置戸町議会 平成26年第7回定例会 2014年9月17日
通告に従いまして農業の振興について
2014年9月17日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「通告に従いまして農業の振興について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 嘉藤均 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 嘉藤均
通告に従いまして農業の振興についてということで町長に質問をしたいと思います。午前中の佐藤勇治議員の質問と大変重なる部分もあろうかと思いますけれども、お許しをいただきながら質問をさせていただきたいと思います。本町の基幹産業である農業でありますが、近年と言いますか、取り巻く環境が大きく変わってきました。先日、9月8日に行われました議会の作況調査ではおおむね各作物とも平年作以上ということでひとまず安堵をしたところであります。さらには今後のスムーズな収穫作業を望むところでもあります。さて、農業を取り巻く環境ですが、気象、高齢化、海外との競争等と様々な変化があります。気象では温暖化のせいか、北海道の米作りが適地になったり、置戸においても小豆や直幡のビートが当たり前のようにと言いますか、平年作が取れるような収穫が出てきたと大きく変わった部分がございます。また、干ばつや集中豪雨、月はずれの降雪、降雹など予測できない現象が頻繁に起こっております。高齢化ということでは後継者や土地の流動化の問題や課題、外国との競争では様々な貿易交渉と先の見えない環境の中にいると思います。町としても土地改良に力を入れたり新たな会社に支援をしたりということでいろいろな角度から基幹産業を支えてくれているんだと思っておりますし、私も農業者の1人として改めて感謝申し上げる次第でもあります。最近では秋田地区に設立された雄勝TMRセンターの支援ということもありました。地域を越えた6戸の酪農家が素晴らしい成果を上げていると聞いております。置戸においては先駆的な取り組みであり、構成員には敬意を表したいと思います。そこで農業振興の一つの観点から第2第3のTMRセンターができることを望みたいものです。自主的な挙手がいちばんではありますが、行政や関係者による積極的な指導や誘導が必要だと考えますが、町の取り組みや町長のお考えを伺います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
農業振興についてということでご質問をいただきました。先程の佐藤議員に対する答弁と重複する部分がいろいろとあろうかと思いますが、お許しをいただきたいと、このように思います。農業を取り巻く情勢、TPP問題を始めとしてめまぐるしく変化する農業政策、あるいは規制緩和の動きなどを考えますと、本当に厳しい状況が続いているなというふうに認識をしているところであります。また、後継者問題、あるいは労働力不足の問題といったことも地域農業の振興において解決しなければならない大きな課題であります。ご質問の中に雄勝フィードサービスに続く第2第3のTMRセンターの建設を望むということでありますが、私もこの雄勝フィードサービスの立ち上げの際に、そして立ち上げた後の実績と言いましょうか、本当に素晴らしい成果を上げているというふうにお聞きしておりまして、大変嬉しく思っております。そこでこの第2第3の建設も期待しているところであります。平成22年1月に雄勝フィードサービスの役員の方から設立の際にいろいろと説明を受けたことがございまして、その時に役員の方々の言葉としていろいろありましたけれども、異口同音に彼らが申し上げていたのは、私はなぜ国の補助制度というものを利用しないんだということを申し上げたわけでありますが、彼らの言葉からすると補助金を利用するには制約も多いと。と同時に1年間、あの時で言えば1年間待つようなことになってしまうんだと。1年間待っていられないという言い方もいかがなものかなという気もしないわけではありませんけれども、彼らの言葉を借りるとそういうことでありました。いわゆる1日も早く事業実施をしたいというような強い。また熱い決意がそこにうかがえました。もちろん第2第3のTMRセンターの建設に当たってもそうでありますが、行政や農協などによる指導も確かに重要だというふうに思います。指導が必要ないというふうには申し上げるつもりはありません。ただ、今申し上げたように、雄勝のフィードサービスのやはり成功の私は最も大事なことの中に彼らの熱意というのか、それがやっぱり大きかったと思います。決意と意欲と言った方がいいんでしょうか。ですから、少なくてもこれがないところには私はそんなに期待はできないというふうに言ってもいいくらいに思っております。こうしたことはやはり新しい事業を立ち上げる場合に私は不可欠なことだと思っています。経営規模の拡大あるいは労働力の不足などの農業が直面する大きな課題に向けては、課題解決に向けてはこのTMRセンターあるいはコントラクター、そして私は避けられないだろうというふうに思っていますが、農業の法人化の問題、これらについていずれも私は有効な施策の一つだというふうには考えています。そうしたことを考えますと、きたみらい農協あるいは関係団体と連携をして、積極的にこうした問題について行政も関わりを持ちながら支援をしていきたいと、そのように思っております。先程もちょっと申し上げましたけれども、参考でありますが、今年の7月に置戸町酪農振興会の総会がございました。その時にこのTMRセンターあるいはコントラクター事業、これらについての意見交換会があったように聞いております。私も都合でちょっとこの総会に出席できなかったんでありますが、担当課長の方からそのように聞いておりまして、その席上にこの雄勝のフィードサービスの役員の方もアドバイザーと言うよりも今日まで経験してきたことの内容をお話されたんだというふうに思いますが、そうした動きと言いましょうか、ことがあって、集まっておられた酪農家の人たちの理解も十分深まったように聞いております。いずれにいたしましても、こうしたことが大きな置戸における酪農あるいはいろんな農業全体にも言えることでありますけれども、議論をし、また検討会議を何度か開くことによって理解も深められるということになりますし、新しい一歩を踏み出すきっかけにもなるだろうと、このように思っていまして、とりわけ今酪農振興会がやろうとしていること、そしてそれに経験値と言いましょうか、そうしたことで応援するという、こうした体制もあるということは非常に望ましい形にあるというふうに思いますので、できるだけ行政としても支援していきたいと、このように思います。
質問 1番 嘉藤均
町長から今町の取り組みと言いますか、町長の考えを伺いました。もちろんやはり町長のおっしゃる通りリーダーと言いますか、意欲を持って取り組めると言いますか、みなさんで取り組むと言いますか、そういうことはいちばん大事だと思いますし、それをして行かないと行政主導ではなかなかそういうグループというのはできないなと、私も実感をしているところであります。私は以前農地の流動化ということで質問をしたことがありました。その中でも法人化の問題と言いますか、法人化に向けて、あるいは人・農地プランと言いますか、地域での話し合いということの重要性を答弁いただいたことがありました。残念ですがと言いますか、現場ですけれども、地域や集団におきましてなかなか将来課題に向けた議論がなされていないというのが現状であります。本来であれば、もう地域営農集団の中で辞めていく人は、俺はこれでいいんだなんていう考えの人も中にはおりますけれども、そうじゃなくて、これからの地域の農業、面積、土地などをどうやって持っていくんだということでの議論が今から重要になってくるのかなということも痛感しているところです。そいうことに向けても行政の方から口添えと言いますか、農業委員会ですとかいろんな関係機関とも話し合いを持ちながら進めていくべきではないかということを考えておりますけれども、その辺について町長の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
今議員もご承知のように、農協改革をどう進めるかということでいろんな人のいろんな意見があることも承知されているかなというふうに思います。そこで農地の話も出ましたけれども、今政府はこの自治体が認めるプロ農家と言っていいんでしょうか、認定農業者、全国で23万人ほどいるわけでありますが、そこにほとんどの農地を集めようとしているわけであります。このことはどうなのかという議論は当然しなければならないことだと思います。もちろん国レベルの話でありますから、なかなか地方の私どもの声がどの程度届くかどうかというのはともかくとして、やはり認定農業者というのは農家全体、これは全国のことでありますが、実は1割にしか過ぎないということであります。残りの9割についてはまずどうするのかというのが率直に言って地方行政を預かる、しかも基幹産業が農業だという町の首長としては非常に心配するところであります。もちろん高齢になってきてますし、零細農家というにはちょっと失礼にもなりますけれども、そういうところ、そういう人たちが持っている農地について言えば、やはり適正な形で次の人たちあるいは周辺の人たちにバトンタッチしていくには、やはり10年はかかるだろうというふうにも言われております。ですから、拙速にですね、こういう問題について結論を急ぐということは私はいかがなものかと思います。先程佐藤議員の答弁でも申し上げましたけれども、やはり単に農作物を作って売るということだけじゃないんだということをですね、やはり中央の方にもそうした声を正しく理解してもらわなければならないことがやっぱりあるというふうに思っています。ですから、そうした意味ではもちろん置戸は置戸の中でという議論は重要なことでありますけれども、やはり国の政策というのは何と言っても大きいわけでありまして、その地域の今申し上げたようなこと、実体と言いましょうか、そのことを正しく伝えていきたいなとそのように思います。そうした中で置戸の農地のことについても、もちろん農業委員会とも協議をしなければなりませんけれども、議論と言いましょうか、協議を深めていきたいと、このように思います。
質問 1番 嘉藤均
本当に農地の流動化ということでは、次の時代のと言いますか、農業者だけでなくて、今新しい会社と言いますか、企業の方にも農地を持たすような話も出てきていること自体、置戸町としても心配をするところでありますし、本当に農業者に有効に土地が利用されることがいちばん望ましいのかなというふうに感じておりますし、またもう一つには農家地帯がなくなると言いますか、衰退していくということについては人口の減少も含めて町の勢いと言いますか、元気がなくなる原因のひとつにもなりますし、地域の崩壊にもつながるのかなという考えもあります。そこで農地の集約とかいろんなことがありますけれども、農家がこれ以上戸数が減らないでというのはなかなか難しい問題だと思いますけれども、少なくても集落がなくならないような体制をとっていくべきではないかと考えていますし、そういうことを早急にしていかないと、置戸町においてもますます人口が減ってくるのかなという心配をしております。その辺町長もちょっと考えは同じだと思いますけれども、今のところをちょっとお伺いをしていきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
これは農業者の方に限らないことでありますけれども、やはりそれぞれ産業を営み、そして自らの生計を成り立つようにしているわけでありますけれども、私は同時に町のためにやっぱり尽くすという表現がいいかどうか、ちょっと難しいところでありますけれども、やっぱり自分たちが住んでいる町のためにそれぞれがやはりそれぞれの力で無理することはないんだけれども、やはり役に立つというのか、そういうこともやはり同時に必要なことだろうと思います。それは何も農業者に限ったことではありません。置戸町に住んでいる人たちすべてにそのことは言えるんだというふうに思います。そうした中で町の活力と言いましょうか、町ににぎわいを持たせていく大きな要素につながっていくであろうと、そのように思います。
質問 1番 嘉藤均
今後の農業と言いますか、町の発展のためにもですね、基幹産業はこれからもしっかりと根付いていくことを期待申し上げて私の質問を終わりたいと思います。