新冠町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月26日
避難所の感染防止対策について
2020年6月26日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「避難所の感染防止対策について」質問し、町長 鳴海修司、副町長 中村義弘が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司、副町長 中村義弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
引き続き通告に従い、避難所の感染防止対策について質問いたします。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、災害で非難する際に密閉、密集、密接の3密の回避が難しい避難所での感染防止対策が急務となっています。当町においては、避難所運営マニュアルが策定中で、この状況下で災害が発生した際の対応について当然検討されているものと思われますが、町長をはじめ、担当者は頭を悩まされていることと思います。避難所となる体育館や公民館などは、感染拡大につながる3密の要件を満たしやすい環境26にあり、クラスター感染集団者が発生することも懸念されます。一方、感染リスクを避けて知人や親類宅などに身を寄せたり、車中泊などを選択するなどして避難先の多様化も見込まれ、その対応も課題となります。政府は5月 29 日に国や自治体が実施する災害対策を示した防災基本計画を改定しています。防災基本計画は災害対策基本法に基づき、国や地方自治体が取り組む基本的事項を定めた計画で、地震や風水害、火山災害といった項目ごとに予防や応急対策や復旧の手法を明記しています。各自治体はこれに沿って地元の事情を加味した地域防災計画をつくるものです。近年は、台風や地震など大規模災害が相次ぎ、教訓を踏まえた改定を繰り返していますが、新型コロナウイルス感染が拡大したのを踏まえ、避難所の過密を抑えるなど、感染症の観点を取り入れた対応が必要として改定が行われています。災害基本計画のポイントは、1点目、避難所にはマスクや消毒液も備蓄。市区町村は感染者発生時の対応を検討。2点目、住民の密集回避へホテルなども活用して避難所を増設。3点目、安全な場所にいれば非難は必要ないなど、水害への理解を促進。4点目、豪雨や暴風の場合企業はテレワークなどを実施となっています。また、道は 2018年9月の胆振東部地震を教訓に進めてきた避難所運営マニュアルに急遽コロナ対策を反映させ、感染対策を加えた市町村向け避難所運営マニュアルの改訂版をまとめています。その中で、避難所の衛生管理や間隔の確保をはじめ、災害時の避難行動としてマスク、消毒液、体温計の持参を呼びかける内容となっており、自宅療養など既存避難所以外の避難先確保も検討することなどを盛り込み、5月に各市町村に通知しています。当町はいまだに避難所運営マニュアルが未策定でありますが、ほかの自治体では既存のマニュアルを改定する動きを見せ、既に感染対策を取り入れた避難訓練を実施している自治体も見受けられます。感染症に対応したマニュアルを早急に策定すべきと考え、次の3点について質問いたします。1点目、避難所運営マニュアルの進捗状況は。策定するまでの間、道のマニュアルで対応すべきではないのか。2点目、3密の回避等の感染対策は。3点目、7月に行う道主催の市町村職員対象の避難所運営訓練に何名を出席させるのか。また、その成果を生かした3密回避の避難訓練を行うべでは。以上、3点について答弁を求めます。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野裕之議員からご質問の避難所の感染防止対策について、お答えいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて避難所における感染防止対策については、避難所運営ばかりでなく災害対策本部のあり方や災害ボランティアの派遣受け入れ、ボランティアセンターの運営など、多岐にわたってこれまでの考え方を一変させる考え方が示され、関係機関からの通知文書は 30 を超えるものとなっており、その1つに、1点目の質問にある避難所運営マニュアルがあります。当町におきましては、地域防災計画の中で災害種別ごとに避難場所や避難所を指定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症が全27国的な広がりを見せる中、避難所の運営についても大きく見直しを図る必要が出てまいりました。このため、本年5月に北海道から避難所マニュアルが提示されたほか、さまざまな機関から避難所運営に係る新型コロナウイルス関連の通知が発出されておりますが、それぞれ重要な項目があるものの量が多く、現在情報を整理しているところであります。しかしながら、これらの整理には今しばらく時間を要するものと思われますが、これから出水期を迎えるにあたって災害がいつ発生するか分からない状況にありますので、とりあえずは議員ご指摘のとおり、道のマニュアルを一部見直しながら暫定的な町のマニュアルとして活用することとしております。2点目の3密回避等の感染対策はについてですが、避難所において密集、密接、密閉の3密を避け、感染拡大防止を図るためには、避難者を分散させることが最も効果的であると言われております。当町の避難所につきましては、収容人数によっては3密を避けられない場合も想定されますことから、災害の発生状況によっては被災を受けていない施設を新たな避難所として活用する避難所の分散開設を検討しているところであります。また、最近有識者の間では、あえて避難せずに住宅に留まる在宅避難や親戚や知人宅へ身を寄せる縁故避難、車中泊についても容認する見解が示されており、さらにはホテル等への避難など、多様な避難方法が提言されておりますので、被災の状況を見ながら柔軟な対応をとってまいりたいと考えております。3点目の7月に行う道主催の市町村職員対象の避難訓練に何名を出席させるのか。また、その成果を生かした3密回避の避難訓練を行うべきではについてですが、北海道に照会したところ、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、現時点で広く市町村職員を対象に実施する避難訓練や研修会の開催予定はないとのことでありましたが、今後開催されることとなった場合には、出来うる限り職員を出席させたいと考えております。また、先ほどの酒井議員への答弁と重複しますが、避難所の分散開設に対応するため、職員を対象にした避難所開設の訓練を北海道の指導を受けながら実施することで取り進めているところでありますので、ご理解願います。
再質問 5番 伹野裕之
3点目の7月に行う道主催の職員の避難訓練ですけども、今町長答弁ではないという答弁でしたけども、道新の報道によりますと7月には予定するということがありましたけども、その記事は間違いであるという認識でよろしいでしょうか。それともう1点、避難所で検温に担当職員が対応すると思うんですけども、よその避難所での実施訓練見ますと、検温する担当職員はフェイスシールドを使って検温しているのがほとんどそのような状況見られますけども、今回の備品購入の部分ではフェイスシールドはなかったんですけども、そのフェイスシールドの部分は購入予定をするような形をとるということでよろしいのでしょうか。2点お願いいたします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員の再質問にお答えいたします。北海道新聞の報道についてでございますが、これにつきましては北海道新聞に確認したわけではございませんが、町といたしまして道に直接聞いた中でそういう返事があったものですから、お答えさせていただいてございます。また、フェイスシールドの件でございますが、今もいろいろと町の中で検討協議してございますので、そういった中でその重要性も十分認識してございますので、あわせて検討することとしてございますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
答弁 副町長 中村義弘(副町長は2021年3月まで)
フェイスシールドの関係につきまして、事務的な話なので私の方から答弁させてもらいます。6月1日に行いました臨時会の補正予算の中で予算をつけまして、既に購入して準備を終わっております。
再々質問 5番 伹野裕之
最後の質問です。いずれにしましても細やかな課題、問題点を指摘してはきりがありませんけども、細部にわたり検証を重ねることが重要で、万全を期した対応が必要かと思われます。早急に避難運営マニュアルを策定し、町民に対して避難手順の周知徹底、この部分だけでも町広報紙などで最低限の情報を提供して、有事に備えていただきたいと思いますけども、どうでしょうか。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員の再々質問についてお答えいたします。先ほどの酒井議員からの質問でもお答えしましたが、北海道において有識者による検討を踏まえ、津波浸水想定を設定することとなります。そういったことを踏まえまして、検討してまいりたいというふうに考えてございますので、あわせてご理解いただきたいなというふうに思っております。