みんなの議会

置戸町議会 平成29年第4回定例会 2017年3月12日

議事録に件名の記載なし

2017年3月12日、置戸町議会の一般質問で、小林満議員が質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
小林満 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 小林満

通告にしたがいまして町長に質問したいと思います。JR北海道は、11月18日にJR単独での維持困難な路線を発表いたしました。バス路線を提案する3区間を含め、10路線13区間の1,237キロ、道内の半分にも及びます。北海道の公共機関としての役割を放棄しているとしか思いません。その中に、石北線、旭川・網走間、輸送密度2,000未満の区間について自治体と協議し、経費削減や利用促進で収支改善を図った上で、上下分離方式を模索すると提案しています。もはやJRだけで解決策を求めても事態の打開は難しいというふうに思います。平成29年の1月28日に、北海道鉄道ネットワークワーキングチームが、北海道知事に報告した中でも、JR北海道が単独では困難とした10路線13区間の中で守る路線として優先順位を付けま57した。知事は、個別の路線に限定しないという言葉を従来のスタンスと異なることを発言しております。JR問題で主導的な役割を求められてきた知事には、批判を受けたことを舵を切ったからでございます。そこで伺いたいのは、今まで町村会あるいは期成会の活動状況を今後どう対処していくのか、町長の考え方を伺いたいというふうに思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

岐路に立つ鉄路についてというような、非常に厳しい表現でのご質問でありますし、また、私の考え方についてということでありますけれども、非常に慎重に発言せざるを得ないという今の状況であります。たくさん考え方はありますけれども、その点お許しをいただきたいと思います。今の時点でお話できることを申し上げたいと、このように思います。JR北海道の、議員もご承知のように、鉄道事業の見直しに係るこれまでの情勢って言いましょうか、これらについては、テレビや新聞紙上でいろいろと報道されておりますので、特に詳細について申し上げませんけれども、やはり北海道の鉄道ネットワークをどう考えていくのかということで、一つの部会の形ですけれども、ワーキングチームというのが作られました。このワーキングチームの報告書に少し触れたいというふうに思いますけれども、本道における鉄道網を含めた公共交通ネットワークのあるべき姿、これらの実現に向けて、北海道として、また、関係する地方自治体として、どういうような考え方を示していくのか。鉄道網のあり方について十分な検討をしなければならないというのが共通の理解であります。当然といえば当然のことでありますけれども、そこで北海道地域公共交通検討会議というのが設置されたわけでありますが、そのワーキングチームというのも、この作業部会の一つだということでご理解いただきたいと思います。JR北海道からの赤字解消のための線区の見直し、あるいは、過大な負担を自治体に転嫁しようとしているのかどうか、ちょっと結論的な言い方は、断定的な言い方はできませんけれども、結果としてはそういうような提案というのがJR北海道からあったわけであります。当然ながら北海道が主体的な、それらに対してでありますが、主体的な役割を果たして、国や北海道、そして自治体、さらにJR北海道が一体となって、この長大路線の維持あるいは道民にとって大切な足を確保する、どう守っていくのか、この議論を急いでやらなければならないだろうなというのが、今置かれている状況であります。なぜなのかというのは後で申し上げますけれども、そこでご質問の、オホーツク町村会あるいはオホーツク圏の活性化期成会の動きでありますけれども、昨年の11月のJR北海道からの提案、いわゆるJR単独で維持することが困難なんだと。その困難な路線について公表されたわけであります。それが先程お話がありましたけれども、10路線13区間というものでありました。この11月のJR北海道からの提案と言いましょうか、一方的なことでありますけれども、JR的には提案ということなんでしょうか、ありました。鉄道の存続あるいは存廃は、沿線自治体だけでなくて、管内全市町村の問題として捉えて、北海道を先導役として全道の市長会あるいは全道の町村会、並びに、関係する期成会、どこにも期成会あるんですけれども、この期成会とも連携を図りながら進めようじゃないかということが既に確認をしているところであります。この期成会として、これまで意見交換会あるいは情報の収集等を行いまして、期成会として北海道への要望あるいは石北本線については、上川、宗谷、そしてオホーツクの3つの期成会が合同で、北海道あるいは北海道議会、さらに国、国の機関58ですけれども、それと国会議員への要望活動を今日まで実施してきているところであります。管内の期成会としてでありますが、3月1日にJR北海道からの提案内容の説明を受けました。その時には、北海道の方から北海道の副知事に同席していただいたのですが、副知事の方からも、鉄道ネットワークのワーキングチーム、これの報告内容の説明をいただいたところでありますし、そして、今後の対応について協議もしたところであります。今後の協議に向けてということでありますけれども、オホーツク活性化期成会、3市15町村ですけれども、このオホーツク圏活性化期成会の、これからの動きとしてでありますが、ご承知のように、石北本線と釧網本線が関係するわけであります。それで、実は一緒になって協議をするということが少し難しい内容があります。と言いますのは、石北本線は、ご承知のように、宗谷だとか上川だとか、そっちの方に向かって繋がっている線路であります。それから釧網本線の方は、釧路あるいは根室の方に繋がっている線路であります。したがいまして、いろんな協議をする上で、分けなければならないだろうということから、部会をそれぞれ作りましょうということにしました。したがいまして、石北線の部会、それから釧網線の部会ということで2つの部会を設けて具体的な議論をその部会でやっていこうというように確認をしたところであります。以上が、これまでの経過と今後の対応ということになるわけでありますが、先程もちょっと申し上げましたけれども、それぞれの部会の中でやらなければならないことっていうのがあるわけであります。それと同時に、なぜ急がなければならないかということなんでありますが、実は、JRの方から、先程申し上げましたように、10路線13区間ありましたけれども、実は、JR北海道の資金繰りが非常に厳しい状況になっているということであります。議員もご承知のように、1987年に国鉄民営化になった時に、国の方からJR北海道の方にお金がきているわけでありますが、これが6,822億円です。この時の金利が、多分7%前後だったと思います。金利がそのように続くと、何とかかんとかやっていけるんじゃないかっていうのが国の目算だったと思います。しかし、金利の状況が、ご承知のような状況であります。それと同時に、JR北海道としては、安全に対する投資、それから修繕に対する対応と言いましょうか、このことに対して5年間の計画を立てております。この5年間の計画に対して、国の方から1,200億円の支援というのを受けているわけでありますけれども、この1,200億円の内訳なんですが、無利子の貸付金として900億円、助成金として300億円、これを支援として受けているわけでありますが、平成31年度以降、この国の支援がなくなるということに加えまして、今まで無利子の貸付金を受けてきているわけでありますけれども、この返済の時期が重なるというようなことでありまして、資金繰りが急速に悪化していくというようなお話がJR北海道からあります。そうした意味では、2年間しか、こういう言い方は失礼な言い方かもしれませんけれども、会社としては、2年しか持たないという判断と言いましょうか、そういう状況にあるという説明があります。したがいまして、この2年間のうちに抜本的な対策を講じなければならないというのが関係する、JR北海道ばかりじゃなくて、それを利用している道民にとっても、そういう状況に置かれるということであります。再質問も出てくるでしょうから全部しゃべらない方がいいかもしれませんけれども、これからどうするんだというようなことを多分聞かれるんだと思います。今の段階としてこうだということぐらいは申し上げられますけれども、先程申し上げましたように、私だけの考えを申し上げてそれでいいというものではありませんので、その辺はご理解いただきたいとい59うふうに思います。ただ、こうした何と言いましょうか、今回のJR北海道の提案に対しては、ふるさと銀河線というのを経験してきているわけであります。ふるさと銀河線と条件は全く違いますけれども、しかし結果としては、廃線になった、ふるさと銀河線を経験してますから、同じてつを踏むことがないようにしっかりと協議に参加していかなければならないなというふうに思います。それは、北海道の鉄道、ふるさと銀河線ばかりじゃなくて、過去に廃止をされてきたたくさんの歴史もありますから、非常にそういう意味での危機感は、オール北海道として持っているだろうというふうには思っています。

質問 7番 小林満

概略は、新聞報道でも、町長のご意見でも回答で分かったんですが、一つには、株主が一人っていうか、国がお金出資しているものですから、財務状況の公表が一つもないと、これが一番の難点かなという感じするんですよ。今、町長が言ったように、本当に道民のものにするのなら、株式会社っていうか、国鉄から切り離した中である程度ものを考えないと、やっぱり国は、さっき言ったように、お金は貸すけども後は知りませんよと、そういう認識があるんでないかと思うんですよね。その辺からきちっとした財務状況を出させて、それからでないと前に進まないのかなという感じしています。それが一点なんですけども、それと、北海道の関与が非常に薄いのかなと。ただ、ワーキングネットワークチームが報告書の中だけで終わっちゃうのかなと、どうも対応が弱いというような感じを受けております。もっと北海道をよくするのであれば、今、北海道の道路にお金使っているのは、何千億というようなお金を使っています。今の新幹線もそうです。十勝、それから今の石北、丸瀬布の関係も含めたら、おそらく相当な金があると思うんですよね。ですから、同じ公共交通を考えるんであれば、やっぱり道路も国鉄も同じだと思うんですよ。ですから、金の流れを少し考えないと、道路ばっかりやっても本当に国鉄はもつんですかね。そのお金の何十億でも国鉄の方に回すことができれば、もっと生きたものになるのかなと感じてます。そこで、全体的な北海道の交通のネットワークを考える上で、もっと大きな視点に立つべきでないかというふうに思います。もちろん、JRの経営者のなっていないのは、はっきり分かりますけども、赤字だからお前ら負担せよっていう、そういう論理ではなくて、やっぱりきちっとしたものを出して、そういうものを公表しない限りは、前に進んでいかないのかなという感じしています。その辺からもJRの大きな財政状況をきちっと出すことがいいのかなというふうに思います。やっぱり道路ができても年寄りが段々増えている北海道では、昨日の道新でもありますように、75歳以上の認知症の人が6倍も増えるだろうと、免許を返納するだろうと。そうすると、道路だけできても鉄道がなければ、車運転できませんから、何かするにしても国鉄に頼るということになれば、今、国が掲げている地方創生事業も鉄路なくして解決できないのではないかというふうに思いますし、ますますその不安を抱えている以上、町長が言ったように、早く解決しないと、過疎地においては人口がますます減るんではないかというふうに思われます。もう一回町長の答弁をお願いしたいというふうに思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

議員の方から、時々国鉄という話が出てきましたけれども、1987年に分割民営化されまして、JR北海道が誕生しまして30年になりましょうか、ですから、そういう意味では60分割民営化されたということであります。それ自体は、この30年の歴史を考えた時には、やはり間違いではなかったのかもしれません。しかし、先程来申し上げているように、JR北海道の経営状況というのは、極めて悪いということが言えるわけであります。しかし、30年前に分割民営化された時に、本州の方、とりわけ東日本だとか、極めて、西日本もそうですけれども、極めて優良企業になっているという状況があります。西日本なんかは、リニューアルカーを走らせようではないかと。その多くの財源は会社で出すんだというような、そういう強い体質が会社自体にもあると思います。しかし、残念ながらJR北海道は、そういう状況には全くないという状況であります。国会議員の先生の中には、かなり前向きに発言していただいている方もいらっしゃいますけれども、しかし、それは必ずしもJR北海道に対して、あるいは、北海道というところの私共に対して、本当に応援団になり得るのかどうかっていったら、これまた分からないことであります。それから、お願いをしなければならない国に対してですから、なかなか一方的な思いだけを申し上げるわけにはいかないと思いますけれども、しかし、やはり国にとってと言いましょうか、国にはやはり一定程度の責任があるということが間違いのないことだと思います。それは、先程も申し上げた、分割民営化する時に、6,822億円の金を出した。そして今は、国が100%の株主でありますから、そんなことを考えますと、当然ながらその責任はあるんだろうというふうに思います。しかし、責任だけ問うてもしょうがないので、これからどうするのかっていうことだと思います。それで、先程来申し上げておりますように、北海道の中における自治体が関係する期成会なり、あるいは、町村会、市長会なりの組織として、団体としてやらなければならないことがあるはずです。やはり大きく言えば、一つは、JR北海道の経営状況は非常に厳しいわけでありますけれども、廃止ということが前提ではなくて、地域にとって必要な交通手段は何かということを私共としてきちっと議論していく必要があるだろうというふうに思います。そうしなければ、国の機関、いわゆる国土交通省なり、財務省なり、そういう関係機関の人達にとっても、理解はなかなかしにくいだろうというふうに思います。国会議員の先生方も、もちろんそうだと思います。それともう一つは、この旅客のみならず、いろんなこと、例えば、観光におけるアイデアということがもちろん必要なんでありますけれども、観光との絡みを考える必要があるだろうというふうに思いますし、また、物流の問題というのも、北海道的には当然議論しなければならないというふうに思います。それと、議員の方からも少しお話ありましたけれども、この地域づくりといった非常に幅広い観点を忘れちゃいかんと。主張する方もそうですけれども、それを理解する側も、やはり地域づくり、北海道の町としての地域づくりをきちっと議論していく必要があるだろうと。これらを議論して、そして国や北海道の方にぶつけていかなければならないだろうなというのが私なりの考えでありますし、これは、ある種、期成会なり町村会、市長会なりの考え方にもなるだろうと、このように思っております。先程来申し上げておりますように、あまりゆったりとした時間はありませんので、できるだけスピーディにって言うか、精力的に議論して提案をしていかなければならないという、そうしたことでの協議参加をしていきたいと、そのように思っています。

質問 8番 小林

ありがとうございました。新聞紙上でも分かっているとおり、九州61JRも今回上場しましたし、東日本も上場してますので、何て言うんですか、そういう経営者の資質っていうか、そういうのも問われるのかなという感じをしています。同じJRの中でも、そうやって特異な体質ではないと思うんですよ。やっぱり経営者の考え方で、九州なんて本当は、上がりようではなかったような気がしているんですが、やっぱり経営者がその基金を活かした中で、上場していくっていうのは、それだけの能力があったからだと思うんですよね。だから、その辺も含めてきちっと国に訴えるなり、JR北海道がきちっとしたものを持っていかないと駄目なような気がします。その辺は、期成会や町長に期待して今後に十分な論議をしながら進めていただきたいというふうに思います。私の質問を終わります。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

特別答弁ないです。ただ一つだけ最後に、やはり利用していただくということがJR北海道にとりましても、それから、関係するオール北海道にとりましても重要なことでありますので、道民が積極的に鉄道を利用するという思いを持っていただくことを願って答弁とさせていただきます。

出典:置戸町議会 平成29年第4回定例会 2017年3月12日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる