南幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月6日
在宅介護について
2020年3月6日、南幌町議会の一般質問で、佐藤妙子議員が「在宅介護について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤妙子 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 佐藤
よろしくお願いします。それでは2問目に移ります。在宅介護について。第7期介護保険事業計画では、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる社会の実現に向け、医療と介護の関係が連携して在宅医療介護を提供することが重要となります。本計画のアンケート調査では、「もしあなたが介護できなくなったとき介護を担える方はいますか」に、はいが36.4%、いいえが63.6%とありました。全国でも2025年には100万人の介護人材が不足すると言われています。今後加速する高齢化の中で、本町は在宅介護の担い手をどう確保していくのか。また介護者の定着支援に関する町の取り組み状況と課題について伺います。次に、一人暮らしの高齢者の見守り強化として、本町は社会的孤立を防ぎ、住み慣れた地域で安心して暮らせるために、単身世帯増に対する対策が強く求められています。アンケート調査では、在宅生活の支援サービスの必要なこととして見守り、声掛けとごみ出しがありました。一人暮らしの高齢者が、自力でごみを集積場所まで運べなくなるケースがふえつつあります。本年度から国では、ごみ出し事業に対して財政面で後押しする方針を打ち出しました。身近にごみ出しができる親族がおらず、要介護の認定を受けている方や障がいのある方などを対象にした、家庭ごみの庭先で収集する支援を実施する考えについて伺います。
答弁 町長
在宅介護についての御質問にお答えをいたします。介護人材については、2025年度末まで約245万人が必要と予測され、国や地方自治体では、様々な対策を講じております。現在、本町においては介護職員は不足していませんが、国による賃金向上などの処遇改善や、町における中学生の職場体験などの介護職の理解向上に向けた取り組みにより、在宅介護の担い手確保に努めています。さらに介護予防・日常生活支援総合事業において、要支援者等の訪問介護を高齢者事業団に委託しているほか、コーディネート事業により、生活支援をできる人材の確保に努めています。介護職員の定着支援については、各事業所での離職状況を把握するための人材実態調査を実施しており、その結果を分析し必要な支援を検討してまいります。次に、要介護認定を受けている方や障がいのある方などのごみ出し支援については現在、介護予防・日常生活支援総合事業と訪問介護の中で実施しています。高齢化や核家族化の進展を背景とした、高齢者世帯などへの政策の必要性は認識しているところであり、第8期介護保険事業計画策定に向けたニーズ調査などの実態を踏まえ、ごみ出しを含めた生活支援を検討してまいります。
再質問 佐藤
再質問させていただきます。ただいま回答いただきまして本町の介護保険制度が開始されたのが平成12年から平成15年の間に75歳以上の高齢者は約3倍に増加しました。そのような中で、平成18年からあいくるを拠点に、地域包括センターが設置されて、高齢者になっても安心して暮らすことができることを目指して様々な事業をただ今南幌町でも展開しております。今回、町立病院の医療体制が整い在宅支援の充実も期待しております。高齢者になって介護が必要になっても、この町に住み続けることができると住民も安心につながったと感じております。しかし、全国的に介護ヘルパー不足は進んでおります。特にこの訪問介護ヘルパーというのは、他の施設よりも群を抜いて不足していると言われています。それで在宅で介護を担える人材がいなければ、せっかくこの町で進めようとしている在宅診療もかなわないと思います。今後急激に介護人口の増加は予想される中にあって、本町でもその訪問介護ができる人材の確保も必要ではないかと感じております。以前この町にも数名の介護ヘルパーがいたとお聞きしておりますが、そこのところの町長の考えをお伺いいたします。また在宅での介護は家族も身近な大きな担い手でございます。しかし少子高齢化によって一人で何人もの親を介護する多重介護、また老々介護、介護離職、介護疲れが今、事件事故につながっているケースが多くございます。本町の在宅介護者は、認知症と足腰が自由にならない方が多くなっておりまして、また介護する家族の方も60歳以上という方が多く示されております。介護で不安なこと、その介護する方がこれから介護で不安なことについては、認知症の方の対応と認知症の家族の対応と外出の送迎が心配だとの声が多くありました。また介護者の仕事を続けていくことに今のところは問題ないけれども、何とか続けていけるけれども不安だというそういうお声もございます。うちの町では介護者の集いがあるんですけれども、そういうことを知っているけれども参加していない。また知らなくても参加しないという方が多い、その本の中身はちょっとわからないんですけれども、今までアンケート調査でそのように出ておりました。今現在第8期のそのニーズ調査が始まっております。我が家にも来ました。その中で今後数字だけではなく、このように家族介護の実態を把握した上で、さまざまな状況に応じたその数字だけではなくてきめ細かい対策を検討していくべきではないかと考えます。定着支援に関しては、ぜひとも次の介護計画でしっかり検討していただきたいとそのように思います。家庭ごみの庭先収集ですけれども、今全国の自治体で進められています。その背景には高齢者が体力的な問題で重たいごみを収集場まで運べない。また自宅にごみを溜めていることが近所にわかると恥ずかしくて助けを求められない。認知症の疾病などで収集日や分別がわからなくなる。また、介護放棄や引きこもりなどで孤独死がふえているということが、実態調査で示されております。従来、これまでのごみ収集の考えというのは、利用者同士の相互の助け合いというのが基本だったと思うんですけれども、本来、隣近所声をかけ合いまして、よく町長が言う、隣近所声をかけ合って助け合うというのがそれは理想なんですけれども、実際にご近所同士のつながりも薄くなりまして、老々介護の地域もふえております。そういう中で昨年の暮れに総務省で全国的にごみ捨てサービスを実施している自治体に、予算の半額を助成するというそういう通知が各自治体にも来ていると思います。これは現在、やっていなければ申し込むことはできないですけれども、今後そういうことをぜひ各自治体も検討してほしいというそういう声がありました。それで回答のほうで日常生活支援総合事業の中でされているということでありましたけれども、本町ではごみ捨てだけの介護サービスというのは難しいらしく、通常の訪問介護でも、介護サービスを受けている訪問介護の方でも、ごみ捨て収集日とヘルパーの訪問日が合わないとごみを捨てることができないというそういう声がありました。また介護が必要になりそうな、先ほど言った今は介護を受けてないけれどもこれから介護認定されそうですよというそういう高齢者を対象としている日常生活支援総合事業の中でもそういう取り組みをしているというお話でしたけども、町民の間ではまだまだその制度の仕組みが住民に浸透し切れていない部分もあるのではないかと思います。先日の議会報告会でも、ごみステーションに何回もごみが残っていて自分が持ち帰って分別したというそういうお声もございました。特に認知症の障がいを持たれていたり、脳疾患で体の障がいがある方などは日常の生活は何とか自分でできるんだけれども、ごみ出し支援があれば助かるんだけどなというそういう声もございました。そして、この事業の良い所はそれだけではなくて、1件1件回ることで高齢者の見守りにもつながるということです。隣の北広島市では、平成20年からこれが事業化され、現在200件の利用者があるそうです。高齢者のごみがいつものように出されていなかったので、気になって保健福祉に連絡し駆けつけたところ、自宅で倒れていたというそういうケースもあったということでございます。ぜひ、うちの町でもこういうものを取り入れるべきではないかと思いますが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長
佐藤議員の再質問にお答えをいたします。この介護ヘルパーというのは、なかなかこれから多分全然不足になるのかなと、近くの町の介護学校も定員を減らしたということで、ニュースが出ておりました。若者がなかなかこの職に就かないと、国のほうも相当危機感は持って今それに向かっていただいているようでありますので、私どもも何とか今のところは不足はしておりませんけど、いずれ来るのだろうなと思いますので、その辺の支援の仕方だとかいろんなことを北海道あるいは国に現状を訴えながら、少しでも改善をして就いていただける職になるように働きかけていきたいなというふうに思っております。それからごみ出しの関係については、今該当者については訪問した時にちゃんとやっているようで、なかなか庭先のごみというのは、ごみは南空知公衆衛生組合でやっていますから、単独ではありませんので。これがどこでも、庭先に出るのを皆がしたら、それができるかといったらうちの中ではなかなか厳しいと町の負担も相当かけなければ収集してもらえないということもありますので、今、うちの中でやれる範囲でやらせていただいておりますので。そして今第8期のニーズ調査をさせていただいています。それもかなり回収が良くて記名で回収をさせていただいております。状態把握もさせていただいておりますので介護者についてはある程度担当課で把握をしながらやっておりますし、あるいは民生委員等々の情報もいただいてやっておりますので、とりあえず第8期に向けて、不足しているものについては盛り込めるようなことも考えていかなければならない時代なのかと。国のいろんな制度もありますので使えるものは使いたいと思っておりますがなかなか厳しさがありますので、簡単によそがやっているからうちができるかというそういう問題ではございませんので、それらも精査しながらうちの町にとってお年寄りが安心して暮らせる手法を取り入れながら、やってまいりたいなとそんなふうに思っています。
再質問 佐藤
ありがとうございます。最後に町長にお聞きしたいのですが、町長はこのたび地域包括病棟を導入して、地域医療の役割を果たしていくと表明されました。先日の病院だよりに山内院長の挨拶の中で、病気になっても、あるいは以前とは健康状態が変わったとしても、あなたらしく日々を過ごしていくことを精一杯お手伝いし支えさせてください、それが当院には大切な使命の一つと考えています。自宅でより安心して過ごしていただけるよう訪問診療の拡充を検討します。とそういう記事がございました。そのためには、医療と介護が両輪のように進んでいかなければ、この地域包括の整合性は保たれないというふうに思います。在宅診療体系は、町民に思いは通じていくものと思いますけれども、充実した在宅介護を進めるために、町民が安心していただくために、町長は今後、どのように進めていかれるのかお伺いいたします。
答弁 町長
佐藤議員の再々質問にお答えをいたします。やはり、うちの町も間違いなく高齢化になってきているということで、毎年、率にして1.数%上がっているわけであります。元気なお年寄りをまず作りたいというのは当然でありますが、どうしても介護が必要になる方々、そして私もお年寄りを見ていたからよくわかるのですが、できれば病院や施設に入りたくなくて、家に先生が来てもらって診てもらいながら余生を送りたいと、それは自分の身内からもありましたし、いろんな方から何とか訪問診療もしていただいてそんなことができないのかというお話もたくさんいただいております。ですので早く病院の診療体制を整えて地域包括ケア病棟ということは訪問診療をやっていくということでありますので、そのために電子カルテも入れさせていただいてそういう体制作りをしてそういうニーズに対応していきたいと。いろんな町民の方の思い、やっぱり病院に入って診てもらうほうがいいという方もいますし、いろんなニーズがありますのでそれにできるだけ対応できるように、町立病院も動かしながらやっていきたいし、また担当課の保健福祉課と病院は毎月のように情報交換をして、状況把握をお互いしておりますので、より地域包括ケア病棟になると、そこはまだまだ密にしていくことになりますから、町民の皆さんにとっては少しは安心していただける、病院と連携した保健福祉活動が私はできて、どういう対応にもできる、わが町の医療福祉につなげていければ一番いいのかなとそんな思いで今、やっているところです。