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置戸町議会 平成26年第4回定例会 2014年6月17日

農業用GPS補正システムの構築、普及について

2014年6月17日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「農業用GPS補正システムの構築、普及について」質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
嘉藤均 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 嘉藤均

通告にしたがい町長に質問をいたします。農業用GPS補正システムの構築、普及についてという質問でありますけれども、町長もご存知のこととは思いますけれども、近年と言いますが、7~8年前から農業の分野においてもGPSを利用してトラクターや農作業機による、高精度の作業を実施している例が多数見受けられます。例えば、無人の田植ロボットや自動で畑を耕す、畝を切ったり、播種をする、あるいは肥料や農薬を正確に散布するなど、あらゆる分野の利用が可能であります。このシステムを利用することにより経営の大規模化に伴う生産性の向上が考えられますし、労働の生産性ということでは、作業の効率化、省力化、労働負担の軽減や安全性の確保ができ、作物の生産性では収量、品質の均一性、向上や化学肥料、農薬の適正施用などが期待できます。置戸町におきましても現在10軒前後の導入があると聞いておりますけれども、何分高価なシステムでありますし、精度の向上には固定の局が必要ということであります。他の町におきましても、モデル事業で導入や固定局の設置をした例もあると聞いております。本町の農業の振興においても有効なシステムと考えますので、将来導入に向けた情報の構築、関係機関との連携が必要と考えますが、町長のお考えをお聞かせください。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

GPS全地球測位システムでありますが、ご承知のようにカーナビゲーションあるいは携帯電話などで身近な生活に普及しておりますが、近年ではご紹介ありましたように、トラクター用のGPS、ガイダンスシステムとしての農業分野にもその利用というのが年々進んできております。このGPSガイダンスシステムについては車のカーナビ同様に車両の現在の位置あるいは方向、速度というものを把握できるほかに、設定した作業感覚による経路誘導というのをリアルタイムに行うことができるというのが大きな特徴であります。北海道農政部によりますと、平成20年度から24年度までの5年間におけるGPSガイダンスシステムの出荷状況でありますが、全国で2,540台、うち道内が圧倒的に多く、そのうち2,340台ということになっております。なかでも平成24年度は830台が道内出荷となっておりまして、年々増加しているという調査結果が発表されております。町内では10台程度の導入というふうに推測されております。現在、農業分野で市販されているGPSガイダンスシステムの方式は2種類あるというふうに聞いております。一つは標準的仕様というふうに言われております相対測位、GPSの頭にD,ABCDのDなんですが、DGPS方式であります。主に耕期、あるいは施肥また防除作業に利用されておりまして、価格は30万円から50万円前後であるというふうに言われております。もう一つは、動的緩衝測位、RTKGPSというふうに言われてますが、この方式でありまして、畝切り作業を伴う播種あるいは移植作業などを用途とするものでありまして、精度が高く、作業誤差が数センチとも言われております。ただ、価格は100万円程度ということで高価であります。そこで、議員からご質問がありますGPS補正システムでありますが、この動的緩衝測位方式を導入するために必要な電波の補正をするための簡易基地局、この設置が必要になってきます。北見農業試験場に確認したところ、標準的な設置費用については200万円くらいだということであります。オホーツク管内におけるGPSガイダンスシステムの導入あるいは利用状況でありますが、畑作を中心とし施肥あるいは防除作業の利用というのが主なものの利用であります。動的緩衝測位方式の導入については、導入経費が今申し上げましたように高額になることもあって、まだ導入は少ないようであります。GPSガイダンスシステムなどの情報通信技術というものは農業利用への普及あるいは促進ということが経営規模の大規模化に伴う営農作業の効率化あるいは省力化、さらに安全性の確保等の労働生産性の向上などからも有効性は高いというふうに言っていいと思います。また技術的には小麦の追肥など肥料の適正施肥と言いましょうか、こういうことからもいわゆる精密な農業展開が可能であると同時に環境保全型の農業に対応する技術革新の一つでもあるというふうに言われております。また、夢のある次世代農業を目指す若い後継者の農業経営の意欲の向上ということにもつながるような技術でないかということも言えると思います。しかし、同時に圃場の大区画化あるいは農地の土壌診断の方法というものも同時に進めていくことが大切なことであります。ご承知の通り、情報通信技術の進歩というのは非常に早く、ご質問のGPS機器も安価でかつ高精度のGPSガイダンスシステムの開発が進んでいるわけであります。これらの情報というものを収集し、北海道あるいは農業試験場、農業普及センター、さらには農業等関係機関との連携を取りながら、検討や研究を重ねると共に、本町の農業振興にとっての有効性というものを見極める必要があるだろうというふうに考えております。先程も申し上げましたように、置戸においては導入されているところが10台くらいかなというふうに聞いておりますけれども、10台を入れている人達にとってもまだ試行錯誤の状態でありますし、また、これらについてまだまだなんて言いましょうか、十分理解していないということもあります。いろんなご意見もあります。先程申し上げましたように、基本的にはやはり前向きにとらえて、これからの導入にあたっては考えていくべきであろうなというふうに思っていますが、先程もちょっと申し上げましたけれども、やはり置戸の農業にとっての有効性というか、そういうこともきちっと見極めて導入する時期あるいは導入するための前段での試験的なこと、これらも含めて考えていかなければならないなというふうに思っています。私も近々現場でこれを見せてもらいたいというふうに思っています。10台入れている人たちの意見というものを、考え方というものを前向きにとらえてあげたいなあと、現段階としてはそのように思っていますので、先程申し上げましたけれども、各関係機関のご意見もいただきながら検討していきたいと、このように思います。

質問 1番 嘉藤均

前向きな検討ということで大変嬉しく思っておりますけれども、私も農業を始めて40年近くになります。始めた当初、昭和40年代でしたけれども、まだ馬を使うような時代でした。構造改善ということで大型のトラクター10馬力くらいのが入ってきたような時期でありました。それから40年たちますと農業も大きく変わってきました。その当時ですと畝切りなんか人間の感覚というか、そういう感じでやっております。そうすると一丁前に畝切りができたら農業者として一丁前なのかなという話をよくされたものですけれども、今になりましたら大型機械といえばもう100馬力、また小麦なんか畑に立てて収穫をしていたものですけど、最近では大型のコンバインまたあるいは自走ハーベスターとか、そういうことになって農業もすごく大きく変わってきたのかなというふうに感じております。また、近年ではGPSもそうですけれども、人工衛星ということでは小麦のリモートセンシングと言いますか、人工衛星を利用して町内の小麦の熟度を判定して順序の目安にするというようなシステムができております。本当に目まぐるしいと言いますか、昔想像したよりもはるかに進んで現代農業が変わってきているのかなと感じております。また、町長が言っておられましたけれども、このシステムがすべてではありませんし、農業振興の一つの手段として私今回質問をさせていただきました。ですが、そういうことで10台前後の利用があるということですし、私も今は利用していませんけれども、将来的にこういうシステムは必要だなということを後継者がいる中では感じております。少しでも行政として蓄えと言いますか、そういういつでも対応できるということでの情報の収集あるいは農家との連携と言いますか、話し合い、勉強会を通じて少し早めにと言うか、十分な準備をしていただきたいと思いますけど、町長その辺はどうでしょうか。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

若い、特に若い後継者の人達、それから農業を目指そうという人達にとって多分避けられないというか、大きな導入の意味合いというのはあるというふうに認識しております。ただ、こうしたもののついては非常に日進月歩と言いましょうか、非常に速いスピードで技術革新というか、また機器の改良なんかも進んできますので、現在の聞くところによると、やはり平坦地におけるGPSのシステムが有効に働くところと、やはり傾斜地にとっては誤差が50センチから1メートル出てくるんだというなお話も聞きます。そうしたことからこの基地という問題が出てくるのでありますけれども、同時に今申し上げたように機器の改良と言いましょうか、そんなことも非常に速い速度でと言いましょうか、改良も図られていくんでしょうから、その辺のなんて言うんでしょうか、情報も含めて判断していきたいなというふうに思います。

質問 1番 嘉藤均

もちろん今町長のおっしゃられた通りだと思います。このGPSシステムだけではありませんけれども、行政としてもいろんな方面からアンテナを張ってですね、いろんな情報を集めてですね、町民のニーズに応えていただきたい、そんなことを思っております。一般質問を終わります。◎日程第 3 議案第29号 置戸町税条例等の一部を改正する条例から◎日程第10 議案第36号 置戸浄化センター改築更新工事委託に関する協定の締結についてまで――――――8件 一括議題――――――

出典:置戸町議会 平成26年第4回定例会 2014年6月17日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる