ニセコ町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月15日
マスクの着用について
2022年3月15日、ニセコ町議会の一般質問で、榊原龍弥議員が「マスクの着用について」質問し、教育長 片岡辰三、町長 片山健也が答弁しました。
- 質問者
- 榊原龍弥 議員
- 答弁者
- 教育長 片岡辰三、町長 片山健也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 榊原龍弥
4番、榊原です。通告に従いまして、一般質問させていただきます。よろしくお願いします。マスクの着用について質問させていただきます。コロナウイルスの影響で2年間以上常にマスクを着用しています。感染拡大防止という目的は最優先にしなければいけないという認識はあるのですが、弊害も大きいと思っています。弊害として健康面がまず挙げられますが、私はそれ以上にコミュニケーションに障害があることが問題だというふうに考えています。表情が分かりにくいとか感情が伝わりにくいとかということは特に教育や学習面で子どもたちの成長過程において大きな弊害だと考えています。マスクが必須となっている状況について正常だと考えるか否か、またどのような状態になったらマスクを取れると考えておられるのかお聞きしたいと思います。私は、決してマスクを外すことを推奨しているわけではありません。ただし、感染拡大防止が100%優先されるという考え方は少し違うのかなというふうにも考えています。この辺について町長、教育長にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
それでは、榊原議員のご質問にお答えしたいと思います。現在のコロナ感染状況は、正常な日常ではないと考えております。当然マスクが必須の状況については、正常ではございません。このような中で、ニセコ町の小学校、中学校、高校、さらには幼児センターでは文部科学省や厚生労働省が作成したマニュアルやガイドライン、国の新型コロナウイルス感染症の基本的対処方針に基づく各種通知に基づき、年齢や学年に応じた感染予防対策を行っています。その中では授業や校内活動など様々な場面においての対応が記されていますが、基本的な考え方として次の3つが示されています。3つの密、密閉、密集、密接を避ける。人との間隔が十分に取れない場合のマスクの着用、手洗いなどの手指衛生の3点でございます。また、幼児センターでは子どもの発育の状況が様々であることから、一律にマスクを着用することは求めておりません。現在高い感染力があるオミクロン株への感染をできる限り防ぐ観点から4歳以上は可能な範囲でマスク着用を勧めておりますが、息苦しくないかなど無理な着用とならないよう十分注意しつつ保育士はマスクを着用し、保育に当たっております。教育委員会としては独自に科学的な検証を行うことはできませんので、これらのマニュアルに沿って学校、幼児センターの運営を行っており、マスクの着用もその一環でございます。なお、マスクが取れる時期の判断につきましては、文科省によるマニュアル運用の変更があったときというふうに考えてございます。以上でございます。よろしくお願いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
続いて、榊原議員のご質問にお答えいたします。教育長の答弁のとおり、マスクを日常とする社会は正常なものではありませんし、特に子どもの成長への悪影響は大いに心配されるところでございます。早い段階でのコロナ禍社会の終えんを願っておりますし、マスクを外すときは現在の感染が終息に向かったときだと考えております。今後とも新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の動向をはじめ国の対策に留意をしてまいりたいと考えておりますので、引き続き感染予防へのご協力、ご理解をよろしくお願いをいたします。
議員の質問 4番 榊原龍弥
ありがとうございました。ご答弁いただいたとおりだとも思うのですけれども、もう少し細かいところについて、個人的なお考えでもいいのですけれども、お聞きしたい部分がありますので、ちょっと読み上げさせていただきます。非常事態なのだから我慢してというようなことも子どももそうですけれども、一般町民に対してもそういうことではあるかなと思うのですけれども、このぐらい長引いてきている中で、やはり一人一人の状況についてもう少し配慮すべきかなとかというふうに考えたときに、私の場合すごく身近な人でどういう状況になっているのかなというのを考えています。例えばちょっと私ごとを述べさせていただくと、私の娘が今度大学3年生になるのですけれども、1年生に入る前にコロナになって、ずっとマスクをしていると。それから、町内でも1年生になる段階でなった人というのは中学、高校とかって同級生や先生の顔をほとんど見ないまま卒業されてしまうというような状況もあると。それもだから我慢しろという言い方もできるのですけれども、結構私の学生時代とか思い起こすと割と厳しいなという感じがします。それから、これも私ごとの最たるものになってしまうのですけれども、私もニセコ町に来て3年半になるのですけれども、ほぼマスクをしている期間のほうが長くなって、マスク取った顔を知らない方もいらっしゃるというような状況なのです。これは、もともといらっしゃる方にとっては大した問題ではないかもしれないのですけれども、私にとっては結構大きな問題で、マスクしたままで2回目お会いしたときも分からなかったりとかというような状況があって、コミュニケーションについてすごく私は個人的にハンデに感じているというものがあります。学生の問題とか短いタームでここにいらっしゃる方というのはそういった弊害があるのではないかなというのが一つです。それから、もう一つ別の観点からいくと、障害者の方の問題があって、特に聴覚に障害のある方、それから障害者と言われないまでも少し耳が聞こえにくいと言われた方々のケースを考えると、聴覚障害というのは割と他人が認識しにくい障害だと言われていて、例えばレジとかでポイントカードありますかと店員が聞いたときにマスクしていると聞かれたことすらも分からないで答えないみたいなケースがあり得るというようなことがあるわけなのです。それから、もう一つはニセコ町も推進されているリモートワークです。リモートワークも基本的に顔を知っている人だったら電話で済むかもしれないけれども、知らない人と会話する際、それからこの間のオリンピックの招致の説明会とかも誰がしゃべっているのだか分からないというようなこととかの、そういった様々な障害が様々な方たちにある中で、それは当然健康面は守らなければいけない、それから国の方針とかもあるのですけれども、含めて町長、教育長は先ほど以上のコメントがあればご答弁いただきたいなと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
榊原議員おっしゃるとおり、とにかくマスクを外す社会にできればなればいいと思っていますし、今おっしゃったようないろんなデメリットといいますか、マスクによってコミュニケーションが取れないこともいっぱいあると思います。マスク着用による生理学的負担ということで、独立法人労働者健康安全機構労働安全総合研究所の上野哲さんが論文書かれておりますけれども、マスクによって最大酸素摂取量は10%程度減少するということが実験で分かっているようでありまして、吸気抵抗が大きいこと、それから吐くときの時間が当然長く必要だということで、換気量の減少により運動だったら継続時間が短くなるとか心拍数が上昇する、血圧が上昇する、発汗作用が高まる、疲労感が増すとかいろいろ生理学的には出ておりますから、マスクをしている状態が健康に及ぼす影響も当然大きいというふうに思っています。ニセコ町は東京なんかと違って散歩していても擦れ違ってどうこうというような状況ではないので、私は人と会わない状況ではマスクを外されたらいいと思います。ただ、それは一人一人のご判断ではないかと思います。現在のオミクロン株が過去のものより1.5倍感染力が強いというふうに言われておりますが、富岳の実験データ公開されておりますけれども、マスクをしている同士が1メートル以上離れて会話をしていると感染リスクは100%ありませんと。逆に50%で、マスクをしないで会話を長時間していると100%感染するというデータも公開されています。そういった意味では多少苦しいですけれども、やっぱりマスクをして会話をする場合は1メートルぐらいの間隔を空けながら話をすると。だから、食事のときも声を出すときはマスクをすると。多少、本当にいずれといいますか、苦しいですけれども、やっぱり当面落ち着くまではそういう努力をみんなでし合うしかないというふうに思います。また、先ほど言われた中で、今コンビニなんかでも図面を出して、指さすと何か分かるような、飛行機会社でもそういうこと始めたというふうに言っていますので、必要があれば役場の窓口でもそういう対応が必要であればちょっと検討してみたいなというように考えています。私は以上でございます。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
それでは、榊原議員のご質問にお答えしますけれども、私自身も幼児センターの小さいお子さんがマスクをしましょうといっても理解できなかったり、いろいろ遊んだりする中でマスクをつけていないという状況もあります。当然先ほど町長からも話ありましたように、そういう健康面のこともありますけれども、私自身としてはコロナについては人にうつさない、それから自分もかからないということを考えると、やはりそれを身近で防ぐことができる、そういうマスクの着用というのは現状では致し方ないかなというふうに思っています。それ以外にそもそも近くにならないとか、そういったその他の感染対策を進めるなどいろいろ取り組んだり、換気を十分にするですとか扇風機だとか加湿器だとか、今国のいろんな制度もあって、そういったものを活用するようにして進めていきたいというふうに考えています。また、障害のある方もやはり障害の種類によってはいろんな状況がございますし、そういう理解がいかない障害のこともありますし、特に障害を持つようなお子様、あるいは大人の方につきましてもコロナになった場合の危険度は普通の方よりも大きいというふうに考えていますので、やはり現状ではそういった感染を予防する対策の上でのマスクということについては現状では仕方がないかなというふうに私自身は考えております。
議員の質問 4番 榊原龍弥
今ご答弁いただいた内容で納得はしているのですけれども、最後に1つだけ、やっぱりマスク着用ということは必然、必要の部分もあるけれども、それに対してもいろんな見方があるということをある程度町民の方々に知っていただくようなことが必要かなとも思うのですけれども、その辺に関して町長、一言あればお答えいただきたいのですけれども、町民の方にそういう情報を提供するということなのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。これまでもラジオニセコに毎月私出させていただいて、そのときに、東京の情報って広く浸透しますので、出歩いてはいけないというとニセコのようなところでも皆さん出歩かないのです。グラウンドでも子どもたち、夏場でも全然グラウンドで動き回るということしていない状態ってやっぱりちょっとそれは異常ではないかと思っています。ニセコはこういう過疎というか、そういう過密なところではないので、散歩するときに人と出会わない早朝にマスクをするということは、逆に運動する場合は酸素消費量に対して吸気、吸う量が追いつかないということになるそうでありまして、実験結果では。吸気抵抗が高いと呼吸するのに多くのエネルギーが必要となると。特にご高齢の皆さんにとっては物すごく体に負担がかかると。それから、子どもたちがマスクして走り回ると消費カロリー、酸素量を補えなくなるというようなことも出ておりますので、そこはケース・バイ・ケースで判断するしかないと思いますし、そこはお一人お一人の判断で運動するなり、やっぱり自分の健康は自分で守るぐらいの気持ちで少しお使いいただければいいのではないかと思います。何かコロナ禍にあって社会全体が寛容の心といいますか、そういうゆとりがなくなって、ちょっと何かあると何やっているのだというようなぎすぎすした関係になりつつあると思いますので、そこは私たちもう少し大きな気持ちで大人も子どもたちを見守るようなことが必要かなというふうには思います。以上でございます。