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置戸町議会 平成26年第9回定例会 2014年12月19日

「文部科学省は11月29日、小学5年生と中学2年生を対象に実施…」

2014年12月19日、置戸町議会の一般質問で、阿部光久議員が質問し、教育長 平野が答弁しました。

質問者
阿部光久 議員
答弁者
教育長 平野

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 阿部光久

それでは2問目の質問に移ります。文部科学省は11月29日、小学5年生と中学2年生を対象に実施をした2014年度の全国体力運動能力運動習慣等調査。全国体カテストの結果が公表されました。北海道は小5の男子14位、女子は46位。中2の男子は17位、女子47位といずれも低い位置にあります。置戸の児童生徒はどのような位置にあるのか、また運動習慣に関するアンケートも行われ、体力、運動能力との相関関係では、小学校入学前の幼児期にボール投げや鬼ごっこなど、いろいろな内容の身体を動かす遊びをしていたグループの評価は際立って高かったとされています。置戸町もそうした対応として小学校低学年の体力と運動能力向上のため、平成24年度から始めた置戸わんぱくクラブの活動が実施をされていますが、本年度は1年生が9人、2年生が8人、3年生は2人、全体で19人と必ずしも多いとは言えない数字だと思っています。任意の参加でありますから、保護者の考えによるものが大きく左右しています。先程も申し上げましたが、幼児期は最も重要な時期だとすれば、親または大人は意識的に子供たちの体を動かす機会を作ることがとても重要になってきますし、保護者に対する動機付けも必要になってきます。また、組織的な対応としてはこども園などになると思いますけれども、直接教育委員会が関わる仕組みにはなっていないと、このように思っています。子供たちの将来を考える時、積極的な対策が望まれます。教育長の考えを伺います。

答弁 教育長 平野

幼児期の子供たちの運動能力を高める必要性についてということですが、阿部議員は町内の子供たちのスポーツ事業にほとんど顔を出されていて、子供たちの姿を目にして驚かれ、そして何かも一手、打たなければならないという思いをされているというふうに思っています。子供たちの運動能力については私も議員と同じように危惧しています。今話された小中学生の体力調査についても、置戸町は各学校でそれぞれ運動能力を高めるための指導を行っております。その結果、昨年度よりは良い結果が今年度来ています。今、教育委員会の方で分析をしているところです。その分析をもとに各学校に伝えて、そしてこれからどう指導していくかということを各学校と話を詰めていきたいなというふうに思っているところでございます。それで今小学校前の幼児期にいろいろな内容の身体を動かす遊びをしていたグループの運動能力が際立って高かったということでお話がありましたが、5歳から8歳までに神経回路の回線が急ピッチに進む時期ということで、運動面から言えばプレゴールデンエイジと呼ばれています。そして8歳から12歳まではゴールデンエイジと呼ばれていて、成人時の神経回路の90%までも達すると、こういうふうに言われています。この時期は見よう見まねで何でもできてしまう時期というふうに言われていて、この時期に覚えた運動は大人になっても忘れないと言われています。幼児期にいろいろな内容の身体を動かす遊びをすることで運動能力は間違いなく格段に高まるというふうに言われています。この幼児期の運動能力の育成についてですが、平成24年に文科省から幼児期運動指針について通知がありました。幼稚園等の現場では、それに基づいて指導が行われているというふうに考えております。置戸町の子どもセンターでは運動プログラムがしっかりと設定されておりまして、リズム運動、縄跳び、平均台あたりなどの時間が持たれていますし、それから自由遊びの時間ではできるだけ体を動かすような指導が行われているということです。また、月1回、民間のスポーツ指導者によって跳び箱なんかの指導も設定されているということです。この文科省の幼児期運動指針についてのポイントですが、特定のスポーツや強制的指導ではなく、遊びを通して子どもが楽しく自発的に体を動かすことを重視していること。それから幼稚園、保育所や家庭などで毎日合計60分以上体を動かすという目安を示しています。また、体を動かし子供同士で遊ぶことはコミュニケーション能力の育成にもつながる重要なことであると強調しています。幼児期の運動は様々な遊びを随時行うことと、体力や疲れを溜めないように安全に考慮しながら取り組むことが重要であり、家庭やこどもセンターでの生活の中で遊びを中心として体を日常的に動かすことを習慣とすることが最も大切であるというふうに考えています。遊びを柱に据えての運動を子どもセンターに限らず、家庭や地域での活動も含めて考えていく必要があるというふうに考えていますし、その部分で教育委員会が支援したり、あるいは何か事業を起こしてその子供の運動能力を高めるということについては考えていきたいというふうに考えているところです。

質問 8番 阿部光久

ご丁寧な答弁をいただきましたけれども、先日、例年行われている日体協のスポーツ少年団適性テストが20数人の少年団に所属する児童を対象に行われました。その結果はともかく、例年関わっている指導者からこんなことが言われました。確実に運動能力が低下をしている。バランス、特にスキップのできない幼児が目立つ。体幹の弱さも指摘をされていました。これは幼児期に先程言いましたようにボール投げや鬼ごっこなど、体を動かすいろんな遊びをしていない結果でありますから、解決策は先程教育長が言われたようなことでよろしいのかと思いますけれども、本当に1日60分そうした遊びが園の中で取り行われているとすれば、もう少し高まってくるんではないかと、そんなことも思っております。来春、新1年生に入学をするわけですけれども、入学前のスキー講習がそれぞれ有志によって数年前から行われておりますが、すべてのテストを比較したわけではありませんけれども、幼保一元化前に比べて明らかに低下が見られると、こうした指摘がされております。ちなみに全国体力テストのトップは福井県でございまして、学力でも全国トップであったことを皆さんそれぞれ新聞等でご存知のことだと思いますけれども、体力あるいは運動能力と学力というのは必ずしも比例するものではないと思いますが、そうした事実もありますことを十分に斟酌いただきながら、これからまたご指導をいただければなと、こんなふうに思っていますのでよろしくお願いをしたいと思います。

答弁 教育長 平野

今、かくれんぼなんかなくなったなと議員の方からお話がありましたけれども、私そして議員も含めて、昔は遊びは外という感じで、特に幼児期なんかはかくれんぼだとか鬼ごっこだとか缶蹴りだとか、挙げればきりがないくらい外で遊ぶことがあったんですが、そしてその中で友達と一緒に汗を流して、知らないうちに体力がついていたんだなというふうに思いますが、今はもう、どちらかというと遊びは家の中でという感覚が強くなってきているのかなというふうに思います。また、親も危ないから家の中で遊びなさいという感じも強くなってきているのかなというふうに思います。そんなことも運動能力について大きな影響を与えるのかなというふうに思っています。やはり外遊びがキーワードになるんではないからというふうに思っています。かくれんぼなんかがそうなんですが、もう一工夫して、子供達に合うように何か作り替えて、仲間と一緒に遊んで面白い、ああもっとやりたいというような、そんな遊びをどんどんどんどん増やしていく必要があるのかなと思いますし、今学力、体力の話がありましたが、私はそれと同じくらいに今の子供たちは遊ぶ力をとっても失ってしまっているなというふうに感じています。昔は何か木のぼっこがあれば遊べましたし、そこら辺にあるものを使って体を動かして遊びました。でも今は何か与えられたもので、与えられたルールの中で遊ぶというようなことで、そこら辺の発想もすっかりなくなってしまって、遊ぶことも天才だった子供たちが遊ぶ力をなくしてしまっている。それも運動能力が高まらないひとつの影響になっているかというふうに思っていますし、また、今親の考え方という話がありましたけれども、親の意識もそんなことさせたら危ない。そのままじゃ危ない。かわいそうだということで子供が出来るのに、またその段階で子どもにさせておかなければならない時期なのに、その言葉に押されて親がやってしまっている。そんなことを強く感じています。子どもはその年齢年齢で経験して、どう行動したらいいのかということを学習して、その年齢に応じた判断力をつけていかなければならないと思うんですが、そういう場面を大人の手で必要以上に最近は奪い過ぎているな。子供の成長に応じた判断力が育っていないなというふうに感じています。体力についてもかわいそうだからということで、子どもは歩ける距離なのに親が子供を送迎したり、危ないということで遊びを奪ってしまったり、また家の中で手伝うことができるのに手伝わさなかったというようなことで、体を動かす場面をやっぱりいろんな場面で失わせているなというふうに感じています。危ないから、かわいそうだからと大人がしてあげる前に、子供ができるのか、今この段階でこうさせておかなければならないのかという判断をしっかりさせて、今経験させて、その子供にその判断力をつけさせるべきですし、体力をつけさせるべきだというふうに強く思っています。そんな意識をやっぱり大人は持って、出来ることは子供にやらせて、できたという自信を持たせて、そして新たなステップに向かわせるということをやっていかないと、いろんな部分、そして体力なんかもついていかないんじゃないかというふうに思います。子供達には大人が考えている以上にできることがありますし、潜在能力もありますし、そういうことで潜在能力を引き出させるということも考えておりますので、そこら辺の意識をやっぱり変えていく声を私は挙げていかなければならないというふうに思っています。

質問 8番 阿部光久

ご丁寧な答弁をいただきました。子供にとってみますと非常にその一瞬一瞬が大事な時間だというふうに思います。指導者あるいは教師の立場に立ちますと、1年過ぎましたねと言うんですけれども、子供の一生のなかの1年の重さというものをそれぞれ考えながら、これからいろんな形で指導をしていっていただきたいし、私たちもできることはご協力をさせていただく、こんなことで私の質問を終わります。

出典:置戸町議会 平成26年第9回定例会 2014年12月19日 議事録 PDF(81ページ) 間違いを知らせる