みんなの議会

名寄市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日

(1)名寄市立大学の運営状況について/(2)コロナ禍における企業の継続支援について/(3)地域のインフラ整備にかかわって

2022年3月7日、名寄市議会の一般質問で、塩田昌彦議員が「名寄市立大学の運営状況について」「コロナ禍における企業の継続支援について」「地域のインフラ整備にかかわって」について質問し、市立大学事務局長 水間剛、産業振興室長 田畑次郎、建設水道部長 東聡男が答弁しました。

質問者
塩田昌彦 議員
答弁者
市立大学事務局長 水間剛、産業振興室長 田畑次郎、建設水道部長 東聡男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 塩田昌彦

議長より御指名をいただきましたので、通告順に従い、順次質問してまいります。大項目の1、名寄市立大学の運営状況についてお聞きをいたします。平成28年度から社会保育学科を保健福祉学部内に設置をし、4学科による運営が始まって6年が経過します。そこで、小項目の1、大学運営の状況及び地方交付税措置単価の現状と今後の見通しについて。平成26年度に設置した名寄市立大学再編構想調査特別委員会において歳入歳出の推計方法による大学運営費の収支見込みについて示しておりますが、現在の運営状況並びに今後の見通しについてお知らせください。令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号なお、大学運営において歳入の根幹となる地方交付税措置単価の推移は重要であり、推計によると平成26年度単価をベースに毎年2%減少するものとし試算をしていましたが、現在の措置単価及び今後の見通しについてお知らせください。次に、小項目の2、受験生の現状と将来予測について。新聞報道によると、前期日程では各学科において受験倍率は高くなっているものの、社会保育学科では定員の3名オーバーにとどまっております。なお、後期日程では全ての学科において高い受験倍率になっている状況にありますが、少子化に伴い今後において受験生や入学生の確保が難しくなることが予想されますが、学生確保の安定対策等の取組についてお知らせください。次に、小項目の3、2023年度スタートする旭川大学公立化の影響について。(仮称)旭川市立大学が2023年4月からスタートしますが、名寄大学の学科と競合する看護、管理栄養、社会福祉学科における今後の影響について。また、社会保育学科については短大として継続することのようですが、影響についてお知らせください。なお、名寄市立大学は国家資格の合格率は非常に高く、優秀な学生を輩出している魅力ある大学と認識しておりますが、報道にあった助産師課程の設置など差別化に結びつけるさらなる取組についてお知らせをいただきます。次に、小項目の4、大学院導入の検討について。2月21日に新聞報道がありましたが、大学院の設置に向けた検討状況についてお知らせください。次に、大項目の2、コロナ禍における企業の継続支援について。新型コロナウイルス感染が始まって2年、いまだ終息のめどが立たない状況が続いています。この間新型コロナウイルス感染防止対策に伴いまん延防止等重点措置及び緊急事態宣言が発出され、現在もまん延防止等重点措置が継続され、地域経済の疲弊が続いております。名寄市においてもオミクロン株による第6波の感染が拡大、人流抑制の影響もあり、まちに人が来ない、まちに人が出ない状況が続いており、市内の飲食店や商店街、企業にとって厳しい状況にあり、個店主や事業者の声を聞くと移転、廃業も視野に入れているとの声が聞かれます。そこで、小項目の1、企業の経営維持につながる名寄市独自支援についてお尋ねをいたします。これまで名寄市では、新型コロナウイルス感染対策として中小企業特別融資制度を新設し、中小企業の資金繰りを支援してきており、中でも多くの支援給付事業を展開し、地元企業を支えておりますが、これら支援事業は売上げ減少の補填対策となっています。国はコロナ支援対策の第1弾として持続化給付金制度を創設をし、昨年11月から第2弾として事業復活支援金事業を展開していますが、支援の対象は売上げ減少企業となっています。したがって、売上げの減少が国が示した一定程度の減少に満たない事業者には支援が届かない制度となっており、何らかの支援が必要と考えます。また、市内の飲食店や商店街、企業は営業を続け、売上げを維持するため努力しているものの、資機材等の高騰によるコスト高で利益が減少するなど厳しい経営が続いています。名寄市の事業者が意欲を持って事業を継続してもらうためにも名寄市独自の支援策を講ずる必要があると思いますが、お考えをお聞かせください。次に、大項目の3、地域のインフラ整備に関わってお尋ねします。世界の状況は原油の高騰など社会経済が不安定な状況にあり、多くの品目に影響が出ています。先行きが見通せない不透明な状況が続いています。1月23日の北海道新聞によると、札幌市発注の建設工事において入札不調が相次いでいるとの記事が掲載されました。業界では人手不足などに加え、資材価格の高騰も続き、民間工事でも入札が滞るケースが出ており、地域のインフラを担う建設業の経営安定につながる取組が必要と指摘をしています。名寄市において、南保育所の建て替え工事など複数の建設工事が予定されています。今後においても各種計画に伴う公共工事が予定されると推測をされます。そこで、小項目の1、公共建設工事における入札不調の懸念について。前段でも触れたとおり、燃料や建設資材、鋼材の高騰、資機材調達など先行きが見通せない状況にあることから、名寄市が発注する建設工事の入札に影響、特に複数年にまたがる施工に係る入札の影響についてお聞かせください。次に、小項目の2、名寄市中小企業振興条例改正と公共工事の発注に関わって。名寄市中小企業振興条例が抜本的に見直され、本年4月に条例が施行されます。条例改正に伴い市の施策の基本となる中小企業振興施策を総合的に推進することになりますが、条例の趣旨、理念、目的に照らして未来を担う中小企業の振興は名寄市の発展に欠かせない存在であり、地域循環型経済を構築する上で公共事業の果たす役割は大きいと思いますが、公共工事の発注に伴う基本的な考え方をお聞かせください。以上、この場からの質問とさせていただきます。よろしくお願いします。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

塩田議員からは大項目で3点にわたり御質問いただきました。大項目1について私から、大項目2については産業振興室長から、大項目3については建設水道部長からそれぞれ答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。まず初めに、小項目1、大学運営の状況及び地方交付税措置単価の現状と今後の見通しについてお答えいたします。平成30年度から令和2年度までの直近3か年における名寄市立大学特別会計の収支状況については、各年度とも学生の定員数が確保されていることから、歳出と歳入の均衡が保たれており、さらには施設整備、学務・図書館システムの更新などに備え名寄市立大学振興基金の積立ても行っており、本学に関わる地方交付税措置額を上回る金額を繰り入れる状況にはなって令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号おりません。しかし、直近5年間の地方交付税措置単価を見ますと、平成29年度からトップランナー方式の導入により令和3年度までの5年間の単価が減額されておりまして、平成29年度の184万4,000円、平成30年度が183万円、令和元年度が177万6,000円、令和2年度172万2,000円、本年度、令和3年度が166万8,000円と毎年度約3%減少しております。今後の交付税単価の動向についての情報はまだ入っておりませんので、情報収集に努めてまいります。次に、小項目2、受験生の現状と将来予測についてお答えいたします。直近3か年の学校推薦型選抜試験の受験者数の状況については、令和元年度が栄養学科が2.9倍、看護学科が3.5倍、社会福祉学科が1.9倍、社会保育学科が1.8倍、保健福祉学部全体で2.5倍となり、令和2年度が栄養学科が1.4倍、看護学科が2.6倍、社会福祉学科が1.3倍、社会保育学科が1.3倍、保健福祉学部全体で1.6倍となりました。また、本年度につきましては栄養学科が2.1倍、看護学科が2.4倍、社会福祉学科が1.0倍、社会保育学科が1.4倍、保健福祉学部全体で1.7倍となりました。次に、一般選抜試験の受験者数の状況については、後期日程は4学科とも高い倍率になっておりますが、前期日程の状況については令和元年度は栄養学科が3.0倍、看護学科が4.9倍、社会福祉学科が2.8倍、社会保育学科が3.7倍、保健福祉学部全体で3.6倍となり、令和2年度は栄養学科が2.6倍、看護学科が2.4倍、社会福祉学科が2.4倍、社会保育学科が2.5倍、保健福祉学部全体で2.5倍となりました。また、本年度につきましては栄養学科が2.4倍、看護学科が3.2倍、社会福祉学科1.8倍、社会保育学科が1.1倍、保健福祉学部全体2.1倍となりました。これらの受験者数の状況を見ますと、少子化による受験者数全体の減少、さらには近年令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号新型コロナウイルス感染症により受験生が希望する学科の志向の変化や居住地から通学を志向するなど特異的な傾向が見られるなどの影響もあり、受験者数全体が減少傾向になっており、これらの要因と、さらには旭川大学の公立化などの影響を鑑みると厳しさは増していくことが予想され、本学の特徴を積極的にPRするなどの広報活動をはじめとした学生確保策を講じる必要があると考えております。続いて、小項目3、2023年度スタートする旭川公立大学の影響についてお答えいたします。2023年4月から公立化となる旭川大学は、経済学部と保健福祉学部の2つの学部と短期大学部から構成されております。本学の4学科と同じ分類に該当する学科として、保健福祉学部にコミュニティー福祉学科と保健看護学科を有しておりまして、2年制の短期大学に生活学科食物栄養専攻と幼児教育学科を設置しております。本学への影響については、学ぶという観点では4大と短大との違いによる卒業時の国家資格に関わる受験資格などの違いはありますが、同系列の専門分野や技術を学ぶ点では競合することになります。次に、学生生活という観点については、旭川市を含める周辺市町村において自宅から大学に通学できる優位性は高く、大学選択動機の一つになると考えております。本学における旭川市を含む上川南学区の高校からの直近3年間の入学者数を見ますと、栄養学科が平均で7.0人、17.2%、看護学科が平均で7.7人、15.0%、社会福祉学科が9.3人、17.8%、社会保育学科が6.7人で12.7%となっておりまして、全体で平均で32人、16.3%であることから、影響は大きいと予想されております。新しく公立化する旭川大学が開学することから、受験生にとっては道北地域における選択肢が増加することになる反面、大学にとっては厳しい学生確保に取り組むことになります。本学のように質の高い職業人を育成する大学では、特に資格を身につけるという点が大学を選択する際の重要なキーポイントとなり、さらには国家資格合格率の高さも受験生の関心事となっております。これまで本学の教員による長年の努力の積み重ねにより本学においては高い合格率を維持しておりますが、これらの合格率は一朝一夕では達成できないことから、これらの取組についてはこれまで以上にPRポイントとして強調していきたいと考えおります。現在看護学科では、学部の教育課程において看護師、保健師の受験資格の取得に加えて、本学の卒業でも進学先としてニーズが高い助産師課程の導入に向けて現在検討を行っているところであり、令和5年4月からの助産師課程に係るカリキュラム導入を目指しており、さらには大学院設置に向けた検討もされていることなど学習に関わる特徴も周知していきたいと考えております。次に、小項目4、大学院導入の検討状況についてお答えいたします。大学院の設置については、地域の抱える様々な課題について研究し、それらを解決することによって地域の新しい未来を開くためにより高い研究、教育を行う道北地域の研究、知の拠点としてコミュニティケア教育研究センターや関係機関と協働した研究を行い、また学部と連続した教育を行うなど道北地域の発展に寄与していくために必要であると考えております。一昨年度7月から昨年12月までの間に大学院設置検討会議を13回開催し、この間検討を進める上での参考データとするために大学院への進学に関する意向調査として本学の在学生及び卒業生、名寄市の近郊で本学の学科に関連した職場で勤務している社会人に対してアンケートを実施いたしました。また、今年度は文科省への大学院設置に係る申請の際に高いハードルの一つである教員の組織編成について、現在在籍している教員において大学院での修士論文を指導、補助できる教員数を確保するための業績予備審査について委託調査を実施いたしました。当初は、本学の4学科について専攻科を設置することで検討を始めてまいりましたが、委託調査の結果を踏まえ、大学院設置の際に新たに採用する教員を最小限にし、大学院のニーズなども考慮した結果、名称は仮称でありますが、健康科学研究科健康科学専攻として1研究科1専攻でまずは検討を進めていくこととなりました。この1研究科1専攻で取得可能な学位については、栄養学と看護学の2つの修士を取得することを想定しており、入学定員は毎年度10名程度と考えております。今後は、カリキュラム編成など具体的な教育内容に関した検討を進めていく予定でありますので、段階的に決定した検討事項について随時議会に報告してまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 産業振興室長 田畑次郎(産業振興室長は2024年3月まで)

私から大項目の2、コロナ禍における企業の継続支援について、小項目1、企業の経営維持につなげる名寄市独自支援について申し上げます。新型コロナウイルス感染症の影響は、昨年9月末に緊急事態宣言が解除されて以降落ち着きを取り戻しつつありましたが、オミクロン株の全国的な感染拡大により北海道では本年1月27日に再びまん延防止等重点措置が発出されました。そして、道による飲食店等に対する時短営業等の要請がなされ、その後市内で感染が拡大するなど市内経済は厳しい状況が続いています。コロナの影響を受けている事業者に対する給付型の支援として、国はこれまで持続化給付金、一時支援金、月次支援金を実施し、いずれも50%以上の売上げ減少を給付要件としてきましたが、昨年11月から本年3月までの5か月間を対象期間として現在申請を受け付けている事業復活支援金は、50%以上売上げ減少に加え、30%から50%の売上げ減少も支給要件とされました。道は、国の一時支援金や月次支援金の補完に相当する特別支援金を実施し、直近の月次支援金に対応する特別支援金では30%から50%の売上げ減少を給付要件としました。また、時短営業や休業等の要請に応じた令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号飲食店等への協力支援金も実施しています。こうした国や道による支援を見据え、本市としては簡素で迅速に対応することを強みにこれまでに5度の給付金による支援を実施し、給付要件として30%以上売上げ減少を基本とし、4回目の売上げ減少事業者支援給付金及び5回目の地元企業サポート給付金では連続する2か月で20%以上売上げ減少を対象要件に加え、より幅広い支援を実施してまいりました。現在国の事業復活支援金とまん延防止等重点措置の期間を対象にした道の協力支援金による支援がある中、国や道による支援ではカバーされない事業者を支援する方策を検討するため、先般産官金連携なよろ経済サポートネットワークを開催したところであり、商工会議所、商工会、そして市内金融機関とこれまでに行った市の支援策の検証と市内の経済状況などについて意見交換を行ったところでございます。今後会議所、商工会と連携して幅広い観点から調査するなどして状況を把握し、長引くコロナの影響などを受ける事業者に対し市としてどのような支援の方策があるか引き続き産官金で連携し、検討してまいります。以上で私からの答弁とさせていただきます。

答弁 建設水道部長 東聡男

私からは大項目3、地域のインフラ整備に関わってについて小項目を一括してお答えいたします。小項目1、公共建設工事における入札不調への原因について申し上げます。建設業界を取り巻く情勢は、人員不足による労務単価の上昇や世界的な新型コロナウイルスの影響による原材料の価格高騰など、建設業界においては特に民間工事において経営の先行きが見えず、工事受注量の減少が続いています。世界的な原油価格の高騰によりガソリンや灯油、重油などの価格は高止まりの状況が依然として続いており、政府主導による石油元売への補助金支給が実施されましたが、不安定な世界経済情勢により一層の原油価格高騰を招くお令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号それが懸念されています。また、建設資材についても新型コロナウイルス感染拡大によって資材の需給バランスが崩れ、昨年の春から価格上昇が顕著となり、入札不調や資材入手困難による工事のストップなど道内自治体の公共工事に影響を及ぼした事例も見られています。このような不安定な状況にあることからも本市の発注工事につきましても国や北海道と同様ではありますが、公共工事の健全な事業運営に向けた対応を行っているところです。工事設計の予定価格の作成については、発注時期の直近における国や北海道と同様の単価を使って積算を行っております。このため、賃上げの状況や燃料、資機材価格の高騰などを含み、市場における労務費及び資機材等の最新の実勢価格を適切に反映をさせ、適正な予定価格になるよう努めております。また、工事期間中に変動をする労務単価や資材単価への対応については、工事の工期が数か月の中規模の建設工事においては当初設計時に最新の単価を採用していることから、入札に対する影響は少ないと考えます。また、調達資材の半導体等の不足による影響などについては、事前にメーカー聞き取りを行ったり、納入遅延を工期の延長とすることができるのかどうなのかなどの検討を行い、対応をしています。近年の状況から複数年工事となれば価格変動の上昇が想定されるため、入札に影響があるのではとの御指摘かと存じます。本市では建築工事などで実施していますが、これらの工事の予定価格査定に使用する単価は発注段階において北海道の営繕単価表から入札直前の単価を採用しております。また、受注後において主要価格や賃金変動に対しては工事請負契約書において特別な要因により単価が著しく変動した場合にこの工期が12か月を超えた後に適用することができるいわゆる全体スライドや単年度工事であっても特別な要因による鋼材や燃料価格の著しい価格変動に対応することができる単品スライド、また資材単価に加え、労務費や天災不可抗力による影響を想定したインフレスライドなど適用対象条件は異なりますが、請負代金の変更を行うことのできるスライド条項を定めており、経済情勢の激変に対し請負代金が著しく不適当にならないよう受注者との協議等により運用に沿って対応をしてまいります。次に、小項目2、名寄市中小企業振興条例改正と公共事業の発注に関わってについてお答えいたします。本市は、これまでも公共工事の発注については工事目的物の品質確保のため透明性、公正性、十分な競争性の確保を前提としつつ、受注者の技術力や体制を踏まえ、入札等審議委員会において入札に参加できる業者選定基準等を協議し、入札により公共工事の発注を行ってまいりました。このことを踏まえての地元企業への受注機会の拡大については、名寄市指名競争入札参加指名基準において市内業者を優先的に指名することにより中小企業の発展及び地域経済の活性化を図るものとすることとして訓令を発しております。また、市が行う契約の基本的な在り方を示した名寄市公契約に関する指針においても地元企業への受注機会の拡大について配慮し、地元企業を育成することや、安定した雇用環境を確保することを基本目標としております。工事や物品購入、それぞれの競争入札の条件や契約図書などにおいて入札参加資格に市内限定条件を付すなど市内事業者への受注の機会の拡大により市内業者の育成と市内経済の活性化に寄与するよう努めており、工事契約や物品購入契約の分野における市内事業者の受注率は高い水準を保っているところです。議員が言われますように、令和4年4月1日から施行される名寄市中小企業振興条例において、市の責務として市の工事に当たり中小企業者等の受注の機会の増大に努めるとする条項を盛り込んでおります。このことを受け、条例で掲げる基本理念に沿うようこれからも市内事業者への受注機会の拡大に一層配慮するとともに、企業が安心して受注し、市内での資材調達やそこに働く市民等の安定した雇用環境の確保なども含めて地域循環型経済に資するよう努めてまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

再質問 14番 塩田昌彦

それぞれ御丁寧な答弁ありがとうございます。確認含めて再度質問をしてまいりたいというふうに思います。まず、名寄市立大学の運営の状況でありますけれども、今御答弁をいただきました。実際この近年の運営状況はよいというふうなことでお聞きをしておりました。御答弁があったというふうなことで理解をさせていただきます。ただ、質問でもさせていただいたように、歳入の根幹であるこの地方交付税措置単価、これが気になるところでありましたから、御質問させていただいたというところでありますけれども、平成26年の単価が199万9,000円だと思うのです。これをベースにして毎年おおむね2%ほどの減少を見込んで、再編協議特別委員会を設置したときに御報告受けていたなというふうに思いますが、先ほどの御答弁でいきますと、本年度の措置単価は166万8,000円ということで、2%減少で、同じく2%ずつ減少していくということになると、それ以上にこの措置単価が落ちているなというふうに実感をしています。したがって、この部分がやはり運営に影響するというふうなことにはならないかなというふうな部分でいう危惧をしているところでありますけれども、先ほどの御答弁でまだ今後の国のほうの考え方がきちっと示されていないということではありますけれども、この保健福祉学部の、これは医療単価というふうな形で高い単価が設定をされたというふうに思いますけれども、今後におけるやはり運営ということを考えると、国が定めることでありますから、まだ何とも言えないという部分ではありますけれども、何らかの今までの流れを考える中で、今考えを再度お聞きをしたいと思います。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

先ほど御答令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号弁させていただきましたように、直近5年間の部分の交付税単価についてはトップランナー方式の導入を5年間やるということでしたので、それが令和3年度までの交付税単価が平均して約3%減少したということで、今後の見通しは分からないということで答弁させていただきました。地方交付税の部分については国の動向を受けてからの対応になるということになるのですけれども、もう一方、歳入の根幹をなすものが学生のやっぱり授業料ということになります。先ほど塩田議員のほうから平成26年度からのということでありましたけれども、社会保育学科も当時は短大の2年制ということで、現在は保育学科で4年制となって、おかげさまで今のところは当時より2年間分の学生が増えているということで学生数が確保されているので、入学金、そして授業料の部分含めて、その部分の収支が一定の確保されていることが今の現状の中での先ほども答弁させていただいた歳出、歳入が均衡保たれているというような条件になっておりますので、国の部分については、先ほども言いましたように、どうなるか分かりませんけれども、まずは自分たちができるということになりますと、学生数の確保が重要になってくるのかなということがありますので、そこの部分をきちっと今後も含めて対応させていただきたいということで考えております。

再質問 14番 塩田昌彦

29年からトップランナー方式で3%ほどの減額になっているということで、ちょっと大きくなっているのかなというふうに思いますけれども、その辺やはり国の動向を重視をしながら進めていただきたいというふうに思います。あと、これと併せて学生をしっかり確保するということが、定数を満たしていることがやはり絶対条件だなというふうに思いますので、これまでの過去3年間の状況、学生の受験数、受験率ですか、をお示しをいただきましたけれども、定数を令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号割っているものは全然ないというふうなこともありますし、この前期日程では、前期日程、後期日程合わせて受験数は大きく倍率を上回っておりますから、安心するところでありますけれども、先ほども旭川大学公立化に伴ってやはり競合するというふうなことも含めて厳しい状況があるのかなというふうにお答えをいただいたかなというふうに思います。今の状況が少しずつ変化をしてきて、志向が変わってきているだとか、やはり地域内というか、あまり、コロナの影響なのか分かりませんけれども、身近なところでと言ったらおかしいですけれども、そういうふうな大学に通うというふうな状況もあるのかなというふうなところでちょっと危惧するところでありますけれども、実際上川南というふうな部分でいうと、先ほど全体で16.3%今現在通っていると。この部分が旭川が公立化することによって影響もあるかもしれませんので、やはりその辺の部分については注視をしていく必要があるのかなと。昨年ですか、議会と、それから名寄大学の学生、一部でありますけれども、意見交換させていただいて、その中でこの名寄大学を選択をした理由といいましょうか、いろいろ聞いているとやはり公立大であるというふうなことですとか、名寄市だけではないのでしょうけれども、オープンキャンパス開いて、これは学生、保護者、別々に開いていることなり、それから名寄は1学科50人ですよね。したがって、少人数制になっているという、これがいいのだというふうに言う学生もおりましたし、それから勉強する環境がいいというふうなことで、この大学を選んでよかったというふうに言っておりますので、そういうところもしっかり受け止めながら、やはりこれからの名寄大学の特徴といいましょうか、それをしっかりつかみつつ訴えながら進めていっていただきたいなというふうに思います。その中で助産師課程の部分でありますけれども、この部分については4人枠というふうなことで、今回来年度に向けて今年度届出を行い、設置をするというふうなことで今進めていることなのだというふうに思います。この部分について、4人というふうな部分については、これは4人に決めた部分って、最初御答弁いただいたかもしれませんが、4人にしたというふうな部分でいうと、その辺どういう形で4人だったのかというふうなことでお答えいただきたいと思います。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

助産師課程の部分については、一番ネックとなるのが助産師課程に係る実習がネックとなります。1人普通分娩の実習を10症例受けなければいけないということで、今少子化によって出産数も減っているということとあくまでも普通分娩の実習を受けるということで、それぞれ病院に御協力いただかないといけないということで、今現状で私どものほうでは名寄市立総合病院と稚内市立病院のほうでも御協力をいただいて、何とか実習の部分が受け入れていただける部分が4人確保できたということで、今現状として確保できた部分が4人ということですので、これ以降実習の施設が確保できれば人数を増やすことが可能なのですけれども、今現状の中では確保の部分についてはこの2つの施設の御協力という部分しか確定していないということで、その部分で4人ということになっております。

再質問 14番 塩田昌彦

ありがとうございます。やはり実習というふうなことで、実習環境が結構厳しいと。稚内市立病院の協力も得て、実施ができるようになったというふうな御答弁をいただきました。看護の関係について言えば、保健師の資格を取ることができるということで、たしか15人枠があったと思うのですけれども、要するに看護師資格、そして保健師資格、助産師資格とあるのですけれども、これはこの4年間で非常に厳しい状況になる、カリキュラム等厳しいというふうな部分あるのかもしれませんが、これは3つとも例えば努力をする、取るというふうなことができるのかどうなのか、その辺についてお願いいたします。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

今カリキュラムのお話が、御質問がありました。今現状の中では、本学の看護学科では看護師と保健師が資格を取得できるということであります。保健師課程の部分については、3年から希望する者15名が専攻されて、保健師課程を追加でカリキュラム受けるということで、看護師のカリキュラムに加えて保健師のカリキュラムを志望する学生については3年生から非常に過密なスケジュールの中で卒業するということになります。助産師課程の部分についても今の保健師課程と同様に予定としては3年次に新たに助産師課程のカリキュラムを受けるということで、基本的に看護師と助産師課程のカリキュラムを受けるということになりますので、それ以上のプラスで受けるというのはカリキュラム的には、カリキュラムというか、時間編成的には無理だということであります。ですので、本学の看護学科の卒業生のパターンとしては、看護師の資格を取得する者と2つ目が看護師と保健師の資格を取得する者と3つ目が看護師と助産師の資格を取得する者のその3つのパターンの卒業生が出るということになります。

再質問 14番 塩田昌彦

時間的に厳しいというふうなことでありますので、今の要するに名寄大学の看護を卒業される方は3つのパターンで資格取得をすることができると、受験できるというふうな状況になるということで理解をさせていただきました。この助産師資格なり保健師資格という部分で、看護師のほかにこういうふうな資格が取れるということはやはり仮称でありますけれども、旭川大学が公立化来年からされますけれども、そことの令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号部分としてはこれ名寄大学の特徴というふうに捉えていいのかどうなのか、そこをもう一度お願いいたします。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

今現状の旭川大学の中では先ほどもお話ししました保健看護学科というところがありまして、こちらについては看護師と保健師の資格を取得することが可能ということで、助産師の部分については現状の旭川大学では取得することができないということですので、私どものほうの本学のほうで助産師課程のカリキュラム編成が導入できれば、そこが少し優位なところなのかなということで思っております。

再質問 14番 塩田昌彦

大学関係でいうと最後、大学院の導入の関係でありますけれども、先ほどるる説明をいただきました。この在学生なり卒業生、そしてこれに関連する方たちに調査をしたというふうな部分でありますけれども、その辺の部分についてもし差し支えなければ内容についてお聞かせいただければなというふうに思います。

答弁 市立大学事務局長 水間剛

先ほども答弁させていただきまして、大学院を検討する際の参考とするデータといたしましてアンケート調査を実施したというところであります。まず、在学生については3年生と4年生の学生に対してアンケートさせていただきました。回答が大体400人中220人から回答がありまして、これ9月にしたアンケートですので、そのうち大学院に進学する、受験する者が6名、大学院の進学を検討中とした者が9名ということで、220人中15名が大学院、何かしらの検討していると。大体約7%近くなのですけれども、というお答えをいただきました。もう一つ、この在学生に対して名寄市立大学に大学院があったら進学を考えるかどうかというところの質問については、進学を考えるというか、検討すると答えた学生が4年生が29人、令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号3年生が19人ということで、先ほどの現実的な15名というより大学にもしあったら検討するとお答えした学生が計48名で、先ほどの回答した中の約21.8%の学生が大学院を検討するというようなお答えをいただきました。また、本学の卒業生に対しても同窓会の御協力をいただきながらアンケートを実施して、202名から回答がありました。このうち大学院の進学を考えている、また、進学を予定すると答えた方が25名いらっしゃいました。いずれも一定の社会人を経験して、平均で大体30歳以降から具体的にそういったもう少し勉強したいなとお答えしている卒業生の方が約25名いました。また、名寄市の近郊で本学の学科に関連する施設で勤務している社会人に対してのアンケート調査について、208人から回答がありました。そのうち大学院の進学を考えていると回答した方については13名がいたということで、一定の、大学院のことを検討するという方については一定数がいるということと、特に先ほど言いましたように、在学生が自分たちの大学の中に大学院があったら進学して、さらに上のことを勉強すると考える学生が一定数多いということを含めますと、大学院があることによって本学の受験動機の一定の要因にもなるのかなというようなこともこの結果の中では考えられるのかなと思っております。

再質問 14番 塩田昌彦

ありがとうございます。アンケート結果お聞きをしました。やはり希望される方いらっしゃるということも含めて、今後の設置に向けて前向きに努力をしていただきたいというふうに思います。少子化の影響等々もこれからもあると思いますので、やはりこの名寄大学の定員をしっかり守っていくというふうなことは大事な部分でありますので、それらについて鋭意努力をしていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、続いてコロナ禍における企業の継続支援、名寄市独自支援というふうなことで先ほど御答弁いただきました。国、道、そして名寄市といろんな形で支援をしてきているというふうな部分でありますけれども、今回町中でいろいろお話を聞いたりしていく中で、国の支援でいきますと50%以上の売上げ減少、この事業復活支援ですか、この分については新たに30%から50%ということでできていますけれども、これあくまでも売上げ減少の支援ということでありますし、30%以上やはり売上げが減少した企業が対象というふうなことになりますので、それ以下ではありますけれども、大変な状況にあるというふうなことで訴えをされる方もおります。したがって、名寄市民であり、名寄の企業である企業を維持、継続していただくためにも何らかの名寄市の支援というのは必要なのではないかなというふうに思っておりまして、それらを対象とした形の中で、ということは30%、名寄の独自支援でいうと売上げ減少、それが地元企業サポートは20%以上ということですから、そういうふうに大分少しずつ違ってきている部分はありますけれども、やはりそれ以下の部分については該当しないわけです。したがって、そういうところもしっかり拾っていくというふうなことは必要ではないかなというふうに思いますので、その辺について今回独自支援というふうなことでいうと考えてはいないのかというふうなことでお聞きをしました。先ほども商工会議所等々もこの実態調査といいましょうか、市内の実態を調査しながら現状を把握をして、何らかの対応は協議をするというようなことでちょっと私受けたのですけれども、再度その辺について御答弁をいただきたいというふうに思います。

答弁 産業振興室長 田畑次郎(産業振興室長は2024年3月まで)

市の独自支援ということで御質問、再質問いただきましてありがとうございます。先ほどの答弁にもありましたとおり、今国のほうでは事業復活支援金、それから北海道では協力支援金ということで給付型の支援があります。この国や道による支援ではカバーし切れないところ、まさに塩田議員のところでは、質問の中でもありましたが、売上げの減少というもので見ているというところ、そこに満たなければ、条件に満たなければ支援が届かないといった御指摘もありました。私どもも30%以上の売上げ減少というのを基本にしておりましたが、直近2つについては20%以上の月が2か月連続でするといったことについても幅を広げてきたところです。ただ、これからまさにスピード感を持って調査をしたいと思っておりますが、その中では売上げの減少だけで窮状を拾えるのかといったことも含めて分からないかということを調査の中で検討したいということも考えております。以上です。

再質問 14番 塩田昌彦

実際にコロナになって2年ということですので、相当つらい思いをされている方おりますので、その辺の部分についてはこの調査の中で、アンケート調査になるかちょっと分かりませんけれども、調査の中で見えてくるものがあるというふうに思いますので、その辺をしっかり受け止めながら独自の対策を講じていただければというふうなことでよろしくお願いしますということを要望して、終わります。続いて、地域インフラ整備というふうな部分でいうと入札の関係でありますけれども、これは実際に私道新見てちょっとびっくりした、愕然としたという部分あるのです。それまで過去にはありました。震災支援ですとか東京オリンピックが招致をされて、インフラ整備するというふうな部分で、相当労務単価含めていろいろ高騰したことによっていろんなことが起きました。そんなことを、何か今いろんな形の中で高騰が続いているというふうなことで、同じように思い描いた部分がありまして、危惧するところありましたので、ちょっと質問をさせていただいたというふうな部分であります。御答弁いただいた中では、直近の単価、令和4年3月7日(月曜日)第1回3月定例会・第2号当然労務単価については人件費になりますし、それから土木等々についてはその他の単価、これ道単がありますけれども、建築の関係についてはやはり独自に3か月の平均の動向調査をしながら決めていくというふうな部分もありますし、見えない部分というのはたくさんあると思うので、非常に入札に際していろいろ問題が生じるのではないかと。特に複数年にまたがる部分というのは当然先が見えないというふうなこともあって、非常に不安な状況で入札に参加されるというふうな部分があるのかなというふうに思っています。そこで、先ほど来いろいろなるべく直近のものを使って実施設計を、まず設計に伴う積算をしていくというふうなことでありますから、実勢単価に近いものが示された中での入札というふうなことになると思います。したがって、ここの部分でいうと最善の努力を払うというふうなことも含めて入札不調というふうなことには至らない方向で進めるというふうな理解でいいのかどうなのかということでよろしくお願いします。

答弁 建設水道部長 東聡男

今議員がおっしゃられましたとおり、まさに昨今の情勢、私どももこれ一体どうなるのだろうとちょっと予測つかない部分もございますけれども、これまでもありましたとおり、震災のあった年には労務単価は基本的には年1回の改定なのですけれども、あまり動向が大きく開けば年度途中でも改定というふうになれば、それについていくような形にもなりますし、年度またぎの工期の建築工事で多いのですけれども、工期の中で大きな工事につきましては過去にも南小、工事のときには、年度またぎの4月のときには改定を行ったというような経緯もございますので、これからも今私ども準備できているものについては引き続き同様の形で対応はしてまいりたいなというふうに考えておりますので、御理解願いたいと思います。

再質問 14番 塩田昌彦

ありがとうございます。それから、複数年というふうな部分でいうと、将来見通せないところもあって、やはり変動というのは当然あると思います。その中では、契約条項の中の25条の適用もそれは考えていくと。実際に請負側と調整を図りながら対応していくという話ですので、スライド条項の適用を考えているというふうなことで御答弁いただいたというふうに思います。その辺しっかりした形を取るということは、将来のこの後の工事の関係についても発注に関しても影響することなので、その辺よろしくお願いしたいと思います。それから、地域経済の循環というふうな部分でいうと、先ほど御答弁いただきました。官公需に関する部分で受注の機会の確保ということで、市内の企業を中心に考えているというふうなことで強い御答弁をいただきましたので、よろしくお願いをしたいということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。

出典:名寄市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日 議事録 PDF(76ページ) 間違いを知らせる