南幌町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日
子育て世帯をターゲットにした政策、誘導策は
2016年3月9日、南幌町議会の一般質問で、川幡宗宏議員が「子育て世帯をターゲットにした政策、誘導策は」について質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 川幡宗宏 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 川幡
町長に質問したいと思います。子育て世帯をターゲットにした政策、誘導策は、ということで、南幌町の人口は平成10年以降、日本経済の失速の中で減少し続け、17年間で約2,000人減少している現状です。町の財政も危険な状況の中で、人口増加の政策をなかなか実行するような状況ではなかったことは、ある程度理解できますが、現在の財政状況は一時ほどの状況ではないと考えます。人口減少対策は、まちづくりの基本だと思います。南幌町もこのままでいくと高齢化率が著しく上がり、高齢化のまちになるのは必定です。いまこそ、子育て世帯をターゲットにした政策、誘導策を実施し若い世代を誘致することを提案します。町長の考えを伺います。
答弁 町長
子育て世代をターゲットにした政策、誘導策は、との御質問にお答えをします。人口減少問題について、本町の人口は何もしなければ減少が続くものと予測され、少子・高齢化がさらに進み、生産年齢人口の減少による地域経済の縮小や、労働力人口の減少、地域活力の低下社会基盤整備や、社会保障費の増加による行財政の悪化など、さまざまな影響が懸念されています。本町では、この人口減少という現実に即し、地域の活力を創生していくための目標を定め、まち・ひと・しごとづくりに重点的に取り組むため、人口ビジョン及び総合戦略を策定したところです。人口ビジョンでは、総合戦略に描かれた施策などを着実に推進しても、将来目標人口は2040年に6,400人、2060年では4,700人を想定し、高齢化率は40%を超えることが見込まれています。子育て世代をターゲットにした政策や誘導策については、子育て世代住宅建築助成事業を初めとした、移住定住政策、0才から小学校を卒業するまでの医療費の全額助成するなどの取り組みについて、着実に進めてまいります。また、今年度に第6期総合計画の策定を目指していますが、総合戦略の策定の過程において、いただいた南幌町地方創生推進会議からの意見や提案、まちづくり戦略チームからの提言なども参考としながら、人口減少対策に有効な施策や事業に取り組んでまいります。
再質問 川幡
再質問いたします。南幌町の人口ビジョンによりますと、これからの人口予測は国の提供したワークシートによりますと、2040年の人口推計は5,143人という予測が出ております。南幌町の将来の人口目標は、特殊出生率を現在の1.15から、2020年1.25、2030年1.33、2,040年1.50、2060年、1.80を目標として、目標人口は2040年の6,400人、2060年、4,700人と設定しております。南幌町は、現在8,000人の町ですが、1万人からずっと人口が減少し続け、平成5年から10年までに大挙して来てくださった若い世代が、あと10年から20年で全部高齢者となり、超高齢者の町になると推測されます。私は最低でも、現在の人口8,000人を維持するのだという高い目標を持って人口減少対策に向かわなくては、人口減少は食い止められないと、このように思っております。雇用の場があれば問題は解決も早いと思いますが、現在のところ企業の誘致は急に進むとは思われません。私は、南幌町の行く道は、これからも当分の間、札幌圏30キロ以内という地の利を生かしてのベットタウン、住む場所としての位置付けだと、このように考えなければならないと思います。過去に、大挙、平成5年から10年までですね。若い子育て世代の方々が大挙南幌町に移住されました。こういう実績があります。このことからも、潜在的な要素は間違いなくあると、このように思っております。今回の人口ビジョンの中で、基本目標に若い世代の結婚、出産、子育てを支援するひと創生と、住んで納得、いつまでも元気で暮らし続けたいまち創生と、安心して働ける雇用環境を作ることのしごと創生の三つの基本目標が設定されています。その中の基本目標の一つ、若い世代の結婚、出産、子育ての支援するという項目がありますが、地方創生の中での今年度の新規事業は新規就農促進事業、空き店舗活躍支援事業、知名度高揚のための観光振興事業、子育て支援ガイドブックの作成、町民スイミングスクール、キッズスイミングスクール、子育て世代住宅建築助成事業、南空知4町知名度向上事業等、地方創生絡みの数々の事業が計画されていますが、子育て世代住宅建築助成事業1世帯200万円、10戸限定の事業が最大の子育て世代の誘致の目玉だと思います。今まで挙げた事業だけでは、子育ての町なんぽろを標榜してる事業としては、いかにもインパクトが欠ける内容だと思います。現在、毎年100数十名が減少している現状の中での人口減少対策としては、何か物足りないと思うのは私だけでしょうか。昨年度、役場庁舎内に設置された町づくり戦略チームの施策に対するアイデア等がたくさん出されました。その中での移住定住に関しての提案が数多く出ております。私は数々の提案を見て、皆さん我が町の将来、未来を真剣に考え心配しているのだと感じました。人口の維持は、まちづくりの基本であり高齢化に向かってる南幌町は、今こそ若い子育て世代の誘致は急務だと思います。町長に伺います。南幌町の将来の人口目標は、人口ビジョンのとおり2040年6,400人で設定するのか。これをもう一度伺います。それとともに、町の特色、特徴を発信して、恒久的な南幌の売りを作ることは大事なことだと思います。私は南幌町の売りは広い豊かな緑豊かな田園文化都市なんぽろとともに、子育て環境の充実を前面に出すことだと、このように思っております。広い大地の中で、子どもたちが心身ともに健やかに育つ環境にすることだと、このように思っております。南幌町は幸いにもいじめの少ない環境、そして少年団活動も活発に行われております。あとは、学力ですね。●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●これは教育委員会の方々にお願いしたいんですが、町民と父兄と学校と教育委員会が一丸となってこの対策に取り組んでいただくと。このように思っております。これが実践され学力が上がり、いじめが少ない、子どもたちが心身ともに健康に育つ環境になれば恒久的な、将来、未来永劫に続く南幌町の売りになるとこのように思います。そんなことで、このことに対しましても町長のお考え、また、思いを伺いたいと思います。現在、日本の中で雇用の場は少なくても人口は増加してる市町村がたくさんあります。その中で、先ほど同僚議員が言っておられました長野県の下条村、それともう1つ、私は昨年同僚議員と4人で岡山県の奈義町という町に政務調査で行ってきました。奈義町は人口6,000人の町で、通勤するところは隣町の津山市に大半の方が仕事場としています。完全に子育てをする地になっている町です。ここの売りは子育て応援宣言という目標を定めた中で、子育て支援の施策を数々やっている町です。まず、人口が張り付くためには住む場所の確保ということで、若い子育て世代を対象とした若者定住住宅を新築、3LDKで1戸建て21戸、家賃5万円で40歳までに入居可能にしております。もう1つは、雇用促進住宅があったんですけれども、それを60世帯を総額4,500万円で取得して、1階2階が家賃3万円、4階5階は2万2,000と安い価格で住宅を提供するとともに、いろいろな子育て支援を実施しております。その支援策としては、町単独事業だけで申し上げますと、高等学校就学支援事業、不妊治療助成事業、不育治療助成事業、出産祝金交付事業費、ひとり親福祉年金事業、保育料の多子軽減事業、数々の予防接種事業など、数々の子育て支援を実施した結果、昨年ですね、平成27年4月から9月までの半年間で出生数が57人、人口が70人ふえました。年間に換算しますとその倍、12カ月なら140人の出生数が114人と。このような結果になると。特殊出生率も2.02になったと、このようにお聞きしております。このことを視察研修して、私は南幌町も子育ての町南幌で売り出し、数々の政策と若い子育て世代が払いやすい家賃の子育て支援住宅の建設、また、空き家を利用した住まいの斡旋や、子育て世代の賃貸家賃の助成、それと先ほど町長が今現在やろうとしているみどり野団地の立てやすい住宅政策、これが一緒にやることが必要なことではないかと思います。これらの政策をやるには、かなりのお金がかかると思います。一つ一つの事業にどのくらいのお金がかかるのか査定するのも必要だと思います。一つ一つ精査して、どの事業が有効か、どの事業がやれるのか検討することを提案いたします。前向きな町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長
川幡議員の再質問にお答えをいたします。子育て世代をターゲットに、いろんな御提案やらお話しをいただきました。同感することもたくさんあるわけでございますが、それぞれの町、それぞれ置かれている地域等々の問題もございまして、なかなかインパクトがどこがいいのかどうかっていうのも非常に悩むところでございます。道内でも伸びている地域、周辺の市が非常に大きく伸びております。残念ながらうちは札幌が減少傾向と雇用の場が非常に少ない。そういうデータもたくさん出ているところです。ですから、平成に入った時は雇用の場が非常に多くて、皆さん入ってきていただいたというのが現象としてはあるんですが、今札幌がちょっとそういう分野が非常に、多少はあるんですが、大きく伸びる要素っていうのがまだまだ足りないんで、やはり北海道は札幌が元気になっていただくというのが、私は周辺市町村の元気にもつながるということで、道を初め札幌市にはやはりそれなりのリーダーシップをとっていただいて、発展をしていくというのが大事ではないかなというふうに思っているところでございます。それで、今まち・ひと・しごと地方創生で人口ビジョン、これを枠にはめられた中で、最大限うちとしてその枠の中でできるのは2040年の6,400人というようなお答えをさせていただいたところでありますが、何もしなければまだまだ下がると、やって6,400人と。しかしうちには住宅団地がまだ680ぐらい残っているわけであります。これらのことをどうクリアしていくかによっては、その伸び率が減ったりふえたりするんだろうと思っております。その辺も第6期の総合計画でやりながら、目標人口に置くかということは議論をしていかなければなりませんが、少なくともその6,400人、国の定められた手法に乗ってやった6,400人をできるだけ上回れるような努力をどういうふうにするか、そんなことを考えていかなければならないのかなっていうふうに思っているところございます。教育の問題も話がありましたけども、学力の低下の問題だとかいろいろありましたけれども、現状は町内の子どもたちが高校進学するときに、非常に多い高等学校に進学しております。昨年度は20数校、その前は40数校、今年も聞くところによると30数校のようであります。それだけ私は点数の学力だけではなくていろんな子どもたちがトライできる地域があるし、できるということはそれなりの学力を持って、いろんな高校にトライをしていただいてるんじゃないかなと思っておりますので、当然あの数字で言われる学力アップも大事でありますけれども、そこも含めて最大限応援をして、何とか元気な子どもたち、世の中を豊かにする人材を育てる、そんな手助けができればいいのかなと、幸い我が町には学校、あるいは地域の方々、先ほど川幡議員も言われたとおり、少年団活動を見てもいろんな方の御支援をいただいて、子どもたちが、元気に過ごしているわけでありますから、それの強みを生かして、私もやるべきではないかなと、そんなふうに思っているところでございます。子育て住宅にとってのいろいろな提案もございました。検討する部分もありますけれども、まずは今年、子育て住宅の建築助成、これがどのぐらい、どういうふうに反響があるかどうかわかりませんが、これをやりながら、そして次の手はどういうふうにできるのか、それを見ながらやっていきたいなというふうに思ってます。同僚議員からもいろいろお話があって、それなりに努力をしているわけでありますけども、そんなに余裕がないわけでありますから、財政的にもどこにポイントをこれから置いていくかということを、もう一度確認をしながら、総合計画と含めて検討していかなければならないのかなとそんなふうに思ってますし、当然、雇用の場が非常に少ないという御意見をいただいております。財産として工業団地がまだたくさんの面積が残っております。これらをまた生かされる手法は何とかならないのか、いろんなとこに手を打ちながら、我が町に雇用の場がふえる、企業が来ていただくように、これからも努力は当然していかなければなりませんが、もっともっと発信をしながら総合的なまちづくりには欠かせない政策の一つになるのではないかなと。今まで議会の御協力いただいて、いろんな誘導策を作ってまいりましたけれども、これからもそれらも含めて、やはり雇用の場があるということは、奥さん方がセカンドで仕事もできる場も広がる、そういう関係も含めて、検討していかなければならないというふうに思っていますので、今年はまずそれをやり、住宅政策の補助事業、助成事業等々をやりながら次、また次と、打てる手は打ちたいなと。うちの町の中で打てる手は打ちたいなと、そんなふうに思っているところでございます。
再々質問 川幡
再々質問いたします。以前、町長はこの人口減少対策は急務で、まちづくりのためにはぜひやりたい、1億円使ってもやりたいという言葉を聞いたことがあります。そんなことで地方創生のお金がなかなか思ったほど来ないということで、非常に思ったような政策ができない、多少はわかるんですけども、お金がないから何もできないとなれば、これはもう簡単ですけれども、南幌町の発展はこれ以上望めないと思います。そんな中で、優先順位は何か。やっぱり、高齢化に向かっていく中での優先順位というのはバランスの取れた人口形態のまちづくりであると、やっぱり若い世代を移入しなければ、高齢化の町になるのは必定ですよね。そんな中でどんなお金を生みだしてもやるというのは、これは町づくりの基本だと私はこのように考えています。そうでないと南幌町の発展はない、このように思っています。どういう形でお金を生みだすかということは、知恵を出しあわなければならないんですけれども、その中でも生みだして、やっぱりほかの町と違うような、子育て世代の目にとまるような、やっぱり政策を1つ2つ多くやることによって爆発的にふえる要素はあると私はこのように思います。そんなことで、ほかの町と違う奈義町のような、これは全部やれとは言いません。奈義町はこれ全部やって年間8,000万円程度かかってましたと、このように言っておりました。お金を生みだして、やっぱりそういう待ったなしの人口誘致策、これは絶対にやらなければならない早急の対策だと、私はこのように思います。それと学力の問題ですけども、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●これは早急にいろんな知恵を出し合って、子どもたちが学力向上するような対策を打っていかなければならないと、このように思っております。そのことにつきまして、今一度町長に力強い回答をお願いしたいと思います。
答弁 町長
川幡議員の再々質問にお答えをいたします。いろいろお金の出し方、生み方等々いろいろあろうと思います。今回の住宅政策でもちょうど5年で1億円であります、町費であります。そういうお金の出し方をして本当にいいかどうかっていうのは1年か2年で私はわかると思います。それらを見ながら次の政策はどうあるべきかということも当然検証しなければなりませんが、うちの町として今出せる最大のことは打ち出したつもりであります。そのほか言われたように、お年寄りがふえてきますから、元気なお年寄りをつくっていかなきゃならない政策も当然出てこなきゃ困るわけですから、それらも踏まえてどちらにしてもやはり川幡議員が言われるように、お年寄りの世代ばっかりでは後が大変っていうのは家庭でも皆さん同じだと思います。老人世帯がそのままいくっていうのと同じ、それは大きく器として町と同じと、私はとらえています。ですから、子育て世代に今回はターゲットを絞ってお金をつぎ込んでみるということでございますので、これらを含めて、これは本当に好評であれば、もっともっとやればいいし、やはり不評であれば違うんだなと。北海道はいろんな長野県やら岡山県とは違うからというふうに思ったりもするわけですから、やはり今そんなことをしながら少しでもやっぱり来ていただく。反響が結構あるようでありますから、それが本当に実効として実っていただければ、やった成果が出れば本当にありがたいなと思っておりますけれども、まずそれをやらせていただいて、5年間こういう約束をさせていただいて提案しておりますので、それをやりながら次の世代が、次をどうするかっていうことは当然前を向いて走らなければなりませんので、そちらも考えながらいきたいと思っています。それから学力の問題、これも本当に表示されるから非常につらい分野でありますけれども、やはりまだ何かがうちの町としては足りない部分があるかなと思いながらいますので、これは教育委員会、学校関係者と協議をしながら、少しでも前進をする、あまり大きくない県でも全国一伸びたり、いろいろあるわけであります。それらの県も参考としながら、やはり一番いいのは元気で学力もちゃんとある、上がる。そういう地帯で先ほど川幡議員が言われたように緑豊かな田園文化の町の要素をそこにつなげれれば、もっともっと延びる要素が出てくると思いますので、これも検討しながら前進をしたいなとそんなふうに思ってます。