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南幌町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月12日

補聴器購入費の助成について

2024年6月12日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「補聴器購入費の助成について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
熊木惠子 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 熊木

補聴器購入費の助成について、町長に伺います。令和3年第2回定例会で、高齢者補聴器購入費助成について一般質問をしました。町長は、国において「認知症施策推進大綱」により、認知症の予防と共生を主眼においた施策を推進していることから、国の公的補助として制度化されることが望ましいと考えており、今後、国や道、他市町村の動向を注視してまいりますと答弁しました。高齢化とともに耳の聞こえが悪くなり、コミュニケーションが取りづらく外出をためらうなどの悩みは多く寄せられています。昨年実施した第9期介護保険事業計画、高齢者福祉計画の日常生活圏域ニーズ調査・在宅介護実態調査のなかでも「外出を控えている理由」で耳の障害(聞こえの問題など)が9.6%となっています。同計画の基本理念にうたわれている「高齢者が住み慣れた地域でいつまでも健康で自分らしい生活を最期まで送ることができるまち」に沿って、補聴器購入の公的補助を町で検討することが必要ではないでしょうか。補聴器は大変高額で、補聴器が必要であると考える方が購入を見合わせるという状況が生まれているのではないでしょうか。各種広告で補聴器がよく取り上げられている昨今ですが、道内では22自治体で制度化し、利用者からは補助が受けられて購入することができたと喜びの声があがっていると聞きます。今年4月から旭川市ではモデル事業として上限5万円、対象50人でスタートしています。北広島市では、対象は65歳以上、上限5万円、すでに利用中で新しく買い替える方も含むという制度を取り入れていますが、本町での実施について考えを伺います。

答弁 町長

補聴器購入費の助成についてのご質問にお答えします。本町の補聴器購入の補助については、障害者総合支援法に定める補装具として、聴覚障がいの身体障害者手帳6級以上の交付を受けている方及び難病の方を対象とした国の補助制度により対応しています。ご質問の高齢者の補聴器購入に対する助成制度については、独自の助成制度を実施している自治体が全国的に増加傾向にあることは承知していますが、現在、国において高齢難聴者に関する調査研究として、「聴覚障害の補聴器による認知機能低下の予防効果を検証するための研究」が進められ、また、全国市長会などから制度創設を求める要請がされていることから、国の公的補助として実施すべきものと考えており、引き続き、国の動向を注視してまいります。なお、難聴は高齢者の多くの方が直面する課題であり、気づかないうちに進行することが多いことから、チェックシートなどによる早期発見と、難聴が疑われた場合の医療機関への受診勧奨に努めてまいります。

再質問 熊木

再質問を行います。なんか大変残念に思います。私は先ほどの質問の中でも申しましたけれども、令和3年6月に同じ質問をしました。先ほど答弁にありましたように、町長は、国の動向を注視していくという答弁でした。今回も同じようなことで、ちょっとがっかりしました。先ほど聴覚障がいの身体障害手帳の件で御答弁がありました。そもそも国の制度として、障害者総合支援法に基づいて補装具費支給制度というものがありますが、障害者手帳の交付、聴力が70デシベル以上の重度・高度に限っているということで、軽度・中度は対象外となっています。この難聴の程度というのは、聞こえ具合で70デシベルというのは、両耳で40センチ以上離れると、その会話が理解できないと言われています。40センチの範囲でしか会話が聞き取れないというのはかなり大変な状況かと思います。町長としては、こうした制度、国の制度ですから、それに対して、この見直しも含めて意見とかを言うということは考えていないでしょうか。それを1点伺います。また、前回の質問で、私は国際アルツハイマー病会議でランセット国際委員会が認知症の35%は予防可能な9つの原因により起こりうると考えられると話しています。その中で難聴は9%で、最大の危険因子であると発表したということが紹介されています。難聴による聞こえの低下がなぜ認知症に関係するかは未だに未解明ですが、日常生活の中で意思疎通がうまくいかなくなったり、社会参加をためらったりする実態があると思います。加齢性難聴はコミュニケーションを困難にするだけでなく、脳の機能低下につながり、鬱や認知症の原因になると考えられています。私は先ほどの質問のなかで、昨年行ったニーズ調査のことについて質問しました。このニーズ調査であらわれているのは、聞こえの問題で、9.6%という答えが出ています。これは調査に回答していない方を含めると、加齢による難聴者は増えているというのが実態ではないでしょうか。この調査結果については、町長としてはどのようにお考えか、それを伺います。難聴者の社会参加を促すためにも、補聴器は本当に必需品だと思いますが、本当に高額なため購入をためらっているという方は多いと思います。広告とかが入ってくる中でも、上限が本当に100万とか150万とかっていうのも見られます。それで、広告とかに出ているのを使って、でもなかなかこううまく合わないという悩みもあって、それでなかなか使わないというような人も見受けられます。耳の不調を放っておくうちに、やはり手後れになるというケースが生まれていると思います。補聴器は、眼科とか歯科の治療に保険が適用されるのに対して、保険がきかず高額となっているというのが現状です。諸外国では保険適用というのがあります。日本の場合は、この補聴器に関しては保険が適用されない、こういうような現状もありますので、先ほど町長が答弁したように、国としてやはり制度として実施していくというのは私も同感ですけれども、やはり早いうちにこの町内でも補助を進めていくということが必要ではないかと、繰り返し質問しています。確かに北海道で22自治体というとまだまだ一部とは思いますけれども、全国では270自治体でこの補聴器購入費助成事業が実施されています。それによって会話がスムーズになったとか、社会参加を十分できるということで、認知症を遅らせたり、高齢者がいきいきとこのまちで過ごしていくというような実践が積まれていると思います。そういう意味では、本町でもこのニーズ調査に基づいて、やはり助成制度を検討するというふうに私は必要だと思いますけれども、再度伺います。

答弁 町長

熊木議員の再質問にお答えさせていただきます。アンケート調査結果でございますけども、外出を控えている理由ということで、まず1番目には足腰の痛み、2番目で外での楽しみがない、3番目が病気、4番目が交通手段がないということで、5番目に耳の聞こえの問題ということで、今回9.6%のアンケート調査の回答をいただきました。前回第8期の時、令和3年度から5年度に向けてのアンケート調査結果でございますけども、耳の聞こえの問題とお答えした方は10.3%でございましたので、ほぼ横ばいではないかなというように私は考えております。本町の難聴者の状況でございますけれども、聴覚障害2級から6級の手帳交付者は、本町では18名いらっしゃいます。大半がかなりの高齢者であります。また、手帳交付以外の方もおられると思いますけども、その数については町のほうでは把握はできておられません。また、補聴器が高額であると。または高額のために購入を見合わせるというような方がおられるのではないかということでございますけども、補聴器の価格はおおむね3万円から高額なものまで、幅広い価格帯ではないかなと思っております。町のほうでは高額のために買い控えをされていると、控えているという方がいらっしゃるという話は、担当のほうにも私のほうにも聞こえてはきておりません。それで、全国的な状況でございますけれども、全国1,746市町村のうち、現在制度化されているのが238自治体ということで、13.6%でございます。道内では議員からのお話もありましたけども、22市町村で12.2%というような状況でございます。管内では赤平市、歌志内市、沼田町の2市1町であります。それで本町の購入費助成の考えでございますけれども、前回も御答弁させていただきましたけども、全国的な実態、そしてこれから向かう超高齢化社会を考えた場合、購入費の助成については、やはり国の制度で行われるべきというように私は考えてございます。なお、町長としてそういう国に対しての要望はしないのかというお話がございましたけども、全国市長会、そして北海道市長会のほうからも、こういう要請活動が行われていまして、また、本町議会においても令和元年の第2回定例会において意見書を採択されて、国のほうに制度の充実を要望されております。従いまして、私についてはその国の制度化を早急にされるべきであろうというように考えてございます。なお、その期間に難聴者が、難聴の方が進む、症状が重くなるというような御指摘でございましたけども、今耳の聞こえがよくない方に対するチェックシートなんかもありますので、そういうものを使いながら、それは保健師のほうでそういう方との対応になるわけですけども、そういうものを使いながら耳鼻科への受診勧奨に努めるというような考えでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。

再々質問 熊木

再々質問を行います。質問して再質問して、再質問ですけれども、答弁は変わりないということでした。ニーズ調査についても、今町長からのお話を伺いました。私はニーズ調査をして、やっぱり実態がわかってきていると思うんですよね。それで、先ほどチェックシートによって保健師さんが聞き取りしたりということもありましたけれども、令和3年の質問の中でも、例えばその健康診断に耳鼻科の医師を招いて、聴覚検査、そういうものをするとか、そういうことができないかということは、予算委員会とかそういう中でも質問してきましたけれども、本町には耳鼻科がないということもありまして、なかなかそこを受診するというのが大変だということもあると思いますので、今後健康診断の中で、聴力のそういう聞き取りとか、そういうものをやっていくということをぜひ取り入れて、早期発見に努めてはどうかと思いますが、そこは見解を伺います。また、昨日から北海道新聞に難聴への備えという記事が連載されています。これは高齢者だけでなく、スマホやリモートの作業、イヤホンでの日常的な視聴により、若い世代で難聴が早く出る可能性があるのではないかと危惧すると、難聴研究の第一人者であります札幌医科大学の教授が記事を寄せています。高齢者のみならず、今、難聴は広がっているということが今日の新聞の記事でも伺うことができました。高齢者が住み慣れた地域でいつまでも健康で自分らしい生活を最後まで送ることができるまちというのを掲げている町としては、やはり国に対して要望を、私たちも意見書を出しましたけれども、全国市長会とかそういう中でも意見を出しているということですが、それがなかなか制度化にならないので、各自治体ではやっぱりやりくりをしながら今、先進的に進めているというのが実態ではないかと思います。町長が言われるように、道内でも13%とか、少ないパーセンテージでというふうに思うかもしれませんけれども、やはり1割以上の自治体がそれを取り組んでいるということは大きなことだと思います。沼田町とかでも取り入れていて、5万円を上限にということですけれども、根室だったか、ほかのところでは何回もできるということとか、補聴器の修理とかそういうことにも適用するという細かいものを設けながら、町民とか住民から聞き取りをしながら進めているという実態がありますので、国任せにしないで、町としても、私は旭川が今回モデルケースとして50人を対象にということで始めました。それはやっぱり長い間、老人クラブとかいろんな所からの運動とかもあって実現したものだと聞いていますけれども、町の予算の中で、難聴の人が全てそれを申込みをして、この補助制度を利用したいというのはなかなか考えにくいと思います。そうであれば、この理念にあるように、町としてそれを応援するという意味で、一定の予算をつけてそこの中で検討していくというぐらいの姿勢があってもいいのではないかと思いますけれども、再度町長にこれを伺います。

答弁 町長

熊木議員の再々質問にお答えをいたします。難聴者の方、購入されても雑音とか煩わしさがあって、それで取り外して、なかなか普段使いをされない方も多いというように聞いています。また、私もお聞きするんですけども、既に補聴器を有しているんですけども、利用していない方が多いと、利用されない方が多いというようなことも聞いております。また、全国的に今、前回からみれば制度を単独事業でやられている所も増えているのも事実でございますけども、一方、制度化して購入はしたんだけども装着率が低いということで、制度を取りやめている市町村もあるようであります。制度があることには越したことではないわけでございますけども、やはり難聴者、加齢性難聴、特にやっぱし生活習慣病の予防が大事であるというように考えてございますので、引き続き保健事業と介護予防事業の充実に努めてまいりたいと思っております。また、健康診断の中でということでございますけども、このことについては、なかなかほかの方もいらっしゃるというようなこともあって、環境が取れないということで、健康診断の中でというのは難しいようであります。いずれにいたしましても、高齢者や障害をお持ちの方が住み慣れた地域で、自分らしい生活を送り続けていただけるように、外出支援などを含めて寄り添った形で、町の保健行政、福祉行政を推進してまいりたいというように考えております。

出典:南幌町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月12日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる