ニセコ町議会 令和5年第8回定例会 2023年12月21日
JR山手線のバス転換方針を改め、存続の取組をすることについて
2023年12月21日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「JR山手線のバス転換方針を改め、存続の取組をすることについて」質問し、町長 片山健也が答弁しました。
- 質問者
- 高木直良 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 高木直良
通告に従いまして、これから3問質問させていただきます。まず最初に、JR山手線のバス転換方針を改め、存続の取組をすることについて。9月議会での同僚議員の一般質問への答弁で、町長、企画環境課長は、道とバス会社の話合いができるようになったと回答しましたが、道とバス事業者との協議は進んでいません。そのために協議会後志ブロックの次期幹事会の日程も決まらない状況です。原因は明らかで、どのバス事業者も運転手不足から路線の廃止や縮小をせざるを得ない深刻な状況に陥っているからです。バス転換は事実上無理であり、道の対応が無責任であったと考えます。そこで1点目、町長は、昨年3月ですが、バス転換の方向性の選択をしましたが、これを改め、インフラの維持管理、整備に関する責任を道や国が持って、上下分離方式による山線存続を明確に打ち出し、取り組むべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。2点目、また、協議会に参加していた各市町長の判断を改めるように働きかけるべきと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの高木議員のご質問にお答えいたします。1点目のご質問でございますが、先月、11月2日に後志ブロック会議幹事会が倶知安町で開催され、事務局レベルでありますが、進捗、協議状況などの共有がされたという報告を受けております。これの中では、中央バス、道南バス、また、本町に本社がありますニセコバスの各事業者の皆様と、大変バスを取り巻く環境が厳しい中ではありますが、北海道庁において地域の足の確保に向けての検討を各バス会社と行っており、道としては丁寧な対応をそれぞれしているというふうに道から報告を受けているところでございます。28今後、新幹線開業における人流の変化なども考慮しつつ、沿線自治体、また、バス事業者の皆さんとの協議を進めるということに北海道庁としてもしておりますので、この道庁の皆さんの検討状況を待って今後の対応を考えてまいりたいというふうに考えておりますので、現段階で上下分離方式の提案等は考えていないところであります。次に、2点目のご質問でございますが、北海道沿線自治体バス事業者の皆様との協議の結果、バス転換の実現が難しいということが明らかになった場合は、そもそもの前提条件がなくなったということでありますので、それらに向けては、今後、様々な可能性を北海道、沿線自治体、また、国の機関とも協議をしてまいりたいというふうに考えております。何とぞご理解のほどよろしくお願いをいたします。
議員の再質問 3番 高木直良
再質問させていただきます。一番目の件でありますけれども、ご承知かと思いますが、12月5日の道議会において質問がありましたけれども、これに対して道の企画官は次回ブロック会議開催については適宜適切に対応すると回答し、知事も関係者との協議を進めているとしか回答しておりません。恐らく協議をしても内容が出てこないということを示していると私は思っております。知事は、道内のバス事業者は大変厳しい経営状況にあるものと認識しており、地域の実情に応じた地域交通の確保に取り組んでまいりますと、要約でありますけれども、そのような答弁をしているところです。昨年の転換に向けての道から出された資料でありますけれども、バス転換で必要となるバス便数は、現状に加えて、黒松内・倶知安間で4から5便、ニセコ・倶知安間については8便、倶知安・余市間では8から10便、それから、余市・小樽間においても8から10便など、全体で36台の車両が新たに必要だという資料を提出しております。しかし、今お話にありましたニセコバスや道南バスなど事業者は現状では対応できない、そのようにもう客観的に見ていいのではないかというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
先般の担当者の会議においても、道庁からは、現在そういった面では丁寧にバス事業者との協議を詰めているというふうに報告しておりまして、今、道庁のほうでバス事業者とそれぞれ個別に具体的な協議をしているというふうに承知しておりますので、その結果を待って、また今後についての対応を考えていきたいというふうに考えておりますので、あくまでもその調査結果の報告を受けてということで進めていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
議員の再々質問 3番 高木直良
再々質問でありますけれども、こうしたバス転換に向けて比較されたのは、在来線を三セクで残す場合の費用、これとの比較、これが大きな要素だったというふうに思います。バス転換の場合は、三セクで鉄路を残すよりも10分の1ぐらいの費用で済むんだということが各沿線市町村長の判断の大きなファクターだったというふうに考えています。現在、北海道新幹線の工事がどうなっているかということについてはいろいろご承知かと思いますけれども、この費用については機構を通して国が負担をし、さらに北海道も負担をするわけです。国29の費用負担の2分の1分は道が負担すると。要するにこれは税金として負担します。ですから、この新幹線工事については既に上下分離方式が採用されている、その方式で今、整備新幹線は工事されているということになります。もう上下分離が前提になっています。これから整備されて、やや遅れると思いますけれども、札幌開通があっても、これがでは営業的に成り立つのか、赤字を出さないで済むのかというのは非常に厳しいというふうに、いろんな研究者も試算しているところです。つまり、今現在、整備新幹線が開通した後の競争相手は飛行機です。航空会社です。ご承知のように、今、格安のフライトもたくさんあって、そういう中でどのくらいシェアを飛行機から取れるのか、これが焦点になっています。今試算されているのは、頑張っても4割取れるかどうかというような研究者の結果も出ている。そういう状況の中で、本当に営業が始まっても、赤字を出さないでできるのかという問題があります。もし赤字が出たら、ではこの新幹線を廃止するのかというと、それはないと思うんですね。赤字であっても、これは営業を続けるということになれば、どこかで赤字の補填が問題になってくると思います。今、JR北海道に直接いろんな形で、政府からも年度ごとに少しずつですけれども、資金が出ていますよね、助成金は出ているんです。そういう状況の中で考えますと、私は山線が仮に第三セクターとして存続する場合の在り方としては、まず上下分離でインフラ部分はしっかり国や道が税金の投入も含めて支援をしていくということが相当ではないかというふうに考えております。そのような状況の下で、先ほどおっしゃいましたけれども、状況の判断と、それから上限分離方式は考えていないということについて、今の私の状況の再々質問に対してどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
まず、今、ご承知のとおり24億円、維持費がかかるというような状況の中で、そういった負担は難しいという判断をして、バス転換やむなしということになっております。そして加えて、私どもも貨物の利用の負担金が入るのではないかというようなことも期待を持っておりましたが、それは全く貨物については、太平洋側が駄目になっても貨物が通ることはありませんというような説明を受けて、それは基盤整備ですとかトンネルの大きさの問題で、そもそも無理ですということを考えると、今の時点で上下分離であるとか、あるいは三セクでの運行というのは、現状では難しいというふうに考えておりますので、今現在動いている道庁での最終判断というものがある程度出てきた中で、次にどういう仕組みがあるか、バス転換がもし駄目であれば、どういう手段があるかを知恵を出し合って動かしていくしかないのではないかというふうに思っております。一応我々が聞いている試算では、札幌開業によって黒字化されるという前提で、今、新幹線は動いておりますので、そこは我々もそういう期待を持って、新幹線の整備には引き続き協力をしてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の再々質問 3番 高木直良
2項目めについての再質問をさせていただきますけれども、先ほど、沿線の首長さんらと状況によっては検討したいというお話でした。それで、整備新幹線の話になりますけれども、これは当初1兆6,700億円が想定された工事費でした。しかし、2022年度に見直しがありまして、これに約6,450億円増加するということが発表されております。これらの増加分についてのほぼ3分の301は国と道が負担するということも明らかにされております。ですから、2,000億円ぐらいは道と国が負担するということです。ご承知のように、また、倶知安・比羅夫間において大きな岩塊が見つかって、これについて新たな費用をかけて、その岩塊をようやく砕いて、改めてまたシールドマシンが動くというのが今の時点であります。しかし、ご承知のように先日、ニセコ予定区間を工事しております熊谷組その他の説明会がございまして、大きな比羅夫側の岩塊から約3.5キロメートルぐらいニセコ寄り、こちらで、岩塊というよりは大きな礫、こういったものが堆積している場所が見つかって、これを除去するために、やはりまた2年間ぐらいかかると。この間、説明会に出たのですけれども、延長でいうと約24メートルです。かなり短い距離だなと私は思ったんですが、それを取り除くために、新たにいろんな機械を使って、これを除去する工事を2年ぐらいかけるというお話でした。費用についてどのぐらいかかるんですかと聞きましたが、お答えはありませんでした。しかし、想像つくのは、もう相当のお金がまたプラスになるということは明らかです。こういったようなことからも、沿線首長さんとの協議に当たって、山線に対しても、例えば老朽化対策、トンネルの断面が小さいということであれば、断面を広げるための新たな工事、こういったところにもお金を出すべきではないかということを、ぜひ協議の素材として町長の方から提起していただいて、そういった状況も踏まえた山線存続についての協議をぜひしていただきたいと考えますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
この並行在来線の問題につきましては、私は以前から、残せるものなら残したいということは一貫して言ってきておりますし、可能性につきましては、蘭越、黒松内の町村長もそれぞれ残せるものは残したいということで、何回か首長集まっての協議はこれまでもさせていただきました。そういった様々な経過を経て、最終的には協議会の中でバス転換やむなしというような方向で今、道のほうで誠意を持ってバス会社と調整をしているところであります。あくまでも我々としては、そこで意思決定を一回しており、方針の決定をしておりますので、方針に基づいて今、北海道が動いておりますので、それらの結果を受けて、そのバスの状況によっては様々な検討をせざるを得ない状況が生まれるかもしれませんが、それはやっぱり北海道が今一生懸命動いていただいているので、その結果をもってまた対応させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。