ニセコ町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月14日
子ども食堂の開催と今後の課題について
2023年9月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「子ども食堂の開催と今後の課題について」質問し、教育長 片岡辰三、町長 片山健也、こども未来課長 齋藤徹が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 教育長 片岡辰三、町長 片山健也、こども未来課長 齋藤徹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
2 件目です。子ども食堂の開催と今後の課題について。子ども食堂は 2012年にわずか 9 件だったのが、2016 年には 319 件、2018 年には 2286 件、2022 年には 7363 件と全国的に急速な勢いで広がっています。6 月 13 日ニセコ町で第 1 回子ども食堂が開催されたことが、広報ニセコ 7 月号に掲載されていました。ニセコ町でもやっと子ども食堂が始まったとの思いがあります。この子ども食堂ですけれども、今後この食堂を継続するための展望と課題について、町長、教育長の見解を伺いたいと思います。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
斉藤議員のご質問にお答えします。6 月 13 日に開催されましたニセコ町の子ども食堂については、黙食が推奨されていたコロナ禍も終わり、改めて子どもたちが食事と会話を楽しみながらコミュニケーションをとってもらう、子どもの楽しい居場所づくりのイベントとしてNPO法人ニセコ未来サポート隊が主催し、じゅうごばあと地域おこし協力隊、ニセコ町が協力という形で開催されました。ニセコ町内の子どもたち 46 名の参加があり、協力隊による宿題のお手伝いや、じゅうごばあによるカレーライスとポテトサラダの提供があり、子どもたちも大変楽しんで参加している様子をうかがうことができました。町としては町民センターの無償利用や各小学校へのチラシの配布などの協力を行ったところでございます。今回御質問いただきました課題と展望については資金面や担い手が課題に挙げられますが、主催したNPO法人の意向としては今後も開催を目指しており、食材の寄附や企業協賛などを念頭に地域ぐるみで協力を得ながら、持続可能な取組となるよう検討しているとのことでございます。今回の取組はいわゆる子どもの貧困対策や孤食の解消に特化したものではなく、子どもなら誰でも参加できる居場所づくりの一つとして、NPO法人が思いを持って主体的に始めたすばらしい取組でございます。教育委員会としても主催者と意見交換を行いながら、事業を行う際に不足する部分などについて引き続き支援や協力を検討してまいりたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは、続いて答弁させていただきます。ただいま教育長が答弁したとおり、今般開催いただいたNPOの皆様が意欲を持って自主的・主体的に取り組んだすばらしい取組だというふうに考えております。町としても教育委員会と連携の上、引き続き支援をしてまいりたいと考えておりますのでご理解をよろしくお願いいたします。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
町長、教育長がおっしゃったように、子ども食堂がこういうふうにスター30トしたということは非常にすばらしいことで申し上げることはないんですけれども、ただこれをですね、今 1 回目ですからね、これからどのように継続していかれるのか、そこのところが一番大切じゃないかと思うんです。近隣の町村なんか始めたところ、そこはやはりいろんな地域住民が中心になったりしてスタートしてるんですけども、やはりニセコ町と同じように町が場所の提供をするとか、いろんなサポートは各所でしているようなんです。それでも、例えば例を挙げてなんですけれども、蘭越町の方にお聞きしましたけれども、5、6 年前のコロナ前にスタートしたけれども、コロナのこともあったようですけれども、なかなかいろんな皆さん、本当の純粋なボランティアでやってるわけですから、各人が仕事が入るとかいろんなことでなかなか定期的っていうか、その 5、6 年の間に 5、6 回はしたんじゃないかなということでしたけれども、継続的にしていくことが難しい。それから、まずはもともと子ども食堂というのは先ほどもおっしゃったように貧困に苦しむ子どもたちを支えるということが目的でスタートしたようですけれども、私は今現在において本当に必要としている人たちはどういう人たちだと思われるか、そこをちょっとお聞きしたいと思うんです。今回は小学校にポスターを貼って、小学生対象だったようですけれども、この町で本当に必要としている人たち、この子ども食堂という名前だけれども、この中の意味は結局皆さんがコミュニケーションのとれる皆さんの居場所なんですね。ですから、年齢を問わずいろんな人たちが交じり合って、助け合って、そして支え合って。先ほど教育長がおっしゃったように、地域おこし協力隊だとかじゅうごばあだとか、それからNPO法人がまず主催者になって始めたということは広報ニセコに出ておりましたけれども、これはやはり町民の皆さん、本当に困っている人たち、どういうふうに把握できるか、していただきたいなというふうに思っています。本当に困っている人たちのためのコミュニケーションができるみんなの居場所にしていくのは大事じゃないかなと思ってるんですね。以前ボランティア団体のことをお聞きしたと思うんですけれども、社会福祉協議会でしたか、ボランティア登録してる団体が何か所だったか忘れましたが、10 数か所ですか、あると聞いたんですけれども、そういう方たちが、やはりできるだけ一緒になって、そしてこの町でいろんな年齢、地域、いろんな事情のある人たちも誰でも来れるようなね、そういうふうにしていかないと、ごく一部の人たちのためのものであってはいけないんじゃないかなということをずっと感じてます。というのは、子ども食堂に関しては個々に町民の方たちとも話合いはしてきたんですけれども、どういう形をとるかっていうことは非常に難しいんですけれども、どこでもやっぱり継続できている。まず子ども食堂の一番のネックになるのは、まず資金の問題ですね。それから、これは農林水産省のアンケート調査が出てたのでちょっと引用させていただいてるんですけれども、「全国 7300 ある子ども食堂の 7 割は市区町村の社会福祉法人の援助を受けて運営している。」それでもやはり足りないので、クラウドファンディングをして資金を集めるとか、やっぱり資金調達が一番大きな問題になるということが第一にあるんですね。というのは、逆に言えば行政の理解が得られないとか、学校とか教育団体の協力が得られない、住民の協力が得られないというのが一番ネックになるわけです。それから二番目は会場の確保ですね。今回町民センターを使ってるんですけれども、町民センターには生活研修室というのがあって、近くに小ホールがあるんですけれども、お料理をつくった人数にももちろんよりますけれども、お料理をつくったものを運ばなきゃなんないとか、そこにはかなりの協力スタッフがたくさんいる31ので、規模が大きくならざるを得ないというのが現実ではないかと思うんです。町民センターはそういうみんなが集まりやすい居場所、この食堂に関する場所としてはちょっと使いづらい場所じゃないか、それには相当の人数のスタッフが必要ないんじゃないかなという構造的に難しいんじゃないかなと思ってます。京極町は社会福祉協議会がやってるんですけれども、町の中にそれ専用の場所っていうのを確保できている。そこでいつも利用できる、みんなが居場所として利用できるという場所がちゃんとできているっていうことなんですね。先ほど団体、いろんな団体、ボランティア団体ができるだけ協力して、いろんな層の方たちを対象にできるように継続してやっていくには、スタッフを確保するにはそういうことが必要ではないかなと。そういうことが一番問題になるのではないかなということを感じています。せっかくスタートしたものですからね、やはり皆さんのための、みんなの居場所になるような食堂の開催に進めていってもらいたいなと思ってるんですけれども、町としてはこの場所の問題、資金の問題、様々な問題があるんですけれども、これは町全体、行政も社会福祉協議会も教育委員会もみんなで話合いをして、これからのことの計画を立てていく必要があるのではないかと私は思っていますけれども、いかがかお考えでしょうか。
答弁 こども未来課長 齋藤徹(こども未来課長は2026年3月まで)
ただいまの斉藤議員のご質問にお答えしたいと思います。いろいろなお話があったので、整理しながらというか、全てのお答えできないかもしれませんが、まず、どのように継続していくか、資金面や会場といったところに問題があるというところですが、今回NPOの方が主催したということで、始める前からも様々な意見交換してきたところであります。今回の主催された方のご意向としてはできるだけ実走していけるようなスキームでやっていきたいということをおっしゃっておりました。今ある程度そういう方向性で考えてるよって聞いてるのは、食材の提供、そういったものは例えば農家さんから寄付を募るとか、あとは町内の企業でも興味を持っている方がいらっしゃるということなので、そういったところの企業協賛など、お話をし始めてるところもあると伺っております。先ほどの教育長の答弁でもありましたとおり、そういった中でまた次にやるときに向けて、足りないところとかそういったことについては我々も十分支援していけるよう取組については理解しております。今のお話の中で、本当に困ってる人のためにというようなお話もあったと思います。答弁でもありましたけども、貧困対策と銘を打ってやってたわけではありません。逆に貧困対策と銘を打ってしまうことで、逆に参加しづらくなるのではないかなと考えたところもあります。本当に来てほしい人に来てもらう、誰でも来れるような場の設定が、ニセコ町ぐらいの町の規模だとすごく重要なのかなと考えていたところもございます。会場についても今回町民センターを使いましたが、使いづらいっていうような声は特に聞いてはいないんですけれども、例えば今おっしゃった京極町のように専用の場所をつくるということになってくると、またそれこそ維持・継続していくための資金だとか人手だとかも必要になってくると思いますので、そこはやはり慎重に今後判断したり検討していかなければならないのかなと考えております。以上でございます。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
答弁いただきましてそのとおりなんですけれども、私はやはりね、ちょっ32と繰り返しになる部分が多いんですけれども、継続して、そして一番大事なことは、必要な人がどういう形が必要かっていうことを、やっぱり町内でもある程度把握する必要があるんじゃないかなと思ってます。というのは、今現実問題として高齢者が随分増えて、ひとり暮らしの高齢者がかなり増えています。コロナ禍で家に籠っている方たち、3 年間ぐらい籠ってた方たちが非常に多かったので、いざコロナから解放されて一歩出るとなると出づらくなってる方たちがかなり多いように感じてます。高齢化は進んでますし、孤食の人たちも本当に身近に聞いてますので、そういう人たちも出やすい環境、私はもちろん子ども食堂の大切さは分かりますけれども、それと同じぐらいに高齢者にももっと必要じゃないかなって思ってます。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
議長、子ども食堂というのは名前であって、決して年齢を制限してるわけじゃない。子どもを対象にしてないということは一番最初に申し上げてましたので、質問がずれてると私は思っておりません。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
議員ご提案のような大人の方もという考え方は十分理解できると思います。実際に名称はともあれ、今回NPO法人の方がそういう特化したものではなくて、コロナ禍があけて子どもたちが楽しく食事できるよう支援する場として開催したということですから、これはできるだけ継続するために、町としてもいろんな場所の提供や食材の提供なども声かけしたり、そういう協力はぜひしていきたいと考えています。経済的なことにとらわれず、子どもなら誰もが集まれることを目指していきたいと思っております。実際に大人の方とか高齢者の方については、また別の支援とかサポートとかされている部分もありますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。