みんなの議会

小樽市議会 平成12年第1回定例会 2000年3月7日

平成12年第1回定例会本会議録まず最初に、新年度予算と行財政改革について

2000年3月7日、小樽市議会の一般質問で、佐野治男議員が「平成12年第1回定例会本会議録まず最初に、新年度予算と行財政改革について」質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
佐野治男 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 35番 佐野治男

平成12年、西暦2000年、今21世紀の新しい時代の開幕を間近に控えた今日、大きな変革の時代を迎えております。私たちのふるさと小樽が、そして小樽市民のすべての人々が希望と活力を持ちながら、幸せにして安心して暮らせる地域社会を築いていくことが、21世紀に向けての今行政に課せられた重要な役割であると思います。しかしながら、地方自治体を取り巻く環境は大変に厳しいものがあり、まだまだ先行き不透明な状況が今後とも続くことが予測されるのであります。このことは、小樽市においても例外ではありません。引き続く人口減少、緊迫した行財政環境、全道主要都市に先駆けている高齢化社会などなど、どれ一つ見ても、21世紀への重要かつ緊急な行政課題が山積しているのであります。しかしながら、どんな困難な状況にあろうとも、小樽の持つさまざまな可能性を信じ、市民と行政が一体となり、それぞれの役割と責任を果たしながらまちづくりに邁進するならば、21世紀の小樽が発展していくものと強く確信しながら、第1回定例会に当たり、公明党を代表して質問させていただきます。なお、質問も2日目、4番目になり、重複する問題もたくさんございます。視点の違いもございますので、通告どおりの質問をさせていただきます。平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録まず最初に、新年度予算と行財政改革について市長の見解を求めておきたいと思います。改めて申し上げるまでもなく、平成12年度予算案は、山田市長にとっては初めての通年予算であり、政策予算であります。小樽市の財政規模は、既に限界に来ていると言われる財政状況の中、多様化する市民要求にいかにこたえていくのか。市長及び理事者においては、財政状況に照らしながら、また創意工夫をしながらの新年度予算編成であったものと推測しているところでございます。14億 6,300万の財源不足を減債基金の取り崩しで賄った予算案であります。いわゆる一般会計、特別会計、企業会計を合わせて総額 1,570億 5,000万という、対前年度2定予算と比較して、総額 0.1%の減となる極めて緊縮型の予算編成であり、過去40年間で初めての前年度割れということが大きな特徴と言えるのであります。一方、このような緊縮型の新年度予算でありますが、随所に市民要望の高い施策の実現に努力がなされていることに対し、我が党としても率直に評価をしているところであります。主な点を申し上げれば、教育関係予算では、小中学校の整備や社会教育や社会体育の整備充実が図られ、商業振興関係予算においても、魅力ある商店街づくりの支援事業など、また福祉関係では、介護保険関係や我が党が強く要望をしておりました乳幼児医療費助成の1歳拡大の実現を見ることができました。さらに、生活環境関係予算では、資源ごみの分別収集や除雪予算の充実など、特に市民要望の高かった融雪施設設置資金の融資制度の導入は、多くの市民に歓迎される施策であると考えているところであります。その他、少子化対策臨時特例交付金事業によって、ゼロ歳保育や産休明け保育の実施、約60名程度と言われる待機児童の解消などが見込まれるなど、今回の予算案は、市民の要望に一定程度こたえたものと受けとめているわけであります。減債基金を大きく取り崩して、収支の均等を図るという大変厳しい財政状況の中の予算編成であったと思いますが、山田市長の12年度予算案に対する率直な感想を、まず最初にお聞きしておきたいと、このように思います。次に、12年度予算の細目についてお伺いいたします。新年度予算案では、今も申し上げたとおり、一般会計では14億 6,300万の財源不足を、減債基金から取り崩して収支を合わせております。また、一般財源で 380億 1,200万、特定財源では 337億 1,000万となっており、一般財源と特定財源の割合は53%対47%になっております。一般財源は、地方税や地方交付税などからなっており、使い道が自由な財源でありますが、この伸び率が 2.8%と脆弱に推移する中、使い道としての一般財源は 3.3%と伸びており、この現象はさらに財政の圧迫化を招いている大きな要因の1つであります。そうした中での減債基金を大きく取り崩しての予算編成であります。このような財政構造が続くならば、13年度以降の予算に大きな影響が出るのではないかと大変心配するものであります。したがって、減債基金を取り崩さなければならなかった構造的な理由と減債基金の今後の方向性について、見解を求めておきたいと思います。あわせて、経常的経費においては、一般財源ベースで 260億 7,100万で、 0.1%の増となっていますが、行政改革の効果も含めて、見解を求めておきたいと思います。次に、行政改革に関してお尋ねをいたします。改めて申し上げるまでもなく、この行革は経常的収支比率が道内の主要都市の中で一番高く、財政構造が極めて硬直化していることから、その改革を求めて、平成9年度を初年度にして、平成12年までの4年間において72項目平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録の改革目標を立てながら、今日に至っているところでございます。その行革もいよいよ最終年度を迎えるに至りました。この間の財政効果は、9年、10年分を合わせて、累計で22億 1,300万の効果があったと、このように認識しておりますが、11年度までの進行状況、達成率、財政効果についてはどのように押さえているのか、見解を求めておきたいと思います。また、72項目の行革計画では、いまだに検討中や未実施も数多くあります。この行政改革の基本は、簡素で効率的な行政システムの再構築と、同時に財政改革への大きな比重を占める改革であります。したがいまして、13年度以降の行革計画について、どのようなスタンスをとるのでしょうか。策定の方向性や時期について、今から検討すべきであると思いますが、見解を求めておきたいと思います。次に、財政健全化計画策定について伺います。「厳しい小樽市の財政状況を何としても改善したい」このことは、山田市長も常々口にされ、またそのためにいろいろな御苦労をされていることは十分承知をいたしております。我が党としても、財政健全化に向けてさまざまな角度から意見を申し上げてきたところであります。この健全化計画の策定は、将来の行政運営を考えるとき、極めて大きな課題の1つであります。一方、小樽市の行政推進の指針である「21世紀プラン」の13年度以降の実施計画の策定の時期が迫ってきております。その計画策定に当たりましては、多くの市民要望を踏まえた中で、市長として積極的な施策の推進が期待されるところでありますが、その実施計画と財政健全化計画は密接不可分の関係になることからして、整合性のある財政健全化計画の必要性が求められると思いますが、見解を伺っておきたいと思います。一方、13年度以降の行政改革の流れもございます。いわゆる21世紀の小樽市の行政運営を考えるとき、行政改革と財政再建計画と「21世紀プラン」との整合性かなくては、真の改革はあり得ないということであります。いずれにしても 「21世紀プラン」の着実な推進は、健全な財政基盤が前提となりますし、行政改革も財政状況、の改善につながることが目的である以上、計画性のあるプロセスを示すべきであると思いますが、見解を求めておきたいと思います。次に、次回の「21世紀プラン」実施計画に向けては、事務事業の評価システムを導入していくとのことでありますが、このことも財政健全化の視点からの発案なのかどうか、改めてそのシステム導入によって目指そうとしている効果についても、見解を求めておきたいと思います。次に、新年度予算に関して、将来的に行政的な重点課題と思われます点について、2点お尋ねをしておきたいと思います。まず最初に、旧手宮線跡地利用に関してであります。この旧手宮線の活用論議は、民間ワーキンググループや議会などにおいて、相当長い間にわたって繰り広げてまいりました。現段階での跡地活用策は、路面電車などを中心にした輸送系の可能性を残しながらも、当面は遊歩道などのオープンスペース系で整備する方針が示されているものと認識しているところであります。そのような中で、新年度予算で不動産鑑定の 100万円が計上されましたが、長年の懸案事項からの一歩前進ではないかと、このように受けとめているところであります。一方、用地購入や施設整備には、まだまだ計画内容や財政的に問題があることも事実であります。しかしながら、今定例会で不動産鑑定に関する予算を計上する以上、旧手宮線へ向けての何らかの方向性があるのではないかと予平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録測しているのであります。将来の整備方針を明らかにする必要があると同時に、その前提となる用地購入と将来計画をあわせて示すべきときが来ているのではないかと思いますが、見解を求めておきたいと思います。次に、新幹線(仮称)新小樽駅についてお伺いいたします。市内天神地区の周辺整備や交通アクセスなどを検討する目的で、周辺地域振興計画策定費の 400万円が計上されました。この新幹線問題は、長い間の念願でありましたが、昨年末に与党3党による新幹線建設促進協議会で、「北海道新幹線は新青森~札幌間の環境影響評価の上、着工する」と、このように明記され、いよいよ実現に向けた第一歩を歩み始めたものと受けとめております。したがいまして、この大きな流れを受けて、このたびの小樽市の調査費計上であると思いますが、具体的な振興計画策定費の調査目的について明らかにしていただきたいと思います。また、この地域の整備計画が明らかになるに伴い、同地域周辺の不動産に影響を与えることが想定されると思いますが、どのように考えるのでしょうか。さらに、新幹線計画と都市計画の整合性をどのように検討していくものなのか、見解を求めておきたいと思います。この北海道新幹線は、むしろこれからであり、まだまだ多くの歳月を要するものであります。しかしながら、将来に向けての調査費計上という、小さくても第一歩を歩み出した以上、新幹線と小樽市のかかわりの中での将来構想、すなわち「まちづくりと新幹線 「観光小樽と新幹線 「経済と新幹線」などの優位性や将来性を今市民に示」、 」、すことが大事なことではないかと、このように思いますが、見解を求めておきたいと思います。次に、今定例会に提案されております地方分権一括法に関して幾つかお尋ねをいたします。改めて申し上げるまでもなく、この地方分権一括法は、昨年7月8日に成立した法案であります。いわゆる政府の各省庁の地方自治に関する 475条からなる法律改正を一括して定め、地方公共団体の役割と国の配慮に関する規定を設けることによって、国及び地方公共団体が分担すべき役割を明確にしたことがこの分権一括法の内容であります。小樽市においても、この新たな事務区分の考え方に基づき、今定例会に当面する関係条例48本の議案を提出しているところでございます。提案説明によりますと、今回の条例制定によって、とりあえず直接的に市民生活に影響を及ぼすことはないとの見解を示しておりますが、機関委任事務の廃止とそれに伴う事務区分の再編成という、いわば地方自治の権限の拡大になる法律改正であることを考え、将来的、大局的な観点に立って、何点かについて質問をさせていただきたいと思います。まず最初に、自治事務及び法定受託事務についてお尋ねをいたします。地方分権一括法による制度改正により、従前の地方公共団体の事務とされていた公共事務、行政事務、団体委任事務は自治事務となり、また従前の地方公共団体の長等の事務とされていた機関委任事務は、制度廃止によって法定受託事務及び自治事務となり、自治事務及び法定受託事務のいずれもが地方公共団体の事務とされました。ここで、まず問題になるのは、従前の機関委任事務規則等の条例化であります。制度廃止によって、自治事務に整理された事務についてはもちろんのこと、法定受託事務についても「地方公共団体が処理する事務」とされています。ただし 「国が本来果たすべき役割にかかわるものであって、国において適正な処理を特に確保する必要が、ある」などの理由から、自治事務と異なった関与を受けると理解すべきであると考えます。したがって、理論上、法定受託事務についても地方公共団体が処理する事務であることから、法律、政令に反し平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録ない限りにおいて条例が制定できるようになりました。しかし、第 249条の9で 「各大臣は地方公共団体の長が、事務を処理するに当たり、よるべき基準を定めることができる」とされております。この処理基準は、法や政令で定める必要がなく、従来の通達、通知等で行うこともできるということであり、法定受託事務の処理については拘束力を持ち、したがって地方自治が条例を制定する余地は極めて少ないものと考えられます。この点、地域の小樽市の実情に応じた事務の実施や事務の効率化にどのように取り組んでいくのかということが大事なことでありますので、見解を求めておきたいと思います。次に、手数料等について伺います。従前の機関委任事務から自治事務または法定受託事務となるものの、そのいずれについても地方公共団体の事務となることから、どちらの事務にかかわる手数料についても条例で定める必要があります。したがって、現行の地方公共団体手数料省令に基づく手数料を定める規則を廃止し、平成11年度中に新条例をしなければなりません。手数料の額を定める一般的基準については、改正地方自治法第 228条第1項後段で 「全国的に統一して定める、ことが特に必要と認められるものについては、政令で定める金額を標準として条例を定めなければならない」とされております 「標準事務」以外の事務については、公共団体の判断で手数料の額を定める場合、当該事務に要す。る経費のすべてを手数料によって補てんするかどうかや、事務費用の精算、申請者の受益の程度の評価などについて、それぞれの手数料算定の根拠を何らかの形で示しておくことが、最もこれから大事な視点であると考えますので、根拠についてどう考えるか、見解を求めておきたいと思います。最後に、分権一括法施行に伴う市職員の意識改革に関して伺います。機関委任事務制度の廃止以外の分権一括法に伴う地方自治法の改正点は、国または都道府県の関与、国と地方自治体の係争処理、特例市制度または条例による事務処理特例などがあります。さらに、必置規制の見直し、議会定数の見直し、または監査員制度の強化などの住民参加システムの構築など、今後取り組む課題は山積しております。このような課題に対して、根本的には、地域の自主性を生かした創意工夫による自主・自立の自治体行政、ひいては、その文化的、経済的潜在力を十分に引き出した個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現に向けて、小樽としても積極的な取り組みが極めて大事なことになってまいります。そのためには、これまでのように何か問題が起こったときや、あるいは市民団体からの政策提言などがあった場合 「国や道の所管で市には権限がない」などという、いわば責任逃れができなくなるということが、これからの、大事な視点であります。したがって、理事者を含む市職員の意識改革をどうするのか、あわせて市民や団体からの政策提言を受け入れる体制をどうつくるのか。このことが極めて分権一括法に伴う大事な視点でありますので、市長の見解を求めておきたいと思います。次に、介護保険に関して伺います。いろいろと試行錯誤を繰り返しながらも、いよいよ4月実施に向けての最終局面を迎えております。この間、高齢社会対策室や介護保険課を中心に、事業実施に向けさまざまな準備をしてこられたことに、まず敬意を表しておきたいと思います。今日までの介護保険導入の準備に当たり、特に中心的な議論の1つに、介護保険の料金の設定問題がありました。小樽市においても、1号被保険者に対しては、基準月額 3,090円と決定いたしました。しかしながら、65歳以上の被保険者の負担は、まさに高齢者の生活を著しく圧迫することが想定されるのであります。さらに、この介護保険平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録制度は、保険料金以外にもさまざまな問題が内在し、むしろこれから大変になることが想定されるところであります。このような中で、政府に対する我が党の強い主張が実って、65歳以上からの介護保険料の半年間の免除や、その後1年間にわたり半額の免除が決定され、一時的にせよ、高齢者の負担軽減が実現され、そのほかにもホームヘルプサービス利用者の負担の軽減や家族介護者への助成制度、また自立認定者に対しての生活支援事業など、制度の改善が図られてきたことは周知の事実であります。そうした中で、何点かについてお尋ねをしたいと思います。まず最初に、介護保険特別会計に関してであります。1号被保険者の保険料は厚生省の試算に基づいて定められ、介護施設は現状のサービス内容を基本として、在宅介護は利用者を 3,400人で試算しているのであります。しかし、将来的に施設や利用人数がさらに増加することが予測されることからして、将来的に収支のバランスが大きく崩れることになり、保険会計に大きな影響が出ることが予測されますが、この点についての見解を求めておきたいと思います。次に、2号被保険者の国保加入者の介護保険料の徴収は、国保と併用して徴収することになりますが、今日的な社会経済情勢の中で、保険料の滞納が多く発生することが危惧されるところであります。したがって、この徴収体制に影響の出る国保会計に対する国や道の指導性を含めた対策についての見解を求めておきたいと思います。次に、このたび公明党北海道本部として、小樽市内の認定者も含めた介護保険の問題を改善し、この制度の充実を推進する目的で、アンケート調査を行いました。調査方法は、介護認定を受けた利用者やその家族に対する面談方式で、質問項目は要介護認定のための訪問調査員の質問に対する満足度、調査方法、結果に対する利用者や家族の受けとめ方など9項目であります。調査員の質問内容については 「満足」が75% 「不満足」は22%であります。不満の理由として 「質問が断定、 、 、的である 「自尊心が傷つくような質問があった」などが挙げられました。また、認定のための聞き取り調査方法」については 「適している」76% 「適してない」19%でありました 「不適」の理由は 「1時間ほどの調査ではわ、 、 。 、からない 「実際の日常生活を見る必要がある 「1回だけではすべてを表現できない」などであります。また、利」 」用者に知らされない訪問調査結果を「知りたい」とした人は3人に2人の割合でありました。主治医の意見書と訪問調査の結果が異なる場合、その対処方法を「公表してほしい」と思う人も69%で、認定に当たっての情報公開を求める声も非常に多くございました。介護認定審査会の2次判定が予想したとおりに出たかどうかについては、「出た」が46%で 「ある程度」が36%で 「出なかった」人が8%ありました。審査結果に不服がある場合は、、 、「関係機関との今後のサービスについて打ち合わせをする」が最も多くて38% 「何もしない」24% 「市町村に問、 、い合わせる」21% 「不服申し立てをする」8%でございました。、これらのアンケート結果から見て、訪問調査員への対応、すなわち研修と調査方法にまだまだ検討する余地があるのではないか。我が党のこのような調査結果も踏まえた見解を求めておきたいと思います。あわせて、認定者に対しての調査結果の公開も検討すべきであると思いますが、市長の見解を求めておきたいと思います。また、審査結果に不服がある場合についても、道に対して「申し立てをする」というより 「身近なところで相、談をしたい」との結果について、この介護保険制度に対して市民への再周知とともに 「不服申し立て」は小樽市、平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録内にも窓口を設置することが必要と考えますが、見解を求めておきたいと思います。次に、現時点での施設ごとと在宅の「自立」判定数と、現在、老人保健施設や療養型病床群に入院中の自立者への対応状況と、小樽市の自立者対策を示していただきたいと思います。次に、介護保険の導入は、裏を返せば、いかにして健康的な高齢社会を築くかという大きな行政的な命題が課せられているのであります。ゆえに、65歳以上の元気な方に対して、健康維持と老化防止の予防対策が求められております。健康保険事業の今後の方向性についても、見解を求めておきたいと思います。次に、環境対策について伺います。環境対策、とりわけ緊急の課題でありますごみ処理に関して質問をいたします。昨年から検討を進めてまいりましたごみ処理についての多くの課題が、新年度より順次具体化することが予算的に明らかになっております。山田市長が積極的に推進しようとする姿勢は、ごみ処理が毎日の市民生活にかかわる行政分野であるだけに、多くの市民が注目し期待をしているのであります。このことは、1月早々から開始された資源物分別収集の住民説明会が、どの会場も予想を超える市民が参加していることからも明らかであります。桃内の最終埋立処分場及び寅吉沢の建設残土処分地の供用開始、瓶・缶・ペットボトルなどの資源物分別収集の全市的展開、事業系一般廃棄物埋立処分有料化の導入、4月1日からの一般ごみの透明ごみ袋の採用、さらに7年ぶりの廃棄物処理条例の全面改正など、まさに西暦2000年の本市の環境・廃棄物行政の記憶されるべき、文字どおりのミレニアムイヤーになるのではないかと、このように考えている次第であります。我が党は、これらの施策の確実、円滑な推進を期待をするという立場でお尋ねをいたしますが、まず最初に、これらの各施策の推進の基本的な考え方を総括的に盛り込んでおります条例改正に関して質問をいたします。今回の改正で、条例の名称を従来の「処理及び清掃」から「減量及び処理」と改め、条項も現行条例が廃棄物処理についての実務規定11条のものが、条例が大幅に増加し、全49条となっております。この改正の意図するところの目的及び増強した考え方について、まず最初に、市長の見解を求めておきたいと思います。次に、新年度予算に関して伺います。桃内の埋立処分場建設事業が終了したことにより、清掃費の予算総額は前年度当初予算額の3分の1弱の金額になりましたが、新たにリサイクル推進事業費の科目が新設されるなど、積極的でめり張りのあるわかりやすい予算編成となっており、これにより、我が党がかねてから要望してきた7月からの分別収集のスムーズな全市展開が実現するものと考えております。そこで、このリサイクル推進費に関して質問いたしますが、第1に、これまで実施した住民説明会の概要と特徴的な事項について。第2に、当面は従来のモデル地区では月2回、新規実施地区は月1回の路線収集での収集見込み量はどの程度で、その分別収集量の増加に向けた取り組み等については、どのように考えていくのか。第3には、埋立処分量の減量という観点からするならば、容器包装廃棄物の範囲にとどまらない資源化対策が、次期国会に関連法案が提出される予定の循環型社会形成のためにも必要となりますが、この点についての考え方についても市長の見解を伺っておきたいと思います。次に、このごみ処理課題の最後に、ダイオキシン対策との関連からも重点課題として推進すべき新焼却処理施設、清掃工場の更新について、また平成14年12月のダイオキシン第3次規制との関連、現天神焼却場との関連、北後志広域ごみ処理計画との関連などについて、既にこれまでの委員会等で明らかにされているものもたくさんあります平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録が、非常に大事な視点ばかりでございますので、今後の方向性について改めて整理する必要があると思いますが、市長の基本的な見解をお尋ねをしておきたいと思います。次に、住宅政策に関してお尋ねをいたします。12年度予算の中に、市営住宅(仮称)勝納住宅の建設に向けての用地取得するための予算3億 9,000万が計上されました。この勝納住宅は、5階建て2棟で、2001年に工事着工をし、2002年度の入居開始を目指しております。建設予定地は築港ヤード開発地区に隣接し、利便性の高い地域だけに、相当の人気の出る住宅になるものと期待をしております。しかし、一方では、平成10年3月に策定された「公営住宅再生マスタープラン」に基づく小樽市全体の住宅建設政策に、大きなおくれが出ていることを指摘しておかなければなりません。市営住宅は、現在24地区に41団地が構成され、合計 3,497戸の管理戸数があります。比較的近年に建設された居住環境のよい住宅は数多くあるものの、反対に老朽化が著しくて、建替え時期を迎えている住宅も数多くあるのが現状であります。少子・高齢化社会の到来や社会情勢の変化に対応した住宅の整備が急務であり、その目的達成のために 「小樽市公共賃貸住宅再生マス、タープラン」として住宅審議会の意見を取り入れながら策定され、このプランに基づく住宅政策を推進していかなければなりません。しかしながら、少しずつ計画に相違が出てきたのではないでしょうか。確かに住宅の建設には莫大な建設資金を要することや、時間もかかることは重々承知の上であり、予算との整合性の中で判断されていくべきものであるということは、言うまでもないことであります。しかし、小樽市の住宅の現状を見るとき、耐用年限2分の1を超えている住宅が 1,129戸で、完全に耐用年限を超えている住宅が 719戸、全体で21%となっているのであります。一口に耐用年限が過ぎている住宅といっても、入居者の気持ちを考えるとき、狭くて生活環境も著しく悪い中、一日も早い建設を求めることは極めて当然のことであります。このことを具体的に申し上げるならば、オタモイのAからG団地の場合、管理戸数が 660戸ありますが、余りにも居住環境が悪く、緊急度Aランクに位置づけされ、さらに平成8年から政策的募集停止になっているのであります。裏を返せば、政策的募集停止をしなければならないほどひどいということであります。このオタモイ地区市営住宅の整備基本スケジュールは、平成14年からの建設開始であります。しかし、現実そのようなスケジュールになっているのでしょうか。勝納住宅も1年おくれがはっきりしました。オタモイ団地再生計画のスケジュールをはっきりと示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。また、公営住宅の整備課題として掲げている借地の解消対策、跡地利用及びまちづくりなどの観点に立った都市計画との整合性をどのように整理していくつもりなのか、このことについてもお答えを願いたいと思います。次に、今年供用開始される入船住宅の入居概要と勝納住宅の土地取得にかかわる経過及び建設概要を示していただきたいと思います。そして、両住宅への他住宅からの住み替えの内容についても示していただきたいと思います。このように、再生住宅整備の基本スケジュールに大きな変更のある場合は、当然のこととして、住宅審議会で再議論の必要があるのではないかと思いますが、見解を求めておきたいと思います。次に、教育について質問いたします。文部省は、国公立の小学校・中学校・高等学校の学校運営について、地域の有識者や保護者などが校長に助言を平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録する「学校評議員制度」の導入や、教員の免許がない民間人の登用を可能にする、いわゆる校長・教頭の資格要件の緩和などを柱とした学校教育法施行規則の一部改正を都道府県の教育委員会に通知し、4月から実施するとなっております。この改正について、どのように認識されているのか、教育長の御見解を求めておきたいと思います。また、今後の開かれた学校づくりの一環として、これらの具体的な実施をどのように進めていく予定であるか、この点についてもお答えください。次に、21世紀を考える上で、地球全体に深刻な影響を及ぼしている環境問題について、子供たちが積極的に学習できる場づくりを推進し、地球温暖化問題やごみ問題、リサイクル、省エネルギーなどに関する環境教育、環境学習の充実や実践的な学習のシステムづくりに取り組んでいくことが急務であると思いますが、教育長はどのように認識されておられるのか、お尋ねをしておきたいと思います。また、他の都市部では、総合的学習の中で、これからの環境問題の学習に積極的に取り組んでいく学校があると聞いておりますが、小樽市教育委員会として、どのように検討されているのか。また、計画されている学校があるかどうか、確認をしておきたいと思います。あわせて、教師の環境問題に対する意識の向上に関する啓発や研修などは検討されているのかどうか、お答えください。現在、小学校に学習教材の副読本として、環境部で作成している「みんなで考えよう、ごみとわたしのリサイクル」という本の活用についてでありますが、現状と今後の取り組みについてはどのように考えているのか、伺っておきたいと思います。次に、国旗・国歌に関して伺います。昨年の国会で、国旗国歌法が制定されました。いろいろと議論のある中で、法定後初めての小樽市内の小学校・中学校の卒業式と入学式を迎えている時期になりました。したがって、教育委員会として現段階における学校指導をどのように行っているのか。さらに、教育現場ではどのような対応をしようとしているのか、見解を求めておきたいと思います。最後に、小樽市奨学基金が大変厳しい運用状況になっていると聞いておりますが、この奨学資金の現状と将来的な方向性について、見解を求めておきたいと思います。質問の最後に、このたびの市職員の不祥事に関してお尋ねをいたします。小樽市職員がその立場を利用し、多額の公金及び準公金を横領着服した事件は、関係者や市民に対して大きな衝撃と怒りをもって受けとめられております。絶対に起こしてはならないこのような事件が、なぜもたびたび起こるのでしょうか。使命感と責任感を持ちながら、まじめに行政に携わる職員にとっても、大変につらいことであります。一方、市の対応は、この種の事件が発生するたびに 「再発防止を徹底した」という答えと関係者の処分で済ま、してきたのではないかという印象はぬぐえないものがあります。現在、小樽市としては、職員服務規程がありますが、しかしどんな立派な規程があったとしても、職員1人1人の自覚の問題であることは当然なこととしても、まだまだ改革する必要があるのではないかと思います。国においても、国家公務員倫理法がこの4月から施行されるのに伴い、公務員が企業などの利害関係者とどうつき合うのかなどを明文化する「国家公務員倫理規程」の原案が明らかになっております。平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録もちろん国家公務員と地方公務員との職務的役割には、違いがあるのは当然のことであります。しかし、国民や市民に対していかに信頼される行政マンになるかが問われているのであります。小樽市も国の規程に基づき、もっと厳密な職員倫理に関する規程を策定すべきであると思いますが、見解を求めておきたいと思います。昨日、札幌市議会においても、市長がこの倫理規程の策定を検討する旨の答弁があったやに伺っております。あわせて、今回の不祥事の温床になった各団体などからの事務局を担当し、会計を預かっている部署に対する何らかの取扱規程を検討すべきであると思いますが、答弁を求めておきたいと思います。先般、石狩市の幹部職員や釧路市の病院関係者の観光旅行が市民の批判を受けました。それ以上に大きな問題を引き起こした今回の不祥事に対して、市役所全体、職員全体が一日も早く信頼を取り戻すよう、懸命な努力を要請いたしまして、私の質問を終わります。再質問はいたしませんので、親切な御答弁をお願いいたします (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

佐野議員の御質問にお答えいたします。初めに、新年度予算に対する感想ということでありますが、退職手当や公債費等の増加により、最終的に11年度予算の減債基金を取り崩さなければならなくなり、大変厳しい予算編成であったと思っております。しかしながら 「21世紀プラン」の着実な推進を基本として、緊急度や優先度、必要性などを見きわめ、特に市、民要望の強い事業を中心に予算を措置いたしましたので、公約の一部は実現できたものと考えております。具体的には、融雪施設設置資金の融資制度を創設し、また少子化対策としての乳幼児医療助成の拡大、さらには小中学校の大規模改造などの教育環境の整備充実を図るとともに、病院の新築・統合に向けた取り組みをぜひとも形のあるものにしたいと考え、一般会計からの繰り出しを大幅に増加する等の予算措置をいたしました。次に、減債基金についてでありますが、ここ数年は、予算編成の段階では10億円以上の財源不足となっており、これを減債基金の取り崩しにより補てんをしてきております。この要因としては、税収に大きな伸びが期待できない中で、扶助費や公債費などが増加しており、経費の節減に努めても、なお不足する部分については、当面減債基金にその財源を求めざるを得ないといった本市の置かれた厳しい財政構造があると考えております。また、減債基金の今後の方向性ということでありますが、ただいま申し上げましたとおり、当面は収支不足に対応する財源として活用していかざるを得ない状況にありますが、本来は将来の市債の償還に充てるために、所要額を確保しておくべき基金でありますので、少しでも早くこの基金に頼らない財政運営ができるよう、今後とも収支の状況の改善に向けて努力をしてまいりたいと考えております。次に、一般会計におきます経常的経費についてでありますが、退職手当や公債費が増加した反面、介護保険への移行などにより扶助費が大幅に減額となったため、総体としては、御質問にもありましたとおり 0.1%の増加にとどまったところであります。行政改革との関連におきましては、正規職員の予算計上人員を、11年度に比べて全会計で32人、一般会計でも21人の減員としたほか、事務事業の見直しにより、およそ 3,200万円の節減を図ることとしたところでありますが、今後とも行政組織のスリム化、効率化に努めながら、経常経費の一層の縮減に努力して平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録まいりたいと考えております。次に、行政改革の進捗状況、達成率と財政効果についてでありますが、平成11年度において新たに「事務事業の見直し」では 「第二病院の診療報酬業務の民間委託 「第二病院看護婦寄宿舎の廃止 「保健所の試験検査業務、 」、 」、の見直し」など、また 「時代に即応した組織・機構の見直し」では 「情報システム化の体制の見直し 「介護保、 、 」、険制度の導入のための体制強化」など、また 「定員管理及び給与等の適正化」では「旅費の見直し」など 「経費、 、の節減合理化と財政の健全化」では「職員独身寮の廃止」などをそれぞれ実施いたしました。全体の項目数を78としますと、平成9年度から現在までの実施済みのものと一部実施済みのものとを合わせた項目数は57項目となり、実施率は73.1%になります。財政効果につきましては、11年度はまだ予算の執行中でありますので、10年度までの目標金額約22億 6,000万円に対し、実績は約22億 1,000万円で、達成率は98%となっております。11年度の財政効果につきましては、決算額が確定した段階で御報告したいと思います。次に、平成13年度以降の行政改革の考え方についてでありますが、行政改革の目的は、市民サービスや福祉の向上を図るため、社会経済情勢の変化や多様化する行政需要に即応しながら、最小の経費で最大の効果が上げられるよう、行政の効率的運営に取り組むことであります。この理念は、今後とも継続していかなければならないものと考えておりますし、さらには地方分権により、行政に対する市民ニーズの質や内容も変化してくるものと思われます。このことから、現在の実施計画に掲げられている項目を早急に整理し、行政改革懇話会の意見もお聞きしながら、本年中に平成13年度以降の考え方を取りまとめてまいりたいと考えております。次に、いわゆる財政健全化計画についてのお尋ねでありますが、12年度予算と今後の11年度の決算見通しなどを踏まえた上で、今年中に策定してまいりたいと考えております。健全化計画策定の目的は、申すまでもなく現状の財政状況の改善にあるわけでありますが、御質問にもありましたとおり、12年度は「21世紀プラン」の新しい実施計画の策定の年ともなることから、どの程度の事業量を見込むかなど、今後調整すべき課題は多いと考えております。また、財政の健全化も新行政改革大綱の一項目であることから、当然のことながら、それとの整合性も必要となりますので、いずれにいたしましても、将来都市像を念頭に置きながら、その裏づけとなります財政の健全化について、全庁的に十分に議論を深め、健全化への中期計画を策定してまいりたいと考えております。次に、事務事業評価システムについてでありますが、効率的な行政の推進を目指す制度として近年注目され、多くの自治体で取り組みがされております。本市におきましては、まずこのシステムを「21世紀プラン」の実施計画事業を対象に事業を分析し、その成果を順次把握して、適切に管理評価システムをつくり上げていこうとするものであります。この制度を導入することにより、市民ニーズを把握しながら、事業の必要性やサービスの充足度などの分析を行い、市民が真に望む行政サービスの質の向上を目指すとともに、事業の見直しを図り、効率的、効果的に事業を推進していこうとするものであります。このことから、財政健全化にも効果が期待できるものと考えております。次に、旧手宮線跡地利用についてでありますが、旧手宮線につきましては、本市の貴重な歴史的財産であることから都市の再生や観光の重要な資源として、全線を活用するべきであると考えております。また、用地につきましては、当面イベント等での活用や中心市街地の魅力づくり等に期待される中央通から浅草平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録線までの用地処理の手法や時期等について、具体的にJR北海道と協議するとともに、その他の区間につきましても、管理手法等について協議してまいりたいと考えております。次に、新幹線(仮称)新小樽駅周辺地域振興計画策定についてでありますが、北海道新幹線については、平成10年2月、日本鉄道建設公団から北回りルート及び本市などへの新幹線駅設置が公表されました。また、同年10月には、沿線自治体で環境影響評価方法書の住民縦覧が行われ、その後の環境影響評価手続も順調に進められていると聞いております。このような中で、新幹線駅を中心とした広域的な地域づくり、まちづくり計画の策定が必要となっており、新駅開業による波及効果や影響などを予測し、新たな交通システムとして北海道新幹線を本市の活性化に最大限生かすことのできるよう、広域的、中・長期的視点から新幹線駅を中心とした周辺地域の整備方針などを取りまとめるものであります。次に、新駅周辺の不動産に与える影響についてでありますが、将来的には新幹線駅周辺の利便性の向上や開発事業の促進など、都市機能の充実が図られることから、土地などの価格への影響や付近住民へのさまざまな影響も想定されますので、それらの点も考慮に入れながら計画策定に当たってまいりたいと考えております。また、都市計画との整合性についてでありますが、地域の振興や新幹線の利用促進を図るため、駐車場や周辺道路、駅前広場など、新幹線駅を中心とした周辺の都市基盤の整備が必要と考えられますので、庁内関係部局はもとより、北海道など関係機関と十分に連携を図りながら、検討を進めていかなければならないものと考えております。次に、新幹線にかかわっての将来構想についてでありますが、新幹線の開業は、行動範囲の拡大や利便性の面ばかりでなく、観光など地域の特性を生かす好機ともなり、経済的効果はもとより、本市のイメージを高める大きな要因となるものと考えております。したがいまして、御指摘にありましたように、新幹線が本市のまちづくりや観光、経済などにもたらす優位性や将来性、有効性などを、さまざまな機会を通じて市民に示していくことは大事なことであり、新幹線の早期実現に大きな原動力ともなりますので、そういった面にも配慮した対応をしてまいりたいと考えております。次に、自治事務と法定受託事務についてでありますが、御質問にもありましたように、法定受託事務につきましては、事務処理の方法につきましては、政令や省令で細かな部分についてまで規定しているのが一般的でありますので、自治事務と比較した場合、条例で制定することができる範囲は狭いものと思われます。また、国や都道府県が定める事務の処理基準にも拘束されますので、市町村の裁量は狭いものと考えます。このようなことから、法定受託事務につきましては、なかなか難しい面があると思いますが、個々の法令や制度の内容を正確に理解し、可能な限り地域の実情に応じた事務の実施や事務の効率化について努めていかなければならないと考えております。次に、標準事務以外の事務に係る手数料についてでありますが、これらにつきましては、今後当該事務に要する経費とその事務により特定の人が受ける利益等を考慮して、条例で定めることとされております。本市の対応でありますが、国の政令等の公布がおくれたこともあり、7月1日施行予定の廃棄物処理関係の手数料の改正を除いては、当面4月以降も現行の手数料額と同額とすることとして、関連の条例案を提出させていただいているところであります。これらの手数料につきましては、今後それぞれの事務に要する経費を早急に精査するとともに、現行の手数料額や他都市の状況なども勘案しながら、その改正の有無を含めて慎重に判断をしてまいりたいと考えており平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録ます。次に、地方分権一括法の施行に伴う職員の意識改革などについてでありますが、これまで長い間、国は都道府県を、都道府県は市町村を指導監督するという関係にあり、中にはその事務処理に当たって、国や道の指示に従わなければならないというものもありました。しかし、これからは国と地方団体とは、それぞれの役割分担のもと、国は国の事務を処理し、地域の事務は自治体が処理することになります。そして、その事務処理についても、法令に基づかない国や都道府県の関与は受けないということになって、自治体の自主性が尊重されることになるものと考えております。反面、国や道に依存することはできないということになり、職員みずからが自分で考え、責任を持って事務処理をするいう意識の改革も当然必要になりますので、職員研修などを通じて指導してまいりたいと考えております。なお、市民などからの政策提言を受けられる体制につきましては、現在、町会長と市との定例連絡会議、各種審議会や懇談会などのほか 「市長への手紙」や昨年8月から電子メールにより市への意見・要望を寄せていただく、など、多くの方から御意見や御提言をいただいているところでありますが、政策提言の受け入れ体制については、今後とも検討させていただきたいと考えております。次に、介護保険に関し何点かお尋ねがありましたが、初めに、介護保険事業特別会計の収支見通しについてでありますが、保険料や介護費用は、国から示された手順に従って、平成12年度からの3年分について推計し算定しております。将来的な収支予測については、制度上3年ごとに保険料を見直し、収支バランスを図ることになっておりますが、初めての制度でもありますので、施行後の状況を見ながら対応してまいりたいと考えております。次に、2号被保険者の国保料の徴収体制等についてでありますが、介護保険法の施行により、2号被保険者の国保料については、従来の医療分に介護分が上乗せされることから、保険料の滞納額の増加が懸念されますが、保険料徴収部門の内部事務の改善を進め、外勤専任職員を増員するとともに、嘱託徴収員との連携を密にしながら粘り強く制度の啓発を図り、収納の確保に努めてまいりたいと考えております。また、国等の対策についてでありますが、保険料を納期限から1年間の滞納者については、特別の事情がある場合を除いて被保険者証の返還を求め、資格証明書を交付することが義務化されるなど、納付を促進するための措置を講ずることになります。私どもとしては、被保険者がこのような事態に陥らないように早期の納付相談、納付指導に努めてまいりたいと考えております。次に、訪問調査員に対する研修等についてでありますが、訪問調査の委託に当たっては、調査の趣旨を踏まえ適正かつ公平に行われるよう、また訪問した際には不快感を与えないよう研修を行っていますが、公明党のアンケート調査の結果も参考としながら、調査員の資質向上に向けて、なお一層の徹底を図ってまいりたいと考えております。また、訪問調査結果につきましては、本人または家族からの申し出によって公開しておりますし、認定結果に不服や疑問がある場合には、介護保険課の相談窓口で認定経過を含め説明するとともに、不服申し立ての受け付けも行っております。なお、制度の概要につきましては、2月下旬から住民説明会を実施しているほか、改めて小樽市広報で周知してまいります。平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録次に、自立判定者数等についてでありますが、2月末現在で自立と判定された方は、施設で5人、在宅で 106人となっております。老人保健施設や療養型病床群に入院中で、自立と認定された人には、施設の医師等との相談を勧めるとともに、ケアハウスや自立者支援対策事業の利用等についてお知らせしてまいりたいと考えております。また、自立と認定された人の手だてにつきましては、既存の保健福祉サービスを継続して実施するほか、新たにホームヘルパーを派遣して行う軽易な生活支援事業や生きがい対応型デイサービス、短期宿泊事業を実施してまいります。次に、健康・保健事業の今後の方向性についてでありますが、御指摘のとおり、介護保険制度を成功させるためには、介護を必要としない健康な状態をいかにして継続させるかが大変重要なことと思っております。保健所では、従来から健康診査、健康相談などで生活習慣病の予防をするとともに、機能訓練、訪問指導で介護予防に取り組んでおり、さらに現在策定中の高齢者保健福祉計画におきましても、介護予防の立場から、これらの事業を盛り込みたいと考えております。また、サービスの提供に当たっては、個々の対象者の需要に合ったものとなるよう、保健・医療・福祉が一体となって、総合的に提供するよう努めてまいりたいと考えております。次に、環境対策についてであります。初めに、小樽市廃棄物の減量及び処理に関する条例案についてでありますが、現行条例は 「廃棄物の処理と清、掃に関する法律」の施行条例的性格でありましたが、改正条例案は、市としてのごみ処理についての基本的考え方を具体的に示す条例とするとともに、平成5年以降の法改正や容器リサイクル法施行に対応させたものとしております。なお、具体的に充実した条項の主な内容は 「減量と処理についての市民・事業者・市それぞれの責務を明確、化 「容器包装廃棄物の分別収集 「大規模建物等のごみ保管場所整備や廃棄物管理者の届け出 「空き缶のポイ」、 」、 」、捨て禁止等の公共の場所の清潔保持 「不法投棄の監視」などとなっております。」、次に、資源物分別収集についてでありますが、全市実施に向けた住民説明会については、当初47カ所での開催を予定したところでありますが、多くの町会等から要請があり、2月末までに61回の説明会を開催しております。今後も追加説明会の要請が見込まれ、最終的に、事業スタートまでには当初予定の倍近くになるのではないかと思われます。このように、市民の関心と意識は大変高く、各会場での参加者数も予想を大幅に超えているとの報告を受けており、大変心強く感じているところであります。質疑の内容も、分別収集についてはもちろんですが、その他日常のごみ処理についての話し合いも行われており、住民説明会の所期の目的は達成されるものと考えております。次に、収集見込み量についてでありますが、平成8年度から取り組んでまいりましたモデル事業の回収率を参考にし、またモデル地区以外の地域については、月1回の収集であることから、平成12年度は 1,200トンを見込んでおります。収集量の増加に向けましては、平成12年度の収集状況を見きわめながら、月2回の収集地区を逐次順次拡大し、収集量の増加を図ってまいりたいと考えております。次に、埋立量とリサイクルの関係についてでありますが、限られた資源のリサイクルについては、容器や包装類に限らず、推進していくことが必要と考えております。現在のリサイクルセンターでは、対象品目や処理量はおのずと限界があることから、本格的な施設整備をすることにより、新聞・雑誌などの紙類や金属類などを回収し処理平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録できることとなりますので、そのことが埋立処分量の減量につながるものと考えております。次に、焼却施設の更新に関係するお尋ねでありますが、現天神焼却場については、平成14年12月の第3次ダイオキシン規制をクリアすることが難しいと判断しており、現段階では平成13年度末に用途廃止したいと考えております。また、北後志広域処理との関係についてでありますが、国・道の広域化計画において、北後志ブロック1施設と明示されており、小樽市といたしましては、桃内処分場埋立計画期間を確保するためにも、新施設整備は急がれます。したがいまして、国・道の方針に沿った方向で、新施設の平成14年度着工に向け、北後志広域協議会での検討協議を精力的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、住宅行政に関して何点かお尋ねがありました。まず、オタモイ地区の市営住宅の建替えスケジュールについてでありますが、本市の「公共賃貸住宅再生マスタープラン」では、オタモイ住宅の建替えにつきましては、平成12年度から事業着手する予定の勝納住宅等への住み替えを前提として、平成14年度から現地での建替えとなっておりますが、移転先である勝納住宅の建設は、1期工事が平成14年度中の完成予定であり、その後2期工事に着手となることから、計画してまいりました平成14年度からのオタモイ住宅の建替えは、実質的に難しいものになっております。しかしながら、市の財政状況にもよりますが、オタモイ住宅の建替えにつきましては、勝納住宅の進捗状況なども見ながら、できる限り早期に着工に努めてまいりたいと考えております。次に、オタモイ地区のまちづくりについてでありますが、この地区は 「21世紀プラン」にも示されているとお、り、緑に囲まれ自然豊かな住宅地であり、その住環境を維持すべきものと考えております。このため、同地区の特性やまちづくりの観点から、不要となる公営住宅跡地を含めた土地利用や都市基盤施設等のあり方などについて、地区住民、地権者等の意向も踏まえながら、平成13年を目途に、具体的なまちづくり計画を策定してまいりたいと考えております。次に、入船住宅の概要等についてでありますが、入船住宅につきましては、平成12年8月ころに入居を予定しており、入居戸数、2DK23戸で、60歳以上の高齢単身者向け住宅となっております。一方、勝納住宅の土地取得の経過についてでありますが、計画上、平成11年度に取得予定となっておりましたが、道道小樽港線の拡幅計画で、北海道と用地境界について協議を要することとなり、このたびこの協議が調う見通しとなったことから、平成12年度中に日本鉄道建設公団から取得するものであります。勝納住宅の概要につきましては、中層耐火構造5階建て、2棟89戸に集会室1戸で、タイプ別では、現段階で1LDK20戸、2LDK24戸、3LDK43戸、車いす対応2戸を計画しておりますが、実施計画に際しましては、若干の変更もあるものと考えております。また、入居者の住み替えについてでありますが、入船住宅と勝納住宅には、用途廃止を予定している長橋B住宅、天神住宅及び奥沢B住宅や、今後建てかえを予定しているオタモイ住宅の一部の移転先として 「再生マスタープ、ラン」策定時の入居者意向調査をもとに、おおむね50世帯程度を考えているところであります。次に、住宅行政審議会の対応についてでありますが、本市の「公共賃貸住宅再生マスタープラン」は平成10年3月に策定し、国の承認を受け、北海道と連携して同計画を推進しているところであります。今後この「再生マスタープラン」の内容に変更の必要が生じた場合には、同審議会に諮ってまいりたいと考えております。平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録次に、職員の倫理規程についてでありますが、ただいまいろいろと御指摘をいただきましたとおり、今回の不祥事は市民の信頼を裏切るものであり、まことに申しわけなく残念なことと考えております。公務員の倫理規程については、既に国においては本年4月から施行される国家公務員倫理法に基づき、職員の倫理行動基準や規制、例外を盛り込んだ規程案を作成中であります。本市におきましても、こうした動向を踏まえ、国等の規程をも参考にしながら、制定に向け検討してまいりたいと考えております。次に、団体等の会計処理に関してでありますが、先般、全庁的に調査しましたところ、おおよそ 100団体になる見込みであります。現在、庁内に特別調査チームの設置を検討しており、このたびの不祥事の要因ともなりました関係書類、通帳、印鑑等の管理方法や事務手続上のチェック体制の見直しなどを行ってまいりたいと考えておりますが、この調査チームの中で、統一的な取扱規程についても検討してまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

佐野議員の御質問にお答えいたします。まず、学校教育法施行規則の一部改正にかかわって 「学校評議員制度」についてですが、学校評議員は子供の、健やかな成長を図っていくためには、今後、一層地域に開かれた学校づくりが必要であるという観点から、校長の求めに応じ、学校運営に関し意見を述べてもらうため、教育に関する理解と識見を有する人の中から学校設置者が委嘱するものであり、現在、道教育委員会においてモデル校を選定し、モデル事業として来年度からの実施を目指しております。道内の公立小・中学校においては、道立のモデル校の実践を踏まえながら、順次学校評議員制度の導入を進めるものと考えております。また、校長・教頭の資格要件の緩和については、現行、校長の登用に当たっては、教職員免許状を持ち、5年以上の教職員経験を有することを定めているが、改正に伴い、教員免許を持たなくても、10年以上教育に関する職にあった者を登用できることとしたもので、現行、私立学校の校長登用に当たって、教員免許がなくても5年以上の教育に関する職にあった者を登用できることとした制度を準用したものであり、民間人の登用による学校改革を推進しようとするものと考えられますが、任用に当たっての権限は道教育委員会が行うものとなっております。次に、環境問題にかかわる環境教育の充実についてですが、児童・生徒に地球温暖化問題やごみ問題、リサイクルなど、環境問題について正しい理解と認識を身につけさせることは重要であると考えております。学校における環境教育は、これまで生活科や各教科等で児童・生徒の発達段階に応じて行われており、環境と人間とのかかわりについて課題意識を高める工夫や地域の自然環境を生かした体験的な活動を通して、環境問題に関心を持たせ、主体的に取り組むことのできる能力や態度の育成に努めております。平成14年度完全実施の新学習指導要領で新たに創設された「総合的な学習の時間」では、文部省から学習活動の内容として、国際理解、情報、環境などが例示されており、来年度から移行期に入ります。現在、本市においても各学校で「総合的な学習の時間」の内容が検討されており、今後、環境問題への取り組みが多くなるものと思われます。環境問題にかかわる教師の研修についても重要であると考えており、後志研修センターにおいては、現在講座の中に環境授業を置いており、来年度から総合的な学習の研修講座を設けることとしておりますので、これらの講座平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録への参加を通して、今後各学校における環境教育についても理解が進むものと考えております。次に、本市環境部作成の小学校の学習教材「みんなで考えよう、ごみとわたしのリサイクル」の活用についてですが、多くの学校で社会科の授業やクラブ活動、施設見学の折に活用しております。今後も活用が図られるよう努めてまいります。次に、国旗・国歌の指導に関してですが、昨年8月、国旗は日章旗、国歌は君が代とする「国旗及び国歌に関する法律」が制定されました。制定に伴い、文部省から学校における国旗及び国歌に関する指導について、この法律は、長年の慣行より国民の間に国旗及び国歌として定着していた「日章旗」及び「君が代」について、成文法でその根拠を定めたこと、この法律の施行に伴って、これまでの国旗及び国歌に関する指導の取り扱いを変えるものではないこと、国旗及び国歌に対する正しい理解が一層促進されることなどの通知があり、附属資料として、国会での質疑の内容、総理大臣談話、国旗・国歌の由来などの送付がありました。そのことを受け、教育委員会としては、校長会議を通してその内容について説明し、教職員の理解を深める資料として活用するよう指導するとともに、行事等における取り扱いについて、学習指導要領に基づき児童・生徒に我が国の国旗と国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てるなど適切な指導を行い、国旗及び国歌に対する正しい理解が一層促進されるよう指導を重ねております。また、各学校においては職員会議を開き、校長が教科としての社会科や音楽の授業などで国旗及び国歌の意義を踏まえること、また学校行事等において学習指導要領に基づき理解が一層深まるよう、教職員の指導に当たっております。最後になりますが、小樽市奨学資金基金の現状と今後の方向についてお答えいたします。御指摘のように、基金運用は大変厳しい状況となっておりますが、その大きな原因は、預金金利の低迷と考えております。基金残高は平成10年度決算で約 2,800万円でありますが、前年度比較で88万円の減となっております。当面は現行の奨学金制度で運用し、その財源確保に努力してまいりたいと考えております。以上です。

出典:小樽市議会 平成12年第1回定例会 2000年3月7日 議事録 PDF(82ページ) 間違いを知らせる