小樽市議会 平成12年第1回定例会 2000年3月7日
市長の政治姿勢について
2000年3月7日、小樽市議会の一般質問で、武井義恵議員が「市長の政治姿勢について」質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、土木部長 松村光男が答弁しました。
- 質問者
- 武井義恵 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、土木部長 松村光男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 23番 武井義恵
新谷市政3期12年間の業績を受け継いで、1年が経過しようとしている山田市政が、初めて通年予算の編成をされた平成12年第1回定例議会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問をいたします。まず、市長の政治姿勢についてお尋ねいたします。山田市政も間もなく1カ年を迎えようとしておりますが、これが山田カラーだという確たる姿勢がそろそろ市民に見えてきてよいのではないかと思います。確かに、市の一般会計は、1998年度決算までの6年間、赤字決算が続くなど、財政に余裕のない状況が続いただけに、市長の思い切った政治手腕が見られないのは残念ですが、このようなときにこそ市長の真価が問われると思いますので、以下幾つかをお尋ねいたします。まず、4月からの地方分権一括法施行に伴って、何点かお伺いいたします。私が申すまでもなく、一括法は中央集権から地方分権への移行を目指し、 475本の法律が一括改正されたもので、各自治体は機関委任事務の自治事務化などに伴って条例の整備が求められ、本市も48本の条例が改定されました。道内の町村の調査によりますと、役場が自前で条例制定作業を行った町村は27%にとどまり、民間に委託した町村が52%、両者共同で行ったのが21%となっている調査結果が報告されております。これは 「分権の趣旨が生かさ、れていない」と指摘されておりますが、本市はいかなる方法をとったのか、お答えください。次に、臨時行政改革推進審議会の最終答申で、抜本的な地方分権の必要を説き、その中で 「国は外交、安全保、障をはじめ、国の存立にかかわる課題により重点的に取り組む体制を築く一方、地域の問題は住民の選択と責任のもとで、地方自治体が主体的に取り組めるようにする必要がある」と述べられております。このことから見て、2月3日入港の米ミサイル巡洋艦モービルベイの入港はいかがでしょうか。ただいま申し上げた最終答申の意にも反するのではないでしょうか。確かに、今回の入港に際しては、記載内容はどうであれ、小樽方式に従って初めて「外務省北米局」並びに「札幌米国総領事」から文書回答があったことは評価いたしますが、米国総領事の文書中 「特定の艦船に関しては核、兵器の搭載の有無については論議しない」とあります。ここでいう「特定の艦船」とは、どのような艦船を指すのか不明確であり、このような回答には、市長は「ノー」と答えることこそ、地方分権を口で言うだけでなく、治を図る行為であると思いますが、いかがでしょうか。函館の85歳の福田芳枝さんが、先日道新に投稿しておりましたが、その内容は、憲法改正論に触れながら 「主、要な港では、親善に名をかりた米軍艦の入港」と指摘しておりました。このおばあさんの訴えにもこたえるべく市長は 「ノー」と答えるべきであったと思いますが、いかがですか。お答えください。、平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録次に、都市計画審議会委員の選出方についてお尋ねいたします。新年度から開かれる都市計画審議会のその委員の選考について、企画部、消防本部、環境部の3名を減らし、市民代表として推薦された3名を加えるとのことですが、もう一歩進んで、これら3名を公募をしてはいかがでしょうか。それこそ地方分権の施行の年にふさわしいと思いますが、いかがですか。また、地方分権の推進の中で、自立的な地方行政体制の確立には、地方制度の見直しや地方自治体の自己改革を進める必要があると指摘し、市町村の自主的合併が推進されていくことが望ましい。この場合にあっても、国としてはあくまでも地方主導で、地域の実情や特色を反映した自治体形成ができるような支援措置を講ずるべきであるとして、市町村の合併推進方針を打ち出しております。全国的に農協の合併、ごみの広域収集などに見られるように、着々と市町村合併の機運が高まってきているように思いますが、市長はこの問題についてどのような御見解を抱いておられるか、お示しください。次に、交通記念館のあり方についてお尋ねいたします。道の交通企画室交通企画課によりますと、小樽市交通記念館の役割について次のように述べています 「交通資。料の展示とともに、交通に関する調査研究などを行う」としておりますが、調査研究の分野まで取り組みがされているのでしょうか。また、今後どのような調査研究がされる計画か、その基本計画をお示しください。今、交通記念館は入場者数が激減しておりますが、目玉となるC62などの導入に積極的に取り組むべきだと思いますが、いかがですか。これと関連して、今年度の予算に、手宮線 340メートルの調査費 100万円が予算化されておりますが、手宮線を細切れに買おうということなんでしょうか。せっかくアンケートをとったのは、全線対象であっただけに、理解ができません。 340メートルをどのように活用するのか、将来展望を明らかにしてください。次に、財政問題について何点かお伺いいたします。まず、平成12年度予算編成方針についてであります。予算編成方針の中で 「本市の財政は平成10年度決算で6年連続して単年度収支が赤字となるとともに、11年度、も依然として厳しい財政状況にある」と位置づけ、さらに「一般会計における12年度の市債の元利償還金が、11年度に比較して4億円程度増加することや、他会計への繰出金も増加すると見込まれることなどから、平成12年度においては、平成11年度以上の収支不足が予想される」としております。そういうことを前提にして、まず「財政状況の改善につながる各施策については、広範な検討を行う」ことを指示しております。広範な検討の結果、いかなる施策が財政状況の改善につながることになったのか、検討結果をお示しください。次に、これに関連して、全会計で約 1,500の歳出項目中、約 400項目で経費を節減し、その結果、総額 7,000万円コストダウンしたとのことですが、市民へのサービス低下にはならないのでしょうか。特に、この対象 400項目で突出した項目と額はいかほどになったのか、お答えください。次に、歳入に対する人件費や市債償還に充てる公債費などの割合を示す経常収支比率は、1998年度で96.7%で、道内34市の中で5番目に悪い状態であり、新年度予算編成では 「市債発行額の縮減のために事業の一層の厳選に、努める」としておりますが、厳選の結果、どのような事業がその目玉になったのかお伺いいたします。また 「財源確保のため既存事業の見直し」とあるが、具体的に見直す内容をお示しください。、平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録経費の積算に当たって 「時間外勤務手当の削減」には、業務内容を十分に精査し、人件費総額の圧縮に努める、とのことですが、今までは観光課などで時間外が突出しているように見受けられましたが、どのような職種が該当するのか、お答えください。また、山田市長は、新年度予算案について 「厳しい環境の中、特に市民要望の強い施策を実現した」としてお、りますが、市民の要望の強い施策とはどのような内容を示すのか、お聞かせください。市は、97年度から4カ年の新行政改革実施計画の中で、職員数の5%削減に取り組んでおりますが、当初予算時点の人件費では、99年度が前年比 0.4%減、2000年度が同じく 1.4%にとどまっております。市民に我慢を強いるからには、行革で汗を流しながら行政運営に市民の理解を求めなければならないと思いますが、行政改革全体について、市長の御見解をお伺いして、次の項にまいりたいと思います。次に、歳出の重点項目の1つである分別収集について質問をいたします。山田市長は昨春の就任早々、分別収集は2000年度に全市に拡大することを明言し、それに従って7月から家庭系資源ごみ4品目の分別収集を全市で実施することにいたしました。市長のその意気込みを示すかのように、新年度予算案には実施と啓発の費用 4,190万円が盛り込まれております。環境部は、当初、全市の分別収集を、新たな大規模リサイクル施設が稼働する予定の2003年を目途にしていただけに、リサイクル推進に向け業務体制の強化を図るなど、大変であったと思います。行革の折からにもかかわらず、地球環境の整備に努力された市長に敬意を表するとともに、市長のリサイクルに対する決意のほどをお伺いいたしたいと思います。現在、市内のごみの排出量は、98年度で家庭系と事業系を合わせて約10万 8,000トン、そのうち10万トン前後は伍助沢最終処分場に埋め立てられており、7月から稼働する予定の桃内の最終処分場は、15年間使うこととしておりますが、埋立能力約66万トンから逆算すると、6年の寿命となりますが、市長は資源ごみ分別収集でどれくらい新処分場の延命を考えておれらるか、お聞かせください。また、モデル地区でも、資源ごみの推定排出量のうち実際に分別収集したのは30%程度とのこと、これが全市となると、収集率に不安を抱かざるを得ません。しかし、一度実施に踏み切ったものは、途中でやめるわけにもいかないと思います。したがって、粘り強い努力が必要だと思います。そのためには、対策委員も配置せねばならないと思いますが、いかがでしょうか。お答えください。善通寺市では、1年以上も各ステーションに指導員を配置したと伺っているだけに、対策がなまぬるいように思いますが、いかがでしょうか。次に、ごみ処理広域化計画についてお尋ねいたします。1997年12月に策定された道のごみ処理広域化計画は、全道を32ブロックに分け、各ブロックに協議会を発足させ、3月末までに広域化への基本計画を策定することになっております。既に南空知など、3ブロックを除く29ブロックが、基本計画の策定を終えているか、または策定の目途が立っていると報じられています。本市も、1市5町村をもって北後志地域廃棄物処理連絡協議会を発足させて2カ年が経過しようといたしております。そこでお尋ねいたしますが、当ブロックは基本計画の策定は終わっているのでしょうか。お答えください。もし、基本計画の策定が終わっておりましたら、広域処理の目標年次をいつに定めておられるのかについてもお答えください。全道的には、基本計画で広域処理の目標年次などを定めておりますが、ごみ処理施設をどの市町村に建設するかを明記していないブロックが多いと言われております。北後志ブロックは、建設する市町村は明記されているので平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録しょうか。お聞かせください。また、周辺自治体と共同でごみ処理などに当たる場合、既に一部事務組合をつくっている市町村もあるとのことですが、自治省は、事務組合より構成自治体への権限の強い広域連合が望ましいとして、今後は事務組合の新設は認めない方針とのことですが、北後志ブロックはどちらの立場をとっておられるのか、またとろうとしておられるのかについてもお答えください。全道各ブロックでは、広域化方針に合意しても 「総論賛成・各論反対」が多いと伺っております。今後の広域、化協議は、市町村単位の地域のエゴや利害を克服し、柔軟な姿勢でごみの減量化・リサイクル化を考える必要があると思いますが、市長の御感想をお聞かせください。次に、循環型社会についてお尋ねいたします。ごみを減らし再利用を進める「循環型社会基本法」の政府原案がこのほど明らかになりました。資源を有効に使い、環境を保護するには欠かせない法律でありますが、廃棄物の減量に必要となる生産者の責任規定にあいまいさが残り、実効性に乏しいように思いますが、市長の御見解はいかがでしょうか。御感想をお聞かせください。原案では、生産者の責任として、対象を「リサイクルや処分が適当なもの」としております。それだけで、生産者がどんな製品にどこまで責任を持つかなど、肝心な点が明らかになっておりません。しかも、適当と認める権限が業界を所管する省庁にゆだねられた場合、産業界寄りの判断から、越智金融担当相のように、検査に手心を加えるような目こぼしとなる可能性も否定できないと思いますが、市長はどのようにお考えになっておられますか。これでは、ごみを効果的に減らすことができるとは到底思われません。循環型社会の実施のためには、拡大生産者責任を基本法の中に盛り込むことが、是非必要だと私は思います。循環型社会は、きれいな環境を次の世代に引き継ぐために欠かせないものであります。したがって、このような大事な法案を国民的論議をせずに、わずか数カ月で法案にまとめようとしているところに、根本的な誤りがあると思いますが、市長の御意見をお聞かせください。次に、介護保険についてお伺いいたします。4月からの介護保険制度実施を控え、小樽市の新年度予算案に新設された71億 1,642万 9,000円の特別会計中、市の負担分、すなわち一般会計繰入金は10億 679万 3,000円に上り、その上年度途中で補正も予想されている現状であります。このように、当初から補正含みの当初予算案となった理由を、まずお聞かせください。恐らく保険料算定の基準とした新年度末までのサービス利用者数をつかみ切れないことだと思いますが、いかがですか。、 、小樽は高齢者が多い上、札幌に近い地の利から、道内の他市町村と比べ 「小樽は経営上魅力がある」として訪問介護などへの民間業者の進出が相次いでいると伺っております。このように、民間業者の参入増は高齢者にとって朗報と言える反面、適正な利用を妨げるおそれもあると指摘されておりますが、いかがでしょうか。単価の高いサービスの提供や利用回数を限度額までふやすことで、収益増を図るなどの可能性はないのでしょうか。お答えください。また、市は65歳以上の介護保険料の基準額を、厚生省の計算式に基づき 3,090円とする試算を1月末に示しました。施設は、現状から見て在宅利用者を 3,400名とした上で、サービス提供の整備状況をもとに試算したものであります。この想定以上にサービスの利用量がふえれば、市の負担増に直結するか、または保険料を上げざるを得ないのではないかと、私は以前から指摘してまいりましたが、現時点ではどのようになるとお思いになりますか。お考えのほどをお示しください。平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録もし保険料が上がれば、収納率は下がることが当然予想されます。今後介護保険特別会計の収支が悪化した場合、高齢者福祉の全体のサービスが低下にならないよう、長期的な展望に立った施策を望んでやみません。市長の決意のほどをお聞かせください。次に 「抑制」禁止についてお尋ねいたします。、4月から始まる介護保険制度の対象施設で、原則禁止される「抑制」をめぐり、各施設側から「4月からの実施は無理だ」との声が上がっておりますが、小樽の現状をどうとらえておられるか、お聞かせください。これは、厚生省がいまだに抑制の具体的な基準を示していないからではないでしょうか。この省令は、昨年3月、事故やけがの防止を理由に、お年寄りをベッドなどに縛る抑制について 「緊急やむを得ない場合を除き、身体的、拘束、その他入所者の行動を制限する行為を行ってはならない」としたものであり、その対象は、特別養護老人ホームや老人保健施設、療養型病床群などの施設とされております。ここでいう「緊急事態」とは、また「何が抑制に当たるのか」の基準が示されていないため、抑制のとらえ方は各施設でまちまちであると聞いております。しかし、人権にもかかわる問題であるだけに、避けて通るわけにもいきません。その上、4月以降、明らかに省令違反の抑制が行われれば、介護保険指定施設の取り消しもある得るわけであります。市はどのような対応を考えておられるのか、お聞かせください。特に、療養型病床群の場合、国の配置基準によると、夜間は患者50人を職員2~3名で受け持つ場合が多く、「痴呆などがある患者を抑制しないで診ることは、現在の職員配置では無理だ」と関係者は打ち明けております。また 「抑制を廃止するには職員の研修も必要であり、4月実施は到底間に合いそうもない」とも関係者は申して、おりますが、小樽市は職員の研修も含め、どのような対応をしておられるのかお聞かせください。「ベッドの周囲をさくで囲み、おりにくくする 「点滴中にベッドに腕を縛る 「栄養補給のチューブを引き抜か」 」ないためのつなぎ服の着用 「車いすにベルトで固定する」などの行為を抑制とするのか、抑制に当たらないのか。」各施設によって見解が異なっているとのことであります。小樽市の適切な指導はどうなっているのでしょうか。お答えください。次に、水道・下水道関連についてお尋ねいたします。まず、当別ダムの規模縮小についてお伺いいたします。道が石狩管内当別町に計画中の当別ダムから水道水の調達を予定しておりました札幌市は、2月4日までに当別ダムからの受水量を、当初計画の1日17万トンの70%減の5万トンにする考えを、給水事業を行う石狩西部広域水道企業団にお伝えしたとのことであります。その理由は、人口増の鈍化などで将来の水需要が計画を下回る見込みと、景気低迷の影響で業務用の水需要も落ち込んでおります関係から、計画を下方修正せざるを得なくなったと述べております。札幌市がこのような事業規模の縮小をしたために、設計をやり直さざるを得なくなり、完成年度の2006年も大幅なおくれが見込まれるとのことであります。そこで、2~3お伺いいたしますが、現在計画中の当別ダムからの札幌市の受水減に伴って、小樽、石狩並びに当別町、3市町の負担がふえた場合、これに肩がわりする方針を2月9日までに札幌市が固めたとのことですが、3市町の負担がふえるのは当然ではないでしょうか。同ダムは、水道施設の建設費約 750億円のうち、同企業団の負担分約 249億円の80%は、4市町が主として受水量に応じて分担し、残る2割は道が負担すると取り決めになっております。当初の分担率が約60%の札幌市が、受水量を計画から70%減らした場合、単純計算しても、札幌市は平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録分担率40%となることから、当然他の3市町の負担割合が増加することは目に見えているのではないでしょうか。この当別ダムの縮小についての見直しは、今後どのように進んでいくのか。また、分担率の変更により、仮に小樽市の負担割合がふえる場合は、どのように対応していくのか、お答えください。小樽市としては、当然札幌市に分担金が他の3市町に及ばないよう、厳重に申し入れるべきだと思いますが、いかがですか。市長のお考えのほどをお聞かせください。次に、アスベストに関連してですが、環境、通産、厚生、3省庁の専門家会議で、2月5日までに2001年度から本格施行する特定化学物質排出量管理促進法に基づき、工場や事業所に排出量報告を義務づける有害化学物質354 種を最終決定いたしました。その中に、発がん性物質アスベストを新たに追加いたし、本年度中にも政令で定めることになりました。そこで、私も過去幾度か質問してまいりましたが、依然として本法律外とはいうものの、アスベスト水道管が2,500 メートル使用されております。毎年 500メートルずつ取り替えるとしても、平成16年度までに完了すると先日の私の質問にお答えになっておりますが、少し手ぬるいのではないでしょうか。早急な改良をするべきだと思いますが、御見解をお示しください。また、無落雪などの排水を汚水管に接続していることについてでありますが、水道局は12月までに、船浜町、若竹町、桜、望洋台などで 1,579件の調査をしたところ 154件で、すなわち約1割が汚水管に接続しているとのことであります。このことは、余分な流入水を処理することになり、下水処理の維持管理費が増大し、コスト高になっていると思われます。ついては、融雪施設設置資金貸付金が2億30万円を予算化しており、今後さらに汚水管への接続がふえることが予想されますので、業者の指導も含め、融資の条件にもすべきだと思いますが、お考えをお聞かせください。次に、雪捨て場確保についてお尋ねいたします。市は陸上に雪捨て場の確保ができないため、海上投棄を緊急避難措置として、20年余り経過しているにもかかわらず、新年度予算にも融雪施設関連費は計上されておりません。しかし、海上投棄もここ2~3年は増加傾向にあり、平成9年の海上投棄量に比し、平成10年には何と 168%にもなっております。小樽海上保安も 「基本的には、やめてほしい。自治体の投棄を特例とする根拠もない」と言っているだけに、早急に対策が求められていると思います。市長の御見解をお示しください。次に、議案第76号 小樽市道路占用料条例の一部を改正する条例案に関連し質問いたします。同条例は、分権一括法による地方自治法の一部改正に伴い、書類の添付、義務及び許可標識票等の掲示義務に関する事項で、条例に定めるものであります。したがって、今後はすべての道路占用物には、市民が一目でわかる許可標識票を掲示することが義務づけられると理解しておりますが、間違いないでしょうか。市の財政も厳しい折から、不法な占用物の点検などをして、占用料を完全徴収すべきだと思いますが、今後の対策についてお答えください。次に、ロードヒーティング対策についてお尋ねいたします。新谷市長は、第1期、第2期にわたって 146路線、 179カ所のロードヒーティングを行ってまいりました。山田市長は、昨年商大通りなど6カ所で、今年は桜台線ほか1線 660平方メートルを行うことになっております。山田市政になって、極端にヒーティング路線が減少したのは、更新をすることが大きな原因になっていると思われます平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録が、更新も含めた計画を第3期計画として示すべきだと思いますが、いかがでしょうか。市では、市の広報や町会などの除雪対策の説明会で十分説明していることは認めますが、それにもかかわらず、市民からの陳情・請願が数多く上がってきております。したがって、市民の納得できる姿勢を示すべきだと思いますが、いかがですか。お答えください。次に、市立病院問題についてお尋ねいたします。昨春、市長は市立病院と第二病院の統合・新築を公約に掲げて、新任後は両病院の収支改善に努めてまいりました。しかし、新病院の建設費用は 200億円を超す規模が予想されております。したがって、市財政が逼迫する中ですから、その大半が国からの起債を頼みとするほかはないと思います。しかし、起債認可の最低条件は、病院事業会計の単年度黒字であることではないでしょうか。それには、病院全体が一丸となって努力しなければなりません。しかし、小樽病院発行の「病院だより」には、次のような内容のものがシリーズで掲載されております。その内容は 「民間病院は、そもそも採算のとれない事業はやりません。これに対し、地方公営企業としての自治体病院、は、本来地方公共団体が一般行政事務として行うべき仕事を、効率性の見地や技術上の理由から肩がわりして行ったり、もともと採算をとることが困難な医療活動でも、公共的な必要性から、採算を度外視してでも行ったりしています」と述べています。また、不足額については、一般会計繰入金で補うべきものでありますが、平成10年度の不足額の算出では、15億円になるにもかかわらず、10億円を少し超える程度であったと分析されております。しかし 「一般会計からの繰り出しにも限度がありますので、病院会計の赤字問題は今後も続くものと、思います」と結んでおります。この文章は、公立病院の宿命というものをずばり指摘していると思います。しかし、一般市民がこれを読んだ場合、職員の努力はどうなったのか、行革はどうしたのかという疑問が出てくるのではないでしょうか。全国の公立病院でも立派に黒字経営になっている病院もあるのですから、もっと市民にわかりやすく、真剣に取り組むべきだと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。次に 「市長への手紙」のうち、病院関係についてのみお尋ねいたします。、手紙の内容は 「病院だより」第6号によると次のとおりです 「第二病院のことですが、看護婦が無帽で勤務し、 。ていますが、非常に醜いです。市立病院は全部帽子をかぶって勤務しております。規則にはなくても、小樽市の病院ですから、市立病院と同じに看護婦らしくしていただきたいと思います。これはたくさんの人の声です。開業医でないのですから、小樽市民の病院を頭に入れておいてください。そして一日も早く合併を希望しています」と結んでいます。私も、このナースキャップについては再三取り上げたところ 「現在は試行です」との答弁に終わっております、が、その試行はいつまで続くのか、お答えください。また、市長はこのお手紙に返事をお書きになっているのでしょうか。もし返事をお書きの場合は、どのように回答されたかも含めて御答弁ください。市長は、両病院の統合について、まず単年度収支の改善が第一と述べられております。新年度の予算を見ると、前年度より2億 9,020万円増額し、13億 7,080万を繰り入れておりますが、この額の根拠と新年度で増額した繰入金を今後も続けられる見通しがあるのかどうかもあわせ、お答えください。先ほど職員の認識と責任感について述べましたが、これでは市民が望む病院にはならないと思います。むしろ市立病院自体が必要なのかどうかまで切り込んだ論議が必要だと思います。国立療養所も身売りの計画が進められて平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録いる現在、公立病院はどうしても必要であることは歴然としています。そのために、新年度の単年度黒字を目指した市長の決断で、統合・新築に一歩踏み出した感じがいたします私ですが、市長はいかがでしょうか。お伺いいたします。さらに、踏み込んだ新築の時期や場所なども含めた基本計画を打ち出すべきだと思いますが、いかがですか。前向きの御答弁をお願いいたしまして、次にまいります。最後に、教育長にお尋ねいたします。最初に、小中学校の適正配置についてであります。教育委員会は、教育指導上及び学校運営上の観点から、1学級の生徒数40人、全学年の学級数の標準は12学級から18学級と定められているが、本市の状況は、学校数では中学校17校中15校が標準に満たない学校となっている。このような観点から、石山、東山、住吉の各中学校3校の通学区域に住む生徒は、2001年4月から、全学年一斉に隣接中学に通学する適正配置計画案を、本年1月17日までにまとめ、公表いたしました。そこで、何点かお伺いいたしますが、小学校も通学距離は別として、児童数や学校数は中学校と同条件で適正配置計画をお考えになっておられるのかどうか、お答えください。また、今後18学級を超えるような学校があった場合は、新設校を建てることを基本とするのかもあわせ、お答えください。当初の行革案では、小学校の適正配置も、中心部を対象にしての計画を発表いたしておりましたが、小学校はいつごろ実施計画案をまとめるお考えなのでしょうか。父兄や生徒の心構えもあるので、その時期を明らかにしてほしいと思いますが、計画は進んでいるのかも含め、お答えください。また、小中学校の適正配置実施方針の一部改正により、中学校においては、3年間の学年進行で行っていたものが、全学年一斉に行うことに改められたため 「変更先の中学校に合わせて制服やジャージを新調するのは、経済、的に大変だ」との父兄の嘆く声が聞こえてまいりますが、対案はあるのでしょうか。お答えください。特殊学級配置計画については、石山、住吉両中学校と協議して、適切な対応に努めるとありますが、いずれか1校にするのか、それとも通学なども考慮して他校に設置をも考えているのか、明らかにしてください。特に、特殊学級生徒であるだけに、通学にも大変だと思いますので、負担にならないように配慮すべきだと思います。また、施設の改善なども当然あろうかと思いますので、これらのことも含め、お答えください。さらに 「中学生は多感な年ごろで、受験も控えているだけに、新しい学校になじめるかどうか」との指摘も強、いのですが、修学旅行なども含め、生徒の動揺や不安を十分に解消するよう、市教委に求める声も多いと伺っておりますが、これらの声にどうおこたえになるのか、心の通った答弁をお願いいたします。また、校舎やグラウンドの跡地利用については、検討委員会を設置して有効活用に努めるとのことですが、検討委員会のメンバーをどのように選ぶのかとあわせて、遊休地として民間にも売るのかどうかも含め、基本的な考え方を明らかにしてください。さらに 「今回の実施計画案の対象とならなかった小規模校についても、教育上及び学校運営上の観点から、学、校教育環境の整備についての検討は必要であり、今般の中学校適正配置の実施状況を見守りながら検討していく」とのことでありますが、これは北西部地区の生徒に警告とも読み取れる文意になっています。したがって、これは対象地区生徒の不安を一層かき立てるものではないでしょうか。くれぐれも注意をすべきだと思いますが、教育長平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録の見解をただしたいと思います。適正配置特別委員会で審議された結果、アンケートをとるに至った中学校適正配置については、そのアンケート調査の結果を十分審議した上で、取り組みに反映させるべきだと思います。いかがでしょうか。教育委員会の取り組みの姿勢について、明確にお答えください。最後になりますが、先般、文部省で30人学級についての展望を示しておりましたが、小樽市の展望はいかがでしょうか。30人学級を実施すると、 140名の教員増と10億円余の資金が新たに必要とのことらしいですが、資金問題で足踏みをしているのでしょうか、御見解を求めます。以上、再質問を留保して、私の質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
武井議員の御質問にお答えいたします。まず、地方分権一括法に伴う条例の改正作業についてでありますが、本市におきましては、昨年6月に総務部に地方分権の担当職員を配置し、国や道などからの情報の収集と整理に当たらせるとともに、関係各部と緊密に連携を図ってきたところであります。関係部においては、総務部からの情報やまたそれぞれの所管が他都市との情報交換を行いながら、条例の原案を作成し、今定例会に関係条例の改正について御提案したところであります。次に、モービルベイの入港についてでありますが、今回の米艦船の入港目的を、平時における休養・親善と確認いたしましたので、これまでの小樽市の判断基準であります入・出港時及び接岸時の安全性、港湾機能の支障の有無等をあわせて、核兵器搭載の有無を、外務省及び在札幌米国総領事館に照会し、不安はないものと判断いたしたものであります。次に、都市計画審議会の委員の選出についてでありますが、21世紀を間近に控え、都市づくりに対する市民ニーズは、今後ますます多様化するものと考えられます。審議会における市民の参加は、さまざまな意見を市政運営に反映できる機会として重要な役割を果たすことから、今回の委員の選考につきましては、都市計画にかかわる分野について、全市的な見地から幅広く御意見を伺うことができる方を委員として選任する予定であります。なお、委員の公募につきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。次に、市町村合併への推進についてでありますが、市町村合併は、住民サービスの充実と安定、広域的観点に立った効率的なまちづくり、行財政運営の効率化と基盤の強化などに大きな効果があるものとされています。一方、複数の街が1つになることから、さまざまな組織や制度が統一され、行政効率の向上を図ろうとする中で、住民の意向が反映されにくくなることや、中心部と周辺部の地域格差の発生、市町村における独自の風土や郷土への愛着心が失われるのではないかなど、数多くの懸念材料があることから、今後において自然的、地理的条件も含めて、慎重に検討すべきものと考えております。次に、交通記念館における調査研究の現状と今後の見通しについてでありますが、交通記念館の主な事業の1つに 「記念館資料について調査及び研究を行うこと」があり、現在学芸員が1名配置されており、展示資料の管理、、来館者への対応、イベントの準備などの仕事をしております。館の経営状況が厳しいことから、必要最小限の人員平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録で館を運営しており、学芸員が記念館の資料について調査研究を行う環境は、決して十分とは言えない状況でありますが、今後、北海道の発展に果たした鉄道の役割やそれにかかわった人々の足跡などについて、調査・研究を行うと伺っております。次に、交通記念館の展示資料の充実についてでありますが、入館者の増加を図る上で、展示資料を充実させることは大変大事なことと考えております。C62の記念館への導入は、JRの意向もありますが、現状では難しいものと考えております。次に、旧手宮線についてでありますが、旧手宮線につきましては、本市の歴史的遺産であるとともに、まちづくりに貢献し得る市民の貴重な財産であることから、全線を公共・公益的な活用を図るべきであると考えております。しかしながら、当面はイベント等での活用や中心市街地の魅力づくり等に期待される中央通から浅草線間の用地処理の手法や時期等について、具体的にJR北海道と協議してまいりたいと考えており、本定例会に予算計上している不動産鑑定料については、協議の際の参考資料とするものであります。また、この区間の当面の活用方法につきましては、現在イベント等で利用されていることでもあり、今後庁内で十分検討してまいりたいと考えております。次に、財政問題について、平成12年度の予算編成方針についてお尋ねがありましたが、単年度収支の均衡が図れず、厳しい財政状況が続いておりますので、このたびの予算編成に当たりましては、まず収支の改善につながる施策として何が考えられるのか、改めて十分に検討することから始めたものであります。管理経費の縮減を中心とした経常経費の見直しなどにより、一定の財政効果はあったと考えておりますが、財政状況の一層の改善を図るためには、これらの内部経費の削減とともに、歳入歳出両面にわたる見直しがさらに必要でありますので、今後とも引き続き、それらについて取り組んでまいりたいと考えております。次に、経費の削減内容についてでありますが、主なものといたしましては、一律の事務経費の削減により、およそ 1,000万円の節約を図ったほか、消防団本部の移転に伴う嘱託職員の減や公用車の減車、職員研修のうち市内宿泊研修の廃止や、庁内の事務スペースを中心とした清掃回数等の削減により、およそ 1,200万円の縮減を図っております。市民サービスの低下への御心配がありましたが、今回はそのようなことに極力つながらないように、管理経費を中心とした削減に努めたところであります。次に、事業の厳選と見直しについてでありますが、後年度負担の増加を抑えるためには、施策の厳選と既存事業の見直しは避けられないものと考えております。しかしながら、市民サービスに直接かかわりのある継続事業が多い現状の中では、具体的にその見直しをするのは大変難しい作業であり、このたびの編成におきましても、それぞれの経費の圧縮を中心とせざるを得なかったところであります。また、目玉事業ということでありますが、私といたしましては、特に病院問題について新たな取り組みをさせていただいたと考えておりますが、雪対策としての融資制度や乳幼児医療助成の拡大などにつきましても、限られた財源のやりくりの中で予算計上することができたものと考えております。さらに、既存事業の見直しにつきましては、今後実施する「事業評価システム」等の新しい取り組みの結果を踏まえながら、総合的な観点で進めてまいりたいと考えております。次に、時間外勤務手当の削減についてでありますが、これにつきましては、人件費の圧縮という面に加え、職員平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録の健康管理の上からも、その適正な執行を求めたものであります。なお、例に挙げられました観光課をはじめ、港湾部工務課や財政課など、例年かなりの時間外勤務を要するところもありますが、予算編成では特定の部署を想定したものではなく、すべての部署における取り組みを求めたものであります。次に、市民要望の強い施策ということでありますが、これまでさまざまな機会を通じてお聞きした中では、冬の雪対策、子育て支援策としての医療費助成の拡大、教育予算の充実や商工業事業者に対する支援といった要望が多かったと認識しております。財源に限りがありますので、すべてに十分な措置ができたとは考えておりませんが、融雪施設設置資金の貸付制度の創設や、少子化対策臨時特例交付金の積極的な活用による保育所の整備などに加え、乳幼児医療助成の1歳拡大や学校校舎の大規模改修、商業者に対する新たな融資制度の創設など、現状の中では最大限の予算化に努めたところであります。次に、行政改革についてでありますが、平成11年度は新たに第二病院の診療報酬業務の民間委託、第二病院の看護婦寄宿舎の廃止、介護保険制度導入のための体制の強化、職員独身寮の廃止、旅費の見直しなどを行ったほか、前年度に引き続き職員数の削減、市税の収納率向上対策、一般事務費等の見直しなどを行いました。この結果、現在までの項目数での実施率は73.1%になっており、財政効果につきましては、平成10年度までで目標額約22億 6,000万円に対し、実質額約22億 1,000万円で、達成率は98%になっております。平成11年度の財政効果額につきましては、年度途中でもありますので、金額が確定しておりませんので、確定後に報告したいと思います。なお、行政改革全体につきましては、ほぼ計画どおりに進捗しているものと考えておりますし、また行政改革の実施計画にない事項につきましても、あらゆる機会を通じて、経費の節減や事務事業の見直しに努めているところでありますので、御理解をいただきたいと思います。次に、資源物の分別収集についてでありますが、本市のごみがふえ続ける中で、その中に多量に含まれる資源物の回収は、資源の有効利用や環境保全の面等から、またこの7月から全面供用開始する新埋立処分場の計画埋立期間を確保する点からも、ごみの減量対策の重点課題として認識しております。市民の皆さんの御理解と御協力を得て、この事業が市民生活の中に定着するよう、全力で対応してまいりたいと考えております。次に、新処分場の埋立期間延命対策についてでありますが、現リサイクルセンターでの資源化による埋立量の減量効果は、 1,200トンから 1,500トン程度にとどまる見込みであります。したがって、本格的資源リサイクル施設及び焼却処理施設等の中間処理による減量対策により、施設整備後の埋立量を大幅に減少させ、新処分場の計画埋立期間の15年は確保したいと考えております。次に、分別収集への指導員等の配置についてでありますが、これまで開催してきた説明会で、市民の皆さんが高い関心を持ち、その実施に意欲的であるとの報告を受けており、市民の皆さんがみずからの責任を理解していることがうかがわれ、心強く感じているところであります。市民の皆さんの取り組みに大いに期待をするところでありますが、事業開始後、状況の把握に努め、必要に応じて職員等による指導体制についても検討したいと考えております。次に、ごみ処理広域化計画の策定についてでありますが、協議会の幹事会において検討を進めており、3月末に取りまとめることとしております。目標年次については、本市や北後志衛生施設組合の焼却施設の機能とダイオキ平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録シン第3次規制との関連等の議論経過から、平成14年度着工、17年度供用開始を目途とし、また建設地については、収集運搬経費に直結することでもあり、運搬距離、運搬ごみ量との関係などの側面から検討を行いましたが、具体的には12年度に取り組む実施計画の中で方向づけをすることとしております。次に、広域処理の場合の事業主体についてでありますが、北後志ブロック6市町村長会議では、広域連合により事業を推進することについて意見交換を行っております。小樽市としては、協議会での方向づけを待って、議会とも相談しながら、施設整備計画と並行して進めてまいりたいと考えております。次に、広域化に伴う市町村間の調整についてでありますが、事業の円滑な推進のためには、6市町村全体が一致協力して対処することが必要であります。利害を有する方々の考え方や意見・要望などを誠意をもってお聞きし、施設整備についての理解を求めることが必要であると考えております。次に、循環型社会基本法についてでありますが、この法案は基本的枠組み法案として循環型社会構築の基本理念を定めるとともに、今後プログラム規定とされている推進すべき施策については、各個別法において規制、誘導、啓発、助言等の措置を具体的に実施することにより、排出者に係る措置などについて実効性ある対処がされると承知をしております。なお、所管省庁の権限については、法律による行政の原則で、厳正に対応されるべきものと考えております。次に、法案の取りまとめの経過についてでありますが、この法案が政治課題として具体的に示されたのは、昨年11月11日の経済対策閣僚会議報告での経済新生対策においてでありました。この報告に先立って、例えば産業構造審議会の地球環境部会と、廃棄物・リサイクル部会の合同基本問題小委員会報告や中央環境審議会廃棄物部会での審議等を経て、取りまとめたものと理解しております。次に、介護保険について何点かのお尋ねがありましたが、初めに、介護保険事業の当初予算についてでありますが、この介護保険制度は新しい制度であり、その予算執行に当たっては、サービスの利用動向を含め、制度施行後の状況を見なければわからない不確定要素が多いことから、必要に応じ補正予算を組むことがあろうかと考えております。なお、サービスの利用者算定につきましては、実態調査の結果をもとに、国から示された手順により算定したものであります。次に、民間事業者の参入についてでありますが、サービス提供事業者がふえることでサービスの選択肢が広がり、利用者にとってメリットがある反面、不要なサービス等を押しつけられないか、こういった心配の声があることは承知をしております。利用者からの苦情等に速やかに対応するとともに、そのようなことがないよう、指導機関である北海道と十分連携を図って対応してまいりたいと考えております。次に、見込みよりサービスの利用がふえた場合についてでありますが、サービスの利用量がふえると、市の負担や保険料がふえる仕組みとなっております。ただ、サービス量や収支予測については、国から示された手順に従って平成12年度から3年分について推計をしたものであり、また初めての制度でもありますので、現時点では、施行後の推移を見ながら対応をしたいと考えております。次に、介護保険事業特別会計における長期的な施策についてでありますが、この事業の収支を悪化させず、長期的かつ安定的に高齢者福祉全体のサービス水準を維持していくためには、常日ごろから健康づくりと生きがいづくりなどの介護予防対策が重要な役割を果たすものと考えております。したがって、この視点から高齢者保健福祉計平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録画や介護保険事業計画の策定を進めており、この計画を着実に推進してまいりたいと考えております。次に、介護保険施設などでのいわゆる「抑制」についてでありますが、市内の施設でも、入所者の安全上、車いす利用の際、滑り落ち防止のためベルトで固定したり、点滴時の抑制などはあると承知しておりますが、いずれも生命や身体保護上、やむを得ず家族の同意を得て行っていると聞いております。次に、指定の取り消しに対する対応についてでありますが、身体拘束は家族の同意を得て、緊急やむを得ない場合に限って行われていると聞いておりますが、省令違反の事態が生じないよう、北海道や北海道国民健康保険団体連合会などとも連携し、各施設への指導や要請に努めてまいりたいと考えております。次に、療養型病床群における痴呆患者の抑制と看護職員の研修についてでありますが、身体的拘束は、厚生省令の基準どおり、患者さんや他の患者さんの生命または身体を保護するため、緊急やむを得ない場合に限定されているものと考えております。なお、身体的拘束は、患者さんの全身衰弱や精神的苦痛を与えることも指摘されておりますので、今後介護施設における研修を通じて、職員にこれらのことが徹底されるよう指導してまいりたいと考えております。次に、抑制の見解と指導についてでありますが、どのような場合が身体的拘束に該当するかは、現在のところ明確に定められておりませんが、御指摘のありましたいずれのケースも、緊急やむを得ない場合に限定して行われなければならないと考えております。いずれにいたしましても、介護施設における身体的拘束につきましては、今後国や道など関係機関の意見をお聞きしながら、各施設の指導をしてまいりたいと考えております。次に、水道・下水道のお尋ねでありますが、まず当別ダムの見直しについては、今年度から厚生省において補助事業の計画の妥当性を検討し、継続見直し等を行う「再評価システム」が導入されたことにより、当別ダムに参画している石狩西部広域水道企業団事業も該当するため、現在各構成団体の受水量の見直しについて取りまとめている段階であります。各構成団体の受水量確定後に、ダムの見直し案について建設省の理解が得られれば、北海道がダム計画の変更を行うと聞いております。また、分担率の変更による各構成団体の負担割合についてでありますが、企業団事業の変更が厚生省において認められた後、各構成団体の受水量によって分担率が変更され、負担割合が明確になるものと考えております。なお、各構成団体の影響につきまして、札幌市は 「各構成団体に影響を及ぼさないよう最善の努力をしてい、く」考えと聞いておりますし、企業団としても、各構成団体が納得のいく結論を得るよう調整を図っていく方針と聞いております。次に、石綿セメント管、いわゆるアスベスト管の解消についてでありますが、平成11年度末までに約51.5キロメートルのうち約49キロメートル布設替えを終了し、95%の進捗率であり、残存延長は約 2.5キロメートルというのが現状であります。平成12年度は、国道の4車線化等、道路改良に伴う布設替えが集中しているところから、500 メートル程度の更新を行いたいと考えております。なお、平成13年度より道路改良に伴う工事が減少するところから、早期解消を図ってまいりたいと考えております。次に、融雪施設設置資金貸付事業における融雪水の排水処理についてでありますが、貸し付けに当たりましては、融雪水の流末処理を、地下への自然浸透方式または雨水側溝等への排水方式、もしくは両方式併用とすることを条件とするとともに、業者への指導を徹底してまいりたいと考えております。平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録次に、雪捨て場についてでありますが、本市においては、市街地の近くでの広い土地の確保ができず、小規模な適地に雪捨て場が分散しており、その容量も30万立方メートル程度で、多くは海上投棄に頼らざるを得ない現状となっております。一方、海上処理については、海域環境や港湾活動等との関連で課題も多く、可能な方策を検討しているところであります。御指摘の融雪施設関連費についても、色内埠頭の下水処理水利用を検討しておりますが、排雪量に対して融雪処理能力が大幅に不足することや、建設費及び運転管理費が多額になるなど、多くの解決すべき課題があります。いずれにいたしましても、現状の海上処理については、減らす方向の検討が必要であり、新たな陸上堆雪場の確保等もあわせて検討を進めてまいりたいと考えております。次に、道路占用に係る標識票の表示についてでありますが、本市では、地下埋設物等、占用物件の性質上表示できないものや北電やNTTの電柱等の公衆の用に供するものを除き、他の占用者には許可標識票等を交付し、それを占用物件に表示することを義務づけているところであります。また、占用料についてでありますが、無許可の占用物につきましては、改めて占用を許可して占用料を徴収する場合と、その占用物を撤去させる場合があると思いますが、いずれにいたしましても、当面全市的な点検作業が必要であると考えております。次に、ロードヒーティングについてでありますが、脱スパイクタイヤの推進にあわせて計画的に整備が進められた結果、平成10年度までに幹線道路を中心として、緊急を要する路線のロードヒーティング整備はほぼ終え、現在それらの路線の再点検による最小限の追加整備や老朽施設の更新などを行っております。しかしながら、市内には交通安全上、ロードヒーティングが望ましい箇所が依然として多く見られますし、市民要望も数多く寄せられており、これまでと同様、冬道の急坂対策は重要な課題であると認識しております。このため、改めて市内各路線の交通安全上の重要性や交通量の実態などを調査するとともに、老朽施設の更新や維持費の増蒿等との関係も踏まえ、ロードヒーティングを含めた今後の路面管理のあり方について検討してまいりたいと考えております。次に、病院統廃合に関連し、まず赤字解消の取り組みについてでありますが、公立病院は公営企業法の適用を受けており、1つには企業として経営されている以上、独立採算に徹すべきでありますが、同時に本来の目的である公共の福祉を増進させるよう運用しなければなりません。そのため、結核や精神などの採算性に合わない診療科の経費については、地方公営企業法の経費の負担の原則に基づき、一般会計からの繰り入れなどで運営しているところであります。、 、一方、経営改善のためには職員の意識改革が必要であり 「病院だより」の発行など、あらゆる機会を通してさまざまな啓発を行っているところであります。御指摘のあった「病院だより」の連載の中での「かんたん経営教室」は、職員の啓発と意識改革のため、経営に関する特集など、病院を取り巻く情報を広く職員に周知しているところであります。次に、第二病院のナースキャップ着用についてのお尋ねでありますが、手紙を寄せていただいた方には、第二病院においては、看護作業中に支障があるなどの問題から、試行的にナースキャップを着用せずに業務を行っており、アンケートを実施するなど、問題点を整理して、今年度中に結論を出すとの回答をいたしております。第二病院においては、患者さん及び職員に対してアンケート調査を実施し、その結果を踏まえて、看護業務中は平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録着用しない方向で院内協議を行っており、今月中に結論が出るものと考えております。次に、繰入金の根拠等についてでありますが、先ほどもお答えしましたが、地方公営企業法で一般会計と病院事業会計との適正な負担区分に基づき、一般会計から繰り入れをすることとされています。また、来年以降の一般会計の負担についてでありますが、12年度病院会計の収支状況や市全体の財政状況の推移を見ながら判断してまいりたいと考えております。次に、病院の新築についてでありますが、私としても、これまで新築の前提として単年度収支改善が必要であると考えております。なお、新築時期等については、ただいま申し上げました病院の収支の改善の状況に加え、今年度設置しました「市立病院新築検討懇話会」の報告などを総合的に検討し、一定の方向づけをしていかなければならないと考えております。次に、中学校適正配置に関連して、校舎等の跡利用についてでありますが、教育委員会が1月に公表した適正配置計画実施計画案については、現在特別委員会において審議中であり、また各学校関係者や地域住民の方々への説明会の開催やアンケート調査を実施し、御意見を伺っていると承知しております。校舎等の跡利用の検討については、適正配置計画の実施の見通しがつくことが優先しますことから、現段階においては、検討委員会の構成についての具体的な検討は行っておりません。また、有効活用の基本的考え方については、今後設置を予定する検討委員会の中で十分検討してまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
武井議員の御質問にお答えします。初めに、小学校の適正配置計画における学級編制と標準規模についてですが、文部省の学級編制の標準は、12学級から18学級となっておりますので、現時点では、1学級40人、1学年2学級を標準として計画いたしたいと考えております。また、18学級を超える学校があった場合の新設校の考え方についてですが、現在、高島、桜、朝里の3小学校が18学級と、1年から6年までそうなっておりますが、今後の児童数の推移を見ますと、学級数が18学級を超えることは見込まれないものと考えております。次に、小学校の適正配置実施計画案の策定時期についてですが、現在中学校の実施計画案について、関係の皆様の御意見等を伺いながら、計画を取りまとめていく段階でありますので、この計画を取りまとめ、実施計画が具体的になった後、小学校の実施計画案の検討に着手したいと考えております。次に、一斉実施の場合の制服、ジャージの保護者の負担についてですが、今年入学する新1年生の制服等につきましては、統合される3校は学校内で協議をし、保護者の意向を尊重したいとのことで対処いたしましたので、新たな負担にはならないものと考えております。次に、特殊学級の配置計画についてですが、石山、住吉の両中学校については、平成12年度においても各1学級を開設することとなります。従前から障害を持つ児童・生徒の就学については、就学指導委員会の判断を仰ぎ、保護者との話し合いを進めながら学校指定を行っているところであります。適正配置計画の実施に当たっては、これまでどおり通学距離も考慮し、新たな学校での設置も含め保護者や当該校との協議を行い、適切な対応に努めてま平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録いりたいと考えております。また、施設整備につきましては、学校生活に支障のないよう、改善に努めてまいります。次に、新しい学校に対する生徒の動揺や不安についてですが、特に3年生は、修学旅行や高校受験を控えておりますので、今年4月に設置する関連校連絡協議会において、学校行事、生徒指導や受験指導などについて十分協議をし、生徒の不安などの解消に適切に対応するよう指導してまいりたいと考えております。次に、小規模校対策、特に北西部地区への対応についてですが、小規模校の教育条件の充実も大事なことであると考えており、将来計画の検討を進めてまいりたいと考えております。次に、アンケート調査についてですが、中学校適正配置計画の実施に当たっては、アンケートに寄せられた意見の分析の後、再度の関連校に対する説明会を予定しており、今後適正配置等調査特別委員会の御論議を踏まえ、適切に対処してまいりたいと考えております。最後に、30人学級の展望についてでありますが、自治体個々に学級編制の権限を移す方向で検討されていることを承知しておりますが、道都市教育長協議会では、国の負担により第7次改善計画の策定を求めており、その方向で改善されるよう要望活動をさらに進めてまいりたいと考えております。以上であります。( 議長、23番」と呼ぶ者あり)「
再質問 23番 武井義恵
2~3再質問をさせていただきます。まず、市長の政治姿勢の中で、モービルベイの問題なんですけれども、特定の艦船という定義といいますか、それが今回の文書回答の中にはないわけです。非常に明確でないわけなんですが、特にこの特定の艦船について論議しないという中身ですが、これに対しての市長の御感想はいかがですか。これが1つです。それから、手宮線の問題なんですけれども、当面は、これは調査のためだという御答弁でございますが、今後は全線を視野に入れて買い求めるという意味に理解していいのでしょうか。これが2点目です。それから、占用料の問題なんですが、全市を調査する必要があると思うという御答弁でございますけれども、これは時期などは、今年度から始めるという趣旨でしょうか。お答えください。次に、教育関係でございますが、まず市長にお伺いしたいことは、跡地利用の場合、私は民間の売却対象にするのかという質問をしているんですが、今のお言葉では、検討委員会が今まだできていない。それにゆだねるという意味でこれを省いたのかどうなのか。売却の対象に民間も含めているのかどうか、その考え方がありましたらお聞かせください。それから、教育長。教育長には、小学校の適正配置のことなんですが、現在計画を取りまとめている段階だという大まかな答弁でございますけれども、全部まとまる目途、それはどの辺に置いているのか。それに対して新年度中には入るのかどうなのか、それを明らかにしてください。それから、もう1点は特殊学校の問題なんですけれども、具体案がどうも見えないんです。どうも私どもから見ると、はっきりしないんで、あそこの健常児と - 要するに、一般の中学生と一緒に並行して論議を進めていくのか、その人たちは別の問題としてやるのか、ここのところが出ない。当然ゴールするところは一緒なんですか平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録ら、したがってどういうふうなこれからの話し合いをしていくのか。健常児は健常児、特殊学級は特殊学級の検討をやるんでしょうけれども、その時間的な問題は並行していくのかどうか。以上。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
占用料の問題につきましては、土木部長からお答えいたします。初めに、モービルベイの関係でございますけれども、領事館からの回答でございますけれども、前段に米艦船には核は搭載しないと、これが一般のアメリカの海軍の考え方だと。それに引き続いて、特定の艦船については論議しないということで、多分戦略上の問題でそういうことがあるんだろうと思いますけれども、一般的には積んでいないんだというようなことを言っていますんで、それはそれで一応信用しなきゃいけないのかなと思っております。それから、手宮線の問題につきましては、全線を買うのかということでございますけれども、手宮線の歴史的価値といいますか、市民の財産でもありますんで、財政的に許せば、そういう方向でいきたいと思いますけれども、なかなかそういう状況にはないんで。それで、そういうことも含めて、それでは今鑑定をして、それからJRとどう協議を進めていくか。それにいろいろ手法もあると思いますんで、そういう1つの資料をもって、JRといろいろと協議をしていきたいというのが考え方でございます。それから、適配後の跡地の利用でございますけれども、現在適正配置という問題が大詰めを迎えていると、こういう段階で、今これを売るとか売らないとかという話は、ちょっとこの場では差し控えさせてもらいます。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 土木部長 松村光男(土木部長は2002年3月まで)
武井議員の再質問の中での占用料の関係についてお答えをいたします。現時点で、まだ概略的といいますか、件数がどの程度あるのかという把握をしておりませんので、そこらあたりの把握をした上で、時期や扱い、さらには処理についての検討をしていきたいと考えております。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
再質問にお答えいたします。小学校の実施計画案ですが、現在中学校の実施計画案は、平成13年度の4月1日実施を目途に努力を重ねております。それが発効いたしましたら、13年の秋ごろから14年の初めにかけて案をまとめ、小学校の場合は、先ほどお尋ねがありましたが、中心地区、周辺地区と校区事情がそれぞれ違いますので、どのように進めたらいいかも含めて検討をいたしたいと、検討を始めたいと考えております。それから、特殊学級と健常児との関係ですが、特殊学級の入級を希望する子供については、それぞれ児童相談所、札幌の特殊教育センターなどの資料を得まして、就学指導委員会で判定をいたしますが、その中で、精神遅滞により小学校の特殊学級に就学することをよしとするという判定が出ましても、保護者において、健常児の学級に入級させてくれと、普通学級に入級させてくれという御意見も強いことから、その指導委員会の結果を待って、改めて保護者の御意向も伺い、保護者の意向に沿いながら決定をするという状況で進めております。平 成 12 年 第1 回 定例 会 本 会 議録現在、石山と住吉、来年1学級ずつ残るわけですけれども、その学校に限らず、例えば近隣の潮見台中学とか向陽中学にという求めがあれば、その要綱に沿って学級を設置していくのが通例の考え方となっております。御理解いただきます。( 議長、23番」と呼ぶ者あり)「
再質問 23番 武井義恵
市長にお伺いしたいんですが、跡地利用の問題なんですけれども、今は控えたいというお言葉でございますが、これはその検討委員会も今まだ定めていないんで、検討委員会の中で論議をするから、今は控えたいと、こういう趣旨で理解していいんですか。それとも何かがあって、民間のことも頭の中に入っているから、ここでは言えないという趣旨なんでしょうか。どうなんですか。それだけです。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
校舎の跡地の関係でございますけれども、これは市だけの検討委員会だけで決められる問題でもありませんし、広く地域の皆さんの意見というものもあると思いますんで、そういったものを総合的に考えてしなきゃいけない問題だろうというふうに思っております。