みんなの議会

置戸町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月10日

いずれも近年に作られた制度であり、実績について

2019年3月10日、置戸町議会の一般質問で、石井伸二議員が「いずれも近年に作られた制度であり、実績について」質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
石井伸二 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 石井伸二

それでは通告にしたがいまして町長に人材確保定住対策、それから置戸の子どもたちが町外に進学しても、いつの日か置戸に帰って恩返しをしたいと思えるような給付型修学資金制度をつくる考えはないかという質問をさせていただきます。昨年度と今年度、置戸町議会では医療福祉保育関連で黒松内町へ。福祉関係で苫前町へ、条件付き給付型修学資金制度を作った2町を視察してまいりました。いずれも近年に作られた制度であり、実績についてはこれからというものでありますが、非常に残念なことに高校生を対象にしていないことから、まあ教育機関としての置戸高校のPRと。ぜひとも高校生も対象にした制度にしてはいかがでしょうかというご提案を申し上げてきたところであります。両町とも人材確保と返済免除となるまでの定住策につながるものであります。本町における置戸高校に対する福祉の夢サポート奨学金制度によるものか、本年度置戸高校卒業生19名のうち2名が本町で働いてくれることになっております。先程の髙谷議員の質問にもあったよ71うに、保育士のみならず幅広い有資格者の本町就労に向けての給付型修学資金制度を考えてはいかがでしょうか。ただ、以前同様の質問をした際、人材育成基金のような限りある財源を使用しての制度は継続をしていく面で非常に難しいという答弁をいただいたような気がいたします。そこをなんとか、まあ過疎対策事業債などで財源を工面していただいて、前向きな答弁をいただければというふうに思います。また、先程も申し上げました置戸高校に対する福祉の夢サポート奨学金ですが、置戸高校から進学をして介護士の資格を持った上に、さらに看護師ですとか社会福祉士、保育士、栄養士、救命士などの資格取得を目指し、進学をされる生徒が毎年おります。その際奨学金を受けた者が進学をして、さらなる資格取得をして、いずれ置戸で働きたいというような方がいた時には返済の猶予ですとか、奨学金の延長何らかの応援策を考えてもいいのではないでしょうか。少し気の長いお話になりますが、高校卒業時大変若い子どもたちであります。福祉の夢の部分で多少なりとも選択肢を広げてあげておいた方がいいのではないかというふうに思いますので、町長の考えをお聞かせ願います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

人材確保、定住対策としての修学資金制度についてというご質問でありますが、過去に議員から何度か議員の強い想い、あるいは熱意というものは十分受け止めているつもりであります。これから申し上げることも少し長くなるかもしれません。長くなるということはあまり良い回答ではないというふうに思っていただければというふうに思います。まあ人材確保の問題、定住対策の問題っていうのは本町に限らないことでありますけれども、多くの自治体においてこの少子高齢化、これが著しく進んでいるという実態であります。加えて当然のことでありますけれども、人口減少に歯止めがなかなかかからないという状況があるということであります。と同時に、地域を支える人材不足が深刻になってきているということであります。これらの認識については議員も私も同じだというふうに思っております。具体的には議員からも話がありましたけれども、この保育士や介護福祉士などの専門の資格を持った方、あるいは事務系期限付きのこの臨時的な職員などを含めてでありますけれども、募集してもなかなか応募がないといった状況であります。人材の確保にはとても苦労している状況であります。また、地域のインフラあるいはライフラインを支えるこの技術者、例えば水道事業者あるいはトラックやバスの運転手の人たち、さらに建築の大工の方、さらには土木作業員など、こうした人たちにとっても高齢化が進んでおりまして、今後世代交代が進まなければ地域に誰もいなくなってしまうのではないかということさえも感じるように非常に危惧をしているところであります。こうした人材不足が深刻になると、当然ながら地域生活が、あるいは地域社会が破綻することにもつながることから、人材確保に向けた取り組みは急務であろうというふうに考えております。しかし、人材確保や定住対策については行政だけではなし得ません。修学や資格取得に要する費用に対する支援は有効な方策の一つであるというふうには思います。町内でも先程申し上げました信愛会の奨学金に対する支援あるいは林業事業者の緑の雇用制度を活用する中で、これに町単独で支援延長を行うなど、通年雇用を念頭に従業員確保などの支援制度というものもあります。このように事業所単位での支援策も有効な手立ての一つでもありますし、私ども行政と互いに検討協議しあっての制度設計も必要なんだろうというふうに思います。72しかし、これらには事業所の皆さん方のまず前向きな考え方、前向きに将来を見据えて考えなければならない。そういうふうに考えていただかないと、行政がただ金を出す、それだけで一過性のものにしかならないという心配が私は率直に言ってあります。また、福祉の夢サポート奨学金制度の拡大でありますが、ご承知のように置戸高校を卒業後、5年間町内の介護医療施設で介護の業務に従事することを条件とした奨学金制度であります。道立高校唯一の福祉科設置校であります置戸高校への支援策として町内の介護医療施設に優秀な人材を確保して、そして福祉サービスの充実を図るための制度であるということから、介護福祉士以外の置戸高校で取得できない資格にまで制度を拡充するということは、この少なくても福祉の夢サポート事業にはなじまないというふうに考えております。全国的、全道的な人材不足を考えますと、そんなことも言ってられないじゃないかという見方もあろうかというふうに思いますけれども、公的な財源利用をするということは、それだけ難しいこともあるんだということをご理解願いたいと、そのように思います。

質問 8番 石井伸二

非常に前向きの答弁ではなかったのかなと、非常に残念に思っているわけですが、やはり現実として大学は出たけれど、数百万円の借金を背負って社会人としてスタートすると。返済に対して大変苦慮しているというのが現在の貸与型の奨学金制度がまだまだ主流になっているからだというふうに思います。国の方でも無条件の給付型奨学金というようなことを話をされるようにもなりました。また、お隣りの町の方がある程度公約としてそういった給付型の奨学金制度を作りたいというお話をされてる方もいらっしゃいます。それだけに、やはり自治体にとって、いかに人材確保をしていくというのが非常に難しい状況だというふうにはあるんですけども、そこはあえて非常に足かせになることは非常に難しいというか、足かせになるというのがちょっとで問題にはなりますけれども、そうまでしてでもやはり人材確保を目指していくべきではないかというふうに思います。しかも、今から始まるとしても、これから3年先、4年先というようなことになろうかと思います。今ある程度決断をして3年後、4年後のことを考えていかなければならないのかというふうに思いますので、ぜひとも町職員も含めてですね、そういった制度を支援対策の考えを今一度お伺いをいたします。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

難しいですね。まあこういう支援策っていうのは相当やはり先に向かってというか、将来にある程度視点を置いて判断していくべきものだというふうに私は思います。今がこういう状況だからっていうことで、私は短絡的にこうした問題について判断していくべきではないというふうに思います。しかし、そうは言ってもいろんな制度はやっているじゃないかっていうことを先程来少し申し上げました。それが十分なのか不十分なのかっていう判断はいろいろあると思います。行政だけではこうした問題について整理できないと、対策として十分やったということにはならないということを申し上げました。これは事業者にとってもそうですし、個人にとってもそうでありますけれども、こうした問題について一緒にやはり同じテーブルに乗っかって考えなければならないテーマだっていうふうに思います。もちろん10万円応援してくれるよりは20万円、20万円応援してくれるよりは3073万円応援してくれる方が助かるということはもちろんあります。ありますけれども、これは今私どもが預かっているお金をそういう部分に投資をしていくっていうことですから、やはりそこには慎重な判断があってしかるべきことだろうというふうに思います。まあ、ここまでやってもなかなか定住してもらえない。置戸に職を求めていただけないという現実も一方ではあるということであります。いろんなその奨学資金のような形のものがいろんな形であると思います。そんなことも含めて、こうした問題については考えていく必要があるだろうというふうに考えております。いずれにいたしましても、今申し上げましたように、将来に視点をきちっと置いて制度をスタートさせていくには、やはりそこには慎重を来さなければならないというふうに私は思います。

質問 8番 石井伸二

いずれにいたしましても、福祉の現場なり、医療の現場なり、また置戸町で言うなら保育の現場であり、また行政の現場においても人材不足によってそれをそれぞれの業務に支障が起きては一番いけないことなのかなというふうに思います。今回よい返事がいただけませんでしたが、これからもできるだけ人材確保についてご提案を申し上げていきたいというふうに思いますのでよろしくお願い申し上げ、質問を終わります。

出典:置戸町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月10日 議事録 PDF(71ページ) 間違いを知らせる