新冠町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日
子育て支援の充実について
2016年6月17日、新冠町議会の一般質問で、長浜謙太郎議員が「子育て支援の充実について」質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。
- 質問者
- 長浜謙太郎 議員
- 答弁者
- 町長 小竹國昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 長浜謙太郎
10番長浜謙太郎です。議長より発言の許可を得ましたので、通告に従いまして子育て支援の充実について一般質問をさせていただきます。待機児童の問題が世間を賑わせ、大きな反響を呼ぶ話題となり、政府もその対応と解決に向けて、各種施策を打ち出しているところであります。これらの事情は、決して対岸の火事なのではなく、当町にも大いに起こり得る可能性があることであります。尐子化対策と子育て支援の拡充は、切っても切り離せず、そのような中、政府が発表している尐子化社会対策大綱にも、3世代同居が盛り込まれており、政府は尐子化対策が一番の目的であると言っております。具体的には、親世代から子育ての支援を受けることで子育て世代がより子育てしやすく、働きやすい環境を整えていくことになります。尐子化対策大綱では、祖父母等による支援や家族において、世代間で助け合いながら子や孫を育てることが出来るようにするため、3世代同居や近居を希望する人がその希望を実現出来るように、3世代同居や3世代近居を支援するための優遇策も検討されております。また、政府は保育園の待機児童の緩和と介護の自助、共助の促進を目的として3世代同居、3世代近居を尐子化計画に盛り込んでおります。2010年の国勢調査によると、3世代同居率の全国平均は11%であり、1位は山形県の約38%、北海道は約8%の43位とあります。周産期医療へき地や出産出来る病院から遠隔地であっても、出生率が高い地域において総じて言えることは、産業が安定していることと同時に、3世代同居率が高いことが挙げられます。そこで、まずは1点目として、当町の3世代同居について、その世帯数と割合について伺いたいと思います。もちろん住居環境や経済的事情により、同居することが出来ない場合もありますし、多世代同居にはメリット、デメリットどちらも介在することでしょう。ですが、子育て世代の父母にとっては、家事・育児のよき理解者よき協力者である祖父母の存在は大き平成28年第2回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年6月17日)く、子どもを見てくれる環境にないために働きたくても働けないというジレンマが解消され、さらには子育てに関わる負担感やストレスも軽減され、社会進出の後押しとなります。祖父母にとっては、孫とのふれあいが老化防止や健康の維持増進に新たな生きがいにも成り得ることでしょう。孫の存在は親子関係、世代間交流の接着剤であり、潤滑剤でもあります。これは地域内においても言える事です。祖父母個々の子育て力、孫育て力が向上することにより、今後地域ぐるみで子育て孫育ても可能となってくるでしょう。新冠町は、行政も高齢者も子育てに理解があり、子育てしやすいという評判があるとよそから人を呼び込む材料にもなります。当然身内ではない子どもと関わりを持つことにより、リスクと責任の所在が発生しますが、地域における子育ての担い手として経験豊富で時間的・経済的にも余裕のある祖父母への期待は大きく、可能性が秘められております。町として、この教育力を生かさない手はありません。そこで、次に2点目として、3世代同居並びに3世代近居の祖父母による孫育てに関し、子育て事情の今と昔の違い、いわゆる世代間ギャップを埋め、情報が共有でき、相互扶助の習慣の確立と相互コミュニケーションが円滑となることを目的に、祖父母手帳を子育ての指標と成り得るツールとして、導入する考えはないか。以上の2点につきまして町長の見解を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
議員から質問のありました「子育て支援の充実について」お答えします。1点目の「当町の三世代世帯数及び割合」についてですが、平成22年国勢調査の数値では、新冠町における三世代世帯数は、169世帯であり総世帯数2374世帯の7.1%に当たります。日高管内で見た時、えりも町の11.5%に次ぐ高さであり、また日高管内の三世代世帯率5.6%を上回るほか、北海道の三世代世帯率3.9%を大きく上回る三世代世帯率となっています。質問内容にもありましたが、「三世代同居」あるいは「近居」は、世代間で助け合いながら子や孫を育てるため、安心して子育てが出来る環境として有効であることは十分認識するところです。次に2点目の「祖父母手帳の導入」についてですが、当該手帳は、祖父母が孫の面倒を見る際のガイドブックの役割を担うほか、三世代家族のコミュニケーションの役割を担っているとされています。冊子を使った子育て支援、及び子育てガイドについては当町においても行っているところですが、祖父母を対象とした孫の子育て支援手帳については、当町にはございません。しかしながら町が行う幼児児童の子育て支援についての相談は、町職員による個々の相談対応といった、さまざまなケースに直接的に対応することを主体と考えていますので、今後においても、まずは町職員による個々の対応を充実させた中で進めて行く所存です。また祖父母とその子、そして祖父母と孫をつなぐコミュニケーションの役割としての「祖父母手帳」については、その効果について情報収集と検証を行い、冊子という形にこだわることなく、町民ニーズを含め検討したいと考えています。未来を担う子どもは、まちづくりの礎であり、全ての子育て世帯が安心して暮らせるまちづくりを、そして子どもたちが心豊かで健やか平成28年第2回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年6月17日)に育まれる取組みを推進して行く所存ですので、どうぞよろしくお願いします。
再質問 10番 長浜謙太郎
ご答弁いただきありがとうございます。当町の子育て支援は、ソフト・ハードの両面で大変手厚く他町に羨まれ、胸を張れるものであると実感しております。子育てには、それぞれの考えや方法があり、正解がある訳ではありませんが、世代間においてささいな行き違いや、擦れ違いが生まないようお互いが直接言いにくいことを伝える手段として、行政が何らかの形で携われることが望ましく、子育て支援は自助と公助そのどちらも欠けることがなく、いわば両輪として機能していくことが理想と考えます。今後も地域ぐるみで臨む子育て支援体制の充実に向けて、各種取り組みを推進いただきたく存じます。1点目の当町の3世代同居について世帯数で169戸、割合でいきますと7.1%ということでございましたが、この数字を受けての多い尐ない、高い低い、管内で2番目ということでございますが、町長の印象、町長はこの数値をどのように感じておりますか。また、今後予想されるこの数字の推移とその対応についてはどのように考えるでしょうか。お願いいたします。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
3世代同居の割合が管内では上位にある訳でございますが、これは私は望ましい形だなと思ってございます。今言われておりますふるさと創生の中でもこれは出てきているのですけど、やはり先ほどもあったかと思いますけれど、新冠町は第1次産業の農業の町であり、農業が基幹産業の町でございますので、農業をしっかりと推進していくためにも、やはり子育てもしっかり出来るように、祖父母と一緒にいることが安心して営農にも臨める訳でございますので、そういう意味でも私は、3世代が非常に望ましい訳でございますけど、お話がありましたように同居じゃなくても、近居という表現もございますけれど、近くに祖父母がいるということは、いずれにいたしましても、町の基幹産業振興の上でも、子育ての上でも大変これはよいのではないかなと思っておりますので、そういう点で私は、今後ともこれは、推進を出来ればというような思いをしているところでございます。以上でございます。