ニセコ町議会 平成30年第4回定例会 2018年6月20日
子ども食堂について
2018年6月20日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「子ども食堂について」質問し、教育長 菊地博、町長 片山健也が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 教育長 菊地博、町長 片山健也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
2件目、子ども食堂について。去る3月13日の議会定例会において新庁舎内に子ども食堂をに対して、菊地教育長は次のような答弁を行っております。前後をちょっと省略しておりますけれども、教育の立場から、教育委員会として子どもの貧困対策などの観点からいわゆる子ども食堂に関して今後町で整備する新庁舎に設けるか否かにかかわらず、設置などに向けて教育行政として取り組む考えは現在のところございませんとの答弁をされましたが、その理由について伺います。また、町民にとっての居場所とは何か、町長はどういうイメージを描いていらっしゃるのか伺いたいと思います。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
それでは、ただいまの斉藤議員ご質問の3月議会にてご質問されました子ども食堂について改めてお答えをいたします。教育委員会では、子どもの貧困対策などの観点から、就学援助制度運用などの取り組みを適切に行っているところでございます。また、放課後子ども教室など、子どもの安全な居場所に関しても多様な場が設けられていると考えております。そうしたことから、現在子ども食堂に関して教育行政として取り組む考えはないということであります。ご理解よろしくお願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。人が暮らしていく上でそれぞれの人々の志向による居場所があることは、それぞれの暮らしの中で、また社会を営む上で必要なものであるという理解をしております。これまで町では、公共施設においてこうした居場所づくりというものを進めてきておりまして、できるだけこういった居場所としての空間を確保したいということで、町民センターにおいてはロビーを広くとることや2階に自由に利用できる談話室の設置をすること、そして中央倉庫においては旧でん粉工場の幅広い利活用を啓発してきたところでございます。また、今後整備する役場新庁舎においても、来訪される皆さんが気軽に休み、談笑いただくコミュニティースペースもでき得る限りとりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
教育長に伺いたいのですけれども、ご存じのようにニセコスタイルのコミュニティ・スクール、この地域での取り組みの中に、2番目になりますけれども、子どもが学び楽しむ居場所をつくる、それから3番目に子どもとともに学びを深める活動を進めるというふうにありますけれども、教育長が考えていらっしゃる子どもが学び楽しむ居場所というのは、どういう居場所を想定していらっしゃるのでしょうか。それと、もう一点です。町長のおっしゃる居場所、前回質問したことと同じ答弁だったと思うのですけれども、居場所というものはどういうものかということを、どういうことを町長はイメージしていらっしゃるのかということは今答弁ではなかったように思います。町民センターにロビーとか談話室、コミュニティールームがあります。それから、中央倉庫のでん粉倉庫部分のカフェに集まる場所がありますし、綺羅乃湯のところにもそういうスペースはあります。新庁舎にも談話室やロビーなど設計図を見る限りでは結構つくってはいるのです。けれども、それがいわゆる町長にとっての、私は前回も申し上げたように子ども食堂というのは名前であって、子どもに限らず、子どもから大人、それから高齢者、全てを含めていつでも行ける気持ちのいい居場所としての場所を想定しているわけなのですけれども、この居場所というものについての考え方が今の答弁でもちょっと回答いただけなかったと思うのですけれども、この居場所の定義というのは非常にいろんな専門家も研究されているのですけれども、単純に言えば安らげる場所、自由な場所、日常から離れられる場所、たまり場、仕事と家庭以外の場所、時間、子どもにとっては学校と家庭以外の居場所、そして生き生きと過ごせる場所。町長、今申し上げた町民センターとか、それからでん粉工場、綺羅乃湯のスペースなどを昼間のぞいてごらんになったことがありますか。私は、時々行きますけれども、1人か2人ぽつんとそこにただいるだけなのです。居場所とは決して言えない場所です。それは、ただ一時的に休憩するとか、ちょっと人と待ち合わせるとか、そういうものなのです。ですから、居場所では全くないわけです。ですから、これは居場所には全く想定をしない。居場所というのは、非常にここをもっともっと研究しなくてはいけない場所なので、ニセコ町はこの町をこれからも本当に町長がいつもおっしゃる相互扶助の町を目指すとしたら、この居場所ということを非常によく考えなくてはいけないと思っています。そして、まちづくり基本条例にある情報共有、町民参加、そういうものが十分に発揮できる場所、町民の方が活躍できる場所をいろいろと研究して、場所をつくらなくてはいけないと思っています。いかにこの町でひとり暮らしの高齢者が家にこもっているか、そういうところ、そういう場面をどのくらい町長はごらんになってわかっていらっしゃるのか、そこのところを伺うというよりも、よく認識していただきたいなというふうに思っております。ですから、居場所に関する研究というか……
議員の質問 4番 斉藤うめ子
勉強というのをやはり……
議員の質問 4番 斉藤うめ子
簡潔にやっています。これは大事なことですので、発言させてください。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
同じことではありません。それを町長も考えていただきたいと思っています。今はそれだけです。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
ではまず、私のほうの考えということで居場所についてということで、斉藤議員もおっしゃっておりましたけれども、子どもたちにとっての居場所、いろんな定義があるかというふうに思いますけれども、キーワードになるのは安全で安心できる場所、あるいは豊かな体験や交流ができる場所なのかなというふうに考えております。私自身子ども食堂に関して否定するものではなくて、その辺ご理解願いたいと思いますけれども、そのコミュニティ・スクールのアクションプランについても行政が主体になってその地域の取り組みをするということではありませんので、その辺ご理解いただければというふうに思います。ですから、地域の中でそういう相談等があれば、それはもちろん教育委員会としても相談に乗っていくということはあるというふうに考えているところです。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
斉藤議員のただいまの中で、一人でぽつんとしていると言われまして、そういう人にとってもそれは居場所ではないかと思います。要は人それぞれ多様性があって、そういう場がおっしゃるとおりたくさんあったらいいというふうに思います。町では、できるだけ公共施設にそういう場をこれからもふやしていきたいというふうに思いますし、住民の皆さんの自主的活動で議員がおっしゃるような子ども食堂であるとか、あるいはいろんなコミュニティーの場がたくさん出てくると、そのことについてはでき得る限り町でも応援をして進めていきたいなというふうに考えております。ただ、これあなた方の居場所ですよと行政がつくるというのはちょっと、今おっしゃったとおりご高齢の皆さんから子どもさんからいっぱいおられますので、それは逆にどうなのかなというふうに率直に私は思います。ただ、引き続き安らげる場、コミュニケーションができる場づくりは進めてまいりたいと、このように考えております。よろしくお願いします。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
私は、この発想というか、教育長も、それから町長の考え方なのですけれども、本来これは国が音頭をとっていい問題なのです。それだけのことをしても。でも、予算とかいろんなことで全くそこに子どもの貧困も含めて行き渡っていない。そこを埋める意味で一般の関心ある人とかいろんな方たちが市民が立ち上がって、全国に今2,200以上の子ども食堂ができていると、またどんどんふえていると聞いています。そして、その中で9割近くが一般の町民というか、市民がやっているわけですけれども、1割、10%にわたるものは役場とかそういう行政がやっている。それは私も調べておりますけれども、新聞にも載っていますし、後志管内とか道内のほうも調べた結果そういうデータが出ています。これは、何度も言うように教育全てに関して、子育て全てに関して国が行き渡らない部分を私たちが埋めているわけですから、そこはあなたたちに任せるよではなくて、ニセコ町がそこのところを自覚して、ちゃんとしっかり本質を捉えて先進的に立ち上がっていいのではないかなと思っています。そして、こんな人口5,000人の小さな町ですから、行政が音頭をとって、そして相互扶助を実践するためにはボランティアの集まれる、活躍できる場所を提供するということは行政の責任だと思っています。ですから、新庁舎にせめてボランティアの拠点になる場所を設置するということは、役場の一つの使命ではないかと私は思っています。しっかり考えていただきたいと思っています。以上です。