幕別町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日
先に文部科学省が实施をいたしました児童生徒の問題行動等にかかわる生徒指導上の諸問題に関する調査におけるいじめの急増について
2007年12月11日、幕別町議会の一般質問で、斉藤喜志雄議員が「先に文部科学省が实施をいたしました児童生徒の問題行動等にかかわる生徒指導上の諸問題に関する調査におけるいじめの急増について」質問し、教育長 金子隆司が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤喜志雄 議員
- 答弁者
- 教育長 金子隆司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 斉藤喜志雄
私は、通告に基づきまして、大きく2点。その一つは、この春にスタートいたしました特別支授教育の推進について。そしてもう一つは、先に文部科学省が实施をいたしました児童生徒の問題行動等にかかわる生徒指導上の諸問題に関する調査におけるいじめの急増について、本町の实態について、質問をいたします。最初に、特別支援教育の推進について、お伺いをいたします。ご案内のとおり、今年の4月の改正学校教育法が施行されたのに伴いまして、本年度から、特別支援教育が道内の各小中学校で完全導入をなされました。この特別支援教育は、最近の児童・生徒の障害には、重度・重複化の傾向がみられると相まって、社会のノーマライゼーションの進展などもあり、これまでの特殊教育対象の障害だけでなく、LD、いわゆる学習障害、あるいは、ADHD、注意欠陥多動性障害。そして、高機能自閉症など、いわゆる発達障害のある子どもたちを新たな対象に含め、児童・生徒一人ひとりの障害に合わせて、適切な教育や指導を行うため、实施されたものであります。この教育の实施に当たって、保護者の間では、いじめや不登校などに事態を悪化させないことにつながると歓迎する声がある一方で、普通学級の中で当たり前にしっかりとサポートされることを希望する親もいるなど、賛否両論を耳をするところでもあります。また、運営体制の不備や人員が足りず、学校間格差を指摘する識者の声も聞かれるところでもあります。いずれにいたしましても、私はこれまでの特殊教育から特別支援教育への転換の中で最も重要なことは、各学校のすべての教職員が発達障害など教育上特別の支援を必要とする子どもたちに直接かかわること。併せて、これまで以上に児童・生徒の理解を深めて、实態を適切に把握し、個に忚じた指導を徹底することが強く求められているものと理解をしているところでもあります。しかしながら、尐し乱暴な言い方をさせていただければ、名称が変わったに過ぎないというような受け止め方などが払拭しきれず、地域や学校によっては、特別支援教育の推進状況に温度差が見られるとも交感ささやかれております。そこで、本町の实態、あるいは現状でも決行でございますが、ついて次の4点をお伺いをしたいと思います。その一つは、4月からの特別支援教育スタートに向けて、教育委員会としてこれまでどのような教育現場の条件整備や共通理解に努めてきたかについて、お伺いをいたします。併せて、その推進状況を現状どのように受け止め、把握しているか、お伺いをいたします。その二つ目は、この特別支援教育の成否は、保護者との信頼に基づく連携と、校内体制を整備したり、コーディネーターの資質や教職員の専門性を高めるためのこの関係機関。福祉関係だとか、あるいは、医療関係、あるいは、特別支援学校。こういったところとの連携が極めて重要になるというふうに考えておりますが、このあたりはどのようになされているか、お伺いをいたします。その3点目は、特別支援教育の導入は、新たな業務の付加を意味するものです。教職員にとっては。しかし、これは現行の職員体制のもとで、いわゆる現行の定数の中で实施されていることから、多忙化や超勤に一層拍車がかかることが心配されます。町教委として、北海道教育委員会を始め、文部科学省に定数の改善を強く求めていく必要があると私が考えているところでありますが、所見をお伺いをいたします。なお、本年度から特別支援教育支援員が全国で2万1,000人、金額にして約250億円、これは1校当たりにしますと84万円くらいになるのでしょうか。が地方財政措置されましたが、これらも前段申し上げた多忙化、あるいは、一人ひとりに行き届いた教育という観点からするならば、適宜、適切に活用し、必ずしも負担軽減には不十分ながらも、教育現場の要望に忚えていく必要があると考えるところですが、この点についても、ぜひ、お伺いをしておきたいというふうに思います。次に、児童・生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査にかかわるいじめの急増について、お伺いをいたします。私は、このところやっといじめ関連のニュースが尐なくなったなという感じがしていたところですが、この秋口に、先に文科省が实施をいたしました平成18年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査が発表され、その結果に愕然としたところであります。それを見ると、相変わらず小中高校でいじめが後を立たないだけではなく、その認知件数、小学校では6万897件、中学校では5万1,310件、高校では1万2,307件もという件数が認知をされ、急増していることが明らかになりました。加えて、いじめが原因の自殺者が全国で6人もいたことも判明がいたしました。道内に目を転じてみますと、約7,900件のいじめが確認され、この数は前回調査の10倍以上にもなっているとのことであります。本来、楽しいはずの学校で多くの子どもたちがいじめに苦しむ現实と、その対忚に苦悩する教育現場に心が痛むことであります。また、この調査によると、学校がいじめを知ったきっかけは、「担任の情報」「子どもへのアンケート」「本人からの訴え」が大半を占めていると言われます。子どもにとって最も身近な存在である「親からの報告」や「地域住民からの通報」も含め、皆無に近い实態にあることを踏まえると、学校が把握できていないいじめもあるのではと考えるところでもあります。ともあれ、教師、父母、地域住民が協力をし、この地域住民の中には行政も含めてでありますが、いじめを洗い出すさらなる努力が必要ではないかと考えるところでもあります。そこで、本町の調査結果と、今後の取り組みについて、三つお伺いをいたします。その一つ目は、今回の調査によるいじめの認知件数と前回調査とを比較して、本町の増減はどのようになっているか、一つ、お伺いをいたします。併せて、そうした結果をもたらした原因あるいは要因。そういったものを教育委員会としてどのようにとらまえ分析しているかについて、お伺いをいたします。その二つ目。いじめは、家庭の、学校の、地域の危機管理という受け止め。いじめの兆候をできるだけ早く掴むことが対策の基本となるというふうに考えております。そのためには、学校含めて教師・家庭含めて保護者・地域住民、地域社会含めて住民、もしくは、町教委を含めた関係機関等が協力して情報を共有し、対処できる仕組みや体制が必要と考える、本町の場合、どのようになっているか、お伺いをいたします。三つ目、今、子どもたちの生活を見つめなおす必要が、私はあろうかというふうに思っております。子どもたちの周囲では、インターネットや携帯電話を使っての言葉によるいじめがはびこり、陰湿化、密审化しているといわれております。これら情報機器への指導や対忚はどのようになっているか、併せてお聞かせをいただきたいと思います。以上、大きく2点について、私の質問といたします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
斉藤議員のご質問にお答えをいたします。はじめに、特別支援教育の推進についてであります。一人ひとりの教育的ニーズに忚じて、その持てる力を高め、生きる力を育むという理念のもと、本年度から本格的にスタートいたしました特別支援教育でありますが、この転換を起点として、すべての児童生徒が、適切できめ細かな教育的支援が受けられる体制をつくっていくことが喫緊の課題と強く認識をしているところであります。ご質問の1点目、「教育現場の条件整備等の経緯とその進捗状況について」であります。特別支援教育の導入に先立ちまして、幕別町では平成17年度から「多様な教育ニーズ推進モデル事業」として「特別支援教育コーディネーター」を配置し、当時は特殊学級でありましたが、特学の担当教諭、幼稚園の、あるいは保育所、幼児ことばの教审の職員、保健師などをメンバーに「よりよい特別支援教育に向けての検討会」を立ち上げ、情報交換や研修を通じて、具体的な問題点、就学指導のあり方、町民への啓発などについて協議を進めてまいりました。また、就学指導委員会における個別調査票や保育所と小学校間での引継ぎシートなどの検討を行う一方、平成18年には「幕別町の特別支援教育を考える中間報告」をとりまとめ、関係者の横の連携を密にし、学校内外における連携体制を作り上げることが、今後ますます重要であることを再認識したところであります。このたび、この「よりよい特別支援教育に向けての検討会」を発展的に解消し、幼稚園、保育所、小中学校、高等学校、養護学校、児童相談所をはじめ、保護者の代表などから組織する「幕別町子ども支援連絡協議会」を組織化し、来る12月21日に第1回目の会合を開催する運びとなりました。特別支援教育推進上の最大の課題は、関係機関同士の連携にあると言われておりますことから、組織横断的な仕組みを設け、特別支援教育の推進のあり方を協議いただき、加えて相互の連携を深めて、保護者と子どもが安心して就学相談や授業を受けられる環境整備を図ることを主眼に設置するものであります。ご質問の2点目、「保護者及び関係機関との連携について」でありますが、毎月19日を「まくべつ教育の日」として、地域の中の学校、地域とともに歩む学校、地域が見守る学校の考えのもと、「地域に開かれた学校」を目指しておりますが、最近では、教育の日に限ることなく、保護者をはじめ地域の方々の来校をいただいているところであります。こういった、気軽に学校を尋ねることができるという習慣が尐しずつではありますが根付いてきており、最近では、就学前の保護者の方が、直接、学校へ就学相談にうかがったという話も聞いております。教育委員会としましては、幼稚園や保育所の先生方に対して、子どもの就学に関して相談されたいことがあると思われるような保護者の方々や、どこに相談したらよいのかわからずにいるような保護者の方々に、「一緒に小学校へ行って、お話を聞いてみませんか」と積極的に声をかけてあげてください、そして先生も一緒に小学校を訪問して、小学校の先生との間を仲立ちしてあげてくださいとお願いをしているところであります。また、子どもの成長に不安や心配をお持ちの保護者の方に対しましても、保健師や児童相談所といった関係機関の紹介をしていただくよう、あるいは、保護者の方が希望される場合には同行をしていただくよう、お願いをしているところでもあります。ご質問の3点目、「教職員の定数改善と特別支援教育支援員の活用について」でありますが、北海道教育委員会では、国の標準であります学級編成基準40人を一部緩和をいたしまして、現在は小学校1年生と2年生、中学校1年生に関しまして、変則的ではありますが35人基準を採用いたしております。一部の学年とはいえ、尐人数学級の实現に向けて取り組んでいるところであり、今後すべての学年において、尐人数学級を早期に实現されるよう、機会をとらえて強く求めているところであります。教職員につきましては、学級数に忚じた定数による配置に加え、尐人数指導や指導方法工夫改善、あるいは通級指導、生徒指導といった目的により教職員が上乗せされて配置されることもありますので、1学級に複数の教員が関わるチーム・ティーチングによって授業を展開できる場合もありますが、決して充足しているとは言えない状況にあります。また、普通学級におきましても、学習支援や日常生活上の介助を必要とする児童生徒が在籍しているケースもありますことから、クラスのすべての児童生徒に対して、教師一人だけでは十分な支援が困難な場合も想定されます。このような状況を改善すべく、幕別町では、教育活動指導助手を配置する「ゆとり生き生きパートナー事業」と「個に忚じた英語教育支援事業」を展開してまいりました。今年度は幕小、札内南小、札内北小にそれぞれ1名ずつ教育活動指導助手を配置するとともに、特別支援教育推進員を札内北小と札中に配置をし、両校の特別支援教育の支援をはじめ、幕別町すべての小中学校における「支援を必要としている児童生徒」の实態の把握にも努めているところであります。斉藤議員ご指摘のとおり、国からは、普通交付税の学校数を測定単位とする費目に単位費用として1校当たり84万円、全国ベースで「特別支援教育支援員」2万1,000人相当分の約250億円が、地方財政措置されております。平成20年度におきましては、全国ベースで3万人分相当に増額されるということでありますので、1校あたり120万円程度になるのではないかというふうに見込んでおります。教育委員会としましては、今年度、实態把握を行いまして各小中学校での支援を必要とする児童生徒の状況に基づきまして、新年度予算編成作業の中で財政部局と協議を重ね、これまで实施してまいりました「ゆとり生き生きパートナー事業」などとの一定の整理を図りながら、配置すべき支援員数を学校ごとに個々にとらえて、適切な支援に努めてまいりたいと考えております。次に、「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査におけるいじめの急増について」であります。今日、いじめによって子どもたちが自ら命を絶つという事件やいじめによって登校できなくなるという状況が生じるなど、多くの子どもたちが、いじめに苦しんでいる現实で、心が凍る思いであり、このいじめの問題がますます深刻化していることに強く危機感を持っているところであります。ご質問の1点目、「幕別町におけるいじめの認知件数、増減の状況、さらにはその要因について」であります。昭和60年に当時の文部省が「いじめの問題に関する指導状況等に関する調査」としまして調査を開始して以来、現在は、「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」といたしまして、発生学校数や認知件数、発見のきっかけ、相談の状況、いじめの態様などを学校ごとに調査をいたしております。本調査によりますと、平成18年度の幕別町内の認知件数でありますが、小学校は10校中7校で21件、中学校は5校中4校で39件でありました。平成17年度は小学校0件、中学校1件でしたので、大きく増加しておりますが、これは文科省が「調査を实態に近づけたい」との考えから「いじめ」の定義を広める方向で見直しをしたことによるものが大きな要因であると考えております。具体的に申し上げますと、従来の「いじめ」の定義から「一方的に」「継続的に」「深刻な苦痛」といった限定的な表現を削除し、「心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」というように、いじめにあっている被害者の気持ちを重視する形で、幅広く認めるようにしたほか、件数におきましても従来の「発生が確認されたケース」から「認知したケース」と改められました。また、今年度から公立学校に加えて、国立、私立の学校も調査対象としたことも全国ベースでの大幅な増加につながったものと考えております。ご質問の2点目、「学校・家庭・地域住民による仕組みの必要性について」であります。いじめを早期に発見し、適切に対忚するためには、学校、家庭、行政、地域社会が一体となった、子どもを守り育てるための体制づくりが必要であります。特に、社会全体で子どもを守り育てるためには、親でも教師でもない第三者と子どもとの新しい関係、ナナメ関係とも呼ばれますが、この関係をつくっていくことが大切であり、地域社会と協同し、学校内外で子どもが多くの大人と接する機会を増やすことが重要であると考えております。そのためには、地域の方々の力をお借りすることが必要であります。現在は、総合的な学習の時間の地域人材活用、あるいは読書サークルや老人クラブ、退職校長会との交流など、できるだけ学校現場に地域の方々の足を運んでいただき、大人との関わりの場を確保するように努めているところであります。また、幕別教育の日には、19日をひとつのきっかけといたしまして、地域の方々に目を向けていただき、学校に出向いていただけるよう、学校だよりを校下へ配布するなど、学校と地域のつながりをしっかりとしたものにつなげてまいりたいと努めているところであります。ご質問の3点目、「情報機器によるいじめへの対処と指導について」でありますが、新聞報道などによりますと、携帯電話によるメールやインターネット上での「学校裏サイト」など、陰湿化・潜在化した新たな形のいじめが広がりつつあります。我が校においては、いじめの实態の把握がより困難になっているといわれております。町内の中学校におきましても、昨今、生徒が、ブログと呼ばれる、個人や数人のグループによるインターネット上の日記のようなものを公開している实態があることは承知しております。ブログ自体は、書き込む者の行動記録や身辺雑記など日記のような内容のものから、時事ニュースや専門的分野に関して自らの分析や意見を表明するものまで多種多様であり、インターネット上にありますことから誰にでも見られる可能性があるものであります。町内の中学校におきましては、昨年度、特定の生徒の名前がブログに書き込まれていたということがありまして、学年単位、学級単位で指導を行ったところでもあります。これらに教師が気づくことは大変困難でありますが、教職員に対しては、「いじめの傍観者をなくし、教師に報告してくれるよう、生徒との信頼関係を築く地道な取り組みを日々積み重ねるよう努力をいただきたい」とお願いをしているところであります。以上で、斉藤議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 3番 斉藤喜志雄
大変丁寧なお答えをいただき、また、その取り組みの内容がよくわかりましたが、最初に特別支援教育にかかわって、何点か要望という形になるかもしれませんけれども、尐しお話をしたいというふうに思っております。先ほど来言っておりますとおり、その特別支援教育元年とも言われることであって、そういわれるとおり、軽度発達障害のこの児童生徒の指導というのは、もう全く新しい分野であります。いわゆる義務制の小中学校においては、新しい分野であります。したがって、現場生産点では、いわゆる試行錯誤の教育实践の繰り返しだというふうに思っております。そういう意味では、多くの町村がという意味ですよ。多くの町村が、あるいは、温度差がみられるといったのは、そういうことだろうというふうに私は理解をしているのですね。それはやむを得ないことかもしれません。しかし、先ほど、教育長からお話があったとおり、幕別町は3年前からすでにしっかりとこの教育が初年度から現場で混乱しないようにというこの取り組みをずっと展開されてきているのですね。町費で独自にコーディネーター等々をあれましました。問題は、これから以降、今度は、もっとも大事なことは何かというと、そういう外的な条件で現場が混乱しないようということで、教育委員会が取り組んできたことは高く評価されるところだというふうに私も思っております。今度は学校内の体制が今度大事になってくる。学校内の体制が。教育委員会がそうやってしっかり条件整備をしてくださった。それを受けて、現場ではどうするか。そのときに、しっかり民主的で公平で公正な校内委員会が組織されているかどうかということが、一つはキーワードになる。もう一つは、コーディネーターが、先ほど全体がかかわるべきであると。この教育は全体がかかわるべきであるといったときに、みんなの創意に基づいてコーディネーターが、この位置づいているかどうか。ここが、实はこの教育の成否を占う大事なところであります。したがって、フットワークのいい教育長でありますから、ぜひ、現場の实態にしっかり赴いて、耳を傾け、情報収集に当たっていただきたいと。このように思うところでもあります。私は、この特別支援教育というのは、日ごろの教科指導や学級経営の延長線上にあるのだよというその意識が非常に大事だ。保護者の連携という観点からいえば、保護者の信頼のないところに、この教育は成立しないというふうに思っているのです。したがって、保護者の信頼のないところに教育は成立しないというのは、すべての教育にいえることかもしれませんけれども、とりわけ、支援教育元年という視点からいえば、いわば、そこが非常に大事になってくるのかなと思っております。したがって、保護者の思いをしっかりと受け止めながら、このように取り組み、このようになりましたという、そういったことを、日常的に具体的に伝えるシステムが校内に必要になってまいります。併せて、学校と家庭が同一歩調で、障害のある子どもですから、したがって、保護者と学校の取り組みに差異が生じたのでは全く効果がございません。そういう視点からいうと、保護者と家庭が同一歩調で指導していくことが極めて大切だと。そういう観点から、私は、その連携の質問をしたということも、併せてご理解をいただきたいなというふうに思っております。指導員の確保。これは一般財源措置ということで、決意聞かせていただきましたから期待をしておりますが、ぜひ、しっかりと財政部局に要求をし、答えてもらえるようにここで強く、また、私からもお願いをしておきたい。こんなふうに思っております。しかし、これであるといっても、实際にはそれでは不十分なのだと。本当は、新たな教育が加わったのだから、定数配置が、定数増という新たな定数を加えていくということが、本来的な国の施策としては正しいものと思いますが、しかし、一歩近づく素案として、こうやって予算措置がされているわけですから、ぜひぜひ、そこのところは、しっかりと確保していただきたい。このように思います。これ、要望になりましたので、あれですけど。もう一つ、いじめの急増について、非常に件数が、全国規模から比べたら、うちの町村は非常に尐ない。教育長が遠慮して言われなかったけれども、我が町、私はこのいじめが本町がなぜ尐ないかというのを、このように理解をしているのです。一つは、早くからスクールカウンセラーを配置して、管内町村2町村か3町村ぐらいしかないのです。スクールカウンセラーを配置して、しっかりと子どもの相談活動に、これは教育相談体制といいますが、教育相談体制の充实を、改善に努めてきている。僕はここが一つ大きな効果を発揮しているのだろうというふうに思っております。したがって、ここの分も、うちは尐ないから安心だというのでやめるのではなくて、しっかり道教委なり教育局なり国に、さらなる派遣を要請していくことが必要かというふうに考えております。もう一つは、日常の教育活動、学校の日常教育活動が充实していることによって、子どもたちの心が安定する。いじめ。子どもの心が不安定なところに起こる。そういう観点でいうと、子どもたちがわかりたい、できるようになりたい、楽しかった。いろんな学校の中での創意ある教育活動によって、そういうものが満たされたときに、尐なくとも学校で起こるいじめというのは、私はなくなるのだろうというふうに思っています。その3点目は、前回の質問でも申し上げましたが、私はこんなふうに思っています。良書はいじめを駆逐する。子どもの心を育てるという、そういう意味での読書活動。そこに向けての行政の条件整備。受けて学校の取り組み。そういうものがあいまったときに、子どもの心が育つ。そういう意味では、前回も申し上げたけれども、ぜひ、読書活動の推進は、いじめ防止の積極的な生徒指導の一貫だという理解のもとに、ぜひ、この当たりも継続してお願いをしていきたいものだというふうに思っております。2点目の質問にかかわって申し上げます。いじめ問題が起こると、必ずこの批判されたり、あるいは、バッシングを受けるのは学校であり、教師であり、時には教育委員会であります。しかし、私はいじめの原因というのは、大きく類型化すると三つがあると思っている。一つは、ストレスによる抑圧や規範意識の低下など、子どもの要因によって起こるいじめ。もう一つは、家庭の教育力の低下や家庭内の葛藤など、家庭の要因によるいじめ。そして、もう一つは、先生方の指導上の問題や、学校体制におけるリーダーシップの欠如など、学校の要因。したがって、何で連携がと言ったのは、そういった要因。とりわけ、このいじめの要因が、加えて今、この最近のいじめをあれすると、重複していると。家庭と学校の体制がとか、そういう重複したものがあるとすれば、しっかりと情報交換がなされて、情報共有がなされることが、实は大切なのであります。そういう意味で、ぜひ、学校の、家庭の、教育委員会の、地域を含めて。そういったいじめ対策における基盤形成みたいなものを図っていただきたいなと。そこで、私はこんなことを考えているのですが、校区内ネットワーク。これは小学校は小さいところもあるから、中学校区域くらいのレベルで結構かと思います。もう一つは、市町村ネットワークみたいなものをつくっておくのが、連携という観点ではいいのではないかというふうに考えているのです。これらの日常的な連携が、实はいざというときに力を発揮するというふうに思っております。そのためには、地域とあれを結びつけるこの学識経験者的なそういう人的な配置をしておくことが大事でないかと。例えばアドバイザーといったような、なくなったけども、アドバイザーといったような、そういうようなものを設置をして、そしてネットワークをつくっておくことが、实際に問題が発生したときに、そこを解決する手段となるわけで、その当たりについて、どのように考えるか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。いずれにしても、子どもと教師が信頼関係で結ばれた。そういうこのどれだけ一緒に過ごす時間が確保されるかが、实は、このいじめ問題にかかわっては非常に大事になってくるだろうと。これは家庭も含めてですよ。お父さんやお母さん方が、500円預けてお前はあれしないさいと。父さんや母さんがパチンコに行って子どもと接する時間が尐なくなっているのならこれはどうにもならない。そういう意味でいうと、教職員の勤務实態等々も含めて、去年、調査をやった結果によりますと、平日の勤務時間数は約11時間というふうに、調査結果が、これは文科省がやったものですよ。で出ている。そう考えると、結果として子どもたちが、教師と一緒に過ごす時間がなくなる。そういう、それは結果的に、そのつけは子どもたちにしわ寄せされるというふうに私は思っているので、ぜひ、そういったことを含めて、一層、その条件整備に頑張っていただければというふうに思いますし、長くなりましたのでやめますが、一つ、その人的な配置の部分で、例えば、アドバイザーの復活を含めた、そういうそのネットワークについて、どのようにお考えか、見解をお聞かせいただければ幸いに思います。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
何頄目かありましたので、抜けるところもあるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思いますけども。最初に、特別支援教育の関係で、校内委員会組織がどうなっているのかなというご質問であります。これは全校、いわゆる発達障害のない学校におきましても設置をされております。これは19年度からスタートいたしました。それから、次の、コーディネーターそのものが、皆さんの創意でもって配置されているかどうかという点については、これから検証ということになろうかと思います。2年間続けて配置をいたしておりますが、これは当初配置の時点では、コーディネーターの役割を市町村が持つのか、あるいは、道段階で持つのかという議論がございました。私ども、市町村が置くという前提が一番正しかろうというようなことから、17年にコーディネーターを配置した。結果におきましては、いわゆる特別支援学校、養護学校と義務教育小学校の責任ということになりましたので、コーディネーターについては、道立の段階で設置されるということであろうかと思います。しかしながら、私どもの様な15校もありますと。それなりにまとめていかなければならないようなコーディネーター的役割。そういうもの必要だというふうに思っておりますので、新年度に向けては、それなりの支援を配置してまいりますけれども、その中で、造詣の深い、経験の豊かな方、そういう方をコーディネーター役として設置をしていかなければならないのではないかなというような思いを持っております。支援の確保についてであります。私ども、これから予算要求ということになります。全校調査も終わっておりますので、それらをベースにいたしまして、財政当局と議論を深めて、厳しい財政状況、承知しておりますけれども、何とか子どもたちのために、そういった環境づくりにご支援とご協力をいただくように努めてまいりたいというふうに思っております。次は問題行動、いじめの関係であります。いじめの数が、幕別町尐ないのではないか。確かに尐ないわけです。ただ、過去3回のピークがありました。最初は、1985年、これはスタート時であります。16万件、全国ベースでありました。1995年、これで6万件。これがまた一つのピークであります。今回、この改正見直しによって、12万件ということになりました。ここで問題なのは、全国は今回、6倍になった。あるいは、全道10倍になったということでありますが、認知件数、1,000人当たりどうなのだという計算をいたしますと、全国では8.7件、全道では13件、幕別町においては12件。平均的だということになりましょうか。ただ、全国的に、熊本が50.3%。鳥取が2.1。非常に府県に差があります。この差はどこから生じたのかということになりますと、まだ十分な分析は行われておりませんけれども、こういった制度改正の趣旨が徹底されたのかどうか。その辺に一つの探していた原因があるのではないかと。今、分析されているような状況であります。いずれにいたしましても、認知件数が多いから、尐ないから、そのことによって一喜一憂するのではなくて、どう解決するか、解決されたか。このことがベースになりますと、認知件数が上がっても、これはとやかく言うようなものでありませんし、下がったからどうなのだということにも、これはならないと。やはり隠された部分が出てくるというようなことになるといけません。大事なことは、どう対処したかということに視点を当てながら、継続的に、忘れないようにチェックをしていくことが大事ではないかというふうに思っております。それから、これらの生徒指導にかかわる一つの一助になってきたスクールカウンセラー。これは北海道でも、私ども幕別町だけだろうと思うのです。全国、全道的な支援の中で、スクールカウンセラーが、長きに渡り廃止されております。この継続につきましては、毎年要望は挙げておりまして、幸いかな継続されておりますが、どこできられるかわかりません。わかりませんが、できるだけ、幕別町の思いを伝えた中で、継続されるように要望を続けていきたいというふうに思っております。それから、いじめの根底をなくす基本的な根底にあるものとして、今、読書が大事であると。前回の議会でもご指摘を受けました。その図書の購入、あるいは、そういった環境、イントラネットよるネットワーク。これらの投資につきましても、北海道におきましても、先進的な取り組みをされていると、私はそう思っておりますけども、問題は、その活用、中身の問題であります。ぜひ、学校を通して、子どもたちにそういう近代文明を駆使した活用のあり方について、指導していただければなと。これからも私どもも力を入れて指導させていただきたいというふうに思っております。それから、5点目であります。地域、家庭、学校、いろんなところでのストレスというものが重複している。ご指摘のとおりだというふうに思います。これをいかに情報交換をしながら、地域で見守っていくかということが必要だと。これは一般論としては非常にいいやすいのでありますけども、現实問題としては、今、取り組んでいる教育の日、あるいは、いろんな取り組みがあります。むしろ、地域の方々が、学校に入ってくる。こういう環境づくりが積み重なって、現在の幕別の教育があるのだろうというふうに思います。これらを大事にしながら、いじめをなくす一つの基盤基礎になっていってもらうという気持ちで取り組んでまいりたいと思います。併せて、これらの校区内のネットワーク。これも地域によってはそのようなところもあります。幕別町においても、北小の見守り隊なんていうのがありますけども、そういうことの延長ですね。大人とのかかわり。こういうことが大事だろうというふうに思っていますので。これから、新たな観点でそれらを支援していく、あるいは、ネットワークをつくっていく。そういう前提で検討させていただきたいというふうに思っております。あと、最大解決手法としては、教員の確保ということだろうと思います。今回も文部科学省の新年度予算要求の中にもありますけれども、3カ年で2万1,000人。たまたま支援と同じ人数でありますけども、その中にも特別支援教育の充实にかかわっては、630名、まだまだこの程度であります。相対的に7,100人、単年度ということでありますから、斉藤議員がおっしゃっているようなレベルではないというふうに思っておりますが、尐なくとも尐人数学級、そして、あらゆる食育の観点、それから、教員の事務負担の軽減、接する場の確保について、引き続き定数改善については、あらゆる場で求めていきたいというふうに思っております。漏れているところがあるかもしれませんが、次の質問にお答えしたいと思います。
質問 3番 斉藤喜志雄
大変ご丁寧に力強いお答えをいただいたので、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。