中札内村議会 平成26年12月定例会 2014年12月12日
福祉避難所の設置状況について
2014年12月12日、中札内村議会の一般質問で、佐藤耕平議員が「福祉避難所の設置状況について」質問し、村長 田村光義、福祉課長 岡田好之、総務課長 阿部雅行が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤耕平 議員
- 答弁者
- 村長 田村光義、福祉課長 岡田好之、総務課長 阿部雅行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 佐藤耕平
それでは、福祉避難所の設置状況について、質問させていただきます。近年、大地震や台風、水害や土砂災害などの自然災害が頻繁に発生しています。災害時に避難を要する際の課題の一つに、高齢者や要介護者、障がい者などの社会的弱者への対応や支援を行うことの重要性があります。1995年の阪神大震災、2011年3月の東日本大震災などの大災害を受け、高齢者や要介護者、障がい者などの方々が確実に避難をし、避難先でも不自由なく安心して過ごせるための福祉避難所の設置が求められています。そこで、本村の福祉避難所の設置状況、避難先での要介護者や障がい者のための設備の状況、避難の際の支援体制、施設等との連携態勢が現在どのようになっているのか。今後、どのような取組みが実施、検討されているのか伺います。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
福祉避難所の設置状況についてでありますが、村では老人保健福祉センターと特別養護老人ホーム中札内恵津美ハイツを福祉避難所として指定しています。保健センターの設備状況ですが、簡易スロープや障害者・高齢者用トイレを設置するなど、バリアフリー対策を講じており、テレビ・ラジオ等の情報関連機器も整備しております。一方、車いす以外のベッドやポータブルトイレなど介護用品、衛生用品については配備しておりませんので、防災物資の備蓄も必要と考えております。避難の際の支援体制についてですが、災害が発生した時又は災害の恐れがある時に、まず身の安全を確保して、近くの避難所に避難することが重要です。その後、高齢者、障がい者等一般的な避難所では生活に支障がある方たちは、保健センターあるいは恵津美ハイツに移動し、保護を受けることになります。その間、移動支援や安否確認など、家族や近隣の方々や行政の支援を受けることになりますので、日頃よりいろいろな災害を想定して、家族などで相談しておくことが重要です。施設との連携体制についてですが、特別養護老人ホーム恵津美ハイツは、基本的に介護を必要とする方を対象としますが、災害時に協議して受け入れ可能な場合協力いただけることになっています。今後、どのような取組みが実施、検討されているかとのことですが、現在、災害時要援護者登録名簿を作成中ですので、名簿に基づいて援護者カードを策定し、万が一の際に適切な支援が受けられるよう準備を進めてまいりたいと考えております。
再質問 2番 佐藤耕平
それでは、再質問させていただきます。すでに取組まれていることであったり、不十分なところも今後取組んでいく、検討しているところだという答弁だったので、全体として前向きな答弁であったなと思います。その点に関しては良かったなと思いますので、その上で、改めて具体的に幾つか再質問していきたいと思います。まず最初の福祉避難所のそのものの設置状況ということで、保健福祉センターと恵津美ハイツが今現在指定されているということなのですけども、名簿自体もまだ作成中との答弁もありましたけども、今の段階でその要援護者として村が捉えている人数、わかればその人数と、この二つの福祉避難所でスペース的なことだとかも含めて、その要援護者として把握している人たちの受入体制、その辺は十分な状況になっているのか。その辺、まずお伺いします。
答弁 福祉課長 岡田好之(福祉課長は2015年3月まで)
それでは、ご質問の、まず総体的な援護者の人数ということになります。具体的には、まだこの方たちをというようなところまで絞り切れてはおりません。といいますのは、当初、災害援護者の支援者のリストといいますものは、今つくっておりますのは65歳以上の独居の方。それから、65歳以上世帯の方。それと、障がい者の方。そして、妊婦その他の方という形で、その方を全部足しますと830ぐらいな数になってございます。その中から、具体的に心配のある方というのを絞り込みまして、具体的にその方たちと今後お会いして、支援が必要か必要でないかという判断をさせていただいて、援護者カードが実際できるという形になります。おそらく今の段階で、私ども思っておりますのは、大体100名以内の方になるのではないかなと思っているところでございます。それらを収容する施設として、保健センターと恵津美ハイツさんでその100名近い方を収容可能かなというところでございますが、私どもの保健センターの方で現在収容予定しておりますのが62名。そして、恵津美さんの方で20名近く可能ではないだろうかなという形をしてございますので、実際なったときには、当面は福祉避難所というような形で受け入れる場合のときには、まずは大丈夫ではないだろうかなと思っているところでございます。
再質問 2番 佐藤耕平
わかりました。具体的には今後ということなのですけども、おおよそでも100名以内ということですけども、100名程度になる可能性もあるという中で、二つ合わせて80名ほどということなのですけども、今後の検討の中で、80名上回るか否かというのもまた、それでも変わってくると思うのですけども、100名想定している中で80名ということは、ちょっとまだ不十分だなというところもあると思うのですが、そういった場合の新たな場所の確保であったり、例えば、一般避難所にそういうスペースを設けるようなことも考えているのか。その辺についてもお伺いします。
答弁 福祉課長 岡田好之(福祉課長は2015年3月まで)
私ども、その100名近い、今現在80名というような受け入れを考えた根拠につきましては、保健センターには和室が、畳の部屋が1階と2階にございます。そこのところで大体62名というのを想定してございますので。まだ運動指導室といって、和室と同じ広さの施設がございますので、そういうところで対応できるのではないかなと思っておりますし、恵津美ハイツさんの場合でも、ベッド等ではないですけれども、例えば、デイサービスセンターだとかという施設のところを活用すれば、そういう100名を超えるような体制でも受け入れは可能ではないだろうかなとは思っております。現在は、できるだけ安心して過ごせるような畳だとかというところを想定しての数でございます。
再質問 2番 佐藤耕平
わかりました。スペースに関しては、まずは問題ないという捉え方だと思います。何としてもやっぱり災害に合った際、確保されるよう今後も取組んでいっていただきたいなと思います。次に、防災物資の備蓄に関してですけども、介護用品、衛生用品については、まだ備蓄がされていないということ。備蓄も必要ということで、今後、備蓄もされていくのでしょうけども、これはもちろん、まずは福祉避難所に指定されているところへの備蓄だと思うのですけども、災害の際には、すぐに保健センターと恵津美ハイツに行ける方はいいのですけども、まずは自分の近所の避難所にとりあえず避難する。その後もすぐ、その福祉避難所の方にも移動できればいいのですけども、移動できなかった場合は、一定期間、一般の避難所でも生活せざるを得なくなるかもしれないと思いますので、そういった場合のことも考えると、一般の避難所にも介護用品等の備蓄も必要かなと思うのですけども、その辺の今の状況をお聞かせください。
答弁 総務課長 阿部雅行(総務課長は2018年3月まで)
防災関係の備蓄の関係ですので、私の方からご説明申し上げます。備蓄の方ですけども、備蓄倉庫ができてから徐々に、段階的に消耗品、備品等を整備しております。その中で、介護用品、衛生用品ですけども、今年度の予算においても少しずつ揃えてきています。数はまだまだこれで十分だということはないのですけども、大人用おむつですとか、災害用トイレ等を用意しています。これにつきましては、今現在、村の防災倉庫に備蓄しておりまして、災害があった場合、必要な施設に早期に届けるような形を取ってございます。まだ各福祉避難所の方に備蓄している状況ではございません。
再質問 2番 佐藤耕平
わかりました。現在も拡充中ということなのですけども、それで実際災害に遭った際、そこから各避難所に配るという答弁だったのですけども、それがすぐ、災害に遭ってすぐできれば、もちろんそれに越したことはないのですけども、それの可能性がないということもやっぱり、すぐに運べないという状況に陥ることももちろん考えられますので、ほかの避難所にも一定程度の備蓄、防災倉庫の中だけに止めておかないで、そういう本当に緊急にすぐ必要なものに関しては、ほかの避難所なんかにでも?ほかの避難所なんかんにも一定程度は置いておいてもいいのかなと思うのですけども、その辺について伺います。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
どの辺まで準備するのかというのは、福祉の関係ばかりでなくて一般的な食糧も含めて答弁何度かさせていただいているのですけども、今のお話がわからないわけではないのですけども、やはり集中して持って、どうにかそこへ、そんなに遠いところではないというこういう判断もありますので、場合によっては車でなくても、背負っていけるようなそんなことも含めて考えるべきかなというふうに思っていました。意見としてわからないわけではないのですが、では、その場所にどれぐらい備蓄をすべきかというのはまた次の課題ともなるものですから、その辺については、全体的にまだ充足率が低い状況なものですから、ご意見のようなことも踏まえて、分散すべきかどうか今後のちょっと課題として、どこまでどういうふうにやるかというのはちょっと検討をさせていただく時間が必要かなと、こういうふうに思います。
再質問 2番 佐藤耕平
ぜひ前向きに今後も検討していっていただきたいと思います。次に、避難の際の支援体制に移ります。答弁でもありますけども、まずはそれぞれがその災害に遭った際には、まず自らの命、体の確保ももちろん重要です。その後にいろいろ、近所であったり、行政区内、そして、行政そのものの支援というふうになっていくと思うのですけども、その場合に災害をまず逃れた。その後、避難所に実際に避難していく際に、本当に1人で、要援護者の中には1人でも避難できる人ももちろんいると思うのですけども、なかなかできない人もいる。そういった場合、行政のその支援はいずれ来るというのはわかっていても、いつどの段階で来るのか。それがわからないとやはり不安だと思うのですけども、その辺の情報共有、あなたのところにはこの人が来ますと。何人来ますだとか、そういう体制なんかの情報共有、要援護者とされているのか。その辺についてお伺いします。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
1回目の答弁でお話しました要援護の関係もありますし、今実際に発生したときにどういう流れになるのかということを含めてのご質問かなというふうに思うのですけども、市街地については一応回り終わったのですけども、防災関係の、ちょっと話は横行くのですけど、概要版が出来上がったということで、地域に出向いて説明をさせていただく中で、こういったことも含めて自主防災組織をつくっていただきたいということでお願いして今歩いています。村の中では今2カ所設置をいただいて、まさにご質問のように、こういう方が地域にいて、その方をどういうふうに、第1次の避難等どういうふうにするのかということも検討いただきたいということも含めてお願いをして歩いています。そういったことで情報の共有の話ありましたから、そういうところが全村で出来上がれば非常に村の中に全部あるということは、第1次のそういった発生時にそれぞれ地域でお手伝いをいただいて、まずは避難をしていけるような体制が望ましいなと、こういうふうに思っています。ただ、今言いましたように、まだ2カ所ですから、実際の訓練も2回行いましたけども、場合によってはそういう方の、負傷者の訓練はやったのですけども、高齢者が住宅にいる場合の訓練や何かも、そういった自主防災組織がどんどん出来上がった段階では、実際に訓練の中に組み込んで、こういうふうになるのだということも実践しないとなかなか、机上だけではうまくいかないなという、こういう認識もしておりますので。この後、年明けにまた1月末から2月にかけては、農村部の方でそういった自主防災組織のお願いもしていきますので、そういったことが村の中で出来上がれば、今おっしゃったようなことでの心配を少しずつ減らしていきたいと。常にそういった動きについては共有をしながら、一体的なことでそういった災害時に対応したいと、こういうふうに思っています。
再質問 2番 佐藤耕平
まだ取組み検討の段階ということなのですけども、前向きに現在進められているということなので、ぜひ、そちらの方向に向かって進んでいただきたいのと同時に、やはり災害に関してはいつ起きるかわかりませんので、やっぱり早急な対応も必要だと思いますので、そういった点でも、自主防災組織なんかに関しても、村も今まで以上に積極的にかかわって、立ち上げにぜひ貢献していっていただきたいなと思います。そういう中で、早急にという点では、要援護者登録名簿も作成中ということなのですけども、この辺に関して、スケジュール的にいついつまでにはつくる予定だというのは、現段階では決まっているのでしょうか。
答弁 福祉課長 岡田好之(福祉課長は2015年3月まで)
改正災害支援法の中におきましては、平成26年度中に名簿をつくるのが望ましいという形になってございました。ただ、その名簿というのは個人情報そのものでございますので、今までそれを勝手につくってはいけないということもまた縛られておりました。ただ今回、法が改正されましたので、改正災害対策法の中で、村の方でまず1回つくっていいという形になりました。ですので、村の方で一度そういうリストを今つくる段階をやっております。そのつくったとき、今度さらにその後、個別の支援カードをつくらなければいけないのですけども、その段階になりましたら、訪問させていただいたり何なりして、具体的な援助方法や何かを協議して災害カードを作成していきたいなと思っております。これまでは、何もしなしにどうですかとお邪魔したときには、何で俺のところにそんなことで来たのかと言われかねない状況だったものですから、なかなか進みませんでした。ただ、今回こういう形、1回国の方において、村がつくってもいいよと。それに基づいて、お邪魔しているのですということができましたので、かなりのスピードでできるのではないかなと思っておりますので、26年度中には、まず全体のリスト。それから、27年度になりまして、個別に訪問させていただいて援護カードをつくっていきたいなと思っております。
再質問 2番 佐藤耕平
ぜひ早急に取組んでいって完成させていただきたいなと思います。最後に要望にもなるのですけども、国の災害救助法に関しては、福祉関係者が実際そういう要援護者の援護に当たった際の費用弁償が補償されていなかったり、そういう体制の強化はしなさいと国は言っているのですが、地方自治体にはなかなか予算配分なんかも不十分な状況に置かれているようです。その辺に関して、村としてもぜひ国に対してそういうところをきちっとまずは体制づくりをしてほしいという要望もぜひ行っていただきたい。その最後にお願いをして質問を終わらせていただきます。