝津、手宮、オタモイ、朝里など市内各地の観光資源とその特性を生かしながら、どのように連動させていくのか、そのために必要な協議機関の立上げや既存関係団体との意見調整など、早急に着手すべきと考えますが、見解を求めておきたいと思います。最後に、経済波及調査においても、最大の課題とされている滞在型観光の推進についてであります。一人当たり平均消費額で、宿泊客が1日3万 5,370円使っています。非宿泊客は1万 5,155円と、宿泊すると倍以上の消費をもたらす宿泊客の割合が、調査で明らかになっております。この宿泊型をどう引き上げていくかが、目下、小樽観光の最大の課題ではないでしょうか。他都市との比較においても、12年度で見ると、函館市が61.3%、定山渓を除く札幌が40.3%、定山渓が66.1%、登別が45.9%、旭川が13.0%、富良野が24.7%、網走が29.7%、釧路が21.8%などで、入込数で道内2位の小樽市が、宿泊では、年間80万人に届かない現状であることは、札幌に近いということが裏目に出ているにしても、まことに不本意な数字であります。市内の宿泊施設は、平成11年度以降、室数で 2,000室弱、収容人員で 5,000人弱で推移しております。平成12年では、42.0%という稼働率から見て、宿泊施設そのものの不足は現在のところないように思われます。そうだとすれば、いろいろな工夫によって、宿泊客の増加を図る努力をもっともっとするべきであると考え平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録ますが、当面の努力目標と具体的な対策について、市長の見解を求めておきたいと思います。次に、港湾部に臨港地区内の分区指定について、お尋ねをしておきます。臨港地区内の土地利用を用途別に区分し、港湾におけるさまざまな活動の円滑化や、港湾機能を確保し、港湾行政の適正な管理運営を目的にした港湾法に基づく「小樽港の臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例」が平成8年11月に施行されて以来、5年の歳月がたちました。この間、小樽港は、分区条例による土地利用や港湾施設の有効利用が図られてきたことは、言うまでもないところであります。しかし、今日的な経済状況や港湾動向の変化の中で、現在の分区条例の弾力的な運用の見直しを求める声が寄せられております。現在の分区条例の根幹は、変えることなく、例えば、地域を活性化するものとか、観光振興に寄与するものとか、漁業振興に寄与するものなど、特定の振興目的を持った有益な事業に対しては、土地利用や構築物の利用が可能になるように弾力性を持った運用を検討すべきではないかと考えますが、見解を求めておきたいと思います。次に、教育委員会に学校週5日制に関して幾つかお尋ねをいたします。いよいよ、この4月から新学習指導要領に基づく学校週5日制がスタートいたします。この学校週5日制は、子どもたちが変化の激しい社会の中で生き抜くために必要な、みずから主体的に判断し行動する力を学び、そして、その生きる力をゆとりの中で養う、すなわち、ゆとりある教育の実現で、子どもたちの自由な時間を増やし、さまざまな体験や活動を通しながら自立した人格の育成を目的にしたものであります。「教育は国家百年の大計なり」と言われるがごとく、新しい時代の教育のあるべき姿を思考したとき、この新学習指導要領に基づく学校週5日制が小樽市の教育に大きな成果をもたらすことを心から期待しているところであります。しかしながら、この週5日制について、さまざまな観点で問題提起がされていることも事実であります。まず最初に、学校週5日制の趣旨の中に 「社会が一体となって、それぞれの教育機能が発揮される中で、豊、かな心やたくましさを育てる」とあります。すなわち、地域教育の重要性であると思います。今日まで、教育は、学校、地域、家庭が大事であるとあらゆる場面で強調され、かつ言葉として叫ばれてまいりました。しかし、現実はどうなのでしょうか。保護者、親としての家庭教育の原点を失い、学校教育への依存度が高まり、一方、学校では、学校管理上の責任問題から、家庭や地域に対して閉鎖的な体質がまだまだ多く、学校施設の開放や余裕教室の目的外使用など、地域にかかわる課題が多く残っているのが現実であります。より積極的に学校開放を推進し、学校評議員制度など、保護者をはじめ地域住民が学校運営に主体的にかかわり、学校も地域の教育力を最大に引き出すことが本来の週5日制の趣旨と考えますが、教育長の見解をお尋ねしておきたいと思います。次に、ゆとりある教育の観点についてお尋ねいたします。文部科学省の調査結果によりますと、土曜休みの持ち時間として、ゆとり時間を利用するより、ゆっくり休みたい、疲れをいやしたいという意識を持つ子どもが多いことが明らかになっております。このことは、子どもたちがゆとりを持って何かをしたいということよりも、塾や習い事などで気持ちに余裕の持てないあかしであります。偏差値偏重の学歴社会や過酷な受験戦争がゆとりを許さない現状にある中、教育の現場として、ゆとりにつ平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録いて具体的にどのように意義づけをし、指導しようとしているのか、お考えを聞いておきたいと思います。一方、ゆとり教育が学力の低下を招くのではないかという指摘もございます。家庭の経済的な事情で、塾に通えない子どもとの間で学力の差異が顕著になり、そのこと自体が大きな問題になるのではないかと心配するところであります。そこで、大事なことは、教師、先生の指導力が問われるのではないかということであります。ゆとりある教育が子どもたちに真に生きる力になるように、また学習の平等が保たれるためにも、学校現場での教師、先生。の資質の向上についてどのように考え、指導していくつもりでしょうか、お答えをいただきたいと思います次に、土曜日の受皿づくりが極めて重要なポイントであります。塾通いにますます精を出す子どもたちや、家庭、地域の中で自分のやりがいを見つける子どもたちなど、さまざまな違いが出てくることは、当然のことであります。そこで、大事なことは、土曜日が休みになる学校に代わって、地域や公共施設を活用した受皿づくりをどうするかということであります。北海道においても、新年度予算の中に 「地域教育力活性化支援事業」などなど、、さまざまな計画が示されております。また、全国的にも、この土曜日の受皿づくりが急ピッチで進んでいると伺っております。体験学習を主な目的にした「土曜学校」や「子どもセンター」を開設し、地域と連帯して体験学習を検討しているなど、それぞれの自治体で真剣に検討を重ねているのが現状であります。小樽市として、この受皿づくりについて、どのように考えているのでしょうか、見解を求めておきたいと思います。いずれにせよ、完全学校週5日制の実施は、学力低下などの課題を抱える一方で、地域社会における教育力の充実という可能性を秘めた制度のスタートであります。期待と不安の混じった熱い視線が教育委員会に寄せられております。そのことを深く自覚し、自信と確信にあふれた教育行政を期待したいと思います。最後に、小学校の適正配置計画の今後の方向性について、見解を求めます。懸案でありました小樽市小中学校の適正配置も、中学校3校の適正配置が終了し、各3校では、この3月に記念の式典が計画されております。いよいよ、小学校の適正配置に視線が注がれてまいりました。中学校に比較して、いろいろな課題が多い配置計画になろうとは思いますが、この適正配置計画の意義と目的からして、いずれ提案をしなければならないときがまいります。したがって、教育委員会として、今後の大綱的なスケジュールについて、お考えを聞いておきたいと思いますが、ご見解を求めます。質問の最後に、市制施行80周年記念行事について、お尋ねをいたします。、大正11年に本市市制が施行され、80年の意義ある年を迎えました。小樽市は、美しい自然環境、さらには先人たちが築き上げてきた歴史や文化、運河や建造物などの歴史的遺産などが織り成す風格のある町並みが築かれてまいりました。このことは、多くの市民の誇りとするところであります。我が党議員団も、これらの地域文化の重みと特性を最大限に生かしながら、市民が快適で安心して暮らせる活力ある地域社会の実現を目指して、決意を新たにしているところであります。新年度予算の中に、市制施行80周年記念事業として、8月1日の記念式典のほかに、12の記念事業が計上されております。それぞれの事業が市制施行80周年の意義をとどめ、大成功に終了することを願ってやまない次第であります。市民1人ひとりが誇りと活力を持って未来に進むためにも、市民広報や宣伝に大きな力を入れ平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録ながら、一人でも多くの市民が参加出来る記念事業にしなければなりません。今、小樽市は、引き続く人口減少、産業経済の停滞、厳しい財政状況など、どの分野を見ても厳しい環境に置かれております。この現状に的確に対処し、21世紀における小樽市を力強く発展させるためにも、市民福祉、教育文化、生活環境、都市基盤などの行政の役割は、着実に前進させていかなければなりません。今、市制施行80年という、まさに意義ある年を迎えた「時の市長」として、記念事業の成功はもちろんのこと、改めて小樽市の将来の展望と決意について、お伺いをいたしまして、質問を終わりたいと思います。再質問はいたしません。明確なご答弁をお願いいたします (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

佐野議員のご質問にお答えいたします。初めに、平成14年度予算に対する感想についてでありますが、率直に申し上げまして、大変厳しい予算編成であったと言わざるを得ません。一つには、歳入の予想以上の落込みがあります。平成13年度の決算見込みにおいて、当初予算に比べますと、市税で約5億 1,000万円、地方交付税で約4億7,500万円程度の減となり、財政調整基金と減債基金、約22億 4,500万円を取り崩して補てんしなければならない状況であります。平成14年度につきましても、市税収入や地方交付税の伸びは、期待できず、その一方で、公債費や扶助費などの義務的経費が増加するため 「21世紀プラン」を中心とした施策を実施していくための財源をいかに確保し、ていくかが大きな課題でありました。、そのため、早い時期から各部に対し事務事業の見直しを指示するとともに、組織機構の見直しを行うなど人件費を中心に経費の削減に努め、基金の積極的な活用なども行いながら、財源を生み出しての編成となったわけであります。その結果 「21世紀プラン」実施計画に沿って、福祉施策など市民要望の強い事業や、商業振興策、若年者定、住対策や街区公園整備などの事業についても盛り込むことができたと考えております。次に、市民に対する政策説明、あるいはどのような協力を求めるかということでありますが、平成14年度は、私にとりまして任期締めくくりの年でもあり、また市制80周年を迎える年でもあります。私の公約と「21世紀プラン」実施計画に基づき、事業を確実に実施していくことが重要と考えますが、大変、厳しい財政状況でありますので、行政改革のより一層の推進により経費節減に努めることはもちろんですが、緊急性、重要性、事業効果などを考慮した事業の厳選が必要でありますし、さらには、一部の事業について所得制限の導入や減免制度の見直しなど、市民の皆さんにも応分の負担をしていただくこととし、今後、いろいろな機会を通じて理解を求めていきたいと考えております。次に、財政状況の構造的な要因についてでありますが、歳入におきましては、税基盤が弱く、地方交付税へ、の依存率が高いため、地方交付税の動向に左右されやすいこと、歳出におきましては、公債費や扶助費など経常的経費が占める割合が大きく、政策的に削減できる経費の範囲が極めて少ないため、市税や交付税など一般財源が減少した場合に、その影響を受けやすい構造があると考えております。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録、次に、減債基金と財源の今後の見通しについてでありますが、平成14年度予算編成後の減債基金の残高は約3億 1,600万円となっておりますが、北しりべし廃棄物処理広域連合への負担金や、新病院の基本構想作成に係る繰出金など、今後の財政需要を考えますと、ほぼ底をついた状態になると考えております。また、平成13年度の決算による不用額なども例年並みには期待できず、大変厳しい状況が予想されますので、財政健全化への取組のさらなる強化が必要と考えております。次に、新年度予算と財政健全化計画についてでありますが、平成14年度一般会計の予算規模は、前年度と比べて 5.1%の減少となっております。この要因としましては、国民年金保険料の収納事務が国に移管されたことや、新赤岩保育所の完成、街路事業において現在実施されている事業が一部完了したことによる建設事業費の減少によるものであります。また、人件費や一般管理費、施設管理経費などで、かなりの節減ができましたのは、行政改革を中心にした健全化への取組の成果と考えております。次に、今後の財政収支見通しと健全化への対策についてでありますが、現在の財政健全化計画における収支見通しにつきましては、ご指摘のとおり、市税収入や地方交付税につきましては、大きく状況が変化してきており、今後の見通しも立てにくい状況となっておりますが、年度ごとの収支不足額は相当な額で増加するものと考えております。こうした急激な財政状況の悪化の中では、従来どおりの行政改革や財政健全化への取組方では、対処できないと判断し、去る2月25日に三役と部長職から成ります「財政健全化緊急対策会議」を設置し、行政改革の実施項目の中から、財政健全化のために緊急に取り組むべき課題を選定し、また、行革の項目にないものでも実施が必要な項目も取り入れて、実施期限や目標値を定めるなど全庁的な見直しを行い、確実に実現し、実質的な財政効果があらわれるよう緊急に取り組んでいくことといたしました。なお、健全化計画につきましては、平成14年度予算案が出来ましたので、現在これを基に計数の見直し作業を進めておりますので、出来次第、議会にお示ししたいと考えております。次に、築港再開発の財政効果と今後の見通しについてでありますが、財政効果につきましては佐野議員のお話のとおりでありますが、再開発地区55ヘクタール全体では、厳しい経済環境や土地利用方針との関係から企業等の新規投資が進まないため、未利用地の活用がなかなか図られない現状にあります。今後、小樽ベイシティ開発の民事再生計画案の推移を見守るとともに、土地利用方針を見直すなど、土地利用が進むような対策を取りながら、再開発地区全体で財政効果が上がるよう努めてまいりたいと考えております。次に、ペイオフ解禁に伴う公金管理対策についての認識についてでありますが、地方自治法に規定されておりますとおり、歳計現金は最も確実かつ有利に保管し、基金は確実かつ効率的に運用しなければならない義務がありまして、市に損害が生じた場合は、職員の賠償責任も問われることになっております。いずれにいたしましても、公金管理には細心の注意を払っていきたいと考えております。次に、ペイオフ解禁への考え方と対策についてでありますが、一義的には、まず安全確実で、かつ有利な運用を考えますが、地元金融機関などへの配慮も必要となるものと考えております。次に、具体的なペイオフ対策についてでありますが、これまで、庁内に公金管理を直接所管する課長職による検討会議を設けて、情報収集や勉強会などを行い検討してまいりました。その結果、本市における対応策としましては、預金債権と借入金の相殺を基本に対応していくことといたし平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録ましたが、そのためには、借入れにかかわる契約におきまして、確実に相殺の効果を生む形式の整備などが必要となりますので、詳細な取扱要領が出来るまでの間は、すべて普通預金で運用することといたしました。なお、道内の各市におきましても、ほぼ同様の取扱いがなされると聞いております。次に、有利な条件での預入れや、基金などの元本保証の債券での運用についてでありますが、現在、資金基金の繰替え運用を考えており、中長期的な債券での運用などは、難しい面もありますが、可能な範囲で有利な運用についても検討してまいりたいと考えております。また、制度融資の利子補給方式につきましては、現在、関係職員で構成する融資制度見直し検討会議におきまして、制度全体の見直しを進めておりますので、その中で検討してまいりたいと考えております。次に、ペイオフに関する市民の不安解消についてでありますが、4月解禁を目前に控え、その内容についてマスコミ各社による報道が連日のようになされるとともに、各金融機関においても独自のディスクロージャー誌を発行するなど、情報の開示が進められているところであります。また、一方で、商工会議所や各種団体が実施するペイオフ対策のセミナーの開催なども進められていることから、市内の事業者や市民の皆さんにもおおむね理解が深まっていると考えておりますが、ご指摘の点もございますので、今後、金融機関など関係機関と相談して対応してまいりたいと考えております。次に、人口問題について何点かご質問がありました。まず、人口減少についての現状認識についてでありますが、本市の人口のピークは昭和39年9月の20万 7,000人であり、以降、今日まで減少傾向に歯止めがかからず、昨年暮れに15万人の大台を割る状況に至ったことは、正直に申し上げまして、残念な気持ちでいっぱいであります。本市の人口減少の原因としては、いろいろな要素が絡み合ってのものと思いますが、就労の場の減少による若年層の流出や、低廉で良質な住宅の不足を原因とした社会減、さらには、出生数の低下と死亡数の増加が示す自然減とが相まって減少しているものと考えております。特に、若年者の定住対策が重要な課題と認識しており、そのため、平成14年度予算におきましては、新婚所帯への家賃補助と若年者向け賃貸住宅の建設費補助を計上したところでありますが、今後とも幅広い角度から人口問題に取り組んでまいりたいと考えております。次に、個別計画の推計人口についてでありますが 「21世紀プラン」の人口目標16万人につきましては、総合、計画策定時の人口規模である平成7年国勢調査人口15万 7,000人の維持を基本に、今後、各種施策を展開することにより最大限の増加に努める考えから、目標年次の平成19年における人口を16万人としたものであります。総合計画の目標人口と現状との差が広がり、厳しい状況にありますが、今後も、新たな施策の展開も考慮しながら、幅広い角度での対策が必要なものと考えております。次に、各個別計画の計画人口の考え方についてでありますが、策定年次や目標年次の違い、さらには人口推計の考え方や手法の違いなど、それぞれ性格を異にするため、計画人口に差があるものとなっております。各個別計画におきましては、おおむね5年程度で計画が見直されますが、見直し時点での人口や直近の国勢調査人口なども勘案して、計画人口の見直しを検討してまいりたいと考えております。次に、若者の地元定着について何点かお尋ねがありましたが、まず、市内高卒者の就職状況につきましては、小樽職安管内の平成14年1月末現在における新規学卒者数は 2,306人、就職希望者数 626人のうち、就職者数。は 336人と、53.7%の就職率となっておりますが、前年同月比では 5.0ポイントマイナスとなっておりますとりわけ、管内の企業への就職状況につきましては、就職希望者 336人に対し、求人数は 245件、就職者平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録122人、就職率36.3%となっており、道内の66.4%、道外の95.9%を大きく下回り、大変厳しい状況となっております。これまでも、新規学卒者と雇用主の相互のミスマッチを解消するため 「しごと説明会 「企業見学会 「イン、 」 」ターンシップ 「就職促進会」など、ハローワーク小樽や商工会議所などと協力し、若者の地元定着につなげる」ための種々の施策を実施してまいりました。また、先月初めには、生徒のアピールを掲載した「新規高卒予定者求職者情報」をハローワーク小樽で作成、し、国、道、市の三者連名で市内事業所約 300社に送付し、求人要請したところ、市内企業から照会があり数人が内定となりました。今後さらに、関係各機関や民間企業団体等と連携を密にし、若者が地元で働き続けることができるよう、さまざまな角度から施策の検討をしてまいりたいと考えております。次に、本市の観光振興について何点かご質問がありました。まず、平成12年度観光経済波及効果の調査結果についてでありますが、観光客の消費額が市内で経済波及することによる総売上高は、平成9年度の市内産出額との比較では35.1%に相当する額と推計され、この調査結果は、観光産業が本市経済の中で大きなウエートを占めるほどに成長したことを示していると受け止めております。このことは、観光の動向が本市経済のさまざまな分野に影響を及ぼすということでありますので、観光産業を本市の基幹的産業の一つとして認識するとともに、通年型・滞在型観光への移行に向けた施策を展開する中で、より一層の観光産業の振興を図ることが重要と考えております。次に 「小樽雪あかりの路」に対する本市の取組についてでありますが、このイベントは、観光客の入込みが、落ち込む冬期間に、小樽独自の魅力的なイベントを開催することによって、観光客の誘致とともに、地域の活性化を図ろうと、民間の方が中心になって立ち上げたもので、イベントの企画から運営まで、民間を主体とした実行委員会が行っているものであります。市といたしましては、財政面からの支援を行っているほか、実行委員会事務局のサポートや、開催期間中における運河会場の一部でスノーキャンドルやオブジェを作成するなどの支援をしているところであります。次に、今後に向けての課題でありますが、今回から、市民の皆さんが家庭で気軽にスノーキャンドル作りができるよう、市内61カ所にろうそく販売店を設け、イベントに参加しやすい対策を講じましたが、このイベントを市内全域に拡大していくこと、また、運河会場などで直接市民の皆さんが一緒になってオブジェ作りなどに参加するボランティアの輪を広げることなど、市民参加型の全市的なイベントとして育てていくことが課題ではないかと考えております。市といたしましては、今後も、このイベントが全国的なものになり、市民のイベントとして定着できるよう支援してまいりたいと考えております。次に、小樽観光コース選定事業(来ぶらり 100選)についてでありますが、この事業は、観光客に本市の多くの魅力的な観光資源を楽しんでもらうためのコースを提供し、観光客の市内での回遊性を高めることにより、滞在時間の延長、さらには通年型観光の実現を目指すものであります。その意味では、ご提案のありました、食などを含め、季節ごとの魅力的な観光スポットや体験メニューとの組合せ、また、歴史や文化、イベントなども取り込んだ多彩なコースを、市民からご提案をいただきながら選定してまいりたいと考えております。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録次に、市内の観光資源の活用についてでありますが、小樽観光コース選定事業は、市内各所に点在する魅力的な観光資源の有効活用を図ることを目的としておりますので、それらの特性を十分に取り入れた観光コースづくりを行ってまいりたいと考えております。そのためには、市民や有識者からのご提言をいただくとともに、観光関係団体とも協議をし、連携を図ってまいりたいと考えております。次に、滞在型観光の推進についてでありますが、平成12年度の宿泊客数は79万人であり、また、宿泊客延べ数でも86万 5,000人でありますので、この現状を踏まえ、宿泊客の増に向けた当面の目標として、 100万人程度を想定いたしております。このため、これまでも、制作体験を組み入れた修学旅行誘致キャンペーン、宿泊料割引などの特典を盛り込んだ優待パスポートの配布などによる誘致宣伝活動、さまざまな媒体を活用した観光情報の発信などを進めてきております。また、国外、とりわけ韓国、台湾など東アジア圏からの入込みが増加傾向にあることから、現地での観光誘致キャンペーンも積極的に展開しております。さらには、朝里川温泉地区の振興を目的として設立された観光クラスター研究会「小樽ゆらぎの里」への支援を行うほか、現在、後志20市町村が進めております「滞在型観光交流空間づくりモデル事業」の中で、近々整備基本構想が策定されますので、今後は、この構想を踏まえ、後志圏の広域連携による滞在型観光をさらに推進してまいりたいと考えております。次に、臨港地区の分区指定についてでありますが、分区条例は、港湾施設の利用の増進や港湾の適正な管理及び運営を図ることを目的として、平成8年に制定されたものでありますが、施行後5年を経過し、小樽港縦。貫線の沿線地区を中心に、地権者などから条例の見直しを求める声が上がってきているのは事実であります市といたしましても、臨港地区の振興を図る観点から検討しなければならない課題と考えており、分区条例の根幹を変えることなく、どの程度の弾力的運用が可能か、現在、関係部の間で協議を進めており、近く方針をまとめていきたいと考えております。最後に、市制施行80周年に関連したご質問でありますが、8月1日の記念式典をはじめとする記念事業につきましては、本市の発展に尽くされた先人たちの英知と情熱に心からの敬意と感謝を表しますとともに、市民の皆さんとこの80周年の歩みをお祝いし、ぜひとも成功させたいと考えております。また、80周年という節目を迎えるに当たり、その所信につきましては、さきの本会議で申し上げたところでありますが、議員の皆さんをはじめとして、市民の皆さんのご理解とご協力の下に、知恵と工夫を結集しながら、小樽らしい特徴のあるまちづくりを進め、本市の将来都市像であります「未来と歴史が調和した安心、快適、躍動のまち」を目指して、市民の皆さんがこの小樽のまちに誇りと愛着が持てる郷土づくりに全力を傾注してまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

佐野議員のご質問にお答えします。まず、学校週5日制の趣旨についてですが、学校、家庭、地域社会が一体となってそれぞれの教育機能を発揮する中で、子どもたちが自然体験や社会体験などを行う場や機会を増やし、豊かな心やたくましさを育てよ平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録うとするものです。そのため、各学校においては、児童・生徒の興味や関心を生かし、学習意欲を高める指導内容、指導方法などの工夫改善を一層進めるとともに、地域の方々の教育活動への参加や学校開放の一層の推進などを進めていくことが重要であると考えております。とりわけ、学校評議員制度は、学校が保護者や地域の方々の信頼にこたえ、家庭や地域と一体となって子どもたちの健やかな成長を図っていくために大切なものであると考えており、教育委員会としては、学校評議員の配置を行い、全面実施のための試行を進めたいと考えております。次に、教育現場としての「ゆとり」についてですが 「ゆとり」ある教育とは、子どもたちが自分の興味・関、心のあることにじっくりと取り組んだり、多様な解決方法を考えたり、友達と十分に交流することができる「時間のゆとり 「考えるゆとり 「心のゆとり」を示すものと考えております。」 」その指導においては、学校では、これまでの単なる知識の詰め込みになりがちであった教育から、児童・生徒がみずからの興味や関心を持って学び、学んだ知識を使って実際に日常の生活や将来の生活に生かし、学ぶ。ことの有用感を味わうことが出来るような指導方法の工夫改善に努めることが必要であると考えておりますまた、4月からはすべての土曜日が休みになり、学校外での学びの機会が広がることから、家庭や地域社会、でさまざまな生活体験や社会体験を豊富に積み重ねる機会を生かし、一層、豊かな人間性や、みずから学びみずから考える力をはぐくむことができるものと思っています。次に、学校現場での教師の資質の向上についてですが、学校教育の直接の担い手である教師には、教育者としての使命感、児童・生徒への教育的愛情、教科等に関する専門的知識、広く豊かな教養などを基盤とした実践的指導力の向上のため、みずから絶えざる研修が必要と考えております。また、行政研修としては、初任者研修などのほか、経験や職務に応じた研修会を実施し、各教師の資質向上に努めております。本市においては、現在の教育課題をテーマに、教科指導や生徒指導にかかわる教育講演会を開催するとともに、指導室から研究資料を毎月発行し、教職員の研修意欲の啓発を図っております。また、各学校においては、授業を通して、具体的な指導の在り方や事例を通した生徒指導の研修に努めております。今後も、研修に対する教職員の意識の向上を図るため、研修資料の充実を目指し、研修の成果が児童・生徒の教育に生かされていくよう努めてまいりたいと考えております。次に、土曜日の受皿づくりについてでありますが、学校完全週5日制への取組として、これまで小樽子どもプラン協議会の中で協議を重ね、子どもセンター情報誌「大すきおたる」を発行し、子ども向けの情報を提供しているほか、主として社会教育施設を活用してさまざまな体験活動を推進しております。4月からすべての土曜日が休みになることから、小学校を全土曜日開放し、拡大することをはじめ、社会教育施設使用料の減免、体験活動をより一層拡大してまいりたいと考えております。また、子どもたちの休日の過ごし方について、家庭、学校、地域が連携協力して実行委員会を設立するなど、地域ごとに検討するための懇談会を開催すべく、その準備を進めております。最後に、小学校の適正配置計画についてですが 「適正配置は、児童・生徒数の現状と今後の推移を踏まえ、、通学区域の見直しにより行う」とした基本方針を既に策定しております。新年度は、今後5年間程度の児童数の推移や、学年・クラス規模の変化の見通しなどに努め、その上で、地平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録域の教育関係者のご意見を伺いながら課題を整理するなど、小学校適正配置実施計画の検討に着手したいと考えております。以上であります。

出典:小樽市議会 平成14年第1回定例会 2002年3月5日 議事録 PDF(96ページ) 間違いを知らせる