置戸町議会 令和4年第6回定例会 2022年9月13日
有害鳥獣駆除の状況と駆除報償費の推移について
2022年9月13日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「有害鳥獣駆除の状況と駆除報償費の推移について」質問し、町長 深川が答弁しました。
- 質問者
- 嘉藤均 議員
- 答弁者
- 町長 深川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 嘉藤均
それでは通告にしたがいまして町長に質問したいというふうに思います。有害鳥獣駆除の状況と駆除報償費の推移についてということでありますけども、置戸町の町名はアイヌ語でオケトウンナイ、鹿の皮を干すところから来ております。大昔から鹿が多く、太古の昔よりこの地において鹿をはじめとする動物の狩猟が行われていたことが伺えます。置戸町の基幹産業である農業や林業においても鹿や熊、カラスやハトなどの多くの有害鳥獣により多大な被害が出ております。本年度の町の予算についても、当初予算より処理料の増額補正や駆除頭数の拡大と、改めて有害鳥獣による被害の大きさを感じているところです。駆除をいただいている猟友会の皆様にもこの場をお借りして心より深く深く感謝を申し上げる次第です。そこで本町における有害鳥獣の駆除の状況、駆除報償費の推移についてを町長に伺います。まぁ、あのこの後阿部議員の方からもカラスについての質問が出ておりますので、なるべくそこのところには触れずにと言いますか、あとの質問に差し支えのないようにいただければ、答弁をいただければ幸いに思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 深川
有害鳥獣駆除の状況と駆除報償費の推移についてのご質問でございました。まぁ、後ほどの質問とかぶらないようにということでお話がありましたので心得ました。あの、今年度ですね、今定例会にも増額補正、先の臨時会でも増額補正をお願いして可決いただいておりますが、例年以上にエゾシカの駆除頭数が増加しております。7月末現在の駆除頭数は474頭で令和3年度の約3割増しということになっております。これは生息数が増えていること、もしくはあの農業地帯の方に大きく出てきてるのかもしれません。これによりまして農業被害についても随時増えていくんだろうというふうに予想しております。はじめに道内における野生鳥獣の農林水産業の被害の状況をお知らせします。23年度の64億円をピークに年々減少してきていますが、令和2年度は40億7,000万円と4割程度まで減少してきております。この間北海道では国の交付金の積極活用などを行い、エゾシカの捕獲報奨金の支給や侵入防止柵の整備など、さまざまな対策を取り組んできております。そのうちオホーツク地方の被害も道内では3番目に高い4億9,000万円、まぁ高い地域というふうになっておりまして、また農作物別の被害状況では、牧草が17億、全体の4割を占めております。ついで水稲、ビート、ばれいしょ、デントコーン、根菜類の順となっております。置戸町の農業被害ですが、令和元年度が被害面積約23町、被害額1,500万円、令和 2 年度が被害面積が43町、被害額は約4,000万円、令和3年度は被害面積15町、被害額は1,500万円と若干昨年は少なかったんですけども、まぁ長い目で見ていくと少し伸びてきているというふうになっておりますし、その被害の作物でいきますと、ビート、ばれいしょ、牧草、麦類、まぁコーン32も入るでしょうが、さまざまな作物に及んできているというふうになっております。本町の有害鳥獣の駆除の状況及び報償費の推移のご質問でありましたが、令和元年度の駆除頭数ではエゾシカが360頭、熊が10頭で報償費につきましては北見市の今東相内で有害で駆除したエゾシカ等をペットフードなどに活用する業者さんがあります。そこへの搬入の報奨金も含めまして233万4,000円となっております。令和2年度はエゾシカが350、熊が17頭、報奨費につきましては、その搬入費も含めて246万7,000円となっております。昨年はエゾシカが426頭、熊が17頭、報償費につきましては308万円となっております。今現在、令和4年度ですが、7月末までの実績といたしましては474頭、熊が5頭、報償費につきましては280万5,000円となっており、令和3年度以降増加傾向にあります。報償費の単価の推移ですが、現在置戸町ではエゾシカ1頭捕獲駆除いたしますと、有害駆除報奨金として町費で5,000円、これは平成12年度から3,000円だったものを5,000円に改定して現在に至っております。さらに先ほど申しました北見市の指定業者の方に搬入すると、搬入費用の報償費として3,000円を上乗せしております。搬入しないものにつきましては残滓缶で回収をしてオホーツク農業協同組合の化製場の方に搬出費用、委託料含めて本町が1頭当たり約1万円を負担して処理をしております。この指定業者への搬入費用につきましても、令和2年度から2,000円から3,000円に上げております。合わせまして町では最大8,000円が支払われておりますし、この指定業者の方では買取価格があるようでございます。正確には本町では承知しておりませんが、1頭1,000円から3,000円のなかで買い取りをされているというふうに伺っております。その他に平成23年度から置戸町鳥獣被害防止対策協議会を設立し、国費を受けてエゾシカ1頭当たり7,000円を支給しております。合わせますとですね、本町では1頭を獲ると 1 万5,000円、最大で支給されるということになっております。また、熊の駆除につきましては1頭当たり3万円、同じく対策協議会の方より8,000円、合わせまして3万8,000円が支給されているような状況で推移をしてきております今、補正予算案の提案をさせていただきましたが、本町におきまして、本年度の有害予算といたしましては、先ほどの残滓の処理料、そして報償費等含めまして現在918万1,000円、そして対策協議会を設置して国費を受けて全額国費でありますが、394万8,000円を予算計上して執行していますが、国費についてはこれから増額を要望し、さらなる増額を図っていきたいと思っております。以上です 。
質問 7番 嘉藤均
今、町長の方から有害鳥獣駆除の状況と駆除報償費の推移についてということで答弁をいただきました。まぁ私が議員にさせていただいてからずっとその鹿が5,000円、熊が3万円っていう状況、報償費の関係ではね、変わっていないのかなというふうに思いますし、またその駆除頭数についてもですね、今年につい ては本当にあの上限は600頭ということで今回補正が出ているぐらい、鹿、熊が増えているというか、見えるようになったというのか、私が小学校、子どもの頃ですか、あまり鹿を見たような記憶がなかったんですけども、最近ではもうどこにでも、街中に鹿がいるぞというような状況でありますし、熊についても人里近くまで降りてくる、パーク場に出たとか、いろんなとこで危ないというか、そういう状況が増えているのかなというふうに感33じているところですし、また報償費についてその最近あの猟友会の人たちとお話をする機会がありました。大変苦慮しているんだと、あの経費が燃料の高騰を含めて、また今コロナのせいかどうか分かりませんけども、その猟に使う鉄砲の弾なんかもなかなかこう入手もできないし、価格もずいぶん上がってるということでありますので、まぁこの際少しその猟友会の労苦に報いるためにもですね、少し報償費の増額をしてはいかがなものかというふうに考えておりますが、その辺町長の考えがあればお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 深川
先ほど申し上げました1頭当たりの報償費等はいずれもですね、成功報酬ということで、この1頭を獲るのにいろんな手間がかかったりパトロールをしたり、燃料も掛かってるんだと思います。また、鉄砲の弾もですね、あの1回で仕留められるわけではないんでしょうから、まぁ経費が掛かっているんだろうと思いますが、一方でですね、近隣町村の状況に見ますと、その前にですね、平成23年度から時限立法でこういう対策協議会を設置すれば国費を受けれるよということで7,000円を上乗せできる措置がこれずっと続いてきてますので、これがいつなくならないようにもちろん要請してまいりますし、あのなくなったら大変なことになるなと、誰も獲らなくなってしまうんじゃないかっていうこともちょっと頭の奥にはありますが、あの近隣の状況でいきますと置戸は決して安くはないっていう状況なんです。北見市は7,000円、津別は4,000円、訓子府は3,000円、陸別は4,500円と、本町の最大1万5,000円ですか、これにはまたあの全然足元にも及ばないような駆除をしている、駆除費用の計上をしているところもありますなかで、佐呂間町が本町よりも高い設定をして1頭2万円という設定で駆除を行っております。まぁ、あの議員仰られたとおり、燃料の高騰、弾の入手の困難性などもありますが、近隣状況を見ながらっていうことでいきますと、なかなか値上げっていうのは難しいかなと思っておりますが、昨年からこの猟友会の駆除にも限界があるよと、メンバーの人が高齢化してきてると、このままじゃ本町は鹿柵と猟友会の駆除でこの農業被害を防いでいくっていうことはままならないんではないかというようなご質問もありまして、電牧柵もどうだというお話もありましたが、去年からですか、猟友会を辞められた方が3人だったんですけども、3人の新たに免許を取って、これからあの獲り始めたという人が3人増えて、総数としては変わらなかったと、そして今年も新たに免許を取る人が、若い人がですね、おられるということで駆除の報償費と人数の確保っていうところはすぐ直結するものではありませんが、そこら辺もあの考えながら報償費の方の値上げは検討はしてまいりたいと思いますが、この取得のきっかけにつきましては、免許を取る費用の2分の1を町が負担しますよということで、あのこの結果だったんだろうなと思います。以前は銃を持つことは趣味の一環でもあって、免許の取得に町は補助はしませんっていう、過去にそういう時代もありましたが、やはり有害鳥獣の駆除のためであれば、まぁ銃の免許についても取得についても助成をするというような対策もとっておりますので、まぁ総合的な 判断をしながら報償費等の値上げについては考えてまいりたいと思います。
質問 7番 嘉藤均
今、町長の方から答弁がありましたし、置戸町の報償費が決して低いわけではないようなお話もお聞きをいたしました。が、ですね、近隣町村におきましても今お話が34ありましたけども、猟友会等はもう成り立たないと、会員がいない、駆除ができないんだというような状況が隣町でもあるというようなお話を聞きましたし、まぁ、すべての鹿や熊を獲れというわけでありませんし、農業被害にこう影響のある部分についてはね、駆除をいただくということで進めていただきたいと思いますし、獲るだけではなくてですね、実はその駆除した鹿や熊を利用してですね、それをまた二次加工などしてですね、まちの特産品にしている市町村もありますし、もう少しその辺のところいろいろただ獲るだけのお話じゃなくてね、もうすべてを獲るわけにはまずいかないことですし、まず共存共生も必要だということも含めてですね、もう少しそのやり方がいろいろあるのではないかというふうに考えておりますけども、町長の方でそういうお考えがあれば伺いたいと思います。
答弁 町長 深川
まずもってですね、置戸町の農業被害はちょっと増加傾向にありますが、この駆除をやっていただいて猟友会の日頃の努力に敬意と感謝を申し上げます。あのそんななかで、先ほどの質問だったんですけども、先ほど言いました北見市内相内にある指定業者っていうのが、まぁ有効活用しようということで、インターネット上で見ますと、ペットフード等になる一部いい物については生肉にも回ってるっていうようなお話もありましたが、まぁ町でもそれから議会でも、一時あの養鹿事業ということで特区でこの置戸は鹿の町の由来のとおり鹿の多いところだから有効活用できないかということで研究したときもありましたが、なかなかハードルが高くてそこまで及ばない。そして採算制でどうかということで実現しませんでしたが、まぁ近くでこういうような事業やってる人もいますし、どうやってやればもっと有効な活用ができるかってこともアンテナを張りながら今後のあの有効活用も含めた駆除、効率的な駆除を進めてまいりたいと思います。
質問 7番 嘉藤均
まぁ、過去にもそういう質問があったり、研究をされたということでありますけども、まぁ、あのお聞きしますとですね、隣のあの陸別町さんあたりは地域おこし協力隊の方を入れて、その方にですね、加工販売の方をやっていただいてるというような事例も近くでもありますので、ぜひとも研究をしていただきたいというふうにも思いますし、先ほどあの猟友会の会員の増減の話で歳を取られた方、まぁ年配の方が3名やめて、若い人が3名入ったというようなお話をしましたけども、まぁいずれにしても減少傾向は間違いないのかなというふうに考えておりますし、高齢の方もですね、少しでも長く何かこう猟を続けるようなことができるような体制と言いますか、まぁ役場でもこう協力できる部分があるかなとは思いますし、その辺もう少し猟友会といろいろなこの状況を共有してですね、やっていただきたいと思いますけど、今まちとその猟友会の関係ってのはきっと良好なものだと思いますけども、その辺何かあれば町長から伺いたいと思います。
答弁 町長 深川
実は、就任してから猟友会と私が直接会ってることは組織としてですね、会ってることがなくて、コロナであの獣鎮祭や、それから鹿猟大会もちょっと開催できてないような状況なので、あの担当の方は猟友会の事務局さん、会長さんと連携を取りながら、もちろん熊が出たときにいち早く駆除してください、パトロールしてくださいということで連携をとっておりますが、あの意見交換の場を持ちながら今後の対策はあの双方で理にかなったような方法で進めてまいりたいと思いますので、あの心して連携を取ってまいりたいと思います。35
質問 7番 嘉藤均
まぁ、あの猟友会の方とも十分な協議を進めて連携をしてやっていただきたいというふうに申し上げて質問を終わります。