南幌町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月15日
福祉避難所の指定と協定について
2016年6月15日、南幌町議会の一般質問で、志賀浦学議員が「福祉避難所の指定と協定について」質問し、町長、総務課長、保健福祉課長が答弁しました。
- 質問者
- 志賀浦学 議員
- 答弁者
- 町長、総務課長、保健福祉課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 志賀浦
町長に福祉避難所の指定と協定について質問いたします。本年4月14日から16日に熊本県から大分県にかけて、相次いでマグニチュード7の大地震が発生しました。死者数49名、行方不明者1名、負傷者数1,684名、避難者1万8,400人という災害被災者が出ています。平成7年の阪神淡路大震災、また平成23年の東日本大震災、今回の熊本地震と20年余りで大地震が3度起きています。北海道も対岸の出来事ではなく、備蓄等災害に備えていると思いますが、また、介助・介護の必要な高齢者や障がい者の避難場所と処遇について報道等で伝えられています。国は阪神淡路大震災を教訓に、福祉避難所の必要性を訴え、厚生労働省が推進する中、北海道は平成24年9月時点で26.3%の指定とのデータがあります。厚生労働省のホームページには、本町でも指定・協定済みの施設箇所にその他社会福祉施設 1 箇所と示されていました。これはどこを指定しているのか。また、早急に障がいの程度に応じた福祉避難所を指定・協定して、次に出される防災マップに記載する予定はないのか伺います。
答弁 町長
福祉避難所の指定と協定についての御質問にお答えします。本町の災害対策につきましては、平成23年の東日本大震災以後、同年11月に南幌町災害備蓄品整備計画を策定し、想定避難者1,000名に係る1日3食分の食料と、避難生活に必要な備蓄品を、平成30年度までの7年間の整備計画として取り組んでいます。また、避難所の見直しについても、公共施設等の耐震改修が平成26年度に終了したことから、昨年度、一部避難所の見直しを行い、9月に災害種別ごとの避難所などを記載した避難カードを全世帯に配布したところです。最初の御質問ですが、保健福祉総合センターあいくるを福祉避難所として指定し、平成24年度に道補助金の活用により、一部備蓄品を先行して整備しました。しかし、福祉避難所に必要とされる医療用の備蓄品や医療機関等との連携、専門職員、相談員、ボランティアの確保など、未だ受入れの機能や体制が整っていません。今後、先進事例などを調査し、福祉避難所としての役割を果たせるよう取り進めてまいります。次の御質問ですが、町では地震発生後に安否の確認を必要とする要援護者の方の名簿を整備しており、現在44世帯46名が登録されています。要援護者の避難場所は、保健福祉総合センターあいくるを指定しており、現段階では、町内の社会福祉施設等への指定・協定は行っていませんが、今後、要援護者の状況や福祉施設等の機能や利用状況を踏まえ検討してまいりたいと考えています。また、防災マップへの掲載は、福祉避難所としての体制が整った段階で行ってまいります。
再質問 志賀浦
再質問をいたします。つい最近ですけれども、6月の11日ですから、3,4日くらい前ですね。地震等調査委員会というところが、今後30年以内に震度6弱以上が発生する確率マップというのを公表いたしました。空知管内では、岩見沢地区で6.2%で0.2%上昇という報道が出ていましたけども、また熊本地震でも1月時点では7.6%と低い予想でしたが、結果として4月に、震度7の地震が2度も発生しています。地震調査委員会のほうでは低い数字で安心情報とはせず、防災に役立てるよう、必要性があるっていうふうに、新聞のほうに書いてありました。そのように、いつ来るかわからないからと言いながらやはり備えは必要なのかなと思っております。また、南幌、またここの地区は、石狩低地東縁断層帯、岩見沢からずっと由仁町を抜けて苫小牧沖、日高沖までの長い断層帯なんですけれども、ちょうど南幌町の東側に断層があるという、西側に位置してます。こういう状況の中で30年以内に来ると言うような地震ではないとしながらも、備えは絶対必要なのかなと。地震は起きないことにはこしたことはないんですけども、備えは必要と私は考えております。その中で私のほうで調べた中では、先ほどの24年度分の、両方しかなかったんですけども、近隣ではほとんど取り組んでないように見えたんですけれど、もし近隣の町村で取り組んでるところがあれば、直近の情報があれば教えていただきたいなと思います。それからあいくるを指定した福祉避難所なんですけども、先ほどの町長の御答弁の中では44世帯46人というふうにあったんですけども、先ほどの熊木議員の答弁の中で、要支援者の1・2の方が109名でという話があったので、この辺の数字がどういうものなのか、例えば、要援護者というのは、介護を必要とする人を含めないものなのか。また登録されていますってことは登録しないとこれに該当しないのか。そして両方合わせていくともう200名近く、またそれ以上になるかと思うんですけども。その辺のところまた教えていただきたいと思います。また今回あいくるはぽろろに資料館が移転したことによって、空きスペースがかなりできました。50名100名でも大丈夫なのかなっていうふうに安心はしてますけども、その中の部屋割、例えば高齢者の方、それから身体障害者、精神障害者、その他一緒に同居でき得ない障害の方、また乳幼児をかかえてる方。そういう区分でいくと、4つも5つも分けなくちゃいけないのかなっていうふうに思うんですけども、そのあいくるの中の避難場所割りというか、そういうのは想定されてつくっているのかどうかをお伺いしたいと思います。また、そのほかの施設で指定協定をするとしたら、町内に何カ所くらい対象となる施設があるのか。またつくるとしたら時期はいつごろになのか。取り組みますということは、早いうちなのかなと思ってんですけども。あともう1点、協定を結んで取り組んでいく中で、弊害となるものはなにかあるのか、行政として支援していくもの、その他そういうものがあるのかどうかを伺いたいと思います。
答弁 町長
内容的には、職員のほうから言っていただくほうがいい答弁になるかと思いますので、職員のほうから先に答弁させていただきます。
答弁 総務課長
それでは1点目の福祉避難所の近隣の指定の状況でございますけども、南空知でございますけども、長沼町は、保健総合センターりふれを福祉避難所として指定しており、民間福祉施設との協定はしてございません。栗山、月形、美唄市におきましては、身体障害者施設または、特別養護老人ホーム、これらの民間施設と協定を締結している状況でございます。ほか岩見沢市、三笠市、夕張市、由仁町では、まだ民間との協定も含めて実施はしていないという状況でございます。以上です。
答弁 保健福祉課長
それでは2点目の要援護者の対象でございますけども、今、本町において要援護者を指定登録をしております。要援護者の中に、基準がございまして、まず身体障害者手帳2級以上を所持している夫婦、独居世帯、これは内部障害を除きます。続いて、療育手帳A判定を持っている夫婦、独居世帯。続いて、精神障害者保健福祉手帳1級所持の方がいる夫婦・独居世帯。それと要介護3以上の認定を受けている夫婦・独居世帯。その他としてこれらに準ずる世帯ということで、指定をしておりますけども、そのうち、1級・2級、障害者が本町に111名おられます。それと、要介護3以上の認定を受けている方が、現在170名ほどおります。ですからこれを足すと281名ほどになります。このうち要援護者、ここに職員が行って、こういう要援護者の指定をしますということで、ただ地震があった時に御家族がいたりしますと、当然その方が援助をしていただけるということで、あくまで本人の希望でございます。私どもがそう思ってもですね、本人はいやいやいいですよという方も中におられます。そういうことで現在、うちで登録しているのは、44世帯の46名の登録ということになっております。それと3点目のあいくる内の避難スペースでございます。当然、高齢者、精神障害者、乳幼児等もおります。今あいくる内の施設では約300名の収容人数でございます。昨年、ふれあいホールが空きスペースになって、ふれあいホールとして今活用してますけれども、そこのスペースにおいても、約100名ほどの収容ができるということでございます。それぞれの方に、この場所は高齢者、この場所は精神障害者という区分けはしておりませんけども、今2階も含めてですね、どういうところがこういう援護者に対していいのか、今検討してる最中でございます。そういう中で、現在のところはまだ確定はしておりません。以上です。
答弁 総務課長
民間福祉施設と協定するに当たりましての弊害という御質問だったんだと思いますけども、議員御承知のとおり、想定される社会福祉施設としましては、町内で例を挙げさせていただきますと、高齢者ということになればみどり苑、知的障害ということであればめぐみ学園、精神障害ということであればえぽっく、また老人はグループホームですとか、そういうところも想定されると思います。また、子供さん含めて知的の部分では、特別支援学校というようなところが想定されるかと思いますけれども、メリットとしましては、やはり入所施設が主でございますから、機材ですとか物資ですとか人材ですとかそういうものが比較的揃っていると。また、専門的な職員が配置されておりますから、質の高いサービスを提供することが可能になりうるというような利点が言われております。一方で注意しなければならない点と言いますと、入所施設が主でございますから、どうしても定員というものがございます。現在、入っております定員の方々に配慮しながら、どの程度の方を受け入れることが可能なのか、その時の機材も人材も含めてですけども、そのような調整がまだできてございません。今後あいくるの福祉避難所として、またそれが不足するということであれば、どのような障害に対してどのような施設と、どのような約束を持って協定する必要があるのか先進事例を調査しまして、検討していかなければいけないのかなと、そのように考えております。以上です。
再々質問 志賀浦
再々質問いたします。再質問の中で、どこまでの数だったのかなと思いながらいたんですけども、大体内容わかりました。もう取り組みも、もししていただけるんであれば、早いうちにしていただければなと。あと今言われた施設を各施設の中、耐震に耐えうる場所なのかとか、そこら辺がちょっとネックなのかなと思ってます。逆に言うと、みどり苑であれば、デイサービスのスペースがあるし、めぐみ学園であれば体育館もあるし、養護学校でも体育館のスペースがあると。そして通所があれば通所分は震災があれば通所できないわけですから、そのスペースがあくということで、ある程度指定は可能なのかなと。あとは、その中で避難所の概念と言うのは、厚生労働省のやつを読みましたけれども、あれを見るとかなりの問題があるのかなと思っています。例えば電気の確保であるとか、水の確保であるとか、その他トイレであるとかいろいろ書いてありましたけども、そうすると、既存の今使われてる施設が一番いいのかなと思うので、できるだけ早い時期に、その法人なりを集めて協定していただけるように努力していただきたいなと思ってます。最後に一つ聞きたいんですけども、今、例えば震災が起きた時にみどり苑なりあいくるなり養護なりえぽっくなりってところが、まあえぽっくは通所ですよね、その時に避難場所になっているところが、自分の施設から離れちゃってるところがあるかと思うんですよね。それは施設内にとどまっていても、例えばそういう時に今回熊本の中で問題になったように、支援物資が届くのかどうか。今回新聞等でも問題になっていたのが、精神障害者の子供連れた親が、支援物資を受け取る列に並ぶけれども子供がじっと待ってられない、精神障害者ならそうですよね、その状況で支援物資を受け取ることができなかったと、そしてあきらめたと、そして自宅に帰りましたと、そういうのがよく特集されてました。だから、僕が今聞きたいのは、震災が起きて避難場所は決まってるけども、避難しなくていい、そういう施設にいて留まっていたところには、支援物資が届くようなシステムにしなくちゃいけないというふうに思ってるんですよ。だから今言われた、老人施設は、特養の場合でしたらきっともってベットがあるから、移動すること無理だろうと思ってるんですけども、ほかの所、足が使えるところ、例えばマイクロ持ってれば動けるわっていうけども。そこは指定した場所に行かなければ、物資ももらえないようでは、話にならないのかなと。そういう時にはとどまってもしっかり行政が、そこの名簿を把握して、人数分届けるシステムができるのかどうか、その辺だけ最後伺って終わります。
答弁 町長
志賀浦君の再々質問にお答えをいたします。基本的には届けるように努力するしかないんです。ただ、地震というのは車がいのく程度の地震なのか、その辺の把握もありますので、こうやって言うけど実際は来なかったとか、いろいろあるんでしょうけども、その程度を見ないと、私どもは届けるという努力をしていくっていうのは当然持っているわけでありますので、志賀浦君が想定してる大きさと私が想定している大きさが違えば、当然全然違うので。うちの町と言えど本当に道路がちゃんと繋がっているかどうか把握をしなくちゃならない。だから即できるかどうかは、現実にならないとわかりませんが、基本的には届けると、それが行政の責任ではないかなというふうに思っています。