みんなの議会

名寄市議会 平成31年第3回定例会 2019年9月19日

(1)建設業が抱える働き方改革への対応について/(2)名寄産業高校が担う農業担い手対策について/(3)名寄市立大学を活用した地域ケア力向上プロジェクト事業の取り組みについて

2019年9月19日、名寄市議会の一般質問で、塩田昌彦議員が「建設業が抱える働き方改革への対応について」「名寄産業高校が担う農業担い手対策について」「名寄市立大学を活用した地域ケア力向上プロジェクト事業の取り組みについて」について質問し、建設水道部長 天野信二、経済部長 臼田進、市立大学事務局長 渡辺博史、副市長 橋本正道が答弁しました。

質問者
塩田昌彦 議員
答弁者
建設水道部長 天野信二、経済部長 臼田進、市立大学事務局長 渡辺博史、副市長 橋本正道

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 塩田昌彦

おはようございます。議長より御指名をいただきましたので、通告順に従い、順次質問をしてまいります。大項目の1、建設業が抱える働き方改革への対応についてお伺いをいたします。小項目の1、建設業における働き方改革の施行による影響についてお聞きをいたします。有給休暇の取得や週休2令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号日制の導入、時間外労働規制の適用除外とされていた建設業においても猶予期間の5年はあるものの、今後一般則が適用されていくことになります。団塊世代の退職、若手への技術継承不足や少子化に伴う若手技術者の不足など労働力の確保は難しい現状であります。このことを踏まえ、影響への懸念についてお考えをお聞きをいたします。小項目の2、今後における課題の背景と対策についてお聞きをいたします。建設業における中小企業や小規模事業者の新規採用が厳しい背景には、3K事業と言われる割には仕事に見合う賃金体系になっていないなど、新規入職者が敬遠傾向にあると考えます。これらの解決には、雇用する事業者の体力強化を図るため安定的な事業量の確保が重要であり、職員の処遇や福利厚生の充実などの改善を図り、入職者を増加させることが必要です。地域における雇用確保に向けた取り組みが必要との認識のもと事業者の努力だけでは解決しない問題であり、働き方改革実行計画の実現会議では建設業において発注者の理解や協力が不可欠であり、工事発注時期の平準化や適正な工期設定など適切な賃金水準の確保を図り、技術者、技能労働者の確保、育成に向け制度的な支援を図ることとし、あわせて業界等の取り組みに対して支援措置を実施することなど盛り込まれておりますが、行政としての考えをお聞きをいたします。次に、大項目の2、名寄産業高校が担う農業担い手対策についてお伺いをいたします。小項目の1、農業担い手海外派遣事業の検証と評価及びその後の対応についてお聞きをいたします。平成27年度から3年間の事業として国際感覚を養い、幅広い視野を有する農業後継者の育成を図ることを目的に実施した事業でありますけれども、検証と評価、効果についてお聞きをいたします。小項目の2、名寄産業高校酪農科学科の現状と公立高校間口の維持に果たす役割への認識についてお伺いいたします。酪農科学科は全国各地からの受け入れが可能な学科であり、農業担い手海外派遣事業の取り組み効果もあり、酪農科学科の入学者が増加をしているわけであります。名寄の公立高校として、名寄産業高校間口維持に果たす役割は大きなものがあったものと認識をしております。また、学校関係者によると、地元を初め道内外の中学校への案内においても効果があったとお聞きをしておりますが、近年の酪農科学科の入学状況についてお知らせください。あわせて、酪農科学科受験者交通費助成事業についてもお知らせいただきたいというふうに思います。小項目の3、名寄産業高校及び道北農業担い手育成対策協議会からの要望状況とその対応についてお聞きをいたします。平成29年度をもって農業担い手海外派遣事業の取り組みが終了いたしましたが、その後の要望の状況などお知らせいただきたいというふうに思います。次に、大項目の3、名寄市立大学を活用した地域ケア力向上プロジェクト事業の取り組みについてお伺いをいたします。小項目の1、当該事業の概要についてお知らせください。当該事業は、圏域で不足している保育士などの専門職育成を図り、安全、安心な地域社会の子育て、定住環境の充実に資することを目的に平成28年から3カ年間実施した事業でありまして、初年度には保育士、幼稚園教諭を対象に実態調査を行い、特に幼稚園教諭の免許更新時講習の要望実態を把握をし、更新に必要な30時間のうち選択領域講習の12時間を名寄大学において実現しております。そこで、地方創生推進交付金の採択を受け実施した事業の取り組み内容についてお知らせください。以上、この場からの質問とさせていただきます。

答弁 建設水道部長 天野信二(建設水道部長は2019年12月まで)

塩田議員からは、大項目3点にわたりまして御質問をいただきました。大項目の1、建設業が抱える働き方改革への対応については私から、大項目2、名寄産業高校が担う農業担い手対策については経済部長から、大項目3、名寄市立大学を活用した地域ケア力向上プロジェクト事業の取り組みについては大学事務局長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。それでは、大項目1の小項目1、建設業が抱える働き方改革の施行による影響についてと小項目2、今後における課題と対策については関連がございますので、一括して申し上げさせていただきます。さて、長時間労働の是正や多様で柔軟な働き方の実現と雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保のための措置により働き方改革を推進するための働き方改革関連法が施行されました。建設業に関しても改正労働基準法の見直しにより労使協定を結ぶ場合にも時間外労働の上限制限や違反時の罰則が科されるなど、一定の猶予期間を置き適用することとなってございます。建設関連工事では、工期の遵守に基づき施行を進める中、長時間労働や休日返上の現場対応を求められたりするなど一般的に週休2日を実現できる現場は少ないと認識をしております。また、技術者、労働者の高齢化も顕著でありまして、労働が苛酷と言われる建設業ですので、若手が他業種との比較で建設業への就職を避けるようになれば将来人が集まらず、建設業が成り立たなくなる可能性もあるため、対応策が必要なものと思っております。先駆的な取り組みは、国土交通省におきまして建設業界や民間発注企業等の長に対しまして働き方改革による長時間労働の是正に向け、給与や社会保険の事業主負担、適正な工期設定や生産性向上などの推進策を打ち出しています。また、国や道が直轄する工事では、技術者の担い手確保や入職しやすい環境づくりなど改革の一環とした週休2日モデル工事を施行しており、受注工事の現場閉所の状況に応じて労務費や間接工事費などの経費に補正係数を乗じた措置を行い、請負代金額の変更をするなど実施をしているところであります。これら労働者の処遇改善や福利厚生の充実などは、官民が連携して進める必要があります。また、安定的な事業が確保できれば、労働者の安定した雇令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号用の確保につながります。しかし、建設事業の発注の平準化となると、現状では夏場に集中する工事や施設側の施工期限による工事、予算執行期間内までとする工事など工期が厳格になる事業が多いと認識をしております。このため、労働時間を制限した場合は工期の長期化や工事費の増加は避けられず、労働者確保とともに大きな課題であると言えます。今後は、国や道の先進的なモデル事業の成果と課題を踏まえて、個々の建設企業や建設業界全体が適切な労務管理や生産性向上に向けた取り組みがなされるとともに、工期延長や工事費の増加など発注側や市民の理解を得ていくことも不可欠であります。名寄市の公共事業においては、各事業の発注時期の調整などで平準化を今後も図り、この地域における季節的費用など建設業業界の現状も踏まえながら推進してまいりたいと考えております。以上、私からの答弁といたします。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

続きまして、大項目の2、名寄産業高校が担う農業担い手対策について申し上げます。初めに、小項目の1、農業担い手海外派遣事業の検証と評価及び今後の対応についてでありますが、農業担い手海外派遣事業につきましては、平成27年度から29年度までの3カ年、道北農業担い手育成対策協議会の事業として取り組まれ、名寄産業高校酪農科学科の生徒を台湾へ派遣することを通じて国際感覚を養い、幅広い視野を有する農業後継者の育成を目的とするもので、市としまして研修費用などへの支援を行ってきたところであります。3カ年の実績についてでありますが、派遣人数につきましては平成27年度が4名、28年度が8名、29年度が12名、合わせまして24名で、主な内容につきましては虎尾高級農工職業学校生徒との交流、農家での作業実習、現地での日本産農産物の販売状況や歴史、文化などを学ぶ貴重な機会として取り組まれてきたところで令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号あります。参加した生徒からは、作物の栽培、管理における工夫や日本農業との違いを学んだ、言葉の壁を越えて同年代同士の親交を深め、友情が芽生えた、国際交流の必要性を実感するよい機会となったなどの感想が報告されるとともに、学校からは生徒の国際交流に対する積極性や意識の変化に成長が見られたなどの評価をいただき、事業として一定の成果、効果があったものと受けとめております。今後の対応についてでありますが、本事業は当初計画どおり3カ年での事業とし、一区切りさせていただきましたが、現在も農業に限らず広く市内高校生が台湾高校生との交流を図る修学旅行受け入れ事業を初めといたしまして、昨年度からは中学生の台湾派遣事業が新たに取り組まれております。また、農業におきましても国際感覚豊かな担い手の育成を目指し、昨年度から台湾へ市内農業青年を派遣する農業青年派遣事業がスタートし、今年度は台湾の農業青年を受け入れる台湾農業青年受入事業が取り組まれ、相互交流に発展するなど新たな取り組みもスタートしており、事業の成果を踏まえ、より多くの若者が海外において多様な体験ができるよう民間団体とも連携しながら取り組みを進めているところでありますので、御理解をお願いしたいと思います。次に、小項目の2、名寄産業高校酪農科学科の現状と公立高校間口維持に果たす役割への認識について申し上げます。まず、酪農科学科への入学状況につきましては、平成28年度は入学者10名で、その内訳は市内3名、道内6名、道外1名となっております。平成29年度は21名で、市内5名、道内11名、道外5名、平成30年度は25名で、市内8名、道内14名、道外3名、平成31年度につきましては15名で市内4名、道内8名、道外3名となってございます。また、名寄産業高校酪農科学科の受験者交通費等助成事業につきましては、道北地域の基幹産業である農業、特に酪農従事者の人材育成確保のために酪農科学科の存続は重要なことから、道外からの生徒を呼び込むことを目的としてございます。助成の内容につきましては、道外からの受験者に対し受験に係る交通費や宿泊費の一部を助成することで保護者の経済的負担の軽減を図り、受験しやすい環境をつくり、入学者の増につなげるため平成29年度から実施しているものでございます。次に、小項目の3、名寄産業高校及び道北農業担い手育成対策協議会からの要望状況とその対応について申し上げます。農業担い手海外派遣事業につきましては、2年生を対象に実施してまいりましたが、平成29年度は学校側から最終年度となるために1年生も参加させてほしいとの要望を受け、対象となる学年を拡大し、支援を行ってまいりました。御質問のありました事業継続の要望などにつきましては、現時点まで正式な要請はいただいていないところでございます。しかしながら、今後学校側あるいは道北農業担い手育成対策協議会の総意として事業再開の要請があった場合には改めて検討させていただきたいと考えておりますが、生徒が市内にとどまらず広く入学している状況を鑑みますと、名寄市単体での支援ではなく、関係する自治体、JAなどが一体となって支援に取り組む姿が望ましいと考えているところであります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 市立大学事務局長 渡辺博史(市立大学事務局長は2020年3月まで)

続きまして、大項目3、名寄市立大学を活用した地域ケア力向上プロジェクト事業の取り組みについて、小項目1、当該事業の概要について申し上げます。本事業は、議員お話しのとおり全国的にも不足している保育士などの専門職育成を図り、安全、安心な地域社会、子育てや定住環境の充実に資することを目的に地方創生推進交付金事業の採択を受け、平成28年度から平成30年度の3カ年事業として実施いたしました。御質問の当該事業の概要ですが、まず平成28年度は上川、留萌、宗谷管内の保育士、幼稚園教員を対象に実態調査を実施しました。実態調査の内容は、労働条件や仕事内容、今後受講したい研修内容など大きく3区分39項目と自由記述で構成し、約000人から回答をいただき、調査結果は報告書にまとめ、関係機関に配付いたしました。この実態調査の結果を踏まえて、平成29年度、平成30年度は各種講習会や研修会を開催し、専門職の資質向上やリカレント教育を推進する取り組みを行いました。主な内容といたしましては、保育士、幼稚園教員、小中学校教員を対象にした特別支援教育コーディネーター養成研修、保育士、幼稚園教員を対象にした保育者リカレント講習会、加えて地域から強い要望のあった幼稚園教員免許状更新講習を本学と公益社団法人北海道私立幼稚園協会との共同実施により本学教員を講師に2日間日程で選択領域12時間を実施いたしました。当該事業は平成30年度で終了しましたが、今後とも本学の社会連携、社会貢献の事業の中で専門職のスキルアップやリカレント教育のための研修会等を実施し、ケア、専門職の人材育成に努めてまいります。以上、私からの答弁といたします。

再質問 14番 塩田昌彦

それぞれ御答弁をいただきまして、ありがとうございます。再質問をさせていただきたいと思います。建設業、私何回も何回もこの関係といいましょうか、関連する形で質問させていただいているところでありますけれども、この働き方改革、こういうふうな形で非常に建設業を営む事業者含めてやはり現状の状況であっても技術者、技能労働者、そして新卒者含めてなかなか確保に至らないという現状がある中でこういうふうな形で働き方改革という形で法制化されているというふうなことであり、確かに建設業に関しては猶予期間も持たれているところではあるけれども、いずれにしても猶予は5年ですから、あと二、三年すると一般則の適用というふうなことで、これは取り組みを絶令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号対しなければならないという状況になるというふうに思いますから、この時点で慌ててこの対策に取り組んでも遅いという部分、そういう懸念が自分にもありますし、業者のほうもやはりそれを何とかしなければならないというふうなことでいろいろ御意見をいただくところでありますけれども、行政一丸となってやっぱりこの対策しっかり進めていかなければならないなというふうに思っておりますので、改めて建設水道部長のこの理解と今後のどういうふうに進めていったらいいのかというお考えをお聞きをしたいというふうに思います。

答弁 建設水道部長 天野信二(建設水道部長は2019年12月まで)

議員のほうから、大変大きなテーマですし、本当に難しい課題だというふうに私も承知をしてございまして、確かに法の理念というか、働き方改革によって議員の御質問にもありました3K職場から少しでも軽減を図りながら、若い人でも希望が持てる職場環境をつくっていこうということについては当然理解をするものでありますけれども、なかなか、先ほど私も答弁させていただきましたけれども、理想に向けて準備をしていくことと今現在の現実のギャップというのは大変大きなものがあるというふうに認識をしてございまして、御承知のようにやはり十分な工期だとか、それに見合う人件費などの積算なども含めてということは恐らく今後の先ほどのモデル事業などを通じた中で具体的な数値等が今後示されて、積み上げられていくような形での指導というのが行われてくるのだろうというふうに思っておりますけれども、ただこれは私ども行政側もそうですけれども、今現在例えば名寄地域の各業種の皆さんもそうでしょうし、全道、全国がそれぞれ官民一体となってその認識をやはり少し切りかえる努力を、現場での本当に切実な声というのは重々私ども承知をしているつもりですけれども、これ経営者の皆さんも、そして行政も本当に、先ほど繰り返しになりますけれども、まずは認識を一致をさせると言ったらおかしいので令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号すけれども、少しでも、一歩でも改善に向けての理解、認識を広げていくことがまずイの一番だというふうに思ってございます。年数が限られている中でございますので、恐らく段階的にさまざまな手だてを講じるよう道や国等の指導も十分情報収集しながら準備、備えについては万全を尽くしていきたいなというふうに思っているところでございますので、御理解いただければと思っております。

再質問 14番 塩田昌彦

認識はしっかり持っておられるというふうなことで、社会の情勢を見ると思っていてもなかなかできない、進まないというジレンマに陥る部分というのはあるのだろうと思うのですけれども、市内のやはり一番苦労しているというか、確保に苦労している建設業者等々のほうから要望、相談とかいうふうなことはおありなのかお聞きをしたいのですけれども、年に1度は建設業協会のほうから要望というふうな形で毎年出されているのは承知をしているところでありますけれども、この働き方改革が打ち出されて以降相談、要望等々ございましたらお教えいただきたいというふうに思います。

答弁 建設水道部長 天野信二(建設水道部長は2019年12月まで)

今手元になくて、ちょっと私の記憶の話になって申しわけございません。例年建設業協会さんからもさまざまな課題についての意思疎通を図ろうということで要望や、そして意見を交換させていただく機会などを持たせていただいてございます。もちろん経営者としてのさまざまな課題、そしてまた現場の声ということで聞かせていただいております。やはり災害が当然今大変大きな課題になっていますので、それに対する官民との協力関係だとか、そういったことの課題も議論させていただいたような記憶もございますし、一定程度といいますか、事業量の安定的な確保、当然それが雇用等々に反映するということに、めぐりめぐっての話になりますけれども、そういったことでの御要望等々は承ってございますので、これは私ども建設水道ばかりでなく、理事者、そして経済部、総務部等々を含め一緒に御相談というか、お話を聞かせていただく機会などは持たせていただいてございますので、そのようなところで御理解いただければと思っています。

再質問 14番 塩田昌彦

やはり切実な問題なので、恐らく要望なり相談なりというのはあったのだなというふうには思います。今実際に中央と地方というふうに分けて考えると、中央には人は集まる。現状オリンピック、来年開催されますけれども、それらに伴う工事の関係だとか、災害に伴う部分で災害復旧という形で技能を持たれている方はそちらのほうに比較的集まっていっているという状況は、これは事実だというふうに思いますから、地元等々にとっても、この名寄だけの問題ではなく、地方にとって非常に切実な問題なのかなというふうに思っています。確かに今回サンピラー温泉の浴室の天井の崩落といいましょうか、破損ですね。それに伴って改修工事を、実際改修しなければならないという現状の中でも実際それに特殊な技能者が必要なわけですけれども、その方たちの確保はなかなか難しいという理由でやはり少し先延ばししなければならないというような説明も行政側からもあったわけですから、そんなことも含めて、工種、業種には限る話ではありませんけれども、実際に人材を確保することは必要なのだなというふうに思っています。そのこと含めて、やはり一番私申し上げたいのはしっかりとした体力強化を図るためにもしっかりとした事業量の確保というのが当然必要なのだなというふうに思っています。やはりそうしなければ技術者なり技能労働者をしっかり抱えていくだけの余力がないとか、ほかに転職をする部分が考えられるとすれば、それを引きとめる部分についてもいろんなことを考えなければならないというふうなことに当然なってくるわけですから、この部分の事業量の確保というのは非常に必要なのだなというふうに思っています。この技能労働者等々については、単にそのことばかりではなく、私たちの市民の生活においても非常に重要な役割を担っているというふうな部分の認識が私は強いのです。したがって、除排雪、要するに冬、半分は雪に閉ざされるわけですから、その除排雪の部分についても技能労働者がいなければ、重機がなければこれは除雪、排雪ができないというふうなことになるわけですし、そういうふうなことからすると、やはりしっかりとした人材の確保が必要だというふうに思うのですけれども、この部分についても何度も市民生活を守るためにも必要なのだというふうなことでお話をしているわけですけれども、しつこいようですけれども、この人材確保、本当になかなか事業者だけでは進まないという部分があると思うのです。ですから、先ほども工期の関係だとか、それから工事発注の平準化をどうするかというふうな部分で、確かに国費を使い、道費を使い、市費を使いという部分ではなかなか、採択を受けて事業発注につなげますから、思ったような平準化が保てるかどうかについてはこれ甚だ難しい話だなというふうに思いますけれども、やはりそこのところを知恵を使ってしっかりとした対応をしていただく。そのことにより少しは改善をしていけれる部分というのはあるのかなというふうに思うものですから、その辺について、しつこいようですけれども、もう一度御答弁いただきたいと思います。

答弁 建設水道部長 天野信二(建設水道部長は2019年12月まで)

貴重な御提言いただいているなというふうにお聞きしていましたところです。それぞれ業界、先般除雪関係の団体からも要請等々もございまして、その中で人材育成が大きな課題、キーワードということでございまして、どういった人材育成の具体的な手だてが打てるかというのは、ちょっとまだこれは経済部令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号も含めて少し知恵をひねっていかなければならぬかなというふうには思っていることなのですが、お話戻りますけれども、基本的にやっぱり安定した事業量の確保というか、それをタイムリーな形で平準的にしっかりと出していくというふうな形だというふうに思っています。確かに国、国費を当てにしますとなかなか全体的に配当が厳しいといったような状況が続いております。しかしながら、御承知のとおり地域財政計画の中では普通建設事業については一定程度の金額を見通しての予定を立てていただいてございます。これしっかり工事、また委託業務等々も含めて多種多様な形になりますけれども、全てが土木、建築にかかわるというわけではございませんけれども、できる限りその中での確保というか、事業を起こして、大ぶれしないというか、一定程度のやっぱり安定した形での確保がめぐりめぐってのそれぞれ事業者の、そしてまた人材育成につながるものだというふうに思ってございますので、十分この辺については意を払ってこれからも留意してまいりたいというふうに思っていますので、御理解賜ればと思っております。

再質問 14番 塩田昌彦

ありがとうございます。力強いお言葉をいただきましたので、よろしくお願いしたいというふうに思います。この事業量確保、これは公共の事業ばかりではなくて、民間さんの協力もなければ、ということは民間事業のほうの受託も含めたトータルの話だというふうに思いますけれども、実際この事業量の話、今建設事業費の部分のお話もありましたけれども、担当するのはやはり財政ですから、総務部長もしくは副市長から、安定的なこの事業量の確保、当然財源が必要です。財源というふうなことで今、今年度の建設部分については18億円を超える予算を計上していただいているわけでありますけれども、やはりもう少し思い切った対策を講じていくことはできないのかということで、例えば今も市令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号内どこを見ても公共の部分については30年以上、40年以上超えているという老朽化している施設がほとんどだというふうに思いますけれども、それらの改修含めた事業の前倒しというふうなことも含めてある程度これ長期的なスパンで考えていかなければならない部分かなというふうに思っていますけれども、その辺の部分の認識についてお知らせいただきたいと思っています。

答弁 副市長 橋本正道

今大きくは普通建設事業費にかかわってということで捉えさせていただきたいと思います。先ほど天野部長のほうからもありましたし、議員もそこのところは一致するかと思いますけれども、国、道からの交付金が非常に減ってきて、なかなかそれを使った公共事業ができないという事情があります。恐らく五、六年前からそういうことがだんだん表に出てきて、しかしながら道路では一方では傷んでいる道路が出てきておりますので、昨年度からでしたか、西1条通りについては単独費を使ってより利便性の高い道路ということで、そういうような事業も行っているところです。今お話しのとおり、老朽化している施設はたくさんあるのはこれは間違いないという状況ということで財政のほうも認識しております。一口に老朽化している施設といいますけれども、目に見えるところ、例えばいわゆる施設の部分ありますが、恐らくこれから目に見えない部分、地下に潜っているといいますか、上下水道室のほうもそうでしょうけれども、今回の議会の中でも出ましたが、例えば下水道管などにおいてはかなり古い年数たっているのもあります。今その洗い出し作業も含めて、これも同じく数年前からさまざまな長期にわたる老朽化している部分の改修計画、あるいは場合によっては長寿命化というような形、さらには立地適正化計画の中では複合化も含めてどういう形がいいのか今議論している最中でありますが、今課題になっているのはそういう今市のやっていることに対して実際に工事を行う事業者の皆さんがどういうような形で対応していったらいいか、そこの部分が一番大きな鍵になるかと思います。これについては、先ほど天野部長からもありましたけれども、さまざまな業界の皆さんと議論をする場も設けて、いろんな意見交換する場も設けているところであります。言われているのは、改めてどれぐらいの事業が今後あるのかということになるかと思います。市のほうとしましては、これ大変大きな問題ですので、一つには財政的には苦しいのですけれども、一定の普通建設事業費は確保していく。それについては財政規律も設けながらですけれども、それについてはできるだけ確保していく。そして、今後大きな改修、あるいは大きな更新があれば、これは明らかにする必要があるのですけれども、やはりそれは総合計画なり、毎年のローリングなりの中をくぐらなければなかなか明らかにできないと思います。一番肝心なのは、ベースになるところがどこまでなのか。それは、普通建設事業費のこの水準では財政規律で改めてお示しできるかと思います。それにあわせて老朽化、あるいはさまざまな形でこの施設をどうするかについてはローリングの中で判断し、それをできるだけわかりやすくお伝えするということが非常に重要な問題だと思っております。長いスパンの中でこの問題は解決しなければなりませんので、今10月の後半、10月になったらまたローリング再開しますけれども、11月の予算編成を経て、そのあたりで少しずつ形は見えてくる。立地適正化についても今年度一つのめどになっていますので、さまざまな形がだんだん見えてくる、そういうふうな状況にあると思いますので、改めて機会をつかまえて情報発信に努めてまいりたいと思います。

再質問 14番 塩田昌彦

ありがとうございます。今副市長から御答弁いただきました。非常に内容はとても理解できる話です。そうだというふうに認識はするわけでありますけれども、ただ、今のこの地域の現状を考えると、地域経済をどのようにしていくのかとか、好循環を生むためにはどうしたらいいのかというふうなことで考えていけば、ちょっと大なたを振るわなければならない部分もあるのかなというふうに思いますから、そこら辺もしっかりとした考慮をいただきながらこの安定的な予算確保を進めていただければというふうに思います。要望としてお話をさせていただきます。次に、産業高校のこの農業担い手の部分であります。御答弁いただきました。実際にこの研修、要するに農業研修ですね、取り組んだことによって、これはこのことがしっかり起因する大きな要因だったというのはわからないのです。しかしながら、実際に入学者を見るとふえているわけです。ですから、それも倍増なんていうものでないくらい、もともとの分母が小さいですから、実際には21名なり25名なりであるという部分については確かに定員40名から下回る部分ではありますけれども、大きな部分だというふうに認識します。やはり一番の部分は全国各地から来ることができるという全国区枠ですから、それらもしっかりとした要因としてでき得るものというふうに認識をしていまして、やはり市内の農業者ばかりではなく、道内、道外からも、道外も結構3人、4人と来てくださっているというふうなことでありますから、これらについてはしっかりこの、先ほどもちょっと話しましたけれども、中学校に対して要請活動といいましょうか、募集案内というふうな形で行ったときにも学校側のほうから要するに評価をされているというふうな部分でお聞きをしています。実際に担当する経済部のほうでどのようにお聞きしているかちょっとわかりませんけれども、私がそのようにお聞きをしておりますので、この辺のこと含めて評価、検証については理解をしました。ただ、これが今後どうなのだろうというふうな部分で、道北農業担い手育成対策協議会ですか、ここの部分でしっかりもんでいただくと令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号いうふうなことだとか、やはり総意というふうなもので例えば要望というのを出さなければいけない。その中で出されていたのは、やはり名寄市だけではなくてJAなり、他の行政の協力、これは不可欠であるというふうな御答弁をいただいたわけでありますけれども、そういうふうなことも誰かが仕掛けていかな……仕掛けるという表現は妥当かどうかわかりませんけれども、そのような話をその会議の中でもしていかなければならないというふうには私考えるのですけれども、それら含めてこの辺の認識について再度お聞きをしたいと思います。

答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)

再質問いただきました。当該の事業について高く評価をいただいたということでありますので、私も所管の部長としてそこについては大変うれしく思うところであります。今議員が言われたように、事業の目的そのものは基幹産業である農業の後継者を育成するという目的ではありましたけれども、間口等についても効果があったというところについては私どもも教育部のほう通じながら聞いている部分ありますので、効果はあったのだろうというふうに思っています。今回当初から3年の事業として進めさせていただいたということでありまして、今言ったように先ほど申し上げたような効果もあったということでありますけれども、この効果を踏まえたときに次のステップに移行するとすれば、先ほど申し上げたように、やはりこの酪農科学科に来る生徒については名寄市内の生徒だけではありませんので、関係する自治体、あるいはJAも含めて総体として担い手を支援していくというのがあるべき姿だと思っていますので、次のステップとしてこの事業を継続とするとすれば、私どもとするとそういう姿の中で継続されるべきだろうというふうに思っていますし、今議員が言われたようにそういったことについては事務局である学校あるいは担い令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号手協議会の中で議論がされていくべきだろうというふうに思っています。ただ私どももそこの構成員の一つの自治体でありますので、これは事務局である学校のほうとも少し膝を交えてその辺の状況については検討させていただきたいと思いますので、御理解いただければと思います。

再質問 14番 塩田昌彦

しっかりと今までの検証結果も含めて話題提供して、そしてその中でどうなのかというふうなことは議論をしていく必要があるというふうに思います。この間口確保という部分については、経済部、農業の関係についてはかけ離れる話なのかもしれませんけれども、名寄市全体の高校生の要するに高校間口ということを考えると、やはりその一つの大きなものになっているのかなというふうに私は理解をしますので、このことに関してしっかりと農業ばかりではなく全体的な認識を持っていかなければならないというふうに思っておりますので、その辺よろしくお願いをしたいと思います。したがって、このことだけではなくて、この研修事業のことだけではなくて、今後のことを含めて道北の担い手対策協議会ですか、そちらのほうでしっかりとした議論をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。それで、最後の名寄市立大学の地域ケア力向上プロジェクトの事業というふうなことで、これは私も市内の幼稚園のほうから要望があって、実際働く教諭の方たちが新制度で10年に1度の更新が義務づけられたというふうなことで、30時間の講習を受けなければ更新できないというふうな部分でありまして、必須領域なり選択必須領域、これ6時間ずつで、これは選択が18時間でトータルで30時間だというふうに思いますけれども、そのうちの、名寄大学としてしっかり御協議をいただいて、それまで実際に旭川、札幌等々の大学で実施をしているその講習会には職員を派遣をしていたというふうな部分ではありますけれども、実際に名寄大学で実施できないのかというふうなことをお話をし、その中でこの12時間の確保をしていただいたというふうなことで非常にありがたく思っていますし、市内の幼稚園の教諭の資格を持っていらっしゃる方については朗報だったなというふうに思っています。先生というよりは幼稚園を経営していらっしゃる方たちにお聞きをすると、札幌、この30時間というのは少なくても2週連続で講習、連続というよりは2週間、1泊2日で行かなければ講習受講できないというふうなこともありまして、やはり結構負担になる部分があるのですというふうなお話でしたから、名寄ではどうなのですかというふうなお話をして、取り入れていただいたと。しっかりとこの地方創生の総合交付金の採択を受けて3年間取り組んでいただき、やはりこの専門職の資質の向上を図る等々の目的というふうなことで幾つかの講習会を、実際に把握をする初年度には実態把握をする部分でアンケート調査を行っていただいて、それをもとに2年後、3年後ということで講習会を実施をしてきているというふうなことで成果が見られているのだというふうに思いますけれども、この部分でいきますと、できれば30時間やってもらうのが一番だなというふうに思いますけれども、例えばこのほかに何らかの方法で少しでも名寄で受講が可能な取り組みというふうなことができるのかどうなのか、そのことを視野に入れた部分で大学内部で話し合われていること等々含めてありましたらお知らせいただきたいというふうに思います。

答弁 市立大学事務局長 渡辺博史(市立大学事務局長は2020年3月まで)

いろんな地方創生の取り組み、評価いただきましてありがとうございます。幼稚園教諭の免許証更新講習、議員お話しのとおり30時間ということで必修領域の6時間と選択必修6時間、そして選択領域が18時間ということで、先ほど答弁の中では選択領域12時間とお話しさせていただきまして、18時間足りないという部分なのだろうと思います。1日大体6時間にテストという形なので、残り18時間になると3日ほどかかるということなのだろうと思いまして、29年、30年度と2年続けて12時間やってきましたが、やはり要望もあるということもありまして、地方創生推進交付金事業が30年度で終わりまして、今年度からは北海道私立幼稚園協会が主催で行っていただく形になりまして、3月に毎年行っている選択領域12時間の講習については引き続き実施していただくという形が決まっております。また、拡大実習という形でいろいろ御要望ありまして、学内的にもいろいろやはり必要だろうという部分も含めまして協議を進めて、協会のほうとも話しさせていただきました。なかなか講師の確保だとか、そういう難しい部分があったのですけれども、今般、来年1月なのですけれども、札幌市をメーン会場に2日間日程で開催されています必修領域6時間、あと選択必修領域6時間の講習がありまして、インターネットといいますか、同時中継の絡みでサテライト会場の一つとして実施してもらえないだろうかということを協会のほうとも協議させていただきまして、インターネット環境も全てクリアしまして、今般その会場の一つとして実施することが決まったということで、北海道私立幼稚園協会のホームページにもその旨記載されているという形になりました。この幼稚園教員免許証更新講習につきましては、免許の有効期間が満了になる日、あるいは終了確認期限の2年2カ月前から2カ月前の2年の間にこの必修6時間、選択必修6時間、選択18時間の30時間を受講するということが要件でありまして、2年ベースで見ますと今回のサテライトの拡大実施によりまして本学を会場にする講習を受講することによりましてこの要件を満たすと。2年ベースで見るということが可能になりまして、この圏域の幼稚園の先生ですとか受講する方の負担軽減につながるものなのだろうと考えております。令和元年9月19日(木曜日)第3回9月定例会・第3号以上です。

再質問 14番 塩田昌彦

今お話しいただきますと、札幌で行われるサテライト、そこで実際そこに集まって受講されるのだと思うのですけれども、その受講を名寄の大学でインターネット環境の中で受けられる。受けたものは実績としてなるというふうなことで、そうすれば30時間のうちの12時間もともとあり、必須、選択必須の6時間ずつですよね。ですから、12時間クリアできるということで、あと選択の6時間だけが必要になるのかもしれませんけれども、そのように今回、私立幼稚園か何かの組織があるのですね。そことでそれが合意されて、やれるようになったというふうなことで理解をしてよろしいですね。ありがとうございます。やはり資格を有している方たちにとっては本当に朗報といいましょうか、大変貴重な部分だというふうに思います。これ今回だけということではなくて、今後も例えば続くというふうなことで理解をしていいのかどうなのか。サテライトの部分ですけれども、もし御答弁いただければ。

答弁 市立大学事務局長 渡辺博史(市立大学事務局長は2020年3月まで)

基本的に毎年継続ということで考えています。以上です。

再質問 14番 塩田昌彦

ありがとうございます。本当にそのようにいろんな学内で協議をされて、そして相手方があると思うのですけれども、そちらとしっかりお話をし、実現した部分だというふうに、非常に喜ばしい話だというふうに思います。ありがとうございます。今後に向けてもしっかりとした形で、いろんな形で地域に貢献をするというふうな形で進めていっていただきたいということをお願いをし、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:名寄市議会 平成31年第3回定例会 2019年9月19日 議事録 PDF(104ページ) 間違いを知らせる