置戸町議会 平成30年第8回定例会 2018年12月13日
先に通告いたしておりましたブラックアウトの検証と今後の対策について
2018年12月13日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「先に通告いたしておりましたブラックアウトの検証と今後の対策について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 佐藤勇治
それでは先に通告いたしておりましたブラックアウトの検証と今後の対策について町長に質問いたします。本年9月8日午前3時過ぎ、北海道胆振東部を震源地とする震度7の地震により北電厚真火力発電所の発電停止に起因し、離島を除く北海道全域が停電という過去に経験のなかった事態が発生しました。本町におきましても6日未明の停電発生時から8日の深夜まで、町内全域の復旧に至るまで、40数時間にわたり停電状態に陥り、町民の生活や経済行為など、様々な活動に多大な被害と損害が発生したところであります。その概要につきましては、先の9月の定例会町議会で開会冒頭、町長から行政報告として、また過日の地域懇談会などで被害の状況や町の対応について承知したところであります。今回の災害に関し、26課題や問題点を検証するよう、町長から職員に指示したということでありますが、以下の4点について具体的な検証結果や対策について伺います。まず1点目は各地区公民館、川向、拓殖住民センターなどの集会施設、役場、消防庁舎、緑清園、常楽園の両老人ホーム、地域福祉センターなど指定避難所を兼ねる公共施設や福祉施設などのバックアップ電源、いわゆる発電機の現状と配備の状況。また、今後の整備計画の考えがあれば伺いたいと思います。次に2点目は家庭などの在宅で人工呼吸器など電源を必要とする医療機器を使用し療養している住民の有無とその把握について伺います。次に3点目として停電時などの非常時におけるガソリンスタンドとの協定・協約の状況とその内容について伺います。本町の地域防災計画第5章中第8節で規定されております石油類燃料供給計画の中では、町長は緊急通行車両、これは救急車だとか消防自動車などのことだと思いますが、これらのガソリンの確保と災害対策上重要な施設、役場や消防庁舎、これは災害対策本部になるところだと思いますが、これらの他、避難所、医療機関、社会福祉施設における暖房用燃料の確保に努めると規定し、使用業者と事前に協定を締結し、迅速に調達できる方法を定めることとされておりますが、この協定の内容について具体的に伺います。次に4点目は電力会社からの停電の状況と復旧の見込みなど、住民が最も知りたい情報の収集と、これらの収集した情報を停電時にどのように周知伝達を行ったか。今回のケースでは不確かな情報として、デマ情報としてですね、置戸地区が断水になるというような、そういった情報が一部流れました。こういったことで正確な情報の伝達というのは最も重要なことだと思いますが、これらの検証結果を踏まえ、その対応について伺います。以上申し上げた4点に絞って町長に考えを伺います。
質問 4番 佐藤勇治
今、詳しく町長の方から概要を伺ったところでございますが、何点かに絞ってですね、さらに意見を申し述べたいと思います。何と言っても、この災害対策本部となる役場。ここのですね、やっぱり電源対策が一番重要になるかと思いますが、ただ、ある程度補助的な装置と言いますか、器機で乗り切ったということであります。また、役場の庁舎についてはこれから耐震化工事が入ってくるわけですから、それについては今後その時に検討するということで、役場についてはそういう方向になるかということで理解するわけですが、僕が一番心配したのはですね、老人ホームですね。老人ホームの両ホームで130人ですか、特に特養については介護度が3以上ということで、高齢で身体的にですね、介護なお年寄りが集団で29生活してると、そういったとこの対応ですね、電気が来なくなればどういうことになるかっていうことで、非常に心配と言うか、現状について、実はですね、あの現場の対応はどうであったのかということを、過日施設長に会いましてお話を伺ってきました。細かい点もあるんですが、以前ですね、平成27年の10月か11月ですか、この時も停電がありました。これは着雪ということで、雪の重みで電線が切れたということで、これは全町的にも停電になったんですが、この停電を踏まえてですね、園の方ではですね、停電時における対策マニュアルって言いますか、そういったものは既に今作っていたようであります。それに沿ってですね、対応に当たったということでありますが、ただですね、やはり一定程度のそのバッテリーの蓄電時間はあるんですけど、最終的にはこの40数時間っていうことの停電ですので、まああの廊下にはランタンも数メートル置きに配置したり、あるいは夜間暗闇の中でのですね、まあお年寄りのトイレの介助や頻繁にその居室の巡回など、非常にそういったところに配慮したということ。それから常楽園にはエレベーターが設置されております。それで常楽園はですね、通常2階から1階にお年寄りが降りる時はエレベーターを活用してということになってたそうですが、まあ当然エレベーターもですね、電気が来ない。止まるからそれは停止したということで、2階からお年寄りが1階に降りる時はですね、まあ長い斜路があるんですが、その斜路をですね、利用して降りてもらうっていうことなんですが、ただですね、まあお年寄りの中には非常に足が不自由な方が多くてですね、歩行器って言いますか、歩行補助器ですね、歩行の補助器につかまって斜路を降りてくると。通常はそれは降りる時は禁止してるようです。というのは、その降りる時にはやはり前のめりになったり、その歩行器が倒れたりということで、そういうことで怪我とか転倒があるので、それはまあ通常は防止してるんでありますけれども、今回はエレベーターが停止したんで、それは職員がですね、その斜路ですね、まあ数名配置して、そういった怪我の防止に努めたということであります。それから当然ですね、今年を改修したと思うんですが、ナースコールですね。要するに緊急時にお年寄りがですね、ボタンを押して看護婦さんとか介護の職員を呼ぶ、まあそういう装置なんですけど、枕元にあるやつなんですが、当然これも電気が停電によって使えない。それから痰ですね、痰の吸入吸引器っていうのがあるんですけど、お年寄り結構ですね、痰が詰まって吸引器で定期的に吸引するっていう、そういう介助があるんですが、全くですね、電気が停電で使えない。それから在宅酸素吸入器ですね、これは対処者がいたかどうか、そこまで僕は聞き取れなかったんですが、まあ、そんなものもですね、装置とすれば、園としてはそれを装備してるんですが、当然このような介護に係る、看護に関わる部分ですね。特に介護に係る部分については使えないということで、これに対するやっぱり注意って言うか、目配りって言いますか、そういったことに非常に注意を払ったということでありました。このほか細々したことはたくさんあったようですが、特に苦慮したことはですね、食料の確保だったということであります。老人ホームには大型の冷蔵庫や冷凍庫、そういったものを備えているわけですが、当然電気が止まることによって中の食品が腐食すると。そういったことでですね、食品の廃棄処分が相当量あったということで、町内の商店から生鮮食品の確保にですね、非常に時間がかかったっていうか、非常に苦慮したということが話としてありました。それから当然大型のボイラーが停止しますんで、給湯を待ってもらうと。そうすると食器の洗浄あるいは洗濯、入浴はもう当然できないわけですが、これらについて非常に業務上支障をきたしたとい30う、そういうことが発生したということで意見がありました。園としてはですね、先程町長もちょっと触れてましたけど、緊急応急対応としてですね、まあ老人ホームについては考えなければならないというお話がありましたが、当然ですね、まあ備えてあったその小型の発電機数台と、それからの公用車でエスティマっていう車あるんですが、それの電源で一定程度小規模な電源については確保したということですが、それから当然役場からも小型発電機を借用したということで、それでも夜間の投光器で照明を確保したということですが、これは本当に不幸中の幸いというか、その冬の厳寒期って言いますか、それでなくてですね、本当に良かったっていうか、まだ9月の初めですので、朝晩はちょっと気温が下がるんですが、1月2月、そういった真冬のですね、零下20度にもなるような時期でなくて本当になんていうか、園の方もですね、ほっとしたっていうか、そういうことが、そういう時期でなくて良かったということが園長の方から話がありました。まあ要は暖房対策ですね、ボイラーが止まるから、給湯器が止まるとボイラーが止まって、その暖房をどうするかということが一番頭によぎるということですが、そういうことでですね、いろいろ園の方でも検証したわけですが、今後の備えとして再度町長にお聞きしたいんですけど、やはりこれだけの100数十人のどちらかといえば身体が弱い、身体的に弱いお年寄りを抱えてる、こういった施設についてはですね、やはり早期にですね、確かにお金のこともあるわけですが、まあ大型と言いますか、これらに対応できる発電機の配備がですね、不可欠ではないかと、そういうふうに私は直感しました。私自身も老人ホームにですね、4年4カ月あそこで働いた経験がありますんで、そのことはもう電気が来なければすべて年寄りの生活にですね、いろんな影響が出ることは分かってましたんで、以前にも平成27年のその雪での停電の時も一度ですね、特養の方でもその発電機についての要望って言いますか、そういったことを検討したということでありますが、まあ改築計画が特養の改築計画が当時ですね、遡上していたので、まあその時期を見てということで、この大型の発電機についてはですね、導入についてはちょっと話が途切れていたということでありますが、今回の大型のですね、大型と言いますか、全道的なブラックアウトというのは今後どうなるかは別として、やはり小規模な、置戸というか、地域での停電というのはですね、これからも考えられますので、ましてやこれから冬に備えてですね、いろんなことがあるかと思いますが、ぜひですね、この老人ホームの電源対策についてはですね、まあなんとか対応をしてやらないと、またですね、停電が起きた場合についてはいろんなことが発生するということで、ぜひ安心してですね、停電の時も対応できるような発電機の配備っていうことで考えられないかどうかですね、再度質問をさせていただきます。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
災害とか防災だとか、そういう集まりの中では私も、私どもの先輩の方々、備えあれば憂いなしということをよく言われてたじゃないかということも私自身もよく言っておりますので、今佐藤議員のおっしゃられたことを一つ一つどれもこれもそうだなと思いながら聞かさせていただきました。でも、私もあの現場でそこで働いたことありませんけれども、状況だとか内容については十分承知しているつもりであります。先程も申し上げましたけれども、大切な、いざ有事の時にどれぐらい、それぞれの130人の方々がその災害に対して対処できるのかっていうふうに言われますと非常に心配する向きは多々あります。議員からも言われたこと一つ一つその通りだというふうに思います。ただ、率直に申し上げまして、31先程も少し申し上げましたけれども、まあ数年すればそれでなんとかなるというものでもないというふうに思います。電気を通すことによっての全体的な電気そのものを生かすような施設と言いましょうか、装備にしなければならないという、そうした課題もございます。まあ発電機の先程もちょっと申し上げましたけれども、まあ数千万が億に近いぐらいのものがかかるというようなことも専門の業者の方から聞かせてもらっているところであります。しかし大切な何物にも代え難い生命を預かってるわけでありますから、より万全な体制を取っていかなければならないのは当然のことだというふうに思っております。しかし、そうは言ってもなかなかやりきれないというのも現実でありますので、先程来も申し上げましたけれども、今すぐやれること、そして残念だけれどもやっぱり少し後年度の方に回していかなければならないもの、これらについて整理をして、少しでもそうしたものに振り向けていけるような予算措置を考えていきたいと、こういうふうに思っているところであります。何と言っても老人ホームに入っていらっしゃる方、それとお世話をさせていただいている職員、こうした人たちとの連携と言いましょうか、日常的な信頼関係をより強く作っていくということもまた大切な要因の一つだろうというふうに思いますので、そうしたことも合わせて今後いろいろと検討させていただきたいと、このように思います。
質問 4番 佐藤勇治
巨額なお金と言いますか、あそこの施設をですね、完璧に停電に対応するというのは相当なお金がかかるということで、私も十分承知します。今後のいろんな形で検討したいということで、ぜひですね、どういった形が効率的で、そしていっぺんにやることがいいのか、あるいはですね、年度を区切ってやっていくのがいいのか、その辺のことも今後の検討課題というか、研究課題になるかと思いますので、ぜひですね、停電はなくなんないと思うんですよね。あの全道的なこういった大きな停電というのは今後はあんまり考えにくいんですが、部分的にはまあ気象の変化だとか、雪だとか、着雪ですね。電線に着雪して停電になったり、風が吹いてまあ木が、枝が電線に引っかかって、それで、まあショートしてうんぬんくんぬんしてと過去にありましたんで、停電の対策についてですね、今後いろいろ検討していただきたいと思います。次にですね、ガソリンスタンドのことでちょっと確認させていただきたいんですが、まあいわゆる協定の中ではですね、業界と協定を結んでですね、スタンドのガソリンスタンドのですね。ガソリンをですね、まあ緊急時にそういった行政側に供給してもらう、そういう協定になってるということですが、それで事例としてですね、町内には2つガソリンスタンドがあります。1つのガソリンスタンドはですね、今回の停電の時にですね、実はその備えてたんですね、その発電装置が。聞くところによると、それによってですね、一定量地下に貯蔵されてるガソリンの一定量はですね、販売できたといったことで、まあ一定程度その予備電源があったことによってですね、ガソリンを供給することができたということが聞いております。一方ですね、もう一つのガソリンスタンド、これはホクレン系と言いますか、農協のスタンドなんですが、震災の段階ではですね、予備電源がなくて、停電時にはですね、供給が不可能であったというふうに聞いております。いずれにしろですね、発電機が配備されて電源の確保はされたとしてもですね、このように長時間に発電機を回すということは、結局まぁガソリンになり、軽油なり、要するに油で発電機が回るわけ32ですから。まあこういった油がなくてはですね、こういった備えをしてもですね、やっぱり最終的にはガソリンが、あるいは石油が確保されなければならないということがわかりました。それでですね、ぜひですね、今後のこれは課題になると思うんですが、相手もあることなんですが、今回のこういった道内のブラックアウトで至るところでガソリンスタンドがですね、停電でですね、供給できなかったってことがあって、まあそういったことを見てですね、国の方も経産省の方ではですね、これはテレビの報道で見たんで、手元に資料があるわけではないんですが、急遽ですね、全国1,000カ所のガソリンスタンドにですね、こういった発電ができるような停電時にですね、あの発電ができてガソリンが供給できる体制をですね、あの国としてもですね、支援していきたいというような、そういう報道が出ておりました。これが今後可能かどうかは別としてですね、町内に2つしかガソリンスタンドがありませんので、もう一方のですね、ホクレン系って言いますか、農協のスタンドとですね、何らかの形で話し合いというか、協議がある時にですね、ぜひそういった発電機の備えを要望して、地域というか、住民からの要望としてあるんだということですね、ぜひスタンド側というか、経営者側にですね、お伝え願いたいと思います。なんといっても油がなければいわゆる生活はもちろんでありますが、緊急自動車だとか、消防自動車だとか、そういったことも含めてですね、また発電機に配備した、いわゆる動力源もガソリンなり軽油ということでありますので、もしいろんなことで協議する、あるいは話し合う機会があればですね、ぜひもう1カ所もですね、備えができるようにですね、町の方からも要望していただければいいかなと思いまして、これは私の意見としてお願いしたいと思いますが、町長の考え方をお聞かせください。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
9月6日に発生いたしました胆振東部地震の後、北海道町村会としてもそうだったんですが、私自身も北海道町村会を代表いたしまして2回ほどで上京しました。その時に本来の目的は農業関係でのことだったんですが、もう一つはゴルフ税の問題だとか、それから何でしたでしょうかね、そういうことでまあ上京したんですが、そして北海道選出の国会議員、それから経産省、農水省、国土交通省それぞれ要請活動をしてきました。つい最近は北海道選出の国会議員の人が中心でありましたけれども、このブラックアウトの問題について、要請内容とは別だったんですが、このことについてずいぶんやり取りをしてきました。とにかくこれは電力会社にも大いなる反省をしてもらわなければならないし、こういうような事態を発生したことによる問題点をきちっと洗い出しして、それに対する対応をやらなければ駄目だということを申し上げてきました。で、それは今議員からも話がありましたように、経産省を中心にしてそうした動きを今やってるところであります。相当変わってくるだろうというふうに思います。電力の問題は今回の地震の後の問題ばかりじゃなくて、送電線の問題だとかいろいろありました。したがいまして、電力会社としての大きな使命感って言いましょうか、そうした中での今回のこのブラックアウトという問題でありますから、電力会社も正面からこうした問題について、また二度と発生させないようにやろうということで、いろいろと検証してるところだというふうに認識しているところであります。それからまあ地元のガソリンスタンドにおける対応ということでありますが、おっしゃる通りです。今2つのうちの1つについてはこうしたことに対する認識と言いましょうか、十分認識をしていただいて地域に対するガソリンスタンドを経営しているその立場としてのサービスと言いましょうか、認33識と言いましょうか、そうしたことをぜひ高めていただいて対処していただくようなこと話をしていきたいというふうに思います。
質問 4番 佐藤勇治
質問は以上で終わりますが、まあいずれにしろですね、今回の大規模停電の教訓を生かしてですね、今後の備えに怠ることのことないように。また、あの先程も町長が申しましたが、年明けにはですね、来年度の予算編成が本格化するわけですが、まあ近々の課題や対策についてはですね、最大限努力をしていただきたいと思います。こういったことを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。