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新冠町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月21日

警戒レベルの運用について

2019年6月21日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「警戒レベルの運用について」質問し、町長 鳴海修司、教育長 山本政嗣が答弁しました。

質問者
伹野裕之 議員
答弁者
町長 鳴海修司、教育長 山本政嗣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 伹野裕之

5番伹野裕之です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い警戒レベルの運営について質問いたします。当町の防災行政は町長をはじめ、町職員の防災、減災意識が高く、夏場の豪雨、台風に関しては早期の情報収集に余念がなく、迅速に対応されているのが伺われます。町民においては、10 月に行われている地震津波対策避難訓練の成果もあり、自助、共助、公助の認識が浸透し、まずは自分の命は自分で守るという自助の必要性が十分に理解されていると思われます。しかし、豪雨災害に関してはどうでしょうか。警報が発表された場合一人一人が豪雨災害から身を守る心構えができてはいないのではないかと推察されます。警報が発表されていても実際に身の危険を感じない限り、行動を起こそうとはしないのではないでしょうか。このような中、気象庁は大雨や洪水で土砂災害が予想される際に、私達が取18るべき行動を切迫度に応じて5段階で示す警戒レベルの運用を始めました。これは住民に災害被発生の危険性が十分に伝わらず、逃げ遅れで多数の犠牲者が出た昨年の西日本豪雨の教訓を踏まえたものです。また、温暖化に伴う気候変動で豪雨が頻発化、激甚化、想定外の被害をもたらしているのも事実です。被害を最小限に抑えるためにも、町民が正しく理解できるよう町は丁寧かつ、速やかに周知を進める必要があります。今回の警戒レベルの特徴は大雨や洪水、土砂災害、高潮などに関するさまざまな注意報や警報を住民の取るべき行動に即して5段階にまとめている点にあります。このうち、レベル 1 は、最新の情報に注意し、災害への心構えを高める段階。レベル2では、注意報などに基づき、避難先や避難経路を認識することが求められております。レベル3では、大雨洪水警報や河川の氾濫警戒情報を受け、高齢者や体の不自由な人の避難の開始が求められています。レベル4では、氾濫危険情報などが発表された場合避難すべきとしています。レベル5ではすでに災害が発生している段階で命を守るための最善の行動をとる必要があるとしています。中でも避難行動に直結するレベル3とレベル4が重要で、自治体が避難勧告や避難指示を出していなかったとしても、みずから避難を決断する基準として受け止めなければなりません。西日本豪雨を教訓に国の中央防災会議は、行政主体から住民主体への防災へ転換する重要性を強調し、避難について最後はあなたの判断です。と自助を国民に呼びかけています。当町として、警戒レベル運用にどのように対応するのか。また、町民対して警戒レベルを周知徹底させるべきと考えます。町長の所見を伺います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

但野裕之議員からご質問の警戒レベルの運用についてお答えいたします。内閣府は、平成17年にそれまでの災害を教訓として防災対策の強化を図るため、「避難勧告等の判断・伝達マニュアル策定ガイドライン」を策定し、その後、東日本大震災、広島での土砂災害を更なる教訓として、その名称を「避難勧告等に関するガイドライン」と変更するとともに内容の改定を行って来ております。昨年の西日本を中心とした記録的な豪雨による河川の氾濫や土砂災害では、気象庁を中心として厳重な警戒が必要であるとの情報が発信されていたにもかかわらず、多くの犠牲者が発生しました。このように多くの犠牲者が生じた原因の一つとしては、但野議員のご質問にもあるように、住民にはその危険性が十分に伝わらなかったことであると検証されています。さらに、細かな検証としては「避難勧告や避難指示等の危険度の高さ、その順番についての認識が低い。」あるいは、「さまざまな防災情報が発信されているが、多様で難解であるため多くの住民が活用できない」などとされております。これらを踏まえ、本年3月には再度「避難勧告等に関するガイドライン」が改訂されました。この中では、これまでの「行政主導の取り組みを改善することにより防災対策を強化する』という従前の考え方を、住民が「自らの命は自らが守る意識」をもって自らの判断で避難行動をとり、行政はそれを全力で支援するという考えに大きく方向転換19するものとなってございます。この考え方に基づく具体的な取り組みの一つとして示されたのが、災害発生のおそれの高まりに応じて住民がとるべき行動を警戒レベルとして5段階に区分されたものであります。これによる住民がとるべき行動としては、警戒レベル1の「災害への心構えを高める」から警戒レベル5の「命を守るための最善の行動をとる」まで各段階でその気象情報ごとに区分されております。この警戒レベルの運用につきましては、警戒レベル1から2までは気象庁が発表し、警戒レベル3から5については市町村が発令するものとなっておりますが、一方で都道府県から発信される防災気象情報等については、参考として警戒レベル相当情報を合わせて提供されることとなり、ご指摘のように混乱を生じる可能性も含んでおります。しかしながら、今回の目的であります住民の主体的な避難行動との支援という点においても、一定の方向性が示されたものと受け止め、対応していきたいと考えており、警戒レベル3以上の避難勧告等における発令については、その権限が市町村長にあることを改めてその責任を認識し、気象情報収集と分析、町内の地形を踏まえたうえでの危険地区の把握、これまでの経験を活かしつつ、想定外を想定する慎重な判断等を行い、決して町民の避難が遅れることなく、躊躇なく対応してまいります。また、避難所の開設等に際しましても自治会長等と連携を図りながら、天候状況により各地区で不安を抱える住民、特にお年寄りなどがいらっしゃる場合には、これまで同様に臨機応変に対応していきたいと考えております。最後に町民に対する周知についてですが、本格的な台風シーズンが到来する前に情報周知が必要であることから、町政事務委託文書等により発信していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

質問 5番 伹野裕之

ただいま町長の答弁で周知させる方法として駐在文書等とありましたけども、この警戒レベルを周知徹底させるには、10 月に地震津波対策避難訓練を行っているように、夏場において豪雨土砂災害に対する避難訓練を行うべきと考えます。文章で周知させるのは最低限のことだと思います。毎年避難訓練を繰り返し行うことで、実際に体を動かすことに余栄対策できるものと思われます。豪雨土砂災害に対する避難訓練を行う考えはないのかどうかお尋ねします。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

鳴海町長。ご指摘のように豪雨に対する避難訓練も私も必要だというふうに考えてはございます。ただ、今年ということになりますと時間的な問題もございますので、今後に向けて検討してまいりたいというに考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。

質問 5番 伹野裕之

ありません。

質問 5番 伹野裕之

引き続き通告に従い、プログラミング教育の必修化について質問いたします。2020 年度から小学校のプログラミング教育が必修化されます。プログラミング学習の狙いはコンピューターの技能を身に付けることではありません。プログラミングの体験をとおして物事をさまざまな要素に分解したり、ほかのことに応用したりする力を養うことにあります。小学校では体験をとおしてプログラミングの考え方にふれ、コンピュータにしてほしい仕事を簡潔で論理的な手順として伝えることを学びます。中学校では産業の中でプログラムが問題解決に利用されていることを学びます。そして、高校ではアルボリズムを含むプログラムについて学びます。文部科学省が必修化される小学校のプログラミング教育の取り組み状況に関する調査結果を公表しています。これによりますと、必修化に先立ち、すでに授業を実施している自治体は全体の5割を超える一方、町村では約3割にとどまっており、小規模な自治体で取り組みに遅れがでている結果となっています。文部科学省は、小さな自治体は全体の職員数も尐ない、人手不足で担当者を置かないことが影響していると分析しております。これらを精査してプログラミング教育の実施に向けた課題として、人材不足、情報不足、予算不足があげられています。課題解決のために文部科学省は、取り組みが遅れている自治体を中心にプログラミング教育の目的や指導法に関するセミナーを実施し、動画サイトを通じた教材などの情報提供を充実させたいとしております。当町において人材不足、情報不足、予算不足の課題はクリアできているのか否。また、必修化に向けての進捗状況の説明を求めます。

答弁 教育長 山本政嗣(教育長は2021年3月まで)

但野議員からご質問のプログラミング教育の必修化についてお答えします。プログラミング教育は、次期学習指導要領において小学校から高等学校の各教育課程において、新たに位置づけされたもので、次年度から小学校において導入することになります。ご質問の中にあります小学校の取り組みの実態については、本年4月に実施された実態調査に基づく内容と思われますが、ご指摘のようにプログラミングを授業の中に取り入れていくためには、知識や人材の不足、教材や指導事例の不足があることは事実でございますが、これに対応する当町の取り組み状況と、進捗状況についてあわせてお答え申し上げます。プログラミング教育では、児童生徒がコンピュータやプログラム言語にふれることにより、その知識技能を高める活動を行いますが、それ自体を狙いとしたものではございません。プログラミングにふれることにより、「自分の意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要で、それに対応する記号をどのように組み合わせることが効果的かということを論理的に考えていく力」いわゆる「プログラミング的思考」を21習得することで発達段階に応じた「思考力、判断力、表現力」を育成しようとするものでございます。AIやIOTの時代を生きる児童生徒にとって、身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順や仕組みが存在することを知り、それらの働きをよりよい人生や社会づくりに活かそうとする態度を涵養することは大変重要な教育活動であり、教科横断的な視点からの取り組みが必要であると認識しております。このような考えから当町では、平成30年度からICT教育推進担当教諭を各校に位置付けし、推進方策について協議を重ねるとともに、ほか管内において模擬授業や、教職員研修などで実績のある民間講師を招聘し、2回の講習会を開催することでプログラミング教育に係る基礎知識や、教育活動における実践方法についての研修を行ったほか、新冠小学校において、担当教諭による公開授業を行い、教職員の研究・研修活動を進めてきたところでございます。本年度は、これまでの研究成果を踏まえ、担当教諭の公開授業を題材とした専門講師の指導研修会を各小学校で開催するほか、教師全体での研修会を開催するなど、研修の充実を図る予定でございます。また、各校では、プログラミング教育に係る年間指導計画の作成準備にも着手することにしております。プログラミング教育を含め、次期学習指導要領における新たな教育活動に関し、教職員の負担や不安感が大きいことは確かでございます。そのため町教委では、道徳、外国語、ICTに係る各推進委員会を組織し、学校や教職員と情報交流や連携を図りながら、準備に取り組んでいるところでございます。特に、プログラミング教育に関しましては今後とも、「論理的思考力」や「プログラミング的思考」を高める教育環境の整備に関し、推進会議や研修会などを通じ、学校・教職員の不安感を払拭した上で、児童生徒の学習環境の充実を図ってまいる考えでございますので、ご理解下さいますようお願いいたします。

質問 5番 伹野裕之

ありません。

出典:新冠町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月21日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる