みんなの議会

南幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

非核・平和のまち宣言を生かした取組を

2024年12月11日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「非核・平和のまち宣言を生かした取組を」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
熊木惠子 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 熊木

町長に2問の質問を行います。まず1番目、非核・平和のまち宣言を生かした取組を。今年のノーベル平和賞に、日本原水爆被害者団体協議会が決まりました。地道な長い活動で、被爆の実相を世界に広げ、核兵器の非人道性を明らかにし、核兵器禁止条約へのうねりをつくり出してきた活動が認められたものです。世界で唯一の被爆国として、平和のメッセージを発信し続けてきた団体の受賞に称賛の声が広がっています。平成23年3月、南幌町非核・平和のまち宣言は、町が提案し、議会の全会一致で採択されました。庁舎正面に掲げられたパネルは町民の誇りになっていると感じます。町では、戦没者追悼式を毎年7月に執り行っていますが参列者も減少している現状にあります。全道の自治体の中には、戦争を体験した世代の方からお話を聞く会や、郷土資料館、図書館等での戦時中の生活用品の展示やコンサート、高校生の平和大使派遣事業を行うなどの取組がされています。来年は、戦後80年となることから、非核・平和のまち宣言を生かした取組として、全町民に向けた催しを開催する考えはないか伺います。

答弁 町長

非核・平和のまち宣言を生かした取組についてのご質問にお答えいたします。はじめに、昨日「日本原水爆被害者団体協議会」がノーベル平和賞を受賞されたことは、意義深いことであると考えており、核兵器のない世界を実現するために長年のご努力に心から敬意を表するところであります。非核・平和のまち宣言は、世界の恒久平和・核兵器の廃絶を願う町民の意思として、平成23年第1回議会定例会において決議いただいたものであり、これまで、庁舎壁面への看板の通年設置や各公共施設への宣言文の掲示などにより、平和の尊さと平和維持の重要性について意識啓発を行ってきたところです。今後においては、町広報誌やホームページにおいて、非核・平和のまち宣言を掲載し、啓発活動を行ってまいりたいと考えますが、特に町民に向けた催しを開催する考えはありません。

再質問 熊木

再質問いたします。先ほど町長が答弁で述べられたように、昨日ノーベル平和賞の授与式がありました。それで、被団協の田中 熙巳さんの講演もありました。その中で、何か重要なことをたくさん話しているのが昨日ニュースでも流れて、今日も新聞にも報道されていました。私がそのニュースを見てすごく感銘を受けたのは、「想像してみてください。直ちに発射できる核弾頭が4,000発もあるということを。広島や長崎で起こったことの数百倍、数千倍の被害が直ちに現出することがあるということです。」ということで、最後のほうは、若い世代の人方にこの運動をつないでいきたいというものでした。町長が先ほど述べられたように、その努力に敬意を表するというところでは、私も一緒にそれを共有したいと思います。それで、今町長は特に町民に向けた催しを開催する考えはないということでしたけれども、前段で町広報紙やホームページにおいて、非核・平和のまち宣言を掲載するということが述べられました。それはぜひやってほしいと思います。それで何点か、町民に対して催しをしないということだったんですけれども、ちょっと近隣というか、全道で取り組まれている状況というのを少しお話ししたいと思います。戦没者追悼式、先ほども質問で述べましたけれども、遺族会の方々がどんどん減って、それは全国どこでも一緒だと思うんです。減っていて、またコロナの関係もあったので規模が縮小されて、今やっと今年から議員も参加できるようになりました。その追悼式の中で、亡くなられた方の名簿とかをいろいろ出されて、これだけの人が南幌町でも犠牲になられて、それは亡くなられた方だけではなくて、支えた家族とかも、本当に全町の中で被害とかは大きくあると思います。その実態をやはり何らかの形で全町民のものとする、ということの取組が必要ではないかなと思います。例えば近隣で、北広島市ですけれども、北広島は姉妹都市が東広島市ということで、子ども大使派遣事業とかを行っています。これは昭和61年から実施しているということで、児童生徒やその引率者で訪問団をつくってやっています。それと一緒に、戦争を体験した人とか原爆で犠牲になった方とかを呼んで、犠牲になった家族の方とかを呼んで、北広島市での語る会とか、報告会とかをやっているというのを聞きました。その授業は被爆体験伝承講話という授業で、小学校の5、6年生を対象に行っているということでした。これは教育委員会にも関わることなので、何かこういうような取組ができないかなというふうに思います。また、大きなことができなくても、例えば折り鶴をみんなで折って、それを長崎や広島に送るという運動も、各市、旭川とか、あとは小さな町村でも取り組まれています。以前議会でも、もうかなり前になるんですけれども、本別町に視察に行ったことがあります。本別町は空襲を受けているということで、それを風化させてはならないということで、毎年町で図書館でいろいろ展示しながら、語り部を呼んだり、あとはコンサートを開いたりというようなことがされています。やはりこれは町民に啓蒙するということと、先ほどの被団協の田中さんが言われてるように、やはり若い世代、自分たちはもう年老いて亡くなっていくけれども、これを伝えていかなければならないというところから発しています。ですからそういうような取組を町でもできるんではないかなと私は考えるんですけれども、先ほど町長は特に考えていないということでしたけれども、例えばです。郷土資料館にはいろいろ古い町の歴史をつくってきたものが展示されています。その一角に、いろいろ季節展というか、8月になったらこういうものを展示するとか、入れ替えたりとかはしているんですけども、そういう時を利用して戦時中の暮らしを体験するとか、そこで数少なくなっている戦争体験者、それからその時子どもだった人が自分はその時にどういう生活で、どういうことを感じたかというようなことを、語り部になって伝えてもらう、それをみんなで聞くということとか、その場所で昔の遊びをしたり、折り鶴を折ったりということもできるのではないかなと思います。ですから、そういうような取組を何とか来年戦後80年ということで、今なおウクライナとかガザとか、いろんな所で戦争が起きていて、本当に平和が保たれない状況になっています。それを町として、何かそれを啓蒙していくというような活動をぜひ検討してほしいと思うんですけれども、どうでしょうか。広報誌に載せるということはもちろん大事ですし、前に一度質問して、公共施設に平和の宣言文がありますけれども、それをリニューアルしてもっと見やすいものにするとか、そういうようなことも一緒に取り組んではどうかと思うんですけれども、町長の見解を伺います。

答弁 町長

熊木議員の再質問にお答えをいたします。非核・平和のまち宣言に関しまして、本町の今の取組の状況でございますけれども、議員御承知のとおり、23年に決議をしまして、それから役場庁舎に懸垂幕を掲げまして、2年前からは専用の通常看板にして、通年通して設置をしている状況でございます。従って看板も比較的新しいものでございます。また、町内の公共施設10か所に宣言文を掲載しているところでございます。それで、戦没者の追悼式のお話をいただきましたけども、令和2年から5年までは、コロナ禍のために出席者を制限させていただきました。コロナ禍前の令和元年の参列者は48名で、うち12名が遺族会の方々でございます。今年の参列者は44名で、うち遺族会が11名ということで、極端な減少数ではないのかなというように考えてございます。また、議員言われるように遺族会の高齢化も顕著でございます。追悼式につきましては、遺族会と公職者に対して御案内しておりますので、その出席率が高まりますよう、また形骸化しないように努めてまいりたいと考えてございます。それと、戦争を体験された方からのお話を聞く会ですとか、講演会、語り部とかそういうことをおっしゃっているのかなと思います。町が実施するかは別としまして、否定する考えはございません。また、郷土資料室の戦時中の生活用品の展示ということでございますけれども、私はどのような展示品があるのか今実際に把握してございませんけども、これにつきましても否定をする考えはございません。それと子どもの教育、平和教育のことをおしゃっているのではないかと思いますけども、現在小学校6年生の歴史、中学校2年生の歴史、中学校3年生は公民の授業の中で平和教育を学んでおります。また、今年の南幌小学校の学芸会、学習発表会といいますけども、その中で小学6年生がはだしのゲンの劇を披露してくれまして、大変心に残ったところでございます。それで全町的な催しでございますけども、毎年全国各地でいろんな形で、非核・平和に関する取組が行われております。また、その取組や形も様々でございます。昨日ノルウェーでノーベル平和賞を受賞されたということと、来年戦後80年を迎えるということで、今後その取組、新しい取組も、また今までの取組もさらに拡大されていくのかなと思います。私は、形は違いましても、町民の皆さんが非核・平和というものを心の中で刻んでいく、願っていただく、そのような意識の啓発が必要であるのかなと。大事であるのかなというように考えてございます。

再質問 熊木

ただいま町長が、いろいろ私も述べたことに対して、否定しないという答弁をいただきました。それであれば、何かできることから始めるということをぜひ取り組んでほしいなと思います。小学校、中学校での公民とか、いろいろ歴史の授業の中で、子どもたちも平和ということとか、いろいろそういう学習はしています。せっかく町に平和宣言というものがありますので、やっぱりそれが生かされる、それを町民が、先ほど町長が胸に刻むと言いましたけれども、本当にそうだと思います。ですから、そういう形で改めて何ができるかということの模索、それをぜひ検討してほしいということは重ねて申し上げたいと思います。また、今遺族会の出席人数のことをお話されましたけれども、遺族会と今後の追悼式のあり方というものに対して、何か話されているんでしょうか。その中で例えば、あまり隣とか名前は出さない方がいいと思うんですけれども、ある町では遺族会と話し合って、何かそういう催しをしたり、展示をしたりということも取り組まれている所もあるというふうに聞いています。ですから、本当に様々な形でいろいろやっているという形の所が多く見られます。ですから平和教育の一環として、平和大使とかそういうのを小学校とか中学校とか募集して送る。今回もノーベル平和賞の時に高校生の平和大使が行って話をしたり、いろいろ活躍しています。そういう形で何か世界にも目を向けていく子どもたちを南幌でもつくるというか、そういうことにもつながっていくと思うので、ぜひその遺族会のことと、それから今後のあり方ということも含めて、もう一度何か検討できることがあるかどうか伺います。

答弁 町長

熊木議員の再々質問にお答えをいたします。追悼式のあり方でございますけども、追悼式、過去は詩吟の会が参加されていました。詩吟の会、華美にならないような形で参加していただきました。詩吟の会も高齢化で、会のほうが数年前に解散をしております。追悼式のあり方はいろいろあるかとも思いますけども、イベント的な華やかさを求めるケースもあろうかと思いますけれども、偲ぶ的な会であるのかなというふうに私は考えております。このことにつきましても、遺族会の方と機会をつくりまして、今後のあり方を検討してまいりたいと思いますけども、会場の関係もあります。出席者の関係もあります。遺族会の方々の御意見を聞きながら、また進めてまいりたいなと思っています。それと、高校生の平和大使派遣事業でございます。これにつきましても否定する考えはございません。先ほど申し上げたように、小学校、中学校で平和教育を学んでいるというようなことで、そういう子どもたちの教育が進んでいくことを私は希望しております。まあ、現段階では、その高校生の派遣事業ということについては考えてございません。以上でございます。

出典:南幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる