みんなの議会

小樽市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月6日

(1)平成13年度予算に関して/(2)人口対策について/(3)福祉問題/(4)環境問題北後志地域ごみ処理広域化計画に関して/(5)教育問題/(6)当面の課題についての見解

2001年3月6日、小樽市議会の一般質問で、佐野治男議員が「平成13年度予算に関して」「人口対策について」「福祉問題」「環境問題北後志地域ごみ処理広域化計画に関して」「教育問題」「当面の課題についての見解」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
佐野治男 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 35番 佐野治男

平成13年、西暦2001年、21世紀の新しい時代を迎えた今日、大きな変革の時代を迎えました。私たちのふるさと小樽が、そして小樽市民のすべての人々が、希望と活力を持ちながら安心して心豊かな地域社会を築いていくことが、今行政に課せられた重要な役割であると思います。しかしながら、地方自治体を取り巻く環境は大変に厳しいものがあり、まだまだ先行き不透明な状況が今後とも続くことが予測されるのであります。このことは、小樽市においても例外ではありません。引き続く人口減少、緊迫した行財政環境、全道主要都市に先駆けての高齢化社会などなど、どの分野一つ見ても、今21世紀を迎えた今日的重要かつ緊急な行政課題が山積しているのであります。しかしながら、どんな困難な状況にあろうとも、小樽市民の持つさまざまな可能性を信じ、市民と行政が一体となり、それぞれの役割と責任を果たしながらまちづくりに邁進するならば、21世紀のこの小樽が大きく発展していくものと強く確信しながら、第1回定例会に当たり、公明党を代表して質問をさせていただきます。なお、質問も2日目、4番手となり、重複する問題もあろうかと思いますが、観点の違いもありますので、通告どおりの質問とさせていただきます。まず最初に、新年度予算と行財政運営について、何点か市長の見解を求めておきたいと思います。改めて申し上げるまでもなく、平成13年度予算は、山田市長にとって2回目の通年予算であり、政策予算編成であります。小樽市の財政状況が大変に厳しい中、多様化する市民要望にいかにしてこたえていくのか、市長及び理事者においては財政状況に照らしながら、また、創意工夫しながらの予算編成であったものと推測をしているところでございます。さきの市長提案説明でも明らかにされましたが、一般会計が 729億 9,100万円で、昨年の当初予算と比較して1.8%の増となり、特別会計、企業会計を合わせた総額は 1,637億 900万円、 4.2%の伸び率で、平成5年度以来の高い伸び率になっているわけであります。このことは、随所に市民要望の高い施策の実現に積極的に対応したものとして、我が党としても率直に評価をいたしているところでございます。主な点を申し上げれば、菁園中学校改築やインターネット整備などの教育文化予算、新規事業としての子育て支援センターの設立や、家族支援事業などの少子高齢化対策事業。また、中小企業の融資制度の充実などの地場産業振興策などや、あるいは景気低迷に配慮した建設事業費の一般会計前年度比較での2割アップなどなど大小さまざまな規模の事業を積極的に計上している内容を見るときに、まさに多様化する市民の要望に一定程度こたえているものではないかと、このように受けとめているところでございます。しかし、こうした積極的な予算編成の一方で、財政状況は依然として厳しいものであることには変わりがありません。減債基金を大きく取り崩しての収支の均衡を図るという大変に厳しい財政状況の中での予算編成であったと思いますが、山田市長のこの13年度予算案に対する率直なご感想について、まずお聞きをしておきたいと思います。次に、13年度予算の細目について伺います。新年度予算では16億 6,700万円の財源不足を減債基金から取り崩して収支を合わせております。また、一般財源で 387億 3,400万円、特定財源では 342億 5,700万円となっており、一般財源と特定財源の割合は53.1%対46.9%になっております。一般財源は地方税や地方交付税などからなっており、使い道が自由な財源でありますが、この伸び率が 1.7%と脆弱に推移する中、使い道としての一般財源は 1.9%伸びており、この現象がさらに財政の圧迫化を招いている大きな要因の1つであります。そうした中で、さらに減債基金を大きく取り崩しての予算編成であります。このような財政構造が続くならば、14年度以降の予算に大変大きな影響が出るのではないかと心配しているところであります。したがって、減債基金を取り崩さなければならなかった構造的な理由と減債基金の今後の方向性について見解を求めておきたいと思います。あわせて、経常的経費は一般財源ベースで 265億 5,000万円で、0.2 %の増となっておりますが、平成9年から12年までの4年間の行政改革の成果も含めて見解を求めておきたいと思います。次に、財政健全化計画と新年度予算との整合性について見解を求めておきたいと思います。「厳しい小樽市の財政状況を何としても改善をしたい」と、山田市長は常々口にされ、またそのためにいろいろとご苦労されていることは十分承知をしております。我が党としても、財政健全化に向けて、さまざまな角度から意見を申し上げてきたところでございます。このような中で、昨年12月に、24年ぶりに財政健全化計画がまとめられ、議会にも説明がございました。その中身は改めて申し上げるまでもなく、これまでの収支傾向や今後の財政需要を考え、今までのような短期的な財政運営では健全財政を維持することは困難になることから、平成13年から17年までの5年間を計画期間として、実質単年度の収支の均衡や平成17年まで90%を下回ることを目標にした経常収支比率の改善などを掲げながら、具体的には人件費の抑制と施策の厳選などを目玉にし、財政の健全化を最優先にして位置づけをしているわけであります。しかしながら、現実問題として、平成13年度予算案の伸び率が 4.2%となり、単年度とはいえ、積極型の13年度予算編成であります。財政の健全化という面から見れば、今回の予算によって、後年度に一段と厳しさが増すことがないのかどうか、多少なりとも心配をするところでございます。市長は財政健全化計画と13年度、新年度予算の整合性をどのように図ろうとしているのか、具体的な中身も含めてお答えをいただきたいと思います。、 」、また、健全化計画に関してのみ申し上げれば 「人件費の削減ではまだまだ検討の余地があるのではないかまた 「この試算に小樽病院の新築や新焼却場の大型建設費が見込まれていないのではないか 、また 「もう少し、 」 、計画の具体性に欠けるのではないか 。このような心配の声が多く聞こえてくるのでありますが、この5年間の財」政健全化計画の実効性をどう図るかということについても、市長の見解を求めておきたいと思います。次に、財政健全化計画と密接な関係を持つ21世紀プラン第2次実施計画についてお尋ねしておきたいと思います。2月16日に、企画部より第2次計画の説明がありました。また、現在においても新行革実施計画も進行中であります。本市を取り巻く社会・経済情勢やますます深刻化する少子高齢化、人口減少傾向や地方分権、規制緩和の進展など、時代変化の流れの中、第2次実施計画は大変に的を射た計画との感想を持った1人でありますが、第2次計画は市長が就任され、初めての実施計画となるわけでございますが、厳しい財政事情、また一方では多様化する行政需要にこたえるためにも、独自性をどう盛り込んでいくかなどについていろいろとご苦労もあったと、このように推察いたしますが、今回の第2次実施計画の特徴的な中身を示していただきたいと思います。と同時に、21世紀のまちづくりの第一歩となる第2次実施計画策定に当たり、市長の決意をお聞かせください。次に、行政改革第2次改訂に関してお尋ねをいたします。行政改革は、効率的な行政運営と住民サービスの効果をより高めるための内部的な見直しが主な目的であります。経費の削減のみを目的としていないことは承知はしておりますが、無駄を省き、効率的な行政運営をすることにより、結果として経費が削減されるものと思います。また、経費の削減そのものを目的としているものであります。そこで、この改定後の新行革実施計画のうち、どの項目が経費の削減を目的としているものなのかどうか、その主な中身をお示しいただきたいと思います。また、2001年からスタートする21世紀プラン第2次実施計画、新行政改革実施計画第2次改訂、そして財政健全化計画のいわば3点セットを、総体的にどう整合性を持たせていくのか、この点についても改めて市長の見解を求めておきたいと思います。この項の最後に、築港再開発に関する財政効果についてお尋ねをしておきたいと思います。平成11年3月にオープンした築港再開発地区の営業も丸2年が過ぎようとしております。この再開発の議論の一つでありましたオープン後の小樽市への財政効果について、多くの市民も関心を寄せているところであります。この件については、既に昨日北野議員の質問もありましたが、この機会に我が党といたしましても、改めてこの再開発事業に関する財政的効果をどのようにとらえているのか。市税収入や上下水道料金を中心に伺っておきたいと思います。あわせて、現段階におけるこの再開発事業全体についての市長の感想もお聞きしておきたいと思います。次に、人口対策に関して市長の見解を求めておきたいと思います。年々減り続ける小樽市の人口をどうするのか。このことは今後の小樽市の発展性を考えるとき、非常に重要な政策課題であります。現在2月末の小樽市の人口は国調人口で15万 678人であり、住民基本台帳人口が15万 1,581人であります。ここ5年間の人口推移は約 6,600人からの減少であり、毎年 1,300人ベースで減少し続けているのであります。また、この5年間の自然動態も、出生人口より死亡人口が 2,712人多く、毎年 500人が自然動態で減少し、社会動態においても、毎年約 900人が減少し続けているのが実態であります。このままに減少が続くことになるならば、来年の今ごろは15万台を割り込むことは確実であります。あらゆる面で小樽市のイメージ低下につながるのではないかと、このように心配をする1人であります。しかしながら、この人口減少の要因は、一口で分析や結論のできることではございません。今日の社会経済の流れの中で、どこの自治体においても同様の人口減少に悩まされているのが実態であります。あわせてこの人口対策は単に人口増加だけを目的にした施策は難しく、経済政策や地域活性化政策、また、社会福祉政策や教育政策などの総合的な施策から有機的に結合し、その結果として人口増加につながるものと考えるわけであります。しかし、だからといって人口政策に消極的な姿勢は許されるべきことではありません。市長もこの人口対策には大変に心配をし、頭を悩ましているものと受けとめておりますが、小樽市の将来にとって大変大きな影響の出る、施策の根幹にかかわる人口政策を、強い意識を持って推進することが大事であると思いますが、まず市長の現状認識と決意を承っておきたいと思います。また、新年度予算の中身の中で、特に人口対策として意識をしながら計上した事業はあるのでしょうか、見解を求めておきたいと思います。次に、小樽市は、今日までさまざまな将来人口を推計した計画を策定しております。具体的には21世紀プランの16万人、市街化区域及び調整区域の整備に関する推計人口15万 7,000人、給水人口16万人、下水道処理人口15万 7,000人、一般廃棄物処理基本計画人口13万 5,263人、広域ごみ基本計画13万 4,194人、高齢者保健福祉計画の14万 4,811人などなど、それぞれの分野で推計人口を掲げております。それぞれの事業の推計人口は、議会でも多く議論した経過もございます。しかし、このような人口減少が続くことになるならば、一定の見直しや整合性を図る必要も出てくるのではないかと思いますが、この点についてもお考えを聞いておきたいと思います。次に、人口対策で一番効果的なことは若者の定着であります。若者がこの小樽に定住することは、あらゆる面での経済性や生産性の高まりにつながり、まさに発展の基礎的な要因になることは火を見るよりも明らかなことであります。しかし、今日の小樽市の若者の定着率は大変に厳しいものを感ずる次第であります。親も子も小樽に住み続けたいと願っても、雇用環境が大変厳しいため、結果的に小樽を離れる若者が何と多いことか。間もなく卒業の時期を迎えます。大学や高校の卒業者の就職状況はどのようになっているのでしょうか。またそのうち、小樽市内企業への就職率はどのようになっているのでしょうか。ここ数年前からの傾向性も含めてお示しをいただきたいと思います。あわせて、若者の雇用対策や定着化に向けて雇用条件の整備や市内家賃の低廉化など、あらゆる対策を取る必要があると思いますが、今後の方向性についても見解を求めておきたいと思います。いずれにせよ、市長が先頭に立ち、官民一体でより実効性の高い人口対策をとることが21世紀の大事な政策ポイントであることを訴えておきたいと思います。次に、福祉問題について何点か伺っておきたいと思います。最初に、介護保険制度についてでありますが、平成13年度の介護保険の当初予算は96億 8,600万円で、12年度の当初予算より25億 6,900万円の増額予算となっております。介護保険開始時第1号被保険者に対しての1年間の負担緩和措置が終了し、保険料も増額になっております。しかも保険給付費が見込みより上回ったため、財政安定化基金より貸し付けを受けておりますが、この基金は国・道・市が3分の1ずつ負担し、市町村は第1号被保険者の保険料収入で賄う仕組みになっているために、新たな財政負担にはならないものの、次の保険料見直しで返還する仕組みになっておりますが、まずこの点について見解を求めておきたいと思います。あわせて、一般会計繰入金13億 5,879万円の内訳と、約25億 6,000万円の増額の多くは、12年度当初予算より約26億円増額された保険給付費になると思います。給付費の増額理由について、改めて市長の見解を伺っておきたいと思います。また、今定例会で2度目の保険給付の補正が提案されております。計画に比べて給付費がふえている市は少ないと聞いておりますが、各市の状況に比べて小樽市がふえた要因の特徴的な内容についてもご説明をお願いします。次に、出産費に係る資金の貸付制度にについてお尋ねをいたします。我が党は、かねてから40万から50万円かかるとされる出産費用の負担軽減を図るため、貸付制度を創設すべきと国に対して粘り強く主張してまいりました。その結果国において、平成13年、本年4月1日より積極的な実施に向けての通知が全市町村に対し出されたと聞いております。この制度の仕組み、各医療保険制度での取り組み状況、並びに小樽市の取り組みの方向性について見解を求めるものであります。次に、児童虐待について伺います。我が党は、児童虐待が年々増加する傾向とその対策として、昨年5月に児童虐待防止法が制定されたことから、第2回定例会以降、あらゆる機会でその対策を求めてまいりました。市としても「虐待防止の連携を図るため、庁内組織と全市的な取り組みをする組織について検討する」との考えを示しておりましたが、その後の態勢と今後の防止策についてお考えを聞いておきたいと思います。次に、環境問題、とりわけ北後志地域ごみ処理広域化計画に絞って、何点かお伺いをいたします。時間の関係で項目的な質問となりますが、まず最初に、平成12年3月に基本計画が作成され、ごみ処理の広域化計画が明らかになったわけでありますが、しかし、建設予定地域住民の理解と協力を得る努力を重ねているために、相当数の時間がかかり、当初の予定である平成14年度着工、17年度完成の焼却施設に関しては、少なくとも1年以上の着工時期の変更を余儀なくされている現状を考えるとき、現在地域住民との話し合いはどの程度進んでいるのか。今後の見通しも含めて、現状について伺っておきたいと思います。次に、この計画が予定どおりならば、昨年の第4回定例会で、広域連合規約案と事業計画等策定予算が審議されていなければなりませんでした。しかし、その作業が大幅に延び、かつ本年のこの第1回定例会にも間に合わない。また、もし第2回定例会にも間に合わない状況になるとするならば、大幅に着工時期がずれ込み、本市のごみ行政に多大な影響が出ることは必至であります。したがって、15年努力着工に向けてのタイムリミットはいつなのか、今後の作業スケジュールも含めてお答えください。次に、北後志地域廃棄物広域処理推進協議会が平成12年7月に結成されておりますが、協議会の中での協議事項、並びに問題点についての現状はどのようになっているのか。また、新焼却場建設の遅れによる他町村への影響はあるのかどうか伺います。本市においても、本年13年には天神焼却場を用途廃止にし、新焼却場が完成するまでの間は焼却処分ができない状況が続くわけでありますが、天神焼却場の年間処分量とこの埋立処分場への影響についてもお考えを聞いておきたいと思います。次に、予算関係に関して伺っておきますが、このごみ処理広域計画の総予算はどのくらいの金額になるのか、今年度から完成年度までの年次別概算金額についてもお示しください。また、機種選定に関しても大変に大きな予算が伴うことが想定されることからして、桃内埋立処分場のときのような疑惑を持たれることがあってはなりません。したがって、公正・公平に市民も含めて、納得できるプロセスで行われなければなりません。その観点に立ってのコンサルの選定であると認識しておりますが、このコンサル選定の経緯及び今後このコンサルに委託する内容、さらに機種選定とコンサルの関係についても説明を求めておきたいと思います。最後に、燃焼方式についてお尋ねをしておきます。現在、この燃焼方式については、各都市においてもさまざまな方式が取られております。また、機能や経済性で大きな技術革新が進んでいる状況を見るとき、この燃焼方式の決定が最も神経を費やす部分と思います。我が党は、一つには将来性を最大限に考慮すること、また、透明性の確保のための議論と決定までのプロセスを明確にする、このことが大事な視点であると明確に申し上げたいと思います。この点について市長の見解を伺っておきたいと思います。次に、教育問題についてお伺いいたします。21世紀を迎えた今、教育のあり方そのものが模索され、大きな問題となっています。20世紀までの教育に対する考え方は、富国強兵や産業振興のための手段としての教育が一般的でした。しかし、このような教育の手段視が、人間の手段視を正当化し、軍国主義や産業優先、公害による国土の荒廃などに象徴されるような生命の軽視、暴力の放置など、20世紀の思潮の誘因となったのではないでしょうか。教育とは本来、人と人との直接的な触れ合いの中で、お互いに教育者となり、学習者となって、人格の完成を目指すのがその目的であります。人格の完成は教育の目的であると同時に、人生の目的であるとも言えます。民主社会は「1人ひとりの人格が異なっても、その人格を互いに無上の価値として尊重し、高め合う社会」と考えるならば、民主社会は教育を手段とせず、教育自体を目的と位置づける社会でなければなりません。いわゆる手段としての教育から目的としての教育への教育観の転換が今求められているのではないでしょうか。このような観点に立ったとき、まさに21世紀の教育を展望し、本来の教育のあり方について、教育長のご所見をお伺いしておきたいと思います。次に、教育基本法第10条第1項には「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである」と規定されており、こうした規定の意義は、教育は人格の完成を目指し、精神世界にも影響を及ぼす崇高な行動と見なされていることに由来しています。教育が実現を目指す価値は政治に左右されてはならず、権力からの中立性が保障されなければなりません。この10条の規定は、教育基本法の根幹を成す規定であると考えます。確かに教育は、今大きな転換期にあり、改革が求められています。しかし我が党は、教育基本法については、その精神において現憲法と軌を一にし、教育の目的を「人格の完成」と規定したこと、教育の政治からの中立などの規定は、永遠に目指すべき指針として堅持されるべきであり、さまざまな荒廃の現状に刺激されて、拙速な改正論議を進めるよりも、十分に時間をかけた検討、国民的な議論の深まりが必要であると考えます。むしろ教育もしつけも学校任せという戦後日本の学校依存的体質が家庭、地域の教育力を低下させ、結局、学級破壊、いじめ、不登校問題などにつながった側面があるのではないでしょうか。我が党は「子供の最初の教師は両親である」との原点に立ち戻ることが、社会全体の教育力回復の第一条件であると考えます。今日まで学校は教師が主導権を握って運営されてきており、管理上の責任問題などから家庭、地域に対して閉鎖的であるとの批判があります。本市でも学校施設の地域開放とか、余裕教室の目的外利用という施策が進められてはいますが、閉鎖性が克服されたとは言えません。より広い学校施設の開放を進め、学校評議員制度など保護者をはじめ、地域住民が学校の運営に主体的にかかわり、学校も地域の教育力を最大限に引き出すことができる仕組みを積極的に工夫すべきではないかと考えますが、教育長の見解を求めておきたいと思います。次に、小中学校の適正配置についてお伺いいたします。最初に、小学校の実施計画策定のスケジュールについてであります。中学校の適正配置が大きな山を越えた現在、多くの市民は小学校の適配に重大な関心を示しております。このたびの中学校での反省点を踏まえて、関係団体、地域等の理解と協力を得るためには、ぎりぎりまで対象学校名を公表せず、ほとんど最終決定に近い形で発表するというのではなく、対象校、非対象校にかかわらず、適正配置の目的や必要性をすべての関係団体、地域等に時間をかけて説明し、全市的なコンセンサスを得る努力を十分にした上で、対象校をオープンな議論の中で検討していくべきではないかと考えると同時に、今後の大枠の年次スケジュールを示すことが大事なことと思いますが、教育長の見解をお聞きしておきたいと思います。最後に、当面する課題3点について、見解を求めておきたいと思います。まず最初に、今定例会に付託されました議案第40号 フィッシュミールに関する訴えの提起についてであります。この問題の経過については、事前に詳しく説明されておりますので省略いたしますが、今までの経過及び今後の展開を考えたとき、小樽市として万やむを得ず関係者に対して施設使用損失補てん金支払い請求を求める訴訟を起こした以上、ある程度いたし方ないものとして受けとめざるを得ない内容となっております。しかし、裁判ともなれば、多少なりとも心配な点があります。その第1は、他の行政事案と異なるこの種の問題で、行政が市民及び事業者を訴えることが、本来正しい行政のあり方なのかどうか。2点目には、この問題に関する今日までの行政のかかわり方がどうであったかという点であります。今までの経過を見聞いたしますとき、必ずしも連帯保証人ばかりを責められない行政責任の一面があるのではないかと思われます。この問題に関しての市長の見解と裁判の方向性などに対して、所見を伺っておきたいと思います。次に、朝里川温泉湯鹿里荘に関して見解を求めておきたいと思います。この湯鹿里荘については、昨年の洞爺山水ホテルとの売却問題などを含め、いろいろな経過がありましたが、しかし、この売却は一たん白紙となり、今日に至りました。本来であれば、新年度予算に北海道中央バスに経営委託するための必要な維持補修費などを計上し、引き続き施設運営をしなければなりません。しかし、13年度予算にはその金額が計上されておりません。施設の老朽化や利用者の減少など、中央バスも大変な努力を続けて今日に至っているとお聞きしておりますが、平成11年度だけを見ても、約3万 6,000人の利用客のある湯鹿里荘の今後の運営について、13年度以降はどうするおつもりなのか、見解を求めておきたいと思います。最後に、道立小児総合保健センターに関してお尋ねをしておきたいと思います。昨年11月17日に、北海道から小樽市に対して、銭函にある道立小児総合保健センターと手稲区にある札幌肢体不自由児総合療育センターを統合し、一体的整備をする整備計画の部案概要が示されました。この計画概要に対して、52年以降、小児総合保健センターが果たしてきた役割や地域に定着した公的機関としての貢献度などを考えるとき、何としても小樽に存続をしていただきたいとの全会派一致の意見書を、理事者とともに昨年陳情してまいりました。そうした中で、13年度予算、本年度道予算の新規事業として (仮称)小児総合医療療育センター、基本計画検討の予算が、今行われている道議会で予算計上されました。いよいよ具体的な調査が始まるものと思います。したがって、小樽市としても今後どのような対応をしていくつもりなのか、整備の基本的な考え方、施設の性格、施設の有する機能などが示されている整備計画概要を見る限りにおいては、銭函の現小児センターの存続は大変に厳しい要素がたくさんあります。道が調査予算を計上した今、調査結論が出る前に、小樽市に存続ができるためのしっかりした理論武装と、土地問題などを含めた具体的な対策を示しながら、強い存続運動を推進する必要があると思いますが、市長の見解を求めておきたいと思います。なお、予定時間を5分経過いたしましたことをおわび申し上げ、再質問は留保いたしませんので、市長はじめ、理事者のご答弁をお願いを申し上げます。以上でございます (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

佐野議員のご質問にお答えいたします。初めに、新年度予算と行財政運営について、何点かご質問がありましたが、まず新年度予算に対する感想ということでありますが、このたびの編成作業を通じて一番苦慮いたしましたことは、申すまでもなく財政の健全化を進めながら、一方でいかにして市民要望にこたえていくかということでありました。昨年策定いたしました財政健全化計画を念頭に置き、庁内議論も従来以上に深めながらの編成でありましたが、最終的には12年度を上回る財源不足となったところでありますので、今後さらに、その財政健全化計画や新行政改革実施計画の第2次改訂についてそれぞれ予定以上の効果を得るよう最大限の努力をしていかなければならないものと考えております。一方で、私が就任後掲げた公約や数多く寄せられた市民要望につきましても、一定程度の予算化はできたものと考えておりますが、今後とも限られた財源の範囲ではありますが、市議会をはじめ、あらゆる機会を通じて、市民の皆さんのご意見を伺いながら21世紀プラン第2次実施計画の着実な推進に努めてまいりたいと考えております。次に、減債基金の取り崩しと今後の見込みについてでありますが、平成11年度の一時的な収支改善を除きますと、近年は単年度収支の均衡がなかなか図れないといった厳しい財政運営が続いております。また、当初予算段階では不確定な要素が多くあることなどから、当面の財源不足を減債基金等の取り崩しにより措置いたしておりますが、これらの背景としては、従来から申し上げておりますとおり、義務的経費の割合が依然として高いという本市の硬直化した財政構造があり、なかなか収支の改善が図られない大きな要因となっております。職員給与費の縮減をはじめ、管理経費の圧縮に努めるなど、内部努力を続けておりますが、急激な構造改善も難しい状況にありますので、当面は減債基金の取り崩しなどを考慮した財政運営をしていかなければならないものと考えております。次に、経常的経費と行政改革の効果についてでありますが、平成8年度をベースとして考えますと、平成9年度から11年度までの3カ年の行政改革による財政効果がおおよそ40億円に上ることは、これまでも申し上げてきたところであります。この効果などにより、同じく平成9年度以降、扶助費、公債費、繰出金を合わせて50億円に達する増加があったものの、現時点においても実質収支の黒字を続けているわけでありまして、当然平成13年度予算においても行政改革による財政効果は反映されております。なお、ご質問にありました一般会計の経常的経費が、全体で 0.2%ほどの増となっておりますのは、退職手当で2億円ほど、扶助費と公債費で合わせて3億 3,000万円ほどそれぞれ増となったことがその要因であり、職員給与費や一般管理費などでは4億 8,000万円ほどの減額となっております。次に、財政健全化計画と新年度予算の整合性についてでありますが、先ほども申し上げましたとおり、この点が今回の予算編成で一番苦心した点でありました。当初予算計上人員での比較ではありますが、正規職員数を全会計で前年度より47人の減員とすることや、管理事務費の削減、基金の活用など、計画に掲げた方策の具体化を図る一方で、市債残高の増加につながらない範囲で、建設事業費の積極的な計上にも努めたところであります。財源不足は16億円を超え、依然として厳しい状況の中でのスタートとなりますが、年度開始後の予算執行においても、十分に工夫を凝らすことにより、計画にある単年度収支の均衡と経常収支比率の改善に努めてまいりたいと考えております。また、今後5年間における健全化計画の目標達成は、決して易しいことではありませんが、市民サービスの低下を招かないためにも、新行政改革実施計画第2次改訂を積極的に進めながら、より多くの財政効果が上がるよう全力で取り組んでまいりたいと考えております。次に、21世紀プランについてでありますが、第2次実施計画の策定に当たりましては、さまざまな政策課題のうち、緊急性が高く市民ニーズの強い施策を取りまとめた「重点プログラム」の「活力づくり 「高齢者社会 、」、 」「冬のくらし」を念頭に置きながら、その中で特に本市の経済基盤の強化のため、地場産業の振興に対する支援に努めるとともに、学校校舎の整備など教育環境の充実、市民がスポーツ・レクリエーションに親しむ機会を拡充するための施設整備、さらに急速な情報化の流れの中で、住民基本台帳ネットワークシステムの導入のための整備など、IT関連の事業を多く盛り込んだことなどが大きな特徴ではないかと思っております。いずれにいたしましても、大変厳しい財政状況でありますが、21世紀における本市の力強い発展と市民が快適で安心して暮らせる活力あふれる地域社会を築くため 「21世紀プラン」の着実な推進に努めてまいりたいと考えております。、次に、改訂後の新行政改革実施計画のうち、経費の削減を目的としている主な項目についてでありますが、項目といたしましては 「職員の公用車運転体制の拡大 「職員数の削減 「給与制度等の見直し 「公用車の削、 」、 」、 」、減 「民間への業務委託の推進 「港湾引き船業務の民間委託 「一般事務費等の見直し 「公共工事のコスト」、 」、 」、 」、縮減」などであります。次に、21世紀プラン第2次実施計画と、ただいま申し上げました新行政改革実施計画の第2次改訂及び財政健全化計画の整合性ということについてでありますが、仮に財源に余裕があり、経済情勢も拡大基調にある状況の中では、いわゆる政策主導型の積極的な行政運営も可能であります。しかしながら、現在のような厳しい財政環境のもとでは、ある程度の財政的な制約の中での事業展開は避けられないところであり、市といたしましても、このたびの21世紀プランの第2次実施計画の策定に当たりましては、そのような観点に立って、財政健全化の視点を念頭に置きながら作業を進めたところであります。また、行政改革や財政の健全化は、それ自体が目的ではなく、21世紀プランに掲げた施策の実現を将来にわたって可能なものとするために、さらには時代の流れや社会経済情勢に合った行政システムをつくり上げるために、みずからの手で行うものでありますので、これらの取り組みを積極的に進めることが、結果として市民福祉の一層の向上につながるものであると考えております。次に、築港地区の再開発に伴う効果についてでありますが、まず市財政への影響につきましては、平成12年度の見込みで申し上げますと、固定資産税等の市税収入では、おおよそ9億 3,000万円、上下水道料金でおおよそ2億 5,000万円を予定しており、12年度までの累計では、合わせておおよそ18億円となる見込みであります。一方で、事業実施に伴う財政負担も、12年度までの累計で4億円余りを見込んでおり、今後もその負担は市債の償還終了まで続くこととなりますが、いずれにいたしましても、総合的に見て市財政に対しても大きな効果があるものと考えております。現段階における再開発事業全体の感想についてでありますが、小樽べイシティ開発、ホテルヒルトン小樽、マイカルエネルギー供給会社や、新南小樽市場等の事業展開による新たな雇用や集客が図られており、また、観光客入込数も増加するなど、大きな経済効果があるものと考えております。次に、人口対策について、何点かのお尋ねがありましたが、初めに人口の現状に対する認識についてでありますが、人口はさまざまな面で、その都市の規模をあらわし、また、市政の方向や施策の決定に当たって、年齢構成を含め、大変重要な指標であるものと考えております。本市においては、昭和39年をピークに、年々人口が減少し、近年は少子化や長期的な景気低迷により、さまざまな人口定着に向けた施策、事業を進めながらも、残念ながら減少傾向はとまっていない状況にあるものと思っております。近年、大都市を除いて、大多数の都市が人口減少の傾向にありますが、本市においてもさらに減少傾向が続いた場合、教育や経済、都市基盤など、あらゆる面でさまざまな問題が生じてくるものと予想され、私としては何とかこうした状況を食いとめ、人口規模の安定化を図らなければならないものと思っております。今後とも人口対策を念頭に置きながら、市民が快適で安心して暮らせる地域社会の実現に向けて、あらゆる施策の推進に努力してまいりたいと考えております。また、新年度予算における人口対策事業についてでありますが、これまでも実施をしてまいりました企業誘致や雇用促進助成事業、労働者地元定着事業、さらに若年者定住促進事業として、共同住宅建設改良資金貸付事業などを引き続き進めるとともに、新年度から新たに子育て支援センターの開設、延長保育の実施などのほか、ベンチャー企業の育成・支援を目的とした「 仮称)おたるまち育て情報センター」の開設など、人口対策につなが(る事業に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、各種計画における人口推計についてでありますが、21世紀プランの16万人につきましては、現在の人口減少に歯どめをかけ、現状の維持を基本に、各種施策を積極的に推進することによって、人口をふやしていこうという目標数値として設定したものであります。この21世紀プランに合わせて、人口推計している計画には、水道事業計画、公共賃貸住宅再生マスタープランがありますが、そのほかの計画につきましては、それぞれ計画の性質や目標年次が異なる上、人口推計の指標については国などの指導によって行っています。このようなことから、各種計画の推計人口などのフレームにつきましては、現時点で整合性を図ることは難しいものと思っております。次に、若者の定着に関連して、大学、高校卒業者の就職状況についてでありますが、若年者の地元定着は本市における大きな課題となっておりますが、ここ数年の傾向を見ると、大学卒業者については、約10%が市内企業に、50%が道内、40%が道外企業に就職しており、また、高校卒業者については、就職希望者のうち、約50%が市内企業に、35%が道内、15%が道外企業に就職し、道内に就職した高卒者のうち、約80%が札幌市内となっており、市内の求人・求職の動向は大変厳しい状況にあるものと考えております。こうした状況を踏まえ、今年度においては雇用促進助成事業や企業見学会、企業ガイドの配付など、これまでの若年者地元定着事業に加え、就職活動が本格化する昨年11月には、経済部の管理職による市内 200社の企業訪問を実施して、採用要請を行ったほか、本年1月には小樽公共職業安定所等とともに、市内企業の参加を得ながら就職希望者への企業説明会などを新たに行ったところであります。この企業説明会により就職希望者と企業側の相互理解が深まり、22名の就職が内定するなど、一定の成果を得たところであります。若者の地元定着のためには、何よりも働く場所の確保が急務と考えており、今後とも知恵を絞り、工夫しながら関係機関へも協力を要請し、雇用対策に取り組んでまいりたいと考えております。また、若者の地元定着には市街地の整備やスポーツ施設の建設などを通した魅力あるまちづくりも大切と考えており、さまざまな施策を進めながら人口対策に努めてまいりたいと思っております。次に、福祉の問題について何点かのお尋ねがありましたが、最初に介護保険についてでありますが、財政安定化基金からの貸し付けにつきましては、12年度から14年度までの間に保険給付費が見込みを上回り、財源が不足する場合に、年度ごとに不足額を無利子で貸し付けを受けることになります。この借入金につきましては、15年度から3年間に、毎年3分の1ずつ返すことになりますが、この返済財源は15年度からの保険料額に上乗せされることになっております。次に、13年度の一般会計繰入金の内訳についてでありますが、保険給付費の12.5%の市負担分として11億 7,772万円、介護認定や保険料の賦課徴収に要する経費や職員給与費などの事務費分として1億 8,107万円となっております。また、12年度当初予算に比べ、保険給付費がふえた要因についてでありますが、12年度は4月から2月までのサービス利用分の11カ月分を計上しておりますが、13年度では12カ月分を計上しておりますので、1カ月分の給付費がふえております。このほか施設利用者数や施設利用者の平均給付額の増加等が主な要因であります。次に、小樽の給付費がふえた要因の特徴的な内容についてでありますが、人口10万人以上の道内他都市と比較いたしますと、1号被保険者 1,000人当たりの市内介護保険施設のベッド数は苫小牧、札幌に次いで3番目に多くなっております。さらには札幌に近いこともあり、他都市に比べ施設を利用しやすい環境にあるため、サービス利用者に占める施設サービス利用者の割合及び報酬単価の高い療養型の利用者の割合とも、いずれも主要都市の中で一番高い比率となっていることが小樽の特徴的な要因と考えております。次に、出産費に係る資金の貸し付け制度についてでありますが、国から示された貸し付けの内容は出産予定日まで1カ月以内の方を対象に、出産育児一時金の8割を限度に無利子で貸し付けし、出産育児一時金の支給時これを相殺処理するというものであります。仮に小樽市が実施した場合、出産育児一時金は30万円でありますので、貸し付け限度額は24万円となります。既に国からは各医療保険者に対し、積極的な取り組みについて協力を求められたところであります。政府管掌健康保険では、国が予算措置をし、7月から実施されることになっておりますが、健康保険組合等の状況はまだ確認できておりません。なお、道内の市町村国保では道を通じ、北海道国保連合会に取り扱っていただくよう要請中でありますが、現在連合会においても各市町村の意向を調査中であり、当市としてはその推移を見た中で対応してまいりたいと考えております。次に、児童虐待についての取り組み状況等についてでありますが、昨年5月に制定された「児童虐待の防止等に関する法律」において、地方公共団体の責務も定められたことから、小樽市として、庁内の組織として、昨年8月に 「小樽市児童虐待防止連絡会議」を設置したほか、本年2月に全市的組織として民生児童委員協議会や総、連合町会、小樽警察署、さらには札幌弁護士会小樽支部等で構成する「小樽市地域児童虐待防止連絡協議会」を設置したところであります。またこの間、広報おたる7月号に、法の制定に関するお知らせ、さらに11月号には、虐待防止に関する特集記事を掲載したほか、関係機関職員の研修会を開催したところであります。今後におきましては、一般市民も対象とした講演会を開催するほか、パンフレットを発行し、より一層の市民啓発に努めるとともに、関係機関との連携を密にし、児童の健全育成に努めていきたいと考えております。次に、環境問題、北後志地域ごみ処理広域化計画に関してのご質問がありました。初めに地域住民との協議の進展状況などについてでありますが、地元町内会は昨年12月16日にダイオキシン類についての勉強会を衛生工学専門家を招いて開催しております。また、2月25日と3月3日には、苫小牧市と札幌市発寒の清掃工場を視察調査するとともに、札幌市では両日とも近隣町内会の役員と懇談し、焼却施設が近隣に与える影響等について意見をお聞きしております。町内会はこれらの取り組みを踏まえ、近々会員の意向調査を実施し、町内会としての意向を集約するとのことであります。市といたしましては、町内会のこれらの取り組みに協力するなど、誠意を持って対応し、できるだけ早急に合意を得るよう最大限の努力をしてまいりたいと考えております。次に、平成15年度着工に向けてのタイムリミットと今後の作業スケジュールについてでありますが、平成15年度の国の補助事業採択のためには、平成14年5月ないし6月ごろに北海道を通じ、国に施設整備事業計画書を提出しなければなりませんので、平成13年度中に施設整備事業計画書等の事前調査事業を終える必要があると考えております。これらの調査事業に要する時間を考慮しますと、遅くとも本年7月には着手する必要があります。次に、北後志地域廃棄物広域処理推進協議会の協議事項などについてでありますが、事業主体として予定している広域連合の設置関係では、広域連合規約、執行機関の構成、建設費や管理運営費の分担方法などがあり、施設整備関係では国に提出する施設整備事業計画に盛り込む施設の規模、処理方式、事業費の試算及び発注方法などの調査事業が主なものであります。事業計画の遅れによる町村への影響についてですが、北後志衛生施設組合は現在の焼却処理施設をダイオキシン類対策特別措置法の基準に適合する施設整備を行い、平成14年12月以降も焼却処理を当面継続する方向で検討中とお聞きしていますので、ごみ処理に直接支障はないと思われますが、改修経費や改修後の処理経費の負担、さらには焼却灰埋立量の増加による埋め立て計画への影響も考えられますので、5町村としては速やかな施設整備を必要としている状況にあると理解をしております。次に、天神焼却場の用途廃止の影響についてでありますが、同焼却場の平成12年度焼却処理実績量は約 9,000トンと見込まれます。用途廃止によりこの量が埋立処分量の増加となりますが、平成12年度に実施したごみ袋の透明化、事業系廃棄物の有料化等により、ごみの埋立処分量全体が大幅に減少しておりますので、この減量対策及びより一層の資源化の促進等を図ることにより、埋立計画年数が短縮するものとはならないと考えております。次に、ごみ処理広域計画の予算関係についてでありますが、事業費の算定の大きな要素は施設規模であります。平成12年度における本市の一般廃棄物が大幅に減量しているため、広域処理基本計画における焼却処理量を見直す必要があること、このほか施設整備費のトン当たりの単価が基本計画策定時に比較してかなり低額な傾向になってきていること、さらには施設計画の具体的内容が今後詳細な検討協議を経て決定されることになるため、現段階で施設建設費を算出することは難しいものと考えております。なお、施設建設着工前の平成13年度と平成14年度に行う予定の施設整備事業計画策定時の調査事業費については、概算で1億円程度と見込まれております。次に、コンサル選定経緯と委託業務内容についてでありますが、コンサル選定に当たって、北後志地域廃棄物広域処理推進協議会は、社団法人全国都市清掃会議にコンサルタント選定業務を委託しました。全国都市清掃会議は、選定の透明化と適格コンサルの選定のため、ごみ処理施設計画等調査委託業者特定評価委員会を設置し、施設整備計画等についての技術提案を求めるコンサル6社を選び、この6社の北後志広域ごみ処理施設整備計画に対する技術提案の審査及び評価等を行って、財団法人日本環境衛生センターを選定いたしました。委託業務内容でありますが、施設整備事業計画の策定、生活環境影響調査の作成、廃棄物循環型社会基盤施設整備事業計画の策定、施設建設工事見積仕様書の作成、費用効果分析を含む整備計画書の作成、生活環境影響調査の小樽市廃棄物処理条例に基づく手続に係る資料の作成、都市計画決定の手続に係る資料作成、以上の7項目であります。次に、機種選定とコンサルの関係についてでありますが、コンサルは処理施設の機能、規模、処理方式、各種施設の処理実績等の調査及び資料整理、並びに見積仕様書作成と、この仕様書に基づき提出される施設整備計画の審査資料等の調整などを、その所有する技術力を駆使して担当してもらうことになります。これらコンサルの資料等については、全国都市清掃会議に審査等を委託しますが、全国都市清掃会議は主に技術的な面を検討審査する委員会を設置して対応することとしております。いずれにいたしましても、機種選定など具体的詳細は、今後関係者で検討協議等をすることになりますので、機種選定などに当たっては透明、公正、公明な方法により業務を進めてまいらなければならないものと考えております。次に、焼却方式についてのお尋ねでありますが、北後志地域ごみ処理広域化基本計画では、燃焼処理方式を「ストーカー炉 、又は「流動床炉に灰溶融固化施設を付加する方式 、もしくは「次世代型焼却処理施設として」 」のガス化溶融炉」のいずれかと方向づけしております。双方とも多くの処理方法がありますので、その決定に当たってはごみの効果的、効率的処理機能等についての技術的側面からの検討を重視するとともに、その検討の過程も公正、透明であることも同じように重要と認識しております。したがいまして、検討過程については、所管常任委員会に報告してまいりたいものと考えております次に、当面する課題について何点かお尋ねがありましたが、まず最初に、議案第40号 訴えの提起についてでありますが、フィッシュミール協業組合につきましては、昭和40年代後半に、市内にある水産加工場より出る悪臭や汚水について、市民より改善の声が上がり、これらの公害問題の解決や魚腸骨の適切な処理を目的に、業者が集合し、設立されたものであります。その後、 200海里問題や市場価格の低下等の理由により、操業が困難となり、平成2年3月操業停止をいたしましたが、その際市との間で原契約の解除契約及び覚書を締結したものであります。この契約に基づく使用損失補てん金が、現在未納となっているわけでありますが、この間市といたしましては、この事業の立ち上げにかかわったことや、公害問題の解決という社会的使命の大きな事業であることを十分踏まえながら、関係者の理解を得るべく協議を続けてまいりました。しかし、3月末の時効を目前にして、協議が調わないため、やむなく訴訟の提起という結果となりました。今後は裁判の場へと移行いたしますが、市といたしましても、これまでの関係者との協議や経過を十分踏まえながら対応してまいりたいと考えております。次に、湯鹿里荘の今後の運営についてでありますが、当施設は平成10年4月より北海道中央バスに運営をお願いしておりますが、これまでの経過の中で、新年度も運営を続けるのは難しいとの申し出があり、市といたしましては、これ以上の協力は求められないと判断し、3月末日をもって営業を終了することとなったものであります。なお、今後につきましては、新年度のできるだけ早い時期に、朝里川温泉地域の振興の観点から現在の湯鹿里荘の利用形態を継続した形で希望者に売却したいと考えております。次に、北海道立小児総合保健センターについてのお尋ねでありますが、昨年の第4回定例会で、同センターの機能の充実と存続を求める意見書が全会一致で可決され、市議会の各会派代表とともに北海道へ、本市への設置を要望したところであります。また、本年1月には、私も北海道知事、担当副知事にお会いし、同じく本市への設置を強く要望いたしましたが、存続につきましては大変厳しい状況であると認識しております。なお、北海道へは本市に設置可能な面積を有する土地について十分調査検討されるようお願いしておりましたが、2月には本市が提示した土地について、北海道の担当者による現地調査が実施されております。いずれにいたしましても、厳しい状況ではありますが、今後とも引き続き北海道へ粘り強く要望してまいりたいと考えております。以上であります。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

佐野議員のご質問にお答えいたします。まず 「教育のあり方」についてですが 「教育とは本来、人と人との直接的なふれあいの中で、互いに教育者、 、となり学習者となって人格の完成を目指すのがその目的である」というご指摘は、21世紀の教育のあり方に向かうべき方向を示したものと考えます。古来「教学半ばなり」という教えがありますが、このことは教える人と学ぶ人が互いに支え合ってこそ教育が成り立つということを示唆しており、多くの教職にある者が、自分自身の教育信条として大切にしているものであり、私も同じ考えに立つものであります。次に、学校依存体質からの脱却についてですが、学校は閉鎖的であるということは従来から指摘されており、学社連携の観点や地域父母との協力の推進、学校開放事業の実施など進められておりますが 「地域に開かれた学、校」をもっと実際的にするためには、学校評議員制度の推進や学校施設の開放などが欠かせません。現在IT関連施策の中で、インターネット講習を教育施設で実施し、市民に学校にあるコンピュータを開放しようという企画が検討されつつありますが、今後もっと積極的に学校と地域との協力について、具体的に進めていきたいと考えております。最後に、学校適正配置計画についてですが、中学校の計画実施については、市民、教育関係者、各団体から多くの意見が寄せられ、議会の特別委員会でもご論議をいただき、本年4月実施となったところであります。さて、小学校の計画については、中学校の安定を待ち、来年度後半から内部検討を進める予定でありますが、ご指摘の教育関係団体や町内会、同窓会の意見集約、計画の進め方、各学校の要望や問題点の解決方策、低学年児童の通学対策など検討する必要があります。小学校の対象学校をどのように定め、発表をどうするかなどについては検討が必要ですが、まず今後の大枠の年次スケジュールを示すことが大切なことと認識しておりますので、いましばらく時間をいただきたいと存じます。以上です。

出典:小樽市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月6日 議事録 PDF(77ページ) 間違いを知らせる