みんなの議会

中頓別町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月6日

1つ目が有害鳥獣駆除対策の強化について

2011年6月6日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「1つ目が有害鳥獣駆除対策の強化について」質問し、町長 野邑智雄、産業建設課参事 小林嘉仁が答弁しました。

質問者
細谷久雄 議員
答弁者
町長 野邑智雄、産業建設課参事 小林嘉仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 細谷久雄

皆さん、こんにちは。このたびの町議会議員選挙において町民のご支援をいただき、議員として当選させていただきました細谷でございます。この4年間、町民の負託にこたえるよう誠実に一生懸命議会活動を努めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。きょうはまた新人で初めてのことですので、よろしくお願いいたします。それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、順に質問させていただきます。1つ目が有害鳥獣駆除対策の強化について。近年、野生鳥獣の生育分布の拡大、増加とともに、エゾシカが本町でも急激にふえ、農林業被害が深刻化しております。町政執行方針でもこの対策が述べられておりますが、いささか不十分と感じております。ことし町では、4月から10月末までの期間でハンター9人に1頭当たり6,000円の報奨金でエゾシカ駆除を依頼しております。しかし、駆除したエゾシカの処理、処分はすべてハンター自身に任されており、頭数の増加やハンターの高齢化が進む中で個々の負担が大きくなっているのが現状です。このままでは、適切な処理、処分が困難な状況に陥り、駆除が停滞することになりかねません。被害の深刻化、広域化に対して有害鳥獣対策を根本的に強化する必要があると思いますが、町長のお考え方を伺いたいです。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

有害鳥獣駆除対策についてお答えをいたします。近年、エゾシカの生息数が急激な増加により町内でも農林業被害や交通事故などが多く発生しており、もはや被害ではなく災害と言える状況になりつつあります。このようなことから、町が構成員でもある宗谷地域総合開発期成会としても国の機関や北海道に対し、エゾシカに対する被害防止対策はもとより、駆除後の処理施設の整備等に対し、要請を続けているところであります。また、一方では南宗谷鳥獣担当課長会議を開催し、南宗谷地域に動物の焼却施設ができないか検討をしているところでもあります。

再質問 2番 細谷久雄

それでは、再質問させていただきます。今言われたように被害ではなく災害と言えるのであれば、これはもう早急に対応し、処理すべき問題ではないですか。要請や検討をしている場でないと私は思います。まず、再質問といたしまして、1つ、町内のエゾシカ生息数の把握はできているのか、またことしの駆除目標の100頭の根拠はどこにあるのか。2つ目といたしまして、駆除後の残滓処理をハンターの責任にしては、ハンターの高齢化に伴い駆除の実績は期待できないと思います。町や農協が残滓処理にかかわる考え方はないのか。これは、北海道新聞の5月の17日の新聞なのですけれども、名寄市では駆除シカ処分ということで、市とJA道北なよろでつくる市有害鳥獣農業被害防止対策協議会がハンターとの協議をやって、ハンター側からこのままでは適切処分が困難になると意見が出され、このため市はハンターにかわり処分を受け入れることを決めたと。それで、風連地区のごみ処理場内に仮設の埋設場を設置し、本年度までには施設をつくり、焼却処分を行う見通しだと。こういうこともできるので、町としても検討をしてほしいと私は思います。それと、3つ目として、国や道へ処理施設整備の要請をした担当の議長会議で焼却施設の検討をしている、これでは現実可能なのか、もっと積極的な活動をすべきではないか。例を挙げれば、エゾシカ被害対策委員会を組織し、積極的に取り組み、方法論や要請活動を検討すべきではないかと思いますが、この3つの質問について町長の考え方を伺いたい。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

生息数だとか100頭の目標を掲げた関係については担当からお答えをいたしますけれども、エゾシカ対策というのは1つの町村だけで問題を解決するのはなかなか難しいと私は思うのです。エゾシカは、ここは中頓別町ですよと、浜頓別町ですよと、私は中頓別町で生まれたから浜頓別町に行きませんよと、そういうことにはならないわけでありまして、それぞれ広域でこういう問題を対応していくということが必要かなと、私はそう思っております。それと、もう一つは、残滓処理するのにその施設を整備するのにどのぐらいの財源が必要なのかと、いろんなことが今後調査または検討していく必要性があるのかなと思います。特に私は、こういう広域的に物事をやらないとならないものについては、少なくても北海道がその力を発揮をして対策を講じるべきであると、こういうような考え方を持っております。そういう意味では、今回道の人事異動等でエゾシカ対策室が設置をされました。職員も今まで4名ぐらいの職員が十数名に拡大をされて対応をしていくと、こういうようなことを言われております。ただ、この宗谷管内は道東等と比較をするとエゾシカの数がまだまだ少ないような話がされております。そういう意味では、まだまだ宗谷管内、総合振興局、それから稚内開発建設部もまずはっきり申し上げて力が入っていないと、こういう状況であります。5月の20日にも地域づくり連携会議が豊富町で行われました。村山議長も商工会の関係で出席をしておりましたけれども、私もその中でエゾシカ対策について、今までのような考え方でやっているのは生ぬるいのではないかと、言えばまずまだまだ積極的にこの対策をしていかなければエゾシカ対策の問題は解決できないと、こういう話をしましたけれども、しかしながら地域づくり連携会議としても本年度のペーパーが昨年度と同じ文言であると、そういう意味では残念であると。しかしながら、私も先ほど話したとおり、災害のような状況になりつつあると。これが本当の災害になったら大変なことになりますから、少なくてももう少しスピードを上げた中で、ぜひ南宗谷で最終残滓処理ができるような焼却施設を建設するために最大限の努力をしてみたいと、こういうことでご理解をいただければなと思います。

答弁 産業建設課参事 小林嘉仁(産業建設課参事は2012年3月まで)

エゾシカの生息数につきましては、北海道のほうでも何頭程度ということで整理をかけているところではございますが、中頓別地域あるいは宗谷域でどの程度生息しているかというのはちょっと不明だというふうな話をされております。ただし、中頓別町におきましてもエゾシカのライトセンサスを毎年実施している状況でございまして、100頭を超えましたのが平成19年度、この時点で131頭、20年度が129頭、21年度が151頭、平成22年度が109頭というふうになってございます。これを受けまして、広域的な駆除を実施しなければならないということで進めてきている状況でございます。あと、100頭という部分の目標でございますが、これはあくまでも当初の目標でございまして、今年度中、例えば100頭を超えるというふうな状況になりましたら、目標等を変更して上位修正をするというふうな考え方でございます。あくまでも今宗谷総合振興局のほうに出している目標頭数を100頭というふうにしているだけでございまして、途中からの変更、上のほうに上げるということも考えてございます。

再々質問 2番 細谷久雄

それでは、再々質問をさせていただきます。まず、ハンターのやる気を起こすためにも有害駆除を強化してエゾシカの残滓処理、処分については早急に町側として結論を出してほしいと。また、町長が町政執行方針でも述べていたように、さまざまな魅力ある地域資源を洗い出し、それを生かした新たな観光振興の可能性を深めるためにもシカがいたら困るのではなく、人間と共存共栄の立場に立って考える必要があると私は思います。そして、最終的には有害駆除したエゾシカの肉の利活用対策を確立させ、中頓別独自のエゾシカ肉の流通システムを確立することで地元の資源や生産物が地元で消費されれば、地域内の経済効果が上昇し、雇用が生まれると思うのですけれども、町長はどう考えますか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

まず、初めの質問にお答えをしますけれども、残滓処理施設、焼却施設でもいいのですけれども、その施設については来月だと思いましたけれども、南宗谷の鳥獣の担当課長等が実施をしている地域に行って施設を見てきて、それがこの南宗谷に適しているのかどうなのかと、そういうようなことも計画をしているようでありますから、そういう視察等をしてきた結果等を踏まえて、できるだけ早く南宗谷として結論を出していきたいと、このように思います。次に、後段の質問でありますけれども、今シカ肉の利活用、道内でもいろいろ言われておりますけれども、そういう中でこういう利活用をする施設を建設をしたり、またはそういう施設があるのであれば自分たちがやってみたいというような組織等ができ上がってくれば、私は応援をしていきたいと、このように思います。

再々質問 2番 細谷久雄

以上でこれについての質問は終わりたいと思いますが、道は6月の機構改革で町長が言われたように生活環境部に初の専門組織となるエゾシカ対策室を設けておりますので、推定64万頭のエゾシカを着実に減らすためにも道と連携し、早急な対応をお願いしたいと思います。

再々質問 2番 細谷久雄

わかりました。

出典:中頓別町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月6日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる