みんなの議会

ニセコ町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日

ニセコ町の新庁舎内に子ども食堂を

2018年3月13日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ町の新庁舎内に子ども食堂を」について質問し、町長 片山健也、教育長 菊地博が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、教育長 菊地博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

2問目です。ニセコ町の新庁舎内に子ども食堂を。現在子ども食堂が全国に広がっています。子ども食堂とは、子どもが一人でも安心して来られる無料、または低額の食堂です。去る3月3日、広がれ、こども食堂の輪!in札幌・道央、子どもの居場所を考えるフォーラムが札幌で開催されました。この子ども食堂は、もともと貧困家庭や孤食の子どもたちに安心して食事ができる場所を提供しようと始まった取り組みですが、食事の提供をきっかけに高齢者を初めとして地域の大人や多年齢の子どもとの交流により、地域のコミュニティーとして、子どもやその親の居場所として、地域としてつながる場所として子どもの課題のみならずさまざまなまちの問題が把握され、それぞれに必要な支援につながっていくことが考えられます。既に全国でこの子ども食堂の取り組みが始まっていますが、その子ども食堂を新庁舎に開設することは未来を担う子どもたちのためにも、また高齢者のためにも必要な居場所と考えますが、この子ども食堂の庁舎内設置について町長、教育長の見解を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。これまでニセコ町役場新庁舎建設基本設計において平成24年度、平成25年に実施した役場庁舎基本構想やアンケートなどを参考に進めてまいりました。また、議員協議会4回、役場職員による検討会6回、作業部会7回、町民講座2回、町民とのワークショップ2回とたくさんの意見をいただきながら議論を積み重ねてきたところでございます。多くの皆様の知見をいただきながら新庁舎の基本設計がまとまったところでございまして、斉藤議員ご指摘の子ども食堂については、現在の基本設計には反映をされておりません。しかしながら、1階や3階に談話室やロビーなど休憩スペースをさまざまな用途として利用できるように設けております。今後は、そうした空間を住民の皆様や各団体の皆様が有効利用していただくことも可能ではないかと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問について教育の立場からお答えをいたします。教育委員会としましては、子どもの貧困対策などの観点から、いわゆる子ども食堂に関しましては今後町で整備する新庁舎に設けるか否かにかかわらず、設置などに向けて教育行政として取り組む考えは現在のところございませんので、ご理解をお願いしたいと思います。以上です。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

町長も教育長も子ども食堂というのをあえて設置する予定、計画はないという回答だったと思うのですけれども、今全国に2,000を超える子ども食堂の輪が広がってきています。子ども食堂というのは子どもの食堂ではないのです。子ども食堂という名前なのですけれども、それは町民が全て利用できるという、そういうものなのです。私はつくづく思ったのですけれども、ニセコ町にはまちづくり基本条例、これがあります。いろんな催し物、町がまちづくり講座とかいろんなことありますけれども、なかなか集まらないというか、集まりが比較的少ないということの一つの原因には、私がこの町に来たときに一番強く感じたのは町民が自由に集まれる、何の関係もないけれども、自然と行ける場所というのが本当にないなというふうに感じています。ずっと感じています。だから、そういうものが必要なのではないかなと。そして、それがこれからできる新しい新庁舎に設けることが非常に大事ではないかと思っているのです。といいますのは、まちづくり基本条例の第1章にある目的の中に、まちづくりに関する基本的な事項とは情報共有、住民参加を中心とするとあります。まさにこの条例を実践できる場所として、庁舎内に子ども食堂を設置することが未来への希望あるニセコ町が実現することになるのではないかというふうに考えております。町民の皆さん誰もが利用できる第三の居場所として、子ども食堂はこれからのニセコ町にとって本当に不可欠な場所になるというふうに思っております。それで、いろいろと調べていきましたら、2013年、平成25年なのですが、子どもの貧困対策の推進に関する法律が成立して、そしてその翌年にその対策に対する大綱が制定されました。その中で、2015年、平成27年に自治体向けの地域子供未来応援交付金という制度があります。町長、ご存じでしょうか。ご存じですか。これは国の支援事業で、自治体が直接実施する事業のみが対象になるので、ほかの団体とかそういうところが任意団体も含めて、NPOとかいろんな団体が実施してもなかなかこの事業が交付金をいただけないというケースがあるのです。ですから、自治体が中心になって実施した場合は、国からの補助が、この交付金がおりるということが言われています。ぜひこういう支援事業に町も手を挙げて、利用してはいかがかなというふうに思っています。今ニセコ町は観光地ですので、圧倒的にご夫婦で働く方がふえているのです。子どもだとか高齢者とか、バランスのとれた食事をつくるということは大変なことなのですけれども、最初は月に1回から始めてでも、2回とか3回とかその状況に合わせてそういうことをすることで食育ということ、体をつくるには何よりも食というのが大事ですので、そういうことをすることによって、これは必ずしも子どもの貧困というのではなくて、お金はあるけれども、子どもになかなか手が回らない、きちっとした食事がつくれないとかそういう人たちも含めて利用できるような場所で、一番最初にも申し上げたようにこれは本当に情報共有できる場所、世代を超えて、そして住民参加ができる場所。と申しますのは、皆さん町民センターとかサークルに入ったりいろいろと行くのですけれども、何かの目的で行く場合はいいのですけれども、たった1人になったときにどこも居場所がないという方がかなりこの町には特にひとり暮らしの方とか多いということを私はいろいろとこの町を自分として歩いていて感じています。一日中、一日中どころか二、三日人と会うこともなくて、言葉をしゃべっていない。だから、たまたま私と出会ったらしゃべり通しなのです。この3日間誰ともしゃべっていなかったという方がいました。1人ならずいました。ですから、そういう人たちのために第三の居場所として、人口5,000人の町の庁舎が中心になって、そういう場を提供するということは、これは本当に私は何度も思っているのですけれども、このまちづくり基本条例が実践できる一番いい場所ではないかというふうに思っています。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

先ほど庁舎の関係につきましては、そういう談話室やロビーを設けておりますので、町民の皆さんや各団体の皆さんが有効利用していただくことは可能ではないかということを申し上げたわけでありまして、使えないということは一切言っておりません。それと、居場所は非常に重要だというふうに思っています。今町民センターのロビーや談話室活用していただいている町民の皆さんもたくさんおられますし、まさしく中央倉庫のでん粉倉庫部分におきましては、ニセコ町民の居場所として整備するという大きな目標もあって、今実際使われているというような状況であります。それから、斉藤議員おっしゃった子ども食堂、極めて私は重要だと思っています。ただ、それが本当に行政が、広く食堂で商売やっておられる方も町内におられますし、そういった中で行政がそういう運営をするのはいかがなものだろうかと。やっぱりニセコ町は、先ほどおっしゃったまちづくり基本条例がある住民がみずから考え行動する町でありますので、ぜひ斉藤議員が声を出していただいて、こういった運動につなげていくとか、そういったこともお願いできればいろんな場の提供というのは可能ではないかというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

3問目でいいかと思うのですけれども、私はいつもこの議論をするときに、庁舎のことでも黒瀧参事とお話しするときでも何か大きなずれを感じるのです、感覚的に。町長の今の答弁とか教育長の答弁を聞いていますと、本質というものをなかなか理解していただけない。どうやったら理解していただけるかなというふうに非常に悩むところなのですけれども、確かに今度の新庁舎にはカフェのところとかそういうスペースは設けてくれましたけれども、根本的な意味合いというのは大分違っているように思っています。ですから、私はこれからもそれを実現できるように努力してまいりたいとは思っておりますけれども、なぜこんなに理解していただけないのかなという思いがあります。それで、ニセコ町は5,000人の町ですけれども、私1月に東京都内ですけれども、比較的小さな自治体のところを五、六カ所ですか、視察してまいりました。そこは大抵食事ができるところとか、温かい食事ができるというところがたくさんありました。皆さんおっしゃっているのは、周りの食堂に影響を与えないかということなのですけれども、この子ども食堂の中身を検討すれば単なる競合相手というのですか、そういう観点とはまた全然違う内容だということで、またわかっていただきたいなというふうに思っています。以上です。

出典:ニセコ町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる